映画情報どっとこむ ralph 「家族のレシピ」公開を記念して、実食会を含むスペシャルイベント「キュリナリーシネマイベント」を開催。

第1部の試写会に続き、第2部では、本作ゲストそれぞれの“家族のレシピ”を紹介。 彼らの“家族のレシピ“を再現したメニューに加え、映画の中で登場するオリジナルメニュー「ラーメン・テー」(ラーメン×シンガポールのソウルフード:バクテー(肉骨茶))が登場。ゲストによるトークショーを行いました。

日時:2月2日(土)
会場: PLUS TOKYO
登壇:エリック・クー監督、 斎藤工 、ジネット・アウ 、シシド・カフカ

映画情報どっとこむ ralph ★映画から生まれたオリジナル料理

映画の料理監修をしている竹田敬介さん率いるチームケイスケが調理。映画の中で、斎藤工演じる主人公真人が家族の絆を取り戻すために作った「ラーメン・テー」。
斎藤工の「いただきます!」を合図に会場にいる皆さんと試食しました。

斎藤工:今日出てきたラーメン・テーは絶妙な美味しさです!ラーメン・テーは、バクテーにただ麺を入れるだけでは成立しない。竹田敬介さん(「家族のレシピ」料理監修)のスープ加減は絶妙で、これは、日本でさらにバクテーが進化するきっかけになると思います。この映画を通して、また新たに料理に興味を持ちました。バクテーも自分で作っていて、これは得意料理の一つになりました。

この映画は、エリック監督が、ラーメンとバクテーを融合させて、きちんと一つの料理として完成してから、映画作りを始めた、このプロセスは監督ならではだと思います。
映画の撮影では、スタッフ、キャストのみんなが家族のような関係になりました。

一番感動したのは、監督が撮影最終日にチキンスープを作ってきてくれて、その想いや煮込む時間をかけてくれたことに感動して号泣してしまいました。本当に美味しくて、家族を見つけた味、というか。僕にとってはドキュメンタリーのような感覚です。

この映画はベルリン国際映画祭キュリナリー部門に出てから30~40ヶ国で配給が決まりました。世界市場に向けてアジアから映画を発信する、日本映画にとってもモデルケースとなる作品。そしてお腹が減る一本です。映画と食を味わう体験を、ぜひ日本の方にもして頂きたいです。

ジネット・アウ:日本で食べるラーメンテーは、シンガポールとは違うおいしさ。日本とシンガポールの良いところが一緒になった味ですね。
撮影でお世話になった高崎で食べた、ちごもちが私にとっての忘れらない家族の味です。高崎の菓子職人の方にレシピも学びました。新鮮なフルーツを薄皮のお持ちで包んだ贅沢な一品です。

シシド・カフカ:ラーメンテーは初めて食べました。想像を見事に満たしてくれる味!シンプルなのにピリッと辛いところが好きです。家族のレシピは、メキシコ料理のケサディア。幼い時メキシコで過ごしていて、その時に朝食で母がよく出してくれてました。

エリック・クー監督:ラーメンテーは素晴らしい!シンガポールで食べるより美味しいと感じるのはなぜでしょう?ケイスケさんは天才!日本のポークはクオリティが高いからシンガポールのバクテーが更に美味しくなる!
家族のレシピは、半熟卵のダークソイソースがけ。毎朝母が作ってくれた味です。ダークソイソースをかけて食べるのがシンガポール流です。
この映画で工や日本のキャスト、クルーと一緒に過ごして見つけたのは友情、慈愛、慈しみの心です。この友情はどんどん大きくなっています。

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★ゲストが紹介する「家族のレシピ」 以下の料理がふるまわれました。

松田聖子のレシピ「がめ煮(筑前煮)」
※子供の頃から、お正月などのおめでたい時に、松田家で必ず食卓に出てきた、一番思い出深い品。

伊原剛志のレシピ「伊原家の牛丼」
※しゃぶしゃぶを食べた後に、翌日残ったお肉を使って牛丼を作ったら子供が大絶賛。
それ以来、しゃぶしゃぶのお肉は残すという習慣がついた。

別所哲也のレシピ「別所家のピーマンの肉詰め」
※母が良く作ってくれた1品で、お弁当にも良く入っていた思い出の味。

シシド・カフカのレシピ「ケサディア」
※生まれた国、メキシコの家庭料理“ケサディア”

エリック監督レシピ「半熟卵のダークソースがけ」

映画情報どっとこむ ralph 映画「家族のレシピ」 

3月9日(土)より シネマート新宿 ほか全国ロードショー

「美味しい」 その一言が、時と国境を超え、家族をつなぐ—
日本からシンガポールへ、父と母が遺した「家族の味」をたどる旅
世界中のすべての家に、その家庭の味がある。一口食べれば、記憶が蘇り、家族や故郷につながることができる–。日本のラーメンと、シンガポールのバクテー。いつの時代も庶民の心と体を満たしてきたソウルフードをモチーフに家族の絆を描いた珠玉のドラマが誕生しました。  本作は、シンガポールと日本の外交関係樹立50周年をきっかけに製作。斎藤工演じる主人公が、父親の死をきっかけに幼い時に亡くした母の地元・シンガポールに旅立ち、一度はバラバラになってしまった家族の絆を取り戻すために奔走する物語。共演の松田聖子は、シンガポールのフードブロガー役で主人公に現地の名物グルメを案内し、家族探しを手助けする。監督は、カンヌ・ヴェネチア、トロント、ベルリンなどの国際映画祭で常に高い評価を得るシンガポールを代表する映画監督で、2011年にはマンガ家・辰巳ヨシヒロの漫画を原作に初の長編アニメーション『TATSUMI マンガに革命を起こした男』で日本でも広く知られるエリック・クー。

また本作には、美食の国・シンガポールの名物グルメの数々と、今や日本を飛び出し世界的なブームを巻き起こしているラーメンが劇中に続々と登場し、映画ファンはもちろん世界の美食家たちから熱視線を受けている。過去に、映画『二郎は鮨の夢を見る』『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン』なども上映され話題となったベルリン国際映画祭の食をテーマに秀逸な作品を選出する「Culinary Cinema(キュリナリー・シネマ)」部門にて、今年の2月開催でワールドプレミアを行い、エリック・クー監督や斎藤工、松田聖子も出席した食事会付き上映は大盛況。9月開催「世界一の美食の街」と謳われるサン・セバスチャン国際映画祭にも正式招待、食事付き上映会チケットは売り出しと同時に即日完売するほど。既に公開中のフランスではラーメン人気も重なりスマッシュヒットを記録!世界40カ国以上で上映決定した。

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出演:斎藤工、マーク・リー、ジネット・アウ、伊原剛志、別所哲也、ビートリス・チャン、松田聖子

監督:エリック・クー 
主題歌:シシド・カフカ「Hold my Hand」
撮影:ブライアン・ゴートン・タン 
脚本:ウォン・キム・ホー 
料理監修:竹田敬介 
スチール:レスリー・キー
シンガポール・日本・フランス合作映画 
配給:エレファントハウス/ニッポン放送
2018/日本語・英語・中国語/DCP/カラ―/ビスタ/89分
原題:RAMEN TEH 
(C)Wild Orange Artists/Zhao Wei Films/Comme des Cinemas/Version Originale

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