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鶴橋康夫監督×阿部寛『のみとり侍』製作決定!寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、前田敦子ら共演!


映画情報どっとこむ ralph 映像の魔術師の異名を持つ名匠・鶴橋康夫監督が約40年、映画化を熱望し続けた時代劇映画『のみとり侍』の製作が決定しました。

原作は、綿密な時代考証を基にユーモアを交え当時の社会を表現する歴史小説の第一人者・小松重男の傑作短篇集「蚤とり侍」。

作中では、江戸時代に実在した 猫の“のみとり”稼業を中心に描かれる本作。
表向きは文字通り、町を練り歩き、呼ばれた家庭が飼う猫の“のみ”を取って回る商売。但し、この映画における“のみとり”稼業とは<床>で女性に愛をお届けする裏稼業。

本作では、江戸を舞台に<床>で活躍する侍を通じ、現代にも通じる義理や人情を“鶴橋節”満載で描き出します。

主演を務めるのは、ドラマ「天国と地獄」(2007)以来10年振りに鶴橋作品に出演する阿部寛。“のみとり”になってしまう越後長岡エリート藩士・小林寛之進を演じます。

また“のみとり”稼業の映像化故に濡れ場シーンも伴う本作の出演者には、新旧鶴橋組オールスターキャストが集結!

寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子といった演技派出演陣が、鶴橋の為に“一肌脱いで”集結しました。

さらに落語界からは、『明日があるさ THE MOVIE』(2002)以来15年振りの映画出演となる桂文枝が、歴史上実在の人物・田沼意次に扮し出演が決定。

映画情報どっとこむ ralph
登場人物/キャスト

小林寛之進/阿部寛
越後長岡藩エリート藩士。ひょんなことから運悪く藩主の機嫌を損ねてしまい“のみとり”にされてしまう。
真っ直ぐな性格な故に、突然言い渡された“のみとり”稼業にも真面目に取り組んでいく。

おみね/寺島しのぶ
寛之進の亡き妻・千鶴にそっくりな武家屋敷の妾。寛之進の初の“のみとり”相手となる。

せい清べえ兵衛/豊川悦司
小間物問屋・近江屋の入り婿。恐妻家だが、欲求には忠実な伊達男。寛之進に不倫の手助けを求める代わりにのみとりの技術を指南する。

佐伯友之介/斎藤工
寛之進が身を寄せることになる長屋の隣人。貧しいながらも子供たちに読み書きを教えている。

じん甚べえ兵衛/風間杜夫
面倒見のいいのみとり屋の親分。勘違い故に寛之進を雇い、のみとりを伝授する。

お鈴/大竹しのぶ
甚兵衛の妻。初見で寛之進ののみとりとしての素質を見抜く。

おちえ/前田敦子
清兵衛の妻。問屋の娘ながらも、気性が激しく、清兵衛にとんでもない浮気防止の策を施す。

田沼おき意つぐ次/桂文枝 1943年7月16日(74歳)
江戸幕府老中だが、失脚危機に晒されている。江戸幕府の経済活性化の為に尽力しており、“のみとり”稼業を容認している。

映画情報どっとこむ ralph 鶴橋康夫コメント
40年前、偶然『蚤とり侍』の小説を手にして、「のみとりって?」。猫の蚤を取るとみせかけ、実は裏の商売をする主人公に興味がわいた。中間管理職である越後長岡藩・勘定方書き役の小林寛之進が、生真面目すぎるあまりに殿の怒りを買って藩を追い出され、江戸の人々に助けられながら、世の中の激動に飲み込まれていく。そこに現代のサラリーマンに重なる部分を感じ、「不条理でばかばかしくて笑える映画をつくってみるのはどうだろう?」と。主人公・小林寛之進は、悲劇を喜劇に、不条理をロマンチックに演じ、哀愁の男っぽさを表現できる阿部寛さんに託すことにした。人生、自分の思い通りにはいかない。だけどみんなそれぞれ、一生懸命で、真面目で、おっちょこちょいで、面白い。そんな悲喜こもごもを観る人にクスクスと笑ってもらえたら最高です。

阿部寛コメント
『のみとり侍』というタイトルを聞いただけで、ほろっとわくわくしたし、出てくる登場人物たちが、一人ひとりが、人間味豊かで、クスっと笑えて、泣ける脚本だなと思いました。鶴橋組常連の方々との共演も楽しみです。色気があって、チャーミングで・・・見ているだけで、きっと引き込まれるでしょうし、それに応えられる芝居をしないと気の引き締まる思いです。鶴橋監督とはずっとご一緒したかったので、こうして「のみとり侍」としてオファー頂けたことは、夢が叶ったかのように嬉しく、歴史ある京都の地で、こうした作品を作っていけることにすごく幸せを感じています。観た人が、“のみとり”をされたかのように気持ちのいい時代劇になればいいなと思っています。

寺島しのぶコメント
『愛の流刑地』以来又鶴橋監督とお仕事ができることが嬉しくてなりません。とても艶っぽい愛おしい女性なのでそう存在できるようにしたいものです。阿部さんとも舞台「近松心中物語」の共演以来なので久々の再会を楽しみにしております。

豊川悦司コメント
鶴橋康夫監督の最新作にて最高傑作!中高年の、中高年による、中高年のための、痛快人情喜劇娯楽時代劇!日本人は、日本の国は、こんなにも素朴で温かみに溢れていた!絶賛撮影中!乞うご期待!

桂文枝コメント
映画は久しぶりです。
時代劇も、今回のような実在の人物を演じるのも、田沼意次という、比類なき政治家を演じるのも、とにかく歴史書を読み漁ってと思っていたら、監督さんから、読まないでと言われたので、気が楽に、脚本が面白いので、監督さんのイメージに合うように、演じられたらと、思っています。

臼井央 製作プロデューサー(東宝)コメント
「後妻業の女」公開後、鶴橋監督の次回作を探していた所、鶴橋監督ご自身が40年来温められていた傑作時代劇の企画を提案頂きました。そこには、現代のサラリーマンに通ずる身分社会が描かれ、その中に真っ直ぐすぎるくらいに立つ爽快な主人公がいました。人情溢れる個性豊かなキャラクター達が、朗らかにも必死に生きていました。脚本を読むと、何度も声を出して笑ってしまいました。一も二もなく製作を決定しまして、阿部寛さんはじめ熟練の役者の皆さんが続々と鶴橋組に集結してくださいました。酸いも甘いも知り尽くし、苦くも楽しい人生をお送りの「大人」の皆様にこそ味わえる、これぞ「鶴橋新喜劇」をお届けできると確信しています。

映画情報どっとこむ ralph 『のみとり侍』

2018年、全国東宝系にて公開です。

滑稽ながらも愛おしい“いとをかし”な人々を演じます。前代未聞!侍が巻き起こす“床の間”の戦いの火蓋が切って落とされる!? 

物語・・・
越後長岡藩藩士の小林寛之進(阿部寛)は、藩主・牧野備前守ただ忠きよ精主催の和歌の会に出席。そこで運悪く忠精の機嫌を損ね、「明朝より、猫ののみとりとして無様に暮らせ!」と江戸の裏稼業・猫ののみとりを命じられる。

「猫ののみとり ・・・?」

途方に暮れていた寛之進は、長屋で暮らすのみとりの親分・甚兵衛(風間杜夫)とその妻・お鈴(大竹しのぶ)の元で働くことに。猫の“のみとり”とは文字通り、猫ののみを取って日銭を稼ぐ職業。しかしその実態は、女性に愛をお届けする裏稼業であった。

住む場所もなくなった寛之進であったが、貧しくも子供たちに読み書きを無償で教える佐伯友之介(斎藤工)や長屋で暮らす人々の助けを借り、“のみとり”としての新生活が始まっていく。

ほどなくして、亡き妻・千鶴にそっくりなおみね(寺島しのぶ)と運命的な出会いを果たす寛之進。幸運なことに、初めての“のみとり相手”がおみねとなり、胸が高鳴る彼だったが、“のみとり”開始数分後、「下手くそ!」と罵られ失意のどん底へ。

落ち込む彼の前に妻・おちえ(前田敦子)に浮気を封じられた恐妻家・清兵衛(豊川悦司)が現れる。寛之進は、欲求に忠実な清兵衛に「拙者に女の喜ばせ方を教えてはくれぬか!」と頼み込むのだった。その甲斐あってか、寛之進の“のみとり”技術はめきめきと上達し、“のみとり”侍として一人前となっていく。

しかし、時代は、老中・たぬま田沼おき意つぐ次(桂文枝)の失脚により急遽“のみとり”禁止令が敷かれる。寛之進はじめ“のみとり”たちは、一転、犯罪者として窮地に立たされてしまう。
果たして寛之進は、運命の相手・おみねとの恋を成就させることができるのか? そして武士として、男として、生き様を示すことはできるのか? 寛之進の運命は如何に!?

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原作:小松重男「蚤とり侍」(光文社文庫刊)
監督・脚本:鶴橋康夫
撮影:2017年8月30日~10月中旬(予定)
完成予定:2018年
公開:2018年公開
製作プロダクション:東宝映画 ROBOT
配  給 :東宝
©2018「のみとり侍」製作委員会


寺島しのぶ主演『Oh Lucy!』トロント国際映画祭ディスカバリー部門出品決定


映画情報どっとこむ ralph この度、2018年初春公開の寺島しのぶ主演の映画『Oh Lucy!(オー・ルーシー!)』がトロント国際映画祭のディスカバリー部門に出品されることが決定いたしました。

本作が出品されるディスカバリー部門は、映画界の将来を担う「見ておくべき映画監督たち」の作品が選出される部門。

同部門で、平栁敦子監督が日本で唯一の選出となります。


また、映画『オー・ルーシー!』は、

今年のカンヌ国際映画祭批評家週間部門にも出品され、海外からも高い評価を受けており、

今回のトロント国際映画祭での上映にも期待が高まります。


あらすじ
東京で働く43歳の独身OL節子は、ほど遠くない「退職」と、いずれ訪れる「死」をただ待つだけの生活を送っていた。そんなある朝の通勤ラッシュ。目の前で電車の飛び込み自殺を目撃してしまう。惨事の余韻から抜け出せないまま、仕事に就く節子。突然、節子の姪で 若き自由人である美花(21)から久しぶりに電話があり、話をしたいとランチに誘われる。姉の綾子に美花には関わるなと散々言われたのだが、それは節子に逆の効果を及ぼすだけ。節子は美花と会う。姪にはなぜか弱い節子。

お金に困った美花を助けるはめに。美花が前払いした英会話クラスを代わりに取り、その受講料を美花に支払うことになる。アメリカ人講師ジョンの教える一風変わった英会話教室が始まる。そこで「ルーシー」という名前と金髪のカツラを与えられ、教室では「ルーシー」になりきるようにと言われる。節子の中で眠っていた感情を「ルーシー」が解き放ち、節子はジョンに恋をする。そんな幸せもつかの間、ジョンは姪の美花と一緒に日本を去ってしまう。

自分が置かれた人生に納得ができない節子は、二人を追いかけて、アメリカへ旅立つ決意をする。しかし、仲の悪い姉の綾子も行くと言い出し、同行することになる。嫉妬、秘密、欲望に満ちた旅の果てに節子が見つけたものとは?

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監督・脚本:平栁敦子
共同脚本:ボリス・フルーミン
プロデューサー:ハン・ウェスト 木藤幸江 ジェシカ・エルバーム 平栁敦子
エグゼクティブ・プロデューサー:ウィル・フェレル アダム・マッケイ
出演:寺島しのぶ 南果歩 忽那汐里 ・ 役所広司 ・ ジョシュ・ハートネット  

2016年サンダンス・インスティテュート/NHK脚本賞受賞作品
日本・アメリカ合作
配給・宣伝:ファントム・フィルム
ⓒOh Lucy,LLC


モントリオール世界映画祭へ!『幼な子われらに生まれ』コンペ出品決定


映画情報どっとこむ ralph 今週末の8月26日(土)よりテアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開となる三島有紀子監督作品『幼な子われらに生まれ』。



浅野忠信さん、田中麗奈さん、宮藤官九郎さん、寺島しのぶさんという個性溢れる豪華キャストで、ついに映画化となりましたが、この度、カナダで開催される第41回モントリオール世界映画祭のコンペティション部門への正式出品されることが決定しました!

本年度の映画祭では、コンペティション部門に選ばれた18作品の中で、『幼な子われらに生まれ』が唯一の日本映画となります。

また、三島有紀子監督は、2014年に『ぶどうのなみだ』で第38回モントリオール世界映画祭のワールド・グレイツ部門に招待されていて、自身2回目のモントリオール世界映画祭となります。

映画祭の開催期間は8月24日から9月4日で、『幼な子われらに生まれ』の上映は9月1日(金) 19時と9月3日(日) 11時にImperial Cinemaで予定されている様です。

映画情報どっとこむ ralph 三島有紀子監督コメントが届いています!

スタッフ・キャストみんなで心を込めて作った作品が、憧れのモントリオール世界映画祭のコンペティション部門に選ばれ、このうえない幸せを感じています。

文化によって家族のコミュニケーションの仕方は異なりますが、家族は普遍なもの。日本のある種の家族の姿が世界中でどう受け止められるか、興味深いですし、伝わってくれるといいと思っています。

いま世界で起こっていること、日本で起こっていることを見ていると、人間を嫌いになることが多くなってきました。でも、人間は愛おしい生き物だということをこの映画では再認識してもらえると思います。だから英語タイトルは『DEAR ETRANGER』にしました。たくさんの皆さまに届きますよう祈っております

映画情報どっとこむ ralph 幼な子われらに生まれ

8月26日(土)テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー


「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」

―娘に言われた時、妻には新しい命が宿っていた。

「普通の家族」を築けない、不器用な大人たちの、愛すべき物語。

バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン。田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。

実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが…。

osanago-movie.com

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出演:浅野忠信 田中麗奈/南沙良 鎌田らい樹 新井美羽水澤紳吾 池田成志/宮藤官九郎 寺島しのぶ
原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)
監督:三島有紀子(「しあわせのパン」「繕い裁つ人」)
脚本:荒井晴彦
配給:ファントム・フィルム(2016年/日本/ビスタサイズ/5.1ch)
8月26日(土)テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
ⓒ2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会


いよいよ今週公開!「幼な子われらに生まれ」本編映像第2弾到着!


映画情報どっとこむ ralph 数々のベストセラーを手がけている直木賞作家・重松清先生が1996年に発表した傑作小説「幼な子われらに生まれ」。

刊行当時『ヴァイブレータ』『共喰い』などの脚本家・荒井晴彦さんが重松先生と「幼な子われらに生まれ」の映画化の約束を交わし、21年を経た今、三島有紀子監督(『しあわせのパン』『繕い裁つ人』)の手によって映画化が実現。浅野忠信さん、田中麗奈さん、宮藤官九郎さん、寺島しのぶさんという個性溢れる豪華キャストで、ついに8月26日(土)よりテアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開です。

そしてその本編映像第2弾が到着!



今回解禁するのは、浅野忠信演じる主人公の田中信(たなかまこと)が仕事終わりにスーツ姿でひとり、カラオケに訪れるシーン。再婚した妻・奈苗(田中麗奈)との間に新たな命を授かるも、「ツギハギだらけの家族に、もうひとり、新しい子供を加える必要があるんだろうか」と複雑な感情を抱きつつ、奈苗の連れ子・薫(南沙良)には嫌悪感を抱かれ、挙句の果てに「本当のお父さんに会わせてよ」と言われ親子関係はギクシャク。
さらには、会社でも出向となり倉庫番勤務で現場のリーダーから嫌味を言われる始末。プライベートも仕事も上手くいかない信が、ひとりカラオケでストレスを発散する姿が描かれてます。

皺のない清潔なYシャツにネクタイを緩めることなく、カラオケに没頭する信。音量を調整したり、画面の歌詞を目で追って直立で歌う姿は、田中信という生真面目な人物の性格をよく表している。

浅野さんは、本作について

浅野さん:一見この話は信が【苦難を乗り越えて、父親として変わっていく】話に思えるけど、そうではない。信が変わるのではなく、信に関わる人たちが変わっていく話だ、と僕は思ったんです。

と語り、自身が演じた信を「変われない男」ととらえています。


映画情報どっとこむ ralph 物語・・・

「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」

―娘に言われた時、妻には新しい命が宿っていた。

「普通の家族」を築けない、不器用な大人たちの、愛すべき物語。

バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン。田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。

実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが…。


8月26日(土)テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー

osanago-movie.com

過去記事:
「幼な子われらに生まれ」完成披露舞台挨拶の模様
eigajoho.com/?p=78990


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出演:浅野忠信 田中麗奈/南沙良 鎌田らい樹 新井美羽水澤紳吾 池田成志/宮藤官九郎 寺島しのぶ

原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)
監督:三島有紀子(「しあわせのパン」「繕い裁つ人」)
脚本:荒井晴彦
配給:ファントム・フィルム(2016年/日本/ビスタサイズ/5.1ch)
ⓒ2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会


8月4日公開『STAR SAND ─星砂物語─』パルバース監督インタビュー


映画情報どっとこむ ralph 1945年4月の沖縄と2016年の東京。

ふたつの時代と土地を往還しながら描かれる、平和への祈りと未来への希望。

日本とオーストラリアの各地において舞台を演出してきたロジャー・パルバースが、自身の思いを込めた著書を映画化した『STAR SAND ─星砂物語─』。今回、パルバース監督がオーストラリア ・シドニーに帰られる直前にインタビューをさせていただく機会をいただきました。

場所:都内某事務所
登壇:ロジャー・パルバース監督

映画情報どっとこむ ralph 「1945年の戦時中、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵(満島真之介)と米兵(ブランドン・マクレランド)、そして彼らを見つめる少女(織田梨沙)の封印されていた過去を2016年の女子大生(吉岡里帆)が調べていく」という物語。

沖縄国際映画祭でワールドプレミアを行った本作。現地で舞台挨拶をした監督は

監督:私が沖縄の土を踏んでから丁度40年。沖縄大好きなんです。文化・気候・・・本土とは違いますよね。人も大和(本土)と違いますよね。大らかです。私は京都も長かったのですが、京都とは正反対です。排他的じゃないですからね。(この話が後で話されるキャスティングとつながります。)

Q:沖縄国際映画祭で舞台挨拶に立たれた前日の4月21日は、今回撮影が行われた沖縄の伊江島が72年前に占領されてしまった日。そんな占領された伊江島を撮影場所に選んだのは、何か理由があったのか?

監督:小説の舞台は、私が初めて星砂を見た鳩間島ですが、そこでの撮影は困難でした。伊江島を選んだ理由ですが、撮影ができる洞窟があったからです。それからロジスティックス(人、機材の輸送)の観点もありました。実際、戦時中人々が逃げ込んだ洞窟で撮ってよいのかなと思いながらも、現地に行くと皆さん歓迎してくれて、ホッとしました。

Q:先日の記者会見時に、満島さんが洞窟での撮影はスピリチュアルな感じがあったと話されていましたね。

監督:そうですね。そういう場所なんです。伊江島の写真を見せたら「伊江島だ!」って、共感してくれて出演してもらうことになりました。長い説明よりも写真が一番でしたね。

と、満島さんを一本釣り出来たことが嬉しそうな監督。

映画情報どっとこむ ralph Q:自身の著書「星砂物語」を映画化されましたが、執筆時から映画化を想定されていましたか?

監督:そうですね・・・。私のすべての作品は映画的です。(本作も)もちろん執筆時から映画化もしくは芝居にしたいと思っていました。

と語られた監督。小説は日本語版は手紙、英語版は少佐の発表、と違う形で書かれていますので、両方読んでみると面白いかもしれません。

Q:なぜ、戦うことを拒否した脱走兵をテーマにされたのですか?

監督:私は戦わないのが本当の勇気だと思っています。「戦争に行けと言われても行かない、殺せと言われても殺さない」のが本当の英雄だと。

人間が悪に直面したときに、どうするのか?がテーマです。皆が善だと思って平和を守っていると思い戦っている。でも視点が違えばどちらも善で、どちらも悪とも言えるのです。その時に自分がどうすれば悪にならないのか?とすべての人間が意識して頑張らないと、自分がいつのまにか悪になりうるんです。戦前の日本人も現代の日本人も同じ人たち。こんなに良心的な人々なのにです。星砂は小さいですが、小さな小さな星。光と希望が宿っている人間の比喩だと思っています。小さな一つ一つが考えて発信しなくてはいけません。

と、今だからこそ考えることをして欲しいとの監督の熱い言葉は響きます。特にイスラム圏に長かった記者は共感することしきりでした。

映画情報どっとこむ ralph Q:寺島しのぶさん、渡辺真起子さん、石橋蓮司さん、緑魔子さんらキャストが豪華ですが、話の中心になる2人に、なぜ若手をキャスティングしたのですか。

監督:織田梨沙さん、吉岡里帆さんですね。

織田さんは、イノセントな少女が脱走兵に出会う、という、中心となる役。顔とパーソナリティー、そして英語の発音が良い事で彼女でなくてはと直感しました。オーディションでも彼女のエモーションが伝わってきたんですね。日本の“若き日のエリザベス・テーラー”ですよ、彼女は。

吉岡さんは、(先に話題に出た)京都出身。演技ができるなと。彼女は、日本のオードリー・ヘプバーン。本当にそうなんです。細くて、かわいいけど、パワーがあるのです!綺麗なのに、それを殺して演じてくれるんですよ。彼女は完全に役を作ってくれたんです。

若手二人でイノセントな部分を出しつつも、まったく対照的な二人をキャスティング。これが監督の力か。さらに・・

監督:石橋蓮司さん、緑魔子さんは劇団第七病棟の芝居を見ていて絶対に出て欲しかったし、三浦さんもああいう役はあまりやらないので是非やってもらいたくてキャスティングしました。

と、厚みを加えるためのキャスティングも怠らなかったそう。

映画情報どっとこむ ralph Q:監督の演出方法は?

監督:演出家の能力は、役者を見て、本人が気が付かないポテンシャルを伸ばすことが出来ることだと思います。監督は、俳優が自由にできるように、安全地帯を作ってあげることが必要。演じるって怖い事なんです。彼らは一番苦しいところ、嫌なところにアクセスしないと、頭と心と内臓(腸)からのエモーショナルな演技ができない。だから、役を作る自由を与えることが重要だと思っています。実際、与えなくても監督が創ろうとする光と音のビジョンは、良い役者には伝わるんですよ。

と、いままでも多くの作品・役者に触れてきた監督は語ります。

もう少しお話を続けたいところでしたが時間切れ。

Q:見ていただきたいターゲット層は?

監督:すべての若者です。舞台は日本ですが、どこでも起こりうるお話ですから。

と、締められました。

熱いお話を聞かせていただいたロジャー・パルバース監督の

STAR SAND ─星砂物語─

は8月4日㈮から8月10日(木)東京・ユーロライブ、8月5日(土)より横浜シネマ・ジャック&ベティにて公開 ほか順次公開となります!

あらすじ・・・
1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。

隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。

ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった。

2016年、東京。大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。

公式サイト:
www.star-sand.com

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出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド
三浦貴大 / 吉岡里帆
寺島しのぶ / 渡辺真起子
石橋蓮司 緑魔子
ダンカン・ハミルトン近谷浩二 沼田康弘

監督・脚本:ロジャー・パルバース
原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一
エグゼクティブ・プロデューサー:前田紘孝、大川勝プロデューサー:小西順子、吉岡裕美
後援:オーストラリア大使館
製作:Hara Office / Soul Age
配給:The STAR SAND Team
2017年 / 日本=オーストラリア / 日本語・英語 / 110分 / カラー / アメリカンビスタ / 5.1ch
© 2017 The STAR SAND Team