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是枝裕和監督『万引き家族』​笑顔でカンヌ<パルムドール>凱旋帰国!


映画情報どっとこむ ralph ​様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作、『万引き家族』が6月8日(金)より全国公開となります。

先日、第71回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】にて、最高賞<パルムドール>を受賞!
日本人監督の最高賞パルムドール受賞は、1997年の今村昌平監督の『うなぎ』以来、21年ぶりの快挙となり、また、是枝監督作品としては『海街diary』以来3年ぶり5回目のコンペティション部門出品にして、初めてのパルムドール受賞となります。

そんな21年ぶりの快挙に日本中を沸かせた是枝監督ですが、この度、23日(水)に凱旋帰国!羽田空港内にて記者会見を行いました。

『万引き家族』是枝裕和監督凱旋帰国記者会見
日時:5月23日(水)
場所:羽田空港国際線ターミナル 出発ロビー4階「TIATSKYHALL」(大田区羽田空港)
登壇:是枝裕和監督

映画情報どっとこむ ralph 会見場には夜遅い時間にも関わらず、約80名のマスコミが詰めかけ、黄金に輝く“パルムドール”のトロフィーとともに登場した是枝監督に次々と質問が飛び、是枝監督は自身初のパルムドール受賞の感想をはじめ、公開間近の本作に込めた熱い思いを語りました。
その中で、今回の映画祭で審査員賞を務めた、ケイト・ブランシェットが安藤さんの演技を絶賛していたというエピソードも披露!お祝いムードの中、熱気に包まれながらも穏やかな空気に包まれた会見となりました。

賞の結果を受けて、日本公開館数は、200館から300館に拡大、6月2日(土)、3日(日)二日間限定で先行上映が決定!
5月28日(月)に販売開始となる、是枝監督書き下ろしの本作ノベライズ本も当初4万部だった初版販売数が3万部に重版決定、海外では、149の国と地域で販売決定、今後も更なる増加も想定されるなど、世界での反響は勢いをますばかりの本作。


​<会見内容>

多くのマスコミが会見場で待ち構える中、多くのフラッシュを浴びながら、トロフィーを抱えて登場した是枝監督は「ようやく帰ってスタッフのにこやかな顔をみたら、実感が湧いてきました。来月の公開に向けて、宣伝活動を始めなければならないので、気合を入れないとなと思っています(笑)」とコメント。その後、記者からの質疑応答を受けました。

Q,日本に帰国して、改めて受賞したことに対しての気持ち、そして帰宅したら何をしたいか?

大きな賞であることが、本日このようにお越しいただいたマスコミの方の数をみてわかります。実感が湧くのはこれからだと思います。シャワーを浴びて一息ついたところですが、LINEやメールが山のようにたまっているので、お礼の返信をしたいと思います。


Q,最高賞を受賞したことによって、TVや映画の製作者としての心情の変化はあったりするのか?

変わらないです。スタンディングオベーションをいただいたときも嬉しいけど、TVディレクターの性でつい観察してしまって、純粋に楽しめないんです。それは、僕の強みでもあり、弱点でもありますが、これからも変わらず、TVにも映画にも関わっていきたいと思っています。


Q,『誰も知らない』では柳楽さんが主演男優賞、『そして父になる』では審査員賞は受賞されていますが、今作との反応の違いは?

前のことはあまり覚えていませんが、『誰も知らない』のときも温かったけど、あのときは子供たちの世話で手一杯で、それだけで終わってしまったという印象なんです。宣伝としては大事だけど、拍手の長さというものは本質的なことではないと思っています。しかし、深夜でも熱い反応だったので、それに対しては前向きに受け止めました。公式上映後に受けた取材では、記者たちから「Touch」と「Love」という言葉が一番多かったんです。それで、届いたなと良い手ごたえは感じました。


映画情報どっとこむ ralph Q,本作に出演したことで、城桧吏くんが注目を浴びているが、撮影中、城くんに驚かされたことはあるか?

普段は実年齢よりも幼いぐらい子供っぽいのに、レンズを通すと色っぽいんです。
僕の演出上、子供には台本を渡さないので、桧吏も理解していない。
でも周りの大人をよく観察していて、撮影が進むごとにカット割りを推測し始めたりしていました。
そういう観察力が演技に生かされていたと思います。


Q,今後も世界に認められるような映画がつくられていく為に、日本ではどうしていくべきだと思うか?

色んな課題があると思います。現在は、オリジナル脚本で企画が通り映画が製作されることは少ないです。
新たな監督たちを生みだすことは、僕にとっても刺激になるので、映像集団をつくり新しい監督をデビューさせようと
その支援を始めています。自分の身の回りからできることはやらないととは思っています。


Q,受賞後、NYに少し滞在されていたそうだが、その理由は?

色々差支えがあって喋れないんですけど、近いうちに情報が発表されるかと思います。でも、打ち合わせは上手くいきました。そのときは、受賞してよかったなと思いましたね(笑)

映画情報どっとこむ ralph Q,名だたる監督の作品がある中で自分の作品が受賞された理由について、是枝監督の分析は?

分析というのは、自分で自分の作品を褒めることにもなりますよね?自慢げに聞こえるようで嫌ですが・・・(苦笑)でも、授賞式のあと映画祭公式のディナーの場で、審査員長を務められたケイト・ブランシェットさんに、授賞式後の公式記者会見の際にも仰っていただいたことと同様「演技、監督、撮影などトータルで素晴らしかった」と改めていっていただきました。また、安藤さんの芝居についても熱く語っていて、彼女の泣くシーンがとにかくすごかったと。「今後、私も含め今回の審査員を務めた俳優の中で、今後あの泣き方をしたら、彼女の真似をしたと思って」と仰っていて、その会話から虜にしたんだなとよくわかりました。元々付き合いのあるチャン・チェンは、「家族が見えない花火をみんなで見ているカットが素晴らしかった」といってくれました。他それぞれの方たちとのやりとりが、審査員というよりは、シンプルに作品によって心を動かされたと言ってくれている感じで、良い時間でした。


Q,トロフィーは、NYへは持っていかず誰かに預けていたのか?再び自分の手元に返ってきたことへの気持ちは?

NYに持っていくには、筋肉痛が昨日やっとなおってきたくらい重すぎて(苦笑)。スタッフに渡して金庫に預けていたので、今日再会しました。思い出したのが、『誰も知らない』のときは、記者会見で柳楽くんにトロフィーを渡すといった感じのやりとりがあったと思いますが、今回は自分の手元に返ってきたといった感じ。一晩くらいは、抱いて寝ようと思います(笑)。


Q,映画の中で注目してほしいポイントは?

今回役者のアンサンブルがとてもうまくいきました。自分なりの子供への演出と演出も担える樹木さんとリリーさん、安藤さん、松岡さんも相手の演技を受けるのが上手でバランスがよかった。撮影している中で、惚れ惚れするくらいの演技もみせてくれたりと、監督としてはとても恵まれた環境で撮れたと思っています。


Q,映画が出来上がった際に、手ごたえはあったか?


役者が素晴らしかったです。ケイトさんも仰っていた安藤さんの泣くシーンは、カメラの脇で立ち会っていても特別な瞬間だと感じましたし、そんなことが他にも何度もありました。いろんな意味で化学反応も起こり、良い映画が出来たと実感はしましたね。


以上。


万引き家族』​

公式​HP:
​​gaga.ne.jp/manbiki-kazoku

​公式​twitter:
https://twitter.com/manbikikazoku

​公式​ facebook:
https://www.facebook.com/manbikikazoku/

物語・・・
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。
彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。
足りない生活費は、万引きで稼いでいた。
社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。
体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。
だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく。

***********************************


​​原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)

出演:
リリー・フランキー 安藤サクラ 
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林

配給:ギャガ
コピーライト:​(C)2018『万引き家族』 製作委員会
公開表記:6月​8日(金)​TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー


速報!第71回カンヌ国際映画祭で是枝裕和監督『万引き家族』最高賞 パルムドール受賞


映画情報どっとこむ ralph この度、第71回カンヌ国際映画祭におきまして、日本時間5月20日(日)(現地:5月19日(土)夜)に授賞式が行われ、
コンペティション部門正式出品作『万引き家族』が最高賞であるパルムドールを受賞しました。

第71回カンヌ国際映画祭授賞式
現地:5月19日(土)19:30頃~
(日本時間5月20日(日) AM2:30頃~)

映画情報どっとこむ ralph 日本時間5月14日(月)に行われた公式上映では、約9分に渡るスタンディングオベーションがおこり、辛口で知られる海外メディアからも賛辞が飛び交い、高評価を得るなど受賞への期待が高まっていた本作。

授賞式では、今回の審査員団のケイト・ブランシェットをはじめ、エイヴァ・デュヴァーネイ監督、クリステン・スチュワート、レア・セドゥ、『ブレードランナー2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督らが選ぶ、パルムドールに発表され、

是枝監督:さすがに足が震えています。この場にいられることが本当に幸せです。そしてこの映画祭に参加するといつも思いますが、映画をつくり続けていく勇気をもらいます。そして、対立している人と人を、隔てられている世界と世界を映画が繋ぐ力をもつのではないかという希望を感じます。今回みなさんにいただいた勇気と希望をまず一足早く戻ったスタッフとキャストに分かち合いたいですし、作品が選ばれたにも関わらず、ここに参加できなかったふたりの監督たちとも分かち合いたいですし、これから映画をつくり、ここを目指す若い映画の作り手たちとも分かち合いたいと思います。ありがとうございます。

とスピーチ。

カンヌ国際映画祭において最高賞にあたる同賞は、1997年の第50回カンヌ国際映画祭にて今村昌平監督作品『うなぎ』が受賞して以来21年振り、カンヌのコンペにて日本映画が受賞するのは是枝監督の『そして父になる』以来5年振りとなります。

キャストからのコメント、会見等の内容は後程掲載予定です。

映画情報どっとこむ ralph 万引き家族

6月​8日(金)​TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

公式​HP:
​​gaga.ne.jp/manbiki-kazoku
​公式​twitter:
https://twitter.com/manbikikazoku

物語・・・
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)


出演:リリー・フランキー 安藤サクラ 
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林
​配給:ギャガ
​(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.


リリー・フランキーがまさかの少女を万引き!?『万引き家族』本編抜粋映像​解禁


映画情報どっとこむ ralph リリー・フランキーさんは「是枝監督がまたすごいものをつくった」と言う『万引き家族』が6月8日(金)より全国公開となります。

様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作。

この度、父・治演じるリリー・フランキーがまさかの少女万引き?!

本編抜粋映像が​解禁です​!!

角のスーパーで、鮮やかな連係プレーで万引きをしてきた治と祥太は、肉屋でコロッケを買い、寒さに震えながら家路につくと、団地の1階の廊下で小さな女の子(佐々木みゆ)が凍えているのを見つけます。
母親に部屋から閉め出されたらしいのを以前にも見かけていた治は、「ねぇ、どうしたの?ママは?」と優しく問いかけますが、その幼い少女はただ首を横にふるだけ。
祥太が「早くいこうよ、コロッケ冷めちゃうよ」と急かしますが、治は「コロッケ食べる?」と話しかけるなど見過ごすことができません。
この後、“家族”が住む平屋に連れて帰る治ですが、果たして、この先どんな展開が待ち受けているのか?教養も甲斐性もなく、息子に教えられることと言えば盗みしかないものの、情が深くどこか憎めない男である治を見事に演じているリリーさんの演技にも注目の内容となってます。

映画情報どっとこむ ralph 『そして父になる』以来、これまで三度の是枝作品に出演してきたリリーさん。

是枝監督は、四度目となる本作での起用に関し、『そして父になる』でリリーさんが扮した電気店を営む父親役のイメージが大きかったといい

是枝監督:あんなリリーさんをもう一回撮ってみたいと思いました。人間の中にあるちょっとした悪い部分、駄目な部分を表現するのが、リリーさんはすごく上手なんですよね。

と称賛。

リリーさんは、撮影現場がとても居心地がよかったようで

是枝監督:二カ月くらいですけど、こんなに長く撮影したのは初めてで、撮影をしている間はこのまま終わりたくないと思いましたし、家に帰っても現場であの家族でいることの方が心地よかったんです。

と明かします。

また、撮影を通じて

リリーさん:家族って大変だな。でも、今までの人生の中で一番家族を持ちたいと思いました。

と語るなど、自身の心境にも大きな変化をもたらしたといえる本作。

映画情報どっとこむ ralph 万引き家族

6月​8日(金)​TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

公式​HP:
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​公式​twitter:
@manbikikazoku

​高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。
社会という海の底を這うような家族だが、
なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。
体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。
だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく。

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​​原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)

出演:リリー・フランキー 安藤サクラ 
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林

配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.


是枝裕和監督『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭フォトコール&公式記者会見


映画情報どっとこむ ralph 6月8日より公開となる是枝裕和監督『万引き家族』が、第71回カンヌ国際映画祭「コンペティション」部門に正式出品されたことを受け、是枝監督、リリー・フランキーさん、安藤サクラさん、松岡茉優さん、樹木希林さん、城桧吏さん、佐々木みゆさんの7名がカンヌ入りし、レッドカーペットを歩き会場入り、世界の観客を前に公式上映が行われました。

上映後は、約9分間もの長さのスタンディングオベーションで観客から賞賛を受け、日本のメディアに向けた囲み取材が行われました。
現地時間2日目は、フォトコールと公式会見が行われ、会見上では多くの海外メディアが駆けつけ次々と質問が飛び交い、会見終了後は、サインや写真撮影を求めるひとびとが殺到。プレス用に開かれた上映会終了後は絶賛の嵐で、是枝監督が新たに描く“家族”の物語に世界各国の心を感動で震えさせました。

『万引き家族』第71回カンヌ国際映画祭
実施日:5月14日(月)
プレス用試写会
実施時間=08:30~ (日本時間5月14日15:30~)
場所=Salle Debussy
フォトコール
実施時間=10:30~ (日本時間5月14日17:30~)
場所=PALAIS DES FESTIVALS
公式記者会見
実施時間=11:00頃~(日本時間5月14日18:00~)
場所=FIVE SEAS HOTEL CANNES
参加者(敬称略) 是枝監督、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、城桧吏、佐々木みゆ

映画情報どっとこむ ralph 【フォトコール】

小雨が降り、少し肌寒いカンヌの中、是枝監督はじめ、ブラックのチャイナジャケットとセットアップのパンツに白いTシャツを合わせたスマートカジュアルでキメたリリー・フランキーさん、フランスのファッションブランド、ルイ・ヴィトンのレザージャケット、オリエンタルな雰囲気漂う色鮮やかなドレス、ハイヒールを身にまとった安藤サクラさん、イタリアのファッションブランド、ボッテガヴェネタのオレンジのレースドレスを爽やかに着こなした松岡茉優さん、ところどころにあしらわれた赤い花ビラがアクセントとなったオリエンタル且つシックなブラックドレスに身を包んだ樹木希林さん、グレーのストライプのセットアップを大人っぽく着こなした城桧吏くん、花柄のドレスをキュートに着こなした佐々木みゆちゃんの七名が参加したフォトコール。昨夜の熱狂そのままに“万引き家族”と監督は世界から集まった約70名ほどのスチールカメラマンたちから、激しいフラッシュを浴び、特に子役2人にはシャッターが集中、飛び交う目線やポーズのリクエストににこやかに応えました。


Q, これまでに家族の物語を描いてきたと思うが、今回はまた新しい家族の形が描かれていると感じた。

是枝監督:5年前に『そして父になる』で血のつながりか時間なのかというものを描いて、その先に今回のモチーフが生まれてきた。ファミリードラマであるが、社会との接点にフォーカスをあてた。

Q,昨日のスクリーニングの反応について。

是枝監督:これまでのどの経験も感慨深いが、昨日はこれまでで一番温かい感じる拍手が続いて、今まで映画をつくってきた20年間が報われた気持ちになった。

Q,是枝監督作品には何度も出演しているが、是枝監督との仕事とはどんなものか?

リリーさん:是枝さんとの時間は、特殊な空気、魔法の時間、あっという間で濃厚で素晴らしいもの。

Q,子役と演じるにあたってリハーサルは何度も重ねたか?

松岡さん:海外と違い、日本の子役への演技指導は固まっている。一方、監督は自由に流動的に演出されるので、子供の魅力が開花されて、今作においても奇跡的な場面が生まれた。

Q,子役のキャスティングについて。

是枝監督:いつもオーディションでこの子を撮りたいかどうかで決める。台本を覚えるのではなく、その空気にどのように存在するかを見極めていく。今回も素晴らしい2人を選べた。

Q,今回是枝監督作品には初参加だったが、どんな経験だった?

安藤さん:今作は、自分自身にとって子供が生まれてはじめての作品だったこともあり、演者としても人間としても成長させてもらった作品。リハーサルはあまり重ねなかったが、事前に何かを背負って準備していかなくても、現場で向き合っていくと呼吸をするようにその世界に入っていけるような、そんな特別な時間だった。

映画情報どっとこむ ralph 【公式会見】

Q,今回も家族をテーマにした作品だと思うが、家族を通じて日本社会を伝えていくことがより効果的だと思っているからか?

是枝監督:効果的だと思ったからかといわれるとちょっと違う。この数年、ファミリードラマを撮り続けてきたが、今回はどちかというと少し視野を広くもって、現代と社会と家族との摩擦する面をきちんと描こうと、あくまで、社会を描こうというよりかは家族を描こうと思った。ただ今回は今までより社会によって、切り裂かれていく家族を描いてみたいと思った。

Q,今回描かれる家族は貧しく、ある意味哀れといえるが、見終わったあとに、この家族の一員になりたいと思った。この感想についてどう思うか?

是枝監督:この家族が実際にいたとして、日本で報堂されたらただの犯罪者でしかない。ただ、カメラがあの家に入ったときに、報堂だけでは伝わらない、ある種の豊かな繋がりや僕たちが感じられない色や光があって、その家族の姿を描くことによって、僕らの家族とか共同体というものが逆に照らされるというか、そんな存在としてあの家族を描きたいと思った。彼らが感じている喜怒哀楽を豊かに描きたいという風に思った。

Q,家族をモチーフにした作品だが、ある意味あなたにとって新たな家族に出会えたというように思ったか?

城くん:万引きは悪いことだけど、すごい楽しい温かな家族だと思った。

みゆちゃん:新しい家族ができました!(一同笑)

Q,日本では未婚者が増えていたり、夫婦でのセックスレス問題など人と人との接触が減っていることが報道などで知られているが、ある意味そういった問題についても、作品においてのモチーフとなっているのか?

是枝監督:多分、そういううまくいかない家族関係から捨てられた経験をもつひとたちが集まっている。前提として家族をつくることに失敗しているから、逆に意識的に考えている。そういうやり直そうとしている感じがあの家族の中にあったと思う。指摘するモチーフは中心ではないが、彼らの過去としてきちんと存在していて、そのことがあるからこそ、あそこでの接触があったり、涙や笑顔があるのではないかと思う。


Q,安藤さんは、今回が初めてのカンヌだと仰っているが、カンヌで出品された三池崇監督の『愛と誠』(12)に出演されていて、義理のお父様は『カンゾー先生』(98)のカンゾー先生役であるわけで、ある意味今回でカンヌが身近になったと思うか?
また、松岡さんは、実際に妹さんがいらっしゃいます。是枝監督は松岡さんの育った環境と照らし合わせてつくっていたりするのか?

安藤さん:子供の頃の夢というか、わたしの家族は姉と父が映画監督だったりすることもあり、カンヌというのは家族にとっての夢であり、映画人であれば誰しもが憧れ目指す場所だと思う。今回是枝監督にふわっと連れてきていただいたが、昨日の上映を経験して、とてもすごい場所だと感じた。どういうお土産話をもって帰ろうか考えている。またいつか来れたらいいなと思っている。

松岡さん:お芝居をするきっかけは妹だった。子供の頃から同じ役を争ったりして、家庭の中で正直風通しがよくないこともあり、そういうときの気持ちが今回の役に通ずるところがあった。現在妹は演技は辞め、新しい夢に向かって進んでいる姿をたくましいと感じる。監督は私と妹とのことは知らないが、偶然にも今回の役と引き合わせてくれた。子供の時に妹には優しくできなかったが、みゆちゃんに、ゆり(みゆちゃんの役名)に対して、役を通して返せてこの作品でカンヌに来れて幸せに思う。

Q,日本にある実際の社会問題をモチーフにしてあるわけだが、海外メディアの反応は?

是枝監督:昨日何十件か取材を受けたが、ひとつは日本は社会問題をモチーフにした映画が少ないので新鮮に感じたと言われた。もうひとつは、血縁を越えた家族の繋がりというのは『そして父になる』のときもそうだったが、記者の中には養子である方が何名かいて、今回描いたのは特殊な繋がりをもった家族だけど、その物語の向こう側に自分自身の人生のテーマを見出してくれている方が非常に多いなと感じたの昨日の取材を受けた感想。とても自分に近いところでこの作品を捉えてくれている方が多いと感じた。

Q,2001年『DISTANCE』以来、7度目のカンヌだが、今回自分の気持ちの変化はあるか、最近のカンヌをみて思ったことは?


是枝監督:7度目だからといって、緊張や喜びはないのではないかと言われるが、映画祭に参加するというのは、例えば一本の映画を役者さんたちとつくっていく作業とすごい似ていて、毎回新しいキャストやスタッフと来るし、映画祭も毎回違う変化をしている中で自分も身を置く。幸運にもその流れの中で、7回も来させていただいてとても幸せなことだ感じている。映画祭がどう変化しているかを語れるほど深くウォッチしていたわけでないのでそのことについて語るのは難しいが、僕の中で30~50代で参加させてもらい、作り手として人間として成長でき、キャリアにおいてもすごく大きな存在となっている。ここでまた上映して恥ずかしくない作品をつくりたいと素直に、そういう場所だと思える。映画に対して畏怖の気持ちが持てるという場所が持てるというのは監督にとって幸せなこと。

Q,是枝監督含め日本で活躍している監督に起用される機会が多いが、なぜ自分が選ばれていると思うか?

樹木さん:それはー、いやー、んー、、、わかりません・・・。

Q,是枝監督作品に何度も出演しているが、お互いに相談しあって決めたりアドバイスし合ったりすることはあるのか?

リリーさん:是枝さんの撮影に参加させてもらえるのは自分にとって特別な時間。人生の中であまり感動したなと思ったことがなく、これまでに2回しかない。1回目は、『そして父になる』でカンヌのスタンディングオベーションを受けたときで、2回しかないその2回目が昨日の夜(公式上映)だった。是枝さんにはいつも勉強させてもらっているのと同時に人生を彩っていただいている。いいものをつくるということが、こういう風景を見られることに繋がったり、温かさを知れるということを教えてもらっている。なので、仕事という感覚はあまりないのかもしれないです。



最後の質問が終わった後に「あのすみません、一言だけ」といい語り始めた是枝監督。

是枝監督:リリーさんとは実はそんなに言葉を交わさない。多分お互いが持っている価値観やジャッジする感覚が近い気がする。だから役者と監督として安心していられる関係だといえる。希林さんは先程キャスティングされる理由についてわからないと仰いましたが、お仕事させていただいている監督側からとしてはすごく明快。僕は、自分がつくるものを希林さんに出ていただけるものにする為に努力する。甘いままで彼女の前に立つとすぐに見透かされる。希林さんの前で恥ずかしくない監督でありたいと思う。そういう役者がいることは監督にとって非常に大切な事。今回でいうと、最初に撮った夏のシーンで、希林さんが台本にはない演技をしたが、そこから脚本をなおしていき、演出の指針を与えてもらった。そういう作品への関わりを演技の中でさらっとしめしてくれる存在というのは監督にとっては本当に大きな存在です。なので、私はもう(出演するのは)いいんじゃないのと毎回言われるが繰り返し繰り返し希林さんにオファーするのは彼女のそういう作品に向き合う姿勢に助けられているし、頭下がる想いでいっぱいです。


映画情報どっとこむ ralph 万引き家族

6月​8日(金)​TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

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物語・・・
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。
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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)


出演:リリー・フランキー 安藤サクラ 
   松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林
​配給:ギャガ
コピーライト:
​(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.


第71回カンヌ国際映画祭映画『万引き家族』スタンディングオベーションに、リリー・フランキー男涙!


映画情報どっとこむ ralph 6月8日より公開となる是枝裕和監督『万引き家族』が、第71回カンヌ国際映画祭 「コンペティション」部門に正式出品されたことを受け、是枝監督、リリー・フランキーさん、安藤サクラさん、松岡茉優さん、樹木希林さん、城桧吏さん、佐々木みゆさんの7名がカンヌ入りし、レッドカーペットを歩き会場入り、世界の観客を前に公式上映が行われました。

上映後は、約9分間もの長さのスタンディングオベーションで観客から賞賛を受け、日本のメディアに向けた囲み取材が行われました。

【レッドカーペット】

カンヌの澄み渡る夜空の下、大勢のマスコミや観客があふれる中、仲良く手をつないでレッドカーペットに登場したのは、イタリアのファッションブランド、アルマーニのタキシードでビシっとキメた是枝裕和監督、
アメリカのファッションブランド、ジョン・ローレンス・サリバンのタキシードにハットを合わせクラシカルに着こなしたリリー・フランキーさん、
フランスのファッションブランド、ルイ・ヴィトンのローズピンクのロングドレスに同じくルイ・ヴィトンのハイヒール、フランスのジュエリーブランド、ヴァン・クリーフ&アーペルのイヤリングとリングでエレガントにその存在感を示した安藤サクラさん、
イタリアのファッションブランド、エトロの白いレースドレスにフランスのジュエリーブランド、ブシュロンのイヤリングとリングにイギリスのブランド、ジミーチュウのハイヒールで若々しく着こなした松岡茉優さん、
和テイストのブラックコーディネートで独自のスタイルを披露し、さすがの貫禄をみせた樹木希林さん、
アルマーニのタキシードに身を包んだ城桧吏くん、
白のドレスをキュートに着こなした佐々木みゆちゃん。

劇中曲である細野晴臣さんの心地良い音楽に合わせ、緊張するみゆちゃんに安藤さんが優しく声をかける様子も見られるなど、まるで本当の家族のような雰囲気をまとい、世界から集まった観客やメディアの歓声に笑顔で応え手を振るなどしてゆっくりと会場へと進みました。

レッドカーペットを歩く前にインタビューを受けた是枝監督は、カンヌについて問われると「何度来ても幸せな気分になれる。帰ってこれて嬉しい」とコメント、今作のテーマについては「社会と家族の接点を描こうと思う中で、社会性を強く出したつもりです。それもあって「万引き」という言葉がタイトルにも入っているのが、すごく印象的だなと思います」、是枝監督の家族の像というのは進化してみえるという意見については「進化しているというのはよく分からないけど、血縁だけではない繋がりを求めた人たちの話というのをどうしてもやりたかったので、『そして父になる』以降に自分が向かうべきテーマだと思ってましたから、そういう意味では自分の中では一歩先へ進めたつもりではいます」と回答しました。

映画情報どっとこむ ralph 【上映後】
2200席の会場は満席、万雷の拍手で迎えられた、是枝監督とキャストたち。日本の都会の片隅に埋まった家を舞台にした家族の物語は、しっかりと世界の観客の心に届いたようで、エンドクレジットから拍手が始まり、会場が明るくなると全観客総立ちで、ブラボー!や口笛や声援も混じり拍手喝采!観客の中には感動で涙を浮かべる人も見られるなど、温かい空気がダイレクトに伝わったようで、是枝監督とキャストの目にも思わず光るものが浮かび、リリーさんにおいては眼鏡をとり、涙を拭う姿もみられました。是枝監督は、リリーさん、安藤さん、松岡さん、樹木さんに握手やハグ、会場を360度見渡し、キャストと共に観客全員に手を振るなど歓声に応えました。全く鳴り止みそうもない拍手を切り上げようと是枝監督が移動するも、拍手は続きあまりの盛り上がりについには通路で立ち止まるほど。約9分間にもわたるスタンディングオベーションに、毎回監督に帯同するスタッフからは、こんなに盛り上がって温かいスタンディングオベーションは初めてといった声もあがるなど、まさに会場が一体となってこの傑作の誕生を喜びあいました。場内を出たところでも、海外のファンに囲まれ拍手や賞賛コメントを浴び、大好評のうちに公式イベントを終えました。
映画情報どっとこむ ralph 【日本メディア向け囲み取材】
Q,作品への反応に対する手ごたえは?

是枝監督:出来上がって間もないので、なおしたいところはないかというのを確認しながら観てるような状況ではあるんですが(笑)ただ、2時間緊張感失わずに作れたなと思っていたのでちょっとホッとした部分と、終わった後の拍手が夜中にも関わらずあんな風に温かくそして長く頂けたので本当によかったと思います。

樹木さん:わたしも監督と同じ気持ちです。

リリーさん:改めて大きなスクリーンで観てまた今までと違う感想が浮かびましたし、監督が仰っているようにまだ撮影から間もないので、今回はやっと観る側の立場として観れた気がするのですが、改めて素晴らしいと思いました。最後頂いた拍手とか、お付き合いでしているのではなく、みなさんの表情から本当に想いの入った拍手だと感じたので、すごい良い経験をさせていただきました。

安藤さん:わたしも今日(観るのが)二度目なんですけど、自分が出ていることも考えずにいち観客として映画に集中して観てました。カンヌの大きなスクリーンで、隣で監督と一緒に観ることにちょっと緊張しつつ、上映後は大きな拍手を頂いて、あの盛り上がり方を受けて、なんという作品に参加させてもらえたんだろうとまだその興奮が冷めていない状態です。

松岡さん:私は初めてカンヌ映画祭に連れてきてもらいましたが、観客のみなさん正装で劇場もとても大きく、大人数の中で一緒に映画を観るという体験がすごく新鮮でした。そういう空間だからか一体感もあり、この大人数の方々が同じ時間でこの作品について色々なこと考えているんだろうなと思うと、素敵な時間でした。

Q,賞への手ごたえは?

是枝監督:意気込みとか手ごたえという質問が一番答えにくいので、いつもなるべくはぐらかしていたんですけど…
それ以上言えないんですけど(笑)でも、客席との一体感もある良い上映だったと思います。

Q,伝えたかったメッセージはカンヌで伝わったと思うか?

是枝監督:意気込みと手ごたえというのと同じくらいメッセージというのが答えにくい質問でして(笑)でもまぁ、“血を越えて繋がる家族というのがありうるのか”というのを自分なりに考えながらつくった映画です。今日一日取材を受けていた13人くらいの記者の内3人くらいは実は自分が養子でという方がいて、すごく切実なんですよ。血縁がなくても家族をつくることはできるのかということが。この映画はある種特殊な家族を描いてはいますけど、メッセージかはわかりませんが、根底に流れている問いかけみたいなものは普遍的なものがあるかもしれません。

Q,カンヌに到着してから今日までどんな気持ちで過ごしたか?

是枝監督:いつもは公式上映とフォトコール、記者会見が同じ日で、公式上映でほぼ疲れきっているんですが(笑)
今回は順番が逆になって明日がフォトコールと記者会見だということもあり、比較的今日は余裕があります。取材は何個か受けましたけど、ブラブラキャストの皆と公式グッズを買ったり、会場に設置されている遊具で子供たちと遊んだりして、良い一日でした。

Q,公式グッズは何を買った?

是枝監督:デニムでできてるトートバックは買いました。今年は例年に比べて公式グッズのセンスがいいなと。

リリーさん:監督と一緒にグッズ観てたら、2人ともポーチをみてて、年取るとカバンにポーチが増えますよねって
話していたんですよ。ポーチの中には胃薬とか常備薬を入れてます。(一同笑)

松岡さん:公式グッズめっちゃ買いました!ノート、ボールペン、トートバック、マグカップ、ミラー、缶、Tシャツ…
おそらく全種類ひとつずつは買わせていただいたと思うんですけど、日本円に換算してびっくりしました、ユーロって恐いですね…でも大事に使います(笑)

Q,カンヌ来てやろうと思っていることは?

樹木さん:特にないです。雨が降ってとてもよかったなとは思います。いつもお天気でカンヌってそういうところだって思ってたから。土砂降りになって雷がなってたんですけど、日本から飛行機に乗っているとき、わたしの席に雷が落ちて、天井が壊れたんです。客室乗務員にすごい剣幕で酸素マスクをつけろって言われたりしましたけど、事なきを得てツイているなと思って、嬉しかったです。

リリーさん:以前来た際は、着いてから帰るまで一回も雨が止まなかったので、こんな天気の良いカンヌは初めてで、散歩もしましたし、時間にも余裕があってカンヌ自体を楽しめました。

安藤さん:うちの母の兼ねてからの夢がいつか誰かにカンヌに連れていってもらうことだと小さいときから聞いていて、今日は母の日ですし、ここはいっちょ親孝行したろって思いまして(笑)母を連れてくることができました。まさか末っ子の私が、やっと母の夢を叶えてあげることができてよかったなと思います。

松岡さん:カンヌは、はじからはじまで歩いて3,40分でいけると聞いていたんですけど、道が東京とは違ってデコボコしていて半分くらいしか歩けなかったので、明日は遠くに歩いてみたいと思います!

Q,カンヌ映画祭はどんな意味を持つか?

是枝監督:自分が関わっている「映画」という仕事を、もう一度背筋を伸ばして見つめなおす場所です。

樹木さん:私は、後期高齢者なんでだいたいなにも感じなくなってきてしまっているので。

リリーさん:僕は華やかなところがそんな得意ではないんですけど、華やかなんだけど映画好きが集まっているということもあるのか、僕にとって心地良いものに感じています。

安藤さん:とっても難しい質問で…というのも、母の夢だったりとか、小さいときから自分の家族も映画でいつかカンヌにというのを夢みてきているので、わたしの夢とか憧れというよりももっと違う場所にある高い山で、そこにひょいと監督に連れてきてもらっちゃったという感じなんです。またカンヌ国際映画祭というものが私にとってきっと形が変わるんだろうなって思っていて、なので今は一言では言い表せないです。でも今回来ることができて、今この話をしていて胸がグッとくるようななんとも言えない気持ちです。

松岡さん:カンヌのきれいな街並みを歩きながら思い出したのが、オーディションのときにちょっと年齢が今回の設定より若めだったんです。だから幼くみせたくて、ウェーブのかかった髪をストレートにして子供っぽくしていったんですけど、ストレートにしてよかったなって(笑)というのもあったし、わたしみたいに、飛びぬけて華やかなルックスじゃなかったりとか秀でたものがないひとも、チャンスとかラッキーとか奇跡ってあるんだなって思って。でもそれがチャンスとかラッキーじゃなくて、わたしが頑張りましたって胸を張って、ここにまた戻ってきたいなと思ったので、これからも頑張ります。

樹木さん:今日こうやって良い状態で立っていますけど、いいだろうな~って思っていた映画でも評判が星ひとつふたつだったりする後の反応もまたこれも味わい深いもの。(一同爆笑)でもね、今日のこの反応は監督のお陰だとつくづく思いますので、監督にお礼をいってこの場を締めさせていただきたいと思います。(一同笑)

以上。

映画情報どっとこむ ralph 第71回カンヌ国際映画祭 
開催期間:5月8日(火)~5月19日(土)。
世界中から選りすぐりの映画、そして映画人が集結する世界最大級の国際映画祭。
是枝監督作品としては、コンペティション部門は『海街diary』(2015)から3年ぶり5回目の出品。(カンヌ国際映画祭への出品は、7回目)。2004年『誰も知らない』では、主演を務めた柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞、2013年『そして父になる』では、審査員賞を受賞。

※是枝裕和監督 カンヌ国際映画祭出品 作品歴※
『DISTANCE』(2001年第54回コンペティション部門)
『誰も知らない』(2004年第57回コンペティション部門/最優秀男優賞受賞(柳楽優弥))
『空気人形』(2009年第62回ある視点部門)
『そして父になる』(2013年第66回コンペティション部門/審査員賞受賞)
『海街diary』(2015年第68回コンペティション部門)
『海よりもまだ深く』(2016年第69回ある視点部門)


『万引き家族』

gaga.ne.jp/manbiki-kazoku

物語・・・

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。


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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ / 松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ /
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明 / 高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林
配給:ギャガ
2018年日本
英題:shoplifters
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.