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溝口彰子x奥浜レイラトークイベント『ある少年の告白』 特別試写会


映画情報どっとこむ ralph 俳優のジョエル・エドガートンが『ザ・ギフト』に続きメガホンを 取り、若手実力派ルーカス・ヘッジズが初主演を飾る、映画『ある少年の告白』が4月19日 (金)より全国公開します。

公開に先立ち、4月8日(月)にトーク付き特別試写会を開催しました。

日時:4月8日(月)
会場:アキバシアター
登壇:溝口彰子、奥浜レイラ

映画情報どっとこむ ralph 2016年に発表され、NYタイムズ紙によるベストセラーに選ばれるなど全米で大きな反響を呼んだ 衝撃の<実話>をもとに、ひとりの青年の葛藤と成長、親と子が絆を再発見するまでが描かれる 本作。主演は『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で一躍その名を世界に知らしめたルーカス・ヘッジズ。共 演に、ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウら実力派豪華キャストが集結した、圧倒の人間ドラマ。

本作では、アメリカにも実存する同性愛を“治す”目的で行われている矯正セラピーでの驚愕の出来事が描かれ、主人公ジャレッドが 何故そのセラピーを受けることになったのかも紐解かれていく。ゲストに「BL 進化論」などの著書があり、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて論文や記事を執筆している溝口彰子さんと、数々の映画イベントに登壇、音楽にも造詣の深い奥浜レイラ さんを迎え、本作の魅力を徹底解説しました。
映画情報どっとこむ ralph 「 これまでの傑作を彷彿させる、 非常に意義深い作品」

本作の感想を聞かれた溝口さんは「米配給会社が一緒ということもあり、『ミルク』 (09/ガス・ヴァン・サント監督)を思い出しました」と実在の政治家、ハーヴェイ・ ミルクの半生を描いた大ヒット映画に言及。「『ミルク』も実話がベースですが、こちらは実際にいた人物を褒めたたえた映画。『ある少年の告白』は同じ実話でも、衝撃的な事実を描いて観る者に現実をつきつけてくる。一方、フィクションだからこそできる構成で、苦しさだけではなく、誰もが受け止められる表現にしている。そこが素晴らしいですね。そして、エンディングも“現実に接続すること”が共通している。非常に 意義深い作品だと感じました」と傑作との繋がりを解説した。さらには「本作では、悲劇を描いているけれど、悲しみだけじゃない。そ の先に希望や光を感じさせる。その意味では『チョコレートドーナツ』を思い出しました」と、難しいテーマを描きながら、観客に多くの共感を生んだ名作『チョコレートドーナツ』(12/トラヴィス・ファイン監督)とも重なる点を語った。


S 級俳優たちの演技合戦は必見! 「本作に出たい!」という思いが溢れてる

若手実力派のルーカス・ヘッジズをはじめ、ニコール・キッドマンやラッセル・クロウの大物俳優が集結している本作。

溝口さんは「出演者のインタビュー動画をみていて、彼らが物語に惚れこんで出たいと思っているのが、ものすごい伝わってきました」と、俳優たちの熱量が桁違いだったと解説。さらに「自身もゲイだとカミングアウトしているトロイ・シヴァンも「何があっても関わりたい」と話してい て、本心としか思えなかった!」と驚きの表情をみせた。奥浜さんも「歌手としても活躍しているトロイは、ヨンシーとの共作で本作の 主題歌「Revelation」も歌っていて、出演者だけでない関わりをして自分が“広げなければ”という姿勢が伝わってきますね。さ らにニコール・キッドマンも大女優にも関わらず、映画 PR の為に多数の TV 番組に出ていて熱意が伝わりました」と続けた。 またオーストラリア出身の俳優が多く出演している点にも言及、「オーストラリア勢の、アメリカ発音のパーフェクトさにはいつも驚かされ ます。本作の舞台がアメリカ南部で訛りがあるのですが、私自身が暮らしていたこともあって、特にラッセル・クロウの説教が、鳥肌が 立つほどに完璧だった」と溝口さんは彼らのリアルを追求した演技を絶賛した。


「この映画は“変換期”をみせた」「まったく他人事ではない映画」

印象的だったシーンとして、奥浜さんは「ジャレッドがプログラムの中で家系図を書かされるシーン」を挙げた。「昔から慣用句でも言 われていたように“この親にしてこの子あり”と、自分の由来を家族になぞらえることが、当たり前でしたよね。でも、本作でも描かれ るように、本当はそうではない。もちろん身体的なものでなくて性格とかでも通じる話で、たとえ親子であっても、独立した別のひとりの人間なのだということを、どう受け入れていくかを考えさせられましたし、本作の主人公らと同じ立場にはいないけれど、遠い話だとは思いませんでした」。

一方、溝口さんはラスト近くのジャレッドと父マーシャルの対面シーンを挙げ、「彼らの演技力もあって、短い台詞で強い想いが伝わるシーンでした。息子も父を嫌いではないし、親も息子を嫌いではない。その上での“葛藤”がみえます。親との違い、その葛藤、そし て受容。この映画は新たな“変換期”をみせたと思います」と、本作の重要シーンを解説。「宗教的なことも描かれる映画だし、“自分は関係ない、日本はいい国だ”と思う人がいるかもしれません。でも実際、日本でも事件は起きているし、全く他人事ではないですよね」と、物語の普遍性を語った。

「 出口には希望がある」「沢山の人と観て、語り合ってほしい」

最後に・・・

溝口さん:鑑賞のきっかけとして俳優の演技合戦を見に来るのもいいと思い ます。沢山の人と観て、語り合ってください。

奥浜さん:見に行くことに対して、二の足を踏むのはもったいない。出口には希望がある物語なので、ご覧になった方はそのあたりもお友達にお薦め頂きたいですね。

と、多くの人に届く言葉で締めくくった。

映画情報どっとこむ ralph 『ある少年の告白』

4月19日㈮より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!

www.boy-erased.jp

僕は僕でしかいられない――。

NYタイムズ紙によりベストセラーに選ばれた、胸打つ衝撃の<実話>。

映画情報どっとこむ ralph アメリカの田舎町。牧師の父(ラッセル・クロウ)と母(ニコール・キッドマン)のひとり息子として愛情を受けて育ち、輝くような青春を送る大学生のジャレッド(ルーカス・ヘッジズ)。彼はある時、思いがけない出来事をきっかけに自分は男性のことが好きだと気づく。しかし、息子の告白を受け止めきれない両親が勧めたのは、同性愛を“治す”という矯正セラピーへの参加だった。<口外禁止>だという驚くべきプログラムの内容。自らを偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じ、ジャレッドは遂にある行動を起こす…。


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出演:ルーカス・ヘッジズ、ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウ、ジョエル・エドガートン、グザヴィエ・ドラン、トロイ・シヴァン

監督・脚本:ジョエル・エドガートン
原作:ガラルド・コンリー
音楽:ダニー・ベンジー、サウンダー・ジュリアンズ
撮影:エドゥアルド・グラウ

プロデューサー:ケリー・コハンスキー=ロバーツ(p.g.a.)、スティーヴ・ゴリン(p.g.a.)、ジョエル・エドガートン(p.g.a.)

2018年/アメリカ/115分
原題BOY ERASED ユニバーサル作品
配給:ビターズ・エンド/パルコ
(C)2018 UNERASED FILM, INC.
  


レッチリ、伝説のベーシスト・フリーのインタビュー映像到着!『ある少年の告白』


映画情報どっとこむ ralph 映画の公開日が4月19日(金)に全国公開します。

僕は僕でしかいられない――。 NYタイムズ紙によりベストセラーに選ばれた、胸打つ衝撃の<実話>。

牧師の父(ラッセル・クロウ)と母(ニコール・キッドマン)のひとり息子として愛情を受けて育ち、輝くような青春を送る大学生のジャレッド(ルーカス・ヘッジズ)。彼はある時、思いがけない出来事をきっかけに自分は男性のことが好きだと気づく。



しかし、息子の告白を受け止めきれない両親が勧めたのは、同性愛を“治す”という矯正セラピーへの参加だった。

<口外禁止>だという驚くべきプログラムの内容。自らを偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じ、ジャレッドは遂にある行動を起こす…。
原作は、2016年に発表され、NYタイムズ紙によるベストセラーに選ばれるなど全米で大きな反響を呼んだ衝撃 の<実話>。今年のサマーソニックのヘッドライナーとして出演が決まっている、日本でも根強い人気を誇るレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、通称レッチリ。その中でも唯一無二のパワフルなライブパフォーマンスを披露する、人気ベーシスト、フリーが本作に出演。

その経緯と、自身がバンド歴より長いという俳優活動について語るインタビューが到着。



映画情報どっとこむ ralph ロックの殿堂入りも果たした“レッチリ”のフリーの俳優としての活躍は?

ヴォーカルのアンソニー・キーディスとベースのフリーを中心に83年に結成され、2012年にはロックの殿堂入りを果たした全世界的スーパー・ロックバンドのレッチリ。以外にもベーシストのフリーは俳優としての活動も長く、ジョエル&イーサン・コーエン監督作 『ビック・リボウスキ』(98)、テリー・ギリアム監督作『ラスベガスをやっつけろ』(98)、エドガー・ライト監督作『ベイビー・ドライバー』(17)など、作家性の強い監督作に引っ張りだこ。ステージパフォーマンスは然ることながら、アクの強い作品たちに負けない圧倒的存在感が、起用される理由にあるのだろう。その一方でディズニー映画『インサイド・ヘッド』では声の出演を果たすなど、アニメーション作品でも個性全開に映画を盛り上げ、長年の演技経験で培った演技力を披露するマルチな才能を持ち合わせている。

「僕の演技に賭けてくれたのだと思う」と出演決意!エドガートンの監督としての手腕を絶賛!

本作で描かれる衝撃の実話を初めて聞いたときは胸を痛めたというフリー。本作では、エドガートンたっての希望でオーディションなしに彼へ出演の依頼がきた。これについて、フリーはこのような意義深い本作を成功させるため、自分を選んでくれたことに、驚きと同時に喜びを感じ「精一杯やりたいと思った」と思いの丈を語っている。「機会に恵まれ、音楽活動よりも俳優活動の歴が長く、現場で多くの監督をみてきた」と語るフリーだが、「優れた感性の持ち主で流れに任せることを恐れない。ジョエルのような人は貴重だ」とエドガートンの才能を手放しに称賛。 そして本作を観た人々には「みんなが話し合い理解することは人間としてとても大切なこと、自分とは違う人生があると知ってほしい」 と、他者に歩み寄ることの重要さを説いた。

ロックバンドのレジェンドとして君臨するフリーが、事実に胸を揺さぶられ出演を決意した本作。

映画情報どっとこむ ralph 監督・スタッフが絶大な信頼を 寄せた彼の演技を、ぜひ劇場で!

ある少年の告白

4月19日㈮より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

www.boy-erased.jp


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出演:ルーカス・ヘッジズ、ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウ、ジョエル・エドガートン、グザヴィエ・ドラン、トロイ・シヴァン

監督・脚本:ジョエル・エドガートン 
原作:ガラルド・コンリー 
音楽:ダニー・ベンジー、サウンダー・ジュリアンズ
撮影:エドゥアルド・グラウ
プロデューサー:ケリー・コハンスキー=ロバーツ(p.g.a.)、スティーヴ・ゴリン(p.g.a.)、ジョエル・エドガートン(p.g.a.)

2018年/アメリカ/115分
原題BOY ERASED ユニバーサル作品
配給:ビターズ・エンド/パルコ
(C)2018 UNERASED FILM, INC.


原題BOY ERASED『ある少年の告白』公開日&ヴィジュアル&予告編解禁!


映画情報どっとこむ ralph 俳優のジョエル・エドガートンが『ザ・ギフト』に続きメガホンを取り、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で 一躍その名を世界に知らしめたルーカス・ヘッジズが初主演を飾る、映画『ある少年の告白』の公開日が4月19日(金)に決定!併せてヴィジュアルと予告編が解禁となりました。


僕は僕でしかいられない――。

NYタイムズ紙によりベストセラーに選ばれた、胸打つ衝撃の<実話>。

映画情報どっとこむ ralph アメリカの田舎町。牧師の父(ラッセル・クロウ)と母(ニコール・キッドマン)のひとり息子として愛情を受けて育ち、輝くような青春を送る大学生のジャレッド(ルーカス・ヘッジズ)。彼はある時、思いがけない出来事をきっかけに自分は男性のことが好きだと気づく。しかし、息子の告白を受け止めきれない両親が勧めたのは、同性愛を“治す”という矯正セラピーへの参加だった。<口外禁止>だという驚くべきプログラムの内容。自らを偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じ、ジャレッドは遂にある行動を起こす…。

原作は、2016年に発表され、NYタイムズ紙によるベストセラーに選ばれるなど全米で大きな反響を呼んだ衝撃の <実話>。人はなぜ、幸せを願うほどにすれ違ってしまうのか――。本当の自分、あるがままの相手を見つめた先に、誰にも 奪うことはできない真実の愛が浮かび上がる。一筋の希望が胸を震わせる、圧倒的な人間ドラマが誕生した。

この度、解禁されたヴィジュアルは、母(ニコール・キッドマン)と父(ラッセル・クロウ)が別方向を向き、不安げな表情を浮かべる息子(ルーカス・ヘッジズ)の姿が。視線が交わることのない家族は、本当の幸せを見出すことができるのか?物語の展開を予感させるものとなった。

映画情報どっとこむ ralph また併せて解禁となった予告編は、大学生活を送るキラキラとした青春シーンからは一変。両親の勧めで入った矯正セラピーが行う、衝撃の実態が垣間見える。

偽ることのできない自分、愛する家族、受け入れることができない施設の方針… 様々な中で葛藤する主人公ルーカス・ヘッジズが、感情を爆発させる場面は観る者の胸を揺さぶる。さらに、来日公演も即日完売となった注目の人気シンガー、 トロイ・シヴァンは、本作へ出演のみならず、楽曲「Revelation」も提供。予告編でも使用され、映像と相まって感動的に世界観を盛り上げる。本作は、奇才グザヴィエ・ドランや、人気急上昇中の俳優ジョー・アルウィンなども出演。キャストの演技にも目が離せない。


『ある少年の告白』
原題BOY ERASED

4月19日㈮より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!

www.boy-erased.jp

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出演:ルーカス・ヘッジズ、ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウ、ジョエル・エドガートン、グザヴィエ・ドラン、トロイ・シヴァン

監督・脚本:ジョエル・エドガートン
原作:ガラルド・コンリー
音楽:ダニー・ベンジー、サウンダー・ジュリアンズ
撮影:エドゥアルド・グラウ

プロデューサー:ケリー・コハンスキー=ロバーツ(p.g.a.)、スティーヴ・ゴリン(p.g.a.)、ジョエル・エドガートン(p.g.a.)

2018年/アメリカ/115分
ユニバーサル作品
配給:ビターズ・エンド/パルコ

(C)2018 UNERASED FILM, INC.


『イット・カムズ・アット・ナイト』最強の製作スタッフが誘うトラウマ的世界


映画情報どっとこむ ralph 『イット・フォローズ』の製作陣が仕掛ける、極限心理スリラー『イット・カムズ・アット・ナイト』が11月23日(金・祝)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショーとなります。


本作は『イット・フォローズ』の製作陣と2012年の設立以降『ムーンライト』、『エクス・マキナ』、『ア・ゴースト・ストーリー』など刺激的な話題作を放ち続ける気鋭スタジオA24が製作。監督は全米のインディペンデント映画賞を多数受賞した経歴を持ち、鬼才ジョン・ウォーターズ監督にその手腕を絶賛された88年生まれの新鋭トレイ・エドワード・シュルツ。主演は『ザ・ギフト』で長編初監督と主演を務めた実力派俳優ジョエル・エドガートン。監督の才能に惚れ込み、製作総指揮としても本作に参加した。よくあるホラー・スリラー映画とは少し違う角度から襲ってくる恐怖に目が離せなくなること間違いなしの極限心理スリラーがいよいよ日本に上陸します。

映画情報どっとこむ ralph 新人作曲家ブライアン・マコーマーが誘うトラウマ的世界&数々のインディペンデント映画を彩る最強のプロデューサー2人!

劇中に流れる恐怖をあおる音楽が秀逸な本作。静かだがじわじわと恐怖が迫ってくる音楽がトラヴィスの苦しい精神を表現し、観客をトラウマ的世界へと引き込んでいく。本作で音楽を担当しているのは、作曲家・演奏家兼生物学者と異色の経歴を持つブライアン・マコーマー。ペンシルベニア大学でライム病の分子生態学を学ぶ傍ら、グラミー賞ノミネートのバンド、ダーティープロジェクターズの元メンバーという経歴を持つ。ドラマーとしては、アラーム・ウィル・サウンド、ビョーク、デヴィッド・バーン、ドゥードゥー・ンジャイ・ローズ、ミラ・カリックス、ザ・ルーツ、セイント・ヴィンセント、イェーセイヤーらのレコーディングに参加している。2013年、活動の中心を映画音楽に移し、シュルツ監督の『Krisha』(14)の音楽を手掛け、フィルムメーカー・マガジンがインディペンデント映画の新鋭25人に選出。2017年にはアメリカン・インディペンデント・フィルム・アワードで最優秀作曲賞を受賞している。前作『Krisha』に続いてブライアン・マコーマーを登用して

シュルツ監督:『Krisha』の時には音が際立つような音楽にしましたが、本作では観客を引き込むような没入感を意識していたので、あまり音だけが目立つような作りにはしなかったんです。意識すればこういう音を使っているんだなと分かるくらい、肌で感じる程度、そしてキャラクターにそぐうようなサウンドデザインを心掛けました。

と、前作とは違ったアプローチの音楽を依頼したことを明かした。

そして、本作でプロデューサーを務めるのはデイヴィット・カプランとアンドレア・ロア。
数々の雑誌のランキングや賞で名前が挙げられ、名プロデューサーとして注目されている。デイヴィット・カプランは、ニューヨークを拠点にする制作会社アニマル・キングダム創設者の一人で、これまで手掛けてきた作品に『ショート・ターム』(13)、『イット・フォローズ』(14)、『浮き草たち』(16・Netflix配信)等がある。もう一人のプロデューサー、アンドレア・ロアは、これまでジム・ジャームッシュ、スティーブン・ソダーバーグ、ジョン・ウォーターズ監督作品など数々のインディペンデント映画に携わっている。

シュルツ監督:A24のスタッフが脚本を読んで、デイヴィット・カプランと組んだらどう?と勧めてくれたのが最初でした。そしてデイヴィットがアンドレア・ロアを連れて来たんです。2人とはとてもいいコラボレーションが図れました。

と、名プロデューサーと組むことになったきっかけを語ってくれています。

映画情報どっとこむ ralph これら最強の製作スタッフに支えられ、正体不明の“それ”へと追いつめられる、極限の心理スリラーが完成した。
彼らを追いつめる“それ”とは一体・・・

是非、劇場で!


『イット・カムズ・アット・ナイト』

STORY 夜やってくる“それ”の感染から逃れるため、森の奥でひっそりと暮らすポール一家。そこにウィルと名乗る男とその家族が助けを求めてやって来る。ポールは“それ”の侵入を防ぐため「夜入口の赤いドアは常にロックする」というこの家のルールに従うことを条件に彼らを受け入れる。うまく回り始めたかに思えた共同生活だったが、ある夜、赤いドアが開いていたことが発覚。誰かが感染したことを疑うも、今度はポール一家の犬が何者かによる外傷を負って発見され、さらにはある人物の不可解な発言…外から迫る、姿が見えない外部の恐怖に耐え続け、家の中には相互不信と狂気が渦巻く。彼らを追い詰める“それ”とは一体・・・。

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監督・脚本:
製作総指揮・主演:ジョエル・エドガートン

出演:クリストファー・アボット、カルメン・イジョゴ、ケルビン・ハリソン・ジュニア、ライリー・キーオ

2017年/アメリカ/英語/92分/カラー/シネスコ
原題:IT COMES AT NIGHT
字幕翻訳:伊原奈津子

配給:ギャガ・プラス
© 2017 A24 Distribution,LLC


『ラビング 愛という名前のふたり』ジェフ・ニコルズ監督インタビュー


映画情報どっとこむ ralph 1958年、異人種間の結婚は違法だった時代に結ばれたラビング夫妻。実話から生まれたアメリカ史上最も純粋なラブストーリー『ラビング 愛という名前のふたり』(原題:LOVING)が、2017年3月3日、TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開となります。

この映画のメガフォンを取られたジェフ・ニコルズ監督のオフィシャルインタビューが到着しましたのでご紹介。


映画情報どっとこむ ralph Q: これまでも何度かカンヌ映画祭に参加されていますが、今回と比べていかがでしたか?

A: あまり驕っていると思われたくないけど、『MUD マッド』でも僕と妻は招待された。その時は僕も妻もとても緊張していたよ。作品がどう受け止められるか不安だった。それに「どこに行けばいい?今、どこに立つべきなんだ? このイベントはこれからどうなるんだ?」って感じでね。今回は、どうなるかわかっていたから、不安やドキドキは一切なかった。だから、とても楽しめたよ。今回ほどカンヌが楽しめたのは、2000年にインターンとしてアメリカンパビリオンに来たとき以来かもしれない。当時は大学一年生で、インターンシップを取って、アメリカンパビリオンでウェイターをやったんだ。素晴らしい経験だったね。母が買ってくれたタキシードを着て、非公開の試写会のような、コンペティション映画のチケットがもらえるんだ。毎晩のように飲んだくれていたよ。最高に楽しかった。あんなに楽しい経験はあれ以降できてないね。


Q: この作品が世に与える影響について考えていらっしゃいますか?

A: その点については、まだ不安なんだ。評価については、賛否両論あるようだから。それに、自分の作品については、僕は特に厳しくなるんだ。でも、この映画は少し違う。これは、100%オリジナルの素材から作った作品ではないから。僕の頭の中で作り上げられた作品ではないからね。だから、感じ方も少し違う。この作品については自分の作品としてはあまり自慢できないと思うんだ。映画全体としては自分の手柄とすることもできるけど、ストーリーに関してはね。だって、これは僕が考えたものではなく、彼らに本当に起こった物語なんだ。僕には直接関係のない出来事だ。重要な事をしたのは彼らの方で、僕はただそれを守りたいと思っているんだ。僕の発言は尊大に聞こえるかもしれないけど、重要なことだから主張するんだ。僕が作ったから重要なんじゃなくて、彼らが行動を起こしたことが重要なんだ。

Q: 彼ら二人の視点から物語を伝えようと決めたのはどのタイミングですか?

A: ドキュメンタリーを見た瞬間だね。彼らに関するビデオを見た時から、それは決めていた。本当に魅力的なカップルで、ただ(友人として)付き合いたいと思った。もう亡くなってしまったけど、祖父と一緒にいるだけで楽しかったのと同じようにね。飾り気のないシンプルな人たちなんだ。僕の祖父もそうだった。だから、彼らと一緒に過ごしてみたかった。彼らが自分の望むように生きられないという事実に胸が張り裂けそうだった。ドキュメンタリーの中で、バーニー・コーエンが最高裁での勝利について、それがどれほど画期的で素晴らしい出来事だったかを語るシーンがある。ドキュメンタリーを制作した女性監督のナンシー・バースキーは「ラヴィング夫妻は、その事実をどうやって知ったのでしょうか?」と鋭い質問をするんだ。彼は「ああ、確か電話で話したと思いますよ」と答える。彼は自分の勝利しか見えてなくて、彼ら夫婦とは何の関係もないんだ。ラヴィング夫妻と裁判との間にある距離やギャップを強調したシーンだった。彼らは、ささやかに暮らしていた。夫であるリチャードは、毎日レンガを積む仕事をしていた。公民権運動にも参加せず、ただ生きて、家族を作りたいと考えていたんだ。僕は、なぜかそれがとても重要で、誠実なことだと感じたんだ。

映画情報どっとこむ ralph Q: リサーチでは、どんな方法を取ったのですか?

A: ドキュメンタリーによってさまざまな事実が明らかになり、情報を一つの場所にまとめることができた。ただ、問題なのは、彼らの私生活については、ほとんど情報がなかったことだ。目立たない、静かな人たちだったからだと思う。ホープ・ライデンというドキュメンタリー作家が作ったドキュメンタリー映像があった。ライデンは、1960年代に2人が生活していた家を訪れている。少なくとも2回、彼らの家を訪ねているが、これはすごいことなんだ。本当にラヴィング夫妻と一緒にいるような気分になる。当時の彼らは、自分たちの目の前で起こっていることが、どれだけ長く影響を及ぼすか理解していなかったんだ。この映像がアーカイブとして記録されると思っていなかったから、カメラの前で本当にリラックスしている。カメラを前にすると、雰囲気が変わってしまう人を大勢見てきたけど、このドキュメンタリー映像ではそれがほとんど見られない。インタビューを受けている時、リチャードがカメラを意識して、ピリピリしてナーバスになるシーンもあるけど、暖炉に薪をくべたり、タバコを吸うシーンもある。僕は、こういった一つひとつの情報をすべて吸収した。こういう生活の特定の瞬間を切り取った情報がなければ、その時代において彼らが本質的にどういう人間だったかということの理解だけで終わってしまっていただろうからね。

Q: ラヴィング夫妻の子供たちは協力してくれましたか?

A: 今も存命なのは、ペギーという女性1人だけなんだ。1967年当時はまだ5歳だったので、この映画で取り上げられている時代の記憶に関しては限られていた。しかも、父親によく似ていて、静かで多くを語らない女性なんだ。彼女から話を聞き出すのは、非常に難しかったが、僕がどうしても信じられなかった話を裏付けしてくれた。弁護士と話した時、「いいですか、彼らがケンカするところを一度も見たことがありません。本当に、お互いに愛し合っていたんです」と言っていたけど、「ウソこけ、そんなはずないだろう」と思った。この関係にいつヒビが入るんだろう?いつバラバラになってしまうんだろう?って考えた。でも、ペギーは(弁護士の言うとおりだったことを)裏付けててくれたんだ。「いいえ、うちの家ではまったくそんなことはありませんでした」と言ってね。その後、2008年に彼女が言ったコメントを見つけて、それを映画の最後のクレジットにした。「父は私をとても大切にしてくれました」というコメントだ。父親が死んで30年経っても、彼女は彼を愛していて、今も尊敬の念を忘れていない。胸が張り裂けそうな思いだった。それがペギーが証明してくれたことであり、彼女のコメントによって僕が再確認したことだ。物書きとしては、ウソ臭い話だとしてもね。だって、それで何が残るというんだろう?でも、物語として矛盾するところは何もない。いつ別れてしまうんだろう?いつ、彼は友だちの家で寝泊まりしなければならなくなるんだろう?でも、そんな悲しい結末にはならなかった。無理やり、物語をそんな方向に進めようとするたびに、不誠実な気分になった。

Q: 『ラビング 愛という名前のふたり』では、その哲学から脱却したのでしょうか?

A: おかしなことなんだが、逆に、原点に戻ったような気がしている。自分の作品を振り返ってみると、『ラビング 愛という名前のふたり(原題)』は、デビュー作の『Shotgun Stories(原題)』に一番近い作品だと思う。僕の作品は、徐々に規模が大きくなっていたんだ。『テイク・シェルター』は、『Shotgun Stories(原題)』よりスケールが大きいし、『MUD マッド』は、『テイク・シェルター』よりさらに規模が大きくなった。『MUD マッド』よりさらにスケールが広がったのが『Midnight Special(原題)』だ。「さあこれから、製作費が1億ドルの映画か、小規模なインディペンデント映画を作るのか、どっちだ」と、考えた。自分でも興味深いことだと思うし、気分転換にもなったんだが、『Midnight Special(原題)』を作った後、「これまで学んだことを活かし、この10年で培った専門的な技術をすべてつぎ込んで、デビュー作と同じぐらい静かで地味な作品を作ろう」と考えたんだ。カーチェイスも派手な銃撃戦もないけど、自分自身の手で美しい瞬間を捉えられることにワクワクしたよ。『Shotgun Stories(原題)』の時は、まだ振り回されているみたいだった。その瞬間を捉える方法を理解しようともがいていた頃で、その結果、作品には美しいエネルギーが生まれたと思う。初めての作品だからこそ、起こり得たことだ。新たに身につけたスキルで、これと同じぐらい静かな作品を再訪しようとしたんだ。


Q: 原点に戻って、どうでしたか?良い感覚でしたか?

A: すごく良かったと思う。自分のキャリアの中で初めて、自信を持つことができた。自分がこだわっていたキャストのギャラなど予算が必要だったので、資金集めに奔走したけど、期待したほどは集めることはできなかった。何とか35日分の撮影費用は捻出できたけど、台本から考えて40日は必要なことはわかっていた。35日でクランクアップすることもできたかもしれないし、若い頃のジェフ・ニコルズなら24日間で撮影したかもしれない。でも、そんなことはしたくなかった。こういうことにウンザリしていたんだ。「時間もないし、撮り直しできる安全策はないから、うまくいってることを祈ろう!」みたいな、博打のようなやり方はもう嫌だったんだ。

Q: 『ラビング 愛という名前のふたり』を作らなければ離婚すると、奥様が半分冗談で脅したというのは本当ですか?

A: 本当だよ。すごく面白い話だよ。カンヌに行く準備をして、インタビューのために情報を整理していた時、この作品に関するメールをすべて保管した「ラビング 愛という名前のふたり(原題)」とだけ書かれたサブフォルダを見つけたんだ。フォルダを最初の方から遡って見ていたら、メールが3本あった。まず、エージェントが送ってくれたドキュメンタリーの予告編、次にそれに対する僕の返信、そして3番目が妻に宛てて、その予告編を送ったものだった。「この映像を見てほしいと言われたんだけど、どう思う?」と書いてね。彼女の返信はシンプルで、「あなたのことを愛してるけど、この映画を作らないなら、離婚するわよ」と書かれていた。たぶん、半分は本気だったんじゃないかな(笑)。彼女は、僕の映画作りには欠かせない人物なんだ。マシュー・マコノヒーのために『MUD マッド』を書いた時、彼を主役にすると、ギャラを捻出できず、資金繰りがうまく行かなかったんだ。そこで「代わりに誰を主役にするべきか」という議論をしていた時、妻は「あなたはマシュー・マコノヒーのためにこの脚本を書いたんでしょう。私はマシュー・マコノヒーでこの映画を見たいわ」と、ずっと言ってくれた。彼女は僕にとってのバロメーターみたいな役割で、今回も支えになってくれたよ。

映画情報どっとこむ ralph Q: ルース・ネガのことはどこで知ったのですか?

A: オーディションに最初に来たのがルースだった。キャスティング担当のフランシーヌ・メイズラーは非常に優秀な人物で、彼女が最初に連れて来たんだ。僕は知らなかったが、ルースはドキュメンタリーが発表された時から、個人的に見て勉強していたらしい。映画が制作されると知って、どうしてもオーディションを受けたかったそうだ。部屋に入って来て、僕の目の前に座り、口を開いた瞬間、彼女はミルドレッド・ラビングそのものだった。それ以上、何もすることはなかったよ。

Q: ジョエル・エドガートンの場合はいかがでしたか?『Midnight Special(原題)』にも出演していましたが、その際、『ラビング 愛という名前のふたり』の話はしたのですか?

A: 『Midnight Special(原題)』でジョエルと仕事をしていた時、僕はすでに『ラビング 愛という名前のふたり(原題)』の脚本を書き上げていた。その時、ジョエルにはアクセントを操る才能があることに気づいたんだ。リチャードの声のイメージは頭の中にあった。ジョエルなら、実際にその才能を使って、リチャードの声を再現できると思った。それから、彼に注目するようになったんだが、ジョエルは外見もリチャードに似ていた。これが僕にとって非常に重要なことだった。『MUD マッド』を書いた時は、マシュー・マコノヒーを思い描いていた。『ラビング 愛という名前のふたり(原題)』は、ミルドレッドとリチャード・ラビング夫妻のことを思い描きながら書いた。だから、彼らを体現できる俳優を見つける必要があったんだ。


Q: この映画では、これまでとは違う種類の責任感がありましたか?

A: もちろんだよ。これは架空のキャラクターではなく、実在した人々の物語だから、真摯に考えた。派手さのないとても静かな映画で、それはラヴィング夫妻そのものだと思う。ただ、面白いことに、一部の批評は「いや、待てよ。これは公民権運動だ!大きなムーブメントだ!アグレッシブな時代だったのだ!」みたいな論調だった。もちろん、それも本当のことなんだが、ただ、それはラヴィング夫妻の状況には当てはまらない。制作の初期の段階から、できる限り、リチャードとミルドレッドの視点から映画を作ろうと決めていた。つまり、映画の構成も、トーンも、シーンのスタイルもすべて、この2人の人柄を反映したものになるということだ。当然、僕が創作した部分もあるので、実際に起こったかどうかわからないシーンもあるが、彼らの人柄を理解し、彼らの本質的な部分から外れることがないように努力した。「こんなことが実際に起こったかどうかはわからない。でも、本当にこんな感じだったはずだ」って感じだった。少なくとも、この2人を人間としてきちんと描けていると思っているし、それが僕にとって重要なことだった。僕は、公民権運動に関する映画を作った監督として考えてほしくない。もし、それがテーマなら、もっと優れた監督が他にたくさんいる。それよりも、ある2人の人間に関する映画を作った監督だと思ってほしいし、彼らの本当の人となりを讃えたかったんだ。そのキャラクターの描き方次第で家族が不快に感じたり、実在の人物の残したものを取り上げるような映画を撮ったことがなかったから、最初は怖かった。これは非常に大切なことだった。ラヴィング夫妻を見た時、僕が本当に心惹かれたのは、彼らが政治にまったく関心がないことだった。彼らの結婚は、政治的な抵抗ではなかったんだ。もしこれが政治的な表明だったとしたら、これは僕の考えだが、愛の価値は消えていたと思う。

映画情報どっとこむ ralph Q: そういう思いがあったから、この時代で最も純粋なラブストーリーと表現したのですか?

A: 本当にそう思うんだ!ムーブメントの象徴でありながら、お互いに対して純粋な愛を持った夫婦の両方であるなんてことはできない。他の人々がどう考えるかに関係なく、これが僕の解釈であり、僕が見て感じたことなんだ。あのドキュメンタリー映像を見た人なら、誰でも同意してくれると思う。そう思わずにいられない。あのドキュメンタリーにはカットになったシーンがあるんだ。制作者のナンシーが60年代中頃から持っていたホープ・ライデンのオリジナル版を送ってくれたんだけど、ドキュメンタリーの制作者がリチャードに裁判の結果について話してほしいというシーンがある。そこで、リチャードは「ああ、そうだなあ。彼女はこの手紙を書いたのさ。誰宛てに書いたんだっけ?」って言うんだ。彼女が「ロバート・ケネディよ」と答えると、「ああ、そうだった。彼宛てだ」と言う。それが演技ではないことは見ていてわかる。彼らは小細工をして、何かを手に入れようなんて考えていなかったんだ。彼らは非常に特殊なコミュニティの中で恋に落ち、貧しく、特に人と違うところもなく、目立つ存在でもなかったから、誰も自分たちのことなど気にかけないと思っていた。誰にも邪魔されることはないだろうと。ところが、邪魔をする人間がいて、それが彼らの人生を変えてしまったんだ。

Q: あの判決の意義するところを過剰に演出することはできなかったのではないでしょうか?

A: その通りだね。初めてフォーカス(フィーチャーズ)に映画を見せた時、幸いにもすでに映画の配給は決まっていたし、気に入ってくれていたんだが、「タイトルカードに、『スポットライト 世紀のスクープ』のように、その後の20年間で結婚した夫婦の名前か、異人種間結婚の件数を入れてほしい」と言われたんだ。その数は膨大だし、重要な数ではあるけど、それを示すことの重要性に関しては否定はしなかった。ただ、この判決が政治的かつ社会的な影響を与えたことは理解していても、僕は、この映画のエンディングを政治的な意味づけのないものにしたかった。僕がやりたいことがあるとすれば、たとえば、「ラビング 愛という名前のふたり Day」に制定されている6月12日、広報の補足資料として、異人種間結婚をした夫婦を取材して、彼らの物語を話してもらうことだ。それを広告の補助資材にして、社会的・政治的な問題を取り上げた作品として、映画のコンセプトを広げてみるのもいいと思う。ただ、映画という世界の中で、説教したりしたくない。だって、それはラヴィング夫妻とはかけ離れたことだから、つじつまが合わなくなる。僕の考えでは、矛盾したことになると思う。

Q: それでも、この映画は観客にメッセージを伝えると思いますか?

A: そうだね。素晴らしいのは、この映画は平等な結婚という問題と関係ない人々、つまり人種問題の向こう側にいる人々にも届く可能性があるという点だ。自分たちが信じていないことについて説教される映画を見に行かないだろう。僕たちが彼らの信念やシステムに賛同するかどうかは別として、こういう人々は、同性愛婚に対して固い信念を持っている。少なくとも、アメリカにはそういう人は数多くいる。こういった人々にも作品を届ける唯一の方法は「ある話題について、あなたが間違っていると声高に叫ぶのはやめよう。ただ、ある2人の人間がお互いに純粋な愛情を持っていたことを伝えよう。2人のことを人間として知ってほしい。この物語の陰にある人間性について知ってほしい。あなたの考え方ももしかしたら変わるかもしれない」というメッセージを伝えることだ。たぶん変わらないだろうけど、変わる可能性もある。だから、映画の物語の構造を守るのは、とても重要なことなんだ。全てのことを映画に含める必要はない。公民権運動を描いた映画を作るつもりはないし、実際に起こったすさまじい法廷での争いを描いた映画を作るつもりもない。それとはまったく別のことを描きたかったんだ。

映画情報どっとこむ ralph Q: 『ラビング 愛という名前のふたり』の制作で、最も大きな課題は何でしたか?

A: 当時の古い小道具をそろえることだね。僕は1978年生まれなので、1950年代や1960年代については、まったくわからない。『Midnight Special(原題)』の場合も、『MUD マッド 』や『テイク・シェルター』の場合も、セットに入って、どんな風に仕上げるか、細かいところまで指示することができた。ただ、今回の場合は違う。プロダクションデザイナーのチャド・キース、衣装デザイナーのエリン・ベナッチにすっかり頼り切っていた。「この時代の正解がわからないから、リサーチは君たちに任せたよ。どれが正解か教えてくれ」ってね。また、この映画は、インディペンデント映画として書いたわけではないんだ。予算のことを考えもしなかった。実際見てみると、さまざまなシーンがある。ロケハンも多かった。ただ、映画を見ている間は考えもしないと思うが、映画を作る側になると、あらゆるロケ現場を作らなくてはならない。特に時代物だから、膨大な量の作業が必要になったんだ。


ラビング 愛という名前のふたり

3月3日(金)TOHOシネマズ シャンテ他 全国順次公開です。

ずっと、そばにいた。ずっとそばにいたい。



大工のリチャード・ラビングは、恋人のミルドレッドから妊娠したと告げられ、大喜びで結婚を申し込む。
時代は1958年、ここバージニア州では、異人種間の結婚は法律で禁止されていた。だが、子供の頃に出会って育んだ友情が、愛情へと変わっていったリチャードとミルドレッドにとって、別れるなどあり得ないことだった。
二人は法律で許されるワシントンDCで結婚し、地元に新居を構えて暮らし始めるが、夜中に突然現れた保安官に逮捕されてしまう。二人は、離婚か生まれ故郷を捨てるか、二つに一つの選択を迫られる──。

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監督・脚本:ジェフ・ニコルズ(『テイク・シェルター』、『MUD マッド』)
出演:ジョエル・エドガートン(『ブラック・スキャンダル』)、ルース・ネッガ(『プルートで朝食を』)
配給:ギャガ 
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