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チャン・チェンx青柳翔 SABU監督 『MR.LONG /ミスター・ロン』白熱卓球映像解禁


映画情報どっとこむ ralph 第67回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、熱烈なスタンディングオベーションで 迎えられた、話題作『MR.LONG /ミスター・ロン』が 12 月 16 日(土)より新宿武蔵野館ほかにて公開。

そしてこの度、殺し屋ロンと村で出会い、人生が大きく変わる親子リリーとジュンとの卓球勝負映像が解禁!!

凄腕の殺し屋がまさかの運動音痴発覚!? お節介な村人たちから譲り受けた旅行券で温泉旅行に行くロンとリリー、ジュン親子。そこで温泉旅行のド定番、 卓球に興じることに。凄腕の殺し屋ロンはナイフをラケットに持ち替えて、睨みを利かせ、いざ真剣勝!!

相対するリリーもするどいまなざしを向ける。

リリーのサーブに対して豪快にスイングするもネットに引っ掛け悔し がるロン。そして母をひいきしてちゃっかり1点多く数えてしまう可愛らしいジュンの姿も。続けた2球目では 大きく空振りし不服そうな表情を見せるロン。3球目はラリーが続くも結局空振り。大喜びのリリーとジュンに 対し、背を向けて素振りをするロンの姿に哀愁すら感じる。凄腕の殺し屋の面目は丸つぶれだが、クールな男の 情けないギャップが心をあったかくしてくれる、ほのぼのとした映像となっています。

映画情報どっとこむ ralph 主人公のロンを演じるのは傑作『牯嶺街 クーリンチェ 少年殺人事件』で主演デビューを飾り、『グリーン・デスティニー』 『レッド・クリフ』などに出演しアート系から大作まで幅広く活躍している、アジアを代表する俳優チャン・チ ェン。 心を閉ざした少年ジュンを演じるのは、オーディションを勝ち抜き今後の活躍が期待されるバイ・ルンイン。ジ ュンの母リリーを演じるのは中国のテレビドラマなどで活躍しているイレブン・ヤオ。そしてリリーの過去の恋人 賢次を、『たたら侍』にて主演を務めた劇団 EXILE の青柳翔が演じています。
監督は衝撃の初監督作品『弾丸ラン ナー』(96) 、『アンラッキー・モンキー』( 97) 、 『MONDAY』( 00)、『蟹工船』(09)、『天の茶助』(15)などを 精力的に発表しつづけ、ベルリン国際映画祭常連の SABU が務める。 台湾の腕利きの殺し屋“ロン”が日本での任務に失敗し、追われた先の村で少年ジュンと母リリー、そしてちょ っと変わった村人たちと出会い、徐々に人間らしさを取り戻すハートウォーミングバイオレンスストーリー。

作品名:『MR.LONG/ミスター・ロン

12月16日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次公開

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出演者:チャン・チェン、青柳翔、イレブン・ヤオ、バイ・ルンイン

監督/脚本:SABU
製作:LiVEMAX FILM LDH pictures BLK2 Pictures
高雄市文化基金會 Rapid Eye Movies
配給:HIGH BROW CINEMA
映倫:PG-12
Ⓒ2017 LiVEMAX FILM / HIGH BROW CINEMA

チャン・チェン,青柳翔,SABU監督,MR.LONG /ミスター・ロン,


『MR.LONG /ミスター・ロン』ハートウォーミングバイオレンス予告映像解禁


映画情報どっとこむ ralph この度、第 67 回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、熱烈なスタンディングオベーションで迎えら れた、話題作『MR.LONG /ミスター・ロン』が 12月16日(土)より新宿武蔵野館ほかにて公開。
主人公のロンを演じるのは傑作『牯嶺街 クーリンチェ 少年殺人事件』で主演デビューを飾り、『グリーン・デスティニー』『レッ ド・クリフ』などに出演しアート系から大作まで幅広く活躍している、アジアを代表する俳優チャン・チェン。

心を閉ざした少年ジュンを演じるのは、オーディションを勝ち抜き今後の活躍が期待されるバイ・ルンイン。

ジュンの母リリーを演じるのは中国のテレビドラマなどで活躍しているイレブン・ヤオ。

そしてリリーの過去の恋人 賢次を、『たたら侍』にて主演を務めた劇団 EXILE の青柳翔が演じる。監督は衝撃の初監督作品『弾丸ランナー』(96)、 『アンラッキー・モンキー』( 97)、 『MONDAY』( 00)、『蟹工船』(09)、『天の茶助』(15)などを精力的に発表しつづけ、 ベルリン国際映画祭常連の SABU が務める。

映画情報どっとこむ ralph 台湾の腕利きの殺し屋“ロン”が日本での任務に失敗し、追われた先の村で少年ジュンと母リリー、そしてちょっと変 わった村人たちと出会い、徐々に人間らしさを取り戻すハートウォーミングバイオレンスストーリー。 そしてこの度、予告編が解禁!

台湾の腕利きの殺し屋ロンは、日本でのミッションに失敗しボロボロになって行きついた村で、少年ジュンとシャブ 中の母リリーと出会う。お節介な村人たちに一度料理をふるまったことで、屋台を始めることを勧められるロン。言 葉の通じないロンはなすが儘に屋台を始め、大盛況に。そこには自らの状況に困惑する、少しコミカルなロンの姿が。 ジュンとともに屋台引き、リリーとジュン親子と旅行に行きさらに親交を深めるロン。しかし十数人のヤクザが押し かけ平穏な生活に絶望が訪れる。ナイフを突きつけるリリーの恋人賢次、ジュンを抱きしめるロン。そして鳴り響く 銃声。暗闇に生きる者たちに一筋の光は見えるのか? 前半のコミカルな雰囲気から一転、胸が締めつけらるような 感動を予感させる映像となっている。

野菜を炒め、麺を練り、肉を切る!

腕利きの殺し屋ロンが、手際よく料理をする姿が次々と映し出される!! 見るだけでお腹がすいてくる映像となっている。

映画情報どっとこむ ralph MR.LONG /ミスター・ロン

公式 HP:
https://mr-long.jp/

STORY
ナイフの達人・殺し屋ロン。東京、六本木にいる台湾マフィアを殺す仕事を請け負うが失敗。北関東のとある田舎町へ と逃れる。日本語がまったくわからない中、少年ジュンやその母で台湾人のリリーと出会い、世話好きの住民の人情に 触れるうちに、牛肉麺(ニュウロウミェン)の屋台で腕を振ることになる。屋台は思いがけず行列店となるが、やがてそ こにヤクザの手が迫る……。
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出演:チャン・チェン 青柳翔 イレブン・ヤオ バイ・ルンイン
監督/脚本:SABU
製作:LiVEMAX FILM LDH pictures BLK2 Pictures 高雄市文化基金會 Rapid Eye Movies
配給:HIGH BROW CINEMA
Ⓒ 2017 LiVE MAX FILM / HIGH BROW CINEMA


チャン・チェン来日決定!『Mr.Long /ミスター・ロン』 ポスタービジュアルも解禁!!


映画情報どっとこむ ralph 冷酷な殺し屋はまさかの“PERFUME”ファン!?

SABU監督・脚本。
ベルリン国際映画祭
第67回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、熱烈なスタンディングオベーションで迎えられた、話題作『Mr.Long /ミスター・ロン』が 12 月 16 日(土)より新宿武蔵野館ほかにて公開となります。

主人公のロンを演じるのは『牯嶺街少年殺人事件』の主演を務め人気を博し、『グリーン・デスティニー』『レッド・ クリフ』などに出演しアート系からハリウッド大作まで幅広く活躍している、アジアを代表する俳優チャン・チェン。

心を閉ざした少年ジュンを演じるのは、オーディションを勝ち抜き今後の活躍が期待されるバイ・ルンイン。ジュン の母リリーを演じるのは中国のテレビドラマなどで活躍しているイレブン・ヤオ。

映画情報どっとこむ ralph そしてリリーの過去の恋人賢次を、『たたら侍』にて主演を務めた劇団EXILEの青柳翔が演じる。

監督は『弾丸ランナー』(96)にて衝撃のデビューを 飾り、その後も『アンラッキー・モンキー』( 97) 『MONDAY』( 00)『蟹工船』(09)『天の茶助』(15)などを手掛け、 ベルリン国際映画祭常連の SABU が務める。 台湾の腕利きの殺し屋“ロン”が日本での任務に失敗し、追われた先の村で少年ジュンと母リリー、そしてちょっと変 わった村人たちと出会い、徐々に人間らしさを取り戻すハートウォーミングバイオレンスストーリー。 そしてこの度、チャン・チェンの来日が決定!!
第 30 回東京国際映画祭のレッドカーペットを歩きます!!
さらに 10 月 27 日(金)には 六本木アリーナにて特別イベントと舞台挨拶つき上映を開催!!
映画ファンには見逃せない 1 日となっている!!
映画情報どっとこむ ralph また、併せてポスタービジュアルも解禁!!
本作にて重要な役割を担う牛肉麺(ニュウロウミェン)の屋台に寄りかかり、眉間に皺を寄 せて睨みを利かせるチャン・チェン。
その隣には不貞腐れた表情で腰を掛けるバイ・ルン インの姿も。お互い仏頂面をしているが、隣り合ったその距離がどこか信頼感を感じさせ、 不器用で感情表現が苦手な 2 人の絆を思わせるビジュアルとなっている。そしてチャン・ チェンの胸にはあの有名アーティスト“PERFUME”の文字が!!腕利きで冷酷な殺し屋 ロンはまさか“PERFUME”ファンなのか!!? その真相は是非とも劇場で!!

Mr.Long /ミスター・ロン

12 月 16 日(土) 新宿武蔵野館ほか全国順次公開

公式 HP:
https://mr-long.jp/

物語・・・
ナイフの達人・殺し屋ロン。東京、六本木にいる台湾マフィアを殺す仕事を請け負うが失敗。北関東のとある田舎町へと逃れる。 日本語がまったくわからない中、少年ジュンやその母で台湾人のリリーと出会い、世話好きの住民の人情に触れるうちに、牛肉麺 (ニュウロウミェン)の屋台で腕を振ることになる。屋台は思いがけず行列店となるが、やがてそこにヤクザの手が迫る……。

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出演:チャン・チェン 青柳翔 イレブン・ヤオ バイ・ルンイン
監督/脚本:SABU『天の茶助』
製作:LiVEMAX FILM LDH pictures BLK2 Pictures 高雄市文化基金會 Rapid Eye Movies
配給:HIGH BROW CINEMA
Ⓒ 2017 LiVE MAX FILM / HIGH BROW CINEMA
       


SABU 監督チャン・ チェン主演!青柳翔も!『Mr.Long/ミスター・ロン』


映画情報どっとこむ ralph この度、第67回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、熱烈なスタンディングオベーションで 迎えられた、話題作『Mr.Long』(原題)が邦題を『Mr.Long/ミスター・ロン』として 12 月より新宿武蔵野館ほかにて公開することが決定いたしました。

主人公のロンを演じるのは『牯嶺街少年殺人事件』の主演を務め人気を博し、『グリーン・デスティニー』『レッ ド・クリフ』などに出演しアート系からハリウッド大作まで幅広く活躍している、アジアを代表する俳優チャン・ チェン。 心を閉ざした少年ジュンを演じるのは、オーディションを勝ち抜き今後の活躍が期待されるバイ・ルンイン。ジ ュンの母リリーを演じるのは中国のテレビドラマなどで活躍しているイレブン・ヤオ。そしてリリーの過去の恋人 賢次を、『たたら侍』にて主演を務めた劇団 EXILE の青柳翔が演じる。監督は『弾丸ランナー』(96)にて衝 撃のデビューを飾り、その後も『アンラッキー・モンキー』( 97) 『MONDAY』( 00)『蟹工船』(09)『天の茶助』 (15)などを手掛け、ベルリン国際映画祭常連の SABU が務める。 台湾の腕利きの殺し屋“ロン”が日本での任務に失敗し、追われた先の村で少年ジュンと母リリー、そしてちょ っと変わった村人たちと出会い、徐々に人間らしさを取り戻すハートウォーミングバイオレンスストーリー。

映画情報どっとこむ ralph チャン・チェンは日本語を喋れない殺し屋ロンを無口ながらも、そのわずかな表情の変化で絶妙な心の動きを表 現し、十人のヤクザと対峙するシーンでは流れるような美しいナイフさばきをスタント無しで披露。そのナイフ さばきは、本作にて度々描かれる調理シーンにも表れ、手際よく料理するチャン・チェンの貴重な姿も映し出さ れる。 ロンと心を閉ざした少年ジュンの父子のような愛、リリーに一途な思いを寄せる賢次の想いには胸を打つものが あり、世話好きで「食いついたら離れない」という「すっぽん村」の住人たちとロンとのコミュニケーションの 中に SABU 監督のユーモアが存分に散りばめられている。 まさに“アクション・笑い・涙”と見どころ満載のエンターテインメントがここに完成した!!
映画情報どっとこむ ralph 第 67 回ベルリン国際映画祭出品 SABU 監督最新作はハートウォーミングバイオレンス!!

アジアを代表する男チャン・チェン 最新主演作

Mr.Long/ミスター・ロン

12 月 新宿武蔵野館ほか全国順次公開

公式 HP:
https://mr-long.jp/

物語・・・
ナイフの達人・殺し屋ロン。東京、六本木にいる台湾マフィアを殺す仕事を請け負うが失敗。北関東のとある田舎町へと逃れる。 日本語がまったくわからない中、少年ジュンやその母で台湾人のリリーと出会い、世話好きの住民の人情に触れるうちに、牛肉 麺(ニュウロウミェン)の屋台で腕を振ることになる。屋台は思いがけず行列店となるが、やがてそこにヤクザの手が迫る……。

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出演:チャン・チェン 青柳翔 イレブン・ヤオ バイ・ルンイン
監督/脚本:SABU『天の茶助』
製作:LiVEMAX FILM LDH pictures BLK2 Pictures Kaohsiung Culture Foundation Rapid Eye Movies 配給:HIGH BROW CINEMA Ⓒ 2017 LIVE MAX FILM / HIGH BROW CINEMA
    


塚本晋也監督 × 柳下毅一郎『牯嶺街少年殺人事件』を語った


映画情報どっとこむ ralph 現在大ヒット上映中の名匠エドワード・ヤン監督の傑作『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』。

1991年に発表された本作は、ヤン監督の生誕70年、没後10年となる節目の今年、25年ぶりに4Kレストア・デジタルリマスター版として日本のスクリーンに蘇った。公開されるやいなや初日から満席が続出。エドワード・ヤン監督についての関心も再燃しています!

そんな本作の大ヒットを記念して、5月6日(土)『牯嶺街少年殺人事件』に加え、カルト的人気を博す同監督の『恐怖分子』を35㎜プリントにて上映するオールナイト上映を実施。当日は、『牯嶺街少年殺人事件』を観て衝撃を受けたという塚本晋也監督と、映画秘宝をはじめ様々な雑誌で本作を絶賛、ご紹介頂いた映画評論家の柳下毅一郎氏を迎えてのスペシャルトークイベントを行いました!

日付:5月6日(土)
場所:シネマート新宿
上映作品:
1.「恐怖分子」35㎜版
2.「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」デジタルリマスター版 
登壇:塚本晋也監督、柳下毅一郎

映画情報どっとこむ ralph 『牯嶺街少年殺人事件』との出会い

塚本監督:25年前に『牯嶺街少年殺人事件』を観て、度肝を抜かれたというか、本当に印象に残った。実は、印象に残った映画をノートに細かく書いているんです。雄叫びのようなことを書いているノートなんですけど。最近、断捨離をしていたら当時のノートが出てきて、読んでみるとやっぱり『牯嶺街少年殺人事件』が書いてあった。「こういうすごい原型のような映画を作りたい!」なんて書いていて。筆圧と文字の大きさが強い印象を受けたことを物語っていましたね(笑)でもそれから、今回のデジタルリマスター版を観るまでずいぶん観ていなくて。今回イベントに登壇するということで、『恐怖分子』を2度観て、『ヤンヤンの夏の想い出』も観て面白くて。今日は、『台北ストーリー』も観てきた。すごい勉強してきました(笑)

柳下さん:『牯嶺街少年殺人事件』は、25年前ほど前、東京国際映画祭で観ているんです。それが、日本初上映だったはず。当時、すでに台湾映画界の有名監督だったエドワード・ヤン。当時台湾映画をたくさん上映している劇場が池袋にあって、そこで『恐怖分子』も観てすごいなと思いましたね。『牯嶺街少年殺人事件』は満を持して超大作を撮ったという印象でした。

エドワード・ヤン監督作品の緻密な画面構成について

柳下氏:ヤン監督作品の魅力は、『牯嶺街少年殺人事件』はもちろん、『恐怖分子』はより強烈だと思いますが、構図が完璧。このカットだけが凄いというのがなくて、逆にいうと、すべてのカットが凄い。どこを切り取っても完璧ですよね。特に、『牯嶺街少年殺人事件』はズームや切り返しがない。個々のカットが分かりやすい切り返しじゃないのに、観てるとやめられなくなる。本当に4時間あっという間に終わってしまいますよね。こういう作品は、“静的”な映画になりがちだけれど、それともまた違う。休憩がないので厳しいんじゃ…と思っていたけど、気が付いたら時間が経っていて、本当に不思議な鑑賞体験でしたね。

塚本監督:画に対するフェティッシュなまでの執着というのが感じられる。全カットの画を緻密に計算しているのが良く分かります。『牯嶺街少年殺人事件』はその結晶。『恐怖分子』を観直してみると、全部が『牯嶺街少年殺人事件』や『ヤンヤン夏の想い出』に向かうためのものというか。編集や画のカットへの執着が既に始まっているという、息詰まるほどの完成度だなと。

映画情報どっとこむ ralph 『牯嶺街少年殺人事件』は、その世界に放り込まれて、目撃してしまったかのような感覚

柳下さん:『牯嶺街少年殺人事件』も『恐怖分子』もどちらも、普通の映画にあるような登場人物の説明がない。誰が主人公かも、はじめはパッとすぐに分からない。最初の30分くらいは、もしかしたら何が起こっているのか分からないという感じになるかもしれない。でも、特に『牯嶺街少年殺人事件』は、観客がまるでその世界に放り込まれて、それを目撃してしまったかのような感覚になりますよね。
塚本監督:『牯嶺街少年殺人事件』は、歴史的背景を説明している訳ではないが、歴史を下敷きにドラマが展開していることは分かる。悲惨さはあって、トーンが明るいわけではないのに、どこか華々しく、少年少女の十代の若い息吹が画面から溢れていている。そういうものが感じられるから共感が生まれるのかなと。あと、ヤン監督の作品は、すごくたくさんの人が出てきて、非常に痛烈で暴力的なことが突発的に起こるイメージ。『恐怖分子』は、緻密でドキドキするけど、悲惨だなと。対照的に『牯嶺街少年殺人事件』は、緑の草の匂いが溢れてきている。そこで非常に大きな違いを感じる。クーリンチェまでの5年間で一体何があったんだろうなと。その差異を『牯嶺街少年殺人事件』『恐怖分子』の2本を観ることで感じて頂けるんじゃないかなと思う。

映画情報どっとこむ ralph デジタルリマスターで蘇る『牯嶺街少年殺人事件』で描かれる闇

塚本監督:今回スコセッシ監督の協力でデジタルリマスターされて、フィルムだと時間がたって色が落ちたりしてしまうけれど、色も鮮明に観ることができますよね。懐中電灯の光だけで照らされるシーンは、普通は見える基盤を作るために補助のライトつけるけど、それを全くしていない。完璧に闇というのが本当にすごいですよね。闇の中に何かあるという気配も感じられる。

柳下さん:本当に、夜を真っ暗に撮ってますよね。フィルムでもこの暗さでああいう照明の当て方でなかなか撮ることができないと思います。あと、『恐怖分子』はしっかりとしたスターを使っているけど、『牯嶺街少年殺人事件』はスタッフもキャストも半分以上が素人。素直に芝居をしっかりしている。それが、この映画の良さに繋がっていると思います。

塚本監督:本当に1回観ても2回目観てもドキドキすることができるのは、画が本当にしっかりしているからだと思います。奇跡のようにすごい塊ができたような映画。

柳下さん:計算され尽くしているのに、そう見えない凄さがある。どうやったら、これが作れるのかなと思っちゃいますよね。

と、話題が尽きない大盛り上がりのイベントになりました。そのほかに、塚本監督出演作の『沈黙』では、アン・リー監督の「台北はスタジオがあるし、台北界隈の自然は日本の風景に似ているので撮影するといい」との勧めでスコセッシ監督が台湾で撮影したことを明かし、劇中、十字架に貼り付けられているシーンは、台中にあるプールだったなどのこぼれ話も飛び出しました!

映画情報どっとこむ ralph
牯嶺街少年殺人事件

まだまだ絶賛上映中!

物語・・・
1960年代の台湾・台北。夜間中学に通う小四(シャオスー)は不良グループ〝小公園“に属する王茂(ワンマオ)らといつもつるんでいた。小四はある日、小明(シャオミン)という少女と知り合う。彼女は小公園のボス、ハニーの女で、ハニーは対立するグループ〝217”のボスと、小明を奪い合い、相手を殺し、姿を消していた。小明への淡い恋心を抱く小四だったが、ハニーが突然戻ってきたことからグループの対立は激しさを増し、小四たちを巻き込んでいく。


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監督:エドワード・ヤン
出演:チャン・チェン、リサ・ヤン、チャン・クオチュー
1991 年/台湾/236分
©1991 Kailidoscope
配給:ビターズ・エンド