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日本外国特派員協会 是枝裕和監督『万引き家族』記者会見


映画情報どっとこむ ralph 様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作『万引き家族』が6月8日(金)より全国公開となります。

そしてこの度、日本中を沸かせその興奮冷めやらぬ中、是枝監督が、外国特派員協会にて記者会見を行いました。
会場いっぱいに集まった日本外国特派員協会(FCCJ)に所属する記者たちからの質疑応答に応え、公開間近の本作に込めた熱い思いを語りました。

日付:6月6日
場所:日本外国特派員協会(FCCJ)
登壇:是枝裕和監督

映画情報どっとこむ ralph パルムドール像を抱え会見場にやってきたこともあり、多くの拍手で迎えられ登場した是枝監督。

まず、映画委員会委員長のキャレン・セバンズより、本作に対する批評や政治的な様々な意見が世界で飛び交っている現状について質問が及ぶと、
是枝監督:僕自身、この映画ははじめから社会的、政治的なことを喚起してつくっているわけではない。なので、こんなリアクションが起きるとは思ってもいなかった。カンヌでの審査員たちの会話の中では、演出や役者やスタッフなど全ての調和がよかったといってくれたこと、審査員の女優たちがこぞって、この映画に出演する女優たちを褒めてくれたことが嬉しかった。2000年代に入って、海外の映画祭に出品するようになり、日本映画は社会性、政治性がないことについて批判が含んだ形で指摘された。でもそれは現実。なぜならば、そのような映画をつくっても、日本では興行に結び付かないからだ。そのことが、日本の幅を狭くしていることは自覚していた。2000年代以降は、ファミリードラマにこだわってつくっていた。しかし、ここ二年はファミリードラマに一度ピリオドを打ち、今回は現在が抱える社会問題に“家族”というものをおいて考えてみたいと思った。恐らく、21年ぶりのパルムドール受賞ということもあり、僕が思っている以上にメディアに取り上げられ、普段、映画はみないような方もこの映画を知っていただいていることから、物議を醸している状況のようだ。しかし、通常の枠を超えて多くの方にも届いていることについては前向きに捉えています。

と回答。

その後、協会員である記者たちからの質疑応答に応えました。

映画情報どっとこむ ralph
Q,脚本を書くにあたってどんなリサーチをしたのか?

実在した事件を元にしたわけではないが、ここ数年、“家族”を巡って起きている事件は元にしている。<犯罪でしかつながれなかった家族>というフレーズが思い浮かんだとき、まずは「年金詐欺」をベースに、優しさで集まっているわけではなく、お金を目的として集まっている家族という設定にした。そこから、家族で万引きをしているという事件の裁判の記事の中で、「釣り竿だけお金を払わず家の中に置いてあった」という一文だけでまとめられているのが、とても気になった。釣り場屋さんには申し訳ない話だが、そのとき、きっとその盗んだ釣り竿で親子は釣りを楽しんだんだろうなというイメージが浮かんだ。一番印象に残っているのは、養護施設に訪れたとき、小学生の女の子がふとランドセルから絵本の「スイミー」(レオ・レオニ作)を取り出し、突然それを読み始めた。職員の方は、迷惑だからやめなさいと止めたが、その女の子は結局その絵本を最後まで読み切った。その姿に感動し、スタッフみんなで拍手をしたら、その女の子がとても嬉しそうに笑った。きっと、この子は本当の親に聴かせたいのだろうと思った。それが頭から離れなくて、映画の中でもこの出来事を反映したシーンを書き加えた。

Q,新しい企画が欧州で展開されると耳にしたが、言える範囲で構わないので教えてほしい。

まだ正式発表の前なのに、色々と漏れていて不思議だ(苦笑)。秋にフランスでフランスの役者と映画を撮ろうと思っている。6月からはパリに渡って準備を始める予定だ。まだ発表前なのに、なぜか役者のギャラまで情報が出回っている(会場笑い)。来月までには何かしらの形でお知らせできると思う。

Q,今回の映画は、政治を生業とする方が観衆にいると想定してつくられたのか?

その考えは全くありません。僕はTVをやっている時代から先輩に、母親でも友人でも誰でもいいから、誰かひとりの為に作品をつくれと言われてきた。それが、結果的に伝わると20代の頃に教えられた。今、その質問を受けてはっきりとわかったことがある。この作品は、「スイミー」を読んでくれたあの女の子の為につくっている。

Q,見えない花火を見上げるシーンが大好きなショットだ。是枝作品の多くは、ある意味“家”が主人公であると捉えているが、“家”についてのこだわりを教えてほしい。

花火のシーンは、審査員のひとりであった、チャンチェンも好きだと言ってくれた。審査員長だったケイト・ブランシェットがいっていた言葉を借りるならば、今回は「invisible people=見えない人々」の物語をつくっている。見えない、聞こえないものを観る側がどう捉えるかがモチーフにあった。花火のシーンは、そのモチーフの中心にあると思う。撮影で使った家が見つかったことは、成功に好転している。あの家は、実際にある家とその家の中はセットもつくっているが、ロケとセットの見分けがつかないくらい精密につくられており、作品をみると、正直どっちが本当かもわからないほどで、それほどあの家がこの作品の中に馴染んでいた。こちらの要望に応え、あの家を見つけてくれたスタッフとそれを精巧に再現してくれた美術スタッフには感謝の気持ちでいっぱいだ。あの“家“がこの映画において、もう一方の主役だったのは間違いないと思う。

Q,ご自身が現地でみたコンペティション作品の中で、賞を獲るべきだと思った作品はあったか?

公式上映後は、有難いことに多くの取材依頼があり、他の作品を観る時間が全くなかった。観た中でいえば、『万引き家族』が一番よかったかな(笑)(会場笑い)。

映画情報どっとこむ ralph 会見最後には、是枝監督は6月6日が誕生日ということで、協会からバースデーケーキがプレゼントされるサプライズもあるなど、お祝いムードな会見となりました!

Happy Birthday & Congratulation!
Maestro KOREEDA

映画情報どっとこむ ralph また、外国人の方々からのたくさんのお問い合わせを受け、この度、英語字幕版の上映が決定!
6月21日(木)に是枝裕和監督が登壇する舞台挨拶付上映をTOHOシネマズ六本木ヒルズにて実施予定。6月23日(土)より新宿バルト9にて上映開始となります!

6月8日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

公式サイト:
gaga.ne.jp/manbiki-kazoku

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ / 松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ /緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明
/ 高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林
配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro. 


柄本佑、冨永昌敬監督が登壇『素敵なダイナマイトスキャンダル』日本外国特派員協会記者会見


映画情報どっとこむ ralph 「写真時代」「NEW self」など、伝説的なカルチャー・エロ雑誌を世に送り出した編集長・末井昭氏の自伝的エッセイを、俳優・柄本佑を主演に迎え、冨永昌敬監督が映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』。本作は、7歳の時に母親が隣家の若い息子とダイナマイト心中するという壮絶な体験をした末井青年が、工員、キャバレーの看板描きと職を転々としながら、70〜80年代のサブカルチャーを牽引する伝説の雑誌編集長となっていくまでを描いた青春グラフィティです。

3月17日の公開に先駆け、この度、日本外国特派員協会にて記者会見を行いました。


「素敵なダイナマイトスキャンダル」日本外国特派員協会 記者会見
日時:3月14日(水)
場所:公益社団法人日本外国特派員協会
登壇:柄本佑、冨永昌敬監督

映画情報どっとこむ ralph 試写した直後の外国特派員に大きな拍手で迎えられた冨永昌敬監督と柄本佑による記者会見。

Q.エッセイが元だとは信じられないような話が展開されますが、どのくらい脚色をされましたか?

監督:末井昭さんは自伝的要素のあるエッセイをたくさん書かれています。ですからネタはたくさんありましたし、本に書いてないこともお話を伺いました。すべてを描こうとすると2時間の映画に収まらない。僕としては脚色したつもりはないですが、本来は5人いた人物を1人にしてみたり、まとめた感じはあります。末井さんの周りには、触れずにはいられないような面白い人がいます。ご自身の人間観察の目が秀でているのだと思います。主人公を追いかけつつ、周りの人たち、影響を与える人たちをいかに少人数で描くか。自分では脚色したとは思っていないですが、そういう意味では脚色しましたし、脚色して面白くなったと思います。

Q.実在の人物である末井昭を演じるにあたって、どのように役を研究されましたか?

柄本さん:最初にお話を頂いた時に、末井さんのエッセイの表紙にある女装姿を見て、単純に「俺と似ているな」と思いました。監督とお会いして、「実在の人物だけど佑くんのままでいいから」言われ、顔も似ているし大丈夫だと思いました。研究という意味では本を読んで、末井さんのお話を聞いて、末井さんを見るということが研究だったのかもしれません。現場に末井さんが6日間くらいいらっしゃって最初は緊張したんですが、いるものはしょうがないというか、いらっしゃるんだから逆になるだけ末井さんを見ておこう、と。人と話したりしているところよりも、末井さんが一人で佇む姿の方が参考になったと思います。

Q.登場人物が怪我をしていたり、曇ったメガネをかけていますが、意図は?

監督:原作にヒントがありました。主人公が若い頃に働いていたキャバレーでは店長や女の子、お客さんの揉め事が多かったそうです。みんな裕福ではないし、生活のためになりふり構っていられない。体を張って仕事をしている。彼らに限らず50年前の日本にはそういう人々が大勢いたと思います。そういうなりふり構っていられない人を描くために、メガネを曇らせました。今は、メガネを拭くための専用の布があります。でも、僕の想像ですが、当時は服や指で拭いていたと思うんです。メガネはただの道具で、見えればいい。少々怪我をしても仕事は休まない。そういう人たちが、他人の視線が気になっている自意識過剰な若い頃の主人公を見る。そういう視線に晒されるという繰り返しが、彼を鍛えていったのだと思うんです。彼が成長すると、メガネが曇っている人は出てこない。昔の日本人はメガネが曇っていたのではないか、という僕の想像の説に立脚しています。

Q.これほどチャーミングな柄本さんを始めてみました。柄本さんの魅力でしょうか。それとも、末井さんにお会いしたことが影響しているのでしょうか?

柄本さん:チャーミング、だったかなあ(笑)?嬉しいですが、意識はしていませんでした。監督が男性的な方で、現場で迷いがなく、確信めいている男性的な方で、僕は内面が女子なので「安心して抱かれていればいいな」と。それが面白くて、撮影中はノンストレスでした。そういう部分がチャーミングに写っているのかもしれません。

映画情報どっとこむ ralph 芸術は爆発だったりすることもあるのだが、僕の場合、お母さんが爆発だった―

素敵なダイナマイトスキャンダル』。

3月17日(土) テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国公開!
dynamitemovie.jp

バスも通らない岡山の田舎町に生まれ育った末井少年は、7歳にして母親の衝撃的な死に触れる。肺結核を患い、医者にまで見放された母親が、山中で隣家の若い男と抱き合いダイナマイトに着火&大爆発!!心中したのだ──。青年となり上京した末井昭は、小さなエロ雑誌の出版社へ。のち編集長として新感覚のエロ雑誌を創刊。読者の好奇心と性欲をかきたてるべく奮闘する日々の中で荒木経惟に出会い、さらに末井のもとには南伸坊、赤瀬川原平、嵐山光三郎ら、錚々たる表現者たちが参集する。その後も発禁と創刊を繰り返しながら、数々の雑誌を世におくりだしていく……。昭和のアンダーグラウンドカルチャーを牽引した稀代の雑誌編集長の実話を元に綴られた自伝的エッセイ「素敵なダイナマイトスキャンダル」がまさかの映画化!ダイナマイト心中という衝撃的な母の死。この数奇な運命を背負って、転がる石のように生きていた青年が辿り着いた先は──。

稀代の雑誌編集長の《笑いと狂乱》の青春グラフィティ。

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柄本 佑 前田敦子 三浦透子 峯田和伸 松重 豊 村上 淳 尾野真千子
中島 歩 落合モトキ 木嶋のりこ 瑞乃サリー 政岡泰志 菊地成孔 島本 慶 若葉竜也 嶋田久作

監督・脚本:冨永昌敬 原作:末井 昭「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊)
音楽:菊地成孔 小田朋美
主題歌:尾野真千子と末井昭「山の音」(TABOO/Sony Music Artists Inc.) 
配給・宣伝:東京テアトル 
2018年/日本/138分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル/R15+
©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会 
     


オダギリジョー、阪本順治監督 日本外国特派員協会で映画『エルネスト』記者会見


映画情報どっとこむ ralph 今年2017年に没後50年を迎えるキューバ革命の英雄“エルネスト・チェ・ゲバラ”。

革命家、反帝国主義のカリスマとして、また、革新を想起させるシンボルとして今もなお世界中でゲバラの存在は明確に息づいている。そんな彼の“意志”に共感し、ボリビアの軍事政権との戦いで、1967年8月に25歳の若さで散った実在の日系人、フレディ前村ウルタードの知られざる生涯を、日本・キューバ合作で描く映画『エルネスト』。

10月6日(金)に公開されます。今回、日本外国特派員協会での試写&記者会見が行われ、オダギリジョーさんや阪本順治監督が登壇しました。果たして、本作を特派員たちはどう見たのか・・・
日時:9月19日(火)
場所:日本外国特派員協会
登壇:オダギリジョー、阪本順治監督

映画情報どっとこむ ralph 民間のプロダクションがなく、国の機構と組まなければならないキューバでの撮影は約1か月半。キューバ市内を中心にハバナ大学やチェ・ゲバラ霊廟などの国内各所での大規模に実施された本作。

監督と小田切さんのプロファイル紹介があった後、質問に!

Q:日本キューバ合作は48年ぶり。なぜ今このストーリーを語ることにしたのか?
阪本監督:エルネストと言う言葉は、真剣と言う意味です。目的を決めた上での真剣。いま政治的な立場にいようがいまいが、目的を決め今を生きなきゃというメッセージを語るべきかなと。切っ掛けはフレディ前村ウルタードと言う人を知ったことから。日本人の血を引いた人間がチェゲバラと共に亡くなった日本人が無くなったと。彼の生き方がエルネストであり、今ボクたちが失っている生き方ではないかと。


Q:なぜ広島を最初と最後に?

阪本監督:広島にチェが献花したこと。一つの事実。その後、フレディ前村がキューバを訪れ大学生活に入りキューバ危機が起こり。その二つの事柄を構成することで、核に対する定義ができると思ったのです。多分、キューバ危機に、広島で献花したチェだけが感じた思い。脳裏をよぎったと思うんです。

Q:戦争の描き方に対して意識されたのは?

阪本監督:政治とか 戦争が描かれていますが、その実は、その中にいる人を描いているんです。キューバ危機に触れますが。何も知らされてなかった学生。フレディー、名もなき学生目線でキューバ危機を描きたかった。

Q:オダギリさんは「明るい未来」で、最後のショットは、チェゲバラのTシャツを着てぶらついてます。チェとの関係はどう思います。
オダギリさん:そう言われれば。最後ゲバラですよね。今思い出しました。この映画の話を友達にしたらオダギリがゲバラをやるのって?ゲバラの格好が似合うと思う人がいるかもしれません。ゲバラのポスターも部屋に貼ってますし、Tシャツも持ってます。

映画情報どっとこむ ralph Q:実話ベースだと思いますが、どこまで脚色しますか?例えば、「過ちは繰り返しません。」主語をはっきりしろと言いますが現実?

阪本監督:嘘でいいかというとそうではなくて、全て取材と資料調査の結果。事実を分かったうえで再現するのではなく、精神とか空気を伝えるのに必要であればフィクションを組み込みます。ご質問にあった冒頭の言葉は随行記者のメモからです。書き残していたんで、そのセリフを盛り込みました。
Q:映画の話、キューバに持ち込んだ時の反応は?

阪本監督:合作はできます。と言われて、主役が日系人だといえ、日本人の監督が撮影することに違和感ありますか?と聞くと全くない。キューバでは最近ではあの時代を映画がふれていない、「自分たちの映画」としてやりましょうと言われました。


Q:この役の準備はどうしましたか?
オダギリさん:このお時間までお酒を飲まないでいた甲斐がありました(笑)。芝居をいかにスペイン語で成立できるか。協力してくれたのは3-4人くらいの共演者が、彼ら一人一人が描くフレディ像で読んでくれて、監督と僕で、これに近いかなと。そうしたアプローチが結果的にフレディー像を明確にしたと思います。本当にありがたかったです。

と役作りを行ったことを明かしました。

エルネスト

10月6日(金)TOHOシネマズ 新宿他全国ロードショー

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脚本・監督:阪本順治
出演:オダギリジョー、永山絢斗、ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ、アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス

配給:キノフィルムズ/木下グループ
2017年|日本・キューバ合作|スペイン語・日本語|DCP|ビスタサイズ|124分

(c)2017 “ERNESTO” FILM PARTNERS.


伊藤沙莉&須賀健太が登壇『獣道』日本外国特派員協会記者会見


映画情報どっとこむ ralph 映画『獣道』は、2016年公開の『下衆の愛』で日本映画業界のダークな裏側を描き話題となった内田英治監督と英国人のアダム・トレルプロデューサーコンビの最新作。

日本のとある地方都市を生きる若者たちを描いたドメスティックな内容ながらも、今年5月にイタリアで開催された「ウディネ・ファーイースト映画祭」でのワールドプレミアをはじめ、各国で評価を受け続けています。
そして!
日本外国特派員協会においてW主演の伊藤沙莉さんと須賀健太さん、内田監督。そしてアダムPが登壇して試写会&記者会見が行われました。

日時:7月3日(月)
場所:公益社団法人日本外国特派員協会
登壇:伊藤沙莉、須賀健太、内田英治監督、アダム・トレルプロデューサー

映画情報どっとこむ ralph 試写を終えた外国人記者の皆さんに、毎度おなじみホストのKarenさんが本作のと登壇者の説明!

そして、緊張気味の伊藤さんの挨拶。

伊藤さん:Hello everyone I’m Sairi ITO, thank you so much for coming over today.I’m happy to be here! 宜しくお願いします!

と英語で挨拶する伊藤さん続けて質問された、ダークな役に挑んで抵抗はなかったのか?に対して

伊藤さん:台本を始めていただいたときにシンプルに面白いなと。愛衣と言う役にも愛情注いであげたいなと思ったので、すぐにオファー受けました!内田さんともアダムとも会ったこともあったので、不安はなかったですね。アダムの陽気さに助けられました!楽しかったですよ!

そして・・須賀さんは何やら伊藤さんとひそひそ。

須賀さん:Hello everyone(笑)Thank you so much. my name is Kenta SUGA!台本面白かったのと下衆の愛を見ていたので、内田監督と是非やりたいと思いました。僕自身このキャラクターを演じることがなかったので、僕の成長にもなるなとトライしました。監督の作品観てどんな人かと思っていたので監督もアダムも普通の人で良かったです。

映画情報どっとこむ ralph Q:ウディネで上映Wプレミアで観客のリアクションが良かったです!内田監督が今アメリカでこういう撮影をと言うのをSNSで見ますが・・ゆくゆくハリウッド進出ですか?
監督:そうですね。日本のドメスティックなもの撮っていたいのですが・・・日本で撮るとドンドン貧乏になるんです(笑)。ハリウッドと!言うことではないですが、僕は外国生まれなので、外国語で撮るのはやってみたいですね。

Q:これは実話なんですよね? リアルなヤンキーに出てもらったと聞きましたが?

アダムに:話はリアルストリーです。ヤンキーさんには出てもらいました。山梨でバイクを調達するが大変だったのです。

Q:リアリティーあふれる脚本でしたが。

監督:このストーリーの原案は、映画にも出ていただいていて。リアルを聞いた話を脚本化したんですね。本当にはもっとハードで。だいぶ脚本にする段階でシンプルにしました。で、ヤンキーさんは本物で。警察から中止しろと。表現自体をやってほしくないと言うんですね。もちろん、オートバイはトラックで運んだりして法令順守しています。役者とヤンキーさんの違いも楽しんでください。

Q: この話の語り手:亮太ついて。彼のバックグラウンドがわからないのですがその意図は。

監督:実は二つの脚本を一つにしています。一つは亮太=日系ブラジル人の話。愛衣は別のストーリー。それをマージしました。良太の背景に関しては編集時に話をかなりして、ディテールもあったのですが。。あえて切って。ここは愛衣の方にストーリーラインを集中して、語り手にしました。

映画情報どっとこむ ralph
Q:いろいろな顔を見せてますが、
須賀さん:役柄上。感情を表に出していないので・・・余白というか、表情も作らずに嬉しいとか、観客の皆さんに心が伝わらないないように演じました。それが難しかったですね。そして台本に沿って感情的な部分が徐々に見えていくのが、難しかったです。

伊藤さん:愛衣もエモーショナルでなくて・・・暗いシーンよりも、彼女が楽しんでいるように見える部分が難しかったですね。楽しんでいても二つの感情を持っているのが難しかったです。

Q:子供のころから役者のお二人は、この映画の世界は何処からインスピレーションを?
伊藤さん:先輩とかにいた感じで・・見慣れていたので、こういう人いるいる!って感じでした。

須賀さん:ぼくも生まれが治安的にはあまり・・・なところで。やっぱりクラスにいるんですよ。なじめるのにつぱってる・・その雰囲気を持っている存在感のある子。そういう人たちを集めたのが亮太で。今まで見てきたとがった人達を足して・・・足しました。

Q:愛が踊るところがツボでした・・監督に世界のどんな人救いたい。どこに届けたいか。

監督:すごい難しいですね・・外国の映画祭では宗教の描写で主教感を聞かれます。生まれ育ったブラジルもカソリックが中心。でも僕は無神論ですが、信仰は絶対必要。それはどんな宗教でも信じるものでもなんでも。秋葉原のアイドルを信仰してるおじさんたちも。彼らはその信仰で救われているのでありだと思います。

本作は・・・
6月30日より開催の「ニューヨーク・アジア映画祭」、そして北米最大のファンタ系映画祭と言われる「ファンタジア国際映画祭」にも出品が決定しています!

日本では7月15日(土)シネマート新宿ほか全国公開です!

映画情報どっとこむ ralph 今回、私TJ観させていただきました!!

伊藤沙莉さんの演じる愛衣の光と闇とその狭間。。。彼女の演技の凄さ・振れ幅を実感できる映画です。もちろん、それを引き立てている須賀健太さん。彼の視線になって愛衣を観てみて下さい!劇場出るころには、ユラユラしたくなりますよ!

映画『獣道

公式HP:
www.kemono-michi.com

©third window films

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ディーン・フジオカ 流暢な英語で映画『結婚』記者会見at外国特派員協会


映画情報どっとこむ ralph いよいよ6月24日(土)に公開のディーンフジオカさん主演の映画『結婚』。

「香港、台湾をはじめ海外で豊富な経験と実績をもち、国際的に活躍するディーンさんから是非世界に発信していただきたい」と外国特派員協会から熱烈なラブコールを受け外国特派員協会にて記者会見が行われました。
登壇したのは主演ディーン・フジオカさんに加え、NHK「あさが来た」の演出でディーンの魅力を存分に引き出し、本作で彼とは3度目のタッグとなる西谷真一監督。ディーンの笑顔で会場中がやられた会見となりました。

映画『結婚』日本外国特派員協会 記者会見
日程:6月20日(火)
場所:公益社団法人 日本外国特派員協会
登壇:ディーン・フジオカ、西谷真一監督

映画情報どっとこむ ralph 明らかに、いつもより多くの日本人女性が会場に集まっていると思われる会場。
呼び込まれたのはディーン様と西谷監督。
先ずは、ホストによるお二人の経歴がアナウンスされ、お二人挨拶。
物凄いフラッシュにアメージング!と驚くお二人。
それでもとてもにこやかなディーンさん!惚れてまうやろ!スマイル。


先ずは、ホストが、なぜディーンさんにこの悪い男役をオファーしたのか聞くと。
西谷監督:「朝が来た」からすごいファンになっちゃって・・・。どんな役でもなりきってくれるので。女性を色気でだます。男性の僕でさえ色気を感じるのだから、世間に広めたかったのでオファーしました。

と、監督。

映画情報どっとこむ ralph Q:完成品を観て満足されていますか?

監督:僕は満足しています。

ディーンさんは英語で回答したものを通訳さんが和訳する格好でスタート。

ディーンさん:基本的には監督が思い描く役に僕が出来ることを注力しました。意外なことにポスプロの時に観た映像は、撮影中にいだいていた印象と違うものになっていて、いい驚きでした。が・・・・満足しています。

Q:ロマンチックなピアノのシーンはご自分で?
ディーンさん:YES. I did it all!(拍手)全部自分でやりましたよ!、凄い難しいシーンで、セリフをしゃべりながら、相手の演技を観ながら弾く。ミュージカルのようなアプローチははじめtでったので、集中力の必要なものになりました。

Q:ディーンさんは誠実だと思いますが。この詐欺師を演じるにあたって共感できる部分はありますか?

ディーン:俳優って仕事は、詐欺師に近いかな(笑)もちろん根本は正反対で違いますけどね。やっていることは似ているところはあるなと、撮影期間に監督とも話していてましたね。

Q:監督は幸せな顔を描きたいとしていましたが、ディーンさんとしてはどのように?
ディーン:いろんなテクニックを使って(笑)相手に対して好意を持つのが必要ですね。そして・・興味を持つと言うこと。何をしたいのか?何をして欲しいのか?そうですね・・相手がそこにいやすいところにエスコートしてあげることですかね。

紳士すぎる回答!更に

ディーンさん:ただ、相手を好きになって、包むピュアな気持ちが、ねじれて倒錯するところが今回の一番の肝なので。

ここは、映画を観ていただくとディーンさんが言っていることが深く刺さります。

映画情報どっとこむ ralph Q:イギリスの精神学者が「結婚とは成長から逃れる手段。」と言っています。監督は結婚をどう解釈しますか。
西谷監督:結婚はね。癒しですね。。(ディーンに促されて)何回か結婚してますので。

ディーンさん:ベリーコンビンス!とても納得がいくでしょ!Home is where the heart is.right!(心の居所が我が家なり。でしょ!)

Q:最も印象的なシーンは

ディーン:神田駅の電車のガード下を歩きながら携帯で話す場面。あそこが、スイッチが入って、キャラができ始めた感覚でした。ただ歩いて電話してるだけですが、シンプルですが、この映画の方向性を感じられたなと。自分にとって印象てきなものになりました。

Q:映画は原作と違いますよね、なぜひねったのですか?

監督:原作も面白いんですが。今回、仕掛けとして、(ネタバレのため略)そこをオリジナルで付け加えたかった。

ディーン:浜辺の歌のチョイスが好きで。それが真逆の作用しているのが良かったと思います。 

Q:ディーンさんが作詞作曲の主題歌:「Permanent Vacation」は、いつ描いたものですか?

ディーンさん:スタートは「朝が来た」らどうなったのかで、始めたかったんです。この役を演じる中で、現場で思いついたものを書き溜めて。楽曲の製作は撮影が終わってからです。監督には最後に締めて欲しいとだけ言われたので・・・・映画は古海を客観的に描いているので、最後は心の中の感情を表したくて。リフレインして独白しているようにしました。エンドロールで曲がかかって、曲の終わりで一つの物語が終わるようにしたかったのです。

と、会見を締め、1年間名誉特派員協会員書をもらって満面の笑みのディーンさんなのでした!

映画情報どっとこむ ralph 映画を観るときっとあなたも騙されたくなるはず、だって、あなたを笑顔にしてくれるから・・・(記者感想)

映画『結婚

6月24日(土)テアトル梅田他全国ロードショーです。


あらすじ・・・

結婚しよう
それが、彼の別れの言葉。

完璧なヴィジュアルに知性的な会話、何よりも匂い立つその色気で女性たちを虜にする男がいる。彼の名は古海健児(うるみけんじ)、結婚詐欺師だ。ある時は小説家、またある時は空間コーディネーターと、次々と姿を変え、結婚詐欺を行っていく。騙された女たちは、ついに古海の相棒・千石るり子にたどり着くのだが……。「結婚」という魔物に騙された女たちと、騙した男にうごめく秘密と哀しみ―。彼らが持つ孤独と欲望の行き着く先とは!? そして古海の本当の目的とは!? スタイリッシュな映像で描き出す、大人のための愛の物語。


公式サイト:
kekkon-movie.jp

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出演:ディーン・フジオカ 柊子  中村映里子 松本若菜 安藤玉恵 古舘寛治 萬田久子 貫地谷しほり

原作:井上荒野「結婚」(角川文庫刊) 
監督:西谷真一 
脚本:尾崎将也
主題歌:DEAN FUJIOKA「Permanent Vacation」(A-Sketch)
製作:「結婚」製作委員会
配給:KADOKAWA
©2017「結婚」製作委員会