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『そばかす』初日舞台挨拶

2021年公開の『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)でヒロインを務め、第45回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞し、目覚ましい活躍をみせている三浦透子が映画単独初主演している映画『そばかす』を2022年12月16日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開。

その公開初日を迎え、主演の三浦透子、共演の前田敦子、監督の玉田真也を迎え、初日舞台挨拶を実施いたしました。
『そばかす』初日舞台挨拶
『そばかす』初日舞台挨拶
日時:12月16日(金)
会場:新宿武蔵野館
登壇:三浦透子、前田敦子、玉田真也監督

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三浦透子、前田敦子、玉田真也監督

本作で三浦、前田という俳優陣とタッグを組むことになった玉田監督は、「三浦さんは初めてお会いしたんですが、前田さんには以前、自分が脚本を書いたテレビドラマの主演をしていただいたことがありました。でも監督として関わるのは初めてでしたね。三浦さんはすごくフラットな人で、頭がいい方という印象。モヤモヤした物事をちゃんと言葉で整理ができて頭の切れる人。でも演技に関してはちゃんとそれを身体に落とし込める、いい俳優だなと思っていました。そして前田さんは、実際にそういう方なのかどうかは分からないのですが、素のような感じというか。懐がすごく深い気がします、器がめちゃくちゃ大きいというか。もちろんいろいろと考えていることはあると思うんですが、それが表に見えない感じが底知れない感じがして。二人とも全然違うタイプなんですが、いい俳優とご一緒できてうれしいです」とコメント。『そばかす』初日舞台挨拶

 そしてその玉田監督の言葉に深くうなずいていた三浦は「何が起こっても動じないなというのは感じていました、(劇中で)少年がサインを求めるシーンがあったんですが、その対応の仕方にめちゃめちゃ前田さんのカッコ良さを感じたんですよね。あのカッコ良さは言語化できないですよね」とほれぼれした様子でコメント。『そばかす』初日舞台挨拶

前田も「あのシーンは(少年たちが)、すごくファンのように来てくださったんで。あの頃(AKB48時代)の記憶を思い出しながら。アイドルをやっていて良かったなと思ったシーンかもしれません」と笑顔で振り返ると、「(三浦)透子ちゃんはすごく大人なんですよね。場の空気を考えつつも、ちゃんと言葉にして、みんなで一緒に考えていこうという時間を進んで作ってくれるんで、透子ちゃんが主役でいてくれる作品は絶対に安心だなと思います」と全幅の信頼を寄せている様子だった。『そばかす』初日舞台挨拶

 三浦演じる佳純は、他人に恋愛感情を抱くことがないが、そのことを周囲に理解してもらえないことに悩む、という役柄。そこで「佳純に似ているところは?」と質問された三浦は、「わたし自身も、人に伝えることをあきらめてしまうようなところがあったかなと思います。でも最近はもう少しあきらめずに。人に伝える努力をしようかなと思うようになりました」と返答。前田もその言葉に「いいことですよね」と同意すると、三浦はさらに「10代の頃は、もうちょっとあきらめていたかもしれない。どうせ分かってくれないんじゃないかと勝手に決めつけて、リスクマネジメントというか、確実に分かってもらえることだけを伝えるとか、そういうことをしてしまっていたかも。そこはもしかしたら通じるところはあるかもしれないですね」と振り返った。
 一方、自身が演じる真帆という役柄に似ているところは? と質問された前田は「一見、何を考えているのか分からないと思われるところは一緒かなと思いますね。よく言われるんですよ。最初、どう話しかけたらいいのか分からなかったとよく言われますからね。ずっと口角をあげればいいのかな」と思案顔になりつつも、「フラットにいたいというところは共感できますね」としみじみ付け加えた。『そばかす』初日舞台挨拶
 三浦と前田の共演シーンはそれぞれに楽しかったと語る二人。「二人の時間が本当に楽しくって。なんだかすごくリンクしていましたね」と前田が語ると、三浦も「さっき玉田さんがわたしと前田さんとは違うアプローチの俳優で、ということをおっしゃっていたんですが、佳純と真帆はお互いにないものをリスペクトしあっているような気がしていて。わたし自身も小さいことが気になってしまうところがあるので、ドシッといてくださる前田さんを見て、わたしもそんな風になれたらいいな、カッコいいなと思っていました」とコメント。さらに前田が「わたしはちゃんと言葉にしてくれるところはカッコいいなと思って見ていました。だからリンクしていたんだなと思います」と返すなど、劇中の役柄同様、共鳴し合っている様子の二人だった。
『そばかす』初日舞台挨拶
 そして最後に前田が「映画を観て、すごく共感した方が多かったということなんですけど、どこかひとつでもいいところを見つけてもらって。何かの話の話題にしてもらえたらうれしいです。これからも『そばかす』をよろしくお願いします」と呼びかけると、三浦も「恋愛感情を持たないというセクシャリティを持った女性を描いた映画ですが、彼女のまわりにも、日々生きる中で、自分はマイノリティーなんじゃないかと感じる人がいろいろと描かれているので。みんな程度の差はあれ、世間の当たり前を押しつけられることがどこかしんどいなと思いながら生きてるのかもしれないなと思うんです。すべての人にとって、自分事だなと思えるような話が詰まった作品だと思っています。ありのままのものを、これでいいや、今の自分がすてきだな、好きになろうと思ってもらえるきっかけに、この映画がなればうれしいなと思います」とあいさつ。 
 さらに玉田監督も、「試写会で観た人の感想で、自分がいたたまれないな、しんどいなと思っていたシーンでも、他のお客さんは笑っていてズレを感じたというものがあったんですけど、それは豊かなことだなと思っていて。ひとつのシーンで笑ったり、泣いたり、イライラしたり、いろいろなリアクションがある状態が理想だなと思っていて。そういうリアクションがあって、はじめてこの映画が完成するところがあるので。もし引っかかるところがありましたら、まわりの人にすすめてください」と会場に呼びかけた。

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映画『そばかす』

2022年12月16日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開

公式HP:
https://notheroinemovies.com/

制作は、『勝手にふるえてろ』(17/大九明子監督)、『寝ても覚めても』(18/濱口竜介監督)、『愛がなんだ』(20/今泉力哉監督)、『本気のしるし』(20/深田晃司監督)を手掛けてきたメ〜テレと、制作会社ダブ。本作は新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not) HEROINE movies”=ノット・ヒロイン・ムービーズの『よだかの片想い』(9/16公開)に次ぐ、第三弾公開作品として制作されました。
sobakasu_そばかす
あらすじ
物心ついた頃から「恋愛が何なのかわからないし、いつまで経ってもそんな感情が湧いてこない」自分に不安を抱きながらも、マイペースで生きてきた蘇畑佳純(そばた・かすみ)は30歳になった。大学では音楽の道を志すも挫折し、現在は地元に戻りコールセンターで苦情対応に追われる。妹の結婚・妊娠もあり、母から頻繁に「恋人いないの?」「作る努力をしなさい!」とプレッシャーをかけられる毎日。ついには無断でお見合いをセッティングされる始末。しかし、そのお見合いの席で、佳純は結婚よりも友達付き合いを望む男性と出会う…

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【(not) HEROINE moviesとは】

 
『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』『本気のしるし』を手掛けたメ〜テレと、制作会社ダブがタッグを組み、“へたくそだけど私らしく生きる”、等身大の女性のリアルをつむぐ映画シリーズであり、次世代を担う映画監督と俳優たちを組み合わせ、それぞれの感覚と才能を思う存分発揮できる場を生み出し、輩出するプロジェクトです。
何ドンもされない。
胸キュンもしない。
恋とか愛とか生きるとか自意識とか、考えすぎてこんがらがって。
それでももがいて生きている“ヒロイン”になりきれない“ヒロイン”たちの物語。

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三浦透子
前田敦子 伊藤万理華 伊島空 前原滉 前原瑞樹 浅野千鶴
北村匠海(友情出演) 田島令子 坂井真紀 三宅弘城 
監督:玉田真也 企画・原作・脚本:アサダアツシ
主題歌:「風になれ」三浦透子(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
音楽・録音・音響効果:松野泉
製作幹事:メ~テレ 配給:ラビットハウス 宣伝:フィノー 製作プロダクション:ダブ
(not) HEROINE movies メ~テレ60周年 助成: 文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
©2022「そばかす」製作委員会 
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