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ピンク四天王サトウトシキ監督が描くAV業界青春群像劇『名前のない女たち』予告到着


映画情報どっとこむ ralph 中村淳彦著の「名前のない女たち」シリーズの最新刊「名前のない女たち貧困AV嬢の独白」が、ピンク四天王のサトウトシキ監督×『冷たい熱帯魚』(監督:園子温)の吹越満の最強タッグで、『名前のない女たち うそつき女』として完全映画化されました!
AV業界の中で生きる男と、企画AV女優として生きる女性。

そこに関わる者たちの生々しい生き様を描く青春群像劇。その予告が到着。



主人公のルポライター・志村役を吹越満が演じるほか、多摩大初代ミスコングランプリを経てモデル・女優として活動している城アンティアが企画AV女優の葉菜子役。
また、アイドルグループ CANDY GO!GO! の元メンバーである円田はるかが葉菜子の妹・明日香役で、ハードな濡れ場に初挑戦。
若手実力派の笠松将と小南光司、そして、ベテランの吉岡睦雄、不二子、クノ真季子、川瀬陽太が脇を固めます。
 
映画情報どっとこむ ralph 志村篤役・吹越満 コメント
それは違うんじゃないか、AVとストリップは、という方もいるかも知れないが、僕は知り合いの女性が出演しているストリップを観ながら、泣いちゃったことがある、、。つまり、それは知り合いじゃなかったら、もちろん男として楽しむことで終われただろうが、知り合いの女性だったから、だとしか言いようがない、切なく前向きな否定と応援が混在する矛盾だらけの感覚を味わったことがある。この映画はきっと、そういうことなのかな。分かんないんだけど。
サトウ監督とは16・7年振りくらいですね。お声がけ頂きうれしかったです。しかし、現場で、監督より先に怒鳴り散らしてすいませんでした。若いスタッフ達との仕事は楽しかったです。それは違うんじゃないか、AVとストリップは、という方もいるかも知れないが、僕は知り合いの女性が出演しているストリップを観ながら、泣いちゃったことがある、、。つまり、それは知り合いじゃなかったら、もちろん男として楽しむことで終われただろうが、知り合いの女性だったから、だとしか言いようがない、切なく前向きな否定と応援が混在する矛盾だらけの感覚を味わったことがある。この映画はきっと、そういうことなのかな。分かんないんだけど。
サトウ監督とは16・7年振りくらいですね。お声がけ頂きうれしかったです。しかし、現場で、監督より先に怒鳴り散らしてすいませんでした。若いスタッフ達との仕事は楽しかったです。

映画情報どっとこむ ralph 名前のない女たち うそつき女

2月3日(土)から3月2日(金)新宿K’s Cinemaにて公開 他全国順次

http://namaenonaionnatachi-movie.net

物語・・・

ルポライターの志村篤(吹越満)は、主に AV 女優を専門に取材をしては本にしていた。AV 女優を「人前で裸になってセックス売ってるだけの社会の底辺」と内心バカにしつつも、彼女たちの前では「尊敬している」と言ってみたりしていた。自分が心底見下している対象であるはずの AV 女優たちに、なぜ彼は執着し、追い続け、そして取材し続けるのか。彼はある種の矛盾を抱えていた。

惹きつけて止まない AV 女優とは何なのか。

そんな中、企画 AV 女優である前田葉菜子(城アンティア)と取材を通して出会う。いつものパターンだと思った。惨めなくせに、そこを直視することなく、「充実している。」「幸せ」「AV女優は夢だった」等と言っては明るく振る舞い、空虚な嘘で作り固められた今までの AV 女優と同じだと思っていた。しかし、葉菜子は何かが違っていた。

一方で、葉菜子の妹の前田明日香(円田はるか)は、高校を中退し、若さも時間も持て余していた。実家に全く帰ってこない葉菜子に会いに、田舎から親に内緒で出てきてしまう。そんな時、ワケありのホストとして働き始めていたツバサ(小南光司)と出会う。


それぞれが、それぞれに、切ない人生を日々生きていて、心にある闇や、葛藤、矛盾、言いようのない何かを抱えて、それでも生きて……。

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出演:吹越満  城アンティア 円田はるか 笠松将 小南光司 吉岡睦雄 不二子 クノ真季子 川瀬陽太
監督:サトウトシキ(「ジャイブ」「ちゃんこ」「モーニングセット、牛乳、春」)
原作:中村淳彦「名前のない女たち 貧困 AV 嬢の独白」(宝島社)
プロデューサー:森原俊朗・小林良二・橘慎
脚本:加瀬仁美
撮影監督・スティル・編集:小川真司(J.S.C.) 
録音:岩間翼 
助監督:大城義弘   
音楽:入江陽  
ラインプロデューサー:川上泰弘
制作会社:ソリッドフィーチャー
配給・宣伝:渋谷プロダクション
製作:「名前のない女たち うそつき女」製作委員会(オデッサエンタテイメント・渋谷プロダクション)
主題歌:アクメ『CALL MY NAME』
2018年/日本/DCP/カラー/ステレオ/86 分
©「名前のない女たち うそつき女」製作委員会
    


ぐるぐるの真相!大西信満、川瀬陽太、佐藤寿保監督「華魂 幻影」イベント


映画情報どっとこむ TJ 日本のスプラッター映画の草分け”ピンク四天王”と称される佐藤寿保監督が、大西信満を主演に迎えた最新作「華魂 幻影」。

ポスター前川瀬、佐藤、大西ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の“フォービデンゾーン”部門でも絶賛され、現在新宿ケイズシネマで公開中です。そんな本作主演の大西信満さんと、本作の劇中映画『激愛』主演の川瀬陽太さん、そして、大西監督を迎えてトークイベントが行われました。


大西信満さんと川瀬陽太さんは別日に撮影したため、川瀬が、「俺は劇中に出てくる『風と共に去りぬ』みたいな『激愛』のポスターのこと知らなかったから、それを大西君がLINEでわざわざ送ってきて、『僕こんなことになってるの?』って思って」と言い、「それを理解せず芝居をやったと?」と監督が突っ込むと、「だって理解も・・・すみません。ぐるぐるぐるぐる、ヘリコプターみたいに回りましたけれども。いつもより多めに回っております、みたいな」というジョークで始まった本トークイベントをどうぞ。

「華魂 幻影」トークイベント
日付:5月18日(月)
場所:新宿ケイズシネマ
登壇者:大西信満、川瀬陽太、佐藤寿保監督


今後のイベントの予定
5/20(金)21:00~の回上映後@K’s Cinema
外薗昌也さん(漫画家)×佐藤寿保監督 トークイベント

5/21(土)19:35~@ニュー八王子シネマ
18:00~の回、19:55~の回どちらのお客様もご覧いただけます。
愛奏さん、生稲恵さん、川上史津子さん、丸山昇平さん×佐藤寿保監督 舞台挨拶

映画情報どっとこむ TJ “華魂”とは、俗世の欲望の象徴であり、この花が咲くところでは、人間は欲望の箍が外れて理性が崩壊する。本作は、映画愛に満ちた支配人やスタッフ、そして、個性的な客たちによって支えられてきた映画館の閉鎖が決まり、映画館に欲望の象徴“華魂”が暴走する話。
華魂 川瀬、佐藤、大西2
劇中劇の川瀬さんがぐるぐる回るシーンについて

大西さん:ネット上では、この映画は“川瀬陽太がぐるぐる回っている映画”になっていますよ。

川瀬さん:衣裳合わせの時に、衣裳の前に、まずぐるぐる回る装置のチェックされたんだから!(笑)『川ちゃん、これ乗ってみて』みたいな。

佐藤さん:大西さんは『キャタピラー』で、俺は『乱歩地獄』内の『芋虫』(2005)で一切CGを使わずに大森南朋がやったんだけど、その時も現場がスムーズに進むようにアングルとかの準備を考えとるんですよ。
4川瀬陽太・愛奏 川瀬さん:本当にCGじゃないのがいいなって思うんですよね。CG全般がまずいという訳ではないんですけど、ああいうおかしな映画はおかしなまま出ていった方がインパクトあるかなと。

佐藤さん:回り方も『風の共に去りぬ』のパロディみたいな回り方をしてもらったんだけど。

川瀬さん:最初はどこまでいったらいいのか尋ねたんだけど、寿保さんを前にして、これはどこまでも行かなきゃいけないなと思ってやってたとこがあって、その後(撮影順の)バトンを大西君とイオリちゃんに渡さなくてはいけないから、すみませんという感じでしたけど。

大西さん:すみませんっていうか、僕の役は結構まじめな役じゃないですか。まじめな顔して(川瀬さん主演の『激愛』が流れている)スクリーンを観ているわけですよ。川瀬さんがあんな感じで。いかにどう顔を作るかはある意味一番苦労しました。(脚)本は読んでいるんですけれど、本以上に激愛していたんで。初号試写で(完成した作品を)観てみたら、自分がいくらまじめに一生懸命芝居していても、結局最後は川瀬さんのヘリコプターで持ってかれちゃうんですよね。
(会場笑い)

大西さん:仕掛けでくるくるくるは、生身の人間ができることを超えてしまうんです。自分が関わっていて申し訳ないんですけれど、これはすごい映画だなって本当にそう思います。
川瀬さん:(寿保監督は)瀬々(敬久)監督の先輩なので、20年前から“抒情がある狂気”という人だという印象で『この人すごいな』と思っていたんですけれど、今回も大友(良英)さんが音楽やっていたり、非常にオルタナティブなことをされる作家で、とにかく“血と暴力”の人。それも寿保さん曰くは“愛”の映画でもあるんだろうけれど、そういうところで、初めてこんな形でご一緒できたので、『あっ今寿保さんの映画に出てるな』というのは感慨としてありましたね。

映画情報どっとこむ TJ 公開を待たずに引退した、ヒロイン役のイオリさんについて

華魂 幻影 大西さん:イオリさんは、現場でも掴みどころがなくて、何を考えているのかわからず、役のまんまで・・・。

川瀬さん:お辞めになられてしまったという。

佐藤さん:川瀬、現場でなんかやったんじゃないの?

川瀬さん:僕は現場で女優に評判がいいんだから。

華魂 川瀬、佐藤、大西1
佐藤さん:(イオリさんは)初めての映画だから、劇中劇を撮る時に、イオリも千葉に連れて行って、『こういう風に芝居するんだよ』って。ちょうど海があって、『ここでやるか』みたいなね。『ちょっとイオリちゃん、裸やるよ』みたいなね。素の面白さというか、無防備な中の大胆さみたいな、本当に赤子のような感じで、普通の役者にはできない演技だなというのを、俺も映像を観て改めて感じました。

川瀬さん:そういう、*ファム・ファタールみたいな奴だから、そういう意味で言うと、芝居がどうのとかっていうよりも、ああいう雰囲気でいてくれ、ましてや大西君の役というのは見ることしかできない位翻弄されちゃう役じゃないですか。だからああいうふわっとした子が介在したのはよかったでしょうね。本当に辞めちゃったんだから、びっくりしちゃったよな。

大西さん:本当に“幻影”になりましたね。

佐藤さん:観る度にスクリーンから出てきますけどね。

川瀬さん:貞子じゃないんだから。

大西さん:監督はイオリちゃんに関しては、そんなに追い詰めたりとかいう感じではなかったですよね?。

佐藤さん:素朴なんですよ。染まっていないというか。田舎からでてきて、最後まで方言が抜けなかったんだけど。完成披露の時はここで元気よく出て、打ち上げも出て、俺の次回作の『眼球の夢』っていうのにもちょこっと出てもらったりしてるんですけど。だから、この映画で逃げたわけじゃないよ!(笑)『また佐藤がやらかした』とかそういうことではないんだが。(笑)。
6イオリと華
劇中で三上寛さんがやった万歳三唱で本イベントは幕を閉じた。

*ファム・ファタール:「運命の女」の意味。 また、男を破滅させる魔性の女。

映画情報どっとこむ TJ 華魂 幻影

公式HP:http://www.hanadama-movie.com/

新宿K’s Cinemaにて公開中
5/21~東京・ニュー八王子シネマ
5/28~神奈川・シネマ・ジャック&ベティ
6/4~ 福岡・中洲大洋劇場
6/11~宮城・桜井薬局セントラルホール
時期調整中 愛知・名古屋シネマテーク、大阪・第七藝術劇場、京都・立誠シネマ、広島・横川シネマ

華魂 幻影ポスターあらすじ・・・
閉館間近の映画館の映写技師で沢村貞一(大西信満)は、毎日狭い映写室からスクリーンを見つめ続ける日々を送っていた。ある日、画面に見えるはずのないものが見えだしていた。黒ずくめの少女(イオリ)である。少女は何かを訴えるように沢村を見つめている。上映後、フィルムをチェックするが、少女などどこにも映っていない。
ある日、上映後の客席に幻影で見たあの黒ずくめの少女が目の前にいた。沢村は、少女を劇場の映写室の控え室でかくまう。上映中、ふと気がつくと、少女がいなくなっている。少女を捜すがどこにもいない。街をさまよう沢村。少女の幻影が沢村を誘う。少女に導かれるように、川原に来る沢村。沢村の失われた記憶が蘇る・・・。少女の頭に毒々しい色の花“華魂”が不気味に咲いている。少女は一体誰なのか。沢村との関係は。

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出演:大西信満 イオリ 川瀬陽太 愛奏 吉澤健 真理アンヌ 三上寛 他
監督・原案:佐藤寿保 
プロデューサー:小林良二 
脚本:いまおかしんじ 
音楽:大友良英
共同研究:東京工芸大学 
制作・配給・宣伝:渋谷プロダクション  
製作:華魂プロジェクト
2016年/日本/カラー/ステレオ/83分
  


PANTA・佐藤寿保監督ぶっちゃけトーク!「華魂 幻影」イベント


映画情報どっとこむ TJ 日本のスプラッター映画の草分けでピンク四天王=佐藤寿保監督が、大西信満を主演に迎えた最新作「華魂 幻影」。
1左から佐藤寿保監督、PANTA
現在新宿ケイズシネマで絶賛ヤバヤバ公開中です。

ミュージシャンのPANTAさん(「頭脳警察」)と佐藤寿保監督のトークイベントが行われました。末井昭さんの『素敵なダイナマイトスキャンダル』や昨今の不倫の話、”ピンク映画”という名前の由来やAVとロマンポルノの話まで飛び出しました。


「華魂 幻影」トークイベント
日付:5月16日(月)
場所:新宿ケイズシネマ
登壇者:PANTA(「頭脳警察」)・佐藤寿保監督

映画情報どっとこむ TJ “華魂”とは、俗世の欲望の象徴であり、この花が咲くところでは、人間は欲望の箍が外れて理性が崩壊する。本作は、映画愛に満ちた支配人やスタッフ、そして、個性的な客たちによって支えられてきた映画館の閉鎖が決まり、映画館に欲望の象徴“華魂”が暴走する話・・・・アナーキーなSFホラーパンクエロ。色々詰まっている作品。
3左から佐藤寿保監督、PANTA
佐藤監督:今日PANTAさんをお呼びしたのは、今日冒頭で特報が流れた『眼球の夢』という僕の次回作で重要な役で出て頂いたということもあるのですが、『華魂 幻影』と『眼球の夢』はある部分根底は同じなんですけれど、肌合いが違うので、どういう感想か個人的に聞きたかったんです。

PANTA:まず大前提として、佐藤監督からオファーがあった時に、『華魂 幻影』の三上寛の役じゃなくてよかったなと。(笑)

佐藤監督:まさに音楽的には、『華魂 幻影』は三上寛的な映画なんだけれど、『眼球の夢』はPANTAさん的映画かなと自分では思っているというのがあるんです。

PANTA:皆さん素晴らしいです!ぶっとんだ演技をしていますね!三上寛も、ああいう人間なんじゃないかって、まあそうなんですけど。すごく上手くてですね、あれをやれと言われたらできないですけれど。それと、昔『世にも怪奇な物語』という映画がありまして、エスカレーターの少女が出てくるんですよ。エスカレーターの上にいるパッツンの少女は、世の中で一番怖いんです、俺。

華魂 幻影佐藤監督:『華魂 幻影』の謎の少女も?

PANTA:全くそうですね。そんな感じですね。にこっと上目遣いで見られた日には鳥肌ゾゾゾゾゾですよ。世の中で一番怖いもの。

佐藤監督:“見たくはないんだけれど、ちょっと覗き見的な感性”って俺もガキの頃からあったね。

映画情報どっとこむ TJ PANTA:ジャック・ニコルソンの『シャイニング』のイメージもある。最初ホラーかなと思って、あれ違うのかなと思って、最後まで見るとやっぱりホラーだったという印象で、とっても楽しみました!あと全編を通して『華魂』とは何なんだろうなとね。モラルが崩壊する一点の集中したところなのかなと思ったりもするんですけれど。モラルはまだまだ崩壊させられるところいっぱいあるよね、という。

佐藤監督:“THIS IS 日本映画”をやりたくて、上辺だけの今のご時世に対して、映画というのは非日常というところがあるんで、楽しんでもらいたいなという。

PANTA:こういう映画なんだけれど、佐藤監督は映像に関してものすごい細かいところにこだわるじゃないですか。めちゃくちゃキレイじゃないですか。最後の(劇中映画の川瀬陽太さんと愛奏さんの)爆発のシーンで、ふっと末井さんのことが浮かんだり。

佐藤監督:あっ初めてトークイベントのゲストの方で末井昭さんについて触れて下さいました。白夜書房で『写真書房』の編集をやっていた末井昭さんのことです。『素敵なダイナマイトスキャンダル』ですよね。

2左から佐藤寿保監督、PANTA
PANTA:岡山の方で、彼がある日小学校から帰ってくると、人だかりがあって、何があったのかと思ったら、自分の母親と隣の青年がダイナマイトで心中したというね。

佐藤監督:そうなんですよね。愛の事件というか。今の不倫どころじゃなくしてね、不倫なんて日常茶飯事でしたからね。関係性ではなくしての、年齢差を超えたところの隣近所の愛の結晶みたいな。ゴダールの『気狂いピエロ』のベルモンドが一人で、というよりも、末井昭さんの『素敵なダイナマイトスキャンダル』の影響があって、ダイナマイト心中という題材はピンク映画の時からやっているんですよ。でも死ぬに死ねない、みたいな。映画の中では死んでないじゃないですか。

映画情報どっとこむ TJ PANTA:レイプシーンのところもそうですけれど、レンズを構えていて、助けるべきなのか、それを映すべきなのか、それで興奮する奴もいるわけですよね。現実の方がもっと残虐な事件が今いっぱい起きていますから、これは想像の世界で、妄想の世界ですよね。

佐藤監督:まさしく映画って妄想なんです。そういった美的感覚というか。映画館というのは老若男女が集まる場所で、ダイレクトに映像と棘のあるキャッチボールをしてもらいたいなと思って。

PANTA:妙にリアルで、妙に妄想で、閉館される映画館の中で官能的なモラルの崩壊かもしれませんけれど、それを映像にすればこうなるかなというね。

佐藤監督:昔ながらに持っている疑問符というかね、映画館というのはずっと自分にとってのキャッチボールの場所だったので、それをやりたかった。これをピンク映画でやったら叱られちゃいますからね。『また佐藤が腹切って』みたいな。

映画情報どっとこむ TJ PANTA:僕はAVがだめで。即物的じゃないですか。過程がなくて。それを一回加藤鷹に文句言ったんですよ。顔射とかありますよね。あんなことやったら青少年皆ああやらないといけないと思っちゃうじゃないですか。彼には、『あれは、両方、表情も見れるし、映像的にはいいんですよ』と言われて。そりゃそうですけれど。でもロマンポルノの『ロマン』というのはよく付けたなと思って。

佐藤監督:『ピンク』っていうのも、桜紙(ちり紙)から取ってますからね。桜紙で後処理するというのを、昔の評論家が、60年代初頭にピンクという横文字でつけたんですよ。

PANTA:大友(良英)の音楽いいですよね。

佐藤監督:第1弾『華魂 誕生』の時は、「あまちゃん」と並行していたんで、『監督、好き勝手当てな』っていうノリで、舞台は変われど、テーマとしては変わらないから。

PANTA:安足(正生)さんの映画で、『幽閉者 テロリスト』(2006)という作品で、フランス人の役をやったんです。その時の音楽が大友で、最後に大友のノイズをバックに詩の朗読をするっていうのがよかったんですよ!

PANTA:『華魂』の1作目、俺まだ観てないんですよね。

佐藤監督:1作目はいじめの話で、復讐劇みたいに捉えられてしまった部分もあって。

PANTA:そういわれると見たくなりますね。

佐藤監督:『華魂』シリーズは1話完結で、全部舞台が違うんです。とりあえず4本分構想があるんだけれど、『華魂』の場合は、時代に沿ったテーマを選ぶというか、新たなものを提示していきたいなという。『華魂 幻影』の舞台にした飯田橋くららという発展場でもある映画館が今月末で閉館になるということが公開直前に発表されたりして、まさしく映画そのものな感じなんです。もしよければPANTAさん、次回もお付き合い願えませんか?

PANTA:(『華魂 幻影』の三上寛さんのように)パンティーを被させるのだけはやめて下さい(笑)

佐藤監督:業界の、表現者の絶滅危惧種にはなりたくないなと思いながらも、この映画も皆さんに楽しんで頂けたらなという部分と、劇場で体感して頂いた皆さんに、より広げて頂きたいという思いです。


映画情報どっとこむ TJ 今後のトークイベントの予定は

5/18(水)21:00~の回上映後
大西信満さん(本作主演)×川瀬陽太さん(本作出演)×佐藤寿保監督

5/20(金)21:00~の回上映後
外薗昌也さん(漫画家)×佐藤寿保監督
華魂 幻影2
華魂 幻影

新宿K’s Cinemaにて公開中
公式HP:
http://www.hanadama-movie.com/

5/21~東京・ニュー八王子シネマ
5/28~神奈川・シネマ・ジャック&ベティ
6/4~ 福岡・中洲大洋劇場
6/11~宮城・桜井薬局セントラルホール
時期調整中 愛知・名古屋シネマテーク、大阪・第七藝術劇場、京都・立誠シネマ、広島・横川シネマ

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華魂 幻影ポスターあらすじ
閉館間近の映画館の映写技師で沢村貞一(大西信満)は、毎日狭い映写室からスクリーンを見つめ続ける日々を送っていた。ある日、画面に見えるはずのないものが見えだしていた。黒ずくめの少女(イオリ)である。少女は何かを訴えるように沢村を見つめている。上映後、フィルムをチェックするが、少女などどこにも映っていない。
ある日、上映後の客席に幻影で見たあの黒ずくめの少女が目の前にいた。沢村は、少女を劇場の映写室の控え室でかくまう。上映中、ふと気がつくと、少女がいなくなっている。少女を捜すがどこにもいない。街をさまよう沢村。少女の幻影が沢村を誘う。少女に導かれるように、川原に来る沢村。沢村の失われた記憶が蘇る・・・。少女の頭に毒々しい色の花“華魂”が不気味に咲いている。少女は一体誰なのか。沢村との関係は。
出演:大西信満 イオリ 川瀬陽太 愛奏 吉澤健 真理アンヌ 三上寛 他
監督・原案:佐藤寿保 
プロデューサー:小林良二 
脚本:いまおかしんじ 
音楽:大友良英

共同研究:東京工芸大学 
制作・配給・宣伝:渋谷プロダクション  
製作:華魂プロジェクト
2016年/日本/カラー/ステレオ/83分
   


アナーキーな純情?瀬々敬久監督1982-2001特別上映決定!


前後編のメジャー大作『64-ロクヨン-』の公開が控える鬼才・瀬々敬久監督。

監督の2010年作で、ベルリン国際映画祭2冠はじめ国内外の高い評価を受けた4時間38分のインディーズ大作

ヘヴンズストーリー』。

ヘブンズストーリー
初公開以来、映画館での上映にこだわり、いまだDVD化せず、上映活動を続けている伝説の映画です。

そして今年は公開5周年記念と、さらに新作『菊とギロチン』始動というビッグニュースを携えて、新宿K’s cinemaにてアンコール上映&連日のトークショー、さらには瀬々監督の貴重な作品をラインナップした特集上映も同時開催となります。

新作『菊とギロチン』は、大正時代末期が舞台。関東大震災後の混沌の中、様々な大衆文化が花開くと同時に軍事国家への道をひた走る日本で、当時農村を中心に活況を呈していた「女相撲」の力士たちと、格差のない理想世界を夢見る若きアナーキストたちの出会いを軸に、庶民たちの荒々しくも猥雑なパワーを、ロマンスあり、活劇あり、社会風刺ありで描く骨太エンターテインメント。

三大陸映画祭はじめ国内映画賞も多数制した『サウダーヂ』で知られる空族の相澤虎之助が共同脚本をつとめる刺激的な企画です。

そして『ヘヴンズ〜』5周年&新作『菊とギロチン』始動を記念して開催される特集上映のタイトルは

「アナーキーじゃぱん史あるいはアナーキーな純情?瀬々敬久監督1982-2001」。
アナーキーじゃぱん
ピンク映画と言うジャンルしか持ち得ないアナーキーな視点で事件・政治・歴史を映画に持ち込み、「」と国際的にも注目されたピンク時代の傑作10本に加え、今回を逃すといつまた見られるか判らない、まさに貴重な、京都大学時代の8mm作品『少年版私募情 国東 京都 日田』(82)が上映されるのも話題。

日記映画の傑作であり、ロードムービーでもあるこの映画は、8ミリ映写機を複数使うユニークな上映形式で、瀬々監督ならではの詩情があまりに瑞々しい幻の傑作である。

さらには東京だけでなく、『ヘヴンズ〜』全国上映ツアーも、瀬々監督の原点と言える京大西部講堂にてスタート!自主映画、ピンク映画、インディーズからメジャー大作へと、ますます縦横無尽な活動を続ける瀬々監督。21世紀を代表する日本映画となった『ヘヴンズ ストーリー』、アナーキーな20世紀ウラ映画史といえる特集上映、そして、さらに新しい挑戦となる『菊とギロチン』の始動と、瀬々監督の動きから目が離せません。



■『ヘヴンズ ストーリー』年末恒例アンコール上映@新宿・K’s cinema 12/12(土)~18(金)13:45~
12/12(土)初日舞台挨拶:瀬々監督ほか豪華キャスト登壇
上映後ゲストを迎えての瀬々監督トークショー、各日のゲスト→○12/13(日)鍋島淳裕(『ヘヴンズ〜』撮影)*予定
○12/14(月)古賀重樹(日本経済新聞文化部編集委員)○12/15(火)赤松陽構造(映画タイトルデザイン)○12/16(水)ローラ
ンド・ドメーニグ(日本映画研究)○12/17(木)安川午朗(『ヘヴンズ〜』音楽)○12/18(金)山崎樹一郎(『新しき民』監督)

■『ヘヴンズ ストーリー』公開5周年&新作『菊とギロチン』始動記念 特集上映@新宿・K’s cinema
12/12(土)~18(金)「アナーキーじゃぱん史あるいはアナーキーな純情?―瀬々監督監督1982-2001」
連日19:30&21:15 *19:30の回は連日監督舞台挨拶有り。
主な上映作品:『少年版私募情 国東 京都 日田』(82)、『羽田へ行ってみろ そこには海賊になったガキどもが今やと出発を待っている』(89/公開題『課外授業暴行』)ほか
*作品ラインナップ&タイムテーブルは公式ブログ ameblo.jp/heavens-storyにて 

■『ヘヴンズ ストーリー』公開5周年&新作『菊とギロチン』始動記念『ヘヴンズ〜』全国上映ツアー
@京大西部講堂 11月29日(日)15:00 ゲスト: 山崎ハコ、瀬々監督 問い合わせ:070-5269-9989
@大阪・第七藝術劇場 2016年1月 ほか全国順次


『ヘヴンズ ストーリー』 

公式HP:http://heavens-story.com

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監督:瀬々敬久  
出演:寉岡萌希/長谷川朝晴/忍成修吾/村上淳/山崎ハコ ほか 
配給:ムヴィオラ
©2010ヘヴンズ プロジェクト/2010年/日本映画/カラー/アメリカンビスタ/278分/DTSステレオ/PG12