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夏帆×染谷将太×東出昌大×黒沢清監督登壇!『予兆 散歩する侵略者 劇場版』初日舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph 本作は黒沢清監督が劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の同名人気舞台を映画化し黒沢清監督9月9日(土)公開した『散歩する侵略者』のなざーストーリーで前日譚。WOWOWでのTV版が好評ゆえに劇場公開へとなった作品です。

11月11日に公開となった『予兆 散歩する侵略者 劇場版』の初日舞台挨拶が行われ、夏帆さん、染谷将太さん、東出昌大さんと黒沢清監督が登壇し、劇場での公開をに対する思いなどを語りました。そして、もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?の質問に・・・・。

日時:11月11日(土)
場所:新宿ピカデリー
登壇:夏帆、染谷将太、東出昌大、黒沢清監督

映画情報どっとこむ ralph 温かい拍手の中、登場した皆さん。
夏帆さん:本日は休日にありがとうございます。

黒沢監督:2か月前に映画「散歩する侵略者」をこの劇場で初日舞台挨拶をして、2か月後にこうして新作を公開することが出来て、作品に携わってくれた関係者とお客様たちのおかげです。感無量です。

との挨拶からスタート。


本作を観ると先に公開された劇場版を見に行かねば!となる作品でもあります。

夏帆さん:凄くうれしいです。大きいスクリーンの良い環境でこの作品を見て見たいと思っていたので嬉しいです。

染谷さん:撮影中から劇場でも掛けられるようにと聞いていたのですが、こうして公開。楽しめるのが嬉しいです。

と、答えるお二人。一方で東出さんは、打ち合わせの後にどこかに消えていたそうで。。。

東出さん:大きなスクリーンで見たくて、上から少し見させていただきました。作品は俳優部だけでなく、すべてのスタッフさんが頑張って、綺麗に撮ったので、こうして映画館で掛かるのは嬉しいです。

映画情報どっとこむ ralph 黒沢監督の演出について、共感できるところは

夏帆さん:強さを意識して演じて下さいと。怯える芝居も多いですが、その中でも強さを意識して演じていました。特別な力を持ってると言われて世界が終わると対峙しますが、自身は夫と日常を守りたいと。。。その部分は共感しますね。

MCが映画の方でも女性が強いが、そては監督が意識してかと問われると

黒沢監督:女性が強いのは常識的ですよね。何の疑問もない。男は揺れ動き、女は安定している。

と、きっぱり。脚本の高橋洋さんの価値観だとも。それを受けて

染谷さん:脚本を読んだ時に、男らしい弱さを感じてたので。弱いのに粋がる。逆に男らしいな(笑)と思ってました。自分が普通にやるとそうなるなと(笑)

と話す人間の男役の染谷さんに対し、概念を奪ってしまう宇宙人役の東出さんは・・

東出さん:概念を奪うことはないので、安心してください!宇宙人にはなったことがないですが・・・目的がはっきりしてるので演じててすがすがしかったです。色々考えなくてよい宇宙人だったので。


映画情報どっとこむ ralph 実は撮影中にあまり会話がなかったお三方。

東出さん:この3人マイペースなんです。共演もあるんで、仲はいいんですけどね。

染谷さん:確かに各々すごしてましたね。東出君はうろうろ散歩してて、夏帆ちゃんはずっと座ってました。俺は・・・ずっとコーヒーを飲んでました。
監督に真相を聞くも、実は次のシーンの用意で見ていなかったそうですが。

監督:東出君には、宇宙人ですが・・・悪魔。なんとなく休み時間もその役から外れないようにしていることが多い気がします。

実際、概念を奪われそうで近寄りがたかったと夏帆さん。


撮影時のエピソードを聞くと・・・

夏帆さん:染谷君が包丁を持って・・・のシーンで光がちゃんとカメラに映るようにするとき、芝居から一瞬素に戻るんです。

染谷さん:角度が難しいんです!僕が印象に残ってるのは、東出君を思い切り殴るの気持ち良かった~。
東出さん:イキウメのシーンはハラハラしました。


東出さんは映画版では牧師さん。つながりは?

監督:微妙につながってるんです。ご想像にお任せします。

と・・・・。

映画情報どっとこむ ralph もうすぐ世界が終わるとしたら?

夏帆さん:本当にごく普通に過ごします。

染谷さん:終わらないかもしれない。という希望を持ってすごします。

東出さん:何かしなきゃ・・・・と思ってるうち終わりそう。

監督:長い人類の歴史が終わる。その瞬間に立ち会えてるのはラッキー。貴重。見届けたい。格好良いかカメラ回しますか。。。誰が見るかわからないですが、映像残ってるの良いですね。

と、流石、想像主である監督らしいお答えで時間切れ。


凄い3人の俳優の演技を見て欲しい!との監督の言葉でイベントは終了となりました。

予兆 散歩する侵略者 劇場版

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あらすじ

山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くとそこには実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という《概念》が欠落していることが分かる。

帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始める-

***********************************

出演:夏帆 染谷将太 東出昌大

中村映里子 岸井ゆきの 安井順平 石橋けい 吉岡睦雄 大塚ヒロタ

千葉哲也 諏訪太朗 渡辺真起子 中村まこと / 大杉 漣

原作:前川知大「散歩する侵略者」
監督:黒沢 清
脚本:高橋 洋 黒沢 清
音楽:林 祐介
配給:ポニーキャニオン 
上映時間:140分/シネマスコープサイズ/ドルビーデジタル5.1

©2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ 
   


スピンオフ作品 『予兆 散歩する侵略者 劇場版』の未公開カットが解禁に・・・!!


映画情報どっとこむ ralph 映画『散歩する侵略者』のアナザーストーリーが、同じく黒沢清監督によっ て新たな設定・キャストでスピンオフ「予兆 散歩する侵略者」として誕生。

異変に気付き、必死に自分たちの世界を守ろうとする主人公・悦子に夏帆。

図らずも「侵略者」の手先となり苦悩する悦子の夫・辰雄に染谷将太。

そして映画版とは全く違う 明確な「“悪”の侵略者」に東出昌大。

今回、公開直前に初公開カット到着!

何かに怯える夏帆、苦悶の表情を浮かべる染谷、そして夏帆に迫る東出…!

映画情報どっとこむ ralph 黒沢監督に「神がかった熱演」と言わしめた素晴らしい恐怖のアンサンブルを披露している。

世界の終わり、行く末を見届ける彼らの表情とは‥・

予兆 散歩する侵略者 劇場版

11 月 11 日(土)より公開 東京:新宿ピカデリー、大阪:なんばパークスシネマ、 愛知:ミッドランドスクエアシネマ、北海道:札幌シネマフロンティア

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あらすじ・・・
山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くとそこには実 の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連 れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という《概念》が欠落していることが分かる。 帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは 素っ気ない返事のみ。常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を 抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかな い告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始める。

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出演:夏帆 染谷将太 東出昌大
中村映里子 岸井ゆきの 安井順平 石橋けい 吉岡睦雄 大塚ヒロタ 千葉哲也 諏訪太朗 渡辺真起子 中村まこと / 大杉 漣

原作:前川知大「散歩する侵略者」
監督:黒沢 清
脚本:高橋 洋 黒沢 清
音楽:林 祐介

配給:ポニーキャニオン
上映時間:140 分/シネマスコープサイズ/ドルビーデジタル 5.1

©2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ


黒沢清監督『散歩する侵略者』が第22回釜山国際映画祭でティーチイン


映画情報どっとこむ ralph 前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台「散歩する侵略者」を黒沢清監督が映画化。

数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイデアのもと、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里ほか日本映画界を代表する豪華キャストを迎え、誰も見たことがない新たなエンターテインメントが誕生。現在、全国劇場にて大ヒット上映中です。

この度『散歩する侵略者』が現在開催中の【第22回釜山国際映画祭】で公式上映!
黒沢清監督が上映後、ティーチインに登場しました。

第22回釜山国際映画祭『散歩する侵略者』上映&ティーチイン
登壇:黒沢清監督

映画情報どっとこむ ralph 本作は、第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、その後もニューヨーク映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭ほか世界各国の映画祭で上映され、世界25カ国での劇場公開がすでに決定しています。今回正式出品された、釜山国際映画祭の「アジア映画の窓」部門は、さまざまな視点とスタイルを持つ、アジアが誇る才能豊かな映画監督たちの優れた作品を紹介する部門です。

公式上映には、劇場を満席に埋め尽くす多くのファンが集まり、黒沢清監督が上映後のティーチインに登場すると大きな拍手が巻き起こりました。

まずは

黒沢監督:本日はご覧になっていただいてありがとうございました。釜山映画祭には毎年のように来ているのですが、季節の変わり目でこんなに寒いのは初めて経験しました。海岸に誰もいない釜山は初めてです。この映画でもだんだん人がいなくなって、日本の街から最後にはほとんど人がいなくなってしまうわけですけれども、釜山の街ほどそれが劇的に描けていたかはわかりませんが、楽しんでいただけたのなら嬉しいです。

という挨拶でイベントは始まりました。


さっそく質疑応答が始まると熱心なファンたちからたくさんの質問の手が上がりました。まず、最初になぜこの題材を映像化したのかを問われると、

黒沢監督:ご覧になっておわかりだと思いますが、作品のテーマ自体は宇宙人の侵略というハリウッド映画でもよくある大変お金がかかるような題材です。ただこの作品では同じテーマを扱いながらも、軍隊、政治家、科学者は一切出てこなくて、基本的には夫婦の愛の物語を中心として世界がだんだんと変化、変貌していく様を描いている、そこが魅力的だなと思いました。ハリウッドのようにお金がなくても、特別なものすごい技術を使わなくても、基本的にはこういう日常を描くだけで、非常に大きなテーマにチャレンジできるというところが、何と言っても、この原作の元になったアイディアの素晴らしいところだと思って、すぐに映画化したいと思いました。

と語りました。


映画情報どっとこむ ralph 黒沢監督にホラーのイメージを求める観客からの質問には

黒沢監督:ホラーを楽しみにしていただいたお客さん、どうもすみませんでした(笑)。今回は全然ホラーではなかったですね。でも、僕はホラー映画ばかり撮っているわけではなくて、いろんなジャンルの映画をこれまで撮ってきました。注意深く観てくださるとわかるんですけど、過去の作品もホラー映画であっても、物語の中心は夫婦の関係であったり、若い男女の愛がどのように成立するのか、というのが物語の中心だったりします。今回はSFというジャンルですが、SFというのは最初に現実と少し違う設定があるだけで、その中の物語はなんでもありなんです。なので、今回は割と素直に夫婦の物語を描くことができたというのが実感です。

と様々なジャンルを撮ってきた黒沢監督ならではの実感を込めて答えました。

映画と原作との違いを問われると、

黒沢監督:大きく言うと夫婦の物語はかなり原作に近く、もう一つジャーナリストと若い二人の3人の描写は原作とかなり違っています。原作はもともと舞台の戯曲だったので、ほとんど場所が一箇所、夫婦の場合は夫婦の家、もう一方の3人もほとんど家の近所の設定だったんですけれども、そこは映画なのでジャーナリストと若い二人はもう少しあちこち動き回って、どんどん移動して、結構大変な目に遭うということにしようと考えました。

と語りました。


映画情報どっとこむ ralph また、本作の中で描かれる「概念を奪われた状態」はどのように表現しようと考えたのかを問われると、

黒沢監督:家族や仕事など様々な概念が奪われる、という設定をどこまで描写してどういうドラマとして表現するかはかなり悩みました。その概念がなくなってしまうというのがどういう状態なのか色々と想像したのですが、それをリアルに思い描くことはなかなか難しかったです。ただ、一つだけ考えたのは「家族」や「仕事」などの概念はとても重要ですが、人間が小さな頃から成長していくに従って覚える、学ぶ概念で、それを奪われるということは、それを知らなかった子供に戻るということだと。そして多くの概念を奪われるとなぜか少し幸せそうになるというのは、それを知らなかった子供に戻る、つまり縛られていた概念から自由になるという狙いで描きました。

本作の世界観の中で日本ならではの描写について問われると、

黒沢監督:そういうものは僕が努力しなくても、俳優や、撮っている町、東京ではないどこでもないような少し地方の都市、町の有り様や俳優の演技で、嫌でも日本的ななにかが映っているので、僕はそれ以上、日本的な何かを出そうとは思っていません。アメリカ映画のようにしようと思っていませんが、僕は世界中のどこでも通用する「映画」であろう、「映画」にしようと思って作っただけです。

と真摯に答えました。

会場にはまだ質問を求める多くの手が挙がっていましたが、残念ながら時間切れ。


映画情報どっとこむ ralph 最後に・・・

黒沢監督:釜山映画祭ではいつも驚き、感激するのですが、質問の質がものすごく高くて本当に映画をしっかりと観ていただいているのが伝わって来て本当に嬉しいです。もっともっと手を上げてくださった皆さんの質問にもお応えしたかったのですが、すみません。また来年も来たいと思っています。また来年皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました。

ティーチイン後、若い黒沢監督のファンたちが、サインや写真を求めて黒沢監督に殺到し、行列を作りましたが、黒沢監督はその一人一人に丁寧に応え、大盛り上がりのイベントを終えました。



【第22回釜山国際映画祭】
2017年10月12日(木)~10月21日(土)(韓国・釜山現地日程)
映画の復興と芸術への理解を深めることを目的に1996年に創設。以後、急速に規模を拡大しアジア最大級の国際映画祭へと成長を遂げ、本年度は75ヶ国298作品(うち100本がワールドプレミア上映)が上映予定。

「アジア映画の窓」部門は、様々な視点やスタイルを持つ、アジアが誇る才能豊かな映画監督たちの優れた作品を紹介することを目的とした部門。本年度は本作をはじめ56作品が選出され、『アウトレイジ 最終章』(北野武監督)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(白石和彌監督)、『羊の木』(吉田大八監督)など13作品が日本から招待されている。


『散歩する侵略者』

物語・・・
世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい。

数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海。夫・真治は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。一体何をしているのか…?その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井は取材中、天野という謎の若者に出会い、二人は事件の鍵を握る女子高校生・立花あきらの行方を探し始める。やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海。当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる。

公式HP:sanpo-movie.jp
公式Twitter:@sanpo_movie
公式FB:@sanpomovie

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監督:黒沢清
原作:前川知大「散歩する侵略者」
脚本:田中幸子黒沢清
音楽:林祐介

出演:長澤まさみ 松田龍平 高杉真宙 恒松祐里 前田敦子 満島真之介児嶋一哉 光石研 東出昌大 小泉今日子 笹野高史 長谷川博己

製作:『散歩する侵略者』製作委員会
給:松竹/日活
(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会
  


侵略開始から1か月。松田龍平、黒沢清監督『散歩する侵略者』トークイベントレポ


映画情報どっとこむ ralph 世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい。

黒沢清監督が数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという劇作家・前川知大氏率いる劇団「イキウメ」の人気舞台「散歩する侵略者」を映画化。

大胆なアイディアのもと、長澤まさみさん、松田龍平さん、長谷川博己さん、そして、黒沢監督が絶賛する新鋭女優の恒松祐里さんら豪華オールスターキャストを迎え、誰も見たことがない新たなエンターテインメントが誕生、現在、全国で大ヒット上映中です。

この度10月8日(日)に松田龍平さんと黒沢清監督が語り合うスペシャルトークイベントを行いました! 撮影の裏側から、カンヌ国際映画祭のお話、今だから話せる、とっておきのエピソード満載で大盛り上がりのイベントになりました。
『散歩する侵略者』スペシャルトークイベント
日時;10月8日(日)
場所:新宿ピカデリー
登壇:松田龍平、黒沢清監督

映画情報どっとこむ ralph 公開から1カ月が経っても尚リピーターが続出している本作。
上映後の会場に松田龍平さんと黒沢清監督が登場すると、観客からは大きな拍手が沸き起こりました。

松田さん:今日はありがとうございます。映画を観た友達からはおもしろいって言われます。公開して1カ月経っても皆さんが観にきてくれて嬉しいです。

黒沢監督:公開してしばらく経ちますが、こうやって皆さんにお越しいただき嬉しいです。中には2回、3回と観た方もいるということで、僕は出来上がった作品を何回も観ていないので、僕が気づかなかった事に気づいている方もいるかもしれませんね。何かの機会に聞かせていただけると嬉しいです。これからも上映されたり、のちにはDVD等になったりと今後、作品が色んな形で残っていってくれるんだろうなと思うと感慨深いですね。

と挨拶しイベントはスタート。
映画情報どっとこむ ralph 公開後、何度も鑑賞しているリピーターの方からの質問に黒沢監督が驚いたそうで・・・・

黒沢監督:映画の後半、混乱する病院のロビーを長澤まさみさんと松田さんが動き回る長回しのワンカットのシーンがあるのですが、長澤さん演じる鳴海にそっくりの銅像が置いてあった意図は何でしょうか?と聞かれたのですが、全く覚えていなくて…

その銅像はロケ場所の病院に元から置いてあったもので黒沢監督も全く気がついておらず、想定外の指摘に思わず動揺したと語りました。


松田さんと黒沢監督は、今年5月に開催されたカンヌ国際映画祭での公式上映に参加。

改めてカンヌの感想を聞かれ

黒沢監督:現地の方はあたたかく受け入れてくれましたね。こちらは冗談のつもりでやっているところも、すごく真剣に観てくれて。一般の方というよりはジャーナリストが多いので日本の現状を象徴しているのかとか、物語の意味を一つ一つ聞かれました。複雑で色んな要素のつまった作品なので、色んな解釈をして観てくれて嬉しかったですし、とても楽しかったです。

とコメントした。一方、『御法度』以来の17年ぶりのカンヌ国際映画祭への参加となった松田さん

松田さん:17年ぶりということで色んな期待を胸に映画祭に行ったのですが、お酒を飲んでまったりしてしまって、天気もすごく良かったし、黒沢さんとゆっくり一緒にいることも撮影の現場でもなかったので、ああ、もう楽しんじゃおう!と思って。ビーチにも行きましたね。

一方で、

黒沢監督:撮影の現場ではなかなか松田さんと話す時間もなかったので、カンヌでゆっくりお話しできて楽しみました。

と、映画祭を存分に楽しんだことを明かしました。

映画情報どっとこむ ralph ここから話題は『散歩する侵略者』の制作秘話に。侵略者に乗っ取られた男・加瀬真治役を松田さんにオファーした理由について話が及ぶと、

黒沢監督:『御法度』以来、松田さんの出演している色んな作品を観させていていただいていますが、すごくピュアというか、世俗的なものに毒されていない方だなと思いました。経験は豊かな方ですが、ピュアな部分が残っていて。侵略者の役は「作りたての人間」というゼロの状態からキャラクターを作り上げていく役なので、最初から変な癖のある人やしがらみを背負ってしまっている人だと難しくて。30歳くらいの年齢でピュアな要素を持っている、というと、松田さんしかいませんでした!

と、その理由を明かしました。

黒沢監督の絶賛コメントに対し、

松田さん:うれしいですね。僕も演じている時に、まっさらであるという、概念を一つも持っていない、縛られていない役のイメージを持っていたので、本当にそういう気持ちでいたいと思っていました。ただ、実際の撮影現場で“ただそこにいる”というのは難しくて不安もあったので、現場では黒沢さんの顔をいつも窺っていました。難しい役でしたね。概念を奪うことによる真治の変化は、最初は少し考えてみたんですけど、あまりわかりづらい芝居をするのも違うかなと思って。結局は自分なりにその「概念」を想像してみるということに留まりました。普段、一つ一つの概念について考える機会はないので、そういったことを想像してみるというのは面白かったです。

と難しい役どころにも、楽しんで取り組んでいたと話しました。

映画情報どっとこむ ralph また、侵略者が人間から概念を奪う印象的なポーズの誕生に関して

黒沢監督:概念を奪う時にわかりやすいアクションをやるべきかどうか僕も悩んでいたんですが、一番最初に撮影したのが、真治が前田敦子さん演じる鳴海の妹・明日美から概念を奪うシーンで、その時、試しに、松田さんに人差し指を突き出すポーズをやってもらったところ、すごくお手軽なことなんですが、決定的に何かが失われたように見えるなと確信して、他もあのポーズでやることに決めました。

と明かし、

松田さん:面白いなって思いました。スタッフも聞かされてなくて、黒沢さんが撮影当日にこういう風にやってみてと仰ることが何度かあって。想像が広がるというか、そういう瞬発力というのが大事なんだなと思いました。

と、初となる黒沢組の撮影現場を振り返りました。真治がテレビの気象予報士の動きを真似るシーンについて聞かれると、

黒沢監督:気象予報士役の方には、あの方はすごくうまくやってくれたんですが、かなりしつこく演出しました(笑)。でも、松田さんにはほとんど演出しませんでした。画面を見せてこんな感じで!と。

それを聞いて

松田さん:気象予報士役の方づてに演出されたんですね(笑)あの時、肩が痛かったんですけど、あの動きをしたら見違えるように治ったので、家でもやろうと思って。

と意外なエピソードを明かし、会場の笑いを誘いました。

映画情報どっとこむ ralph 今後、松田さんと一緒に作品を作ることになったとしたら、どのような作品で松田さんにどんな役をお願いしたいかという問いかけに関し、

黒沢監督:何でもやってみたいですが、今回は人類とかけ離れたところからのスタートする役だったので、逆に国会議員とか、スパイとか。松田さんは犬派か猫派かといったら犬派だと思うので、まずは忠実に動いてみる、大きな組織にまずは属していることからスタートするような人がものすごく合う気がしますね。

と期待を寄せ、対して

松田さん:でも、どっちかというと猫派ですが…(笑)

黒沢監督:最初は犬派なんだけど、だんだん猫派だって気づいていくみたいな。

松田さん:それはワクワクしますね!ぜひお願いします

と次回作に意欲を見せました。


映画情報どっとこむ ralph また、現在WOWOWで放送中のスピンオフドラマ「予兆散歩する侵略者」が『予兆 散歩する侵略者 劇場版』として11月11日(土)から劇場公開することが決定。

黒沢監督:映画版の『散歩する侵略者』で松田さんと東出さんの教会でのやり取りは僕自身いつも笑ってしまうのですが、あの東出さんが何者なのかが明かされます。映画版の事件が起こっているときとほぼ同じ時間軸の中で、別の街では何が起こっていたのかという発想で作ってみました。ぜひご覧ください。

と見どころを語りました。


最後に・・・・。

松田さん:今日は本当にありがとうございました。まだまだ上映しているので、何回でも観てください。
黒沢監督:今日は久しぶりに松田さんと会えて楽しい時間を過ごせました。何度も映画を観てくださった方もいて感激しています。色んな要素がつまった映画ですが、最終的にはわかりやすいメッセージを込めたつもりです。公開が終わっても、皆さんの心の中にこの映画の記憶と、そのメッセージが少しでも長く残り続けてくれたら、作ったかいがあったというものです。本日はありがとうございました。

映画『散歩する侵略者』大ヒット上映中

物語・・・
数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海。夫・真治は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。一体何をしているのか…?その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井は取材中、天野という謎の若者に出会い、二人は事件の鍵を握る女子高校生・立花あきらの行方を探し始める。やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海。当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる。

公式HP:
sanpo-movie.jp
公式Twitter:
@sanpo_movie
公式FB:
@sanpomovie

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監督:黒沢清
原作:前川知大「散歩する侵略者」
脚本:田中幸子 黒沢清
音楽:林祐介

出演:長澤まさみ 松田龍平 高杉真宙 恒松祐里 前田敦子 満島真之介 児嶋一哉 光石研 東出昌大 小泉今日子 笹野高史 長谷川博己

製作:『散歩する侵略者』製作委員会
配給:松竹/日活
(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会


映画『散歩する侵略者』スピンオフの「予兆 散歩する侵略者」が劇場公開へ!


映画情報どっとこむ ralph 現在大ヒット公開中の映画『散歩する侵略者』。
劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を、国内外で常に注目を集める黒沢清監督が映画化したこの作品は、数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイデアをもとに、誰も見たことがない新たなエンターテインメントとして大ヒットを記録。

そんな映画『散歩する侵略者』のアナザーストーリーが、同じく黒沢清監督によって新たな設定・キャストでスピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」として誕生した。

WOWOW でドラマ第 1 話が OA されるや、映画版と大きく異なる恐怖と驚愕 の展開に、終了直後から
「これぞ黒沢清!」
「素晴らしく怖い」
「登場人物全員 怪しい」
「これは映画館で観たいレベル」
「次まで 1 週間も待てない」
「ひたすら 演出で恐怖を感じさせる。最高」
と話題沸騰、大きな反響を巻き起こしています!

そんな熱いコメントが溢れる大反響を受け、『予兆 散歩する侵略者 劇場版』として急遽劇場公開が決定!

劇場公開にあたり、黒沢監督が、さらに映像の細部にも変更が加え、要とも言える「音」の演出にこだわり、ドルビーデジタル 5.1 の劇場クオリティにアップグレード。本作の世界観をより深く堪能できる仕上がりとなっている。

新宿ピカデリーでは、11/11(土)より 2 週間の上映を予定。全 140 分間の恐怖を映画館で体験して下ください!

映画情報どっとこむ ralph 劇場公開決定に際し、黒沢清監督、脚本の高橋洋さんからメッセージが到着しました。

黒沢清監督コメント:
ほぼ三人だけのキャストで、侵略の予兆というテーマに挑みました。ごく身近な人間が、家庭や職場が、 世界全体がゆっくりと確実に変貌していきます。やがて誰もいなくなった街の中で、夏帆さん演じる主人公 は何と直面し、どのような決意を持って先に進んでいくのでしょうか。壮大で身の毛のよだつ出来事が、可 能な限りリアルに描写されています。ただし、これはあくまで映画です。ここで描かれていることが現実化 しないことを望みます。

脚本・高橋洋さんからのコメント:
黒沢監督と組むのは久々だけど、二人が出会えば、怖い映画を作ろうってことになるのです。ただ怖いこ とが起こる映画じゃないんです。二人が目指しているのは、観客が見てゆくうちに、え、これヤバい……っ て気づくような怖さです。前川さんの原作には『ボディ・スナッチャー』の“替え玉妄想”に匹敵するよう なヤバいアイデアがありました。だから「侵略 SF 恐怖映画」が生まれるのは必然なんです。

映画情報どっとこむ ralph あらすじ
山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くとそこに は実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみ ゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という《概念》が欠落していることが分かる。 帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄か らは素っ気ない返事のみ。常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れ ない不安を抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談と も本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始める。

公式HP:
yocho-movie.jp

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出演:夏帆 染谷将太 東出昌大
  中村映里子 岸井ゆきの 安井順平 石橋けい 吉岡睦雄 大塚ヒロタ 千葉哲也 諏訪太朗 渡辺真起子 中村まこと / 大杉 漣

原作:前川知大「散歩する侵略者」
監督:黒沢 清
脚本:高橋 洋 黒沢 清
音楽:林 祐介
配給:ポニーキャニオン
上映時間:140 分/シネマスコープサイズ/ドルビーデジタル 5.1
©2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ