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『だってしょうがないじゃない』坪田義史監督がドキュメンタリー映画なのにカメラを回さなかった理由とは?『活弁シネマ倶楽部』


映画情報どっとこむ ralph 11月17日(日)、“映画を語る”WEB番組『活弁シネマ倶楽部』に映画『だってしょうがないじゃない』にて監督を務めた坪田義史がゲスト出演。

母を亡くした発達障害を抱える叔父・まことさんを、監督自らも発達障害と向き合いながら、まことさんの空気感に寄り添って映し出した本作の製作経緯や自身の想いを明かした。
『だってしょうがないじゃない』監督_坪田義史_活弁シネマ倶楽部
坪田監督は製作プロデューサーの池田将とともに番組に登場。
本作の撮影前の当時ADHD(注意欠如多動性障害)になったことを親戚に相談したときのことを振り返った。

映画情報どっとこむ ralph 自身と同じように発達障害を抱えながら一人暮らしをしている、本作の被写体である、まことさんと出会ったときは

坪田監督:映画にしたい。作品をつくることで自分はなにかを乗り越えられるんじゃないかという強い意志があった。

として、さらに初めて会った時にの、まことさんのありのままの姿をみて

坪田監督:まことさんが見ている世界観に惹きつけられ、その後すぐ撮影を開始しました。
『だってしょうがないじゃない』監督_坪田義史_活弁シネマ倶楽部 と最初の出会いからすぐにまことさんに惹きつけられ、カメラを回すまで迷いはなかったと明かす。

池田P:まことさんのリズムに寄り添っていくというか、まことさんのテリトリーに入った瞬間に、ぼくらの意図とか演出っていうのは吹っ飛ぶというか、まことさんをどう見つめるかとか、まことさんと一緒に居たいみたいな気持ちになっている。最初は、“こんな演出をしよう”と考えてまことさんの家に行っていたが、実際行ってみたら、カメラの準備もせずに、世間話をしていて、それが楽しくて、その様子を本当は撮らなくては行けないんだけど、撮らないっていう、、ある種、それがあったからこの映画のリズムが生まれたのかなと思っています。
『だってしょうがないじゃない』監督_坪田義史_活弁シネマ倶楽部 とカメラに映っていないまことさんとの対話や交流があったからこそ、本作の世界観を作り上げたとドキュメンタリーならではのエピソードを吐露した。


また、発達障害というテーマを扱う上で、意見が割れたりしたことはなかったのかと問われると坪田監督は基本的になかったとしつつ

坪田監督:自分の精神疾患の診断を撮られていたときは辛かった。

と思い返し、池田Pも

池田P:唯一、坪田監督から、“ちょっとそのポジションから撮らないでくれ”っていう指示だったと思います。それは本編にも入っているシーンなんですけど、坪田さんが問診を受けているクリニックでの先生との会話のやり取りで、その時は坪田さんはADHDの二次障害の鬱的なものもあったり、いろんな体調が悪いときだったりもしたので、それで、ナイーブな薬を増やす増やさないの話をしているときで。僕が先生の目(線)で坪田さんを撮ったときに“ちょっと”っていう。“言葉が出てこないからそこはやめてくれ”って制されたときに僕は結構、動揺したんですね。

と当時のリアルなやり取りについてコメント。
坪田監督はこのときの心境について

坪田監督:その(発言の)意図は、精神科医とどうゆうカウンセリングをしているかを、観客に見せたい気持ちもあったんですよ。で、そこの先生の問いと僕の答えが、どんな言葉が出るのかな?っていうのを自分でも探していた部分があったので、それを、先生越しのそこにカメラがあると、何を答えていいのかわからなくなってしまう。というのがあって、もっとなんか出したかったっていうか。多分、いろんな精神を支障きたした人って多いと思うけど、そういう時にどういう言葉があって、どういう診断があって、どういうカウンセリングがあるのかっていうのを収録したかったので。

と、カメラが意識下に入ることで、自らの言葉の“生々しさ”が失われてしまう恐れがあったことを話し、ドキュメンタリー映画を撮る上での繊細な心配りを覗かせた。
『だってしょうがないじゃない』監督_坪田義史_活弁シネマ倶楽部
映画情報どっとこむ ralph 映画『だってしょうがないじゃない』は、発達障害を抱えながら独居生活を送る叔父の日常を発達障害と診断された映画監督・坪田義史が撮り続けた三年間のドキュメンタリー。釜山国際映画祭のWIDE ANGLE部門ではワールドプレミア上映が行われた。

番組では、坪田監督の過去作『でかいメガネ』や『美代子阿佐ヶ谷気分』、今後の製作活動についてなども語られている。



活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター:
@katsuben_cinema

映画情報どっとこむ ralph 監督: 坪田義史 プロフィール
1975年、神奈川県出身。
多摩美術大学映像演劇学部在学中に制作した『でかいメガネ』がイメージフォーラム・フェスティバル2000で大賞を受賞。2009年には、『美代子阿佐ヶ谷気分』(英題:MIYOKO)で、劇場デビュー。第39回ロッテルダム国際映画祭コンペティション部門「VPROタイガー・アワード」選出。イタリア・第46回ペサロ映画祭 審査員特別賞受賞。韓国・Cinema Digital Seoul映画祭、Blue Chameleon Award(批評家連盟賞)、Movie Collage Award(観客賞)をダブル受賞。ポルトガル・2011 FANTASPORTO映画祭 特別賞、最優秀脚色賞をダブル受賞。主演女優の町田マリーが、第31回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞、第19回 日本映画プロフェッショナル大賞新人 奨励賞受賞。また、韓国・ソウルの映画館CGVにて「美代子阿佐ヶ谷気分」(英題「MIYOKO」)劇場公開する。2012年 文化庁在外芸術家派遣によりNYで一年間活動。2016年2月、リリー・フランキー主演映画『シェル・コレクター』(監督・脚本) テアトル新宿、桜坂劇場他、全国42カ所で公開。本作『だってしょうがないじゃない』は初の長編ドキュメンタリー作品となる。

映画情報どっとこむ ralph 『だってしょうがないじゃない』

https://www.datte-movie.com/

あらすじ
精神に不調をきたした映画監督/坪田義史が 発達障害を持ちながら一人暮らしをする親類の叔父さん(まことさん)がいることを知る。 坪田は衝動的にカメラを持ってまことさんに会いにいく。 坪田はまことさんとの交流を深めていく中で「親亡き後の障害者の自立の困難さ」や 「障害者の自己決定や意思決定の尊重」「8050問題にともなう住居課題」などの問題に直面していく。


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製作:サンディ株式会社
制作プロダクション:サンディ株式会社
企画・監督:坪田義史
プロデューサー:柏田洋平
制作プロデューサー:池田将
制作:平岩大知 バイロン・グールド
撮影:坪田義史 池田将 和島香太郎
編集:和島香太郎 坪田義史
編集協力:柏屋拓哉
音楽:宇波拓
アニメーション:つのだふむ
作画:坪田義史 坪田達義
音響:今村左悶
英語字幕:高間裕子 石井 美和
英語字幕協力:Byron Gould
バリアフリー字幕監修:Sasa/Marie
メインビジュアル提供:篠田太郎 MISA SHIN GALLERY
宣伝美術:原田光丞
宣伝協力:きつねうさこ 洋洋 伊藤尚哉




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『アイニ向カッテ』高山康平監督が「活弁シネマ倶楽部」で自ら解き明かす“堕落論”とは


映画情報どっとこむ ralph 本日10月11日(金)21:00映画を語るWEB番組「活弁シネマ倶楽部」に、映画『アイニ向カッテ』を監督した高山康平監督がゲスト出演し、第13回大阪アジアン映画祭にて好評を博した本作について事細かに語り尽くした。
『アイニ向カッテ』高山康平監督_活弁シネマ倶楽部
高山監督は、『くだらない くだらない この世界。』などをはじめ、多くの自主監督作品を手掛け、WEB CMやミュージックビデオなども手掛けている。本作が初の長編作品であり、劇場デビュー作。アルコール依存、過去の恋愛と現在の恋愛、肉親の病と、様々な事柄の中で、愛と依存の狭間で揺れる人間模様を見事に描き出した。
『アイニ向カッテ』高山康平監督_活弁シネマ倶楽部 物語の設定について高山監督は、現代の情報社会における“個人の意志の曖昧さ”を感じていたと切り出し「その時代に自分が見た情報とかに影響される中で、自分の意志といったものが決まっていく」と、自論を展開した。さらに、物語のモチーフになっている夢や依存というものについて「自分の頭の中で起こっている出来事なのに、完全に自分でコントロールできない領域。でも、その見た夢に左右される事がある。自分の意志の及ばないものに左右されて生きているなと。」と高山監督自身の実感を、意志の及ばないものに左右される主人公として物語に反映した経緯を語った。その上で、「最後に残る微かな意志っていったものを信じたい」と本作に込めた想いも明かした。
『アイニ向カッテ』高山康平監督_活弁シネマ倶楽部 さらに、高山監督は坂口安吾『堕落論』と絡めて、本作のキーポイントの一つでもある“アルコール依存”について語った。依存を自己責任として片付けるのではなく、社会や環境に影響された結果であるという自論を展開した上で「アルコール依存かもしれないけど、それでもやっぱ幸せになる権利はあるじゃんて思う。簡単に言うと、誰でも幸せになる権利があるってことを描きたかった」と本作の根本的なテーマに触れた。
『アイニ向カッテ』高山康平監督_活弁シネマ倶楽部 また今回の劇場デビューを経て、さらなる飛躍が期待される高山監督の演技論や、影響を受けたもの、本作のパンフレットに施した仕掛けなど、様々な才能を持つ高山監督の片鱗が見られる内容になっている。



活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター:
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『アイニ向カッテ』

https://koheitkym6e9a.myportfolio.com/home

あらすじ・・・
同郷の女・泰子と東京で同棲している漫画家・昭輔。泰子の献身的なサポートも虚しく筆は進まず、「一日3本まで!」と決めた酒の量は増え、次第に依存症へと堕ちていく。
昭輔は眠りにつくと、昔同棲していた女・佐和子の夢を見る。彼は佐和子を裏切り、泰子と二人で上京してきたのだった。そんな泰子との生活も破綻しかけてきた頃、母が危篤との連絡が入る。昭輔は故郷へと戻ることになるが……。

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監督 高山康平
出演 田中一平/向有美/出原美佳/坂口候一/皆川鈴夏




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今泉力哉監督が自らの演出を語った!!活弁シネマ倶楽部が『アイネクライネナハトムジーク』で初の公開収録


映画情報どっとこむ ralph 映画『アイネクライネナハトムジーク』を監督した今泉力哉がWEB番組「活弁シネマ倶楽部」にゲスト出演し、豪華布陣で挑んだ話題作について語った。

活弁シネマ倶楽部は、映画監督をはじめとする業界人らがほぼノーカットで好き勝手に語り倒す、映画マニアが密かに集うWEB番組。番組初の公開収録にて実施された今回の作品は、伊坂幸太郎が原作、音楽を斉藤和義が務め、監督には『愛がなんだ』で話題を呼んだ今泉力哉、キャストには、三浦春馬×多部未華子をはじめ今をときめく豪華布陣で迎えた『アイネクライネナハトムジーク』について、なんと約90分の長尺で収録した。
アイネクライネナハジムトーク/活弁シネマ倶楽部
番組冒頭から、企画経緯について事細かに振り返りながらのトークが連発する。本作の製作当初、伊坂幸太郎の“謎謙虚”があったと語る今泉は「(伊坂は)“今泉さんにお願いしたら、断られるんじゃないか?”と思っていたらしい。」「お会いしたときも、“今泉さん僕のとかやって大丈夫なんですか”とかいう謎な(やりとりがあった)(笑)」と2人の貴重なやり取りを明かした。
アイネクライネナハジムトーク/活弁シネマ倶楽部 また、脚本作りについて、伊坂の小説は1つ1つの言葉の力が強いというトークになり、「小説で読むとめちゃくちゃ面白い台詞を、(登場人物の)全員に喋らせると、フィクション度が上がるなと思ってて、作り物っぽくなっちゃうというか。だから、ああいう台詞を(特定の登場人物に)集約させると、生っぽいいつもの自分の演出と、伊坂さんの言葉を喋る人を両立できるかもと思った。それを矢本(悠馬)さん筆頭に。」と原作小説の脚色について明かした。さらに「やっぱ、小説の豊かさが…。映像(化作品)が(既に)出てるから、映像化しやすいとか言われてるかもしれないけど、(伊坂の小説を読んでいて)映像化しやすいとか思ったことない(笑)。」と伊坂の作品に敬意を表し、それ故の難しさについて触れた。これに対して、MCを務めた映画評論家の森も「伊坂さんはキメ言葉みたいなものが多い。今泉さんと逆ですよね。決定的なことを(あえて)言わないような作り方してましたもんね」と分析した。

続けて、伊坂が書く“良い台詞”はそれだけである種の“強さ”を持っているため、あえてカメラは登場人物に寄って撮らなかったという演出上の工夫についても語り、「最近それを“ON・ON”っていうんですけど、良い台詞って普通に撮ってても1個乗る(ON)のに、それを寄って撮ったら、“ON・ON”って2つになっちゃって過剰になる。だから、良い部分はなるべくシンプルに。寄らないとか、なるべく動きながら言わせるとかしている。」と今泉監督ならではの表現で、演出上の絶妙なバランス感覚を説明した。
一方で、「裏話ですけど。」と切り出し、「森絵梨佳さんが、料理をよそりながら家族の良いことを言う、撮影時期でいうと前半のシーンを撮った後、めちゃくちゃサラッと撮れすぎて不安になっちゃって(笑)」と笑い混じりに明かし、OKを出した後も3日以上悩んでいたというエピソードも披露した。
アイネクライネナハジムトーク/活弁シネマ倶楽部 その後も今泉監督の演出についてトークは多岐に渡った。森から「ベタを嫌う男ですよね(笑)」とコメントされると、「ベタは本当にね…(笑)」と苦笑いつつ、自らの恩人の1人として石井裕也監督を挙げて「ベタができる強さが石井監督の強さだと思っていて、できるのは羨ましいって思う。」など他の監督と自分を比較しつつ、ベタな表現を避けつつどうやって映画の体温を高めていくかについて語った。

番組では、本作の音楽を手掛けた斉藤和義についてやロケ地でのエピソードなどを明かしつつ、公開収録ということで、視聴者からの質問に生で答えるコーナーもあり、本作のファンにとっては大満足の内容となっている。


活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター:
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映画情報どっとこむ ralph 『アイネクライネハナジムトーク』

三浦春馬 x 多部未華子 アイネクライネナハトムジーク https://gaga.ne.jp/EinekleineNachtmusik/

物語・・・
仙台駅前。大型ビジョンには、日本人のボクシング世界王座をかけたタイトルマッチに沸く人々。そんな中、この時代に街頭アンケートに立つ会社員・佐藤(三浦春馬)の耳に、ふとギターの弾き語りが響く。歌に聴き入る紗季(多部未華子)と目が合い思わず声をかけると、快くアンケートに応えてくれた。二人の小さな出会いは、妻と娘に出て行かれ途方にくれる佐藤の上司(原田泰造)や、分不相応な美人妻(森絵梨佳)と可愛い娘を持つ佐藤の親友(矢本悠馬)、その娘の同級生家族、美人妻の友人で声しか知らない男に恋する美容師(貫地谷しほり)らを巻き込み、10年の時をかけて奇跡のような瞬間を呼び起こす。

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原作:伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」(幻冬舎文庫)
主題歌:斉藤和義「小さな夜」(スピードスターレコーズ)

監督:今泉力哉 『愛がなんだ』
脚本:鈴木謙一

出演:三浦春馬、多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、貫地谷しほり、原田泰造

配給・宣伝:ギャガ
(c)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会




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萩原みのり主演『お嬢ちゃん』を二ノ宮隆太郎監督が語った!「活弁シネマ倶楽部」


映画情報どっとこむ ralph 映画『お嬢ちゃん』を監督した二ノ宮隆太郎が、映画を語るWEB番組「活弁シネマ倶楽部」にゲスト登場し、新宿K’s cinemaにて3週間公開中の本作を約1時間語り尽くした。

活弁シネマ倶楽部は、映画監督をはじめとする業界人らがほぼノーカットで好き勝手に語り倒す、映画マニアが密かに集うWEB番組である。
今回は、『枝葉のこと』にて世界的な注目を集め、自身が主演・監督も務めた二ノ宮隆太郎が、現在公開中の最新作『お嬢ちゃん』について、MCの映画評論家・森直人とともに語り尽くした。
お嬢ちゃん/活弁シネマ倶楽部
映画情報どっとこむ ralph 『お嬢ちゃん』は、映画女優としてその実力を開花している萩原みのりを主演に、常に苛立ちを隠せず、しかし心の奥底に優しさを秘めた1人の女性が、それまで向き合えていなかった現実に立ち向かう、その生き様と、心の動きをリアルに描いた作品。
お嬢ちゃん/活弁シネマ倶楽部 「ついに呼んでくれた」と、出演を待ち望んでいた二ノ宮氏の発言から始まった本番組では、企画経緯や二ノ宮と萩原の出会いなど、本作のはじまりの部分から順に語られていった。
作品の肝である、ヒロイン像について「(主人公の)みのりの精神性に萩原みのりがすごくシンクロしている。シンクロでは物足りない。一体化している」と二ノ宮と萩原の個性が一体化した人物像が描かれていることについて森が称賛する。すると二ノ宮は「前作は(主人公が)寡黙な男の役だったので、今回は内に秘めたものを言葉として表現したいと思った。彼女だったら安心して喋らせられる」と萩原へ大きな信頼を寄せていた。

また本来、萩原自身は本作の主人公のような性格ではないという話題になると「今までだれも描いてないであろうヒロインを作りたかった」と、普通の映画では見ることのできないヒロイン像をどう構築していったかを明らかにした。

さらに、今まで二ノ宮監督が監督と俳優の二足のわらじを履いてきたが、今回は出演シーンが全くないことについてトークが及ぶと、「監督だけに専念して、何を描けるかっていう挑戦だった」と、どこか中途半端になってしまっている気がした両立を辞めて、監督に専念した旨を明かした。続けて、「(自分は)集中力がない(笑)」と謙遜してスタジオを笑わせた。
「そもそもやりたかったのは俳優ではなく監督だった。」という二ノ宮監督は、日本映画学校を辞めてから、「この(個性的な)見た目が武器になるんじゃないか」と考え、俳優の道を歩み始めたと驚きのきっかけを語っている。
お嬢ちゃん/活弁シネマ倶楽部 番組では、脚本作りについてまでも語られており、「出演者の方の本当の実体験をセリフで言ってもらった」とトークは止まらない。具体的なセリフを挙げて、二ノ宮監督が直接、萩原に「これ使っていい?これ、(主人公の)みのりに言わせたいんだけど。」と聞いてセリフに採用したという意外な経緯も明かしている。
二宮監督の真骨頂でもある会話シーンに関しては、「くだらない会話は、すごい(ペンが)進む」と、おどけた表情を見せた。さらに「くだらない事を考えるのが得意。(この映画も)くだらないことだらけだけど、映画の中にくだらなくないことを入れようとした」と持論を展開し、過去には“下衆の革命児”と称されたこともある二ノ宮隆太郎の、下衆な会話劇の中の深淵が垣間見えた。

二ノ宮が自らの作品、さらには自分自身の性格やマインド、今後の活動についてまでも丸裸にされている「活弁シネマ倶楽部」はYouTubeにて絶賛配信中だ。これを機に、映画ファンの心を鷲掴みにする監督達のトークに触れてみてはいかがだろうか。



活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター:
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映画情報どっとこむ ralph 『お嬢ちゃん』

http://ojo-chan.com/

〈監督・脚本・編集〉
二ノ宮隆太郎
1986年 8月 18 日生まれ。神奈川県出身。2012年、初の長編作品『魅力の人間』が第 34 回 ぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞し、海外映画祭でも好評を博す。2017年、監督、主演を務めた長編第二作『枝葉のこと』が第 70 回ロカルノ国際映画祭に日本映画から長編部門に唯一選出される。本作が劇場公開デビュー作となる。2019年9月28日、長編第三作『お嬢ちゃん』が公開予定。2019 フィルメックス新人監督賞グ ランプリを受賞する。長編第四作『逃げきれた夢 仮 』の製作が決定初めて商業映画を監督することになる。映画監督、脚本家、俳優として活動する。

お嬢ちゃん
〈イントロダクション〉
監督はロカルノ国際映画祭ほか世界各国の映画祭で高く評価され、鮮烈な印象を刻みつけた『枝葉のこと』も記憶に新しい二ノ宮隆太郎。前作では自身が主演した自叙伝とも言うべき作品だったが、今作は、自身は出演せず、ある若い女性の生きざまをスクリーンに焼き付けた。主演のみのりを演じるのは、『ハローグッバイ』(2017)、『転がるビー玉』(2019年度内公開予定)等、今まさに映画女優として活躍めざましい萩原みのり。常に苛立ちを隠せず、しかし心の奥底に優しさを秘めた類まれな役どころを見事に演じた。

〈あらすじ〉
みのり、21歳。海辺の町、鎌倉でお婆ちゃんと二人で暮らしている。観光客が立ち寄る小さな甘味処でアルバイトをしている彼女は、揖斐の生活の中で出会う男たちに絶対に屈しない。大男にも平気で喧嘩を売り、持論を投げつける。誰にも媚びない、甘えない、みのり。そんな彼女だが、ある日親友の理恵子と未来を想像した時、現実と向き合っていなかった自分に気付いてしまう。

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監督・脚本:二ノ宮隆太郎
撮影監督: 四宮秀俊
サウンドデザイン:根本飛鳥
助監督:平波亘
ラインプロデューサー:鈴木徳至 ヘアメイク:河本花葉
スタイリスト:阪上秀平
撮影・照明助手:米倉伸・大西恵太 監督助手:梅田さかえ 制作助手:岡崎雅 制作応援:内堀太郎 スチール:伊藤奨
アソシエイトプロデューサー:黒川和則 児玉健太郎 里吉純
プロデューサー:市橋浩治
出演:萩原みのり、土手理恵子、岬ミレホ、結城さなえ、廣瀬祐樹、伊藤慶徳、寺林弘達、桜まゆみ、植田萌、柴山美保、高岡晃太郎、遠藤隆太大、津尋葵、はぎの一、三好悠生、大石将弘、小竹原晋、鶴田翔、永井ちひろ、高石舞 島津志
織、秋田ようこ、中澤梓佐、カナメ、佐藤一輝、中山求一郎、松木大輔、水沢有礼、髙橋雄祐、大河内健太郎
製作・配給:ENBUゼミナール 宣伝:岩井秀世
cENBUゼミナール
2018 年/130 分/スタンダード/カラー/モノラル




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白羽弥仁監督「死はむしろ日常」『みとりし』を撮った必然性を語った活弁シネマ倶楽部


映画情報どっとこむ ralph “映画を語る”WEB番組「活弁シネマ倶楽部」にて、本日公開される映画『みとりし』の監督・白羽弥仁がゲスト登場し、公開初日を迎えた本作の製作秘話を明かした。

『みとりし』は、「人生の最期、どこで旅立ちたいですか?大切な人の最期、どのように送りたいですか?」という言葉のとおり、この世から旅立つ者と送る者の最期の時間に寄り添い、心を寄せ手助けをする「看取り士」が紡ぐ、命のバトンをつなぐ物語。これまで多くの方と温かい時間を共有し、看取ってきた経験のある、「日本看取り士会」の会長・柴田久美子氏著書の『私は、看取り士。わがままな最期を支えます。』を原案にして、数々の秀作を手掛けてきた白羽弥仁監督がメガホンをとる。
番組内で、看取り士の知識はなかったと話す白羽監督だが、父親が病院を経営していて、死亡診断書を書く姿を目の当たりにしていたため、「死がむしろ日常だった」という。加えて、本作の脚本・監督を依頼され、引き受けたことについては「死というものに対して自然に受け入れられた。(死というのは)そんなに恐ろしいことではないし、自然に人が亡くなっていくということについて、感覚として自然と捉えられた、特に動揺することがなく捉えられたということが、監督として選ばれたことが必然だったのかな?という気はします。」と、本作との出会いを自然に受け入れたようだった。
白羽弥仁監督『みとりし』活弁シネマ倶楽部 さらに、本作のテーマの一つである人生の最期については、「もちろん、悲しい別れではあるんだけど、一方で、極当たり前な人間な姿である」と語り、幼い頃から人の死を間近に受け入れてきたバックボーンを持つ、白羽監督ならではの考えを吐き出した。

撮影に際して、実際に柴田氏に看取り士の体験をさせてもらったという白羽監督は「(人は)どうしたって、死にたくはない。なんらかの生きる未練はある。それを優しく包んで、次の世界に連れて行ってあげる。それも非常にデリケートなやり方で、死を安らかに迎えさせてあげるっていうのは、なかなか簡単なことではないと思う。これはお医者さんができることでもないですし、意義のあることだが、なかなかあの境地に達するのは大変だなと思いました。」と看取り士の存在意義と、その仕事の難しさと繊細さについてコメントした。
白羽弥仁監督『みとりし』活弁シネマ倶楽部 撮影現場でのエピソードについてもトークが展開され、現場では「死をテーマにした映画を暗く撮っても仕方がないと言っていて、和気あいあいとしてました。」と、全員、監督より年下という若いスタッフ構成で撮影した当時の雰囲気を振り返った。

番組では、人の死について描かれることの多い日本映画と社会の情勢についてや、白羽監督からみた現代の映画業界についてなど多様な話題について触れられている。
旅立つ者と送るものの最期の時間を暖かく支える人々を描く『みとりし』は、『おくりびと』(08)や『エンディングノート』(11)などとはまた違った角度から、死に問いかける作品だ。高齢化社会の今だからこそ、監督の言葉とともにその奥深くまで見てみては如何だろうか。

映画情報どっとこむ ralph ■活弁シネマ倶楽部■



活弁シネマ倶楽部 公式ツイッター:
@katsuben_cinema

監督・脚本:白羽弥仁
1964年3月11日、兵庫県出身。1993年に公開された『She’sRain』で劇場映画の監督デビュー。97年にアメリカへ短期留学。08年に15年ぶりの劇場映画作品となる『能登の花ヨメ』を、14年にはTVドラマと劇映画のコラボ作品『神戸在住』を、16年には日台合作映画『ママ、ごはんまだ?』を監督。プロモーションビデオ、CM、短編映画を多数手掛ける。

映画情報どっとこむ ralph 『みとりし』
http://is-field.com/mitori-movie/index.html

みとりしポスター 交通事故で娘を亡くした定年間際のビジネスマン・柴 久生(榎木孝明)。自殺を図ろうとした彼の耳に聞こえた「生きろ」の声。それは友人・川島の最期の時の声だと彼の“看取り士”だったいう女性から聞かされる。”看取り士”とは、最期に残された時間を旅立つ人、見送る人に寄り添い、支える人のことだった。5年後、柴は岡山・備中高梁でセカンドライフを”看取り士”として、9才の時に母を亡くした23才の新人・高村みのり(村上穂乃佳)たちと最期の時を迎える人々を温かく支えているのだった。

死ぬ前の余命宣告や死んだ後のお葬式やお墓については考えるのに、85%が病院で亡くなっている現代、死に際について選択肢があるとあまり考えられてきていませんでした。在宅医療が整いやすい環境ができつつある今、200人以上を看取ってきた日本看取り士会の柴田久美子会長の経験を基にしてフィクションを加えて制作した

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榎木孝明  村上穂乃佳
高崎翔太 斉藤 暁 大方斐紗子 堀田眞三 片桐夕子 石濱 朗
仁科 貴 みかん 西沢仁太 藤重政孝 杉本有美 松永 渚 大地泰仁 白石 糸
川下大洋 河合美智子 つみきみほ 金山一彦 宇梶剛士 櫻井淳子

原案:『私は、看取り士。』柴田久美子著(佼成出版社刊) 企画:柴田久美子 榎木孝明 嶋田豪
統括プロデューサー:嶋田豪 プロデューサー:高瀬博行 音楽:妹尾武 撮影:藍河兼一 照明:鈴村真琴
録音:西岡正巳 美術:阿久津桂 編集:目見田健 音響効果:丹雄二
主題歌:「サクラの約束」歌:宮下舞花 作詩・作曲:犬飼伸二 音楽プロデューサー:犬飼伸二
特別協力:(一社)日本看取り士会 (一社)在宅ホスピスなごみの里 後援:(公社)日本医師会
協力:池本助夫 正好文化事業股份有限公司 泰邦株式会社 特許業務法人オンダ国際特許事務所 上村邦子 
株式会社北陽 株式会社佼成出版社 高梁市観光協会
キャスティング:クリエイターズ・フィールド 製作プロダクション:アイエス・フィールド

監督・脚本:白羽弥仁
2019 / 日本 / カラー / 110分 / ビスタサイズ / 5.1ch
©2019「みとりし」製作委員会 




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『左様なら』石橋夕帆監督が活弁シネマ倶楽部で自作を語った!! 今の時代に感じた違和感と教室のリアル


映画情報どっとこむ ralph 本日9月6日(金)“映画を語る”WEB番組「活弁シネマ倶楽部」に石橋夕帆(いしばし・ゆうほ)監督が登場し、MOOSIC LAB 2018にて注目を集め、本日より公開となる映画『左様なら』について語り、製作経緯から、作品中に散りばめられた細やかなこだわりについて自ら明かした。
左様なら 『左様なら』は、突然の死を迎えた綾の親友だった由紀を中心に、中学生の人間関係が繊細に描かれた青春群像劇。SNSなどを中心に若者から圧倒的な支持を得るイラストレーター・ごめんの作品を原作にして、石橋監督が初の長編映画に挑戦した。注目の若手女優たちを結集させ、海辺の町と少女たちを瑞々しく、美しく描かれた新進気鋭の1作である。
『左様なら』石橋夕帆監督_活弁シネマ倶楽部 番組内で製作経緯について語った石橋監督は、当初は原作に忠実な“短編映画”を目指していたが、「原作で由紀と綾がいて、綾が死んでからの時間が、作品自体がコンパクトなこともあって、わりと数ページではあるんですよね。でもこの時間を膨らませてみようかなと思って。綾が死んでからの時間って、どういう空気感の世界だったんだろうと思って。そこを膨らませたのが映画版。」と短編映画から長編映画への脚色について語った。原作では数ページで描かれているシーンにフォーカスを当て、群像性を加えたと脚色には、人の心の機微を細かく映し出す石橋監督ならではの感性が表れている。
左様なら また、少女の死を迎えた学級という特異な状況を描く上で「その時の空気を描こうと思ったら教室丸ごとだなと。私なりに思って。」「限りなくセリフを発しないんですけど、地味にその…スクールカースト上位のグルーブの子たちが『わあー』と盛り上がっている時に、盛り上がってのけぞった時に椅子にぶつかられてる。」と語った。フォーカスが当たらないキャラクターの言動や反応にまでこだわり、スクールカーストの上から下まで教室全体を細かく映し出すことで、”教室のリアル”を描き出している。
『左様なら』石橋夕帆監督_活弁シネマ倶楽部 番組後半では、石橋監督が映画に込めた想いも語っている。「自分が生で接していないような方が無くなった時に、SNS上で、『○○さん亡くなっちゃった。悲しい』とか、そういうのが飛び交うのって当たり前になっていると思うんです。最初に感じた違和感が、そこだったんです。それが悪いという意味ではなく、日常にないはずの出来事に関して、他人の死に対して、こんなに100%な感じで悲しんでいるはずなのに、3分したら、“今このカフェに来てます”とかつぶやけちゃう。今の世の中ってこういう雰囲気なんだ。と思って、何かそれって、SNSの中だけじゃないのかもなと。実際の…例えば『左様なら』で描こうとした学生時代とか、教室の中でも、生の人間の付き合いでさえ、そういうことが起きているんだろうなと私なりに感じて。何かその感覚を落とし込めたら良いなと思って、映画を撮っていました。」と、率直なメッセージを吐露している。

本日公開の『左様なら』を観る方には、活弁シネマ倶楽部でのトークも見逃せない内容となっている。

映画情報どっとこむ ralph ■活弁シネマ倶楽部■



活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター:
@katsuben_cinema


映画情報どっとこむ ralph 石橋夕帆監督 Profile
2015年、監督作品『ぼくらのさいご』が田辺・弁慶映画祭コンペティション部門に選出され映画.com賞を受賞、横濱HAPPY MUS!C 映画祭で音楽映像部門最優秀賞を受賞。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、福岡インディペンデント映画祭など国内複数の映画祭に入選・上映される。2016年、テアトル新宿&シネ・リーブル梅田で開催された田辺・弁慶映画祭セレクション2016で監督作品の特集上映を行う。2017年、監督作品『水面は遥か遠く』がショートショートフィルムフェスティバル&アジアミュージック・ショート部門奨励賞を受賞。 

映画情報どっとこむ ralph 『左様なら』
https://www.sayounara-film.com/

あらすじ
高校生の由紀は平穏な日々を過ごしていた。ある日、中学からの同級生の綾が由紀に引越すと告げた翌日に突然亡くなる。綾の死をきっかけに、クラスメイト達の人間関係にも思わぬ波紋が広がり、由紀は周囲から距離を置かれるようになるが…。
芋生悠・祷キララW主演『左様なら』
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原作
ごめん(「左様なら」)

監督・脚本:石橋夕帆

出演者
芋生悠 祷キララ 平井亜門 こだまたいち 日高七海 夏目志乃 白戸達也
石川瑠華 大原海輝 加藤才紀子 武内おと 森タクト 近藤笑菜 安倍乙 栗林藍希
田辺歩 武田一馬 田中爽一郎 本田拓海 高橋あゆみ 日向夏 塩田倭聖 タカハシシンノスケ
籾木芳仁 小沢まゆ 石本径代 竹下かおり 黒住尚生 中川慶二 松本明人(真空ホロウ)
綾乃彩 鈴木達也 田中一平 斉藤天鼓 山崎カズユキ 佐藤一輝 藤澤佑貴 佐川尚央 岸悠華 日下部一郎 永野翔

監督・脚本
石橋夕帆




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南沙良の出演が本作の運命であった『無限ファンデーション』監督の大崎章が90分喋り倒し!「活弁シネマ倶楽部」


映画情報どっとこむ ralph 本日8月27日(火)21:00より、全編“即興”で撮られた『無限ファンデーション』の大崎章(おおさき・あきら)監督が、“映画を語る”番組「活弁シネマ倶楽部」にゲスト出演。本作で主演を務め、数々の賞を獲得している注目の若手女優・南沙良(みなみ・さら)を、低予算であったにも関わらず出演にこぎつけた決め手が、全編即興劇という奇抜な仕掛けであったことなど衝撃の製作経緯を次々と明かした。MCには映画評論家の森直人(もり・なおと)が登場した。
「活弁シネマ倶楽部」大崎監督&森直人 大崎監督は、全編即興というアイデアについて聞かれると、自らだしたアイデアではなく、むしろ“苦肉の作”であったと語った。脚本が当初の構想とずれてしまっていたものになり、加えてかなりの低予算という悪条件であったため、その中で映画を成立させるための手段が「全編即興」であった。

本作は、もともと映画の主題歌「未来へ」のミュージックビデオとして始まっており、映画監督・女優である松本花奈(まつもと・はな)が書いたMVの原案があまりにも良かったため、「長編映画にならないかな」と感じたところから始まっている。しかし、長編映画を製作するための脚本が書かれたが、様々な壁にぶつかり、うまくいかなかったとのこと。プロデューサーが二転三転する中で、南の出演だけは決まっていた。この出演決定は製作初期段階であり、南が『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』での数々の映画賞受賞や「キリン 午後の紅茶」CM出演など、飛ぶ鳥を落とす勢いでの活躍を果たす以前の話であった。
「活弁シネマ倶楽部」大崎監督 大崎監督は「(この映画の)運命として、南沙良が出演OKしていた。」と、南の出演がなかなかうまくいかない製作過程での命綱であったと明かした。

全編即興というアイデアが登場したのは、本作のプロデューサーである越川道夫と大崎監督、南のマネージャーとの打ち合わせの場であった。越川氏は突然、前触れもなく「一つだけこの映画を成立させる方法がある。全編即興で、7日間で、1日1箇所で撮ればできる」と、大崎監督も知らされていなかったアイディアを提案した。これに大崎監督が驚きつつも「面白い!」と返したと語った。そのバッググラウンドとして、即興の名手諏訪敦彦監督の『2/デュオ』に大崎監督と越川氏が携わっていたことがあり、大崎監督は、越川氏が前々から考えていた戦略なのではないかと思い返した。

『活弁シネマ倶楽部』では、本作の豪華なキャストたちへのオファーした当時の話や、製作秘話に加え、錚々たる経歴を持つ大崎監督が、映画監督を志してから今に至るまでの貴重なエピソードトークなど、約90分の長尺で余すことなく語られている。『はぐれ刑事純情派』をきっかけにした藤田まこと氏からの寵愛、竹中直人監督作品、北野武監督作品、庵野秀明監督作品などへの参加を導いた出会いなどは、映画ファン必見のエピソードとなっている。



「活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター:
@katsuben_cinema

映画情報どっとこむ ralph 監督:大崎章
群馬県出身。龍村仁(『地球交響曲ガイアシンフォニー』)に師事してドキュメンタリー番組、CMなどを制作。その後フリーの助監督として北野武(『ソナチネ』)、黒木和雄(『スリ』)、庵野秀明(『式日』)、諏訪敦彦 (『M/OTHER』)、篠原哲雄監督(『洗濯機は俺にまかせろ』)などの多くの作品に参加。
2006年に『キャッチボール屋』(第18回 東京国際映画祭・日本映画ある視点部門出品、第16回日本映画批評家大賞新人監 督賞 受賞)で長編監督デビュー。2015年『お盆の弟』が公開。出身地の群馬県・玉村町、高崎市を舞台に自らの自伝的要素が濃く入り込むこの作品は内外から高い評価を獲得、第37回ヨコハマ映画祭にて主 演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞受賞の4冠に輝く。最新作 MOOSIC LAB 2018長編部門『無限ファンデーション』(南沙良、西山小雨、原菜乃華、小野花梨、片岡礼子)は再び高崎市、玉村町でオールロケを行い、2019年夏 新宿K’s cinema 、シネマテークたかさきほか全国順次公開。

映画情報どっとこむ ralph 無限ファンデーション

http://underyourbed.jp/

無限ファンデーション
あらすじ
人付き合いが苦手な女子高生・未来は、服飾デザイナーになる夢を胸に秘め、誰にも打ち明けることなく退屈な日々を過ごしてい た。ある日の帰り道、リサイクル施設から聴こえる澄んだ歌声に導かれ、ウクレレを弾きながら歌う不思議な少女・小雨と出会う。さらには未来が描いた洋服のデザイン画を目にしたナノカたちに誘 われ、舞台の衣装スタッフとして入部することになる。戸惑いつつ も小雨やナノカたちに心を開いていく未来だったが、彼女たちの 一夏はやがて思いがけない方向へと走り出していく…。

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南沙良 西山小雨 原菜乃華 小野花梨 近藤笑菜 日高七海 池田朱那 佐藤蓮 嶺豪一
片岡礼子

監督:大崎章
音楽・主題歌:西山小雨
撮影・編集:猪本雅三(J.S.C)
照明:松隈信一 サウンドデザイン:伊藤裕規
プロデューサー:越川道夫
助監督:張元香織
コンセプトデザイン:宮本茉莉
ヘアメイク:浅井美智恵
企画:直井卓俊
宣伝美術:寺澤圭太郎
ポスタースチール:枝優花
企画協力:Breath 協力:高崎フィルムコミッション玉村町
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
共同配給宣伝:MAP
2018 | 日本 カラー 5.1ch 102min




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黒沢清と廣木隆一の系譜!『アンダー・ユア・ベッド』安里麻里監督が「活弁シネマ倶楽部」で製作秘話語った


映画情報どっとこむ ralph 8月16日(金)21:00より放送された“映画を語る”番組「活弁シネマ倶楽部」にて、映画『アンダー・ユア・ベッド』を監督した安里麻里氏がゲスト出演し、自ら「ヒリヒリする映画を作ろうと思った」とする本作について、主演を務めた高良健吾の印象などを含めたっぷりと語った。

(*R18+作品ですので、本記事も18歳以上の方のみとさせていただきます。)
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