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高橋ユキ 中瀬ゆかり 社会の裏側の闇を知るお二人が『誰もがそれを知っている』トークイベント


映画情報どっとこむ ralph この度、アカデミー賞受賞『別離』『セールスマン』のアスガー・ファルハディ監督最新作『誰もがそれを知っている』を、6/1(土)Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開となります。

このたび公開を記念して、トークイベントを実施!
ゲストにお迎えしたのは、2013年に山口の集落で起きた連続放火殺人事件を2017年に取材したルポ「つけびの村」が“最恐の村サスペンス”としてSNSで話題を呼び、noteの有料記事が8000購入を突破、書籍化も決定した、テレビや雑誌でも活躍中のフリーライター高橋ユキさん。そして、アスガー・ファルハディ監督の大ファンでもあり、「事件マニア」として知られ数々の取材記事を取り上げてきた新潮社出版部長の中瀬ゆかりさん。どこの国でも起こり得る“村コワ”な事件を描いた本作と、日本で実際に起きた衝撃の事件の共通点や、本作が緻密に描く村社会の人間関係の奥深さについて等、社会の裏側の闇を知るお二人に、ディープに語りました!
高橋ユキ_中瀬ゆかり『誰もがそれを知っている』トークイベント (2)[1] 『誰もがそれを知っている』公開記念トークショー
日時:5月20日(月)
場所:ユーロライブ
登壇:高橋ユキさん(フリーライター/「つけびの村」著者)、中瀬ゆかりさん(新潮社出版部長)

映画情報どっとこむ ralph 映画を観終えたばかりで興奮覚めやらぬ観客の大きな拍手に迎えられ、高橋さん、中瀬さんが登場

今回のイベントは、各方面から本作が「『つけびの村』を彷彿とさせる」との声が多数寄せられたことから実現しましたが、実際に事件の起きた村で取材をした高橋さんも本作の感想について
高橋さん:最初にチラシなどを観た時は『どこが似ているんだろう?と半信半疑だったんですが、観終わった後は『似てるな』って。共通点が多いなと思いました。誘拐劇をテーマにしたというよりは、村における噂がテーマになっているなと。私が書いたルポ『つけびの村』も、事件にどのように噂が作用したのか?村における噂とは?ということを取材したものだったので、共通するなと感じました。田舎の噂って経済状況についての噂がよく把握される傾向にあるんですけど、この映画でもそういうシーンがよく出てきて、万国共通なんだなと思いましたね。

また、ファルハディ監督の大ファンを公言する中瀬さん:

中瀬さん:どの作品も素晴らしいんですけれども、本作は、もしファルハディを観ていない方がいらっしゃったら一番入りやすい作品なのではと思います。もちろん主演の二人が超トップスターであるということもありますし、ファルハディのいろんな要素が入っている作品で。余韻としては『彼女が消えた浜辺』に一番近いのかなと思いますけれども、『別離』的な要素も入っていますし。
と作品を分析。さらにその“余韻”について、

中瀬さん:皆さんも今浸っていらっしゃると思いますけれど、何とも言えない、あのラストというか。パコ(ハビエル・バルデム)の見せる顔とかね。皆何かを失っているし、幸せになっていないという感じとか。村の閉鎖的な中で、出ていける者と出ていけない者の差というか、やっぱり残らざるを得ない者はこれからもまた新たな秘密が加わったこの村であの事件のことをずっと囁き続けて、10年後20年後も昨日起こったことのように言っているんだろうなって。その村人たちがどのように噂するんだろうなっていうことまで考えてしまう、そんな余韻が残りました。

と、しみじみ感じ入っている様子。

映画情報どっとこむ ralph ここから話題は「つけびの村」へ。「『つけびの村』の事件は2013年の夏に起きまして、限界集落に住む60代の男性が、ある夜に夫婦を殺して家に火をつけて、その裏手の家に入って女性を殺して火をつけて、家を燃やした。その翌日にも別の家に忍び込んで、2人殺害した。という、いきなり一晩のうちに5人が殺害されて、うち2件が放火されたという事件なんですけれども。」と解説する高橋さん。「もしかしたらこれは村八分というかいじめを受けた人が復讐したんじゃないかと事件の当初も騒がれていて、“平成の八つ墓村”等々言われていました。」

※「つけびの村」詳細はこちら


取材の話を受け、

中瀬さん:ファルハディ監督もこの土地の設定にこだわって『都会ではなく村ではないといけなかった』と言っていて、やはり村独特の人間関係、閉塞感みたいなことがこの作品の大きなテーマなんですよね。

と語ります。また、「サピエンス全史」という本から、「ホモ・サピエンスが勝ち得た理由も“噂話と陰口”にある」という記述を引用。

中瀬さん:集団の規模を大きくするためには『何がどこにある』とか『あいつやばいぞ』ということを共有する必要があった。動物と人間のコミュニケーションの違いは、人間は『3年前にここでライオンに会って足噛まれたんだよね、やばかった』というのを伝えられることなんですよ。人類は今ここにいない人について時空を超えて話せるという能力がついたために、危険などの情報を共有していけた。だから“噂話と陰口”と人類の歴史というのは密接で切っても切れない。我々はその子孫なわけですから、当然、“噂話と陰口”が今でも大好き。

と、人間の噂好きは万国共通どころか、種の進化に関わる要素なのだという壮大なお話にまで展開!


中瀬さん:これも映画と『つけびの村』から感じたんですが、噂話ってどうしてこんなに楽しいんだろうっていうように、老人たちが生き生きと昔の話を今起きたように話すじゃないですか。あの不気味な怖さみたいなのありましたよね。

という中瀬さんの投げかけに、

高橋さん:今見てきたかのように臨場感たっぷりに話すんですけれど、結構昔の話だったりするんで、驚きますね。

とエピソードを語ります。

高橋さん:『つけびの村』も、この映画のタイトルだって『誰もがそれを知っている』ですが、「えっ、それ知らないはずでは」という個人情報が当然のように皆にインプットされていて。なぜか筒抜けっていう、ね。本当に。この映画を見てもすごく感じましたね。先ほど経済状況のことっておっしゃいましたけど、この映画でも出てくるじゃないですか。某人物が昔土地を安い値段で買って恨まれていたりとか。金持ちだと噂されていた人物が本当は貧しかったとか。結構お金が重要になってきますもんね。ラウラ(ペネロペ・クルス)が妹の結婚式に帰ってくる時って、ものすごくビシッと美人で、金持ちオーラをバンバン出しています。そこからちょっともう、村に一滴入って波紋を生み出したというか、出ていった人の凱旋が行われた瞬間にその嫌な空気が起こったというか。結婚式の場面ですら、皆の目つきが決して祝福したりする純粋なものではないようで、厳しかったですもんね。リアルだなぁと思いました。やっぱりめでたい話の時って、親戚がオフレコの集まりとかになると「いやでもあれはなぁ」とか言ったり。そういうのとちょっと似てるなと思いました。

と、人間の後ろ暗さを目撃してきたお二人だからこその生々しく鋭い指摘も…!

続いて、事件マニアである2人の話題は日本社会へ。

中瀬さん:裁判傍聴されていて、こういう噂が引き金になっている事件ってあるんですか?

という質問に

髙橋さん:あー、でもやっぱりお金目当ての犯罪って、『あいつに金がある』って噂を鵜呑みにしちゃって、強奪するために拉致したりということはよくありますね。そこは確かめてほしいなって思いますけどね。(苦笑)実は全然持ってなかったってこと多いんですよ。

すると

中瀬さん:じゃあFacebookとかで大きいこと言っている人は危ないですね。(笑)リア充アピールより逆をしておいた方が今の社会はリスク管理になるんじゃないかと。『金ねえよ、キャッシングしちゃったよ』とか言っておいた方がいいかも(笑)。

と中瀬さんが返し、会場の爆笑を誘いました。

さらにSNSでの噂話について話題が続きます。「現代ではSNSがあるから、世界と噂話ができるという環境ですね。」「噂話や陰口のスケールが変わってきたというか。」「一種のネット村とか言われますね、陰口の線引きがもうわからなくなっちゃいましたけど。昔は、聞かなくていいことが耳に入ってきちゃってハッとする、とかドラマでもありましたが、今は耳ではなく目で活字を見て、『ブス』とか『デブ』とか書かれてると『うるせえよ、お前に言われたくねえ!』って思わず画面の前で声出しちゃったりしますからね。」「そうなんですか!(笑)」「私、エゴサーチとか出来るだけしないようにしてるんですけど、誰かに載っているよと言われたりすると気になって、見てみるとろくなことが書かれていない。(笑)あのパンドラの箱は開けちゃいけないと思いました。」と、笑いながら語りました。

中瀬さん:ファルハディ監督って、ユキさんの好きなテイストの映画監督だと思います。他にも観てみようって思いました。ぜひ、絶対お好きだと思いますよ!

という過去作品のお勧めの言葉も。

最後に

髙橋さん:ユキさんみたいに外に出て地道に取材されている方って今の出版界では少なくなっていて、私がそういう事件から離れて10年ほど経つんですが、『これ私がいたら絶対やったよなー』ってカリカリしていたところだったので、ユキさんのような方がいらしてくださってとても嬉しいです。これからもヤバイ事件を取材してください。(笑)

と事件マニアの同志へ向けた賛辞で締めくくり、人間社会の裏側のディープな闇を覗き見てしまったような不思議な興奮とともに、イベントは大盛況で幕を閉じました

映画情報どっとこむ ralph 【高橋ユキさんプロファイル】
1974年福岡県生まれ。2005年、女性4人で構成された裁判傍聴グループ「霞っ子クラブ」を結成。殺人等の刑事事件を中心に裁判傍聴記録を雑誌、書籍等に発表。現在はフリーライターとして、裁判傍聴のほか、様々なメディアで活躍中。著書に「霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記」(新潮社)、「暴走老人・犯罪劇場」(洋泉社)、「木嶋佳苗 危険な愛の奥義」(徳間書店)、「木嶋佳苗劇場」(宝島社)ほか。
Twitterアカウント:@tk84yuki

【中瀬ゆかりさんプロファイル】
1964年和歌山県生まれ。「新潮」編集部、「新潮45」編集長等を経て、2011年4月より出版部長。『5時に夢中!』(TOKYO MX)には番組開始初期からレギュラー出演。他にも、『とくダネ!』(フジテレビ)などにコメンテーターとして出演している。

『誰もがそれを知っている』
6/1(土) Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開です。

ストーリー
スペインの故郷で久々に再会した家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、隠していたはずの真実をめぐり家族の秘密と嘘がほころび始める…。

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監督・脚本:アスガー・ファルハディ『彼女が消えた浜辺』『別離』『セールスマン』
出演:ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、リカルド・ダリン

2018年/スペイン・フランス・イタリア/スペイン語/133分/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/
英題:EVERYBODY KNOWS
日本語字幕:原田りえ

提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド
公式サイト:longride.jp/everybodyknows/

© 2018 MEMENTO FILMS PRODUCTION – MORENA FILMS SL – LUCKY RED – FRANCE 3 CINÉMA – UNTITLED FILMS A.I.E


宇野維正x真魚八重子『誰もがそれを知っている』公開記念トークショー


宇野維正x真魚八重子『誰もがそれを知っている』公開記念トークショー

映画情報どっとこむ ralph この度、アカデミー賞受賞『別離』『セールスマン』のアスガー・ファルハディ監督最新作『誰もがそれを知っている』を、6/1(土)Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開となります。

この度、本作の公開を記念し、演出から演技まで全てが完璧な作品だと絶賛のコメントを寄せている宇野維正さん(映画・音楽ジャーナリスト)とスペインを舞台に描かれた“家族の秘密”を普遍的なものとして他人事ではなく、身近に感じたと語る真魚八重子さん(映画評論家)をお招きし、トークイベントが行われました。
『誰もがそれを知っている』宇野維正さん&真魚八重子さん-公開記念トークイベント画像
『誰もがそれを知っている』公開記念トークショー
日時:5/14(火)
場所:映画美学校
登壇:宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)、真魚八重子(映画評論家)

映画情報どっとこむ ralph 開場の熱い拍手の中で登場した宇野維正さんと真魚八重子さん。映画をまず観た感想について真魚さんは「血縁関係が複雑すぎて、まだ呑み込めていらっしゃらない方もいるのではないかな。」と語り、宇野さんも「話の本筋は難しい話ではないのだけれども、人間関係とか家族関係とかが結構複雑なんですよね。僕はすぐに二回目観直しました。もう一回観たい人もいるんじゃないですか??」と本作で描かれている家族たちについて、毎作リピーターを生むファルハディ監督作品の特徴“一見複雑な人間関係”を切り口としてトークがスタート。


『誰もがそれを知っている』宇野維正さん&真魚八重子さん-公開記念トークイベント画像 これまでの監督の作風について真魚さんが「ファルハディは一貫してミステリーなんですよね。ただ、キーパーソンがいつも後半にならないと出てこない。今回も、ペネロペ演じるラウラの旦那アレハンドロが怪しい感じがするのに、なかなか出てこないというのかすごいですよね。」とファルハディ監督流の技巧について語ると、続けて宇野さんも「ファーストシーンの、教会の鐘楼の壁の落書きであったりとか、最初の1分間で必要な情報が描かれている。わかりやすいところとわかりにくいところが巧妙に描かれている。」と監督の計算された緻密な演出のポイントについてもコメント。真魚さんがさらに掘り下げて「『彼女が消えた浜辺』のときにも最後に遺体袋が映るところで、消えた女性本人なのかわからない、もしかしたら似た女性なのかもしれないと匂わせて終わるんですよね。ファルハディは一般的にミステリーとしては腹に落ちるような、これが答えだというのを教えてくれない作り方。映画の中で誰かが謎解きしてくれる訳じゃなくて、自然と謎がほどけていって、しかもラストは微妙にジャリジャリ感(後味の悪さ)が残る感じ。うまくはまらないピースがまだ残ったままな気がする、みたいな。」と評論家ならではの鋭い視点で、映画ファンの心をざわつかせてきた監督が描くミステリーの特徴を分析。

続けて本作で一番グッときたポイントについて真魚さんは「最初、パコ(ハビエル・バルデム)の奥さんが背中のファスナーを上げるシーンが、絶妙にエロくてグッときた。」と述べると、思わず会場からは笑い声が上がり、続けて宇野さんも「この監督の作品は女性キャストが毎回綺麗すぎますよね。映画で描いていることはとてもリアリティがあるのだけれど、そこだけがファンタジーというか。スペインの人は皆綺麗なんだし、スタイルもいんでしょうけど。にしても…って感じですよね。(笑)」というこれまであまり言及されてこなかった監督ならではのキャスティングについてのコメントで会場は一層和やかなムードに。

『誰もがそれを知っている』という本作の意味深なタイトルについて「英題が『Everybody knows』でスペイン語のタイトルも同じ意味の『Todos lo saben』で。ファルハディ監督の希望で、そうなったということで。」と宇野さんがタイトルの経緯を説明し、真魚さんはタイトルの意味について「途中でパコとラウラが昔付き合っていたことを村の皆が知っているというタイトル通りのセリフがあるから、やはりキーワードなんでしょうね。」と言うと、加えて宇野さんは「それだけじゃなくて、そもそも我々観客はペネロペとハビエルが(実生活で)夫婦だってことも知っている訳で(笑)メタな意味での『誰もがそれを知っている』っていう意味でもあるし。この映画の舞台はスペインのある田舎町という設定で、映画の外側でも、人々にあの事件は…と語られていくように。噂がすぐに広まる日本の田舎にも通じる、人々はその閉鎖性の中でその後も生活していかなければいけないんだろうな…とういう。そういう意味でもこのタイトルは、ダブルにもトリプルにもとれるような深みがある」とペネロペ&ハビエル夫婦共演や、タイトルから本作の普遍性を深く考察。
続けてこれまでのファルハディ監督で好きな作品について、宇野さんは『別離』を。真魚さんは『セールスマン』を挙げ、「この監督の作品は“荷物”が一つのポイントだと思う。『彼女が消えた浜辺』では消えた彼女の荷物が隠されてたり、『ある過去の行方』では別れた旦那の荷物がずっと物置に入っていたり、そして『セールスマン』では前の住人が置いたままの荷物があったり、“他人の荷物”という意図的な設定の気持ち悪さが常にあって。ミステリーって普通はシンプルに謎がほどけていくはずなのに、そういう細かな演出や小道具から感じる曖昧さ、気持ち悪さやもどかしさを心に残すのがファルハディならではだなぁと思います。ただ、この作品にはそういった細かな気持ち悪さが実はあまりない。母国のイランを離れてスペインでより普遍的で大衆性のある映画を撮ろうという本作のチャレンジにおいて監督は潔いなぁと思いますね。」とこれまでの作品とは一味違う魅力について述べると、宇野さんも「確かに、最初のきっかけが15年前の念願の企画で、自分が住んでいる場所でもないし、スペインという憧れの場所というのもあって、そういう意味でも小道具的な演出などよりも、あの村の雰囲気や人々の気質を最大限生かすことに注力されている感じがありましたよね。」と語る。

 締めくくりに宇野さんは「技巧的にも作品的にも本当にパーフェクトな作品。初期作も含めて全部傑作な人っていないくらい。毎回驚かされる。」とすべての作品で傑作を生み出す監督の手腕に絶賛しつつ、「前作『セールスマン』のタイトルも全世界共通であることを引き合いに出し、キューブリック的な作家性の高さを尊重しつつ、本筋では非常にわかりやすい話でもあるにも関わらず、ディティールでわかりにくい点がいくつか心に残る。でも、それは全部監督の意図的なもので、そこに絶対的な信頼感があって、うまくない監督から感じる違和感とは全然違う。そういう意味も含めて毎作、何度でも観れるしいろんな方に勧めて欲しい。」と本作をアピールし、真魚さんも「2回目を観ると人間関係がわかってくるから、よりのめり込めると思う。」とお客さんに2回観ることをお勧めし、ファルハディ監督談義に盛り上がったトークイベントとなりました。

映画情報どっとこむ ralph 『誰もがそれを知っている』
英題:EVERYBODY KNOWS

公式サイト:
longride.jp/everybodyknows/

<ストーリー>
スペインの故郷で久々に再会した家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、隠していたはずの真実をめぐり家族の秘密と嘘がほころび始める…。

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監督・脚本:アスガー・ファルハディ『彼女が消えた浜辺』『別離』『セールスマン』出演:ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、リカルド・ダリン 
2018年/スペイン・フランス・イタリア/スペイン語/133分/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/日本語字幕:原田りえ
提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド

© 2018 MEMENTO FILMS PRODUCTION – MORENA FILMS SL – LUCKY RED – FRANCE 3 CINÉMA – UNTITLED FILMS A.I.E.


『誰もがそれを知っている』ペネロペ&ハビエル夫妻インタビュー&新場面写真解禁


映画情報どっとこむ ralph この度、アカデミー賞受賞『別離』『セールスマン』のアスガー・ファルハディ監督最新作『誰もがそれを知っている』が、6/1(土)、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開となります。

この度、主演を務めたペネロペ・クルス&ハビエル・バルデム夫妻が最新作『誰もがそれを知っている』について語ったインタビューと、新場面写真8点が解禁!

今回解禁された場面写真には、現在シャネルやスワロフスキーの広告塔も務めるペネロペのイメージに合った、ゴージャスで美しい、妹の結婚式でのドレス姿。と同時に、こんな地味なペネロペ見たことない!と思わず驚く、すっぴんで髪は乱れ、ゲッソリと憔悴しきった姿も!
『誰もがそれを知っている』 『誰もがそれを知っている』 『誰もがそれを知っている』 『誰もがそれを知っている』 『誰もがそれを知っている』
映画情報どっとこむ ralph インタビューでは

「私は彼(アスガー・ファルハディ監督)の作品がとても好きで、中でも『別離』は傑作だと思う」というペネロペは、自身が演じた、幸せな里帰りから一転、娘の失踪により絶望の底に落とされる女性ラウラについて「間違いなく、今まで演じた中で一番複雑なキャラクターよ」と話す。「100パーセント彼女を理解することが必要だったの。それができたのは、彼女という人間がとてもよく描かれていたからだと思う。どのキャラクターも複雑で繊細で複数の顔を持っている。良い人も悪い人もいない。現実において物事が見た目ほど単純ではないのと同じよ。」と、ファルハディ監督がリアリティたっぷりに多面的な人物像を書き上げた、緻密な脚本を大絶賛。「彼が物語を通して伝えたいことがとても面白いと思ったわ。この家族は、普段の私たちの生活で起きていることの隠喩のような面を持っていると思う。」と語るペネロペが、女優魂で体当たりで演じたことが、これらの写真からよく見てとれる。

また、劇中ではブドウ農園を経営するラウラの幼なじみパコ役で、実生活ではペネロペの夫であるハビエルの場面写真も解禁。学生に向け楽しそうにワインの講義をする笑顔と、事件後に見せる暗くシリアスな表情が対照的で、複雑で多面的な人物像をうかがわせる。

ハビエルはファルハディ監督の撮影現場での演出手腕について、「彼が役者たちを導き作品を作る手法は天才的だ。リハーサルの時、彼は役者たちに彩りと輝きをもたせる才能があることに気づいた。皆と集まってどのようにアスガーが各キャラクターを描写したかを聞き、キャラクターを特徴づける詳細部分に集中するよう指示を受けた。これは本当に素晴らしい経験だった。」と驚いたと語る。

さらにペネロペは続けて、「彼から多くの刺激を受けたわ。彼は自分が求める方向に役者を導くの。鮮やかにね。だって彼は真の芸術家だから。彼は他の人にはない優れた感受性を持った天才よ。彼みたいな人は珍しい。彼は自分の物語やそのメッセージを通じて人を深く感動させることができるの。すごく謙虚な姿勢でね。私にとって彼は映画監督以上の存在よ。」と、長年キャリアを重ねてきたペネロペから更に新しい魅力を引き出した、芸術家としての監督に心底惚れ込んでいる様子!

映画情報どっとこむ ralph ペネロペ&ハビエル夫妻とファルハディ監督がともに創り上げた本作は、昨年の第71回カンヌ国際映画祭で華々しくオープニングを飾り、監督の持ち味である綿密な脚本・演出と、新たに加わったスター性の融合に、世界から喝采が送られた。名匠が新たに仕掛ける、家族の秘密と嘘をめぐる極上ヒューマン・サスペンス。ぜひ、劇場でその興奮を存分に味わっていただきたい!

『誰もがそれを知っている』

が、6/1(土)、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開です。

公式サイト:
longride.jp/everybodyknows/


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監督・脚本:アスガー・ファルハディ『彼女が消えた浜辺』『別離』『セールスマン』出演:ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、リカルド・ダリン

2018年/スペイン・フランス・イタリア/スペイン語/133分/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/英題:EVERYBODY KNOWS/日本語字幕:原田りえ

提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド
© 2018 MEMENTO FILMS PRODUCTION – MORENA FILMS SL – LUCKY RED – FRANCE 3 CINÉMA – UNTITLED FILMS A.I.E.


『セールスマン』心理描写サスペンス予告編・新ポスター到着


映画情報どっとこむ ralph 本年度アカデミー賞外国語映画賞、受賞!アスガー・ファルハディ監督最新作『セールスマン』が、6月10日(土)よりBunkamura ル・シネマほか全国順次公開となります。

トランプ政権の入国制限命令に抗議して、アスガー・ファルハディ監督と主演女優タラネ・アリドゥスティがアカデミー賞の授賞式へのボイコットを表明し、連日大きく報道された本作。

その渦中にあって国境や信教を超えて、見事に外国語映画賞を受賞。
ファルハディ監督は『別離』でも同賞を獲得しており、二度目の受賞という快挙を成し遂げた。

この度、公開に先駆け新ポスターと予告編映像を解禁です!

本ポスタービジュアルについて
タラネ・アリドゥスティの美しい横顔が目を引くポスターに仕上がっている。
本年度 アカデミー賞 外国語映画賞 受賞の文字と、「ある夜の闖入者(ちんにゅうしゃ)…たどり着いた真実は、憎悪か、それとも愛か…」というキャッチコピーに緻密な心理サスペンスを感じさせる。

映画情報どっとこむ ralph 予告編映像について

教師エマッドとその妻ラナは、小さな劇団に所属し俳優としても活動している。
ある日、引っ越して間もない自宅でラナが侵入者に襲われてしまう。
犯人を捕まえたい夫と、表沙汰にしたくない妻の感情はすれ違い始める。
やがて犯人は前の住人だった女性と関係がある人物だとわかるが…

その行く手には、彼らの人生をさらに揺るがす意外な真実が待ち受けていた・・・。

ゆるやかに理性をかき乱されていく夫婦の葛藤を軸に、登場人物たちの思惑がスリリングに絡み合う心理サスペンス。



映画情報どっとこむ ralph 『セールスマン』
原題:FORUSHANDE

6月10日(土)よりBunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー

公式サイト:www.thesalesman.jp

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・第89回アカデミー賞外国語映画賞受賞
・第69回カンヌ国際映画祭脚本賞&男優賞W受賞
・第74回ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネート 
・2016年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞外国語映画賞受賞
・第52回シカゴ国際映画祭審査員特別賞受賞  
・2016年ミュンヘン国際映画祭 ARRI/OSRAM賞(外国語映画賞)受賞
・ワールド・シネマ・アムステルダム2016観客賞受賞
・第21回サテライト賞 外国語映画賞受賞


監督・脚本:アスガー・ファルハディ 『彼女が消えた浜辺』『別離』『ある過去の行方』 
出演:シャハブ・ホセイニ/タラネ・アリドゥスティ  

配給:スターサンズ/ドマ  
2016/イラン・フランス/124分/ペルシャ語/ビスタ/字幕:齋藤敦子
(C)MEMENTOFILMS PRODUCTION-ASGHAR FARHADI PRODUCTION-ARTE FRANCE CINEMA 2016


祝・アカデミー賞 外国語映画賞受賞『セールスマン』


映画情報どっとこむ ralph この度、6月よりBunkamuraル・シネマ他にて公開になりますアスガー・ファルハディ監督最新作『セールスマン』が、見事に第89回アカデミー賞外国語映画賞を受賞しました。
ファルハディ監督は2011年にも『別離』で、第84回アカデミー賞外国語映画賞を受賞しており、二度目の受賞という快挙を成し遂げました。

2017年1月、トランプ政権が発令したイランを含む7カ国の国民や難民の入国を一時禁止する大統領令に抗議し、ファルハディ監督と主演のタラネ・アリドゥスティは、アカデミー賞授賞式のボイコットを表明しニュースとなりました。

受賞式の前日(2月25日現地時間)にはファルハディ監督と外国語映画賞にノミネートされたデンマーク、スウェーデン、オーストラリア、ドイツの映画監督たち全員で異例の共同声明を発表。

受賞式には監督やキャストの代わりに、民間人で初の宇宙飛行旅行者であるイラン人のアニューシャ・アンサリが登壇.

アンサリ:今日、皆さまと一緒にいられず残念です。アメリカへの移住者の入国を禁止する非人道的な法律によって、敬意を払われていない私の国と他の6か国の人々に対する尊重から、私は欠席することにしました。世界を私たちと敵というカテゴリーに分けることは、恐怖やごまかしを生み出します。映画はカメラを通して国籍や宗教の固定概念を壊すことができます。これまで以上に共感が必要とされている今、映画は共感を生み出すことができるのです。

と監督のメッセージを代読しました。

また自身がイスラム教徒でもあるロンドン市長サディク・カーンが主催で、アカデミー賞授賞式の当日(2月26日現地時間)に、ロンドンでは入国ビザ発行禁止の抗議無料上映会も行われています。世界中を巻き込んだ話題作が見事に受賞する結果となりました。

映画情報どっとこむ ralph 物語・・・

作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演中の夫婦。夫は教師をしながら、小さなの劇団で妻とともに俳優としても活動している。ある日、引っ越ししたばかりの自宅で、夫の留守中に妻が何者かに襲われ、ふたりの穏やかだった生活は一変する。事件を表沙汰にしたくないと警察への通報を拒否する妻の態度に納得できない夫は、自分自身で決着をつけるべくひそかに犯人捜しを続ける。

演劇と犯人探し、夫婦の感情のずれがスリリングに絡み合い、やがて物語は思わぬ展開に…。

セールスマン

原題:FORUSHANDE
6月、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー

公式サイト:www.thesalesman.jp

・第89回アカデミー賞外国語映画賞イラン代表 
・第69回カンヌ国際映画祭脚本賞&主演男優賞W受賞
・第74回ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネート 
・2016年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞外国語映画賞受賞
・第52回シカゴ国際映画祭審査員特別賞受賞  
・2016年ミュンヘン国際映画祭 ARRI/OSRAM賞(外国語映画賞)受賞
・ワールド・シネマ・アムステルダム2016観客賞受賞
・第21回サテライト・アワード 外国語映画賞受賞

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監督・脚本:アスガー・ファルハディ 『彼女が消えた浜辺』『別離』『ある過去の行方』 
出演:シャハブ・ホセイニ/タラネ・アリシュスティ  

配給:スターサンズ/ドマ  
2016/イラン・フランス/123分/ペルシャ語/ビスタ/字幕:齋藤敦子
(C)MEMENTOFILMS PRODUCTION-ASGHAR FARHADI PRODUCTION-ARTE FRANCE CINEMA 2016