「三島有紀子監督」タグアーカイブ

田中麗奈、三島有紀子監督が台北金馬映画祭で舞台挨拶『幼な子われらに生まれ』


映画情報どっとこむ ralph 現在公開中の映画『幼な子われらに生まれ』が、この度11月3日~11月24日で開催されている第54回台北金馬映画祭に出品され、女優の田中麗奈さん、三島有紀子監督がゲストで招かれました。

台北金馬映画祭とは、台湾の首都台北市で開催される台湾最大の国際映画祭で、中華圏のアカデミー賞とも言われ、同映画祭の歴史は1962年に台湾映画の普及を目的に発足した金馬賞に遡り、今年で54回目を迎えます。

本映画祭にて『幼な子われらに生まれ』は11月14日と11月15日に上映を行い、舞台挨拶とQ&Aを行いました。
映画情報どっとこむ ralph 台湾・台北中心地の最大級のシネコン映画館「Shin Kong Cinemas」の最大キャパスクリーン320席の場内が満席で埋め尽くされ、熱気に包まれる中、主演女優の田中麗奈さんと三島有紀子監督が登壇しました。
田中さんは本作で、男性に寄り添いながら生きている妊婦の専業主婦・奈苗という役を演じていて、

田中さん:奈苗は家族を特別に重要視している主婦です。彼女にとって家庭は何よりも重要で、一家が幸せに生活する事を何より一番に望んでいます。おそらく経済の上では夫を頼って生きているけれども、彼女は家族・家庭を守る意識は誰よりも強いと思います。

と自身の新境地とも言える役柄を振り返りました。

中国語が堪能な田中さんは、舞台挨拶の全てを中国語でスピーチし、会場を大きく沸かし、その中国語での受け答えの流暢さに大喝采を浴びました。


ドキュメンタリー出身の三島監督ならではの演出も見どころの本作。まるでその場面の中にいるかのようなリアリティーを引き出したという三島監督は、

三島監督:ドキュメンタリーと劇映画の違いはもちろんあります。しかしながら役者さんもひとりの人間ですから、癖や性格もそれぞれですし、その日のコンディション・感情によって様々な変化が有ります。どうしたら、その作品、またはそのシーンの目指す一番いい演技をしてもらえるだろうか。とその役者さんを観察するところから始めます。例えばこの2人なら自由にやってみてもらう、このメンバーなら1人の芝居を決めてその反応を見るのが一番ではないか、、、など、その日や役者さんの組み合わせによってやり方を変えていきます。その時生まれる役者さんどうしの化学反応がなにより大事ですから、そういう《人間の化学反応を切り撮る》という点では、ドキュメンタリーと劇映画は近い部分があると思います。

と本作ならではの演出方法を語りました。
映画情報どっとこむ ralph Q&Aでは、台湾の国民性を反映した本作への賞賛の質問や、奥深く時に鋭い作品内容に言及した質問が30分以上に渡り活発に交わされました。
全州(ジョンジュ)国際映画祭、上海国際映画祭、モントリオール世界映画祭、トロント国際映画祭に続き台湾でも大絶賛だった本作。世界中で高い評価を受けています。ぜひお近くの映画館で。

絶賛公開中!

「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」―娘に言われた時、妻には新しい命が宿っていた。

バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン。田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。
実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが…。

osanago-movie.com

***********************************

                       
出演:浅野忠信 田中麗奈/南沙良 鎌田らい樹 新井美羽 水澤紳吾 池田成志/宮藤官九郎 寺島しのぶ 
原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)
監督:三島有紀子(「しあわせのパン」「繕い裁つ人」)
脚本:荒井晴彦
配給:ファントム・フィルム(2016年/日本/ビスタサイズ/5.1ch) 
ⓒ2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会 


三島有紀子監督、受賞を実感!凱旋舞台挨拶で『幼な子われらに生まれ』


映画情報どっとこむ ralph 現在公開中の『幼な子われらに生まれ』が、8/24~9/4にカナダで開催されていた第41回モントリオール世界映画祭のコンペティション部門でグランプリに次ぐ審査員特別賞を受賞したことを記念し、三島有紀子監督が登壇する凱旋舞台挨拶がテアトル新宿で行われました!

日程:9月11日(月)
場所:テアトル新宿
登壇:三島有紀子監督

映画情報どっとこむ ralph 8/26(土)の公開より2週間程経った9/11(月)、公開後初めて観客を前に登壇した三島有紀子監督。

三島監督:8/26にこの世に生まれてきてくれたこの映画が、今は色んな方々に育ててもらっているという感じです。私のところにもたくさん感想が寄せられてきていて、観る人によって感情移入するポイントが違うし、様々な見方をしてくれている。皆様に伝わっていると感じています。

と現状の心境を語りました。

モントリオール世界映画祭でコンペティション部門審査員特別グランプリを受賞。
この日、監督にトロフィーが授与されました。

受賞について、

三島監督:全く想像していませんでした。最初メールで知らされて、朝の通勤ラッシュの中一人立ち止まって『えッ!』と叫んでしまいました。

と、スタッフもキャストも全員が驚きの受賞発表であったことを明かしました。

モントリオールでも「すごく感動した」「泣けた」という人が続出。同映画祭の中でも一番集客が多かった作品となったことが一番嬉しかったと振り返ります。

三島監督:ある種のステップファミリーという特別な家族を描きながら、普遍的な家族の話でもあったり、人間同士のコミュニケーションの話でもあったりもする。前半は見方によっては何も起こっていない感じに思われるかもしれないけれど、まさに色々なものが張り巡らされていて、後半に繋がっていきます。それが(海外の皆さんにも)伝わったんだと実感しました。

と海外で高い評価を得ていることへの喜びを語りました。

映画情報どっとこむ ralph 「DEAR ETRANGER」という英語タイトルについて、『ジャストフィットだった』とモントリオール映画祭で評価されていることに対し、

三島監督:色んな異質な人と出会って、色んな化学反応が生まれて、死んでいくのが人間の人生だと思いながら映画を撮っていたので、『親愛なる、異質な人へ』というタイトルにさせていただきました。この英語とフランス語をMIXしたタイトルが非常にモントリオールの皆さんに評価していただいて、このタイトルにしてよかったなと思います。

とタイトルに込めた思いを述べました。


重松清さんの原作が21年前に刊行され、それを脚本家の荒井晴彦さんが温め、21年の歳月を経て、三島監督とタッグを組み映画化となった本作。

観客からの「なぜこの作品を作ろうと思ったのか?」と言う質問に

三島監督:ETRANGERこの話は、浅野忠信さん演じる主人公の信(まこと)という人が、まだ生まれてきてい命であったり、奥さんの元旦那さんであったり、色んな人と出会うことによって、その人の本質がだんだん剥き出しにされていく物語だと私は受け取りました。剥き出しにされ人間の本質が見えてくるところが一番面白いと考えていて、そこを一番大切に描こうと思いました。

と、監督自身が惹きつけれれた本作の魅力を語りました。

(脚本家の)荒井さんの目線と自分の目線を足して作っていったという本作。
実は、終盤の田中麗奈さん演じる信の妻・奈苗のカラオケシーンは、最初に荒井さんが用意した脚本にはなかったそうで、

三島監督:(田中麗奈さん演じる信の妻の)奈苗という女性を、ただ新たしい命を迎えることが全てと思っている何も考えていない女性にはしたくありませんでした。彼女自身もやはり色々なことに悩んでいたんだということを分かるシーンをつくりたいということで、カラオケのシーンを書いてもらいました。

と製作の裏話を披露しました。

映画情報どっとこむ ralph 最後に、

三島監督:21年前の設定とは違うところもたくさんあるので、原作と映画を比べてながら見ていただき、そこも楽しんでほしいです。正解を見つけられずにそれでも必死に生きている姿というのは私にとって美しい姿です。

と観客へ力強いメッセージを送りました。


『幼な子われらに生まれ』
テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国公開中!
osanago-movie.com

「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」
娘に言われた時、妻には新しい命が宿っていた。
バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン。田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。
実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが…。

***********************************

出演:浅野忠信 田中麗奈/南沙良 鎌田らい樹 新井美羽 水澤紳吾 池田成志/宮藤官九郎 寺島しのぶ 
原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫) 
監督:三島有紀子(「しあわせのパン」「繕い裁つ人」) 
脚本:荒井晴彦
配給:ファントム・フィルム(2016年/日本/ビスタサイズ/5.1ch) 
ⓒ2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会 


浅野忠信、リアル引出す即興に面白かった!「幼な子われらに生まれ」初日舞台挨拶で


映画情報どっとこむ ralph 直木賞作家・重松清の小説「幼な子われらに生まれ」を、三島有紀子の手でついに映画化。

本作の公開を記念し、初日舞台挨拶が行われ、浅野忠信さん、田中麗奈さん、宮藤官九郎さんをはじめ、本作で見事な演技を披露した南沙良さん、鎌田らい樹さん、新井美羽さんが舞台挨拶!

「幼な子われらに生まれ」初日舞台挨拶
日程:8月26日(土)
場所:テアトル新宿
登壇:浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、三島有紀子監督

映画情報どっとこむ ralph
浅野さん:映画はいかがでしたか?(大きな拍手)一年前の撮影から子供たちが大きくなったなと。1年以上な気がしてしまいます。とっても良い時間を過ごさせていただき、思いっきり監督のもと演じることが出来ました。

田中さん:田中家の妻役。家族と一緒な幸せな時間をすごさせていただきました。家族だからこその色濃い時間でした。

宮藤さん:あのーーうちの娘、年頃なので見せられないな。(笑)もう少し大人になってから、こういうお仕事なんだよと説明します。

南さん:この映画は、感情移入するところが様々だともいます。登場人物の数だけ劇場に足をお運びください!

新井さん:今日はありがとうございます。・・・・撮影が楽しかったので、この映画に出られてうれしいです。

鎌田さん:台本を見た時に早くやりたくて、撮影は充実。撮影が終わるのが悲しかったです。でも、こうやって初日。嬉しいです。

三島監督:今までも誠心誠意映画を創ってきましたが、この作品はとても特別で。今回は初めて映画を撮るつもりでと思った映画です。ヘルプレスの浅野忠信さんを20年前に観たときいつの日か撮りたいと思って。そして、20年。そしてかけがえのない時間を過ごしました。こうして初日を迎えられて嬉しいです。

温かい拍手のなか、舞台挨拶はスタート。

本作はモントリオール世界映画祭コンペティション部門出品決定!

三島監督:映画祭のプログラマーさんが、ファーストカットに恋をして、好きになりましたと。嬉しいです。それは俳優の皆さんの演技とスタッフの力だと思います。本当にうれしいです。

映画情報どっとこむ ralph 三島監督からのラブコールでオファーされて

浅野さん:今まで、癖のある役が多くて、事件を起こさない役が少なくて。事件を起こさない男をやりたかったので、素直にぶつけられて、存分に演じられました。本も良かったですしね。映画を観て、家族やその周り、人との出会いが面白い映画ですよね。

この作品で印象的なのは?

田中さん:バイオレンス。宮藤官九郎さんに・・・お会いしてすぐDVを受けて。とっても刺激的な誕生日でした。

宮藤さん:すみませんでした。スタッフがケーキしてる中ね。

田中さん:今まではっきりモノ言う役が多かったのですが今回は男性にぶら下がり系の役。フワフワした状態が難しかったです。

映画情報どっとこむ ralph オファーが来て台本を読んで

宮藤さん:本は面白くて、前の奥さんの悪口ばかり・・・共感はできないですが、人間にはあるよなと。あの人も最初からああいう人じゃなかったんだろうなと思いながら演じました。浅野さんに受け止めてもらえてやりやすかったです。

今回初めての演技ですが素晴らしい足跡を残した南さん

南さん:最初、スタートもわからない、何が何だかわからなかったのですが、監督が無理に演じないで、相手から与えられたものを感じて、思ったものをぶつければ、受け止めてくれるから大丈夫と言われて安心してお芝居できました。

棚kさん:向き合う姿勢がまっすぐで、刺激的でした。

同じく、初めての演技の鎌田さんは

鎌田さん:本当にアトラクションとか楽しみましたし、悲しい場面でも頑張りました。

浅野さん:リアクションが全く想像を上回ってきて、僕の演技も引き出してもらえた気がします。

と、新人相手だからこその化学反応が起こった模様。

新井さん:沙良お姉ちゃんはずっと一緒にいてくれて。麻んでくれて、浅野さんとは超能力ごっこをしてくれました。田中さんにはご飯に連れてってもらって。初めて女優さんにご飯連れてってもらえてすごくうれしかったです!


3人若き女優に関して

三島監督:オーディションの時からセリフのうまさは置いておいて、相手の役者さんの投げた感情を、きちんと感じて返せる人たちを選びました。反応力の凄い3人を選びました。これから、日本映画をしょっていく女優になると、本気で信じています。

と、絶賛。今後に期待です。

浅野さんに関して

三島監督:今回原作も脚本も、人物像が細かく描写されていて、浅野さんもキャラクターを作ってくれてると信じていたので、現場では台本ではなく、こんなシチュエーションで、ハイ!スタート!って。面白かったです。

浅野さん:即興面白かったですね。リアルが出てくるんですね。事件起こさないでも成り立つなと。(笑)


映画情報どっとこむ ralph 最後に

三島監督:英題をディア、エトランジェと付けました。親愛なる異質な人。異質だなと思う人との化学反応が生きていくこと。皆さんの感じる異質な人に広めていただければと思います。

物語・・・
「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」―娘に言われた時、妻には新しい命が宿っていた。
バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン。田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。
実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが…。

公式HP:
osanago-movie.com

***********************************

出演:浅野忠信 田中麗奈/南沙良 鎌田らい樹 新井美羽 水澤紳吾 池田成志/宮藤官九郎 寺島しのぶ 

原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫) 
監督:三島有紀子(「しあわせのパン」「繕い裁つ人」) 
脚本:荒井晴彦
配給:ファントム・フィルム(2016年/日本/ビスタサイズ/5.1ch) 
ⓒ2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会 


浅野忠信 娘役の小学生の算数ドリルを解く!『幼な子われらに生まれ』完成披露


映画情報どっとこむ ralph 重松清の傑作小説を三島有紀子監督が映画化した『幼な子われらに生まれ』の完成披露試写会が行われ、
浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、三島有紀子監督 が舞台挨拶に登壇しました。

映画に関するエピソードや新井美羽(10歳)のドリルをみんなで解くとコーナーでは浅野さんが新井さんに指名され・・・。


日程:8月2日(水)
場所:ニッショーホール
登壇:浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎
南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、三島有紀子監督

映画情報どっとこむ ralph 浅野さん:この映画、僕の中で台本をいただいてすぐオファーを受けた面白い話です。今まで女性監督とお仕事をしてこなかったので、三島監督とご一緒出来た作品がこうして完成披露を迎えてうれしいです。ただ、一筋縄ではいかなくて・・・かなり僕も混乱して。監督が面白いカタチにしてくれてます。

田中さん:今回、田中家と言うことでとても縁があるなと。試写の感想を見ると、家族の話なので、人それぞれ感想が面白くて。今日観てレビューなど書いてみてください。

宮藤さん:なかなかひどい男の役です。観ていただくと僕の下部は下がると思います。なので、今が一番好感度がある状態です!嫌いにならないでください(笑)

三島監督:今日は、こんなに集まっていただいて、とても嬉しいです。自分でも頑張ってお金を集めたり、ここにいるキャストとスタッフと大切に作った作品です。楽しんでください。

MCの伊藤さとりさんも涙でいっぱいとなった作品だそうで、家族って何かに共感する作品となっています。
そこで、演出へのこだわりを質問すると

三島監督:一瞬でもお芝居に見えるところがないように心がけました。ここに存在しているのを、観客に観ていただきたくて。。セリフは変わってもいい、動きが変わってもいい。その時に感じたものを出していこうと。そのお芝居をどう返すのか。なるべくワンテイクで撮りました。

このあたりが、浅野さんを混乱へ導いた所以のようで

三島監督:それを引っ張って行ってくれたのが浅野さん。いつでもリアルを出してくれたので、安心して浅野さんに投げれば返してくれるだろうと。

浅野さん:子供たちに救われましたね。子供と向き合って、リアクションにハッとして夢中になっちゃいました。楽しかったですが大変でした。最初台本にとらわれ過ぎていて、しがみついてたんですけど。次第に監督と話あって、言い合って創っていきました。

三島監督:それが作品をよくしてくれていて。こんなにむき出しで演じてくれる役者さん初めてで。

と絶賛。

映画情報どっとこむ ralph 一方田中さんの役は専業主婦。

田中さん:監督からはぶら下がり系の主婦と言われて。すべての世界が家の中。普通の暮らしの中の良いところも悪いところも出すのは難しかったですね。ぶら下がり系ですが、旦那へのプレッシャーもかけていくのは大変でした。チョットこれ誰?と自分で思うようなものになってます。

三島監督:今までの田中麗奈さんと全く違う違う。新しい田中麗奈を見られると思います。

田中さんは当時新婚ホヤホヤ。演じている主婦に当初疑問も

田中さん:夫の前でパックしながらおかえりーってありえないと思ってたのですが。。。今はパックしながら台本読んで旦那さんお前にいますから(笑)、リアルな夫婦ンだなと今思います。

とんでもない男役の宮藤さんはオファーを受けて

宮藤さん:思っているもの。言ってはいけないもの。思ってもいけないものが台本に全部書かれていて。気持ち良かったです。・・・でも、なぜかやりやすかったです。(共感したところは?)無いです!DV男なんですけど。撮影時にぶったりしてないんですね。でも意識はDVな人なので。今日皆にあったら叩いた気がしました。

初共演の浅野さんと宮藤さん
浅野さん:こっちの役じゃなくてよかったなと思います。(笑)真逆ですが、男として共感できてしまうところもある・・役としてですよ。(笑)宮藤さんは入り込みやすかったですね。色々気づかせてくれました

宮藤さん:この撮影の直後に一緒にバンドのライブもして楽しかったです。

映画情報どっとこむ ralph 子供たちの迫真の演技も注目の本作。

特に南さんは初演技。
南さん:最初何をするのかもわからなくて、周りの方が暖かくて。アドバイスも沢山いただき、初めてでも入り込みやす環境をつくてくれました。

三島監督:よーいスタートも知らないところからのスタート。でも、彼女オーディションの時に天才だと思ったので。リアルなんです。反射力が凄くある女優さんです。

と、大絶賛される南さんの今後にも注目です。
(カメラ向けると下向くのはやめて欲しい・・・・by記者)


浅野さんとの共演シーンが多い鎌田さんは
鎌田さん:私も演技経験が少なく、台本の時点でやり切れるのか不安でした。最初が浅野さんとのシーンで。しゃべれなくなって・・・でも浅野さんが学校の流行とか家族の話とかを聞いて和ませてくれて。救われました。

浅野さん:本当に娘のようで。。。久しぶりに会ったら大きくなっちゃってて。なんか娘が大人になっちゃった感覚です。(笑)

一方で ザ・子役な新井さんは受け答えがプロ
新井さん:浅野さん田中さんがとてもやさしくて。浅野さんがケータリングで神戸牛を差し入れてくれたり、本当に忘れられません。それから、田中さんも手作りのお弁当を作ってくれたりして、嬉しかったです。

ここで、新井さんが夏休みの宿題が出ているということでみんなで小学校4年生の問題2問をお手伝い!

2問目は新井さんが、浅野さんに回答を要求

見事正解の浅野先生!塾の講師役もリアルに行けそう!

映画情報どっとこむ ralph
最後に・・・
浅野さん:気に入っている作品です。楽しんでください。

三島監督:この映画はもがきながらできた表現です。役者さんもそうだったと思います。映画の中の人間たちももがきながら生きています。皆さんの中に何かが見えてくる映画になっていると思います。楽しんでください。

この後完成披露映画がスタートしました。


幼な子われらに生まれ

8月26日(土)よりテアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。
osanago-movie.com


「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」

娘に言われた時、妻には新しい命が宿っていた。
「普通の家族」を築けない、不器用な大人たちの、愛すべき物語。
バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン。田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。
実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが…。



***********************************

出演:浅野忠信 田中麗奈/南沙良 鎌田らい樹 新井美羽 水澤紳吾 池田成志/   
宮藤官九郎 寺島しのぶ 
原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)
監督:三島有紀子(「しあわせのパン」「繕い裁つ人」)
脚本:荒井晴彦
配給:ファントム・フィルム(2016年/日本/ビスタサイズ/5.1ch) 
ⓒ2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会 
   


本田翼、山本美月、稲垣吾郎らの闇とは!?『少女』初日舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph ヨル(夜)の綱渡り。
17歳という年代を生きる少女たちは、暗闇のなかで綱渡りをしているような、そんな危うい毎日を生きている。映画『少女』は、湊かなえ(原作)×主演・本田翼、山本美月×監督・三島有紀子=4人の“女性たち”が仕掛ける、“死”にまつわる禁断の世界を描いた長編ミステリーです。
%e3%80%8e%e5%b0%91%e5%a5%b3%e3%80%8f%e5%88%9d%e6%97%a5%e8%88%9e%e5%8f%b0%e6%8c%a8%e6%8b%b6 そして、ついに迎えた本日10月8日(土)公開初日を迎え、主演の本田翼さん、山本美月さんをはじめ、稲垣吾郎さん、佐藤玲さん、児嶋一哉さん、三島有紀子監督、原作の湊かなえ先生の総勢7名による初日舞台挨拶が行われました。

『少女』初日舞台挨拶
日付:10月8日(土)  
場所:新宿バルト9 シアター9
登壇:本田翼、山本美月、稲垣吾郎、佐藤玲、児嶋一哉、三島有紀子監督、湊かなえ(原作)

映画情報どっとこむ ralph 本編上映後の舞台挨拶にキャスト陣が登壇すると声援と拍手の渦に。大盛り上がりの中、イベントはスタート。

映画鑑賞後の興奮冷めやらぬ観客に本田さんをはじめとするご登壇の皆さんに、無事に初日を迎えた気持ち・・・そして、自分の中の闇とは。

まずはご挨拶から・・・

本田さん:無事初日を迎えられてとても嬉しいです!キャンペーンでは、皆さん温かく迎え入れて下さったこともすごく良い思い出になっています。

山本さん:今日、無事初日を迎えて嬉しい反面、私達の手から離れてお客様の元に行くのが寂しい気持ちもあります。キャンペーンでは、地元の福岡を訪れ、学校で舞台挨拶をさせて頂いたんですが、後輩の子たちから「美月先輩、おかえりなさい」と言って頂けたことがすごくうれしかったです!ちなみに、私の母校は登下校時は必ず一礼、スカートの丈はひざ下10cmなどと校則が厳しい学校だったので、今回映画に出てきた学校と似ているんですよね。

稲垣さん:生きていく中で誰もが抱える闇や心の傷に寄り添う好きな作品となりました。皆様も気に入ってもらえて2回3回と観に来てもらえればうれしいです。

佐藤さん:こんなに沢山の人に観て頂け嬉しいです。

児嶋さん:(登場するやいなや)児嶋だよ!(笑) 僕がこの場にいるのは場違いに見えるかもしれませんが、初日を迎えることができとても嬉しいです。

三島監督:この映画は皆様の闇を開くかもしれませんが、寄り添い、その先を見つめて頂けたらと思います。

湊先生:「人が死ぬところを見たい」というこの映画のテーマは、後にも先にもこの映画だけだと思います。ハッピーエンドかバッドエンドか、皆さまそれぞれ感じ方は違うと思いますが、今回、素晴らしいキャスト・スタッフの皆様に映画と言う形にして頂け、とてもうれしく思っています。

映画情報どっとこむ ralph 久しぶりに再会した稲垣さんについて

三島監督:10代の方には共感してもらえたという意見を多く聞き、幅広い世代の方に自分の闇を見つけたと言って頂けました。男性の方にも児嶋さんが扮する自信に満ち溢れた教師役に共感したという声を聞き、特に冤罪で稲垣さんの役にも共感する方が多く、男性の方も心の傷が多いなと感じました。稲垣さんと初めてお会いした時に、稲垣さんは一歩下がられて話されるんですよ。その感じがこの役のイメージにぴったりだと感じました。(稲垣さんもパーソナルスペースは大切です!(笑)と答えました。)なので、演じるときにも他の人と距離を持っていただくことをお願いしました。あと、稲垣さんは体が堅そうだと思い、通勤のシーンは車でなく、自転車での通勤シーンにしました。自転車のこぎ方がぎこちなく、それが逆に良かったです(笑)

稲垣さん:本田さんと山本さんの役は大変な役で、自分が20代なら演じきれないのではないかと思いました。それを演じる2人の集中力が凄かったです!本田さんとは現場が一緒になることも少なかったですが、役柄上、あまり現場では会話はしなかったです。でも今思えばもっと話せば良かった(笑)児嶋さんとは和気藹々としていたんですけどね。(児嶋さんから「現場は一度も一緒ではないです。」とツッコまれ会場は笑いに包まれました。)

本田さん:稲垣さんと挨拶しか出来ていないです。(稲垣さんから「僕は話しかけにくいよね」と言われ)話しかけにくかったです!(笑)

山本さん:後半の泣くシーンは何回もやり直して、何時間もかかってしまいました。でも稲垣さんは嫌な顔をせず、優しく真摯に付き合ってくださって、結果すごく良いシーンが撮ることができました。最後は、嬉しくて本当に泣きそうになっちゃいましたね(笑)

映画情報どっとこむ ralph 自分たちが抱える闇を・・・

本田さん:休みを頂いたのですが、一日中ご飯も食べずにぶっとうしでゲームしていました(笑)

山本さん:3日間休みを頂いたのですが、友達を誘うこともなく、ずっとアニメを見続けてたことですかね…(笑)1クール分すべて見ていました。

稲垣さん:僕は基本、闇ですね(笑)蛍光灯NGなんで、自宅は電気もほぼ付けず、間接照明とろうそくで闇のような場所で過ごしています。

児嶋さん:自分が出た番組のウケたところを何回も観て笑っていない人がいたら次会った時にそれを思い出し心から笑えない自分がいます(笑)

佐藤さん:私の家は子犬を飼えないので、1週間だけ祖母の家で預かったんですが、今はもうその子犬が忘れられず2週間程、子犬の夢を毎日見続けています。その寂しさを何で埋めたらいいですかね…(笑)

湊先生:以前、私の小説を読んでくれた人が、お会いした時に「本当によかったです」とおっしゃって頂いたんです。あるとき、その方のブログを発見して読んだら、めっちゃ、悪口が書いてあったんです(笑) その方が、もしこの映画を観て、ブログにどう書くのか楽しみです(笑)

三島監督:今回、高校生がおじさんを土下座しているのを、携帯の写メで撮るというシーンがあるのですが、それは実は、私の友人のことなんです。友人の場合は、サギではなくて、本当に痴漢に合って、それで「土下座させてやりました」っていうことなんですが、それを、自分の映画でネタにしてしまう、というのが、私の<闇>です。

と闇が明かされました・・・あなたのそっとかかえる闇は何?

映画『少女』大ヒット上映中!
少女ポスター 公式サイト:
www.shoujo.jp

自分自身に向ける「死にたい」という想い、他者に向ける「死ねばいいのに」という想い。

死というものが何なのか分からないからこそ、少女たちは死に興味を持つ。女子校のなかに潜む闇、そこで生きる2人の少女が抱える闇、物語が進むにつれて点と点がつながっていく。そして“死”というキーワードによって導き出される結末には一体、何があるのか? ヨルの綱渡りの先にあるものとは……。

***********************************

原作:湊かなえ『少女』(双葉文庫)
監督:三島有紀子(『ぶどうのなみだ』『繕い裁つ人』)
出演:本田翼、山本美月、真剣佑 佐藤玲 児嶋一哉 / 稲垣吾郎

配給・宣伝:東映
(C)2016「少女」製作委員会