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『万引き家族』高良健吾、山田裕貴の起用は・・・。子供達のプレゼントにリリーさんは・・・


映画情報どっとこむ ralph 是枝裕和監督 渾身作『万引き家族』全国公開となり、14日(木)には来場者数が100万人を突破しました!

公開後7日間での10億円突破は、2018年公開の実写邦画の中で最速の記録となります。

そして、6月14日(木)に大ヒット御礼の公開後舞台挨拶イベントが行われ、リリー・フランキーさん、高良健吾さん、山田裕貴さん、城桧吏さん、佐々木みゆさん、是枝裕和監督が登壇しました。

また、父の日にあわせて父親役だったリリーさんへ城くんとみゆちゃんがサプライズプレゼントも!


​​『万引き家族』大ヒット御礼舞台挨拶
日付:6月14日(木) 
場所:TOHOシネマズ六本木
登壇:リリー・フランキー、高良健吾、山田裕貴、城桧吏(じょう・かいり/子役)、佐々木みゆ(子役)、是枝裕和監督

映画情報どっとこむ ralph 大きな拍手で迎えられ登場したキャストと是枝監督。

リリーさん:本当に大ヒットしている大ヒットイベントに参加したことがなかったので今日は嬉しいです。この作品が賞を獲ったことはあまり意外じゃないですが、大ヒットは意外でした。

と、日頃から初日のパネルに大ヒットの文字をおかしいと言ってるリリーさんならではのリリー節。

高良さん:自分が映画に興味を持ってからずっと是枝組に憧れていたので、今回参加させていただけたことが本当に嬉しかったです。僕が出演している作品でここまで沢山人が入っていることはなかなかないので(笑)とても嬉しく感じています。

山田さん:少ない撮影期間でしたが、賞を獲ったと聞いてとても嬉しかったですし、僕も是枝組に携われたことが幸せですし、今回の経験を宝物のように思っています。この作品が沢山の方々の心に響けばと思っています。

城くん:本日はありがとうございます!素敵な映画をご覧ください!

みゆちゃん:今日はどうもありがとうございました!

是枝監督:創っているときは、小さく生んで、長く細くと思っていましたが、こんなに大きく成長したことにもどかしさも感じていますが、とても嬉しく思っています。

と挨拶。

映画情報どっとこむ ralph パルムドール受賞の知らせを友人からの連絡で知ったという

高良さん:自分が携わった作品というのもありますが、日本映画がこのような世界的な素晴らしい賞を獲ったことがとても嬉しかったです。でも嬉しかったんですけど、ちょっと悔しさもあります…

と語ると、SNSのニュースで知ったという山田さんは

山田さん:自分が関わらせていただいた作品がこのように最高の形で認められてとても嬉しかったです!ですが…高良さんと同じく僕もちょっと悔しくて…もうちょっとガッツリ関わらせていただければなと…!

と本音を明かすと、

リリーさん:山田くんのシーンは編集でかなり切られてたんだよね。

と話すと

山田さん:いやいや、そっちの方が表現としてより伝わりますし、切っていただいたことにむしろ愛を感じています…!

と焦った表情ですかさずコメントし、観客を笑わせました。


高良さんと山田さんのキャスティングの経緯について

是枝監督:高良さんは共通の友人である井浦新くん経由で、10何年前にお会いしていたんですけど、それから本当に印象が変わらず、
真摯にお芝居に取り組んでいる方だと思いましたし、色んな作品を観ていて大きなスクリーンが似合う俳優さんだなと思っていたので、今回ご一緒できてよかったです。

一方、シーンをカットしてしまった山田さんに対しては

是枝監督:山田さんは、色んなスタッフから山田さんはいいよと言われていたんですけど、そんな話を本当に何度も聞くので、じゃあ会ってみようかなと思って、お会いしたら、なるほどと。どんな作品でもまっすぐな姿勢で取り組んでいることが感じられたんです。今回は沢山カットしてしまったけど(苦笑)今日をご縁にまた機会があれば是非ご一緒できればと思っています。

とフォローしました。

映画情報どっとこむ ralph 高良さんとの共演シーンがあった城くんとみゆちゃんですが、撮影時を振り返り、

城くん:優しかったです!マジックをやってくれて、それを覚えて練習したんですけど、披露したら褒めてくれました。

と明かす一方で、

みゆちゃん:こわいこわいおばけみたいでした。

と独特な表現でコメント。これには、さすがの高良さんも困惑。


また、役柄の上では父親であるリリーさんとの撮影について振り返り、

城くん:カメラを回っているときダメダメなお父さんだけど、カメラが回っていないときは優しくて面白かったです。

みゆちゃん:家の中でリリーさんがマジックをしてくれて面白かったです!
と明かすと、

リリーさん:この子たちが現場では本当に瑞々しくて、一緒にいるときは、お芝居をやらせてもらっている感じでした。むしろ助けてもらった感じです。

と語りました。

映画情報どっとこむ ralph そして、当日は城くんがリリーさんへ手紙のサプライズプレゼントを用意!

緊張した面持ちをみせながらも、同堂々と読み上げた城くんの姿と手紙の内容に

リリーさん:ジ~ンときましたね…お年玉で50万円もらったこと書いてないじゃん!

とツッコミをいれ、会場からは感動と共に笑いが。さらに、みゆちゃんからは“家族”の似顔絵のプレゼントも!
昨日リリーさんからプレゼントされたというペンで描いたというみゆちゃんに、

リリーさん:ほんと上手に描いてくれていますね。空き時間にもよく絵描いてたもんな。

といい、さらに目頭を熱くさせる様子をみせました。

最後に・・・

リリーさん:こうやって沢山の方に観ていただけることが何より嬉しいです。今日はありがとうございました

高良さん:僕はこの映画を観て、どんな人生でも一人でも受け入れてくれる人がいたら生きていけるのではないかと、僕がこの映画で刑事役を演じたからこそ思いました。こうやって多くの皆さんにこの映画を観ていただけることが本当に嬉しいです。

山田さん:この映画を通じて、ますます映画というものが好きになりましたし、もっと頑張らないとと思いました。大事なのは血の繋がりではなく、心の繋がりだと感じました。家族や友人、仕事をご一緒する方々とこれからもそういった心の繋がりでつながっていきたいと思います。


是枝監督:先週の公開記念舞台挨拶のときに、みゆが“家族”で集まるのは今日で最後なの?と言っていたので、大ヒットしたらまた集まれるよと言っていたんです。何度でもこのキャストとスタッフたちが集まれたら嬉しいと思っているので、よろしければ何度でも劇場に足を運んでもらえると嬉しいです。

と挨拶。

すると、リリーさんからの最後の締めの挨拶は祥太(城くんの役名)がやりますという突然の無茶ぶりに急きょ対応することになった城くんは、リリーさんから耳打ちをされながら
宴もたけなわプリンスホテルではございますが(笑)人生には大切な袋が三つあります。一つ目が池袋です。二つ目は沼袋です。三つ目は東池袋です。映画を楽しんでください(笑)

といい、会場は大爆笑!

終始アットホームな雰囲気に包まれた、感動あり笑いありのイベントとなりました。

映画情報どっとこむ ralph 万引き家族

公式​HP:
​​gaga.ne.jp/manbiki-kazoku
​公式​twitter:
https://twitter.com/manbikikazoku

物語・・・
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。

社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。

だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

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​​原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)

出演:リリー・フランキー 安藤サクラ 
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林

配給:ギャガ
(C)​​2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro. ​
全国大ヒット公開中


『万引き家族』家族全員+彼氏が再会舞台挨拶!子役からは監督へ手作りトロフィー!


映画情報どっとこむ ralph 様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作『万引き家族』が遂に、329館334スクリーンにて全国公開しました。

第71回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】にて最高賞<パルムドール>を受賞!21年ぶりの快挙を成し遂げた本作は、6月2日(土)3日(日)の2日間限定で先行公開され、週末2日間で全国325館326スクリーン、動員:152,872名/興収:193,709,400円の好成績をあげる大ヒットとなりました。また、劇場で行った出口調査では、満足度90%と非常に高い数字を叩き出しており、「他の人に勧めたい」と答えた方の割合も92%に上るなど口コミ効果も大いに期待できる結果となっています。

さらに、是枝監督が書き下ろした小説版「万引き家族」は、発売から10日間で10万部を突破!書店で続々と1位を獲得するなど、各方面で大きな盛り上がりをみせています。

そしてこの度、6月9日(土)に公開を記念して舞台挨拶行いました!

公開記念に家族全員が再会し、また本編で重要なシーンに登場する池松壮亮も駆けつけて公開をお祝いした本イベント!公開を迎えた喜びや、撮影時、カンヌでの出来事についてキャスト陣と是枝監督が大いに語りました。また、パルムドール受賞後すっかり人気者になった娘のゆり役・佐々木みゆが監督にプレゼントを用意。なんと、TV画面に映るパルムドール像を見ながら段ボールで作ったという、“手作りトロフィー”を監督へプレゼント!お祝いづくしで舞台挨拶を盛り上げました!子役に向ける温かな眼差しや穏やかな笑顔は、まるで本当の家族のようで、終始和やかな雰囲気に包まれたイベントとなりました。

『万引き家族』公開記念舞台挨拶
日時:6月9日(土)
場所:TOHOシネマズ六本木
登壇:リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、城 桧吏(じょう・かいり/子役)、佐々木みゆ(子役)、樹木希林、是枝裕和監督

映画情報どっとこむ ralph 満席の会場に、大きな拍手で迎えられ登場したキャスト陣と是枝監督は、それぞれに

リリーさん:本日は大勢来ていただきありがとうございます。

安藤さん:今日この日を迎えることができて嬉しいです。

樹木さん:こんな形で公開できる、こんな幸せな映画はないと思います。

松岡さん:この家族と池松さんとこの日を迎えられてとても幸せです。

池松さん:本日は来ていただきありがとうございます。

城くん&みゆちゃん:本日は来てくれてありがとうございます!

是枝監督:完成してまだそんなに時間が経っていなくて、あっという間にこの日を迎えた気がします。このメンバーでこの場に立てることを嬉しく思っています」

との挨拶から舞台挨拶はスタート。

映画情報どっとこむ ralph 初日を迎えたことについて尋ねられ

是枝監督:本当はもう少し小さく生んで、小さな声で届ける作品にしようと思っていましたが、結果的に広く、遠くに届けられることになりました。これも、スタッフ、キャストが支えてくれたお陰だと思っています。すごい嬉しいです。

とコメント。

撮影は昨年の夏二日間と、年末年始を挟み真冬の1ヶ月半で撮影を完了、さらにカンヌ映画祭を経て、今にいたるという、撮影開始から1年も待たずして公開を迎えた本作。これまでのことを振り返り、

リリーさん:大規模ではない形で始まったものが、賞を獲ったことで沢山の方に観ていただける機会が増えることは良いことだと監督とも話していたので、なんだか感慨深い気持ちです。

と語り、続けて

リリーさん:祥太(城くんの役名)も今日こんなキレイな姿をみなさんに観ていただくことになって…。

と城くんの晴れ姿に温かな眼差しをおくりました。そんな城くんは

城くん:魚釣りと海のシーン、あとみかんを持って飛ぶところが面白かったです。
と明かすと、

リリーさん:完全にレジャー感覚で撮影してたんだな。
とツッコミを入れ、会場からは笑いが。

安藤さん:産後初に海でのシーンを撮影して、また正月に入ってから過ごした家族との是枝組で過ごした時間は、短くても穏やかでしたが、(賞を獲ったことで)こんな興奮と爆発が起こっていることに混乱しています!監督に限らず、みなさん凄い方。いわば、本当はキャビアなのに、納豆を食べている感じ。今日で一区切りつくと思うと寂しいです。

と独特の表現で振り返り、池松さん演じる通称“4番さん”と心を通わせる展開が描かれることにちなみ松岡さんは

松岡さん:今日はカンヌぶりに家族と会えるのが嬉しかったんですけど、あ、池松さんも来てくれるんだと知って、なんだかずっとムズムズした気持ちになっていたんです。でもそれはなぜかわかりました!彼氏を家族に紹介できたからです!それが嬉しいです。

と明かすと、すかさず樹木さんが

樹木さん:幸せになれない相手だわね。
と口を挟み会場はまた笑いに包まれました。

そんな、池松さんは

池松さん:僕は二日間しか撮影がなくて、シーンも少ないのに、今日この場にくるのもずうずうしいなとも感じていたんですけど…観終わった後、興奮して、監督にカンヌ(で賞を)獲ってきてください!と握手を求めたんです。でも帰り道にずうずうしかったかなと思っていたんですけど、結果としてカンヌからとんでもないお土産を持って帰ってこられた。平成が終わろうとしている今、平成に生まれた人間としてはとても嬉しかったです。

と受賞への喜びを語りました。

樹木さん:カンヌというのは、全世界の映画関係者がお金と時間をふんだんにかけて集まって、みんなパルムドールを目指します。その中でこの作品が賞を獲れたことは偶然ではありません。受賞を知って、河瀬直美監督から電話がかかってきたんだけど、監督が長いこと貯めてこられたことがこのように花開いて素晴らしいと思います、といっていました。この映画を通して、素晴らしい体験をさせてもらえたことをみんなが感謝していますよ。

と監督を称えました。

映画情報どっとこむ ralph ここで、みゆちゃんが監督の為につくってきたというお手製パルムドール像が監督へプレゼントする一幕も!
みゆちゃん:葉っぱがキレイだなって思って、TVをみてつくりました!

と明かすと、安藤さんが補足させてくださいと

安藤さん:賞が決まったときは寝てしまっていたけど、受賞したことを聞いて、飛び起きて、誰に何を言われるでもなく、黙々とつくり始めたらしいんです!

と改めて明かし、会場からは拍手が。

是枝監督:本物はプロデューサーに渡して、僕はこれをもらいます。

と喜びを露わにしました。

映画情報どっとこむ ralph 最後に・・・

是枝監督:納豆ごはんのような映画なので(笑)毎日食べられるように、観る度に味わいが違う映画だと思います。子供たちの視点、大人たちの視点とそれぞれに違った視点でみることでも、様々な感情が生まれると思います。長く上映を続けていきたいと思っているので、是非また劇場へお越しいただけると嬉しいです。

と挨拶をし、イベントは終了しました。


万引き家族

絶賛公開中!!

公式サイト:
gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。


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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ /緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明
/ 高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林
配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.




パルムドール像に子供たち(城桧吏・佐々木みゆ)大興奮‼『万引き家族』三世代試写会


映画情報どっとこむ ralph 第71回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】にて最高賞<パルムドール>を受賞!21年ぶりの快挙を成し遂げた本作。


昨日の早稲田大学での是枝裕和監督×松岡茉優 講座イベントに続き、本日6月3日には、家族の絆について描かれている本作にちなみ、15~87歳までの親子や祖父母と孫などの三世代の家族を観客として招待した<三世代>試写会イベントを実施。

主演のリリー・フランキーさん、城桧吏くん、佐々木みゆちゃんのふたりの子役と是枝監督が、受賞後に揃って登場する初めての場になり、キャスト陣も監督と久々の再会となりました。

たくさんの家族に囲まれての舞台挨拶で、とっておきの家族エピソードが飛び出しました。

また、子供たちは「早くカンヌのトロフィーが見たいです!」と監督にメールを送っていたそうで、この日ついに実物とご対面!

『万引き家族』三世代試写会舞台挨拶
日時:6月3日(日)
場所:神楽座
登壇:リリー・フランキー、城桧吏(じょう・かいり/子役)、佐々木みゆ(子役)、 是枝裕和監督

映画情報どっとこむ ralph 三世代家族の皆さんの温かい拍手で迎えられ登場したリリーさん、城くん、みゆちゃん、是枝監督。
リリーさん:三世代で同じ劇場で映画をみる機会ってあまりないと思うし、こうやって一緒にみたことは将来ずっと覚えていると思うので、とても良い企画だと思いました。

と、ひょうひょうとした口調でスタート。

城くん:みてくれてありがとうございました!

みゆちゃん:えーと…来てくれてありがとうございます!よろしく願いします!

是枝監督:刺激的なタイトルでショッキングな設定だったけど、三世代の暮らしぶりは今僕らが失ってるものがあって、どこかで共感や懐かしいと思いながらも犯罪だから悪いことだしといったふたつの気持ちでみてほしいと思ってつくった映画です。今日は楽しんでいただけたらと思います。

とそれぞれに挨拶。

カンヌについて

是枝監督:授賞式の後の映画祭の公式ディナーで、とにかく役者が素晴らしいといろんな方に声をかけていただきました。『ブレードランナー2049』の監督でもあるドゥニ・ヴィルヌーヴには子役が素晴らしかった!どう撮ったの?そこで僕らは恋に落ちたと言われ、台湾の俳優のチャンチェンには、家族が縁側で見えない花火を見上げるシーンがとにかく素晴らしかったと言ってくれました。審査する側と審査される側ではあるんだけど、純粋に映画が好きな者同士で感想をいい合いながら過ごした感じで、その時間がとてもよかったです。

と明かし、日本での反応については

是枝監督:同級生とかからもおめでとうと連絡をたくさんもらって、少し顔が浮かぶのが難しいと思うひともいましたけど(笑)嬉しかったです。

と語りました。

映画情報どっとこむ ralph 世界的な評価を得た本作ですが、完成した作品をみての感想ついて問われると、

城くん:自分が映ってることが不思議に思いました。良い作品に出来上がったなって嬉しかったです。

とコメント、一方のみゆちゃんはなかなか答えが出てこず、その様子をみかねた是枝監督が耳元でささやく、是枝組スタイルでアシスト!

みゆちゃん:海で遊んだことがすごく楽しくて、オーディションを受けられてよかったと思いました!
と元気よく答え、会場からは笑いと拍手が起こりました。

パルムドール受賞発表を受け、世界中から注目が集まっている中で、日々の生活に変化などがあったか問われると、

リリーさん:一人でいるときに、おめでとうと言われると面映ゆい感じで…でもお祝いだから!ってシャンパン開けられて、ただ飲みたいだけじゃねーかってことがあったりもしますけど、周囲の方が喜んでくれるのは純粋に嬉しいですね。

といい、子供たちふたりは学校で

城くん:学校のひとからおめでとうとかすごいねって言われます。でも、生活に変化はないです。

みゆちゃん:“佐々木みゆ”ちゃんだよねって声をかけられたり、学校で四年生が急に飛び出してきて、めっちゃかわいいって言われました!!
と明かしました。また、

是枝監督:コンビニのレジの方にもおめでとうって言っていただいて、今後買うものを精査しないといけないなって思ったり…(笑)タクシーの運転手さんにもいっていただいたり、関係者ではない方にそんな風に声を掛けられるのは嬉しいですね。

と明かしました。

映画情報どっとこむ ralph そして今回、是枝監督が城くんとみゆちゃんの為にパルムドール像を会場に持参!
実物を前に、興味津々に近くでまじまじと見たり、触ったり、実際にふたりで像を持ち上げてマスコミへの写真撮影に応じるなどしたふたり。
重さ4キロある像は、子供にとっては少々重かったようで

城くん:重かったです。今日はこの手を洗いません!

みゆちゃん:腕が痛い…マイクよりも重い

などと漏らし、会場からは笑いが起こりました。

映画と同様にまさに15~87歳まで三世代にわたる家族が来場したイベントということで、これから作品をみる家族の方に向けて、

是枝監督:色んな目線でみられるようにつくりました。リリーさんとサクラさんの目線だと切なくて、子供の目線だと最後に少し希望を感じられる映画になっていると思います。

とコメント。

映画情報どっとこむ ralph その後は、お客さんからQ&Aに応えました。

【Q&A】

Q,父と母と祖母と娘の四人で来ました。是枝監督に質問ですが、なぜこの映画をつくろうと思ったのですか?

是枝監督:『そして父になる』をつくったときに、家族を繋ぐのは血なのか時間なのか、究極の二者択一を迫って福山雅治さんをいじめるということをしたんですが(笑)そのあと、どういう問いをたてようかと思ったときに、血縁を超えて繋がる家族の可能性を探ってみたくなったんです。結果的にはストレートにはいかず、犯罪や利害関係でつながった家族のはなしにしましたけど、そういった関係性の先には何があるのかという話をつくってみたくて脚本を書きました。

Q,息子と母と祖母の三人で来ました。城くんとみゆちゃんに質問ですが、今後はどういった役を演じてみたいですか?

みゆちゃん:(なかなか言葉が出てこず、是枝監督にアシストしてもらう形で、)この映画の続きをやってみたいです!

城くん:是枝監督さんの映画にもまた出たいし、アクションとかホラー系もやってみたいです!

Q,母と祖母と娘で来ました。城くんとみゆちゃんに質問ですが、撮影をしていて大変だったこと、楽しかったことがあれば教えてください。
城くん:大変だったのが、スーパーでお菓子をリュックに入れる最初のシーンで、なかなかリュックにお菓子が入らなかったことです。楽しかったのは、魚釣りのシーンと海のシーンと大雨の中、家に帰るシーンです!

是枝監督:大雨のシーンは、たまたま夕立が降ってきたので、どう使うかは考えずとりあえず走ろうっていって撮ったシーンなんです。

みゆちゃん:せみの幼虫をお兄ちゃんとったのが楽しかったです!大変なシーンは特にありません。

映画情報どっとこむ ralph 最後に、

リリーさん:本当に撮影をしているときからすごくいいものが出来上がっていく風景を見ていました。ずっと監督にパルムドールを獲ってもらいたいと思っていたけど、人生で願いが叶うことってそうそうないわけで、だからすごい嬉しかったです。是非劇場でご覧ください。

城くん:6月8日(金)に劇場でもみてください!

みゆちゃん:今日は来てくれてありがとうございました!

是枝監督:さっきみゆちゃんが大変なシーンはなかったと言ってくれていたけど、真夏のシーンはほとんど真冬に撮っていて寒くて大変だったはずです。台本も渡していなくて、大人の役者を相手によく受けてくれて、ふたりとも本当に頑張ってくれました。大人の役者も子供たちをうまく包んでくれて、演技ではないとてもよい表情を引き出してくれました。カメラがまわっていないところでも温かな繋がりをつくれて、素敵な時間を過ごせました。僕らが感じたぬくもりがこの映画にも残っていると思うので、そういったものも感じてもらえればと思います。

とそれぞれに挨拶してイベントは終了しました。

映画『万引き家族

6月​8日(金)​TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

公式​HP:
​​gaga.ne.jp/manbiki-kazoku
​公式​twitter:
@manbikikazoku
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。
足りない生活費は、万引きで稼いでいた。
社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。
体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。
だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

​​原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)

出演:
リリー・フランキー 安藤サクラ 
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林

配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro. ​


細野晴臣x是枝裕和監督『万引き家族』オリジナル・サウンドトラックが公開日と同日配信リリース決定!!


映画情報どっとこむ ralph 先日開催された第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、最高賞となるパルムドール賞を獲得した是枝裕和監督『万引き家族』。

6月8日(金)より全国公開となります。

この度、映画公開を来週8日に控え、細野晴臣さんが劇半を手掛けたオリジナル・サウンドトラックのリリースが決定!
公開日と同日の6月8日(金)より配信スタートとなります。

是枝裕和監督の悲願でもあった細野晴臣とのコラボレーション。「素晴らしい音楽をつけていただいた。」と監督も大満足の、映画にしっかり寄り添った細野の映画音楽。収録全曲を作曲から演奏、ミックスまで細野自身が手掛けた価値ある作品でもあります。

万引き家族(オリジナル・サウンドトラック)
配信Album
2018年6月8日(金)発売
全14曲(ボーナストラック含む)
作曲/編曲/演奏/Recording&Mixing〜細野晴臣
01.Shoplifters
02.Yuri’s Going Home
03.Living Sketch
04.Shota & Yuri 1
05.Yuri & Shota’s Shoplifting
06.The Park
07.Like A Family
08.Nobuyo & Yuri
09.Going To The Sea
10.Beach
11.Shota & Yuri
12.Run Away
13.The Empty Room
14.Image & Collage(Bonus Track)

映画情報どっとこむ ralph 細野晴臣PROFILE
1947年東京生まれ。音楽家。
1969年「エイプリル・フール」でデビュー。1970年「はっぴいえんど」結成。
73年ソロ活動を開始、同時に「ティン・パン・アレー」としても活動。
78年「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成、歌謡界での楽曲提供を手掛けプロデューサー、レーベル主宰者としても活動。YMO散開後は、ワールドミュージック、アンビエント・ミュージックを探求、作曲・プロデュースなど多岐にわたり活動。

オフィシャルHP
http://hosonoharuomi.jp/

ライブ情報
Haruomi Hosono + Acetone Light in the Attic
2018/6/23(土) open19:30 @ ロンドン Barbican Hall
https://www.barbican.org.uk/whats-on/2018/event/light-in-the-attic-haruomi-hosono-acetone

HARUOMI HOSONO LIVE AT THE OLD MARKET
2018/6/25(月) open 19:15 / start 20:00 @ ブライトン The Old Market

Haruomi Hosono



映画情報どっとこむ ralph 万引き家族

公式サイト:
gaga.ne.jp/manbiki-kazoku

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。

冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。


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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)

出演:リリー・フランキー 安藤サクラ / 松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ /緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明
/ 高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林

配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.


是枝裕和監督『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭フォトコール&公式記者会見


映画情報どっとこむ ralph 6月8日より公開となる是枝裕和監督『万引き家族』が、第71回カンヌ国際映画祭「コンペティション」部門に正式出品されたことを受け、是枝監督、リリー・フランキーさん、安藤サクラさん、松岡茉優さん、樹木希林さん、城桧吏さん、佐々木みゆさんの7名がカンヌ入りし、レッドカーペットを歩き会場入り、世界の観客を前に公式上映が行われました。

上映後は、約9分間もの長さのスタンディングオベーションで観客から賞賛を受け、日本のメディアに向けた囲み取材が行われました。
現地時間2日目は、フォトコールと公式会見が行われ、会見上では多くの海外メディアが駆けつけ次々と質問が飛び交い、会見終了後は、サインや写真撮影を求めるひとびとが殺到。プレス用に開かれた上映会終了後は絶賛の嵐で、是枝監督が新たに描く“家族”の物語に世界各国の心を感動で震えさせました。

『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭
実施日:5月14日(月)
プレス用試写会
実施時間=08:30~ (日本時間5月14日15:30~)
場所=Salle Debussy
フォトコール
実施時間=10:30~ (日本時間5月14日17:30~)
場所=PALAIS DES FESTIVALS
公式記者会見
実施時間=11:00頃~(日本時間5月14日18:00~)
場所=FIVE SEAS HOTEL CANNES
参加者(敬称略) 是枝監督、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、城桧吏、佐々木みゆ

映画情報どっとこむ ralph 【フォトコール】

小雨が降り、少し肌寒いカンヌの中、是枝監督はじめ、ブラックのチャイナジャケットとセットアップのパンツに白いTシャツを合わせたスマートカジュアルでキメたリリー・フランキーさん、フランスのファッションブランド、ルイ・ヴィトンのレザージャケット、オリエンタルな雰囲気漂う色鮮やかなドレス、ハイヒールを身にまとった安藤サクラさん、イタリアのファッションブランド、ボッテガヴェネタのオレンジのレースドレスを爽やかに着こなした松岡茉優さん、ところどころにあしらわれた赤い花ビラがアクセントとなったオリエンタル且つシックなブラックドレスに身を包んだ樹木希林さん、グレーのストライプのセットアップを大人っぽく着こなした城桧吏くん、花柄のドレスをキュートに着こなした佐々木みゆちゃんの七名が参加したフォトコール。昨夜の熱狂そのままに“万引き家族”と監督は世界から集まった約70名ほどのスチールカメラマンたちから、激しいフラッシュを浴び、特に子役2人にはシャッターが集中、飛び交う目線やポーズのリクエストににこやかに応えました。


Q, これまでに家族の物語を描いてきたと思うが、今回はまた新しい家族の形が描かれていると感じた。

是枝監督:5年前に『そして父になる』で血のつながりか時間なのかというものを描いて、その先に今回のモチーフが生まれてきた。ファミリードラマであるが、社会との接点にフォーカスをあてた。

Q,昨日のスクリーニングの反応について。

是枝監督:これまでのどの経験も感慨深いが、昨日はこれまでで一番温かい感じる拍手が続いて、今まで映画をつくってきた20年間が報われた気持ちになった。

Q,是枝監督作品には何度も出演しているが、是枝監督との仕事とはどんなものか?

リリーさん:是枝さんとの時間は、特殊な空気、魔法の時間、あっという間で濃厚で素晴らしいもの。

Q,子役と演じるにあたってリハーサルは何度も重ねたか?

松岡さん:海外と違い、日本の子役への演技指導は固まっている。一方、監督は自由に流動的に演出されるので、子供の魅力が開花されて、今作においても奇跡的な場面が生まれた。

Q,子役のキャスティングについて。

是枝監督:いつもオーディションでこの子を撮りたいかどうかで決める。台本を覚えるのではなく、その空気にどのように存在するかを見極めていく。今回も素晴らしい2人を選べた。

Q,今回是枝監督作品には初参加だったが、どんな経験だった?

安藤さん:今作は、自分自身にとって子供が生まれてはじめての作品だったこともあり、演者としても人間としても成長させてもらった作品。リハーサルはあまり重ねなかったが、事前に何かを背負って準備していかなくても、現場で向き合っていくと呼吸をするようにその世界に入っていけるような、そんな特別な時間だった。

映画情報どっとこむ ralph 【公式会見】

Q,今回も家族をテーマにした作品だと思うが、家族を通じて日本社会を伝えていくことがより効果的だと思っているからか?

是枝監督:効果的だと思ったからかといわれるとちょっと違う。この数年、ファミリードラマを撮り続けてきたが、今回はどちかというと少し視野を広くもって、現代と社会と家族との摩擦する面をきちんと描こうと、あくまで、社会を描こうというよりかは家族を描こうと思った。ただ今回は今までより社会によって、切り裂かれていく家族を描いてみたいと思った。

Q,今回描かれる家族は貧しく、ある意味哀れといえるが、見終わったあとに、この家族の一員になりたいと思った。この感想についてどう思うか?

是枝監督:この家族が実際にいたとして、日本で報堂されたらただの犯罪者でしかない。ただ、カメラがあの家に入ったときに、報堂だけでは伝わらない、ある種の豊かな繋がりや僕たちが感じられない色や光があって、その家族の姿を描くことによって、僕らの家族とか共同体というものが逆に照らされるというか、そんな存在としてあの家族を描きたいと思った。彼らが感じている喜怒哀楽を豊かに描きたいという風に思った。

Q,家族をモチーフにした作品だが、ある意味あなたにとって新たな家族に出会えたというように思ったか?

城くん:万引きは悪いことだけど、すごい楽しい温かな家族だと思った。

みゆちゃん:新しい家族ができました!(一同笑)

Q,日本では未婚者が増えていたり、夫婦でのセックスレス問題など人と人との接触が減っていることが報道などで知られているが、ある意味そういった問題についても、作品においてのモチーフとなっているのか?

是枝監督:多分、そういううまくいかない家族関係から捨てられた経験をもつひとたちが集まっている。前提として家族をつくることに失敗しているから、逆に意識的に考えている。そういうやり直そうとしている感じがあの家族の中にあったと思う。指摘するモチーフは中心ではないが、彼らの過去としてきちんと存在していて、そのことがあるからこそ、あそこでの接触があったり、涙や笑顔があるのではないかと思う。


Q,安藤さんは、今回が初めてのカンヌだと仰っているが、カンヌで出品された三池崇監督の『愛と誠』(12)に出演されていて、義理のお父様は『カンゾー先生』(98)のカンゾー先生役であるわけで、ある意味今回でカンヌが身近になったと思うか?
また、松岡さんは、実際に妹さんがいらっしゃいます。是枝監督は松岡さんの育った環境と照らし合わせてつくっていたりするのか?

安藤さん:子供の頃の夢というか、わたしの家族は姉と父が映画監督だったりすることもあり、カンヌというのは家族にとっての夢であり、映画人であれば誰しもが憧れ目指す場所だと思う。今回是枝監督にふわっと連れてきていただいたが、昨日の上映を経験して、とてもすごい場所だと感じた。どういうお土産話をもって帰ろうか考えている。またいつか来れたらいいなと思っている。

松岡さん:お芝居をするきっかけは妹だった。子供の頃から同じ役を争ったりして、家庭の中で正直風通しがよくないこともあり、そういうときの気持ちが今回の役に通ずるところがあった。現在妹は演技は辞め、新しい夢に向かって進んでいる姿をたくましいと感じる。監督は私と妹とのことは知らないが、偶然にも今回の役と引き合わせてくれた。子供の時に妹には優しくできなかったが、みゆちゃんに、ゆり(みゆちゃんの役名)に対して、役を通して返せてこの作品でカンヌに来れて幸せに思う。

Q,日本にある実際の社会問題をモチーフにしてあるわけだが、海外メディアの反応は?

是枝監督:昨日何十件か取材を受けたが、ひとつは日本は社会問題をモチーフにした映画が少ないので新鮮に感じたと言われた。もうひとつは、血縁を越えた家族の繋がりというのは『そして父になる』のときもそうだったが、記者の中には養子である方が何名かいて、今回描いたのは特殊な繋がりをもった家族だけど、その物語の向こう側に自分自身の人生のテーマを見出してくれている方が非常に多いなと感じたの昨日の取材を受けた感想。とても自分に近いところでこの作品を捉えてくれている方が多いと感じた。

Q,2001年『DISTANCE』以来、7度目のカンヌだが、今回自分の気持ちの変化はあるか、最近のカンヌをみて思ったことは?


是枝監督:7度目だからといって、緊張や喜びはないのではないかと言われるが、映画祭に参加するというのは、例えば一本の映画を役者さんたちとつくっていく作業とすごい似ていて、毎回新しいキャストやスタッフと来るし、映画祭も毎回違う変化をしている中で自分も身を置く。幸運にもその流れの中で、7回も来させていただいてとても幸せなことだ感じている。映画祭がどう変化しているかを語れるほど深くウォッチしていたわけでないのでそのことについて語るのは難しいが、僕の中で30~50代で参加させてもらい、作り手として人間として成長でき、キャリアにおいてもすごく大きな存在となっている。ここでまた上映して恥ずかしくない作品をつくりたいと素直に、そういう場所だと思える。映画に対して畏怖の気持ちが持てるという場所が持てるというのは監督にとって幸せなこと。

Q,是枝監督含め日本で活躍している監督に起用される機会が多いが、なぜ自分が選ばれていると思うか?

樹木さん:それはー、いやー、んー、、、わかりません・・・。

Q,是枝監督作品に何度も出演しているが、お互いに相談しあって決めたりアドバイスし合ったりすることはあるのか?

リリーさん:是枝さんの撮影に参加させてもらえるのは自分にとって特別な時間。人生の中であまり感動したなと思ったことがなく、これまでに2回しかない。1回目は、『そして父になる』でカンヌのスタンディングオベーションを受けたときで、2回しかないその2回目が昨日の夜(公式上映)だった。是枝さんにはいつも勉強させてもらっているのと同時に人生を彩っていただいている。いいものをつくるということが、こういう風景を見られることに繋がったり、温かさを知れるということを教えてもらっている。なので、仕事という感覚はあまりないのかもしれないです。



最後の質問が終わった後に「あのすみません、一言だけ」といい語り始めた是枝監督。

是枝監督:リリーさんとは実はそんなに言葉を交わさない。多分お互いが持っている価値観やジャッジする感覚が近い気がする。だから役者と監督として安心していられる関係だといえる。希林さんは先程キャスティングされる理由についてわからないと仰いましたが、お仕事させていただいている監督側からとしてはすごく明快。僕は、自分がつくるものを希林さんに出ていただけるものにする為に努力する。甘いままで彼女の前に立つとすぐに見透かされる。希林さんの前で恥ずかしくない監督でありたいと思う。そういう役者がいることは監督にとって非常に大切な事。今回でいうと、最初に撮った夏のシーンで、希林さんが台本にはない演技をしたが、そこから脚本をなおしていき、演出の指針を与えてもらった。そういう作品への関わりを演技の中でさらっとしめしてくれる存在というのは監督にとっては本当に大きな存在です。なので、私はもう(出演するのは)いいんじゃないのと毎回言われるが繰り返し繰り返し希林さんにオファーするのは彼女のそういう作品に向き合う姿勢に助けられているし、頭下がる想いでいっぱいです。


映画情報どっとこむ ralph 万引き家族

6月​8日(金)​TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

公式​HP:
​​gaga.ne.jp/manbiki-kazoku
​公式​twitter:
https://twitter.com/manbikikazoku

物語・・・
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。
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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)


出演:リリー・フランキー 安藤サクラ 
   松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林
​配給:ギャガ
コピーライト:
​(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.