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織田梨沙 吉岡里帆 登壇 『STAR SAND ─星砂物語─』DVD発売記念イベント


映画情報どっとこむ ralph ロジャー・パルバース監督初監督の日豪合作映画『STAR SAND ─星砂物語─』のDVDのセル・レンタルと配信が6月2日に開始となりました!

それを記念して、6月8日(金)に、1945年の沖縄のヒロインを演じた織田梨沙さんと、現代の東京の女子大生を演じた吉岡里帆さん。そして、ロジャー・パルバース監督がトークイベントを行いました。会場は、吉岡里帆さん演じる志保のシーンで撮影を行ったベリーベリースープ原宿神宮前店。


日付:6月8日(金)
会場:ベリーベリースープ 原宿神宮前店 
登壇:織田梨沙 吉岡里帆 ロジャー・パルバース監督

映画情報どっとこむ ralph 冒頭の挨拶で

織田さん:(トークイベントに)あんまり慣れていなくて。
とう照れまくりの織田さんを、

吉岡さん:梨沙は本当に照れ屋なんです。私は今日彼女をサポートするために来たと言っても過言ではないです!
と会場を沸かせながら織田さんをフォロー。

パルバース監督:ニホンゴデイイデスカ!?(笑)

と、実は流ちょうな日本語が話せる監督は笑いを取り、続けて

パルバース監督:2年前の6月にここベリーベリースープで撮影して・・・懐かしいですね。若いですが凄い女優と仕事が出来て果報者です。何度も言っていますが、織田さんは日本のエリザベス・テーラー。吉岡さんは日本のオードリー・ヘップバーンだと思っています。
との言葉からスタート。

映画情報どっとこむ ralph 1945年の沖縄で、戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた少女・洋海(ひろみ)役で、本作で初主演の織田さん。8月に公開時の周りの反響を
織田さん:友達や家族からすごいねとか言ってもらいました。それから先日、オーストラリアのシドニーの親せきが考えさせられた映画で凄い良かったと言っていました。

という感想をもらったとのこと。

2016年の東京で、戦時中の洋海(ひろみ)の日記を読む女子大生・志保役の吉岡さんは、イベント会場のベリーベリースープで撮影をしていて
吉岡さん:志保が、卒論を書くために洋海が書いた過去の日記を読んでいる時に自分が向かったからこそ出た答えを見つける大事なシーンを撮りました。将来の何の希望もなかった卒業間近の大学生が、初めて自分から発見して、人の人生に興味を持ち出すという、好きなシーンでした。

と話し、若手組ではただ一人現代パートだった吉岡さんは
吉岡さん:私だけ現代のパートを撮っていたので、昨年の初日舞台挨拶で、梨沙とも、満島(真之介)さんとも、三浦(貴大)さんともやっと対面できて、すべてのパートが揃った感じがしました。銃撃戦があったりする映画ではなく、それ以上にもっと小さな星砂のような希望を描いている映画で、私はノートでしか見ていない洋海の人生がとても繊細に描かれていて、特に私の家族は感動して、『とてもいい映画に巡り会えたね』と言ってもらえました洋海も満島さんの役も、孤島に生きるために逃げてきた人たちなので、『逃げ出すことは悪ではない』というのは素敵なテーマだなと思って本編を見ました。

としました。

先日のシドニープレミアに参加した監督は、
パルバース監督:日本人は沖縄の戦争だとか天皇制だとか映画の背景を知っているけれど、オーストラリア人は知らないから心配していた。けれど、『STAR SAND』は戦争映画というよりも、非暴力、愛についての映画だから外国でも理解してもらえて嬉しかったです。

と話しました。

映画情報どっとこむ ralph じっくり見てほしい、好きなシーンを教えてくださいと聞かれ、

織田さんも吉岡さんもなんと同じ場面。

しかも二人とも自分が出ていない日本兵(満島真之介)とアメリカ兵(ブランドン・マクレランド)のひげ剃りシーンを挙げました。

織田さん:言葉がわからない2人が、初めて心を通じて楽しくやっているシーン。洋海が初めて笑顔を見せるシーンでもあるので、見てください。
と話し、同じシーンを挙げた

吉岡さん:日本兵とアメリカ兵が分け隔てなく、ただ、髭があるの嫌だなと思って髭を剃っているシーンが、国とか戦争とかが関係なくなっている段階でのシーンなので、生活感があっていいんです!
と力説。控えめな二人に監督は二人のシーンを紹介!

パルバース監督:梨沙ちゃんはキスシーン。16歳の少女のファーストキスの無邪気さ、美しさ、本当の愛の純粋さがあった。ブランドンもよかったけれど、梨沙のイニシアチブでやったキスで、美しかった。里帆ちゃんは緑魔子さんから星砂をもらうシーン。横から2人の手を撮りました。2本の傘がハートに見えるように撮ったんです。


とオススメしました。


本作をどういう存在か聞かれ、

織田さん:初めて主演した映画ですし、英語のセリフも初めてで、大きな影響があった映画でした。自分で言うのも恥ずかしいけれど、演技で成長できました。

と話し、
吉岡さん:この、戦争を題材にしたラブストーリーの監督が、初めて映画を監督した、オーストラリアのロジャーさんだったことが私にとって、とても大事なことです。自分以上に日本のことを知って愛している監督で、完成した本編を見て、こういう風に物を見ることができたら素敵だなと思いました。

と話しました。

映画情報どっとこむ ralph
最後に・・・・

織田さん:戦時中のお話でもありますが、それよりも、『人と人』、『戦わない勇気』といういいメッセージがあるので、もっといろんな人に見えてもらえたらなと思います。劇場でご覧になられた方も、なられていない方もぜひDVDで見ていただけたらなと思います。

吉岡さん:ぜひDVDを手にとっていただきたいですし、夏がやってくると、戦争のことを考えるべきだと思うので、戦争を知らない若い方たちにもぜひ見ていただきたいですし、戦争の一片を知っている方たちにも、『逃げることは悪ではない』というとても優しい、温かいメッセージが込められているので、DVDを通してそのメッセージが伝わればと思います。ぜひ見てみてください。

パルバース監督:舞台は日本ですが、どこででもこの物語は成り立ちます。僕ら皆は国籍を問わず繋がっているんです。私は50年宮沢賢治の研究をしているから、その影響があるといいですけれど、劇中のボブ曰く、僕らは皆天の川で繋がっているんです。最近そういう発想が脇役になってしまっている。ぜひそういう憧れを持ってこの作品を見ていただければ、私は満足です。

と話しました。

映画情報どっとこむ ralph 50年前に、ベトナム戦争に徴兵される前に、人を殺すことを拒否して、アメリカを去ったパルバース監督が、「”国に戦争に行けと言われても行かない。人を殺せと言われても殺さない”という勇気を知ってもらいたい」と、通常“卑怯者”とみなされる脱走兵をヒーローとして描いた、様々な世代の様々な思いが詰まった


『STAR SAND ─星砂物語─』

DVDセル・レンタル同時リリース。
iTunes、Google play、Amazon Prime Video、U-NEXT、Video Market、DMM. COM、ひかりTV、J:COMオンデマンド、dTV

で、配信中です。

あらすじ・・・
1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。

ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった

2016年、東京。大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。

公式サイト:www.star-sand.com


過去記事:

8月4日公開『STAR SAND ─星砂物語─』主演 織田梨沙 インタビュー
http://eigajoho.com/78895

8月4日公開『STAR SAND ─星砂物語─』パルバース監督インタビュー
http://eigajoho.com/78299

吉岡里帆、3人にやっと会えた!『STAR SAND ─星砂物語─』初日舞台挨拶
http://eigajoho.com/79199


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出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド 三浦貴大/ 吉岡里帆
寺島しのぶ/ 渡辺真起子 石橋蓮司 緑魔子

監督・脚本: ロジャー・パルバース
原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一
©2017 The STAR SAND Team
  


吉岡里帆、3人にやっと会えた!『STAR SAND ─星砂物語─』初日舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph ちょうど50年前、ベトナム戦争に徴兵される前に、人を殺すことを拒否して、アメリカを去ったパルバース監督が、「”国に戦争に行けと言われても行かない。人を殺せと言われても殺さない”という勇気を知ってもらいたい」と、通常“卑怯者”とみなされる脱走兵をヒーローとして描いた日豪合作映画『STAR SAND ─星砂物語─』の初日舞台挨拶が行われ、織田梨沙、満島真之介、三浦貴大、吉岡里帆若手主要キャストと監督が登壇しました。

8月4日(金)
会場:ユーロライブ 
登壇:織田梨沙 満島真之介 三浦貴大 吉岡里帆 ロジャー・パルバース監督

映画情報どっとこむ ralph 初日を迎えての感想を聞かれ、6月の慰霊の日に合わせて行われた沖縄での先行上映でも舞台挨拶を行った満島さんは、
満島さん:沖縄で、この映画を通して色々な方々とお話ができた。平成に生まれた僕らにとっては、戦争は歴史的な、遠いものになってしているけれど、ロジャー監督は50歳位歳が違うけれど、人種や肌の色や年代を超越した作品に挑戦できたことを光栄に感じていて、本作が毎年8月に全国で上映される映画になればいいなと思っていますので、皆さんぜひ力をお貸しください。

と挨拶。

それを聞き、
三浦さん:さっき真之介が、『平成に生まれた僕たち』と言っていましたが、僕だけ昭和です。

と言うと、

満島さん:監督は昭和?

と聞き、監督はすかさず「明治です。(本当は昭和)」と、アメリカ生まれの白人なのにジョークで答え、会場を笑わせた。

映画情報どっとこむ ralph MCが「パルバース監督は、国内外で、メル・ギブソンさんや柄本明さんなどが出演された舞台を約40本書いたり演出をされてきて、本作で、72歳で映画監督デビューをされた」と紹介すると、上映を見終わったばかりの観客からは大きな拍手が巻き起こり・・・

監督:ちょうど50年前、ベトナム戦争に徴兵される前に、人を殺すことを拒否して、アメリカを去り、「”国に戦争に行けと言われても行かない。人を殺せと言われても殺さない”という勇気を知ってもらいたいと、本作を執筆しました。

吉岡さん:監督がずっと温められていた平和に対する思い。こんな思いがあったんだよというメッセージを届けてくれる作品なので、この夏日本で公開されることに意味を感じます。『忘れちゃいけない』ということですよね。この映画が他の戦争映画と明確に違う点は、残虐なシーンや人が亡くなっていく罪の様を描くことで戦争に対しての怒りを表現するのではなくて、普通の人たちが普通に恋をして、普通に生きて、普通に食べて、普通に幸せになることを願ったところをちゃんと描いているところに面白みを感じました。

と熱い想いを話した。

負けずに
満島さん:沖縄戦の映画のオファーは何度かもらっていたんですが、正直言うと、勇気が出なくて一歩踏み出せなかったんです。僕自身が外国人の孫でクォーターなんですけれど、沖縄戦がなかったら、僕は生まれなかったんですよ。僕らより長く日本と関わっていて、日本でこの映画を撮るというロジャー監督と会い、勇気に乗っかりたい、この人となら、一歩踏み出せるかもしれないと思いました。映画は、戦争はどうだというより、人と人が、人種が違えど、肌の色が違えど、宗教観が違えど、触れ合った瞬間に生まれる奇跡的な愛情が描かれている。僕は、僕らの時代が、電子機器に振り回されている中で、肌質を感じることを体感していくのが大事だと思っていて、だから僕は表現という仕事をしているんですけれど、だからこそ世界に、このメッセージを届けたいです。

と熱い思いを語りました。

三浦さん:この作品の前に、全然関係ないところで、真之介と1回ご飯に行ったことがあって、『兄弟役とかできたらいいね』と話をしていて、この映画の話が来た時に『よし』と思っていたら、次の日に初めて行ったバーでまたばったりと会って。

と、満島との縁を告白。  
織田さん:冒頭の星砂を取るシーンで、海に潜ったんですけれど、ライフセイバーの資格を持っている三浦さんが、出番ではないのに、わざわざ泳ぐシーンの撮影に立ち会ってくださいました。

という撮影時のエピソードを明かしました。

すると

吉岡さん:「私がクランクアップした日、三浦さんが、『お疲れ様でした』と星砂を持ってきてくださったんですけれど、実は織田さんと満島さんも待っていてくださっていたということを先ほど知りました。二人とも待っていてくださったんですけれど、仕事の時間が迫って、帰っちゃったんだそうです。

というエピソードを披露。

監督:三浦さんは日本のロバート・ミッチャムです。何も言わなくても貫禄と存在感がある。真ちゃんは、日本のカーク・ダグラス。本当に似ているし、悲劇も喜劇も何でも出来る。織田さんは日本のエリザベス・テイラー。エリザベス・テイラーは、十代からすごい役をやって、美しくて素敵な女優だった。そして、最後に吉岡さん。英語にこういう諺があるんです。”Good things come in small packages.(小さい小包こそ、中にいいものが入っている)”日本のオードリー・ヘプバーンですよ。頭が良くて、何でも出来る。

と4人を絶賛。

映画情報どっとこむ ralph 実は吉岡さんは、一人現代シーンに出演したため、この4人のキャストが揃ったのは初めてということが判明。

吉岡さんが、1945年の戦時中のシーンに出演した3人に

吉岡さん:会えてすごく嬉しかったです。『やっと会えた〜』って感じで。
と言うと、

満島さん:来てくれなかったら、『ごめん、愛してない』と言うところだった。

と吉岡さんが出演中の連ドラ『ごめん、愛してる』に絡めて笑いをとり、

監督:すごくいいパンフレットを作ったので、ぜひお求めください。今日だけ、800円のところ、800円にしますから!
と親父ジョークで締めた、楽しい舞台挨拶となりました。

映画情報どっとこむ ralph 色々な世代の色々な思いが詰まった映画

STAR SAND ─星砂物語─

東京・ユーロライブにて公開中 ほか順次公開!

あらすじ・・・
1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。

ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった

2016年、東京。大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。

公式サイト:www.star-sand.com

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出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド 三浦貴大/ 吉岡里帆
    寺島しのぶ/ 渡辺真起子 石橋蓮司 緑魔子
監督・脚本: ロジャー・パルバース   原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一      


満島真之介 パルバース監督 登壇『STAR SAND ─星砂物語─』沖縄先行上映


映画情報どっとこむ ralph 作家・劇作家・演出家にして『戦場のメリークリスマス』では大島渚監督の助監督も務めたロジャー・パルバースが、昨年夏、太平洋戦争の激戦地の一つである沖縄県・伊江島等を舞台に初監督を務め、作り上げた日豪合作映画『STAR SAND ─星砂物語─』。

沖縄慰霊の日(6 月23日)を目前に控えた6月21日(水)と22日(木)に那覇・桜坂劇場で沖縄先行上映を実施、本日6月21日(水)、より、沖縄出身で脱走兵の一人:岩淵隆康役を演じた満島真之介さんとロジャー・パルバース監督が舞台挨拶を行いました。

日豪合作映画『STAR SAND –星砂物語-』沖縄先行上映舞台挨拶

日付:6月21日(水)
場所:那覇・桜坂劇場
登壇:満島真之介 ロジャー・パルバース監督

映画情報どっとこむ ralph
監督:去年、ちょうどクランクアップは6月22日だったね。……1年も前なんですね。『歳月人を待たず』というような感じです。 満島さんにお尋ねしたいんですけど、やっぱり僕はこの映画『STAR SAND』を日本の若い人たちにもっと見てもらいたいなと思っているんです。あなたみたいな齢の人たちが観に来る──そういう可能性が(この映画に)ありますか? 若い人にどうすればアピールできるかなあってことも(笑)お訊ねしたくて。

満島:僕が宣伝します、それは(笑)。いろんな人の力を駆使して、沖縄の想いとともに。 今日が(映画の公開の)一番最初なのかな? 全国の中で初めての日なので、僕の中でもすごい感慨深いです。 高校卒業してから東京にもう9年ぐらい住んでいるんですけど、6月に(沖縄に)帰って来たのは、この伊江島で撮影したときと、きょうこの日だけなんです。 やっぱり6月になるとなんかソワソワしちゃうんですよ、東京にいても。で、沖縄に帰ってきたときの、空港に降り立って風を吸った時の匂いというか、6月のあの特別な空気というのを今日改めて感じました。 去年はこの(『STAR SAND』の)役があったので、演じた隆康という人物として自然と向き合ったり、島の人と向き合ったり、転がっている石も含めて、当時を感じながら、昔の人たちが踏みしめた砂浜がまだここに残っているんだ、っていう…… そこには血も流れて、愛も流れて、いろんなことが喜びも悲しみもあったんだなっていうのを感じながらでしたけど、今日はまたちょっと特別な思いがあってですね。だから今日は本当に来られてよかったです。 この沖縄で上映した後に、全国そして世界にも広がっていくと思いますし。ブランドン(・マクレランド:満島演じる隆康と交流するアメリカの脱走兵・ボブを演じた)も今世界で、ブロードウェイとかで舞台に立って──まあ同じくらいの齢なんですけど…… 吉岡里帆ちゃんとか、三浦貴大くん、織田梨沙さんも主役で頑張ってますけど…… みんなエンターテインメントの日本の作品には出てますけど、こういう作品はなかったと思います。 ここ、桜坂劇場に帰ってきたのも 5 年ぶりかな。一番最初にデビューした時、若松孝二監督の『三島由紀夫と若者たち』という映画でここに立った時以来なんですよ。それが映画のデビュー作で、そして今日このタイミングで立てるのは、人生のまた新たなスタートの日だなという感じもしてますし。 だからまあ、これから先毎年全国で、沖縄はこの桜坂劇場でこの日に(『STAR SAND』を)上映をするっていうのは──

監督:おおー(笑)

満島: 提案しようと思っています。そうしたら僕も(沖縄に)帰ってこれるし、両親が先生をしているので、学校の先生方にも声をかけて、学校の授業として観るとか、いろんなことが多分できると思うし、映画体験っていうものをやってもらいたいなと思っているので。そういうのは監督、僕に任せてください。

監督:はい!

満島:若い人に絶対観させますから。プロデューサーと共に頑張りますよ(笑)。

監督:ありがとうございます ……よかった(笑)。

映画情報どっとこむ ralph 監督:満島さんに質問があるんですけど、出てらっしゃるのは今まで日本の映画ばかりですよね? これも日本映画です。ただ、相手役のひとりがブランドンっていう外国人で、彼は日本語ができなかったわけですが、撮影の時、それは難しかったですか? いままで共演の相手は日本人で、言葉が通じ合うから、眼をを見て顔を見て、そして言葉を聞くと「じゃあこういう風に反応しよう」というのがあると思うんですけど、今回は特別に難しかったのかどうか。
満島:僕はですね、言葉はあんまり必要ないと思っているんですよ、正直なところ。だからこそ世界の人たちが、今いろいろなことでつながっていけるんだと。 日本人の方が多分、言葉じゃない部分で感じるものって本当はたくさんあるはずなんだけども、ちょっと語りすぎていたりとか、情報が流れ過ぎていて見えてこないものが多分たくさんあると思ってて。 だから僕は人と会うとき、必ず握手をするんです。それは家族の中で常にスキンシップがあったっていうのもありますけど、そこで人の体温を感じたりとか「この人今日体調がいいな/悪いな」含めてですね。 たぶんね、もっともっと人と触れ合うことをしなきゃいけないなと思っているんですよ。特に東京とかにいると、どれだけ人がいるかわからないくらい、毎日がこう大綱挽大会みたいなんですよ、那覇の(註:那覇大綱挽まつり 沖縄の一大イベントのひとつ)。あれぐらい人がいて、みんなお祭り騒ぎみたいな所の中で、多くの人の人生が交錯しているはずなのに触れられないことがある。 僕の中で、だからボブ──ブランドンとは、こう、あまり会話をしなくても、眼と眼、お互いの距離感とか肌の質感とか、触れ合った時の ……要するに、白人の肌の質感と日本人の肌の質感ってやっぱり違うんです。毛の生え方だったり、目の色、呼吸の仕方、もう全部含めて。だけど同じ血が流れていて、住んでいた・生まれた場所が違うだけで、今を生きているってことには変わりない。僕の中ではすごくこれは勉強になったというか、一番大きかったんですよ。相手をちゃんと見るようになったんです。言葉に逃げなくなったし。他の作品だとやっぱり、自分の台詞を覚えて、人の言葉を聞かなくても言えたりすることってあるわけです。目を見てるふりして見てない人もいたりとか。

監督:わかりますね、そういうの。

満島:人間関係みんな、生きていれば『この人嘘言ってるな、本当のこと言ってるな』というのが大体わかっていく中で、僕の中では、ちゃんと心のグローバル化をしなきゃいけないと思っているので、こういう作品にはもっともっと携わりたいし、これから先には、いろいろな国で映画に出たり、いろいろな人と出会い、外に出ていきたいなと思ってますけど。 でもまずその根底には「沖縄」という地があるので、そこで毎年、6月21・22日は ──ハイ、桜坂(劇場)の人いますかね? あのね、もうほんとオーナーに全部言ってですね、もうほんとに『STAR SAND』の上映はやりたい。やりたいし、やりますので。

監督:お願いします

満島:お願いしますね、桜坂の人ね。 (場内拍手) 監督:監督として、全てのシーンは楽しかったけど、特にやっぱり「ああ、よかったな」と思っているシーンは、あのシェービング(ひげ剃り)・シーン。それはね、ふたり(隆康役の満島真之介と、ボブ役のブランドン・マクレランド)に任せたんですけど、言わなくてももう二人が、本当に非常に高いレベルで通じ合っていたんです。 主役の織田梨沙さんが、この前インタビューの中で「どのシーンがいちばんお好きですか?」と訊かれて、彼女もそのシーンを挙げていたから、僕はびっくりしたんだけど、やっぱりそれは、二人があれだけ精神的な高いレベルで気が合っているし、ウマが合っているからすごいなと思うわけです。 やっぱりこれから沖縄の満島、日本の満島、世界の満島真之介というのがね。

満島:(笑)

監督:皆さん、本当に今日はありがとうございました。お友達にも親戚にもちょっとした通行人にも(この映画のことを)言ってください。 (場内笑い)

映画情報どっとこむ ralph 物語・・・
1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた 16 歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。 ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった── 2016 年、東京。

大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。



『STAR SAND ─星砂物語─』

2017年6月21日(水)より沖縄・桜坂劇場にて先行上映、8月4日(金)より東京・ユーロライブにて公開ほか順次

公式サイト:
www.star-sand.com
公式Twitter:
@StarSand_movie

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出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド三浦貴大 / 吉岡里帆
寺島しのぶ / 渡辺真起子石橋蓮司 緑魔子ダンカン・ハミルトン 近谷浩二 沼田康弘

監督・脚本:ロジャー・パルバース

原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一
エグゼクティブ・プロデューサー:前田紘孝、大川勝
プロデューサー:小⻄順子、吉岡裕美
後援:オーストラリア大使館
製作:Hara Office / Soul Age
配給:The STAR SAND Team

2017年 / 日本=オーストラリア / 日本語・英語 / 110 分 / カラー / アメリカンビスタ / 5.1ch
© 2017 The STAR SAND Team


織田梨沙 登壇『STAR SAND ─星砂物語─』舞台挨拶 第9回沖縄国際映画祭


映画情報どっとこむ ralph ベトナム戦争に反発してアメリカを去ったパルバース監督が“真の反戦映画とは何か”と考え、「1945年の戦時中、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵(満島真之介)と米兵(ブランドン・マクレランド)、そして彼らを見つめる少女(織田梨沙)の物語」を執筆し、昨年夏、太平洋戦争の激戦地の一つ、沖縄県・伊江島等で撮影した日豪合作映画『STAR SAND ─星砂物語─』。

本日4月22日(土)桜坂劇場で、本作の撮影地である沖縄で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」の特別招待作品として上映され、本作にて映画初主演を飾った織田梨沙さんとロジャー・パルバース監督が舞台挨拶を行いました。

「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」
特別招待作品上映&舞台挨拶

日付:4月22日(土)
場所:桜坂劇場
登壇:織田梨沙 ロジャー・パルバース監督

映画情報どっとこむ ralph 織田さん:やっと一般の方々に、沖縄の方々に観て頂ける日がきて、また沖縄国際映画祭に来られて大変嬉しく思います。

監督: 雨の中ありがとうございます。監督のロジャー・パルバースです。

司会: 原作、脚本、監督を手掛けられているパルバース監督、この物語ができたきっかけ、映画化をされた動機を教えてください。

監督: 僕は1977年に沖縄の鳩間島という小さな島に1か月程滞在しまして、初めて星砂を見ました。その時はわからなかったんですけれど、鳩間島には水もない時代だったので、インターネットもなく、後で調べてわかりました。鳩間島には戦争は来たけれど、あまり影響はなかったと聞いて、それは面白いなと思って、いつか小説にしたいなと思いました。だいぶ時間はかかりましたけど、2008年に小説「星砂物語」を書きました。

司会:監督はヒロインを織田さんに決められたわけですが、その一番の理由はなんだったのでしょうか?

監督:皆さんは映画をご覧になったのでわかるかと思いますが、こんなに演技力の深く広い若い女優はいなと思うんです。まさに、日本の“若き日のエリザベス・テイラー”だと思います。だからぜひ洋海(ひろみ)役をやってもらいたいなと思いました。

司会:監督は織田さんの演技のどういうところに惹かれましたか?

監督:(16歳の)イノセンス(のシーン)もできるし、(後半の)20代の役もできるし、何でもできるし、なんといっても英語が上手いですから。ネイティブに近いので、そこに惹かれました。

映画情報どっとこむ ralph 司会:織田さん、純真な部分と強い部分を兼ね備えているという評価を聞いて、織田さんは本作の主演が決まった時、どう思われたのでしょうか?

織田さん:演技経験が浅く、英語のセリフもあり、戦争のお話だったり、初主演ということで、色んなプレッシャーを感じました。

司会:でもそんな中で嬉しい気持ちも?

織田さん:もちろん、もちろん!

司会: 監督、舞台が沖縄ということなんですが、沖縄を選ばれた理由はありますか?

監督:今言った、鳩間島ということもありますし、僕は40年前に初めて沖縄の土を踏んだ時に平和への願いを感じたんです。ものすごく痛感するので、どうしても沖縄じゃないと物語が成り立たないのではないかと今でも思います。

司会: 今を生きる少女から女性へと変貌を遂げていらっしゃる織田さんが、太平洋戦争が終わる頃の少女を演じるのは難しかったのではないですか?

織田さん:もちろん戦争の時代を生きてきたわけではないですし、歴史などに疎いので、色々大変でした。

司会: 当時のことを想像しながら演じたんですか?

織田さん:監督と話し合ったり、他の方々から戦争時代のことを聞いたりだとか、現場に行った時の洞窟の雰囲気だとか、戦争で崩れ落ちそうになっている建物を見て、少しだけれども自分なりに感じ取りました。

司会: 監督、こうやって、若い、戦争を知らない世代の方々がこの映画を観て、その時代に触れるというのはすごく大事なことですよね?

監督:おっしゃる通りです。今朝、対馬丸記念館に初めて行きました。疎開中に亡くなった何百人もの子供達の写真があって、もう涙が止まらないし、言葉が出なかったです。何のためにあの子供達が死ななくてはならなかったのかと考えると、それは国民のプライドのためなのか、軍人の名誉のためなのか。そんなことは二度と起こらないようにと、「アメリカが悪い」だとか「日本が悪い」だとかの政治抜きで、そのメッセージが映画・芸術という媒体を使って、皆さんの心の中に入れば、“超”満足です。

司会:“超”!ポップな一面を見せてくださいました。劇中、一人ひとりが、星砂の一粒のように、ひたむきに一生懸命生きようとしていたんだなというのが、映画を観ているとわかりました。撮影中はどのような雰囲気でしたか?エピソードはありますか?

織田さん:基本、撮影現場は皆明るくて、皆楽しく一致団結していました。

映画情報どっとこむ ralph 司会:坂本龍一さんが作曲した主題曲が流れる冒頭のシーンでは、織田さんが海を泳いで、海から出て来るシーンから始まりますけれど、人魚みたいでした。泳ぎは得意なんですか?

監督:上手でした。

織田さん:得意だか、、、好きです。

司会:監督は現場はいかがでしたか?

監督:楽しかったです。なるべくいい雰囲気でと思って。僕は『戦場のメリークリスマス』の助監督だったのですが、大島渚監督はカッとなることで有名です。大島監督からはたくさんのことを学びましたが、そこだけはちょっと教わっていないですね。僕はカッとしない人だから大丈夫かなと。皆さんが描いている“映画監督”のイメージは、怒っているところで、そういうのをメディアの方も見たいですよね。申し訳ないんですけれど、僕は怒りませんので、現場でも皆さんびっくりしていました。

織田さん:「よかったよ~」というような感じでした。(会場笑い)

司会:先ほど『戦場のメリークリスマス』の話が出ましたが、今回、坂本龍一さんが主題曲を担当されていますよね。初めて曲を聞いた時はいかがでしたか?

監督:最高だなと思いました。曲の素晴らしさを活かせるようにと考えました。

司会:美しい映像と坂本さんの曲の旋律が折り重なって、私達の心に刻みつけられました。

島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭
9th OKINAWA INTERNATIONAL MOVIE FESTIVAL
開催期間:2017年4月20日(木) ~ 23日(日)

映画情報どっとこむ ralph 日豪合作映画『STAR SAND ─星砂物語─』
あらすじ:1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。

ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった──

2016年、東京。大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。

織田梨沙、満島真之介、ブランドン・マクレランド、三浦貴大、吉岡里帆、寺島しのぶ、渡辺真起子、石橋蓮司、緑魔子といった実力派の役者が脇を固めた本作は、先日日本外国特派員協会で上映され、国内外のジャーナリストから賞賛を浴びました。

8月4日㈮より東京・ユーロライブにて公開 ほか順次です。

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出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド

三浦貴大 / 吉岡里帆
寺島しのぶ / 渡辺真起子
石橋蓮司  緑魔子
ダンカン・ハミルトン 近谷浩二 沼田康弘

監督・脚本: ロジャー・パルバース     
原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一
エグゼクティブ・プロデューサー:前田紘孝、大川勝   
プロデューサー:小西順子、吉岡裕美
後援:オーストラリア大使館   
製作:Hara Office / Soul Age   
配給:The STAR SAND Team

2017年 / 日本=オーストラリア / 日本語・英語 / 110分 / カラー / アメリカンビスタ / 5.1ch 
© 2017 The STAR SAND Team