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柳下毅一郎『ヘレディタリー/継承』は観てる最中に“嫌だ、これでやめてくれ”な映画!


映画情報どっとこむ ralph 「ホラーの常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と批評家から最高の評価を受け、全米を震撼させたホラー映画『へレディタリー/継承』が11月30日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショーとなります。主演は『シックス・センス』『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレット。本作で見せる鬼気迫る怪演で、既に来年のオスカー主演女優賞ノミネートが確実視されています。

3週間後に控える劇場公開を前に、映画評論家・特殊翻訳家の柳下毅一郎さんをゲストに迎えた試写会トークイベントを11月7日(月)に開催いたしました。


『ヘレディタリー/継承』柳下毅一郎トークイベント
日程:11月7日(水)
場所:ユーロライブ
登壇:柳下穀一郎(映画評論家・特殊翻訳家)、月永理絵(映画ライター)

映画情報どっとこむ ralph 「ホラーの常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と批評家から最高の評価を受け、“今年最恐のホラー”との呼び声高い映画『ヘレディタリー/継承』。

映画評論家・特殊翻訳家として幅広く活躍し、ホラー映画に造詣が深い柳下毅一郎さんを迎えてトークイベント付き試写会を行った。

柳下毅一郎さんは、全米をその恐怖で凍りつかせた本作について、

柳下さん:凄く面白かったです。そして、今年見た映画で一番怖かったです。本当に久しぶりに観てる最中に“もう嫌だ”、“これでやめてくれ”と思ってしまう映画でした。

と本作の恐怖を絶賛。近年隆盛のホラー映画やドラマと比較して

柳下さん:今の流行のホラーとは一線を画していて、例えば何も無い空間を写すだけでも、怖い雰囲気を出すことができています。伝統的なホラー映画の系譜に連なっています。

と語る。

さらに本作の恐怖のについて語ると、

柳下さん:観ていて起きてほしくないな、と思うことが起こってしまうのがホラー。本作も、そっちに行っちゃダメだよ・・・というところに登場人物が向かって何かが起きてしまいますが、さらにこの映画は、惨劇の様子をはっきり見せなくても、ずっと嫌な雰囲気が出ているのです。(観客に)ショックを与えるだけだと面白くないというのを分かっている演出です。そして予想もつかない方向に物語が向かっていくのです。

アリ・アスター監督が、海外のインタビューで日本のホラー映画に影響を受けていると語っていたことについて、

柳下さん:本人は気づいていないけれど、親から受け継いでしまっている。親の因果が子に向かう。と言える物語です。”自分ではどうしようもない運命に操られてしまう”という恐怖は、日本のホラーの影響があると言えます。

と論じた。

本作が長編初監督作品となったアリ・アスターについては、

柳下さん:とても緻密な設計をしていて、撮影に入る前に全てのカットをどう撮るか決めているんです。ヒッチコックのようにすでに頭の中で映画が出来上がっているタイプの監督。

と称賛。あらゆるシーンが伏線になっている作品であることについては

柳下さん:観れば観るほど発見があり、細かい設定やバックボーンも知りたくなりますね。

と語った。

映画情報どっとこむ ralph 『ヘレディタリー/継承』
公式HP:
hereditary-movie.jp

公式twitter:
@hereditarymoviejp


物語・・・
この家族の物語は、あなたの永遠のトラウマになる。

グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。エレンは気難しく、謎の多い人物だった。エレンの遺品が入った箱には、「私を憎まないで」というメモが挟んであった。エレンの娘アニーは、過去の出来事がきっかけでエレンに愛憎入り交じる感情を抱いていた。自らの人生を精巧なミニチュアで表現するアーティストであるアニーは、エレンとの暗い思い出をミニチュアにし、セラピーにも通う。夫のスティーヴン、内気な高校生の息子ピーター、祖母に溺愛されていた対人恐怖症の娘チャーリーとともに、家族を亡くした哀しみを乗り越えようとしていたのだ。自分たちがエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでしまってことに気づかぬまま・・・。

チャーリーの様子がおかしい。祖母が遺した“何か”を感じているのか、不気味な表情で虚空を見つめている。

彼女の部屋を覗くと、アニーがミニチュアを作るように、チャーリーも自分の部屋でこっそりと人形を作り続けていた。それは、動物の生首とガラクタでできた狂気のオブジェだった。

やがて奇妙な出来事がグラハム家に頻発する。不思議な光が部屋を走る、誰かの話し声が聞こえる、暗闇に誰かの気配がする・・・。そして最悪な出来事が起こり、一家は修復不能なまでに崩壊。そして想像を絶する恐怖が一家を襲う。

“受け継いだら死ぬ” 祖母が家族に遺した“何か”とは一体?

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出演:トニ・コレット、ガブリエル・バーン、アレックス・ウォルフ、ミリー・シャピロ、アン・ダウド

脚本・監督:アリ・アスター
製作:ケビン・フレイクス、ラース・クヌードセン、バディ・パトリック

撮影監督:パヴェウ・ポゴジェルスキ
編集:ジェニファー・レイム、ルシアン・ジョンストン
音楽:コリン・ステットソン
ミニチュア模型・特殊メイク:スティーブ・ニューバーン
提供:ファントム・フィルム/カルチュア・パブリッシャーズ
配給:ファントム・フィルム
原題:HEREDITARY|2018年|アメリカ映画|ビスタサイズ|上映時間:127分| PG-12
©2018 Hereditary Film Productions, LLC