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前田敦子の主演、黒沢清監督の映画『旅のおわり世界のはじまり』が、全国公開中です。 そして、8月17日には【第72回ロカルノ国際映画祭クロージング作品】として上映され、前田敦子、黒沢清監督が映画祭に参加。 ![]() このロカルノでの上映を記念して、テアトル新宿では凱旋ロードショーが決定し、本日23日、お二人が舞台挨拶に登壇しました。 ![]() 映画『旅のおわり世界のはじまり』凱旋上映記念トークイベント 日時: 8月23日(金) 場所:テアトル新宿 登壇:前田敦子、黒沢清監督 |
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日本初となる第72回ロカルノ国際映画祭でのクロージング上映を記念して、『旅のおわり世界のはじまり』がメイン館のテアトル新宿で、本日(8/23)より、凱旋上映がスタート。 今回、先週末に、ロカルノ国際映画祭から戻ったばかりの主演の前田敦子さんと、黒沢清監督によるトークイベントが行われました。 作品は、ウズベキスタンとの国交成立25周年を記念した日本・ウズベキスタンの初の合作映画で、黒沢清監督が、前田敦子さん、加瀬亮さん、染谷将太さん、柄本時生さんを迎え、全編ウズベキスタンでオールロケ撮影された。前田さんは“舞台で歌う”という夢を胸に秘めながら、取材のためウズベキスタンを訪れるテレビ番組リポーターの主人公を演じています。 ロカルノ国際映画祭に初めて参加し、欧州最大の野外スクリーンを備える“ピアッツア・グランデ”の観客8000人の前での舞台挨拶を体験し、その観客と黒沢監督とともに作品を鑑賞して ![]() と話す。三大映画祭と並ぶ歴史あるロカルノ国際映画祭について感想を聞かれると、 前田さん:“世界の黒沢清”の凄さを実感しました。向こうで参加した様々なイベントや会見で、プレスや記者、監督やプロデューサーなど、皆が黒沢監督のファン。宿泊ホテルで朝食をとっていると、「黒沢監督は、ここに宿泊しているの?」と話している人も見かけました。 それを受けて、 黒沢監督:国際映画祭となると、何故か監督をちやほやしてくれるんですね。普段は監督なんて、端に立って、写真から切られる存在なのですが。 と笑いを誘った。 |
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スイス・ロカルノの印象を聞かれ 前田さん:なんて素敵な場所だろうと。到着した瞬間これはバカンスだと思いました。宿泊したホテルも湖に囲まれたところで、朝、湖にカモが浮かんでいるかと思ったら、地元のおじいさんでした(笑)。けっこう寒いのに元気だなと。 ![]() 黒沢監督:今回、主演女優の前田さんと一緒に参加できたので、華やかだし、映画を観終えたお客さんが、スクリーンに写っていた、その人がそこに生でいるということが、観客のワクワクする経験になっていたように感じました。現地の取材でも、前田さんがどういう女優さんかという質問が多かった。映画がドキュメンタリーのように見えるからか、映画の主人公は、実際にTVリポーターをやっている人なのか?と勘違いしている記者がいました。 と話す。 |
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本日のイベントでは、前田さんと黒沢監督がロカルノから買ってきたお土産を、観客に抽選でプレゼントする企画も実施され、前田さんからは<スイスTシャツを着た牛のボールペン><樽を提げたセントバーナードのキーホルダー>。監督は<チーズフォンデュ><スイス製の強力な虫除け>の2種を現地で購入してプレゼントした。![]() 最後の挨拶では 黒沢監督:自分の作品が、こんなに長い期間上映してもらえるのはじめて。時間をかけて細く長く上映されてほしい。そして観た方が、何年も何十年も心の片隅においてくれたらうれしいですね。 と話し、 前田さん:いろいろなところで上映してもらって、これからもこの映画に旅してほしいですね! と締めくくった。 「旅のおわり世界のはじまり」 公式HP: tabisekamovie.com 公式Twitter: @tabisekamovie #旅セカ 【あらすじ】 心の居場所を見失ったら?扉を開く鍵はここにある── テレビ番組のリポーターを務める葉子は巨大な湖に棲む“幻の怪魚”を探すため、番組クルーと共に、かつてシルクロードの中心地として栄えたこの地を訪れた。夢は、歌うこと。その情熱を胸に秘め、目の前の仕事をこなしている。収録を重ねるが、約束どおりにはいかない異国でのロケで、いらだちを募らせるスタッフ。 ある日の撮影が終わり、ひとり街に出た彼女は、聞こえてきた微かな歌声に誘われ美しい装飾の施された劇場に迷い込む。そして扉の先で、夢と現実が交差する不思議な経験をする──。彼女が、旅の果てで出会ったものとは……? ![]() |
監督・脚本:黒沢 清
出演:前田敦子、加瀬 亮、染谷将太、柄本時生、アディズ・ラジャボフ 配給・宣伝:東京テアトル
(C)2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO


