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のん、片渕須直監督 登壇!映画『この世界の片隅に』 8.15終戦記念日の再上映 舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph 第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で大切なものを失いながらも、日々を大切に前を向いていく女性・すずを描いた珠玉のアニメーション作品『この世界の片隅に』は、2016年11月12日の公開と同時に、深い感動の輪を拡げていき、爆発的な口コミと共に大きな反響を呼びました。

同年度に数々の賞を受賞し、DVDや配信が発売された現在もなお、600日以上1日も途絶えることなく劇場での上映を続けております。

そして今年の夏もまた8月15日の東京での再上映に際し、舞台挨拶を行う運びとなりました。

さらに、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公開情報が先日解禁となり、新たに約30分の新規シーンが描き足され「さらにいくつもの人生」が描かれた新バージョンとして、12月に劇場公開することが決定。

この記念と終戦日である8月15日に舞台挨拶が行われ、引き続き主人公・すずを演じるのんさんと片渕須直監督が登壇しました。


映画『この世界の片隅に』 夏の再上映 舞台挨拶概要
日付:8月15日(水)  
場所:テアトル新宿
登壇:のん(主演声優)、片渕須直監督

映画情報どっとこむ ralph 上映後の鳴り止まない拍手。
そして、登壇したのんさんと監督に温かい拍手

のんさん:久しぶりにテアトルに来られて嬉しいです、今日は宜しくお願いします」と挨拶し、監督も「642日を超えて1日も欠かさず全国で上映を続けていただいて。初めて舞台挨拶をさせていただいたこの会場で、このコンビで舞台挨拶ができて嬉しいです」と、思い入れのあるテアトル新宿という劇場への思いを語りました。

公開時より、いまなおロングランが続いていることに関して

片渕監督:映画を作っているときは、クラウドファンディングでたくさんの方々に支援をお願いして、出来上がった後も沢山の人が作品を応援してくれて今日に至っていると思っています。お客さんも、マスコミの皆さんも、劇場も、私たちのため上映の場所を与えてくださっています感謝しています。

とし、のんさんは
のんさん:この作品に参加して、これほどまでに長く作品と付き合うことが初めてなのでとても貴重な体験をさせてもらっています。こんなにみなさんに愛されている作品は、世界中どこを見てもこの作品だけなのではないか。と思ってしまうくらいです!
と喜びの表情で語りました。

映画情報どっとこむ ralph 舞台挨拶が行われた本日8月15日は終戦の日。劇中のすずさんが、終戦を知り悔し泣きをするシーンで、

のんさん:すずさんのリアルな気持ちを表現できるように、スタジオの照明を消して頂いて、真っ暗の中で集中してアフレコをしました。
と、作品の肝になるシーンについての収録秘話を語った。

終戦記念日である15日に舞台挨拶をしたことに関して、

片渕監督:この映画を作っている最中に、この映画を公開するならやはり8月だよね。というお話をたくさん頂きましたが、すずさんの人生は8月だけでなくその他にも長い日を生きて来ています。そのことを皆さんにも伝えたくて、11月の公開になりました。でも8月は終戦記念日や、原爆投下の日があるので、この映画を観てもらって、皆さんのおじいさんやおばあさん、親戚の方たちが、すずさんが生きて来た時代をどのように過ごしていたのかを、重ねて思い浮かべてもらえる機会になったらありがたい。
と、本作に込めた思いを語りました。

片渕監督:8月15日はポツダム宣言受諾の日で、実際に戦争が終わったのは8月22日の午前0時なんですよ。その間に色々なことがあって、例えばラジオは、もし玉音放送が入らなかったら「民謡の旅」という番組をやっているはずだったんです。戦争中だけど、そういう日常が流れていたのが終戦によって途切れて、ラジオはその後時報とニュースだけになりました。そのあと、一番最初に復活したのが天気予報で、その次がラジオ体操。このように、ラジオの放送をとっても、戦時中に“普通の暮らし”があったことがわかりますよね。

と、ラジオを通して、今と変わらぬ当時の暮らしについて語りました。


のんさんは、12月に上映する本作の長尺版『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の本編アフレコに向けてへの意気込みを聞かれると、
のんさん:これから付け足していくすずさんのシーンは、大人っぽいすずさんなので、その部分の解釈を自分なりに掘り下げて、監督と密に相談しながら、演じていきたいです!

と次回作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』への意欲を見せ、終始和やかなムードで舞台挨拶は終了しました。

映画情報どっとこむ ralph この世界の(さらにいくつもの)片隅に

ここではひとりぼっち、と思ってた。
広島県呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19(1944)年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。境遇は異なるが呉で初めて出会った同世代の女性に心通わせていくすず。しかしその中で、夫・周作とリンとのつながりを感じてしまう。昭和20(1945)年3月、軍港のあった呉は大規模な空襲に見舞われる。その日から空襲はたび重なり、すずも大切なものを失ってしまう。そして昭和20年の夏がやってくる――。

テアトル新宿・ユーロスペースほかにて12月全国公開です。

ikutsumono-katasumini.jp

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声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 牛山茂 新谷真弓/ 澁谷天外(特別出演)

原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊) 
企画:丸山正雄
監督補・画面構成:浦谷千恵 
キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典 
美術監督:林孝輔
音楽:コトリンゴ 
プロデューサー:真木太郎
監督・脚本:片渕須直
製作統括:GENCO
アニメーション制作:MAPPA
配給:東京テアトル
製作:2018「この世界の片隅に」製作委員会  
(C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会


「濱口竜介アーリー・ワークス」黒沢清監督×濱口竜介監督トークショー!


映画情報どっとこむ ralph 9月1日(土)より、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開となる映画『寝ても覚めても』。

この度、映画の公開を記念して「濱口竜介アーリー・ワークス Ryusuke Hamaguchi Early Works」のプログラムの一部として、8月11日、18日にテアトル新宿にて、豪華トークショー付オールナイト上映が開催。第一弾となる11日(土)のオールナイトゲストに巨匠、黒沢清監督が登壇しました。東京藝術大学にて教師生徒として関係を築いてきた二人。当時の貴重な話や、上映作品『ハッピーアワー』、そして新作『寝ても覚めても』を語りました!
日付:8月11日
場所:テアトル新宿
登壇:黒沢清監督、濱口竜介監督

映画情報どっとこむ ralph この日に上映された作品は当時数々の映画祭にて主要賞を受賞した『ハッピーアワー』。
5時間17分という長尺の上映時間としても有名だが、まず『ハッピーアワー』を観て
黒沢監督:濱口作品の中でも『ハッピーアワー』の大きな特徴は、とても生々しく、日常とは違うがある種のリアルに起こっていることが積み重なっていく。しかしおもいきったフィクション、ひょっとするとファンタジーという最後が待ち受けている。そこに到達するための前段階としてゆっくりしたリアリズムを重ねていく。ここ、という明確なところはないのですが、後半のある時を境にレベルが違ってくる瞬間があって、それがものすごく驚きで感動的でした。

と開口一番に絶賛のコメント。

さらに

黒沢監督:リアルであることと、明らかにフィクションであること。その区別はどうやったの?

と師からの質問に

濱口監督:ありがとうございます。でも身も蓋もないことなんですが、黒沢さんの影響が一番大きかったんです。僕はどちらかというと日常よりの人間だった。しかし黒沢さんの元で2年間学んだことで、思いもよらないようなもの、まさかこんなものが出てくるなんて思わなかったというところに辿り着かなければ、映画を撮ってる甲斐がないという考えになったんです。

と、東京藝術大学で黒沢監督に学んだことを思い出しながら語った。5時間越えの本作に、どのように脚本を作っていったかという質問に

濱口監督:演技経験のない素人を集めワークショップを経てから脚本を書くというやり方で撮ったんですけど、3、4ヶ月ぐらいワークショップをやったぐらいで最初は2時間半ぐらいの脚本を書きました。しかし撮っていく内に、みんな色々な演技ができるようになっていったので、どんどん脚本を足していって5時間越えという長さになりました。

と、撮影秘話を明かした。

ワークショップ経験があまりない黒沢監督は、その撮影方法に驚きながらも

黒沢監督:素人を演技指導するのはとても難しいのに、その人たちに架空の人物を演じさせ、最終的にそんなことが起こるの?というフィクションにもっていくのは本当にすごかった。

と絶賛。さらに実は本作は最初3つの台本があったという濱口監督。

それぞれキャストの人に読んでもらって選んでもらおうとしたんですけど、「こんなん読んでもわからん」と言われまして…。けれど結局『ハッピーアワー』になった台本はサブキャラクターも含めそれぞれが変な輝きを放つものになったと思います。

と、驚きの事実に

黒沢監督:そんな面倒臭いことしたんだ(笑)

とは笑いつつも、興味津々な様子を見せていました。

映画情報どっとこむ ralph 東京藝術大学で当時のことについて
濱口監督:黒沢さんの授業は、全体に向けた講義と、ファミレスで黒沢さんと生徒がお茶を飲みながら話すゼミの2つがありました。とくにお茶を飲みながら語る会では、みんな黒沢さんのことが大好きで、作品や撮影方法について聞くことができたし、黒沢さんも「あれはね…」と教えてくれ、とても親密な雰囲気でやっていました。

と当時のことを懐かしそうに語ると

黒沢監督:あの時は自分の映画がなかなか撮れない時期だったので、毎週大学へ教えに行ってましたね。今はそんなしょっちゅう行けてないですが、2期である濱口の代や4期の生徒たちとは今でも会うし、僕も親密だったと思います。

続けて当時濱口監督がどのような生徒だったかという質問に、

黒沢監督:授業で『顔のない眼』の映画評論を書いてもらったことがあったんだけど、濱口の評論が抜群に面白かったので、みんなの前で発表させてました。本当に筆が立つ人だったので、濱口の脚本はセリフが多くて読んでておもしろいんだけど、わからなかった。脚本だけ見ると本当に撮れるのか?と疑問を感じてもいた。濱口の修了作品『PASSION』の脚本を見た時もそう思ったんだけど、しかし撮ったものを観たら「あ、こう撮る気だったのね。失礼いたしました」と反省した。それ以来、監督が撮るために書いた脚本に僕自身何も言わなくなった。撮り方もわかっていて書いているのだから、脚本の段階で色々言うのはやめた。それは濱口がそうだったから自分の考えが変わったんです。変に人を惑わすところがあるし、才能があると思います。

と当時の濱口監督を絶賛。

それに対し、

濱口監督:黒沢さんの方が惑わす気がしますけど…」

と濱口監督がぼそっとつぶやき、会場の笑いを誘った。

最後に、黒沢監督にどうしても聞きたいという濱口監督

濱口監督:すでにご覧になっていただけたと思いますが、新作『寝ても覚めても』はいかがでしたか?

と少し緊張気味。

一足先に鑑賞した
黒沢監督:僕がどうこう言うまでもなく『寝ても覚めても』は大騒ぎになる作品だと思う。先ほども『ハッピーアワー』で言ったような、気持ちのいいぐらいある種の生々しさと、フィクション、それを超えたファンタジーが奇跡のように融合した作品だと感じました。5時間越えの『ハッピーアワー』でやったことを見事2時間に集約している。奇跡的な映画です。

と、師匠である黒沢監督の感想に感動した様子で「ありがとうございます」と濱口監督。

映画情報どっとこむ ralph 最後に・・・

黒沢監督:『ハッピーアワー』を観て、5時間長いな…と思った方は是非『寝ても覚めても』をご覧ください。

と、観客へメッセージを残した。


映画『寝ても覚めても』
英題: ASAKOⅠ&Ⅱ

9月1日(土)、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国ロードショー!

www.netemosametemo.jp

あらすじ
東京。亮平は、コーヒーを届けに会社に来た朝子と出会う。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、

戸惑いながらも朝子は惹かれていきふたりは仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。

亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ。

出演: 東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子

監督: 濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)音楽:tofubeats
2018/119分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ

製作:『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS 
製作幹事:メ〜テレ、ビターズ・エンド 
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス

©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS



『ハッピーアワー』

物語・・・
4人の女性たちが直面するそれぞれの人生の岐路 30 代も後半を迎えた、あかり、桜子、芙美、純の 4 人は、なんでも話せる親友同士だと思っていた。しかし、純の秘密 を思わぬかたちで知り、彼女たちの友情は揺れる。動揺は彼女たちの日常へと及び、いつしか全員の人生を大きく動かし ていく。やがて訪れる長い夜。彼女たちは問いかける。—私は本当になりたかった私なの?

【発売情報】
発売日:2018/5/18(金)
価格:6,800 円+税

外装・封入特典:スペシャルスリーブケース・ブックレット
映像特典:出演者インタビュー『幸せな時間の先に』(38 分)収録
形式:16:9, Color, ステレオ, 2枚組, リージョンフリー
収録:本編 317 分、特典映像 38 分
発売・販売元:株式会社 NEOPA

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渋川清彦、井浦新、大西信満、川瀬陽太、瀬々敬久監督登壇!『菊とギロチン』トークイベント


映画情報どっとこむ ralph 瀬々敬久監督の三十年越しの企画として、史実とフィクションが 混ざり合ったストーリーの面白さ、熱量の半端なさが注目され、 ぴあや Filmarks の初日満足度ランキングで見事第一位を獲得、 大ヒット公開中の『菊とギロチン』。大正時代を舞台に、女相撲 の力士たちと世界を変えることを夢見るギロチン社の青年たち が出会うという、史実から創造された青春群像劇。
渋川清彦さん、井浦新さん、大西信満さん、川瀬陽太さん、瀬々敬久監督が登壇してトークイベント をテアトル新宿にて行われました。

日時:2018 年 7 月 20 日(金)
場所:テアトル新宿
登壇:渋川清彦、井浦新、大西信満、川瀬陽太、瀬々敬久監督

映画情報どっとこむ ralph 上映直後、自然と拍手が沸き起こり静かな熱気に包まれるなか、総勢5名が登壇。他作品で も共演を重ね、気心の知れた間柄の彼らは、自らを「ギロチン中年部」と紹介し、イベントはスタート。


まず、本作のイベントに初参加となる井浦さんは
井浦さん:やっと『菊とギロチン』のイベントに参加することができて嬉しいです。この映画をみて、僕は2回目のタイトルが出たときに暗闇のなかでガッツポーズをしました。映画のなかに は人の生き死にがあり、底辺で這いつくばって生きる登場人物たちが描かれていますが、その姿が本当に美しい。 僕はこの映画のなかで生きていた役者の方たち、もはや演じるというより、役を突き抜けて生きている姿に、勇 気をもらいました。とにかく爽快な気分で映画館を出ました!

と本編を観た感想を述べた。


この日、スクリーンで映画を見直していたという渋川さんは
渋川さん:映画の余韻にまだ浸っている感じ。女相撲の場面は本当にす ごかったなと思う。現場でも鳥肌が立ったことを覚えているし、今見ていても鳥肌が立ちました。一体感がすごかったよね。

と述懐。
撮影期間のほぼ3週間をずっと現場で過ごした渋川さんは

渋川さん:20年役者をやってきて、あそこまでどっぷり現場にいられたのは初めて。うまく説明はできないけど、俺、その場にいられて幸せだったなと思った。

と振り返った。
大西さん:女力士を束ねる役どころの KEE さん(渋川さん)は芝居上だけじゃなくて、本当にあのとき親方だったと思う。ギロチン社にしろ女力士たちにしろ、若い役者たちを見ていると、まるで昔の自分のように感じられた。生まれようとするパワー、人生を懸けている感じが映画に映っています。

と語った。

映画情報どっとこむ ralph 女力士たちの演技にはほかの二人も大いに感銘を受けたようで、
川瀬さん:若い役者たちの、今しかない感じが捉えられている。彼女たちのドキュメントとしての姿、本当に素晴らしいと思いましたね。

井浦さん:終盤の女力士たち の場面は、個人的に若松孝二監督の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』の撮影現場での経験とオーバーラ ップするものがありました。あの、役を突き抜けた瞬間のことを思い出します。女力士の役者さんたちは、これ をやらせてもらえたら幸せだろうなあと思って見ていました。

と語った。

川瀬さん:上も下もないところで映画を作りたいと、ある種、瀬々さんのキャスティング自体がそうだったんだろうと思うけど、変な忖度がある人を呼ばないで集まることができた人たちだったからこそ、一丸となれた現場だったと思う。

と言えば、
井浦さん:こんな映画を今の時代に作ることができるんだということ、この映画自体が夢のあるものなんじゃないかなと僕は感じています。情熱さえあればこんな映画が作れる。映画を作ることは、こんなにも夢があることなんだなと感じさせるものがある。僕が最初に映画の世界に飛び込んだときの、あの初期衝 動を、この作品には感じることができました。それは作り手のものだけではなくて、きっと皆さんにも届くものがあると思います。

と熱く語った。

映画情報どっとこむ ralph 瀬々監督:場内には今日で映画を観るのが 3 回目というリピーターのお客様もいらっしゃいましたけど、皆さんも映画を気に入ったら、ぜひ広めてください。この映画にはなんといって も同じテアトル新宿で昨年上映されていた『バンコクナイツ』の動員を超えろ!というミッションがあります(笑)。この映画は、制作費などでも一般の方々からの支援を得てできた映画です。そういう意味では、今の世の中でこ の映画が存在できたということがすごく嬉しいことだと思っていますし、こういうことがまたいろんなところに 広まればいいと思っています。ぜひ応援よろしくお願いします!

とトークを締めくくった。 イベント終了後も登壇者たちがロビーに出て閉館ギリギリまでお客さん一人一人と語らっていた。

菊とギロチン
テアトル新宿ほか全国順次公開中!
公式サイト:
http://kiku-guillo.com

実在した「女相撲」とアナキスト集団「ギロチン社」 時代に翻弄されながらも<自由>を求めて疾走する若者たちの 辿り着く先は——?

大正末期、関東大震災直後の日本。かつて実際に日本全国で興行されていた「女 相撲」。さまざまな過去を背負い、強くなりたいと願う女力士たちが、少し頼 りないが「社会を変えたい」という大きな夢だけは持っている「ギロチン社」 の若者たちと運命的に出会う。次第に心を通わせていく彼ら。「自由な世界で 生きたい」と同じ夢をみて、それぞれの闘いに挑む——。

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監督:瀬々敬久 脚本:相澤虎之助・瀬々敬久
出演:木竜麻生、東出昌大、寛 一 郎、韓英恵、渋川清彦、山中崇、井浦新、大西信満、嘉門洋子、大西礼芳、山田真歩、嶋田久作、 菅田俊、宇野祥平、嶺豪一、篠原篤、川瀬陽太
ナレーション:永瀬正敏 2018 年/日本/189 分/カラー/シネスコ/DCP/R15+
配給:トランスフォーマー
©2018 「菊とギロチン」合同製作舎


ディーン・フジオカ 大いに『海を駆ける』を語った!公開御礼舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph 深田晃司監督の最新作『海を駆ける』。

自然は時に豊かに美しく、時に脅威となり人を飲み込み、また人間の生活は自然と共にあるという様を、インドネシアの美しい海、そして国籍や宗教を越えて育まれる若者たちの友情を通して描く、ファンタジー。

この度、ディーン・フジオカ、深田晃司監督が登壇して公開御礼舞台挨拶が行われました。
公開したからこそ語れる撮影秘話や、ラウ(ディーンさんの役)の魅力をディーンさんが深めに語りました。

日程:6月6日(水) 
場所:テアトル新宿
登壇:ディーン・フジオカ、深田晃司監督

映画情報どっとこむ ralph MCの呼び込みで、ディーンさんと深田監督が会場の扉から現れると、大きな歓声と拍手、そして、応援上映だっけ?と間違えるほどの無数の青いサイリュームの海のなか登壇。

ディーンさん:皆さん!現実に戻ってきてください!

と、観終えたばかりのお客さんに呼び掛けるディーンさん。

ディーンさん:映画どうでしたか?(大拍手)ありがとうございます。今日はリピーターが多いと聞きました。映画で何度も観ていただけること。光栄です。一緒に楽しみましょう。
との言葉に大きな拍手で答える観客の皆さん。

深田監督:声が・・・2時間前に出なくなっちゃって・・・ラウに治してもらおう。リピータの方が多いのは監督として嬉しいですね。ツイッターの感想も、それぞれ違うんです。見え方がそれぞれ違っている。
と、かすれた声の監督に対し劇中のラウの手かざしを披露。

監督の声とは対照的に良い声のディーンさんはオファーを受けた時のことを

ディーンさん:リピーターの皆さんは何度も聞いているかもしれませんが、映画館すらない、機材も何もないアチェで映画を撮ると言うことが狂気の沙汰にしか思えなかったんです。

と、インドネシアに住んでいるからこその遠い感があったそう。

ディーンさん:自分の知っているインドネシアではないところ。宇宙と地上がつながっているような、命の中の宇宙。手塚治虫先生的な物を感じながら。わからない不確かなものに対してのワクワクと。。逆のどうとるのか不安な気持ちでした。

と、率直に語るディーンさん。

深田監督:アチェで17万人が亡くなった津波の後に大学の調査で入りました。津波もそうですが、第2次大戦では日本軍が占領していて、そして、戦後はODAで日本が支援したり。日本とのつながりを感じてもらいたかったんですね。そして、オリジナル脚本で、わかりやすくない題材はなかなか映画にするのが大変で、日本とインドネシアとフランスの方々で共感していただいた方たちの力もあって7年かけて創った作品です。感無量です。

映画情報どっとこむ ralph 今回アチェでのロケでは、撮影班はほとんどインドネシア人。

ディーン:少数精鋭の日本人が現地のスタッフがインドネシアスタッフの中に入る感じ。。。ブートキャンプみたいな。基盤自体がまだな土地でしたから、移動も住むところも、東京で暮らすのとは違いますからね。大変でしたが楽しかったです。一つのゴールに向かっていくのは貴重な体験でした。
深田監督:楽しかったですね。スタッフは大変だったと思います。特に最後の場面はCGを使っていませんので。撮影できるのか当日出来上がってるのを見るまで心配でした。

と、現地&日本スタッフが苦労した賜物がラストシーンであることを明かしました。(細かい描写はネタバレなので割愛しました。)

ラウ役をディーンさんにオファーしたのはなぜか問われた監督。さらに声が出なくなっているのを振り絞って

深田監督:ラウのキャスティングは難航しまして。ラウと言う超全的なものを演じられる役者がいなくて・・何人かにディーンさんを勧められまして。Google検索でお顔を拝見して、ラウ見つけたと思いました!自然とか植物とか宇宙とか美しいなと思える人が良かったので。

ディーンさん:Googleのおかげで役ゲットですね。グーグルさんありがとうございます!
と、茶目っ気たっぷり!こうして得た役ラウへのアプローチは

ディーンさん:セリフは少ないし、、人間じゃないんで、監督のイメージに近づけるように、佇まいや表情や体形や肌の色とかも健康的な色にして、いろいろ気にしながら演じました。トレーニングも、ムキムキはおかしいし痩せすぎも変んですからね。

と、体系維持も含めて、役作りしたそう。。どんな体かは、ディーンさん全裸姿をお見せになっていますので、是非劇場でチェック。


映画情報どっとこむ ralph 言語に関しては、日本語・インドネシア語・英語で進むお話ですが、実はほかの言語もラウは操っているそうですが、本編ではカットしてしまったと監督。

そんな監督の演出については
ディーンさん:驚いたのは最初の読み合わせで、英語の台詞を日本語でもインドネシア語でも行って、アイデンティティとかバックグラウンドを消して特定でき無くする演出は、初めてでフレッシュでしたね。それから、現場では無駄がない。色々なことがあるのに、労働環境も整えて、深田組の良さを感じました。勉強になりました。


実際に本作を観た感想は

ディーンさん:冷静に見ると、監督が脚本の冒頭に書いている通り、宇宙には満足だけど世界には不満足だと。その一言のがこの作品の宇宙観だと思ったし、納得できる。体の中にエコー(Echo)するんです(大拍手)

と、自分のセカンドシングルを引き合いに出して、会場を沸かせます。
深田監督:(お相撲さんのような声で)うれしいです。皆さんの反響が自分が思ってもみなかったものだったり、映画と監督は、子と親。子供の子と監督は全部わかってるかと思うとそうではないんです。独り立ちした子供がどんなふうに観ていただけているのかツイッターで確認しています。国境を超えて海は繋がっていて、世界にどう映るのかも楽しみです・・・・ごっつあんです!(大爆笑&大拍手)

映画情報どっとこむ ralph 最後に・・・
ディーンさん:何度も観たかったり聞きたかったり食べたかったり。そういうものは記憶に残ります。この作品もそういうものになれたらいいなと思っています。ハッシュタグ:#海を駆けてきた でお願いします。僕も書いてみようと思っています。

と締め、深田監督とお客さんをバックにセルフィーなディーンさん。有言実行となりそうな締めくくりでした。

海を駆ける

絶賛公開中!

公式HP:umikake.jp

インドネシア、バンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男が発見される。片言の日本語やインドネシア語を話すが正体は不明。その謎の男にラウ(=インドネシア語で「海」)と名付けて預かることになった、災害復興の仕事をしている貴子と息子のタカシたち。その周辺で謎の男・ラウは様々な不思議な奇跡と事件を巻き起こしていくーー 果たしてラウは何者なのか…

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キャスト
ディーン・フジオカ 太賀 阿部純子 アディパティ・ドルケン セカール・サリ 鶴田真由

スタッフ
監督・脚本・編集:深田晃司
企画制作:日活   
配給:日活 東京テアトル
©︎2018 “The Man from the Sea” FILM PARTNERS   


ディーン・フジオカ、太賀、鶴田真由、阿部純子、セカール・サリら登壇!『海を駆ける』初日


映画情報どっとこむ ralph 深田晃司監督の最新作『海を駆ける』。

自然は時に豊かに美しく、時に脅威となり人を飲み込み、また人間の生活は自然と共にあるという様を、インドネシアの美しい海、そして国籍や宗教を越えて育まれる若者たちの友情を通して描く、ファンタジー。

この度、5月26日に公開初日を迎えるにあたり、深田監督と主要キャストのディーン・フジオカさん、太賀さん、鶴田真由さん、阿部純子さんが集合します。

インドネシアからもジャーナリスト希望で皆と一緒にラウの身元を調べるイルマ役のセカール・サリさんも緊急来日しました!

日程:5月26日(土)
場所:テアトル新宿
登壇:ディーン・フジオカ、太賀、鶴田真由、阿部純子、セカール・サリ、深田晃司監督

映画情報どっとこむ ralph 観終えたばかりのお客様の熱い拍手の中キャストと監督が登壇。

ディーンさん:自前で通訳します。(インドネシア語で)『皆さん、こんにちは。私はラウです。』っていうフェイントをかけながらも、ディーン・フジオカでした。今日はここで皆さんに会えて嬉しく思います。ありがとうございます。

太賀さん:(インドネシア語で)『こんにちは。私の名前は太賀です。今日は見に来てくださってありがとうございます。』(ディーンさんから「太賀」って言ってなかったよ?とツッコまれると)太賀マンジャと言いました。マンジャとは“甘えん坊”という意味です。インドネシアでは、あだ名で“太賀マンジャ”と呼ばれていました。

鶴田さん:(インドネシア語で)『こんにちは。鶴田真由です。』 映画の中ではたくさん喋っていますが、もうすっかり忘れてしまいました(笑)

阿部さん:(英語で)『みなさん、こんにちは。サチコを演じました阿部純子です。本日はお越しいただきありがとうございます。今日はドキドキしているんですが、ディーンさん、深田監督、皆と一緒に初日を迎えられてとても嬉しいです。最後までどうぞ、よろしくお願いします。』

セカールさん:(日本語で)『みなさん、こんにちは。私はセカール・サリです。どうぞよろしくお願いします。』

深田監督:(インドネシア語で)『おはようございます。私は深田晃司です。ありがとうございます。』最後に「テレマカシ」と言いましたが、「ありがとうございます」という意味です。現地でたくさんつかった単語です。

映画情報どっとこむ ralph <アディパティ・ドルケンさんからビデオメッセージ>

アディパティ・ドルケンさん:Hi guys! I hope you enjoy the movie, and for Koji and team, good luck guys!
(日本語訳)劇場の皆さん、映画楽しんでもらえると嬉しいです。深田監督、チームの皆さん、映画の幸運を祈ります。

太賀さん:(ビテオを見て)短っ!(笑) マディパディは寝起きですかね?(笑)

ディーンさん:髪型がだいぶ変わってますね!元気そうで良かったです。こちらには日本を代表する太賀マンジャがいますからね。現場では、インドネシアのスタッフのみんなが「まずあそこのキャスティング会社の人に会った方が良いよ」りとか「インドネシアでどうやったら太賀マンジャが成功するか」を真面目に考えていて、太賀マンジャはマスコット的存在でした。

太賀さん:ちょっとでもいけるんじゃないかと思った自分を反省していますが、まずは日本でがんばろうと!(笑)

深田監督:多分この映画がインドネシアで公開されたら、たぶん太賀くんオファーされますよ!

太賀さん:そういえば、ご飯食べるやり方も最初、ディーンさんに教えて頂いたんですよ。4フィンガーではなく3フィンガーで食べるんですよね。
ディーンさん:慣れてくるとノールックで話ながら食べてましたね。

映画情報どっとこむ ralph レインストッパー(雨を止める祈祷師:雨乞いの逆)の話になり…
ディーンさん:日本でレインストッパー業をやったら絶対成功すると思いますよ!(笑)普段はコーヒーを飲んで、タバコをすってるだけなんですが、雨雲が近づいてくると弟子と二人で来て、彼らが祈っていると雨雲がなくなっていくんです。

阿部さん:本当に雨がふらなかったですよね。

ディーンさん:クランクインする前は、1週間雨が降ってたんですが、撮影を開始した途端、ずっと雨降らなかったんですよ!

深田監督:本当にクランクインしたら、振らなくなって、クランクアップしたら大雨が降ってきて!スピリチャルなことは信じないけど、これは信じた方が徳だなと思いました。

ディーンさん:信じないって!『海を駆ける』はスピリチュアルの塊ですよ!(笑)

映画情報どっとこむ ralph 撮影は去年の8月頃。初日を迎え撮影時を振り返って、日本と違って撮影スタイルが大変だった事や面白い発見出来事、印象深い思い出は?
太賀さん:海を駆けるシーンですかね。このシーンで、実は、海の中に橋があるんです!本番前に服は濡れてはいけないので、ある程度の緊張感を持って撮影する段階だったんですが、橋に入る前に海にズッコケてダイブしちゃって、ずぶ濡れになるっていうのが印象に残ってますね(笑)

深田監督:海を駆けるシーンを最初の段階から書いていて、初稿の時からこのタイトルだったんですが、どうやって走らせるかっていうのをスタッフで議論していました。最初はルーランナーで走ってもらって合成しようかと思ったんですが、色々試した結果無理だな…と。そこで実際に40mくらいの橋を作ってもらいました。海が満ちて橋が隠れたくらいのところで走ってもらって。だから満潮になってしまうとダメなんですよ。30分くらいのタイミングを狙って撮影し、このシーンはCGは使ってない生の映像です!

ディーンさん:なかなかインド洋で海に向かって走って行くと、周りが全部海なので、今思っても不思議な景色、体験でした。振り返って頭から海につっこむってやったんですが、耳や鼻に水が全部入っっちゃって、衝撃でしたね。鼻から塩水を入れるのって耳鼻科であるじゃないですか。結構スッキリしましたね(笑)

鶴田さん:息子と二人でご飯を食べているシーンが結構好きです。こういうシーンで、家族の絆や他人には見せないリラックスした感じが良いですよね。

阿部さん:海のシーンですごく忘れられないシーンがあって、砂浜を歩くシーンで私が勢い余って、海につっこんでしまって、海におぼれかけて…監督がカットをかけてくださらなくて「そのまま続けて下さい」って感じで…(笑)あのシーンは焦りました(笑)

セカールさん:クリスとサチコが勘違いをしてしまうシーンで、それが誰のせいかというとタカシのせいなんですね(笑)タカシがその後登場するんですが、タカシの表情を見るとおかしくて笑いを堪えるのが大変でした。

太賀さん:顔を見るたびに笑いが止まらなかったですもんね。

セカールさん:自分に「笑わない笑わない」と言い聞かせてました。自分が笑いだしたらまたクリスがビンタをされる羽目になるので(笑)

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最後に一言

ディーンさん:この作品は観た人それぞれの価値観や人生観が問われる作品だと思います。違う意見がエクスチェンジされる、そんなキッカケになる映画だと思います。日本、インドネシア、中華圏、フランスのみならず、この作品が海を越えて駆けていけるよう、是非皆さん、応援をお願いします。
深田監督:いつもいい映画は何かと考えると、鏡のような映画が良いと思っています。見た人それぞれのインドネシアに対する考え方があぶり出されてくる映画になっていれば良いなと思います。バンダ・アチェに初めて行ったのは2014年で、そこから7年たって今日に至ります。バンドアチェで17万人の方が亡くなった災害のことを3.11に津波が来た直後の日本人の私が話を聞いたときに、津波の被害にあっている人はどこの国にもいるし、世界はバラバラなようだけど繋がっているともいえると当時思いました。この映画を世界のたくさんの方に観てもらって色々と感じてもらいたいと思います。

海を駆ける

テアトル新宿、有楽町スバル座ほか全国ロードショー中!&インドネシア、中華圏、フランスでも公開へ!

2018年5月26日

公式HP:
umikake.jp

インドネシア、バンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男が発見される。片言の日本語やインドネシア語を話すが正体は不明。その謎の男にラウ(=インドネシア語で「海」)と名付けて預かることになった、災害復興の仕事をしている貴子と息子のタカシたち。その周辺で謎の男・ラウは様々な不思議な奇跡と事件を巻き起こしていくーー 果たしてラウは何者なのか…


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キャスト:
ディーン・フジオカ 太賀 阿部純子 アディパティ・ドルケン セカール・サリ 鶴田真由

スタッフ:
監督・脚本・編集:深田晃司
企画制作:日活
配給:日活 東京テアトル
©︎2018 “The Man from the Sea” FILM PARTNERS