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『万引き家族』日本映画初!アジア人初第55回アンタルヤ国際映画祭<監督賞>受賞!!


映画情報どっとこむ ralph 既に公開スタートから4ヶ月目を迎えた今も全国で大ヒット公開中の『万引き家族』。

そして、この度、トルコのアンタルヤで開催中の第55回アンタルヤ国際映画祭(開催期間:9月29日(土)~10月5日(金)[現地時間])にて、コンペティション作品として出品され、<作品賞、監督賞、男優賞、女優賞>の4部門にてノミネートされている本作ですが、この度、監督賞を受賞しました!!

これは日本映画初!アジア人初の快挙となります!

日本時間10月6日(土)AM2:00(現地時間10月日5(土)20時)に行われた授賞式には、是枝監督に代わりリリー・フランキーさんが登壇。受賞結果が発表されると、場内は割れんばかりの拍手に包まれました。

トロフィーを受け取って

リリーさん:国とか言葉を超えて、一つの映画が世界に繋がること、それは1番素晴らしいことだと思います。それを是枝監督がやったことを誇りに思います。Thank you very much

とコメントしました。


現地時間10月4日(木)夜には、トルコで初となるプレミア上映が行われ、会場の800の席が満席。
チケットはソールドアウト。上映後は会場から拍手がわき、観た多くの人の目には涙が。
トルコの観客にも深い感動が響き渡りました。
  
映画情報どっとこむ ralph ▼第55回アンタルヤ国際映画祭概要
2018年9月29日(土)~10月5日(土)[現地時間]開催。アンタルヤは、トルコ南西部アンタルヤ県の県都。
地中海に面したリゾート地として人気がある風光明媚な港町です。アンタルヤ国際映画祭は、
トルコで初めて確立された国際映画祭となります。
日本映画では昨年2017年(第54回)に河瀨直美監督『光』がコンペティション部門にてノミネート、
公式上映が行われました。

『万引き家族』絶賛公開中

公式HP:gaga.ne.jp/manbiki-kazoku
公式twitter:@manbikikazoku


<STORY>
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。
彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。
足りない生活費は、万引きで稼いでいた。
社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。
体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。
だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく。

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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)

出演:リリー・フランキー 安藤サクラ 
  松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林
配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.


第10回TAMA映画賞 発表!『万引き家族』『寝ても覚めても』が最優秀作品賞!


映画情報どっとこむ ralph 第10回TAMA映画賞受賞者および、受賞作品が決定しました!

映画ファンの祭典「第 27 回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」を今年も開催いたします。
11/17(土)~11/25(日) (11/19(月)は休映)、東京都多摩市内の 3 会場 4 スクリーン 国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第10 回TAMA 映画賞」 (11/17(土)パルテノン多摩大ホールにて授 賞式開催)の受賞作品及び受賞者が決定ました。

多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が 「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰したものです。

★TAMA映画賞ページ★
http://www.tamaeiga.org/award/


最優秀作品賞は『万引き家族』『寝ても覚めても』

(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINEMAS


特別賞は『モリのいる場所』『カメラを止めるな!』

©ENBU ゼミナール

最優秀女優賞は、安藤サクラさん、松岡茉優さん、
最優秀男優賞は、東出昌大さん、松坂桃李さん、
新進監督賞は、今泉力哉監督、三宅唱監督、
新進女優賞は、深川麻衣さん、伊藤沙莉さん、
新進男優賞は、吉沢亮さん、吉村界人さんです。


映画情報どっとこむ ralph 受賞理由は!

【最優秀作品賞】
『万引き家族』:人は寄り添わなければ生きていけない。この作品は家族という集合体がどのような結びつきなのか、観客に問いかけ、胸に迫る。

『寝ても覚めても』:「人は人のどこに惹かれ、愛する気持ちが生まれるのか」。理性の影に潜む愛の奥深さを炙り出し、観客に味わわせた。

【特別賞】
沖田修一監督及び山﨑努・樹木希林はじめスタッフ・キャスト一同(『モリのいる場所』):
熊谷守一夫妻の労わりあう姿や多様な生き物たちが生息するモリの佇まいが、ほっこりとした感動をもたらしてくれた。
上田慎一郎監督及びスタッフ・キャスト一同(『カメラを止めるな!』)
めくるめく仕掛けによる映画の楽しさと手作り感溢れる疾走感が観客に感染し、多くの人を巻き込むムーヴメントを起こしている。

【最優秀男優賞】
東出昌大:二役を演じた『寝ても覚めても』をはじめ、静から動まで役柄を幅広く演じ、躍動的でありながら温もりをも感じさせた。

松坂桃李:作品ごとにまったく異なる境遇に生きる若者の姿をほとばしる情熱で息衝かせた迫真の演技は、観客を魅了した。

【最優秀女優賞】
安藤サクラ:これまで生きてきた時間が体温ごと伝わってくるような迫真の演技は、観終わった後の観客の心に確かな実在感を残した。(『万引き家族』)

松岡茉優:こじらせ型のヒロインに血を通わせ、強いシンパシーと共に観客の心をふるわせるバイタリティに圧倒させられた。(『勝手にふるえてろ』)

【最優秀新進監督賞】
今泉力哉監督:ままならない人生を自分の足で歩いていく人たちの姿が清々しく、平凡な日常にも存在する美しさや尊さに気付かせてくれる。(『パンとバスと2度目のハツコイ』)

三宅唱監督:いつか終わってしまう青春を抱きしめるような3人のやりとりは愛おしく、音楽に身をまかせ夜を越えていく様は幸福感に溢れている。(『きみの鳥はうたえる』)

【最優秀新進男優賞】
吉村界人:『モリのいる場所』では小さくも豊かな出来事に好奇心を募らせていく様を表現し、その世界に心惹かれる体験を観客と共有した。

吉沢亮:多彩な表情で心の奥に闇を抱えた役から相手を包み込む優しさをもつ役まで幅広く演じ、その奥深い眼差しは観る者を虜にした。

【最優秀新進女優賞】
深川麻衣:淡々とした日々の生活のなか、孤独に包まれ佇んでいる様に表情・しぐさ・声色で繊細な表現を加え、作品に温もりを与えた。

伊藤沙莉:周りの俳優と化学反応を起こしながら自在に作品に溶け込み、「伊藤沙莉」ならではのキャラクター造形で作品に奥行きを与えた。


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池袋でリリー・フランキー、城桧吏 『万引き家族』Q&A


映画情報どっとこむ ralph 是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作『万引き家族』が、6月8日(金)より329館334スクリーンにて全国公開。
第71回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】にて最高賞<パルムドール>を受賞!

観客動員300万人、興行収入36億円を突破しました!!

この度、映画の大ヒットを記念して、7月13日(金)に、劇中で、“親子”を演じたリリー・フランキーと城桧吏(子役)登壇のQ&Aイベントを実施。

実はリリーさんが、シネマサンシャインを運営する佐々木興業の佐々木社長と銀座のスナックで出会ったことをきっかけに飲み仲間となり、その繋がりで今回のイベントが決まったという本イベント。

当日は、城くんに向けて「お前はかわいいな」と頭を優しく撫でながら何度も呟いき、まるで本当の父親のような眼差しを向けていたリリーさん。しかし、夜のイベントともあり、リリーさんの十八番(?)でもある下ネタを連発し、会場では笑いが起きるのものの、城くんを狼狽えさせる場面なども見られました。

最後には、今回の実施場所である“池袋”でいうにはピッタリの挨拶を城くんに披露させ、会場を盛り上げました。
『万引き家族』大ヒット御礼!Q&Aイベント
日時:7月13日(金)
場所:シネマサンシャイン池袋
登壇:リリー・フランキー、城桧吏

映画情報どっとこむ ralph リリーさん:公開が何週間も経っているのに、こうやって上映が続き、お客さんが来てくれるというのは嬉しいですね。

と大ヒットしたことへの喜びを語り、Q&Aがスタートしました。

ふたりにとっての印象的なシーンを問われると、“釣りのシーン”をあげたリリーさんは、撮影を振り返り

リリーさん:この作品は純粋な順撮りではないですが、ほぼ順撮りなんです。そのシーンは、最後の方のシーンなんですけど、離れ離れになって久しぶりに会う設定だったので、なんだか照れ臭かったんです。しかも祥太は、以前より賢くなっていて。ちょっと切ない気持ちになりました。

と当時の心境を明かし、続けて

リリーさん:そのシーンでルアーの説明をするんですが、祥太は台本がないので、その場で台詞を伝えられるんですけど、それをスラスラいっていて。こいつスゴイなと思いましたね。

と城くんを称賛。一方の城くんも、“釣りのシーン”と“バスのシーン”を上げました。


“バスのシーン”での城くんの表情が印象に残ったという観客からは、どんな気持ちで演じていたのか?と問われると、

城くん:ただただ祥太の気持ちになって演じていました。

と控えめにコメント。すると、リリーさんはそのときの撮影時を思い出したようで、

リリーさん:そのシーンは最後の方の撮影だったんだけど、祥太がすごい冷たくて、過去のひとをみるような眼だった・・・。

と切ない声でコメントし、会場からは笑いが。

また、是枝作品でも共演経験があり、プライベートでも仲の良い福山雅治さんと比べ、リリーさんの大人の色気の方が好きという観客に、色気の秘訣を問われると、

リリーさん:一日一回●●●です。

と明かし(下ネタ)、またもや会場は笑いに包まれました。

映画情報どっとこむ ralph 本作に出演したことで、一躍脚光浴びている城くんですが、所属するアイドルグループ<スタメンKiDS>のメンバーの反応について問われると
城くん:おめでとう、とか観たよ、と言ってくれました。

と明かし、また、<スタメンKiDS>ではダンスも披露している城くんですが、演技との違いを問われると

城くん:この映画では祥太になりきるって感じだけど、ダンスはみんなと息を合わせてやろうと思ってやっています。

と明かしました。

ひとつひとつの質問に初々しく答える城くんに対し

リリーさん:マコーレー・カルキンみたいにならないでほしいね。

としみじみコメント。学校でモテるでしょ?とリリーさんが尋ねると

城くん:全然モテないんですよ~。

と答える城くんに

リリーさん:かわいい顔してるし、男でも女でもない空気があるからかな。祥太はすごい性格もいいし、俺が同じクラスだったら相当好きになるよ。

と断言すると、城くんは照れ臭そうにはにかみました。

映画情報どっとこむ ralph 今だから話せる本音は?という質問に対しては、監督の巧みな演出法に関して

リリーさん:撮影開始の半年前に顔合わせがあって、そのときに是枝さんに家族写真を撮影してもらったんです。それをずっと携帯の待ち受けにしていたんですけど、次に会ったときには祥太は少し大きくなっていたんです。そのときになんだか、ずっと一緒に過ごしていたような気持ちになって、まるで是枝さんに魔法をかけられたように思いました。

と語りました。


最後の挨拶になると、この場所でするにはとっておきの挨拶があるといい、城くんに耳打ちを始めたリリーさん。
城くん:宴もたけなわプリンスホテルではありますが。人生には大切な袋がみっつあります。ひとつめは、池袋。ふたつめは、沼袋。みっつめは、東池袋です。ご清聴ありがとうございました!

と公開後舞台挨拶でも笑いを誘ったあの挨拶を披露!池袋で行われた本日のイベントにピッタリだと、是枝監督も是非この場所でやるべきだと薦めていたようで、リリーさんと是枝監督の想いが届いた形(?)で、イベントは終了しました。


『万引き家族』

公式​HP:
​​gaga.ne.jp/manbiki-kazoku

​公式​twitter:

物語・・・
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林
配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン


是枝裕和監督 アジア人初の快挙!サン・セバスチャン国際映画祭ドノスティア賞受賞!『万引き家族』で


映画情報どっとこむ ralph 様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作『万引き家族』が、6月8日(金)より329館334スクリーンにて全国公開。
28日(木)には、来場者数が220万人を突破!また、興収27億円を突破するなどその勢いはとどまらず、日本中を席巻しております!

そして!

この度、スペイン・バスク地方で行われる第66回サン・セバスチャン国際映画祭(9月21~29日)に出品されることが決定し、是枝裕和監督が俳優または監督に送られるもっとも名誉ある賞で、生涯功労賞にあたるドノスティア賞を受賞することが決定しました。

これはアジア人初の快挙となります!!


是枝裕和監督コメント
サン・セバスチャンは僕にとって特別な映画祭です。初めて呼んでいただいてから20年になりますが、その間に触れた、あの景色、あの観客の笑顔、全てが忘れがたいです。その時間の積み重ねが、今回の賞に繋がったのだとしたら、こんなに嬉しいことはありません。ありがとうございます。

映画情報どっとこむ ralph 『万引き家族』

本賞は、過去にはアル・パチーノ、フランシス・フォード・コッポラ、オリバー・ストーン、リチャード・ギア、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー、ヒュー・ジャックマン、デンゼル・ワシントンなど名だたる監督、俳優が受賞。

是枝監督作品の同映画祭出品は本作品で9作品目となり、非常に深い親交と思い入れのある映画祭となります。

①1998年『ワンダフルライフ』 コンペティション部門出品 国際批評家連盟賞受賞!
②2006年『花よりもなほ』 コンペティション部門出品
③2008年『歩いても 歩いても』 コンペティション部門出品 脚本家協会賞受賞!
④2011年『奇跡』 コンペティション部門出品 優秀脚本賞受賞!
⑤2013年『そして父になる』 パールズ部門出品 観客賞受賞!
⑥2015年『海街diary』 パールズ部門出品 観客賞受賞!
⑦2016年『海よりもまだ深く』 パールズ部門出品
⑧2017年『三度目の殺人』パールズ部門出品
⑨2018年『万引き家族』ドノスティア賞受賞!

映画情報どっとこむ ralph 『万引き家族』絶賛公開中

公式​HP:​​
gaga.ne.jp/manbiki-kazoku

​公式​twitter:
https://twitter.com/manbikikazoku

ストーリー
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。

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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)

出演:
リリー・フランキー 安藤サクラ 
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林

配給:ギャガ
(C)​​2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro. ​



上海国際映画祭 チケットは20秒で完売『万引き家族』 松岡茉優、城桧吏、是枝裕和監督登壇!


映画情報どっとこむ ralph 第71回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】にて最高賞<パルムドール>を受賞!興収20億円を突破!
是枝裕和監督『万引き家族』が、6月8日(金)より329館334スクリーンにて全国公開いたしました。

この度、6月16日(土)より開催されている第21回上海国際映画祭(開催:6/16(土)~6/25(月))にて、6月23日(土)に本作の公式上映が行われ、舞台挨拶に、松岡茉優さんと城桧吏くん、そして是枝裕和監督が登壇!

中華圏にも数多くファンがいる是枝監督の最新作だけに注目度もトップクラスのようで、なんと、上映チケットはわずか20秒で完売!

一般客だけでなく、中国の俳優や監督なども詰めかけ、1000席の会場は満席となりました!

『万引き家族』第21回上海国際映画祭舞台挨拶
日時:6月23日(土) 
場所:SFC Shanghai Film Art Center HALL1
登壇:松岡茉優、城桧吏(じょう・かいり/子役)、是枝裕和監督

映画情報どっとこむ ralph 開口一番に、

是枝監督:ニイハオ(笑)こんにちは。こんなに沢山のお客さんに集まっていただいて、自分の新作をここで観ていただけることを嬉しく思っています。
と挨拶。次に、

城くん:本日は、来てくださってありがとうございました!映画、面白かったですか?
との問いかけに!会場から「はいー!」と日本語でレスポンスが返ってくる一幕も!

続いて、中国でも多くのファンを持つ松岡さんの番になり

松岡さん:ニイハオ!

と中国で挨拶をすると、更に大きな歓声と拍手が!

松岡さん:本当にこんなに沢山の方にこの映画が届いて、本当に嬉しいです!今日は監督に聞きたいことを何でも聞いてください!

と挨拶をしました。

映画情報どっとこむ ralph その後、MCより<パルムドール>受賞したことで中国も含め、世界中で非常に注目を集めていることについて問われると

是枝監督:とても大きな賞で、日本国内でもニュースで取り上げていただけるような、新聞の一面に載るような事件になってしまったので、僕だけじゃなくて、桧吏くんも街を歩いていると、あ、あの映画の子だ、と気づかれるような状況になっています。でも、こういう形で映画館の外にどんどん広がっていくというのはとても良いことだと思っているので、すごく前向きに捉えていますし、僕自身は今回の受賞をきっかけにして、勿論この中国でもより多くの方たちにこの映画を届けられればいいなと思っていますし、次回作をつくることが少しスムーズにできるようになればと思っています。

とコメント。また、松岡さんは、中国の取材を受けた際に、自分が韓国で諧星(シェシン)=コメディスターと勘違いされていることを知ったそうで、観客に

松岡さん:私は女優です!ね、監督?!
と妙な誤解を晴らす場面もみられ、観客から笑いを誘いました。また、城くんが中国で火鍋を食べたことを明かすと歓声が起こるなど大盛り上がり!

次に、日中の映画における交流について問われると、

是枝監督:僕が映画を撮る前、大学生の頃に、チャン・イーモウ監督やチェン・カイコー監督の作品が日本で公開されて、すごいブームになって、アジアからすごく新しい作品が生まれるようになりました。その後に、僕自身、台湾のホウ・シャオシェン監督と先ほどの二人の監督を通して、自分が映画を撮りたいと強く思うようになって、更に撮り始めてからは、世代的には僕よりも少し下ですけれど、ジャ・ジャンクーという中国を代表する監督と出会いました。同じ時期に映画をつくり、映画祭をまわり、彼が日本に来たときには、一緒にご飯を食べてというそういう関係の中で、お互いに今、どんなものをつくるべきなのか、映画とどんな風に向き合うべきなのか、自分が生まれ育った土地と人々と社会とどんな風に向き合って、そこから映画のモチーフを見つけていくのか、などとても多くのことをジャ・ジャンクーから学んでいます。そういう同世代に優れた監督を持つということは同じ作り手として、財産ですし、そういう関係を日本と中国の監督たち、役者たちが深く深く、長く持てる関係がつくれたらいいなと思っています。

とコメント。

映画情報どっとこむ ralph そして、

是枝監督:ちょっと話がそれますが・・・・松岡茉優という女優はですね、お笑い芸人ではありませんけども(笑)、非常にコメディエンヌとしての才能が本当にずば抜けているので、僕は今回かなりシリアスな状況で彼女を撮らせてもらいましたけど、非常に幅広く役をできる女優さんだと思っていますので、是非中国でも彼女が観たいと思っています。

とアピールすると大きな拍手が起こりました。

また、作風について問われると、

是枝監督:あまり自分の作風というのを考えているわけではないんです。撮りたいなと思う作品に適した、一番相応しいカメラワーク、カメラアングルというのを探ろうという感じでしょうか。ずっと基本はそこなんだけどやはり、デビューしたときに比べると、今の方が、僕が選んだ役者をどう撮るか、その感情をどう撮るか、一枚の画をつくっていくというよりは、より人間に近いところに僕自身の気持ちとかカメラというのが、存在しているんじゃないかと思っています。そういう変化はあります。

とコメント。


映画情報どっとこむ ralph その後は、観客からのQ&Aを実施。

Q.今後一番やりたい役はなんですか?

松岡さん:是枝監督に~。また使ってもらえることです♡
と回答し、またもや笑いと拍手を誘い、次に、撮影での役作りについて問われると

松岡さん:撮影を通して、キャストの皆さんとぎゅうぎゅうな時間を過ごしていたら、本当の“家族“のようになっていったし、大女優の樹木希林さんの隣に座れるようにもなったし、本当にあの時間は”家族“そのものでした。でも、最近、桧吏が男の子になってきて、ちょっと触ると嫌がる…。

と寂しげな表情もみせました。


Q.どの役柄に一番時間をかけましたか?という質問に対し、

是枝監督:あんまり順番はつけられないんだよな…でも、ここにいるからいうわけではないけど、松岡さんの役は最初書いていたのとは全然違う役だったんですよ。松岡さんと会って、どうしてもこの子が撮りたいなと思って松岡さんを選んだわけですけど、希林さんに映画の中では詳細に描かれない役柄の背景の部分について多くご指摘を受け、希林さんはそういうところに対して、すごい鋭いので、そこが脚本として甘いんだなと思って、書き直していきました。そういった作業が、役者さんとの意見交換の中でできていくということが、監督にとってとても素晴らしい充実した作業なんですけど、今回はそれがとてもよかったと思います。

と明かしました。


時間があっとい間に過ぎ、惜しまれながらも終了した今回の舞台挨拶。観客からは「是枝監督の大ファンです。全てが素晴らしかったです。とても感動的で悲しかった。安藤サクラが素晴らしかった。」といった感想も上がるなど、上海でも確実に人々の心に届いたようで、大きな拍手が送られました!


万引き家族

絶賛公開中!!

公式サイト:gaga.ne.jp/manbiki-kazoku

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。

冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

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出演:リリー・フランキー 安藤サクラ / 松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ /緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明
/ 高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林

原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)

配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.