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日本外国特派員協会 是枝裕和監督『万引き家族』記者会見


映画情報どっとこむ ralph 様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作『万引き家族』が6月8日(金)より全国公開となります。

そしてこの度、日本中を沸かせその興奮冷めやらぬ中、是枝監督が、外国特派員協会にて記者会見を行いました。
会場いっぱいに集まった日本外国特派員協会(FCCJ)に所属する記者たちからの質疑応答に応え、公開間近の本作に込めた熱い思いを語りました。

日付:6月6日
場所:日本外国特派員協会(FCCJ)
登壇:是枝裕和監督

映画情報どっとこむ ralph パルムドール像を抱え会見場にやってきたこともあり、多くの拍手で迎えられ登場した是枝監督。

まず、映画委員会委員長のキャレン・セバンズより、本作に対する批評や政治的な様々な意見が世界で飛び交っている現状について質問が及ぶと、
是枝監督:僕自身、この映画ははじめから社会的、政治的なことを喚起してつくっているわけではない。なので、こんなリアクションが起きるとは思ってもいなかった。カンヌでの審査員たちの会話の中では、演出や役者やスタッフなど全ての調和がよかったといってくれたこと、審査員の女優たちがこぞって、この映画に出演する女優たちを褒めてくれたことが嬉しかった。2000年代に入って、海外の映画祭に出品するようになり、日本映画は社会性、政治性がないことについて批判が含んだ形で指摘された。でもそれは現実。なぜならば、そのような映画をつくっても、日本では興行に結び付かないからだ。そのことが、日本の幅を狭くしていることは自覚していた。2000年代以降は、ファミリードラマにこだわってつくっていた。しかし、ここ二年はファミリードラマに一度ピリオドを打ち、今回は現在が抱える社会問題に“家族”というものをおいて考えてみたいと思った。恐らく、21年ぶりのパルムドール受賞ということもあり、僕が思っている以上にメディアに取り上げられ、普段、映画はみないような方もこの映画を知っていただいていることから、物議を醸している状況のようだ。しかし、通常の枠を超えて多くの方にも届いていることについては前向きに捉えています。

と回答。

その後、協会員である記者たちからの質疑応答に応えました。

映画情報どっとこむ ralph
Q,脚本を書くにあたってどんなリサーチをしたのか?

実在した事件を元にしたわけではないが、ここ数年、“家族”を巡って起きている事件は元にしている。<犯罪でしかつながれなかった家族>というフレーズが思い浮かんだとき、まずは「年金詐欺」をベースに、優しさで集まっているわけではなく、お金を目的として集まっている家族という設定にした。そこから、家族で万引きをしているという事件の裁判の記事の中で、「釣り竿だけお金を払わず家の中に置いてあった」という一文だけでまとめられているのが、とても気になった。釣り場屋さんには申し訳ない話だが、そのとき、きっとその盗んだ釣り竿で親子は釣りを楽しんだんだろうなというイメージが浮かんだ。一番印象に残っているのは、養護施設に訪れたとき、小学生の女の子がふとランドセルから絵本の「スイミー」(レオ・レオニ作)を取り出し、突然それを読み始めた。職員の方は、迷惑だからやめなさいと止めたが、その女の子は結局その絵本を最後まで読み切った。その姿に感動し、スタッフみんなで拍手をしたら、その女の子がとても嬉しそうに笑った。きっと、この子は本当の親に聴かせたいのだろうと思った。それが頭から離れなくて、映画の中でもこの出来事を反映したシーンを書き加えた。

Q,新しい企画が欧州で展開されると耳にしたが、言える範囲で構わないので教えてほしい。

まだ正式発表の前なのに、色々と漏れていて不思議だ(苦笑)。秋にフランスでフランスの役者と映画を撮ろうと思っている。6月からはパリに渡って準備を始める予定だ。まだ発表前なのに、なぜか役者のギャラまで情報が出回っている(会場笑い)。来月までには何かしらの形でお知らせできると思う。

Q,今回の映画は、政治を生業とする方が観衆にいると想定してつくられたのか?

その考えは全くありません。僕はTVをやっている時代から先輩に、母親でも友人でも誰でもいいから、誰かひとりの為に作品をつくれと言われてきた。それが、結果的に伝わると20代の頃に教えられた。今、その質問を受けてはっきりとわかったことがある。この作品は、「スイミー」を読んでくれたあの女の子の為につくっている。

Q,見えない花火を見上げるシーンが大好きなショットだ。是枝作品の多くは、ある意味“家”が主人公であると捉えているが、“家”についてのこだわりを教えてほしい。

花火のシーンは、審査員のひとりであった、チャンチェンも好きだと言ってくれた。審査員長だったケイト・ブランシェットがいっていた言葉を借りるならば、今回は「invisible people=見えない人々」の物語をつくっている。見えない、聞こえないものを観る側がどう捉えるかがモチーフにあった。花火のシーンは、そのモチーフの中心にあると思う。撮影で使った家が見つかったことは、成功に好転している。あの家は、実際にある家とその家の中はセットもつくっているが、ロケとセットの見分けがつかないくらい精密につくられており、作品をみると、正直どっちが本当かもわからないほどで、それほどあの家がこの作品の中に馴染んでいた。こちらの要望に応え、あの家を見つけてくれたスタッフとそれを精巧に再現してくれた美術スタッフには感謝の気持ちでいっぱいだ。あの“家“がこの映画において、もう一方の主役だったのは間違いないと思う。

Q,ご自身が現地でみたコンペティション作品の中で、賞を獲るべきだと思った作品はあったか?

公式上映後は、有難いことに多くの取材依頼があり、他の作品を観る時間が全くなかった。観た中でいえば、『万引き家族』が一番よかったかな(笑)(会場笑い)。

映画情報どっとこむ ralph 会見最後には、是枝監督は6月6日が誕生日ということで、協会からバースデーケーキがプレゼントされるサプライズもあるなど、お祝いムードな会見となりました!

Happy Birthday & Congratulation!
Maestro KOREEDA

映画情報どっとこむ ralph また、外国人の方々からのたくさんのお問い合わせを受け、この度、英語字幕版の上映が決定!
6月21日(木)に是枝裕和監督が登壇する舞台挨拶付上映をTOHOシネマズ六本木ヒルズにて実施予定。6月23日(土)より新宿バルト9にて上映開始となります!

6月8日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

公式サイト:
gaga.ne.jp/manbiki-kazoku

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ / 松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ /緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明
/ 高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林
配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro. 


安藤サクラ記者会見『万引き家族』パルムドール受賞後初 喜びと胸中を語った!


映画情報どっとこむ ralph 第71回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】にて最高賞<パルムドール>を受賞!
様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作『万引き家族』が6月8日(金)より全国公開となります。

そしてこの度、日本中を沸かせその興奮冷めやらぬ中、主演女優の安藤サクラの記者会見が行われました。

受賞後に安藤さんが映画について語るのは初めての場となった今回の会見。

国内外からその高い演技力で好評価を得た安藤さん。それは、審査委員長のケイト・ブランシェット他、レア・セドゥ、クリスティン・スチュアートら女優陣が安藤さんのお芝居に熱狂し、本編で披露した「泣き」の演技に「今後同じ演技をしていたら安藤さんを真似したと思ってください」と言わしめたほど!そんな安藤さんが受賞の喜びや、映画についてのことなどその胸中を存分に語りました。

『万引き家族』安藤サクラ記者会見
日時:6月4日(月)
場所:NHKホール・リハーサル室
登壇:安藤サクラ

映画情報どっとこむ ralph 想像した以上の数のマスコミが会場に待ち構えていたことに

安藤さん:ふら~っと入ってきてしまいましたが、こんなにいらっしゃるなんて…

と戸惑う様子をみせ、パルムドール受賞について

安藤さん:今ようやくめでたいことだっていうのをまた改めて感じています。

と笑顔で挨拶。

その後、MCと記者からの質疑応答に応えました。

Q, パルムドール受賞おめでとうございます!受賞結果報告を受けて、どう思われましたか?

安藤さん:この“家族たち”と夜中だけどYouTubeで中継をみようとやりとりをしていて、慣れないPCも繋げて、せっかくだからとマネージャーさんも呼んで、準備万端でその中継をみていたんです。そしたらいつも間にか眠ってしまいまして…そしたら、リリーさんから「サクラ起きろと!」とメールがすごい来ていて、マネージャーさんには、真っ暗にして寝ていた部屋で「パルムドールです!」と言われて…それですぐにTVをつけてニュースが流れているをみて、これは残さなきゃとフィルムのカメラでその画面を撮りました(笑)
受賞発表前から私は(撮影の為に)大阪にいたので、まだみんなと喜びを分かち合えていないですし、監督にも直接おめでとうございますも言えていない状況なので、気持ちとしてもまだふわふわとした感じです。

映画情報どっとこむ ralph Q,受賞記者会見では審査員長で大女優のケイト・ブランシェット、そして同じく審査員であるレア・セドゥやクリスティン・スチュワートなども安藤さんの演技に大変高い評価をしておりました。女優陣たちが「自分たちが劇中のあの泣き方をしていたら安藤さんを真似したと思ってかまわない」とまで言っていましたが、この賛辞、安藤さんはどう思っていますか?

安藤さん:そのように言ってくださっていると、監督からメールをいただいたんですけど、やっぱりスターの方たちは粋な誉め言葉を使うんだなと思って…。

Q,安藤さんが演じた‘信代’とは共感する部分などはあったのでしょうか?

安藤さん:台本を読んでいて共感することはなかったですが、フイルムの中にいる信代が過ごした時間は、私自身が“家族”と過ごした時間でもあります。それは、現場で生まれた“家族たち”の時間に寄り添うように監督が撮影されていたからです。なので、共感というものではなく、私自身がこの“家族”の温度を自分の身体で感じていたので、その温かさが今もまだ残っています。
ものすごい楽しい時間を是枝組として過ごさせていただきました。

カンヌにも行かせていただいて、パルムドールも受賞して、なんて良い時間を過ごさせていただいたのだろうと、すごい経験をさせていただいたと思っています。是枝さんは、受賞したことを子供がかけっこで一等賞獲ったのを喜ぶみたいな感じで喜ぶんです。そしてその喜びをみんなと分かち合っている姿がカッコいいなと思いました。その喜びを分かち合える中に、自分がいさせてもらえたことをすごく嬉しく感じています。

Q,映画では、家族のこと母性についても描かれていますが、撮影中や映画を観た後に、家族に対してや母性に対しての考え方について変化はありましたか?

安藤さん:撮影中は、母性が溢れ出ているような状況だったので、戸惑いながらの撮影でした。私は正直、妊娠中、出産後はできるだけ仕事はしないし、できるだけ子供と一緒にいるのがいいと思って、そうしたいと思っていましたが、こうやってこの作品に出会えたことがよかったですし、それは是枝組でしか成り立たなかったことだと思うので、すごく良い時間を過ごせたと思っています。役柄としては自分は真逆だけど、産後初めてあの役を演じるというのは面白い経験でした。

映画情報どっとこむ ralph Q, 是枝監督の次回作は海外の俳優達と噂を耳にしていますが、世界の監督と組んでみたいと思いますか?

安藤さん:あまりそういうことは考えたことはないですし、海外だから出たいなどは特にないです。でも違う文化をもつ方たちと作り上げていくというのは面白いだろうなとは思います。

Q, お母様の和津さんはご一緒にカンヌに行かれていましたが、受賞を受けて何と言われてましたか?また、他のご家族の反応も教えて下さい。

安藤さん:母がカンヌに行ったことについてエッセイを書いていて、それを監督が送ってくださったんです。久しぶりに母の仕事をみましたけど、ものすごく母親として喜んでくれている気持ちが伝わって、それはものすごく感動しました。

Q, カンヌの影響で城くんとみゆちゃんが学校で大人気のようです。撮影中やカンヌでふたりとの印象的なエピソードがあれば教えてください。

安藤さん:ある番組で、“家族”と過ごしていた映像をみたんですけど、それをみただけで、このふたりが愛おしすぎて泣いちゃうんです。特にカンヌに行ってからは、この“家族”がより大事な存在になっていて、すぐに元気かな、会いたいなと思っちゃうんです。特にみゆは、すごいご縁だなと思うんですが、私の娘と同じ誕生日なんです。だから撮影中から、それこそ血の繋がりではない何かの繋がりがあるようなそんな気持ちを感じていました。映画が公開したら、あまりこの“家族”と会う機会がなくなるのかなと思うとすごい寂しい気持ちになって、たまにちょっと泣きそうになります。

Q, 受賞理由について、ケイト・ブランシェットが審査基準である「Invisible People=見えない人々」をとことん描いていたからといっていましたが、安藤さんもこれまでにそういう世の中から見捨てられた人たち(=Invisible People)を演じてこられてきた中、それをカンヌが今作で認めたということで、女優としてどのような感想ももたれていますか?

安藤さん:あまり難しく考えていないですし、人として、まずはきちんと色んなところに目を向けながらも自分自身きちんと生きることをきちんとやっていかなければと思うのみです。そういったことに目を向けて、何かを考えてその役柄を演じるというのは、私自身向いていない気がするので、これからも考えるつもりはありません。そんなことを考えられていたら、監督になっていたかもですね!

Q,最後に、ご挨拶をお願いします。

安藤さん:今日は質問に対して全然違う回答ばかりをしてしまってすみません・・・。いよいよ6月8日公開です!9日の東京での舞台挨拶の場で監督にお会いできますが、祝福できたらと思っています!是非劇場でご覧ください!

映画情報どっとこむ ralph 万引き家族

6月8日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

公式サイト:gaga.ne.jp/manbiki-kazoku

物語・・・
想像した以上の数のマスコミが会場に待ち構えていたことに「ふら~っと入ってきてしまいましたが、こんなにいらっしゃるなんて…」と戸惑う様子をみせた安藤さんですが、パルムドール受賞について「今ようやくめでたいことだっていうのをまた改めて感じています」と笑顔で挨拶。その後、MCと記者からの質疑応答に応えました。
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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ / 松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ /緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明/ 高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林
配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.


パルムドール像に子供たち(城桧吏・佐々木みゆ)大興奮‼『万引き家族』三世代試写会


映画情報どっとこむ ralph 第71回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】にて最高賞<パルムドール>を受賞!21年ぶりの快挙を成し遂げた本作。


昨日の早稲田大学での是枝裕和監督×松岡茉優 講座イベントに続き、本日6月3日には、家族の絆について描かれている本作にちなみ、15~87歳までの親子や祖父母と孫などの三世代の家族を観客として招待した<三世代>試写会イベントを実施。

主演のリリー・フランキーさん、城桧吏くん、佐々木みゆちゃんのふたりの子役と是枝監督が、受賞後に揃って登場する初めての場になり、キャスト陣も監督と久々の再会となりました。

たくさんの家族に囲まれての舞台挨拶で、とっておきの家族エピソードが飛び出しました。

また、子供たちは「早くカンヌのトロフィーが見たいです!」と監督にメールを送っていたそうで、この日ついに実物とご対面!

『万引き家族』三世代試写会舞台挨拶
日時:6月3日(日)
場所:神楽座
登壇:リリー・フランキー、城桧吏(じょう・かいり/子役)、佐々木みゆ(子役)、 是枝裕和監督

映画情報どっとこむ ralph 三世代家族の皆さんの温かい拍手で迎えられ登場したリリーさん、城くん、みゆちゃん、是枝監督。
リリーさん:三世代で同じ劇場で映画をみる機会ってあまりないと思うし、こうやって一緒にみたことは将来ずっと覚えていると思うので、とても良い企画だと思いました。

と、ひょうひょうとした口調でスタート。

城くん:みてくれてありがとうございました!

みゆちゃん:えーと…来てくれてありがとうございます!よろしく願いします!

是枝監督:刺激的なタイトルでショッキングな設定だったけど、三世代の暮らしぶりは今僕らが失ってるものがあって、どこかで共感や懐かしいと思いながらも犯罪だから悪いことだしといったふたつの気持ちでみてほしいと思ってつくった映画です。今日は楽しんでいただけたらと思います。

とそれぞれに挨拶。

カンヌについて

是枝監督:授賞式の後の映画祭の公式ディナーで、とにかく役者が素晴らしいといろんな方に声をかけていただきました。『ブレードランナー2049』の監督でもあるドゥニ・ヴィルヌーヴには子役が素晴らしかった!どう撮ったの?そこで僕らは恋に落ちたと言われ、台湾の俳優のチャンチェンには、家族が縁側で見えない花火を見上げるシーンがとにかく素晴らしかったと言ってくれました。審査する側と審査される側ではあるんだけど、純粋に映画が好きな者同士で感想をいい合いながら過ごした感じで、その時間がとてもよかったです。

と明かし、日本での反応については

是枝監督:同級生とかからもおめでとうと連絡をたくさんもらって、少し顔が浮かぶのが難しいと思うひともいましたけど(笑)嬉しかったです。

と語りました。

映画情報どっとこむ ralph 世界的な評価を得た本作ですが、完成した作品をみての感想ついて問われると、

城くん:自分が映ってることが不思議に思いました。良い作品に出来上がったなって嬉しかったです。

とコメント、一方のみゆちゃんはなかなか答えが出てこず、その様子をみかねた是枝監督が耳元でささやく、是枝組スタイルでアシスト!

みゆちゃん:海で遊んだことがすごく楽しくて、オーディションを受けられてよかったと思いました!
と元気よく答え、会場からは笑いと拍手が起こりました。

パルムドール受賞発表を受け、世界中から注目が集まっている中で、日々の生活に変化などがあったか問われると、

リリーさん:一人でいるときに、おめでとうと言われると面映ゆい感じで…でもお祝いだから!ってシャンパン開けられて、ただ飲みたいだけじゃねーかってことがあったりもしますけど、周囲の方が喜んでくれるのは純粋に嬉しいですね。

といい、子供たちふたりは学校で

城くん:学校のひとからおめでとうとかすごいねって言われます。でも、生活に変化はないです。

みゆちゃん:“佐々木みゆ”ちゃんだよねって声をかけられたり、学校で四年生が急に飛び出してきて、めっちゃかわいいって言われました!!
と明かしました。また、

是枝監督:コンビニのレジの方にもおめでとうって言っていただいて、今後買うものを精査しないといけないなって思ったり…(笑)タクシーの運転手さんにもいっていただいたり、関係者ではない方にそんな風に声を掛けられるのは嬉しいですね。

と明かしました。

映画情報どっとこむ ralph そして今回、是枝監督が城くんとみゆちゃんの為にパルムドール像を会場に持参!
実物を前に、興味津々に近くでまじまじと見たり、触ったり、実際にふたりで像を持ち上げてマスコミへの写真撮影に応じるなどしたふたり。
重さ4キロある像は、子供にとっては少々重かったようで

城くん:重かったです。今日はこの手を洗いません!

みゆちゃん:腕が痛い…マイクよりも重い

などと漏らし、会場からは笑いが起こりました。

映画と同様にまさに15~87歳まで三世代にわたる家族が来場したイベントということで、これから作品をみる家族の方に向けて、

是枝監督:色んな目線でみられるようにつくりました。リリーさんとサクラさんの目線だと切なくて、子供の目線だと最後に少し希望を感じられる映画になっていると思います。

とコメント。

映画情報どっとこむ ralph その後は、お客さんからQ&Aに応えました。

【Q&A】

Q,父と母と祖母と娘の四人で来ました。是枝監督に質問ですが、なぜこの映画をつくろうと思ったのですか?

是枝監督:『そして父になる』をつくったときに、家族を繋ぐのは血なのか時間なのか、究極の二者択一を迫って福山雅治さんをいじめるということをしたんですが(笑)そのあと、どういう問いをたてようかと思ったときに、血縁を超えて繋がる家族の可能性を探ってみたくなったんです。結果的にはストレートにはいかず、犯罪や利害関係でつながった家族のはなしにしましたけど、そういった関係性の先には何があるのかという話をつくってみたくて脚本を書きました。

Q,息子と母と祖母の三人で来ました。城くんとみゆちゃんに質問ですが、今後はどういった役を演じてみたいですか?

みゆちゃん:(なかなか言葉が出てこず、是枝監督にアシストしてもらう形で、)この映画の続きをやってみたいです!

城くん:是枝監督さんの映画にもまた出たいし、アクションとかホラー系もやってみたいです!

Q,母と祖母と娘で来ました。城くんとみゆちゃんに質問ですが、撮影をしていて大変だったこと、楽しかったことがあれば教えてください。
城くん:大変だったのが、スーパーでお菓子をリュックに入れる最初のシーンで、なかなかリュックにお菓子が入らなかったことです。楽しかったのは、魚釣りのシーンと海のシーンと大雨の中、家に帰るシーンです!

是枝監督:大雨のシーンは、たまたま夕立が降ってきたので、どう使うかは考えずとりあえず走ろうっていって撮ったシーンなんです。

みゆちゃん:せみの幼虫をお兄ちゃんとったのが楽しかったです!大変なシーンは特にありません。

映画情報どっとこむ ralph 最後に、

リリーさん:本当に撮影をしているときからすごくいいものが出来上がっていく風景を見ていました。ずっと監督にパルムドールを獲ってもらいたいと思っていたけど、人生で願いが叶うことってそうそうないわけで、だからすごい嬉しかったです。是非劇場でご覧ください。

城くん:6月8日(金)に劇場でもみてください!

みゆちゃん:今日は来てくれてありがとうございました!

是枝監督:さっきみゆちゃんが大変なシーンはなかったと言ってくれていたけど、真夏のシーンはほとんど真冬に撮っていて寒くて大変だったはずです。台本も渡していなくて、大人の役者を相手によく受けてくれて、ふたりとも本当に頑張ってくれました。大人の役者も子供たちをうまく包んでくれて、演技ではないとてもよい表情を引き出してくれました。カメラがまわっていないところでも温かな繋がりをつくれて、素敵な時間を過ごせました。僕らが感じたぬくもりがこの映画にも残っていると思うので、そういったものも感じてもらえればと思います。

とそれぞれに挨拶してイベントは終了しました。

映画『万引き家族

6月​8日(金)​TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

公式​HP:
​​gaga.ne.jp/manbiki-kazoku
​公式​twitter:
@manbikikazoku
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。
足りない生活費は、万引きで稼いでいた。
社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。
体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。
だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

​​原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)

出演:
リリー・フランキー 安藤サクラ 
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林

配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro. ​


カンヌ国際映画祭『万引き家族』パルムドールを受賞 キャスト喜びコメント到着&公式会見・囲み取材レポ


映画情報どっとこむ ralph 第71回カンヌ国際映画祭におきまして、日本時間5月20日(日)(現地:5月19日(土)夜)に授賞式が行われ、コンペティション部門正式出品作『万引き家族』が最高賞であるパルムドールを受賞しました!

カンヌ国際映画祭において最高賞にあたる同賞は、1997年の第50回カンヌ国際映画祭にて今村昌平監督作品『うなぎ』が受賞して以来21年振り、カンヌのコンペにて日本映画が受賞するのは是枝監督の『そして父になる』以来5年振りとなります。

授賞式に続き、公式記者会見、現地囲み取材が行われましたので、ご紹介。


『万引家族』第71回カンヌ国際映画祭 授賞式

授賞式
現地:5月19日(土)19:30頃~(日本時間5月20日(日) AM2:30頃~)

公式記者会見+フォトセッション
現地:5月19日(土)20:00頃~(日本時間:5月20日(日) AM3:00頃~)

現地囲み取材
現地:5月19日(土)21:00頃~(日本時間5月20日(日) AM4:00頃~)
参加者:是枝裕和監督


映画情報どっとこむ ralph リリーフランキーさん他キャストの皆さんから喜びのコメントが届いています。

◆リリー・フランキーさん(54歳)
監督、本当に本当におめでとうございます!
獲ると信じていましたが、現実になると驚きと感動でじんましんが出ました(実話)。
監督、めちゃくちゃカッコいいです!

◆安藤サクラさん(32歳)
やったー!本当におめでとうございます!!
こんな特別な瞬間を共有できること、こころから嬉しく思います!
万歳!

◆松岡茉優さん(23歳)
あの家族はいたのだと肯定してもらったようで嬉しいです。
思い出をいつまでも愛しています。

◆樹木希林さん(75歳)
往きの飛行機の避雷針が雷を受けました。
異様な響きと共に私の座席の天井が破け、酸素マスクや破片やゴミや、バラバラッと落ちて来ました。
「是枝さんもうくす玉が割れちゃったから賞はおしまい」—–の筈がめでたいことです。

◆城桧吏くん(11歳)
是枝監督、関係者のみなさま
「パルムドール」受賞、本当におめでとうございます!
「万引き家族」という作品に出演できて、改めてとても嬉しい気持ちです。
監督と家族6人でカンヌへ行けて、一生の思い出になりました。
本当にありがとうございました。

◆佐々木みゆちゃん(6歳)
やったーーー!!!!!!!!
かんとくおめでとうございます!
みんなでさつえいがんばったから 、とってもうれしいです。はやくかぞくのみんなにあいたいです!

映画情報どっとこむ ralph <公式記者会見内容>

【審査員のコメント】

ケイト・ブランシェット
この作品は演技、監督、撮影、など総合的に素晴らしかった。選ぶにあたって気に入っていた作品を落とさないといけないのはつらかったし、難しかったけど最終的に私たちは意見が合致したの。「万引き家族」はとにかく素晴らしかったわ。

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督
この作品は私たちに深い感動を与えてくれました。とにかく恋に落ちてしまった。上品で素晴らしくとても深い。魂をわし掴みにされた。

【是枝監督のコメント】

Q,カンヌでの3度の受賞の後ですが、『三度目の殺人』のような他のジャンルも挑戦していくのですか?

是枝監督:今回の作品のカンヌでの認知と受賞によって、「家族」ドラマの作家だという風な捉え方がまたますます強くなってしまうかもしれませんけど、自分ではそうは思っていないので様々なジャンルにチャレンジできればなと思っています。自分が年齢を重ねていって変化していくと、色んな家族の形、見えてくる家族の形というのも変わってくるので、決して同じことを繰り返していくのではなくて、60代、70代になった時にまた違う「家族」のドラマが出来るのではないかなと思っています。

Q,『誰も知らない』から家族モノをずっと撮りつづけていますが、特に子供の撮り方や語り方(演技の導き方)が素晴らしい。それについてお話をお聞かせ願えませんか?

是枝監督:子どもはいつもオーディションでいつもいろんな子たちに会って、その年代の特徴を掴みながら、自分が撮りたいと思う子供を残していきます。台本はいつも渡さないので、現場に入って僕が口伝えで台詞を伝えたり、時には役者に演出の一部を担ってもらいながら子供からどういう感情、表情を引き出すかという事を手伝ってもらいながら撮影現場で全部作っていくというやり方をします。なので、彼らは予習もしてこないし、宿題もないので、毎日笑顔で撮影現場にやってくる、そういう環境を目指しています。

Q,家族を取り扱うテーマは普遍的です。この場合は日本ですが、家族の関わり合い方は国や文化によって違います。もちろん個々に問題を抱えていたりもします。家族の関わり合いを日本的な観点、そして個人的にどのように考えてこの作品を描いたのでしょうか?

是枝監督:あまり家族を描くときにどうすると日本的か日本的じゃないかということを考えては作りません。ただ、今の日本の社会の中で、隅に追いやられている、本当であれば見過ごしてしまうかもしれない家族の姿をどう可視化するかということは考えます。それは『誰も知らない』の時もそうでしたし、今回もそうでした。僕が子供の時に住んでいた家は、あの家と同じように平屋で狭くて、僕は自分の部屋がなかったので、押し入れの中に宝物と教科書を持ち込んで自分の部屋にしていた記憶があるので、その押し入れから大人の世界を見るということは自分の実体験としてあります。万引きをしていた訳ではありません(笑)

Q,どうして『万引き家族』の物語、この家族像を作ったのでしょうか?そして、それがなぜ監督にとって重要なのでしょうか?

是枝監督:どうして描こうと思ったかというのを後付けで語ると、監督はだいたい嘘をつくのでそんなに本当の事を話さないと思いますけど。一つは『そして父になる』は、「家族は時間なのか血なのか」という事を問いながら作った映画だったんですけど、その先に、産まないと親になれないのだろうかという問いを立ててみようと思いました。今回の物語の中心にいるのは、自分の子供ではない子供を育てながら父親に、母親になりたいと思う、そういう人たちの話をやろうと思ったのが最初でした。彼らをどういう状況に置こうかというのを考えたときに、ここ数年日本で起きているいくつかの家族をめぐる出来事を、新聞とかニュースで目にした時、経済的にかなり追い込まれた状況で、万引きとか年金を不正に受給することでかろうじて生活を成り立たせている家族というものの中に、そういうテーマ、モチーフを持ち込んでみようかなと思ったのが今回の映画になりました。

映画情報どっとこむ ralph <現地囲み取材内容>

Q,受賞が決まり、檀上に上がられた際の気持ちは?

是枝監督:あまり緊張するタイプではないが、めずらしく緊張していたので、とりあえず通訳している間にしゃべることを考えていました。

Q,受賞の名前が次々と呼ばれていく中で、どんな気持ちだったか?

是枝監督:発表される順番が毎年違うので、気が付いたらグランプリとパルムドールしか残っていなかった。残っている監督が誰かもはっきりわからなくなっていて、でも周りがザワザワしてきたので、不安な気持ちもありつつという感じでした。

Q,今感じていることは?

是枝監督:(トロフィーが)すごい重いです。ずっとトロフィーを持ち続けているので腕がガチガチなんですけど、これをいただくというのは、監督として本当に重い出来事で、この先、この賞をもらった監督として恥ずかしくない作品をまたつくらなければならないなという覚悟を新たにしています。

Q,映画を通して社会へ伝えるメッセージは必要かどうか?

是枝監督:あまり社会に対するメッセージを伝える為に映画を撮ったことはないですし、それは正しい形ではないなと思っているので、僕が描いた家族とどう向き合って、見過ごしてしまうような環境だったり、感情だったりをどう丁寧に掬い取るかということだけを考えようと思いました。でもそれはいつもやっていることなので、そこからどんなメッセージを受け取るかは僕が発するのではなく、受け取る側が決めることなんじゃないかなと、いつも思いながらつくっています。

Q,世界共通でこの作品のもつ普遍的な想いが通じたと感じるか?

是枝監督:公式上映のときのリアクションも本当に温かったんですけど、その後の取材にくる記者の方たちも言葉の中に、「TOUCH」と「LOVE」という言葉がすごい溢れていて、ちゃんと届きたいところに届いたのかなという想いではいました。表面上の犯罪を犯している家族の話であるとか、今の日本の社会状況がどうとかということの奥に、やはり父になろうとすること、母になろうとすることという、普遍性みたいなものを受け止めてくれたから、そういう言葉が出たのかなとは思っていたので、そのことはとても嬉しく思っていました。

Q,ケイト・ブランシェットが閉会式で「invisible people(見えない人々)」というのが今回大きなテーマだと言っていた。『万引き家族』が最もそのテーマに当てはまるといえるが、それについてはどう思うか。

是枝監督:『誰も知らない』のときにも、社会から見えなくなっている子供たちをどう可視化するかということを考えながら撮った映画だったんですが、今回もスタンスとしては同じなので、やはりそれを見過ごしてしまう、もしくは目をそむけてしまいがちの人々をどう可視化するかということが、全てとはいいませんが、僕自身は映画をつくる上では常に自分の中心においているスタンスだったりもするので、今回はかなりストレートに反映された映画だったというのは間違いなく思っています。ブランシェットさんの言葉はすごく嬉しく聞きました。

Q,日本にいるキャストとは話したか?

是枝監督:今この状況でLINEのやり取りをしていて、合間にちょっとずつ写真を送ったり、まだちょっとバタバタしていて「おめでとう」「素晴らしい」ぐらいの会話しか交わせていないです。

Q,是枝監督にとってパルムドールとは?

是枝監督:悲願ってよく新聞に書かれていたんですけど、言ったことは一度もなくて…。賞というのは目標にするものではないといつも思っています。この場所に来て、クロージングセレモニーに立てるということはとても光栄なことですし、ましてや最高賞をいただくというのは、僕自身のキャリアにとっても大きなステップアップとなるでしょうし、これであと20年くらいはつくりたいなという勇気をもらった気がします。

Q,自分はベネチアに認められたと、ようやくカンヌにおかえりと言ってもらえるようになったと仰っていたが、これで名実ともに「カンヌの是枝」になったと思うが、そのことについてどう思うか?

是枝監督:発見していただいたのはベネチアですし、ずっと育てていただいたのはカンヌなのかなと思います。良い映画祭というのは、作り手を育てる場所だなと思うので、僕は七回呼んでいただいて、評価をいただいた回もあれば、そうでない回も勿論ありますけど、どの回もとても貴重な経験をさせてもらってます。今回は残念ながら授賞会場にはいらっしゃいませんでしたが、韓国のイ・チャンドン(『Burning』でコンペ出品)と中国のジャ・ジャンクー(『Ash Is Purest White』でコンペ出品)という同時代にすごく強い作家がいて、彼らと同じ時代に映画をつくれて、お互いにお互いの作品を認め合いながら、刺激し合いながら、この場に来られているというのはとても恵まれているなと思いますし、彼らがいるから僕も頑張ってつくれているし、彼らの映画との向き合い方がすごく僕に刺激を与えてくれているというのはすごく感じています。そういう監督たちとここで出会って再会して、肩を叩き合ってまた自分の映画つくりの現場に戻るというのは、ひとつ大きなイベントとして思っています。

Q,受賞スピーチの際に「ここを目指す若い映画の作り手たちとも分かち合いたい」と仰っていたが、改めてそういう方たちへのメッセージがあれば。

是枝監督:華やかな場所だからここが素晴らしいわけではなくて、自分がやっている映画というものが世界と繋がっていて、映画の奥深さや歴史というものに触れられるとても良い経験ができると思います。どんどん若い人たちも目指すべきだというのはおこがましいかもしれませんが、それは監督も役者も同じく、経験すると恐らく何か捉え方が変わるので、そういう意味でも自分も周りにいる若手の監督の卵の子たちをできるだけここに来られるようにしているし、これからもそうしたいと思っています。

Q,今後どういう映画に挑戦したいか?

是枝監督:口にするとなかなか実現しないものですから、あまり喋らないようにしているんですけど、色々一緒に映画をつくらないかといってくれる方たちが日本の外にいらっしゃるので、海外の役者たちと一緒に映画をつくるというチャレンジに向かってみようかなとここ数年思っています。

Q,一緒にやりたい役者、スタッフはいるか?

是枝監督:こういう映画祭でお会いして、いつか一緒にやりましょうねって言っていただけるのはだいたい役者さんが多いので、そういった交流の中で次の企画の種を撒いているところですけど、実現するといいなと思っています。

Q,帰国してやってみたいことは?

是枝監督:リリーさんとかサクラさんと子供たちも含め、トロフィーを持って会えるといいなと思っています。

Q,樹木さんはなんと仰ると思うか?

是枝監督:天狗にならないように(笑)

Q,受賞したことで燃え尽き症候群になってしまうなどの心配はあるか?

是枝監督:全然そんな心配はしていないですね。目指していないというとかっこよすぎるかもしれませんけど、これで映画の企画が通りやすくなるなと(笑)むしろこの先、どういう風に自分で撮りたいものを実現していくか、この賞はそういうところでのエネルギーにはなるなと思っています。


映画情報どっとこむ ralph 万引き家族

6月​8日(金)​TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

公式​HP:
​​gaga.ne.jp/manbiki-kazoku
​公式​twitter:
@manbikikazoku

物語・・・

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。



原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)

出演:リリー・フランキー 安藤サクラ 
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林
​配給:ギャガ
​(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.
    


ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督『午後8時の訪問者』邦題&公開日決定


映画情報どっとこむ mari カンヌ国際映画祭で 2 度のパルムドール大賞のほか、数多くの賞を獲得している世界的な巨匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督。
%e3%80%8e%e5%8d%88%e5%be%8c8%e6%99%82%e3%81%ae%e8%a8%aa%e5%95%8f%e8%80%85%e3%80%8f 異例の 7 作品連続カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品となった彼らの最新作「Unknown Girl(英題)/La Fille Inconnue(原題)」の邦題が『午後8時の訪問者』となり、公開が 2017年4月8日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショーで決定しました!!!

映画情報どっとこむ mari 気になる物語は・・・

診療受付時間をとっくに過ぎたときになったドアベルに若き女医ジェニーは応じなかった。その翌日、

診療所近くで身元不明の少女の遺体が見つかる。

診療所の監視カメラにはその少女が助けを求める姿が収められていた。彼女の名前は何? 何のためにドアホンを押したのか?自分はなぜあの時応じなかったのか?

殺されたのか、事故なのか?……あふれかえる疑問の中、人を生かす医師である自分の正義、良心、人生、有り様を探ることになる。

映画情報どっとこむ mari 主役のジェニーを演じるのは『水の中のつぼみ』(07)『メゾン ある娼館の記憶』(11)でセザール賞有望若手女優賞にノミネートされ、
『スザンヌ』(13)で同賞助演女優賞受賞、“Les Combattants”(14)で同賞主演女優賞受賞とセザール賞を席巻し続けている若手実力派女優アデル・エネル。後悔の念から少女の身元を知ろうと探す若き女医ジェニーを熱演した。そして、ジェレミー・レニエ、オリヴィエ・グルメ、ファブリツィオ・ロンジォーネ、トマ・ドレ、モルガン・マリンヌといった、これまでのダルデンヌ兄弟作品を見てきたファンにはたまらないダルデンヌ兄弟作品の常連名優たちが脇を固めるているのも見逃せない。

映画情報どっとこむ mari 「あの時、ドアを開けていれば…」

映画『午後8時の訪問者』

物語・・・
ある夜、若い女医ジェニーの医院をひとりの女性が訪れるが、開業時間が終わっていたため、ジェニーは扉を開けなかった。翌日、その女性が身元不明の死体で発見される。罪の意識を感じたジェニーは、女性の身元を探るために奔走する。

2017 年4月8日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!

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監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
撮影監督:アラン・マルコァン
編集:マリー=エレーヌ・ドゾ
出演:アデル・エネル、オリヴィエ・ボノー、 ジェレミー・レニエ、オリヴィエ・グルメ、 ファブリツィオ・ロンジォーネ

(c)Christine Plenus
2016年/ベルギー=フランス/113 分/配給:ビターズ・エンド