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オダギリジョー監督、クリストファー・ドイル撮影監督から祝福Vに感動!『ある船頭の話』初日舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph オダギリジョー長編初監督作品『ある船頭の話』が遂に公開初日を迎え、新宿武蔵野館ほかにて全国公開中となっております。

本当に人間らしい生き方とは何か?本作は、その根源的な問いにひとりの船頭の姿を通して向き合う物語。

初日を迎えた本日(9月13日)、初日舞台挨拶が新宿武蔵野館にて行われ、主演の柄本明さん、川島鈴遥さん、村上虹郎さん、そしてオダギリジョー監督が登壇しました。
柄本明、川島鈴遥、村上虹郎、オダギリジョー監督『ある船頭の話』初日舞台挨拶
映画『ある船頭の話』初日舞台挨拶
日程:9月13日(金) 
会場:新宿武蔵野館
登壇:柄本明、川島鈴遥、村上虹郎、オダギリ ジョー監督

映画情報どっとこむ ralph 『ある船頭の話』初日舞台挨_オダギリ監督
オダギリ監督:早く初日が来ないかな…という気持ちと、もうちょっと待ってほしいという気持ちと両方ありました…。

とこの日を迎えるまでの複雑な心境を吐露しつつ

オダギリ監督;もう今日から上映なので、開き直るしかないですね。

と晴れ晴れとした表情を見せる。

柄本さんが演じた主人公の船頭・トイチの舟に乗る客役には、伊原剛志さん、浅野忠信さん、村上淳さん、蒼井優さん、永瀬正敏さんら実力派俳優陣から細野晴臣さん、野生爆弾のくっきー!さんなど、俳優にとどまらず豪華な面々が並んでいます。
『ある船頭の話』初日舞台挨拶_柄本明 柄本さん:いろんな方が僕の舟に乗られてまして、古い友人もいれば大先輩、若い女性もいて、とにかくいろいろです。古い友人というのは笹野高史なんです。仲は悪いんですが、現場では仲良く撮影させていただきました。

とひょうひょうと語って会場を和ませました。

謎の少女を演じた川島さんは、劇中の赤い衣装が印象的。感想を問われると
『ある船頭の話』初日舞台挨拶_川島鈴遥 川島さん:実はさっき、監督から『今日は(衣装デザインの)ワダエミさんがいらっしゃっているから、ちゃんとコメントしてね』って言われて緊張してるんですが…(苦笑)・・・撮影に入る前はカメラの前に自分が立っているのが想像できなかったんですが、衣装合わせの場で袖を通すと、初めて想像することができて、そのまま抵抗なく現場でも演じることができて、すごく助けていただきました。

と感謝の思いを口にしていました。

映画情報どっとこむ ralph トイチを慕う村人の源三を演じた村上さんは、当初の脚本ではトイチと源三が同世代の「中年2人」という設定だったことを明かし、自身が演じることが決まってからも

村上さん:(セリフを)若者言葉に変えるのかと思ったら、そのままトイチと対等な生意気な口を利く男として演じることになっりました。
『ある船頭の話』初日舞台挨拶_村上虹郎 と明かした。それに対し

柄本さん:いつもタメ口だよな、お前!

とのツッコミに、慌てて

村上さん:そんなことないですよ!セリフのせいかと(笑)

と釈明。さらに

オダギリ監督は、当初はトイチを自らが演じることも考えて脚本を執筆していたことを明かし、村上の「中年2人」という言葉に対し

オダギリ監督:ちょっとショックなんですけど…(笑)

と寂しそうに漏らし、会場は笑いに包まれた。

映画情報どっとこむ ralph 先日まで開催されていた第76回ヴェネチア国際映画祭に出品、本作は日本の長編映画で初めて<ヴェニス・デイズ>部門で上映されたが、オダギリ監督は現地の反響について

オダギリ監督:メチャメチャよかったです! あまりの反応のよさに恐縮しちゃいました!いまだから言いますけど、エンドロールが流れた瞬間に拍手が始まったんですが、実はエンドロールも大事に作ったので、できればしっかりエンドロールまで見て拍手してほしかったです(笑)

と贅沢な不満を口にしていた。

なお、本作は現時点で、韓国の釜山映画祭、カナダのモントリオール・ニュー・シネマ映画祭をはじめ、エジプトのエル・グーナ映画祭、中国のピンヤオ映画祭、香港アジア映画祭、トルコのアンタルヤ映画祭、ハワイ国際映画祭、台北金馬(タイペイ・キンバ)映画祭で10月~11月にかけて続々出品・上映が決定。直近のエル・グーナ映画祭での上映が控えており、現地へ渡航予定。

オダギリ監督:実は(自身が主演のドラマシリーズ)『時効警察はじめました』の打ち上げの翌日の飛行機で、(打ち上げの)盛り上がりによっては行けないんじゃないかと。(笑)

と不安を口にし、エジプトに行ってみたいという川島さんに

オダギリ監督:(自分が)行けるかどうかわかんないから、行く?

とその場でピンチヒッターをオファー。会場は再び笑いがわき起こっていた。

映画情報どっとこむ ralph この日は、クリストファー・ドイル撮影監督から祝福のビデオメッセージも到着! 

クリストファー・ドイル メッセージ映像
やあ ジョー
柄本さん 川島さん 村上さん、そして観客の皆さん 来てくれてありがとう
ジョーには本当に感謝してる。映画への情熱を分かち合うチャンスをくれた
アイデアを形にする責任を共有し、撮影監督という形で私を関わらせてくれた
毎日ジョーが言うんだ「昔の日本映画のように撮りたい。カメラを動かさずワイドに撮ってくれ」と。
彼の意図が伝わるように劇場が大画面だといいな。
この映画の良さを本当に分かってもらうには、スマホの画面ではなく劇場で見てほしい
ジョーのおかげで、日本人ではないがすばらしい経験ができた
この作品には日本の歴史や伝統、国民性に対する深い敬意がこめられていると思う
日本的な作品に参加できて本当に光栄だ
最後に言わせてくれ
乾杯!!
『ある船頭の話』オダギリ監督&クリストファー・ドイル(冬) ドイルさんは、日本映画の撮影に携われたことを「光栄」と語り、オダギリ監督への感謝の思いを口にし、日本語で「乾杯!」と映画の船出を祝福。

オダギリ監督:実は、撮影の後にクリスからメールをもらったんですが、『あと30本は一緒に作ろう』とおっしゃっていただいて本当に嬉しいです!

と喜びを口にしていた。締めの挨拶でも

オダギリ監督:クリスの画は、デカい画面で見るのが一番ですし、音にもこだわって作ったので、音響システムのいい場所で見てもらいたい気持ちが一番です。DVDが出ても買わなくてもいいし、配信が始まってもダウンロードしなくていいと思っているので、劇場で見ることをお勧めしていただければ!

と独特のオダギリ節で呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。

映画情報どっとこむ ralph 映画『ある船頭の話』

新宿武蔵野館ほか全国公開中

公式HP:
http://aru-sendou.jp

公式Twitter:
https://twitter.com/sendou_jp

オダギリジョー長編初監督作品『ある船頭の話』第一弾ポスター 一艘の舟。全ては、そこから始まる―。

近代産業化とともに橋の建設が進む山あいの村。川岸の小屋に住み船頭を続けるトイチは、村人たちが橋の完成を心待ちにする中、それでも黙々と渡し舟を漕ぐ日々を送っていた。そんな折、トイチの前に現れた一人の少女。何も語らず身寄りもない少女と一緒に暮らし始めたことで、トイチの人生は大きく狂い始める―。


***********************************


脚本・監督:オダギリ ジョー
出演:柄本明、川島鈴遥、村上虹郎/伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優/笹野高史、草笛光子/細野晴臣、永瀬正敏、橋爪功撮影監督:クリストファー・ドイル   
衣装デザイン:ワダエミ   
音楽:ティグラン・ハマシアン
配給:キノフィルムズ/木下グループ
© 2019「ある船頭の話」製作委員会
  




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山下敦弘監督、松江哲明監督登壇!ジャ・ジャンクー愛が駄々洩れ『帰れない二人』トークイベント!


映画情報どっとこむ ralph 第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品、中国の名匠ジャ・ジャンクー監督最新作は裏社会アクション映画。

『帰れない二人』が、9月6日㈮よりBunkamuraル・シネマ、新宿武蔵野館にて公開し、9/8(日)に新宿武蔵野館にて、山下敦弘監督(『オーバー・フェンス』)、松江哲明監督(『フラッシュバックメモリーズ 3D』)の映画監督二人がジャ・ジャンクー監督愛に溢れるトークイベントを開催しました。
山下敦弘監督、松江哲明監督 (1)
ジャ・ジャンクー監督最新作『帰れない二人』公開記念イベント第1弾
日付:9月8日
場所:新宿武蔵野館
登壇:山下敦弘監督、松江哲明監督

映画情報どっとこむ ralph 同期で活躍する映画監督として感じたジャ・ジャンクー映画の変化とは?
ジャ・ジャンクー監督の1本目の長編デビュー作『一瞬の夢』は97年の作品だが日本公開は99年、松江哲明監督のデビュー作『あんにょんキムチ』は99年の劇場公開、山下敦弘監督の長編デビュー作『どんてん生活』は99年製作作品だ。
山下敦弘監督、松江哲明監督 (2) まず、本作の感想を問われると、

松江監督:僕たちはジャ監督とデビューの時期が近いので、同時期に作品を発表してきた監督同士として、同期の感覚を持っていました。でも気づいたら彼はカンヌの常連になっていて…(笑)。国を越えて、どんどん作品のスケールが増していって。本作でもそうですが、それでも変わらないものを撮り続けていることがすごいと思います!

と語ると・・・

山下監督:僕も、ポール・トーマス・アンダーソン監督(長編第二作『ブギーナイツ』が98年日本公開)とジャ監督の2人には特に刺激を受けてきましたね。『一瞬の夢』から毎回欠かさず作品を観ているジャ・ジャンクーファンとしては、たまらない作品。初期作品にあったエネルギーがだんだんと洗練されてきて、一見同じように見えるテーマでも全然違う。今回はカメラマンも違う方が担当しているのでより面白く感じました。

と語った。


“世界”を描くジャ・ジャンクー映画を見続ける面白さとは?

松江監督:2000年代のミニシアター映画の共通言語として“世界”というキーワードがあった

とし、

松江監督:今どきは、 “セカイ系”の映画が多い。 一般的な“世界”とは違い、ごく限られた範囲で主人公の内面を掘り下げていくような作品です。ジャ監督のように、社会の片隅にいる市井の人々を通して、“世界”を捉えようとしている監督は、今なかなかいないのではないかと思う。加えて、中国の急激な発展は目覚ましく、地方都市でさえスケール感がアップしてきている。ジャ監督の人を見つめる視点は変わらないのに、自然とそんな中国を撮らざるを得ない。中国の社会と監督が撮ってきたテーマがダイナミックに重なってシンクロしてきた感じがする。だからジャ・ジャンクー映画を見続ける面白さがあると思う。

映画情報どっとこむ ralph ジャ・ジャンクー監督待望のアクション映画に大興奮!
ジャ監督が初めて裏社会を描いた本作について、山下監督と松江監督は声をそろえて

「ジャ監督のアクション、すごく良かった!」

と興奮気味に語った。
山下敦弘監督 山下監督:ジャ監督が、ジョン・ウー監督、ジョニー・トー監督らの香港ノワール作品から大きな影響を受けてきたのは過去作を観ていても知っていたので、憧れがあってもずっとそのジャンルの映画は撮らないのかな?でもいつか撮ってほしいなと思ってたんですよ。

松江監督:『狼/男たちの挽歌・最終章』主題歌のサリー・イップの曲が何度も流れたり、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』へのオマージュがあったり、チョウ・ユンファ主演『愛と復讐の挽歌』の映像が流れてきたもんね。ジャ監督がずっと変わらないのは、ワンショットのなかで現実をそのまま切り取る手法だけど、アクションシーンもそうで、カットを割らずにまるで本当にその乱闘が起きているかのように感じさせられる。それでカットが変わった瞬間にチャオ・タオが銃を一発撃って、何かがキマった!という感じ。

というと。

山下監督;90分にまとめたら石井隆監督っぽいジャンル映画になりそう(笑)。でも、中国社会を平行して描くのが、やはりジャ監督らしさだよね。

と付け加えます。


山下監督:実は『オーバー・フェンス』でジャ・ジャンクーをやってみた!

との突然の告白に会場は大爆笑!

ジャ作品で唐突に誰かが歌ったり踊るシーンが挿入されるのが印象的で大好きだと語る両監督。


山下監督:あれって真似できそうで、なかなか真似できないんだよね(笑)。『オーバーフェンス』(16)ではプロデューサーの意向で原作にないダンス(鳥の求愛ダンス)シーンを入れることになったんだけど、実はそのとき、“ジャ・ジャンクーの真似ができる!”と思ったんですよ(笑)。これは
誰にも言ってなかったことなんですけど・・・。

松江監督:ジャ監督が使うベタベタなCGも好きですね(笑)。変にごまかそうとしないというか。山下監督もあえてベタなCGを使うよね。
松江哲明監督 と。

山下監督:やっぱりこの作品でもUFO飛んでたよね!(笑)。“これから何かやりますよー!”っていうCGの使い方が好き。実は、『オーバーフェンス』でも、あえて合成っぽいCGの使い方をしたんですが、もしかするとジャ監督の影響があるかもしれないですね。そして、『実験4号』という短編映画を撮ったとき、遠くでビルが崩壊するシーンを入れたんですが、あれは実はジャ監督の『長江哀歌(エレジー)』をパクリました…(笑)

と、突然の告白に、会場は笑いに包まれた。

映画情報どっとこむ ralph 今後も続々イベント開催予定です。

公開記念イベント第2弾は、本作のプロデューサーであり、先日の第37回川喜多賞を受賞した市山尚三Pが登場!
これまで、ホウ・シャオシェン監督やジャ・ジャンクー監督の映画をプロデュースする一方で、東京フィルメックスのプログラム・ディレクターとしても活動。「映画の道に入って21年。そのうち20年を市山Pと歩んできた」とジャ監督が語る、盟友・市山Pならではの視点で本作の魅力や中国映画界の今について語って頂きます!


トークイベント第2弾【映画関係者が語る!】概要
★日時:9月16日(月・祝)10:30の回上映後&13:20の回上映前
★場所:Bunkamuraル・シネマ(渋谷区道玄坂2丁目24−1)
★ゲスト:市山尚三プロデューサー


公開記念イベント第3弾は、本作のパンフレット監修を務める、中国現代文学・映画研究の第一人者 藤井省三先生(名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授)が登場!ジャ・ジャンクー監督の作品からリアルな中国社会の現状を読み解きます。本作で描かれる“江湖”とは?日本と中国との裏社会の違いとは?など!より本作への理解が深まるトークイベントです。

トークイベント第3弾【中国のプロが語る!】概要
★日時:9月29日(日)時間未定
★場所:Bunkamuraル・シネマ(渋谷区道玄坂2丁目24−1)
★ゲスト:藤井省三さん(名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授)

映画情報どっとこむ ralph 『帰れない二人』
原題:江湖儿女/英題:Ash is Purest White

Bunkamuraル・シネマ、新宿武蔵野館ほか絶賛上映中!

www.bitters.co.jp/kaerenai

帰れない二人

【STORY】
移ろいゆく景色、街、心。それでも愛し続ける。
山西省の都市・大同(ダートン)。チャオはヤクザ者の恋人ビンと共に彼女らなりの幸せを夢見ていた。
ある日、ビンは路上でチンピラに襲われるが、チャオが発砲し一命をとりとめる。5年後、出所したチャオは長江のほとりの古都・奉節(フォンジェ)へビンを訪ねるが、彼には新たな恋人がいた。チャオは世界で最も内地にある大都市・新疆(シンジャン)ウイグル自治区のウルムチを目指す。そして2017年がやってくる――。

***********************************


監督・脚本:ジャ・ジャンクー(『罪の手ざわり』『山河ノスタルジア』)

撮影:エリック・ゴーティエ 音楽:リン・チャン
出演:チャオ・タオ、リャオ・ファン、シュー・ジェン、キャスパー・リャン

2018 年/135分/中国=フランス

提供:ビターズ・エンド、朝日新聞社 配給:ビターズ・エンド
©2018 Xstream Pictures (Beijing) – MK Productions – ARTE France All rights reserved




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大九明子絶賛!「足し算も引き算もいらない完璧!」『さよなら、退屈なレオニー』トークイベント


映画情報どっとこむ ralph カナダに住む17歳の少女レオニーの、ひと夏の成長を描く青春映画『さよなら、退屈なレオニー』が、新宿武蔵野館ほか全国順次公開中です。

この度公開を記念して、『勝手にふるえてろ』『美人が婚活してみたら』などの大九明子監督と、東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏登壇のトークイベントを実施しました。
日時:7月1日(月)
場所:新宿武蔵野館
登壇:
大九明子(映画監督:『勝手にふるえてろ』、『美人が婚活してみたら』)
矢田部吉彦(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)

映画情報どっとこむ ralph 公開を記念して、『勝手にふるえてろ』、『美人が婚活してみたら』など女性が主役の作品が多い大九明子監督と東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏がイベントに登壇。

一般のお客さんに交じって映画を観終わったばかりの矢田部さん、

矢田部さん:ほんとに胸がいっぱいで、映画の雰囲気を壊さずにトークをできるか心配。改めて観て音響がいいところで観ると、音の作り込み方だとか、雰囲気をつなげるときの音楽の使い方とかやっぱり違うなと思ったし、レオニーちゃんの魅力と、スティーヴは(レオニーに)惚れるよなって、様々な感想がでてくる。映画祭で選んでいるときは色んな青春映画観るんですけども、行き詰ってる青春の映画が多いんですけれど、例えばドラッグに走って、セックスして、子供ができてっていう作品が多い中で、こういったほんとに等身大で、カナダの映画だけれども、我々がここまできちんと理解できる行き詰まり感を抱える青春映画はなかなか無いなと。改めて今日見て猛烈に感動したというか浸っています。

と興奮気味。

大九監督:矢田部さんがオールタイムBESTの青春映画だとおっしゃられていると聞いて、私はジャンルということよりも、とてもスケールの大きい壮大な映画だなと思った。音楽と映像と俳優のアンサンブルが素晴らしくて、音楽がずーっと流れている映画なのでラストに向けて、劇伴が邪魔しないように美しく伴っていく中で最後ドバァーとなって、思わず立ち上がりたいくらいの興奮を覚えて。観終わったときに話は全然違うんですが、第一印象としてラース・フォン・トリアー監督の『メランコリア』を思い出した、そういうスケール感のある映画として捉えたんです。

とその印象を語った。


女性を主役にした作品が多い大九監督に

矢田部さん:自分の作品と比べて観たりしましたか?

の質問には

大九監督:比べて観るということはしないが、似たカットを見つけると、ハッって少し動揺する。ショットに対して嫉妬したり、こういうのやってみたかったというのはあった。

と答えた。

矢田部さん:ラストの部分、母が亡くなって、ホタルが復活して、野球場でっていうとやっぱり『フィールド・オブ・ドリームス』を思い出してしまう。

露のコメントに大九監督もそれには大きく頷いていた。

また

矢田部さん:そういった輪廻みたいなことを考えると先ほどの大九監督の言うスケールの壮大な映画っていうの納得できる。

と続ける。


大九監督:シンプルに振りと回収が行われていくんですけど、ラストシーンでは、さあみなさん考えなさいっていう、えっ!っていう驚きがある。そしてそれがとても心地よい。

と、続けてレオニーについて

大九監督:めったに笑わないですよね、だから笑ってくれるとホッとする。人をくった話し方が、半笑いというか、あれは心の中で馬鹿にしながら話してみてくださいとお願いしても、できない人もいるかと思うんですけど、そういうのが根っからできるという得難い才能を持った俳優だと思う。

とその才能を認める。

ギター教室のシーンでのスティーヴのカッコ良さにも言及。もともとミュージシャンとしても活動するスティーヴの超絶ギターテクニックに

大九監督:なんてことするんだ、あれは惚れるわ!

と大絶賛。演出についても、ゲームセンターでのバイクのシーンでは
大九監督;大したことしているわけじゃないのに足し算も引き算もいらない完ぺきなカット割りだと思うんです、最初抱きついてるだけが、そっと頬よせて、とか、人と人とが恋愛とかいうことよりも体を寄せ合うっていうところの切なさに涙が込み上げてきました。

とお気に入りのシーンとして挙げました。これに

矢田部さん:スティーヴのサブストーリーもレオニーの心情と相まって描かれているからただの青春映画で終わってないですね。

と分析する。

矢田部さん:レオニーを『勝手にふるえてろ』での松岡茉優さんに重ねて観た方も多いと思います。

と客席を見渡すと松岡さんについて

大九監督:最初から大物感たっぷりでしたよ。

と明かし、18歳当時の松岡さんが高校の制服への不満を話していたエピソードに会場では笑いが起こった。

最後に・・・

矢田部さん:本作のようなフランス語圏のカナダの映画がここ6~7年とても勢いがあって、なんでかって言うとグザヴィエ・ドランという監督が世界的にぐわっと出てきて、そういう天才が出てくるとその国が盛り上がるということで助成金なども充実してきて。この作品も監督もその流れで出てきたわけで。カナダのフランス語圏の映画は今後も注目してほしいです!

とメッセージを送った。

映画情報どっとこむ ralph あの頃の<きらめき>と<痛み>がよみがえる、ひと夏の泡沫青春ダイアリー。

『さよなら、退屈なレオニー』

http://sayonara-leonie.com


<STORY>
カナダ・ケベックの海辺の街で暮らす17歳の少女、レオニー。高校卒業を一ヶ月後に控えながら、どこかイライラした毎日を送っていた。退屈な街を飛び出したくて仕方ないけれど、自分が何をしたいかわからない。口うるさい母親も気に入らないが、それ以上に母親の再婚相手のことが大嫌い。レオニーが唯一、頼りにしているのは離れて暮らす実の父親だけだった。

そんなある日、レオニーは街のダイナーで年上のミュージシャン、スティーヴと出会う。暇つぶしで始めたギター…毎日はつまらないことだらけだが、レオニーのなかで少しずつ何かが変わり始めていた。

***********************************


監督:セバスチャン・ピロット
出演:カレル・トレンブレイ/ピエール=リュック・ブリラント
2018年/カナダ/英題:The Fireflies Are Gone/96分/ビスタ
配給:ブロードメディア・スタジオ
©CORPORATION ACPAV INC. 2018 
    




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男女の友情は存在するのか?徳永えり、野崎智子、山田佳奈、穐山茉由監督登壇『映画月極オトコトモダチ』初日舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph 6月8日(土)より全国順次公開となった映画『月極オトコトモダチ』の公開初日舞台挨拶が行われ、主演を務めた徳永えりさんをはじめ、野崎智子さん、山田佳奈さん、穐山茉由監督の4名が登壇し、映画の裏話から、「男女の友情は存在するのか?」という本作テーマについて女子トークを繰り広げました!

『映画月極オトコトモダチ』初日舞台挨拶
日時:6月8日(土)
会場:新宿武蔵野館
登壇:徳永えり、野崎智子、山田佳奈、穐山茉由監督

映画情報どっとこむ ralph 徳永さん:本日はお越しくださいましてありがとうございます。楽しんでいただけましたでしょうか?(拍手)ありがとうございます。観られたばかりの皆さんがどんな風に考えているのだろうと興味があります。

野崎さん:こんなにお集まりいただきありがとうございます。

山田さん:同じ時間に初日を迎えて下さること嬉しく思っています。

穐山監督:長い道のりだったのか?短かったのか?こうして初日を迎えられてうれしい気持ちでいっぱいです!作品は「MOOSIC LAB」に向けて作成し、ありがたいことに東京国際映画祭でも上映いただいて、でもこうして、新宿武蔵野館で公開ができて、違う空気を感じて背筋の伸びる思いです。

と、其々ご挨拶。

映画情報どっとこむ ralph 出演オファーに関して

徳永さん:始めにお話をいただいたときは台本が上がってなくて、男女の友情は成立するのか?がテーマだと。その地点で答えのないものに挑む監督の強さに惹かれたのと、台本が出来て、つかみどころがなくて難しそうで、チャレンジし甲斐があるなと挑戦しました。
主人公那沙の魅力は?

徳永さん:正直、那沙みたいな子がいたら苛ついてしまうかもしれません。優柔不断で幼くてかわいいけど・・・感情も激しいので、抜けてるところは足させていただきました。

穐山監督:なぜ徳永さんが難しいと言うので、書いていた私はなぜ?と思いましたが・・・初日に、徳永さんが色々やって、私のリアクションを見てドンドン那沙を創って、みるみる那沙になっていったので感がいいなと思いました。

と話します。続いて、其々の役を演じて
野崎さん:私の性格とは真逆。で、難しいなと思いましたが、やっていく中で似た友達を思い出して演じました。わからないときに監督はわかりやすく説明してくれるので、助かりました。
穐山監督:野崎さんはほぼ演技初めてで。彼女はオーディションで、堂々としてたので決めました。新鮮で、癒されました。

編集長役は?
山田さん:私も監督していて、穐山さんの前作で、同じ映画祭でお会いしていて。まさか役者としてお声を掛けていただけるとはと思いました。隠れ穐山茉由が那沙に投影されていると思いますが、女性としての強さとかを手渡された役かなと思い演じました。

穐山監督:その映画祭で、山田さんは堂々としていて、ちょっと怖かったんです。で、その時の印象があって、リーダー的な人だと、編集長にピッタリだなと。

ここで、男女の間での友情は存在するのか?と言う質問に

徳永さん:存在する。

山田さん:私も。

穐山監督:女性は存在する派多いですけど、存在しないと言う人もいます。私はあり寄りのあり。曖昧なグレーなところが好き。そこがテーマ。恋愛感情を飛び越えろ!がキャッチなので。そこがやりたかった。

ここで、オリジナルグッズ紹介する監督!


最後に・・・
徳永さん:観る方によって、持って帰る気持ちが違うと思います。そして違っていい映画だと思っています。面白かったら広めて下さい!

映画情報どっとこむ ralph 『映画月極オトコトモダチ』

数々の名作を世に送り出している映画祭「MOOSIC LAB」2018 年度の長編部門でグランプリほか 4 冠を獲得、東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門に異例の選出も果たした映画『月極オトコトモダチ』が、6月8日 (土)より新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺、イオンシネマ板橋ほか全国順次公開。

現役 OL でもある異色の映画監督・穐山茉由の長編デビュー作にして、昨年の第 31 回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部 門へ正式出品、音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB 2018」で長編部門グランプリほか 4 冠を獲得した話題作。「恋のツキ」『疑惑とダン ス』の徳永えりが主人公のアラサー編集者役を、『At the terrace テラスにて』の橋本淳がレンタルフレンド役を熱演。さらに『ジムノペディ に乱れる』の芦那すみれがミュージシャン役として加わり、男女の友情の揺らぎを見事に体現しています。


<STORY>
大人になると異性の友達ってなかなかできない。男女の間に友情は本当に存在しないの?WEB マガジン編集者の望月那沙(徳 永えり)は、あるきっかけで「男女関係にならないスイッチ」を持つと語る柳瀬草太(橋本淳)に出会う。実は、彼は依頼主に雇われた「レンタル友達」 だった。那沙は柳瀬を題材に、ある検証を試みようとする。一方、那沙のルームメイトの珠希(芦那すみれ)は音楽を通じて柳瀬と距離を縮めていく。仲良くなっても越えられない「契約関係」。夢と現実の間で悩む男女が織りなす不思議な「関係性」の物語。
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徳永えり 橋本 淳
芦那すみれ 野崎智子 師岡広明 三森麻美 山田佳

監督・脚本:穐山茉由

音楽:入江陽|劇中歌・主題歌:BOMI
配給:SPOTTED PRODUCTIONS|
製作:「月極オトコトモダチ」製作委員会|2018|日本|78 分|カラー|ヨーロピアン・ビスタ|STEREO
©2019「月極オトコトモダチ」製作委員会
  




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全回満席の大好評『がんと生きる 言葉の処方箋』新宿武蔵野館で5月16日まで上映期間延長中!


映画情報どっとこむ ralph 医学部教授とメディカル・カフェの4人を追うドキュメンタリー映画『がんと生きる 言葉の処方箋』新宿武蔵野館で5月16日まで7日間の上映期間延長。

5月3日の公開から全回満席の大好評につき、急遽決定したものです。5月11日からは名古屋でも上映が始まりました。

がんと生きる 言葉の処方箋
がん哲学外来映画製作委員会事務局は5月3日(金)から新宿武蔵野館で上映中の映画『がんと生きる 言葉の処方箋』を、5月16日(木)まで上映期間を延長することを決定。当初は5月9日(木)までの予定でしたが、初日から全て満席と好評のため、急遽決めたものです。

【映画公開情報】

5月3日(金)~5月16日(木) 新宿武蔵野館

5月11日(土)~5月24日(金) シネマスコーレ(名古屋)

6月8日(土)~6月21日(金)第七藝術劇場(大阪)

6月15日(土)~6月21日(金)京都シネマ

※上映時間など詳細については各映画館にご確認ください。

映画情報どっとこむ ralph 本作は、がん哲学外来の提唱者である順天堂大学医学部の樋野興夫教授と、メディカル・カフェを開設した4人の人物にスポットをあて、がんと正面から向き合い、一日一日を真剣に生きる姿に迫ったドキュメンタリー映画です。

上映時間は1時間30分。

がん医療の現場は治療に手いっぱいで、患者や家族の精神的苦痛に対するケアが疎かになっているという課題がありました。病理学と腫瘍学を専門とする樋野教授は、現場と患者の間にある“隙間”を埋めるべく、悩みや不安を軽減するための対話の場として、2008年に「がん哲学外来」を開設。医学としてのがんを学びながら、がんに哲学的な思考を取り入れていくという立場を追い求めました。

樋野教授の考えに共鳴した医師や患者たちが「がん哲学外来」の実践の場として「がん哲学外来メディカル・カフェ」を開設。やがて全国に拡がっていきました。

映画はカフェを開設して元気に生きる4人の人生を追います。
乳がんを経験して自分の生きる使命に気づいた女性、大病院でがん哲学外来を実践する外科医、乳がんを体験して地域の人々と悩みを分かち合うシングルマザー、脳腫瘍を経験した高校生は、病の子供たちのために役立ちたいとカフェを運営。それぞれが、それぞれの立場で言葉の処方箋を投げかけあい、生きる力を作りだしていきます。

映画の監修も務めた樋野氏は公開初日(5月3日)の挨拶で、「がん哲学外来が時代的な要請を背景に広がったように、この映画も時代や社会が必要としているのだと思います。花を上から見るのではなく、花と同じ目線で見るような視点で作品を撮っているところがこの映画のよさだと感じます」と語りました。

映画情報どっとこむ ralph また、実際に映画をご覧になったお客様からは、次のような感想が寄せられています。

「出演者の皆さんが樋野先生の言葉を胸に、前に進んでおられる姿に感動しました。私も何ができるのか考えてみたい」(60代、女性)

「映画に登場する人たちの笑顔がよかった。がんや病気をどう受け止めるかでその後の生き方が大きく変わることを教えられました」(70代、男性)

ドキュメンタリー映画『がんと生きる 言葉の処方箋』は、5月11日から名古屋、6月以降は大阪・京都と全国順次公開予定です。

映画情報どっとこむ ralph 映画『がんと生きる 言葉の処方箋

映画公式サイト
がんと生きる 言葉の処方箋

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【登場人物】

・樋野興夫(ひの おきお)
1954年、島根県生まれ。順天堂大学医学部病理・腫瘍学 教授、順天堂大学国際教養学部 教授(兼任)、一般社団法人がん哲学外来 理事長、「がん哲学外来市民学会」代表(撮影時のプロフィール)2019年3月をもって、65歳の定年退職を迎える。癌研から順天堂大に赴任したのが2003年、この15年の集大成として、ドキュメンタリー映画『がんと生きる 言葉の処方箋』が制作されることになった。自身が提唱する「がん哲学」に関する著作を多数発表している。2019年4月 新渡戸稲造記念センター長、順天堂大学名誉教授。

・宗本義則:福井県済生会病院 集学的がん診療センター長、外科主任部長 医学博士【福井県】

・春日井いつ子:ながれやま・がん哲学外来カフェ代表【千葉県】

・齋藤智恵美:松本がん哲学みずたまカフェ代表【長野県】

・中村航大:どあらっこ メディカル・カフェ代表【愛知県】

野澤和之監督
〈1954年、新潟県生まれ。文化人類学を学んだ経験から文化社会の周縁にいる人々を描いた作品が多い。代表作に在日1世を描いた『ハルコ』、マニラの路上の子供たちの物語『マリアのへそ』、瀬戸内海のハンセン病療養所で暮らす夫婦を描いた『61ha絆』、世界最大のハンセン病隔離島の物語『Culion Dignity』など〉
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主演:樋野興夫、宗本義則、春日井いつ子、齋藤智恵美、中村航大
監督:野澤和之
カラー/90分 
©2018がん哲学外来映画製作委員会




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