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戦場ジャーナリスト桜木武史『ラジオ・コバニ』公開初日で「奮闘する人々の姿に胸を打たれた」


映画情報どっとこむ ralph 映画『ラジオ・コバニ』は、「イスラム国」(IS)との戦闘により瓦礫と化したシリア北部の街コバニでラジオ局を開設し、番組「おはようコバニ」でDJを務めた20歳の大学生ディロバンを追ったドキュメンタリー。 2018年5月12日(土)より、アップリンク渋谷、ポレポレ東中野にて公開となりました!

そしてその公開を記念し、戦場ジャーナリスト桜木武史さんが登壇しての初日イベントが行われました!

日時:2018年5月12日(土)
会場: ポレポレ東中野
ゲスト: 桜木武史(ジャーナリスト)

桜木武史(ジャーナリスト)プロファイル
1978年、岐阜県高山市生まれ。東海大学文学部広報メディア学科を卒業後、フリーランスのジャーナリストとして、主に南アジアの国々に取材に出掛ける。取材先はインド、パキスタン、アフガニスタンがある。2010年末から中東で起きた「アラブの春」に関心を持ち、2012年3月から2015年4月まで計5度に渡り、シリアに足を運ぶ。2005年11月、インドのカシミールで戦闘に巻き込まれ、重傷を負う。その体験をまとめた著書、『戦場ジャーナリストへの道―カシミールで見た「戦闘」と「報道」の真実』(彩流社)がある。最新刊は『増補版 シリア戦場からの声』(アルファベータブックス)。

映画情報どっとこむ ralph 「クレイジージャーニー」でお馴染みの戦場ジャーナリストの桜木武史さんがイベントに登場!

実際にコバニで撮影した写真や動画をスクリーンに映しながら当時の街の状況など解説した。

映画が撮影されていた時期と同時期でもある、2015年の4月に コバニに訪れた桜木さん。

桜木さん:イスラム国(IS)が街を撤退したその2か月後。ちょうど復興がはじまりだした時期に僕は訪れたので、今日また改めて映画を観て、復興への道のりの険しさ、それを乗り越えようと奮闘する人々の姿に胸を打たれ、励みになりました。

と感想。続けて当時の状況について

桜木さん:アメリカの空爆、「イスラム国」(IS)の自爆テロ、激しい市街戦でコバニは街の70%が全半壊していていました。人が戻ってきてもいいように、食べ物などの工場が再開していましたが、資材や食料、ガソリンやガスなどの燃料は全て密輸に頼っていました。

と解説。

映画に登場するクルド女性防衛部隊(YPJ)の活躍について

桜木さん:コバニでは当たり前のように女性が活躍しています。それは ” 男女平等”という考えかたからで、女性も銃を持ちます。家事をする男性いれば、武器を握る女性もいます。

と説明。

最後に、・・・
何故シリアについて興味を持ったのかの問いに

桜木さん:2012年の春にダマスカスに訪れてからです。命をかけても守りたい自由や、尊厳。そして、人が無差別に殺されすぎているのを見て、伝えたいと思ったのがきっかけです。

と熱く語りイベントを終えました!

映画情報どっとこむ ralph 映画『ラジオ・コバニ

は、アップリンク渋谷、ポレポレ東中野ほか絶賛公開中。

公式サイト:
http://www.uplink.co.jp/kobani/

Twitter:
@RadioKobaniJP



ISとの戦闘で瓦礫と化したシリア北部の街・コバニで手作りのラジオ局をはじめる大学生のディロバン。
ラジオから聞こえる彼女の「おはよう」が、今日も街に復興の息吹を届ける―。

トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014年9月から過激派組織「イスラム国」(IS)の占領下となるも、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援により、2015年1月に解放された。人々はコバニに戻って来たが、数カ月にわたる戦闘で街の大半が瓦礫と化してしまった。

そんな中、20歳の大学生ディロバンは、友人とラジオ局を立ち上げ、ラジオ番組「おはよう コバニ」の放送をはじめる。
生き残った人々や、戦士、詩人などの声を届ける彼女の番組は、街を再建して未来を築こうとする人々に希望と連帯感をもたらす。
監督は、自身もクルド人のラベー・ドスキー。
地雷や戦車を越えコバニに赴き戦地での撮影を敢行、クルド人兵士によるIS兵士の尋問にも立ち会った。
本作を、戦死したクルド人兵士の姉に捧げている。

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監督・脚本:ラベー・ドスキー
(2016年/オランダ/69分/クルド語/2.39:1/カラー/ステレオ/DCP)
配給:アップリンク
字幕翻訳:額賀深雪
字幕監修:ワッカス・チョーラク