太平洋戦争末期、子どもたちのいのちを守るために日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話を描く、映画『あの日のオルガン』が、2月22日(金)に公開となります。
本作は、親元から遠く離れた荒れ寺へ、53人の園児たちと疎開生活をスタートさせ、幾多の困難を乗り越え、託されたいのちを守りぬこうとするヒロインたちの奮闘を描いた真実の物語。 この度、主演の戸田恵梨香、大原櫻子と他豪華女優陣が登壇するプレミア上映会を実施致しました!イベントでは、自分の生活を顧みず、24時間保育に挑んだ強い女性という難しい役柄を演じた女優陣の撮影中のエピソードを披露したほか、園児役で出演していた子どもたちが、サプライズで花束ゲストとして登壇!!子どもたちとの久しぶりの再会に、キャスト一同喜びを分かち合いました! 映画『あの日のオルガン』プレミア上映会 |
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戸田恵梨香さん、大原櫻子さん、佐久間由衣さん、三浦透子さん、堀田真由さん、平松恵美子監督が姿を現すと、大きな拍手と歓声で迎えられました。
観客に向けて、W主演の戸田さんと大原さんが、
と挨拶。続いて、
とコメント。すると彼女たちの言葉を受け と想いを伝えました。 |
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(以降、花束まで写真はご挨拶の時の写真を利用しています。)
今回、それぞれが演じた、実在した保母さんを演じたことについて問われると、怒りの乙女と呼ばれながら保母たちのリーダーとして引っ張っていった楓先生を演じた主演の戸田さんは、 戸田さん:撮影に入る前は、他のキャストさんたちと全然年が離れてないと思っていて、私がリーダーに見えるのかな?と不安だったんですけど、年齢を聞くと皆20代前半で衝撃でした。年齢的に全然リーダーだなと思って(笑)怒りの乙女と呼ばれるキャラクターを演じていますが、普段、ずっとふつふつと自分の中で怒りを持って、何かに戦って挑んでいるということがないので、お芝居で怒りを表現することが非常に難しかったです。誰かと喧嘩をするように、何かを受けたことによって怒りをぶつけることはありましたが、心の中でずっと怒りがある人だったので、今まで経験したことのない怒りに苦戦した覚えがあります。子供たちが元気をくれる存在だったので、本当の保育園みたいな空間で、それぞれが本当の保母さんのようでしたし、すごく豊かな環境でした。 と、光枝の役を超えながら過ごした子どもたちの撮影を振り返ります。 みっちゃん先生の大切な親友であり、お姉さん的存在でもあるよっちゃん先生を演じた佐久間さんは、 と答えると、 大原さん:映画の関係がそのまま続いているな、と感じていました。撮影が終わった後は、ランチに行ったりね。 と、サクサクコンビでもある二人は劇中以外でも親友のように過ごしていたよう。 明るく元気いっぱいの力持ちで、諦めない強い心を持つまさこ先生を演じた三浦さんは、 と、元気とパワーで皆を陰ながら引っ張る正子先生の役作りについて明かしました。 と、撮影秘話を語ると、皆クスクスと思い出し笑い。 戸田さん:あの子かな~って、ヤッちゃん(笑)私にも、『素直にやったら、泣けた…』って言ってきて、もう女優ですよ!(笑) と、会場は笑いに包まれました。 キャストたちの素晴らしい役の掘り下げ方について 平松監督:演技はこれから皆さん観て頂いたら納得していただけると思います。この映画はものすごく沢山の子どもたちが出てくるんですが、こういう映画って過去を振り返っても意外と無いんです。私は、演出をしながら子どもたち全員の面倒を見るのは無理だと思い、この5人を含め保母役の皆に頼りました。皆さんが役を演じながら、撮影前後の間まで子どもたちと触れ合い、面倒をしっかり見てくれたおかげで、子どもたちの自然な表情も切り取れました。 と、自分たちだけではなく、子どもたちの演技まで上手く引き出してくれたキャストたちへ感謝の意を伝えます。またキャストたちは保母さんを演じるにあたって、実際の保育園で一日実習を経験したそう。 戸田さん:ひたすらに鬼ごっこをしていましたね。こんなに体力がいるんだなって学んだんですけど、先生たちは息が切れることもなく、すごいなと思いました! と、全力で子どもたちへぶつかりながら、保母のイメージを作り上げました。 |
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印象に残っているエピソードについて
戸田さん:例のヤッちゃんに、『大女優になりたいです。どうやったら大女優になれますか?』と聞かれて、『私は大女優じゃないから、分かりません。どういう女優さんになりたいの?』って聞いたら、『戸田恵梨香さんと、大原櫻子さんと、』って言われて、子どもなのにすごく気が遣えるんだなとびっくりしました(笑) と、子役あるあるエピソードを思い出を振り返ります。 大原さんもヤッちゃんの思い出深いエピソードがあると言い、 大原さん:撮影がめちゃくちゃ寒い時期だったんですけど、もうカメラが回っていないのに、薄い衣装のままで歩いていて。『寒いから服着たほうがいいよ、温かくして体調管理したほうがいいよ』って声をかけたら、『いい!女優は寒い時にもこういう格好で歩くの!』って言われちゃって(笑) と明かすと、 戸田さん:反省します!私、寒いとすぐ服着ちゃうから! との反省の弁に、会場は再び大爆笑。 役柄を超えて戸田さんが楓先生に見えた瞬間について大原さんが問われると、 大原さん:戸田さんは現場を常に俯瞰で回りを見られていたんですけど、撮影の後半くらいに子どもたちがすごくふざけちゃって、スタッフさんも優しく諭すんですけど、すぐぐちゃぐちゃになって。全然まとまらないときに、戸田さんが『うるさい!!』って、一言ぴしゃりと言ったんですよね。 と驚きのエピソードが。すると と、関西弁で戸田さん自ら再現を!大原さんはそのときの様子を 大原さん:みんなしーんとなって、楓さん…!となりましたね。 と語りました。 |
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ここでMCからスペシャルゲストが呼び出されると・・・・現れたのは、 “雀のガッコの先生が~♪”、と「雀の学校」の童謡に合わせて、疎開保育園の園児たちを演じた子どもたちがサプライズで登場!
戸田さん:別人!!かわいい~!おかっぱどうなったの!(笑) と、子どもたちの成長の速さをしみじみと感じます。 村上くん:わからない~でもすごく嬉しいです! 中島さん:皆さんにとっても会いたかったので、嬉しかったです! 戸田さん:感じていただけましたでしょうか、これが大女優の琴音でございます! 中島さん:ありがとうございます! と大女優然とした様子を見せました。 |
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最後に・・・ これから映画を鑑賞する観客へ向けて、 監督:6人の子どもたちがこうやっているだけで、大変そうな感じしますよね(笑)そんな沢山の子どもたちの、奮闘ぶりも楽しんでいってください。 とコメント。 大原さん:嬉しいですね~。こうやって子どもたちの顔を見れたのが本当に嬉しいです。子どもたちとの撮影は大変だったけど、子どもたちも大変だったと思います。この映画を観ると、いつだって子どもたちを守っていかなきゃなと思える作品です。この戦時中は、決して平和な時代ではないんですが、観終わった後は不思議と平和な気持ちになれる映画だな思います。観て欲しい映画というよりは、絶対に観なくちゃいけない作品です。この作品が多くの方々に届いてほしいと思います。 と本作に対する熱い想いを語りました。 戸田さん:もっと子どもたちと時間を過ごしたかったです。この作品は未来ある子どもたちを守りたいと、私も初めて実感した現場でした。ケンちゃんのモデルの方は今も存命されている方です。私たちが演じていくというのがそれだけ重要で、どれだけの責任かということを向き合って演じていました。実際に戦争を体験していて、今も生きている方たちのお話を聞けるのが、もしかすると私たちが最後の世代ではないのかなと思います。この作品は戦争というものが実際にあった話で、どれだけ悲惨なものということが、伝えられる映画です。私たち世代やそれよりも若い世代の方々、その当時を生きた方々、皆さんに伝われば嬉しいです。この作品がこれからどこまで皆さんの心に残るかは分からないですが、10年、20年先も心に残る大事な作品になればいいなと思います。本日はありがとうございました。 とメッセージを贈りました。 戸田さんは、やっちゃん役の中島琴音ちゃんをお気に入りのご様子で、記者に写真を撮るようにアピールし、子役を売り込むお母さんのようでした! 映画『あの日のオルガン』 オフィシャルサイト: オフィシャルツイッター: 主役の保母たちのリーダーで責任感の強い板倉楓役には、戸田恵梨香。そしてもう一人の主役であり、天真爛漫で音楽好きの保母、野々宮光枝役には、大原櫻子。ダブル主演の戸田と大原は本作が初共演となります。戸田、大原に加え、保母役を演じるのは、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵といった、全員がこれからの活躍が期待される女優たちです。また、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功ら日本を代表する俳優たちが脇を固めます。 メガホンをとるのは『ひまわりと子犬の7日間』の監督であり、長年山田洋次監督との共同脚本、助監督を務めてきた平松恵美子。さらに、日本アカデミー賞での受賞経験を多数持つ日本映画界を代表する豪華スタッフが本作を支えます。 【あらすじ】 |
出演:戸田恵梨香、大原櫻子、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功
監督・脚本:平松恵美子
原作:久保つぎこ『あの日のオルガン 疎開保育園物語』(朝日新聞出版)
音楽:村松崇継主題歌:アン・サリー「満月の夕(2018ver.)」(ソングエクス・ジャズ)
配給:マンシーズエンターテインメント
(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会
文部科学省特別選定作品(一般劇映画)