映画情報どっとこむ ralph 1988年刊行、世界30か国以上で翻訳され、社会現象ともいえる大ヒットを博した吉本ばなな著「キッチン」に収録される短編小説「ムーンライト・シャドウ」は、吉本自身も「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語る作品で、ファンの中では初期の名作との呼び声も高い。そんな吉本ばななの原点とも言える名作ラブストーリーが、33年の時を経て映画となって生まれ変わる。映画化にあたり、主人公・さつきを本作が初の長編映画単独主演となる小松菜奈、そしてさつきの恋人・等役を宮沢氷魚が演じ、以前から原作のファンだったというマレーシア出身のエドモンド・ヨウ監督がメガホンを取り、これからのアジアを牽引するフレッシュかつ実力あるキャスト・スタッフが集結した!映画『ムーンライト・シャドウ』は2021年9月10日(金)全国ロードショー!
ムーンライト・シャドウムーンライト・シャドウ

追加キャスト発表! 本予告&メインビジュアル&コラボレーションソング豪華解禁

映画情報どっとこむ ralph 本作は、ある日突然、愛する人を亡くした主人公のさつきが、死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象〈月影現象〉を通して、哀しみをどう乗り越えるのかを描いた「さよなら」と「はじまり」のラブストーリー。
『ムーンライト・シャドウ』
先日、主人公さつき(小松菜奈)の恋人で、突如帰らぬ人になってしまう等役を宮沢氷魚が演じることが発表され、まるで⼩説の世界から⾶び出してきたかのような2人の共演に、原作ファンの間でも大きな話題をさらった。

そしてこの度、等の弟・柊(ひいらぎ)役に佐藤緋美(さとうひみ)、柊の恋人・ゆみこ役に中原ナナ、そして、等を亡くしたさつきの前に現れる不思議な女性・麗(うらら)役に臼田あさ美、ほか吉倉あおい、中野誠也など追加キャストが発表となった。

映画化を知った原作ファンの間で、「柊役はいったい誰がやるのか?」と真っ先に大きな注目が集まっていた柊のキャスティング。柊は兄の等と自身の恋人・ゆみこを同時に亡くし、兄の恋人であったさつき(小松菜奈)ともに深い哀しみに打ちひしがれながらも、少しずつ“生きていく”という日常を取りもどしていく難しい役どころである。そんな柊役を今回見事オーディションで勝ち取ったのが、注目の若手俳優・アーティストの佐藤緋美(21)。『ムーンライト・シャドウ』2018年に寺山修司原作の舞台「書を捨てよ町へ出よう」(18)で主演デビューし、その後『#ハンド全力』(20/松居大悟)などの映画に出演、【HIMI】としてのアーティスト活動でも、才能あふれる独自の存在感を発揮している。柊は亡くなった恋人・ゆみこのセーラー服を着て日々を過ごし何かを感じようとする、原作でも非常にインパクトのあるキャラクター。佐藤は演じることが決まった際、「まさかこの役をいただけるとは思っていなかったのでびっくりした。柊は僕自身と合致する部分が全くないので、正直すごく難しかったけれど、だからこそ挑戦してみたいと思った」と語っている。印象的なもみあげ・おかっぱの髪型も「素の自分とは違う姿で演じたい 」と自ら監督に提案。監督は佐藤を起用した理由として「オーディションで、独自のリズムとテンポによって出来た別世界に住んでいるような印象で、原作で描かれる柊にとても近いと感じた」と語り、現場では「自由奔放で、刺激的なエネルギーを発していた」と振り返る。

そしてもう一人、原作ファンが注目していたキャラクターで、さつきの前に現れる不思議な女性・麗(うらら)役には、映画『南瓜とマヨネーズ』(17/冨永昌敬) 『愚行録』(17/石川慶) 『美人が婚活してみたら』(19/大九朋子)『架空OL日記』(20/住田崇) など、幅広いジャンルの作品でどんな役でも演じきる、臼田あさ美が挑んだ。『ムーンライト・シャドウ』麗は、どこかミステリアスな存在感を放ちながら、「満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない」という不思議な現象〈月影現象〉へ、さつきと柊を次第に導いていく。臼田自身も「とても不思議なキャラクターで、答えがないと感じた。『監督はこの作品をどんな風に撮るんだろう?』と、予測できない部分に興味が湧いた」とオファーを受けたときを振り返る。麗がどんな風に作品にスパイスを加えているのか、期待が高まるばかりである。

柊の恋人・ゆみこを演じた中原ナナは、「カネボウ」や「コカ・コーラ」、「Adidas」などの海外広告のイメージモデルとして活躍するが、本作でゆみこ役のオーディションを見事に勝ち抜き、鮮烈な女優デビューを果たした。そしてさつきの親友・蛍役を吉倉あおい、さつきや柊と麗を巡り合わせる充役に中野誠也など、原作にはないオリジナルのキャラクターも登場する。
愛する人との幸せな時間、そして別れ──。
『ムーンライト・シャドウ』
『ムーンライト・シャドウ』

映画情報どっとこむ ralph

哀しみと愛しさと…感情が入り交じる、予告映像が解禁!

追加キャスト発表と合わせて、60秒の予告映像が解禁!
合わせて、小袋成彬(おぶくろなりあき)による「Parallax」(ソニー・ミュージックレーベルズ)が本作のコラボレーションソングとして起用されることが発表となった。
「等はいつも、小さな鈴を肌身離さず持ち歩いていた。それは彼のそばを最後まで離れない運命となった──。 」
さつき(小松菜奈)の含みのあるナレーションとともに始まる映像には、失くした鈴をきっかけに出会い、恋に落ち、付き合い出すさつきと等(宮沢氷魚)の幸せいっぱいの姿が。そして、等から紹介され、初めて会ったときから意気投合した等の弟・柊(佐藤緋美)とその恋人のゆみこ(中原ナナ)との、何気ないけれど穏やかで幸せな4人の日々が、安らかでどこか神秘的な音楽とともに美しく収められている。
だが、突然の着信音により状況は一変。「事故があって、二人とも、死んだ──。」柊から電話越しに受けた突然の訃報に、深い哀しみに打ちひしがれ、生きる気力さえも失ってしまったような、痛々しいさつきの姿が画面いっぱいに映し出される。そしてコラボレーションソングの「Parallax」がかかるとともに、不思議な女性・麗(臼田あさ美) に出会い、「満月の夜の終わり」に「死者と再会できる」 〈月影現象〉という不思議な現象に導かれていくさつきと柊の姿が描かれる。さつきの中に湧き上がる等と過ごした愛しい記憶、「もう、その音は、私の頭の中にしかなくて……」涙を流しながらあふれる想いを“声”に出すさつき。彼らは愛する人との別れをどう乗り越えるのか──。 「どこかとどこかの歯車が、偶然噛み合ったら、何かが起こるのかも。」最後の等からのメッセージに込められた意味とは?
「さよなら」の先にある「はじまり」がどのように描かれるのか、本編が待ち遠しい。

「Parallax」がコラボレーションソング※に決定!

本作のコラボレーションソングとして起用されたのは、小袋成彬による「Parallax」
(ソニー・ミュージックレーベルズ)。2019年12月にリリースされた2nd アルバム「Piercing」以来1年9か月振りとなる新曲で、本作の予告映像で楽曲も同時に初解禁となった。
2018年に宇多田ヒカルをプロデューサーに迎え、アルバム『分離派の夏』 でメジャーデビュー、現在はロンドン在住で、アーティストとして活動する傍ら、プロデューサー、作家としてもマルチに活躍する小袋成彬。彼の研ぎ澄まされた感性による洗練されたミュージックが、本作のどこか日常から少し浮いているような世界観とマッチし、その美しくも儚いメロディーが映像を彩る。

映画情報どっとこむ ralph

メッセージ性のあるメインビジュアルが解禁!

さつき(小松菜奈)と等(宮沢氷魚)それぞれが見つめる先には…
メインビジュアルも解禁となった。
先日解禁されたティザービジュアルでは、美しくも力強ささえ感じる主人公・さつき(小松菜奈)の姿が大きな反響を呼んだが、今回解禁となったメインビジュアルには、さつきとその愛する人、等(宮沢氷魚)の姿がある。二人は同じ空間にいて、お互いを見つめ合っているかのようだが、さつきと等、それぞれの目には一体何が写っているのか、それぞれは何を思い、どこへ向かおうとしているのか、見る者によってさまざまな捉え方ができるビジュアルとなっている。
『ムーンライト・シャドウ』
「ひとつのキャラバンが終わり、また次が始まる。」と綴られたコピーは、原作の小説でも非常に印象深く刻まれている、主人公・さつきの台詞である。「キャラバン」という、一見聞きなれないが心の奥深くに残るその言葉からは、原作者・吉本ばななの作品が内包する、現実と妄想の狭間のような独特の世界観が浮かび上がり、それは映像となった本作でも、まぎれもなく描かれている一つの“メッセージ”であると言える。

映画情報どっとこむ ralph そのメッセージに込められたものとは一体何なのか、さつきの視線の先には一体何が映し出されているのか、是非スクリーンで確かめて。

映画『ムーンライト・シャドウ』

公式サイト:
moonlight-shadow-movie.com

公式Twitter:
@moonlight_sdw

INTRODUCTION
原作・吉本ばなな × 主演・小松菜奈 
名作ラブストーリーが今こそ感涙の映画化!
この世界的ベストセラー小説の映画化を待っていた──。世界30か国以上で翻訳されている「ムーンライト・シャドウ」(新潮社刊「キッチン」収録作品)。吉本ばななの原点とも言える名作ラブストーリーが33年の時を経て遂に映画化。主人公・さつきを演じるのは、小松菜奈。作品ごとに圧倒的な演技力を発揮し開花し続ける彼女にとって、初の長編映画単独主演となる。さつきの恋人・等役には、役者として目覚ましい活躍をみせる宮沢氷魚。さらに、等の弟・柊を佐藤緋美、柊の恋人・ゆみこを中原ナナ、次世代を担う若手俳優が脇を固め、臼田あさ美がさつきの前に現れる不思議な女性・麗に挑んでいる。そして監督は、以前から原作のファンだったというマレーシア出身のエドモンド・ヨウ。これからのアジアを牽引するフレッシュかつ実力あるキャスト・スタッフが集結したこの『ムーンライト・シャドウ』は、ある日突然に愛する人を亡くした主人公が、死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な〈月影現象〉を知り、哀しみをどう乗り越えるのか、どうやって未来へ進んでいくのかを描いていく。すべての人の心に沁みる、心を揺さぶる、「さよなら」と「はじまり」のラブストーリー。

<STORY>
さつき(小松菜奈)と等(宮沢氷魚)は、鈴の音に導かれるように、長い橋の下に広がる河原で出会った。恋に落ち、付き合うまでに時間はかからなかった。等には3つ下の弟・柊(佐藤緋美)がいて、柊にはゆみこという恋人(中原ナナ)がいた。初めて4人で会ったときから意気投合し、自然と一緒に過ごす時間が増えていく。食事をしたり、ゲームをしたり、ゆみこが気になっているという〈月影現象〉について「もしも現実に月影現象が起きたら、誰に一番会いたいか?」を語りあったり。何気ないけれど穏やかで幸せな日々が過ぎていくなかで、別れは前触れもなくやってきた。等とゆみこが死んだ──。深い哀しみに打ちひしがれるさつきと柊。愛する人を亡くした現実を受け止めきれず、ショックで食べることも忘れ、ひたすら走るさつき。そんなさつきを心配しながら、ゆみこの制服を着て何かを感じようとする柊。それぞれの方法で哀しみと向きあおうとしていた。ある日、2人は不思議な女性・麗(臼田あさ美)と出会い、少しずつ“生きていく”という日常を取りもどしていく。そして、以前みんなで語り合った〈月影現象〉に導かれていく。もう一度、会いたい、会いに来てほしい──。その現象とは、満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象だった……。

***********************************

原作:「ムーンライト・シャドウ」吉本ばなな(新潮社刊「キッチン」収録作品)
タイトル:映画『ムーンライト・シャドウ』
出演:小松菜奈 宮沢氷魚 佐藤緋美 中原ナナ 吉倉あおい 中野誠也 臼田あさ美
監督:エドモンド・ヨウ
脚本:高橋知由
宣伝:S・D・P
配給:エレファントハウス
©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会
関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ