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「大量破壊兵器」の存在に疑問。真実を追った記者の実話『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』


映画情報どっとこむ ralph ロブ・ライナー監督が、イラク戦争の大義名分である「大量破壊兵器」の存在に疑問を持ち、真実を追い続けた実在の記者たち4人の奮闘を描いた映画『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』が 2019 年3月29日より TOHO シネマズ シャンテほかにて全国ロードショーとなります。

2002 年、米・ブッシュ大統領はイラクが核兵器をはじめとする大量破壊兵器を開発及び保 持していると非難。アメリカ国内でも愛国心が強まり、イラクへの侵攻が始まろうとしていた。地方 新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社ワシントン支局で働く記者ジョナサン・ランデーとウォーレン・ ストロベルは、政府の発する情報に疑問を持ち、証拠を探り真実を暴こうと取材を続けていく―。
映画情報どっとこむ ralph 『スリー・ビルボード』のウディ・ハレルソンと『X-MEN』のジェームズ・マースデンがナイト・リッダー 社の記者たちを演じ、元従軍記者のベテランジャーナリストをオスカー俳優トミー・リー・ジョーン ズが熱演。さらにはミラ・ジョヴォヴィッチ、ジェシカ・ビールら豪華女優陣も参加し、人気実力派 キャストの共演が実現しています。

そして、『スタンド・バイ・ミー』をはじめとする数々の名作を世に送りだ してきたロブ・ライナーが監督を務め、自身もナイト・リッダー社ワシントン支局長として出演していて、「イラク戦争開戦時から構想していた」というライナー監督渾身の一作となっています!


映画情報どっとこむ ralph そんな本作の予告編映像が到着!

真実を報道しようと政府職員や外交官らへ地道な 取材を続けるナイト・リッダー社の記者ジョナサン(ウディ・ハレルソン)とウォーレン(ジェームズ・ マースデン)、そして伝説の記者ジョー(トミー・リー・ジョーンズ)やジョナサンを陰で支える妻ヴラトカ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)の姿も収められている。さらには監督も務めたロブ・ライナーが支局長・ジョンとして記者たちを鼓舞する 様子も映し出されている。「俺たちがこの戦争を暴いてやる!」と使命感に燃えるジョナサンをはじめ、弱小新聞社の記者たちが政 府の巨大な嘘に立ち向かい真実を暴き出していく様がうかがえる映像となっています。


映画情報どっとこむ ralph 真実は、誰のためにあるのか

映画『記者たち~衝撃と畏怖の真実~
原題 SHOCK AND AWE

公式 HP:
reporters-movie.jp

2019 年3月29日より TOHO シネマズ シャンテほかにて全国ロードショー

物語・・・
2002 年、ジョージ・W・ブッシュ大統領はサダム・フセイン政権を倒壊させようと「大量破壊兵器の保持」を理由にイラク侵攻に踏み切ることを宣言。イラク戦争が始まろうとしてい た。アメリカ中の記者たちが大統領の発言を信じ報道するなか、新聞社ナイト・リッダーの記者であるジョナサン・ランデー(ウディ・ハレルソン)とウォーレン・ストロベル(ジェームズ・ マースデン)はその発言に疑いを持ち真実を報道するべく、情報元を掘り下げていく―。

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出演:ウディ・ハレルソン、ジェームズ・マースデン、ジェシカ・ビール、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ロブ・ライナー、トミー・リー・ジョーンズ他

監督:ロブ・ライナー『スタンド・バイ・ミー』、『最高の人生の見つけ方』、『LBJ ケネディの意志を継いだ男』 2017/アメリカ/91 分/字幕翻訳:齋藤敦子
字幕監修:池上 彰/5.1ch/ビスタ
配給:ツイン
© 2017 SHOCK AND AWE PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


ロブ・ライナー監督初来日も決定!『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』3月下旬公開決定!


映画情報どっとこむ ralph 『スタンド・バイ・ミー』『最高の人生の見つけ方』のロブ・ライナーが監督を務め、イラク戦争の大義名分 である「大量破壊兵器」の存在に疑問を持ち、真実を追い続けた実在の記者たち4人の奮闘を描いた映画『記者たち~衝撃と 畏怖の真実~ 』が、2019 年3月下旬より TOHO シネマズ シャンテほかにて全国ロードショーが決定!

併せロブ・ライナー監督初来日も決定しました。

ロブ・ライナー監督コメント
私の最新作『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』が日本で公開されると聞き、大変嬉しく、とても興奮をしています。 また、来年1月末に予定している人生初めての日本への旅をとても楽しみにしています。
↑ ロブ・ライナー監督

映画情報どっとこむ ralph NY タイムズやワシントン・ポ ストなどの大手新聞社が政府の発する情報を信じ報道し続ける中、ナイト・リッ ダー社だけは信念を貫き、「それは真実なのか」と問い続けるも、異なる意見を 排除しようとする波に押され次第に孤立していく。そして2003年、ジョージ・W・ ブッシュ大統領は「大量破壊兵器保持」を理由にイラクを武装解除し世界を危 険から守るため、“衝撃と畏怖”作戦実行の決定を下す―。 今回ナイト・リッダー社の記者を演じたのは、第90 回アカデミー賞 6 部門でノ ミネートを受けた『スリー・ビルボード』で注目を浴び、『ハンガー・ゲーム』シリーズ や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』、『ヴェノム』など数々の人気話題作 に出演が続くウディ・ハレルソン、『魔法にかけられて』や『ヘアスプレー』、『大統 領の執事の涙』のジェームズ・マースデン。

粘り強く取材活動を続け、一歩ずつ 真実に近づいていく実在の記者たちを演じている。また、元従軍記者のベテラン ジャーナリストを日本でも缶コーヒーのCMでお馴染みのオスカー俳優トミー・リ ー・ジョーンズが熱演。さらにはジョナサン・ランデーの妻役にミラ・ジョヴォヴィッ チ、ウォーレン・ストロベルの恋人役にはジェシカ・ビールと豪華女優陣も出演してます。

映画情報どっとこむ ralph 今回ナイト・リッダー社の記者を演じたのは、第90 回アカデミー賞 6 部門でノ ミネートを受けた『スリー・ビルボード』で注目を浴び、『ハンガー・ゲーム』シリーズ や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』、『ヴェノム』など数々の人気話題作 に出演が続くウディ・ハレルソン、『魔法にかけられて』や『ヘアスプレー』、『大統 領の執事の涙』のジェームズ・マースデン。粘り強く取材活動を続け、一歩ずつ 真実に近づいていく実在の記者たちを演じている。また、元従軍記者のベテラン ジャーナリストを日本でも缶コーヒーの CM でお馴染みのオスカー俳優トミー・リ ー・ジョーンズが熱演。さらにはジョナサン・ランデーの妻役にミラ・ジョヴォヴィッチ、ウォーレン・ストロベルの恋人役にはジェシカ・ビールと豪華女優陣も出演している。

映画情報どっとこむ ralph
記者たち~衝撃との真実~
原題SHOCK and AWE

3月下旬、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

公式HP:
reporters-movie.jp

物語・・・
2002 年、ジョージ・W・ブッシュ大統領はサダム・フセイン政権を倒壊させようと「大量破壊兵器の保持」を理由にイラク侵攻に踏み切ることを 宣言。イラク戦争が始まろうとしていた。アメリカ中の記者たちが大統領の発言を信じ報道するなか、新聞社ナイト・リッダーの記者であるジョナ サン・ランデー(ウディ・ハレルソン)とウォーレン・ストロベル(ジェームズ・マースデン)はその発言に疑いを持ち真実を報道するべく、情報元を 掘り下げていく。

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出演:ウディ・ハレルソン、ジェームズ・マースデン、ジェシカ・ビール、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ロブ・ライナー、トミー・リー・ジョーンズ他

監督:ロブ・ライナー『スタンド・バイ・ミー』、『最高の人生の見つけ方』、『LBJ ケネディの意志を継いだ男』
2017/アメリカ/91分
日本語字幕:齋藤敦子
字幕監修:池上 彰/5.1ch/ビスタ
© 2017 SHOCK AND AWE PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
配給:ツイン


『LBJ ケネディの意志を継いだ男』小西克哉&奥浜レイラ登壇LBJの政治家としての魅力と映画の見どころトーク


映画情報どっとこむ ralph この度、ケネディ大統領暗殺直後、アメリカ全土が混乱する中、わずか98分で第36代アメリカ大統領に就任したリンドン・B・ジョンソンの、苦悩と葛藤、闘いの日々を描いた映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』が、10月6日(土)より公開となります!

この度、TBSラジオ「荒川強啓のデイキャッチ!」や、読売テレビ「そこまで言って委員会NP」のコメンテーターとして知られる小西克哉さんを“日本を代表するおじ様ジャーナリスト”としてゲストに、奥浜レイラさんを聞き手に、昔気質のいぶし銀な大統領だったLBJの隠れた政治的手腕、ケネディとの関係、トランプ政権から見るLBJの政治家としての魅力と映画の見どころをたっぷりと語るイベントが行われました!


日時:9月26日(水)
場所:神楽座
登壇:小西克哉:国際ジャーナリスト 奥浜レイラ:司会&進行

映画情報どっとこむ ralph 奥浜さん:今回上映前のトークになりますが、実在した人物ですし、皆さん調べられている人もいるのではと思います。まずLBJという人物について伺っていきたいと思います。
小西さん:LBJという呼称ですが、日本ではあまりそういうふうに呼ばないですよね。なので、馴染みのない方もいるかと思います。何かインスタンコーヒーでも似たような名前があったなぁ、というイメージがしちゃいますよね(笑)
奥浜さん:やはりJFKをなぞってLBJと呼んでいたのでしょうか。
小西さん:アメリカでは大統領を3文字で呼ぶ事が多いんです。
奥浜さん:小西さんから見てこの作品自体の魅力について、まずお伺いしたいと思います。
小西さん:言葉の力かなと思います。字幕をじっくりとみると、深い所までわかる映画だと思いました。アクションがガンガンにあって、血沸き肉躍るようなタイプの映画では無いのですが…

奥浜さん:どちらかというと静かなタイプの映画ですよね。
小西さん:政治ドラマはどちらかというと権力の内側とか、権謀術数とか、そういう話が多いので、私たち日本人にとっては分かりにくい部分があったりするんですけどね。1番面白いのは、LBJという人は、色んな事をやっているんですが、何でそんなに凄いことを成し遂げられたかという事は、ミクロの人間関係を見ないと分からないと思うんですよね。それを、ロブ・ライナー監督は出来るだけ分かりやすいように作っているなと感じました。LBJという人物を中心に、その周りの人が、どういうふうにLBJに反応していくのか、というところを描き出しています。その辺の手法が素晴らしかったです。セリフを大事にする、ロブ・ライナーらしい映画なんですよね。
奥浜さん:注意深く見ると、結構面白いセリフがありますよね。
小西さん:ありましたね。恐らくご覧になった人もいると思うのですが、『恋人たちの予感』という作品があって、日本ではバブル全盛期の89年に公開して、メグ・ライアンを日本で有名にした、ラブコメの女王にした映画なのですが、ロブ・ライナーはその映画の監督なんですよね。『恋人たちの予感』もセリフが面白かったです。その背景には、ロブ・ライナー自身が元々はコメディアンだったからというのも影響しているかと思います。スタンダッブコメディアンで、ウディ・アレンみたいな事をずっとやっていて、アメリカのテレビドラマで「All in the family(原題)」という70年代から、2~30年続いたドラマで、そのドラマで娘婿役をやっていたんですね。
毎回親父と対立というか、ケンカをする様子がこのドラマを面白くさせていたんですね。
奥浜さん:会話というか、2人のやり取りで楽しませていたんですね。
小西さん:その親父が、また今のトランプにそっくりなんですよ!トランプが家にいて、その親父とロブ・ライナーがやり合う、そういう所で彼は自分の演技を磨いていたから、この映画に繋がっていて、ジョンソン大統領自身が人間的魅力で、政敵をどう論破するか、そのプロセスがこの映画の醍醐味だと思いました。
奥浜さん:ロブ・ライナーというと、私がすごく好きなロブ・ライナー作品の中に『スパイナル・タップ』や『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』があるのですが、
エンターテインメントの中にジャーナリズムを感じる人だなと思いました。本作も、LBJはもっと認めて欲しかったんだろうなという、ジャーナリズムを感じましたね。

小西さん:確実に監督自身はリベラルレフトだと思うんですよね。この映画は、リベラルからの立場で撮られてる映画だと思います。アメリカを、ケネディの意志を継いで実現した男だという事を、もっと皆さんに分かって欲しいという思いがあったんだと思います。ハリウッドは、今結構ジョンソン再評価ブームだと思うんですよね。『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』とか、『オール・ザ・ウェイ JFKを継いだ男 』など、結構あるみたいですよ。
ジョンソン大統領の面白いところといえば、ケネディがやろうとして出来なかったこと、それを引き継いで、偶然大統領になるんだけれども、実はその前は、議会の大物だったんですよね。上院の院内総務という議会のトップだったわけですが、日本ではあまり重要じゃないイメージがあると思うんですが、議会という存在そのものが、実はアメリカ大統領と同じくらい権力があるんですね。ジョンソンはその議会のトップなので、羨望の目で見られていたんです。だけど、国民からは人気が無かったんですよねぇ。
奥浜さん:ケネディ大統領は、対立するくらいだったら自分達側に取り込んだ方が良いと思って、
副大統領にしたぐらい脅威を感じていたという事ですよね。
小西さん:そうだったんですよ。なので、政界内ではLBJの方が良いなぁと思っている人が多かったんですよね。だけどアメリカの大統領選は国民が選ぶのでね。自民党の中だけで人気の人っていますよね?誰とは言いませんが…(会場笑)自民党の中だったら80%くらいの票を得られるけど、支持者とかからは中々難しいという人なんですよね。つまり、LBJは日本の議院内閣制度だったら、確実に大統領になれる存在だったという事です。
実際は、ケネディが暗殺されてしまい、党派の党員政治家として大統領に就任したという事ですね。今回僕が一番言いたかったのは、LBJの手法が今のアメリカ政権に最も欠けているものなんですよね。つまり何かというと、自分と考えが違う人とどう向き合うか、という点なのですが、彼は、もともと人種差別というのはあってもしょうがない、公民権法を作っても絶対に通らないと言っていたんです。
奥浜さん:最初は否定的だったんですよね。
小西さん:南部は皆そうだったんですよね。LBJ自身もテキサス出身ですし。ずーっとそう主張していたんですが、彼の仲間の1人であるラッセル議員というのが、途中で登場するんですが、この人がガチガチの人種差別主義者なんです。
奥浜さん:もともとがそういう考え方というか、南部ではそういう人が多かったんですよね。
小西さん:ラッセル議員はジョンソンの師匠なんですけど、ジョンソンよりも年齢が上だったんですが、上院で、ジョンソンを手塩にかけて育てていくんだと思っていた人なんです。そのラッセル議員を「公民権法」に賛成してもらうよう「時代は変わったんですよ」と説得するんです。
どのように説得するかというところをこの映画でぜひ観て欲しいなと思います。
小西さん:この映画の中で僕は好きなセリフがあるのですが、ジョンソン大統領ってちなみにむちゃくちゃ口が汚いんですよね。
奥浜さん:そうなんですよ、めちゃくちゃ下品なんですよね(笑)
小西さん:日本語の字幕本当に難しかったと思ったんですけど、政敵をどう自分達の仲間に取り込むかが大事であって、いつまでも対立してたらダメなん、なのですが、ケネディってそういう事が出来ない人だったんですよね。純でまだ若いので。エリートですし、ハーバードだし、東海岸ですし。ところが、テキサス出身のジョンソンは、田舎で貧しいところでで育って、メキシコ系の家庭教師をしたりとか、苦労している分、敵を仲間に入れた方が良いという考えを若い頃から経験しているんですよね。映画では、先ほど話したラッセル議員みたいな人に対して、「テントの外から中にションベンされるより、中に入れて、外にションベンさせた方がいいだろう」というセリフがあるんですけど、これは本当に面白い表現だなと思いましたね。敵を取り込む為に、どうラッセルを説得するか、映画では食事をしながらとか、色んなところで話し合いをしているのですが、これらのシーンは、監督の見せどころだと思います。
奥浜さん:信じられないくらい下品だったりとか、「何、このおじさん!」と思うシーンもあるのですが、だんだん見ているうちに敵の懐に入ってくるんですよね。不思議な人ですよね。
小西さん:口が汚いだけだったらトランプと全く同じだったと思うんですが、彼は苦労して叩き上げられているから、ナルシストのドナルド・トランプとはだいぶ違うんじゃないかなと思いますね。哲学があるから、アメリカを大きな政府にしましたし、それには良いところも悪いところもあると思います。その後に今度は80年代に入るとレーガン大統領のように、「小さな政府」を築いた人出てきますし、日本でも中曽根政権が出来るし、イギリスではマーガレット・サッチャーが出てくるという、その保守派の流れというのは、その前にリベラリズムがいくところまでいった、ケネディの理念を実際に実現した社会保障制度を制定して、社会正義を実現する法律を沢山作って、歴代の政権の中でも制定した法律の数は莫大な数です。ケネディはどちらかというと、国民を夢のような世界に誘っていったんですが、実際には実現していないんですよね。
奥浜さん:実現させたのはジョンソン大統領という事ですよね。
小西さん:ベトナム戦争を泥沼化させてしまった事実もあるんですけどね。その部分はこの映画では描かれてはいないのですが…
奥浜さん:最後まで観ていくと、ジョンソンが一体善人だったのか、悪人だったのかはいまいちはっきりとはしていない気がするのですが…
小西さん:善人悪人というのは、倫理の問題なので、人それぞれですが、ジョンソンのやりたかったことは、社会正義なんですよね。
その為にどうするかというと、様々な手を使って人を騙すし、説得もする、アメリカでは「利権誘導」というのですが、相手の動向を見て行動を変えていく事なのですが、それが悪だという捉えるのであれば、ジョンソンは大悪人だと思うのですが、「利権誘導」によって大きな善を実現するのであれば、善人だと思うんですよね。権力をどう使えば良い方向に運ぶのか、良い行政が出来るのか、それが大事だと思います。
ジョンソンは法律を制定する立法府にもいたので、そういう面はかなり長けていたと思います。ただ、ベトナム戦争だけは、背負えなかった。
ジョンソンはベトナム戦争を拡大してしまったという意味では、結局はアメリカにとっては、多大な傷を作ってしまった人なんですよね。
今回の映画では、その部分には焦点を当てずに描いていますが、恐らく全部は描けないとロブ・ライナー監督も思ったんだと思います。
奥浜さん:ロバート・F・ケネディとのやり合いも見どころの一つですよね。
小西さん:有名ですよね。ボビー(ロバートの愛称)は、ジョンソンを嫌っていましたね。兄のJFKの方は、ジョンソンは利用できると思っていた。
議会の大物だった人ですから。ジョンソンを仲間に入れたら、議会だっていうこと聞きますから。だから兄はジョンソンと仲たがいをしているのですが、弟はまだ青いからずっと険悪なムードだったんですよね。南部訛りを聞くだけで嫌だったんでしょうね。あとJFKは映画を観ると分かるのですが、ものすごくボストン訛りなんですね。その辺は役者もうまく演じられていますよね。
奥浜さん:そして、紅一点といいますか、ジョンソン大統領の妻のレディ・バード・ジョンソンも登場するのですが、私結構瞬間的に癒されるなと思ったのは、彼女が登場するシーンだったんです。彼女の前だと急に素直になって、結構ゴロニャンな一面を見せたりするのですが、その辺が大変良かったですね。
小西さん:家庭と仕事で見せる強さと弱さ、そのコントラストですよね。ジョンソンはもう一つ、目上の人には弱みを見せるというか、おやじ転がしだったんですよね。人たらしな人でしたね。悪い意味では無くて、民主主義をやるにはそういう人間的な魅力がないとだめだと思うんですよね。
わがままなナルシストな大統領とか、2世3世の政治家とか、自分の言葉では話せないですからね。
奥浜さん:ジョンソンは自分の言葉でしか話してないですよね。

小西さん:60年代はアメリカのリベラリズムの頂点だった時代で、彼の意志を受け継いでそしてさらに次の世代に受け継いでいく、そういう気迫がまだあってしらけていないアメリカの良さですよね。
奥浜さん:今のアメリカだけでなく日本にも必要な要素だという事ですね。
小西さん:そういう事ですね。この作品を観てもう一度勉強していただきたいと思いますよね。
奥浜さん:それと、映画ではこだわった点があったようなのですが、実際にケネディが暗殺された時に、棺桶がエアフォースワンの中に入らなかったという事実があるのですが、映画でもその背景を忠実に再現していて、のこぎりで切った後を再現しています。
小西さん:エアフォースワンもその様な事態を考えて作っていないから、そういう事態が起こるのでしょうね。昔のエアフォースワンは今よりも小さいですしね。
奥浜さん:あとロブ・ライナー監督ってとにかく早撮りで有名な監督なんだそうで、撮影中も、あまりの早さにウディ・ハレルソンもびっくりしていたそうです。
昼までにそのシーン撮り終わっちゃうの?!と話していたようです。
小西さん:せっかちなのかなぁ。
奥浜さん:もう撮るポイントが見えているのかもしれませんね。


最後に・・・

小西さん:あっという間の2時間弱だと思います。本当に顔も良く似せているなと思います。鼻とか耳とかもですけど、今のアメリカとか日本の政治と比べながら観るともっと深いものが得られるのではないかと思います。お楽しみに。

奥浜さん:小西さんの解説を聞かせて頂いて、バックグラウンドを分かるとより楽しめるのは勿論かと思うのですが、頭でっかちにならずに、ジョンソンの人たらしな部分も楽しんで頂ける作品でもあるのかなと思いました。今の日本にもアメリカの人権運動の流れが少なからず入ってきていると感じています。ボブ・ディランやケンドリック・ラマ―が来日している中で、公民権法を制定した人の映画を観られるのはタイムリーだと思いました。今の時代とも併せてご覧いただきたいなと思います。

映画情報どっとこむ ralph 映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男

10月6日(土)新宿シネマカリテ他全国順次ロードショー!

http://lbj-movie.jp/


【STORY】
民主党の院内総務として精力的に活動していたリンドン・B・ジョンソン(ウディ・ハレルソン)だったが、1960年の大統領予備選挙で、党の大統領候補に選出されたのは若きライバル、上院議員のジョン・F・ケネディ(ジェフリー・ドノヴァン)だった。ケネディの副大統領候補になることに同意したジョンソンだったが、就任して直ぐに、副大統領の執務が国政の蚊帳の外に置かれていることに気付く。1963年11月22日、ケネディが暗殺され、ジョンソンは第36代アメリカ大統領に就任する。国民がケネディの死を嘆くなか、ジョンソンはケネディの遺志を尊重して公民権法を支持。すると長い間敵対していた司法長官のロバート・F・ケネディ(マイケル・スタール=デヴィッド)や、師弟関係にあるジョージア州の上院議員リチャード・ラッセル(リチャード・ジェンキンス)と争うことになる―
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出演:ウディ・ハレルソン『スリー・ビルボード』、リチャード・ジェンキンス『シェイプ・オブ・ウォーター』、ジェニファー・ジェイソン・リー『ヘイトフル・エイト』他

監督:ロブ・ライナー『スタンド・バイ・ミー』





ロック・カルト・コメディ 笑撃の快作『スパイナル・タップ』Tシャツ第2弾発売!


映画情報どっとこむ ralph 6月16日より劇場初公開し、現在絶賛公開中の映画『スパイナル・タップ』。

『スタンド・バイ・ミー』『恋人たちの予感』『ミザリー』など数々の名作でメガホンをとったロブ・ライナー監督の初監督作品で、モキュメンタリー映画としては『食人族』に並ぶ金字塔的作品と言われているもの。

本作は、架空のロックバンド「スパイナル・タップ」の全米ツアーに密着、当時隆盛を極めていたハード・ロック/ヘヴィ・メタル文化や音楽を痛烈に風刺したカルト的人気を誇るロック・モキュメンタリー。

ツアーの途中で大喧嘩をしてギタリストがバンドから抜けてしまったり、メンバーの彼女がバンドの音楽性に口を出してきたりと、バンドマンなら思わず「あるある」と頷いてしまうようなシーンや、レッド・ツェッペリンやヴァン・ヘイレンのエピソードを下敷きにしたとされるシーンが盛り込まれてます。



映画情報どっとこむ ralph このたび、本作のヒットを記念しまして、6月30日(土)より公式Tシャツ第2弾を劇場にて発売することが決定しました。

1つ目は、怪しげな暗黒ミサ風の演出の中でのライブシーンがプリントされた、その名も「暗黒ライブTシャツ」。
描かれているのはあの有名な”小さすぎるストーンヘンジ事件”が起きる寸前の、本作の中でも屈指の爆笑名場面だ。本作を愛する人なら誰もが分かる、笑いを誘うこと必至のTシャツだ。

映画情報どっとこむ ralph そして2つ目は、メンバーが絶妙にダサ格好いいポーズをキメている「This is Spinal Tap Tシャツ」。
表面のこのプリントは1984年の全米公開時のオリジナルポスターに使われていた写真だ。そして裏面にはなんと、本作で描かれているスパイナル・タップの全米ツアーの全公演の一覧がプリント!キャンセルになった公演もご丁寧に「(Cancelled)」という言葉入りでラインナップされている。もちろん、劇中終盤に登場する東京コーベホールの名前も刻まれており、ファンは絶対に手に入れるべき一品だ。

「カルト・ムービー・トップ50」(エンターテインメント・ウィークリー誌03年発表)、「歴代ロック映画トップ10」(Mojo誌05年発表)、「ロックンロール映画オールタイムベスト100」(BLENDER誌05年発表)で第1位。このたびの劇場初公開では、字幕を改正したリマスター版で、連日満席の劇場を爆笑の渦に巻き込んでいる!!

映画情報どっとこむ ralph スパイナル・タップ

物語・・・
「スパイナル・タップ」は60年代にデビューし、かつて一世を風靡したイギリスの人気ロックバンド。

ビートルズ・スタイル、フラワーチルドレン、
…時代とともに音楽性も変化させてきた彼ら。

そして時は80年代、最先端であるハードロック・スタイルを武器に現在に至っている。そんななか、アルバム「Smell the Glove」のリリースが決定、大々的な全米ツアーを行うことになった!
彼らの大ファンである映画監督マーティ・ディ・ベルギーは、ツアーに密着を決意。映し出されるのは、結成秘話からメンバーたちの苦悩、歴代ドラマーの怪死、トラブルから感動のステージまで、次々と明かされるファン必見のエピソードの数々。伝説のロック・ドキュメンタリー『スパイナル・タップ』がここに誕生する――!!

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監督:ロブ・ライナー
製作:カレン・マーフィ
出演:ロブ・ライナー、マイケル・マッキーン、クリストファー・ゲスト
1984年/アメリカ/83分/ビスタ
提供:キングレコード
配給:アンプラグド
©1984 STUDIOCANAL All Rights Reserved.


音楽評論家・伊藤政則 ヘヴィ・メタルで笑う『スパイナル・タップ』を語った


映画情報どっとこむ ralph あの名作『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー監督が1984年に手がけた初監督作『スパイナル・タップ』が、6月16日(土)より新宿武蔵野館 他 全国順次公開となりました。

モキュメンタリーというジャンルにおいては『食人族』(80)と共に草分け的存在として知られ、ロック映画というくくりにおいては映画史上に残る金字塔的作品。

このたび、新宿武蔵野館にて音楽評論家・伊藤政則さんによるトークショーが行われました。
日時:6月17日(日)
場所:新宿武蔵野館
登壇:伊藤政則 (音楽評論家)

映画情報どっとこむ ralph 上映直後の興奮冷めやらぬ観客に迎えられた伊藤さん。1984年当時、イギリスに行っていたことがきっかけですでに本作の存在を知っていた伊藤さんは、本作の印象を

伊藤さん:面白いけど日本では公開できないだろうなと思いました。84 年当時、アメリカではMTVは登場していたけどロックが成熟してくるのは更に1~2年後なんです。この映画が目指したのはサタデー・ナイト・ライブとかブルース・ブラザーズのような”ロックを笑う”ということ。ロック・ビジネスやロック好きな観客を引っ張り出して笑う、というだったのです。1984年のアメリカのロック・シーンはヴァン・ヘイレンがやっと出始めたくらい。まだロック・ビジネスはそこまで成熟してなかった。すでにロックが成熟しているイギリスのバンドと、アメリカのまだ成熟していないロック・ビジネスを描いてるところが面白い作品なんです。僕が当時の日本で公開してもどうかなって思ったのは、まだ当時の日本のロック・シーンがそこまでいってないから。そうゆう文化が根付いていない日本人が観ても、わからない部分が沢山あっただろうなって思います。

この映画の面白さについては

伊藤さん:この映画には真実が沢山描かれています。ストーンヘンジのシーンはブラック・サバスから持ってきているネタ。ブラック・サバスは巨大なストーン・ヘンジをステージに登場させたのですが、その揶揄で劇中に小さいストーンヘンジが出てきてるんです。当時のブラック・サバスはダメなバンドになっていたので、そうゆうところでイギリス人は大笑いしたんです。あと、インタビューのシーンでナイジェルのギターに値段のタグがついている。あれは当時、楽器メーカーから提供されたギターやベースをこっそり売却しちゃうミュージシャンがいたんです。だから彼のギターに値札がついたままになっているのはとってもリアルだったんです。そうゆう笑いは当時の日本人にはわからないですよね。

と語った。


また、目盛り11のマーシャルのアンプについては

伊藤さん:マーシャルはとても高価だったんだけど、マーシャルを使うというのがロックミュージシャンの夢だったんです。音がデカいのはロックの目的の一つ。演奏は2の次だったんです。だからマーシャルの目盛りが11まであるなんて、バカバカしくて欧米人は笑えたんです。

と語った。多くのミュージシャンと接してきて『スパイナル・タップ』のような珍エピソードがあるか聞いたところ、

伊藤さん:マリリン・マンソンがサマソニに来た時に大阪のペットショップに行きたいと言われたので連れて行ったそうです。それで彼はハムスターとカブトムシを買ったんですけどね。いよいよライブが始まるっていう時にホテルから電話がかかってきて、”マンソンの部屋をどうにかしてくれ”と言われたらしくて。こっちはライブが始まるのにそんな場合じゃないんだけど、どうしてもと頼まれたのでホテルに行ってみたら、ハムスターが部屋に放し飼いになっていたそうですよ。

と嘘のような話を披露してくれた。

映画情報どっとこむ ralph 最後に・・・

30年の時を超えて公開した本作に一言お願いすると

伊藤さん:やっと日本もロックやヘヴィ・メタルで笑えるようになりましたね。当時、日本でヘヴィ・メタルは一つの特定ジャンルにすぎなくて、いつか消え去るものだとみられていたんです。やっと日本のファンの方々もこういう映画を愉しむことができるようになったという気がします。

と語りました。

新たに生まれ変わり、再起をかけた

スパイナル・タップ

6月16日より新宿武蔵野館にて日本劇場初公開。


物語・・・
「スパイナル・タップ」は60年代にデビューし、かつて一世を風靡したイギリスの人気ロックバンド。ビートルズ・スタイル、フラワーチルドレン、…時代とともに音楽性も変化させてきた彼ら。そして時は80年代、最先端であるハードロック・スタイルを武器に現在に至っている。そんななか、アルバム「Smell the Glove」のリリースが決定、大々的な全米ツアーを行うことになった!彼らの大ファンである映画監督マーティ・ディ・ベルギーは、ツアーに密着を決意。映し出されるのは、結成秘話からメンバーたちの苦悩、歴代ドラマーの怪死、トラブルから感動のステージまで、次々と明かされるファン必見のエピソードの数々。伝説のロック・ドキュメンタリー『スパイナル・タップ』がここに誕生する!

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監督:ロブ・ライナー
製作:カレン・マーフィ
出演:ロブ・ライナー、マイケル・マッキーン、クリストファー・ゲスト
1984年/アメリカ/83分/ビスタ
提供:キングレコード
配給:アンプラグド
©1984 STUDIOCANAL All Rights Reserved.