日本を代表する名バイプレーヤー松重豊の待望の初主演映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』(東急レクリエーション配給)が10月4日(金)より全国公開となります。
この度、本作『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』がアジア最大級の映画祭である第9回北京国際映画祭に正式出品され、日本での公開に先駆け、4月13日(土)にワールドプレミア上映として世界にお披露目されました。上映後の舞台挨拶およびレッドーカーペットセレモニーに主演の松重豊と細川徹監督、前田浩子プロデューサーが参加しました。 『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』第9回北京国際映画祭 |
|
上映後、客席を埋め尽くす1000人の観客からの盛大な拍手の中、松重と細川監督、前田プロデューサーが舞台上に登壇。 松重さん:私は松重豊です。映画は面白かったですか?皆さん、今日はありがとうございます。 と中国語で挨拶。 質疑応答タイムに入ると、本作が映画初主演となる松重に対して「これまでと違ったことはありましたか?」との質問が。 松重さん:主演も脇役も意識をして仕事をしたことはなく、ただ、やっぱり主演ということでクランクインからアップまで誰も余計な緊張をすることなく、リラックスして集中できる時間を作れるように、空間作りを心がけました。 と主演としての心遣いについて明かしました。一方、妻役の北川景子さんとの共演については 松重さん:北川さんとは共演経験はありましたが、実年齢が24歳離れているのにまさかの夫婦役で、主演以上の驚きでした。この年の差をどう埋めればいいのか、それがこの映画に入る時の一番の難題でした。 とコメントした後、 松重さん:でも、映画を観て、“どこから見ても夫婦にしか見えないよ”と言われることが一番の喜びです! と笑顔を見せ、客席からは大きな笑いが起こりました。 続いて観客からは、劇中で松重さんと北川さんが演じる夫婦が飼っているクラゲの意味について質問があり、 細川監督:近づいたり、離れたり。ふわふわしている夫婦の揺らいでいく関係を表しています。 と回答。“男性不妊”というこの映画が扱うテーマについて、 前田プロデューサー:不妊治療というと大抵女の人がするものだと思われてしまいますが、男の人に原因があることもある。特に日本では不妊治療をあまり人に知られたくない、コンプレックスのように感じる人が多いと思いますが、これは誰にでも起こりうる“加齢”が原因だということを伝えたかった。苦しいことを二人で乗り越えながら、夫婦が家族になっていくラブストーリーになっています。 と本作を製作するに至った思いを明かしました。 それを受けて 松重さん:この映画は妊娠に向かっていく夫婦と、それを取り巻く人々の心の変化を描いている物語です。そこを一番楽しんでほしい。 とコメントし、本作の魅力を語りました。 |
|
劇中での松重のある行動について「あれは実際に実演しているのか?」と聞かれ
松重さん:“本当にこの人はこれをやっているのだろうか?”と思わせるのが演技の一番の楽しみ。本当にやっているかどうかはご想像にお任せします(笑) とコメントし、「北京で美味しいものを食べる予定は?」と聞かれ 松重さん:喫茶店のジャスミンミルクレープがすごく美味しい!昨日も残り1個だったところを僕が食べました! と明かしました。 さらに、主演ドラマ「孤独のグルメ」の影響もあり、中国でも絶大な人気を誇る松重さん。片道3時間かけて北京に来たという熱心なファンの観客からは「役者という仕事は大変な思いをすることもあって辞めようと思ったこともあったと思いますが、松重さんが辞めないで良かったです。ありがとうございます!」と熱い思いが届けられ、それを聞いて、 松重さん:シェイシェイ!こうやって中国に来て、映画を楽しんで観ていただいて、皆さんの笑顔を見ると、もうちょっとこの仕事を頑張って続けてみようかなという気持ちで本当にいっぱいです! と笑顔を見せました。 |
|
【レッドカーペット】 多くのマスコミと観客で埋め尽くされたレッドカーペットには、タキシードを身にまとった松重と監督、前田プロデューサーが登場。ここでも会場から大きな歓声と「マツシゲサン」コールが沸き起こりました。中国の熱いファンたち一人ひとりに手を振る松重の姿が印象的でした。 松重はこの北京入りにあわせて、中国で最大級のSNSである「Weibo」をスタート。 開設して1日も経たないうちに6万人近いフォロワーを集め、2日間でまたたくまに10万人フォロワーを突破。中国での松重人気の高さを証明しました。 北京でも大好評だった映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』は10月4日(金)より全国公開。 公式サイト: 10月4日(金)全国ロードショー
|
出演:松重 豊 北川景子 山中崇 濱田岳/伊東四朗
脚本・監督:細川 徹
配給:東急レクリエーション
原作:ヒキタクニオ『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』(光文社刊)
©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会