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深田晃司監督、しりあがり寿、よしひろまさみちで裏話。『海を駆ける』イベント


映画情報どっとこむ ralph 第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を『淵に立つ』で受賞し、今や世界の映画人が注目する深田晃司監督の最新作『海を駆ける』。

自然は時に豊かに美しく、時に脅威となり人を飲み込み、また人間の生活は自然と共にあるという様を、インドネシアの美しい海、そして国籍や宗教を越えて育まれる若者たちの友情を通して描く、ファンタジー。

この度、深田作品の大ファンと公言する『真夜中の弥次さん喜多さん』等で知られる漫画家のしりあがり寿さんと映画ライターのよしひろまさみちさんがイベントに登場!

お二人の深田監督との出会いや、最新作となる本作の撮影方法など裏話について語りました。


日程:6月11日(月)
場所:テアトル新宿
登壇:深田晃司監督、しりあがり寿、よしひろまさみち

映画情報どっとこむ ralph しりあがりさん:観終わって、ここを(映画最後のシーンのように)駆けたくなりますね。

と映画上映終わりの観客と興奮冷めない様子。

深田監督:蝶のシーンなどCGもありますが、最後の海を駆けるシーンは力わざで橋を作って潮が満ちる前にCGなしで撮影しましたね。あと、花を生き返らせるシーンもアナログなのですが、花を枯れるまでずっと撮影し続けて逆再生したんですよね。

と映画ならではの撮影裏話から冒頭はスタート。

二人のご関係について

しりあがりさん:深田監督の『歓待』をきっかけに、私が毎年行っているさるハゲロックフェスティバルを行っており、その映像記録をお願いしているんですよね。

とまさかの関係に

よしひろさん:カンヌ(受賞)の監督にですよ!(笑)

とツッコミ!!


映画情報どっとこむ ralph 『淵に立つ』について聞かれると、

しりあがりさん:大好きですが、嫌な気持ちになりますよね(笑)

と同じく監督の作品が好きな

よしひろさん:言葉を許していただけるのであれば、深田監督の作品はすべてド変態だなと思っております(笑)監督はすごくいい人なのですが、映画はドSですよね。今回の作品ではインドネシア語と英語が話せるおディーンさんが喋らないなんて(笑)こんなドSなことありますか!

と今回の作品にもツッコミが。

深田監督:ディーンさんに喋らせないなんて贅沢だと葛藤しながら、会見のシーンも中国語をもっと増やそうかと思ったんですが、結局インドネシア語と英語のみにしましたね。

と、話す監督。

共演の太賀さん・鶴田さんのインドネシア語の話になり

深田監督:太賀さん・鶴田さんには2か月インドネシア語を勉強してもらい、鶴田さんは上手くなりすぎないように気を付けてもらい、太賀さんはネイティブに見えるようにしていただきました。また、太賀さんはリアクションが上手くて、ちょっとしたしぐさも現地の人も認めるくらい自然で、現地のキャストとも仲良くなっていたので、リアルなリアクションが撮れたと思います。

と太賀さんの演技を絶賛。それを聞いて

しりあがりさん:僕も太賀さんが現地の人に見えました、演技っぽくなく、そのおかげで作品がよりリアルに見ましたね。

と会場の観客も納得の様子。

また撮影は本作ほぼノーアドリブで、太賀とアディパティ・ドルケンのハンドシェイクを太賀からの提案で追加し、映画後半のシーンで歌も追加したそう。

しりあがりさん:その若い子の意見など、どんどん取り入れるのが追加するのが、素晴らしいですね。

歌を追加した経緯について

深田監督:インドネシア人スタッフは休憩の度に歌っていて、それがどんどん広がり、皆で合唱するんですが、日本人スタッフは皆が歌詞を知っているような歌がなくて、(長渕剛さんの)『乾杯』を歌ったりしてましたね。一生懸命iPhoneで歌詞を探しながら(笑)

と撮影も朗らかな雰囲気だった様子。

映画情報どっとこむ ralph 深田監督のSNSでの反応に対して話を振られ、

深田監督:今回SNSのキャンペーンで「#海を駆けてきた」のハッシュタグで感想が見れるので、観てしまいますね。あまり深追いすると地雷を踏んでしまうので、ほどほどで。

と実際SNSでも、多くのコメントに反応し、観客の感想が気になってしまう様子。

よしひろさん:みなさんもツイートしていただければ、(本日風邪で声の枯れ気味な監督に対し)声の枯れていないネット上の深田監督が降臨しますよ!

と告知も。

さらに撮影裏話で、最後の海を駆けたシーンでキャスト4人が同時に海に落ちるシーンに対し、

監督「橋を走っていたあと、本当に落ちるリアクションが欲しかったので、(バラエティ番組の)落とし穴みたいに一気に下を開けて4人同時に落としましたね(笑)

と笑顔の監督に、

しりあがりさん:人がわる~

とツッコミ。

深田監督:映画はいかに上手くウソをつくか、だと思うので、このぐらいが丁度いいんじゃないでしょうか。

と、締めました。

映画情報どっとこむ ralph 深田晃司×ディーン・フジオカ 心揺さぶる美しきファンタジー

海を駆ける
公式HP:umikake.jp
インドネシア、バンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男が発見される。片言の日本語やインドネシア語を話すが正体は不明。その謎の男にラウ(=インドネシア語で「海」)と名付けて預かることになった、災害復興の仕事をしている貴子と息子のタカシたち。その周辺で謎の男・ラウは様々な不思議な奇跡と事件を巻き起こしていくーー 果たしてラウは何者なのか…
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キャスト:ディーン・フジオカ 太賀 阿部純子 アディパティ・ドルケン セカール・サリ 鶴田真由

スタッフ:監督・脚本・編集:深田晃司
企画制作:日活
配給:日活 東京テアトル  
©︎2018 “The Man from the Sea” FILM PARTNERS   


LiLiCo 母、そして思春期の性教育をトーク『20センチュリー・ウーマン』


映画情報どっとこむ ralph 日本の映画ファンの間でも高い支持を集めるマイク・ミルズ監督最新作『20センチュリー・ウーマン』の後悔を前日に控えた6月2日(金)、同作とミルズ監督の前作『人生はビギナーズ』を続けて見られる先行上映会が新宿ピカデリーにて開催。

上映前には映画コメンテーターのLiLiCoさん、映画ライターで編集者のよしひろまさみちさんを迎えてのトークイベントが行われました!


日程:6月2日(金)
場所:新宿ピカデリー スクリーン5(新宿区新宿3-15-15)
登壇:LiLiCo 聞き手:よしひろまさみち(ライター)

70年代終わりを舞台にした本作、

LiLiCoさん:時代の表現の仕方がすごくかっこいい!

とミルズ監督の手腕を絶賛。

よしひろさん:70年代のサンタバーバラが舞台だけど、そのまま!

とイベントはスタート。

映画情報どっとこむ ralph 監督自身の母親をモデルにした本作。
LiLICoさんは、思春期の15歳の息子の教育ために、周囲の年上の女性を“先生”として迎え入れるシングルマザーについて

LiLiCoさん:感性、センス、オープンマインドなところが素敵! こういう家族がうらやましい。スウェーデンは、離婚率も高いし、親が片方しかいないという子はクラスでも普通なんですよ。そういう家庭で育つと、みんなすごく大人。必ずしも両親が揃っているから幸せとは限らないですよね。

とシングルマザー、シングルファザーの下で育つことが必ずしも不幸ではないと指摘。

その上で、自身と亡くなった母親との間にあった確執に触れつつ

LiLiCoさん:子どもにとって“お母さん”というのは職業のようなものだけど、当然、母親も一人の女性なんです。それを“母”という風にしか見てなかったのは申し訳なかったなと思います。もっと理解してあげたかったし、この映画を見て『うちもこういう関係だったら…』と思いました。

と映画で描かれる母と息子の関係が自身の中の理想像であったことに気づいたと明かす。

よしひろさん:この映画は、見る人それぞれ、思い入れが違うし、親を亡くしていると特に感じることがありますよね。

と語り、ミルズ監督の「母が亡くなる前に、聞けることを聞いておかなかったことを後悔している」という言葉を紹介。

LiLiCoさん:私も母のこと、全然知らない。聞いとけばよかったことがいっぱいある。

と激しく同意。さらに母親のみならず、自分自身の人生についても

LiLiCoさん:考えるきっかけになりました。自分が死んだとき、みんなは私をどう語るんだろう? ってことまで考えました。

としみじみと語った。


映画情報どっとこむ ralph さらにトークは映画でも描かれる、思春期の性教育についてまで展開! 日本とスウェーデンの性教育の違いについて、よしひろさんが尋ねると、

LiLiCoさん:スウェーデンでは8歳で、どうしたら子どもができるか? と教えられて、出産ビデオを見せられました。モザイクもないし、すごくビックリしました(笑)。男の子も見るし、生理についても男性も勉強して、女性に対してきちんと気づかいができるようにと教えられます。

と明かし、日本との違いに会場は驚きに包まれていた。

また、映画の中でも登場する「人生、何が起こるかわからない」という言葉に

LiLiCoさん:ホントそう! 1秒後に何があるかもわかんない!人生、何が起こるかわからない。

だが、LiLiCoさんは、このことについて、人生で最大の後悔を告白。

LiLiCoさん:スウェーデン語が母国語で、小学生で英語、中学生でドイツ語、高校でスペイン語を習ったけど、母に日本語を勧められても『え? 日本語? 必要ないよ』ってすごく態度悪く言ってたんです(苦笑)。普段、後悔ってしないけど、それだけは本当に後悔してます。子どもの頃から日本語を習ってたら、もっと早く何とかなってたんじゃないかなって。(日本で以後とが軌道に乗るのに)23年かかったし、いまだに初めて聞く言葉や、うまく言えない言葉があることにイライラします。

と残念そうに語りました。

映画情報どっとこむ ralph 20センチュリー・ウーマン

は6月3日(土)より絶賛公開中。



物語・・・
1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期を迎える息子ジェイ ミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に悩んでいた。ある日ドロシアはルームシェアで暮らすパンクな写真家アビー(グ レタ・ガーウィグ)と、近所に住む幼馴染みで友達以上恋人未満の関係、ジュリー(エル・ファニング)に「複雑な時代を生き るのは難しい。彼を助けてやって」とお願いする。15歳のジェイミーと、彼女たちの特別な夏がはじまった。

20cw.net

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監督・脚本:マイク・ミルズ『人生はビギナーズ』
出演:アネット・ベニング『キッズ・オールライト』、エル・ファニング『ネオン・デーモン』、グレタ・ガーウィグ『フランシス・ハ』、 ルーカス・ジェイド・ズマン、ビリー・クラダップ『スポットライト 世紀のスクープ』
提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド
©︎ 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
   


LiLiCo&よしひろまさみちのぶっちゃけトーク。映画『しあわせはどこにある』


迷える大人たちのための物語をフランス人精神科医が執筆し、日本でも翻訳されベストセラーとなった小説をもとにした、

映画『しあわせはどこにある

は6月13日よりシネマライズ、新宿シネマカリテ、品川プリンスシネマ他全国順次公開されます!

満たされた生活を送っているはずなのに、ふと人生に「幸せ」を感じなくなってしまった主人公、精神科医のヘクターを演じるのは、数々の話題作に出演している個性派俳優サイモン・ペッグ。

今回は映画の内容に沿って“しあわせ”を貪欲に求め続けている大人の代表LiLiCoさんとよしひろまさみちさんがトークを繰り広げました!

日 時:6月5日(金)
登壇者:LiLiCo(映画コメンテーター/タレント) / よしひろまさみち(映画ライター)
会 場:ユーロライブ

しあわせはどこにある舞台挨拶
LiLiCo:元気ですか!?雨の中ありがとうございます!今日は男性の方もいらっしゃいますね。男性主人公の人生再生物語なので、男性に観てもらいたかったので良かったです!

よっしーさん:自分探しをする女性の映画は腐るほどあるじゃない。

LiLiCoさん:皆さんはサイモンペック好きで?応募した?・・・人気ですからね。
彼が、とてもじゃないけど絶対に起きないようなことが起こっても、全部が面白いから見れちゃう作品です。

で、日記を持って旅をするんですけど、こっちもメモしたくなっちゃう感じ。

しあわせはどこにある舞台挨拶_
よっしーさん:自分にもそういう感じあるなと思うところはありますか?

LiLiCoさん:全部を知りすぎないのが幸せって言うのがあって、そういうことありますよね。見ちゃうとね。突然ね。NETは危ないですね。よっしーはどう?

よっしーさん:男の自分新しかったのと。精神科医なのに自分に迷ってるんですけど。。こんな先生に診てもらいたくないなと。

LiLiCoさん:カウンセラーなら私の方がうまいね。

よっしーさん:いいえ!カウンセリングにならない。笑いとっちゃうもの。

よっしーさん:この先生は、自分の迷いにきづいて・・自分にとって幸せって?って世界旅行に出て、それがいきなり上海に行くってどうなんでしょう?

LiLiCoさん:そう、いろんなところに行ってね。出会う人が面白いんです。

よっしーさん:(出会う人)みんな一人で1本映画撮れるような人達ですからね。嫁さんロザムンド・パイクですけど途中からスカイプでの登場になって・・心の距離が離れていって・・ゴーンガールになるかと思った。

LiLiCoさん:私も思った!観るポイントいっぱいあるね。

LiLiCoさん:ステラン・スカルスガルドのエドワードの遊びなれててスマート。そのためにも頑張ってるんでね。

よっしーさん:後元カノのトニ・コレットとの関係。いいなと思った!元彼とか思い出す?

LiLiCoさん:私は思い出さない。降られたら泣くじゃない。でも今じゃ名前も思い出せない。

よっしーさん:その時の幸せはうそなのよ。

LiLiCoさん:幸せは・・・どこにあるの?

しあわせはどこにあるLiLico2
MC:しあわせのヒントは?

LiLiCoさん:知りすぎないこと。そして、人とつながること。つながろうとするからこそ助かるんですよね。縁でね。

よっしーさん:出会いが人生の肥やしになっていくんですよね。

LiLiCoさん:出会いとコミュニケーションが重要。 

よっしーさん:SNSだけじゃなくて、彼が旅に出るのは人に合うこと、皆さんもリアルしましょうね!

よっしーさん:現状不満ある?私はないんです。不満の怒りは自分せいだから・・不満じゃなくなる。

LiLiCoさん:私も同じ考えだから友達なんだろうね。

よっしーさん:しあわせのヒントは・・勿論、姉さんは幸せを探していますが、実は幸せを周りに振りまいてる感じですから。

LiLiCoさん:も~  サイコ~の友達。

よっしーさん:今日は自分の幸せは何たるかと振り返っていただきたいなと思います。

LiLiCoさん:今日は映画日和。こもって観ましょう!今日はありがとうございました。映画楽しんでください。

しあわせはどこにあるLiLico LiLiCoさん26周年!ボディービルダーへ!


映画『しあわせはどこにある』

6月13日よりシネマライズ、新宿シネマカリテ、品川プリンスシネマ他全国順次公開

公式サイト:http://shiawase-movie.com/


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しっかり者の恋人クララを、『ゴーン・ガール』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、世界中から注目されているロザムンド・パイクが演じます。その他、アカデミー賞助演男優賞を最高齢受賞した名優、クリストファー・プラマーや、日本でも人気のジャン・レノ、トニ・コレットなど脇を固める豪華な俳優陣が揃い、見事なアンサンブルを奏でています。監督・脚本を手がけるのは『マイ・フレンド・メモリー』『Shall we Dance?』など、人情味あふれるヒューマンドラマに定評のあるイギリス人監督、ピーター・チェルソムがユーモアと感動をたっぷりと詰め込んだ最高のエンターテイメントに仕上げました!

サイモン・ペッグ『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』/ロザムンド・パイク『ゴーン・ガール』/トニ・コレット『リトル・ミス・サンシャイン』/ステラン・スカルスガルド『ニンフォマニアック』/ジャン・レノ『レオン』/クリストファー・プラマー『人生はビギナーズ』

原作:フランソワ・ルロール「幸福はどこにある―精神科医ヘクトールの旅」(NHK出版・刊)
監督:ピーター・チェルソム
脚本:マリア・フォン・ヘランド/ピーター・チェルソム/ティンカー・リンジー
2014年/イギリス、ドイツ、カナダ、南アフリカ合作/DCP/5.1ch/カラー/シネスコ/119分/日本語字幕:石田泰子
配給:トランスフォーマー
(c) 2014 Egoli Tossell Film/ Co-Produktionsgesellschaft “Hector 1” GmbH & Co. KG/Happiness Productions Inc./ Wild Bunch Germany/ Construction Film. 2014 All Rights Reserved.


女が女を装うのは無敵!「さらば、愛の言葉よ」ゴダールスタイルトークレポ



1月31日よりシネスイッチ銀座にて公開されます、ジャン=リュック・ゴダール監督の新作映画

さらば、愛の言葉よ

その公開を記念し、
同劇場にてゴダール監督の初の長編映画1959年製作「勝手にしやがれ」の上映が行なわれました。
上映には、20代から40代の女性、カップルを中心に多数詰めかけ、ヌーヴェルヴァーグの傑作と名高い名画を堪能しました。
「勝手にしやがれ」 DVD&ブルーレイ好評発売中 発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント © 1959 StudioCanal - Société Nouvelle de Cinématographie.
「勝手にしやがれ」
DVD&ブルーレイ好評発売中
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
© 1959 StudioCanal – Société Nouvelle de Cinématographie.

上映後は、映画ライターのよしひろまさみち氏とマガジンハウス「an・an」編集部の川端寿子氏を迎えての、ゴダール映画で描かれるファッションそしてライフスタイルを切り口としたトークショー「ゴダールスタイルトーク」が行なわれました。
ポスター前さらば、愛の言葉よ
日 時:19日(月)
場 所:シネスイッチ銀座
登壇者:よしひろまさみち、川端寿子
登壇者プロフィール:

☆よしひろまさみち(映画ライター)
東京都新宿区生まれ、新宿育ち。『anan』や『sweet』、『SPA!』などの数多くの雑誌のほか、日本テレビ「スッキリ!!」のレギュラー出演など、人気オネェ系映画ライター。

☆川端寿子(「an・an」編集部)
マガジンハウスの女性誌「an・an」編集者。映画コーナーの担当を経て、今は様々な特集ページのほか、Beauty、FOODなどのデスク担当する映画大好きな編集者。

女が女を装うのは無敵!

川端さん:今日このトークに登壇するということで、「勝手にしやがれ」の中にもよく登場するボーダーの服を来てきました。今年の春はボーダーが来ているので、映画の中に登場するようなコーディネートも着れますよ!

よしひろさん:ボーダーの嵐ですよ!

川端さん:学生のときに初めて「勝手にしやがれ」を見たんですが、当時ジャン=ポール・ベルモンドがすごくかっこよく見えて、わたしの理想の男性だったんですけど、今見直すとダメ男だなぁと(笑)

よしひろさん:どうみてもダメ男でしょ!(笑)

よしひろさん:ゴダールの映画はどのシーンを切り取ってもフォトグラフとして成り立つところがすばらしいですよね。あと女優の選び方がすばらしい。

川端さん:(勝手にしやがれの主演)ジーン・セバーグと(ゴダール映画の初期のミューズであり最初の妻)アンナ・カリーナだったら、よしひろさんはどちらが好きです?

よしひろさん:わたしはジーン・セバーグかな。ショートカットの女性はかわいいですよね。今、ジーン・セバーグ的なミューズというとミシェル・ウィリアムズとか。こまっしゃくれたキュートな感じ。ショートカットにボーダーだと少年っぽくなるのに、ゴダールの選ぶ女優は、男性が見ても女性が見てもセクシーなんですよね。

さらば、愛の言葉よメイン
川端さん:あとゴダールの映画には、女の子のクローゼットが出てくるシーンが多いんですけど、同じ映画の中でいろいろなスタイルが見られるというのも特徴ですね。実はan・anの12月の特集で映画特集を組んだんですが、SMAPのみなさんにかつての名作の俳優さんを演じていただいたんです。そのなかで「勝手にしやがれ」のジャン=ポール・ベルモンドを演じていただいたのが中居さん。最初「私が理想としていたベルモンドを中居さんが!」と思ったんですが、すごくハマってビックリして。ご本人も映画を御覧になっていて、「これを演じるんですね」とおっしゃっていました。今日1999年発売のエスクワイア日本版のヌーヴェルヴァーグ特集を持ってきたんですが、やはり「勝手にしやがれ」の2人が表紙。名作というのはフォトジェニックで、ファッションも不動のものがありますね。

よしひろさん:今女性誌で取り上げようとする映画の切り口というのはファッションなんです。「プラダを着た悪魔」が代表的ですけど、有名ブランドがタイアップしていたり、有名スタイリストが衣装をやっていたり。けれどヌーヴェルヴァーグの映画はノンブランド、だけどオシャレに見える。

川端さん:ゴダールの映画の衣装はフランスのスーパーの安い衣装だったりするそうですね。

よしひろさん:フランスの一流メゾンって、最初映画を俗っぽいものとして遠ざかろうとしていたんです。ファッション的にゴダールの映画やフランス映画を見ると、ブランドとノンブランドの組み合わせとか、その自然体がかっこいい。そこに私たちは惹かれているのかなと思いますね。

川端さん:わたしはアンナ・カリーナの赤いニットがすごく好きで、3,4年に1回はブームが来ますね。ゴダールの映画は赤がポイント。字幕にしても衣装にしても、赤がアクセントになっていることが多いですね。

よしひろさん:わたしがゴダール映画の女優で一番すきなのはブリジット・バルドー。あれはね、あそこまで行くと女装なんです(笑)昔女装して遊んでいた時代に「軽蔑」のときのBBの真似して髪をアップにしてすごいつけまつげとかしてました。バルドーっていっても解ってもらえず「あんたそれ和田アキ子でしょ!」って言われる始末ですよ(笑)ドラァグクイーンは女性のセクシーさを男がどれだけ装えるかなんです。女が女を装うのは無敵なんです。

川端さん:わたしも装って今日はヒールはいてきましたけどね。映画の中のジーン・セバーグやアンナ・カリーナはぺたんこ靴なんですけど。

よしひろさん:それで階段でコケてたでしょ(笑)
さらば、愛の言葉よ2
川端さん:新作の「さらば、愛の言葉よ」は、もう一度今までのゴダール映画を復習したくなるような映画でした。どこを切り取っても絵になるのは今も変わらないし、写真集を見ているような美しさ!私がカメラマンだったら、この構図をやってみたいと思うかも。今日上映された「勝手にしやがれ」は、わたしが初めて観た時から20年近く経ちましたが、感じ方がいろいろ変わってきました。時間が経って理解できるものもあるんじゃないかなと思います。もう一度、今までのゴダールの映画を見直して、「さらば、愛の言葉よ」を観るのもオススメですね。

よしひろさん:今ゴダールは84歳、80歳をすぎて3D映画を撮ったってことそれだけでもう粋ですよね。じつは「さらば、愛の言葉よ」はカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞しているんですが、カンヌの出品スケジュールって直前までわからないんです。もうすぐ出発するというときにゴダールの新作が出るとわかって騒然となりました。「新作があるんだ!」という。そして見てまた騒然となりました。賛否両論なんです、それは日本だけでなく国際的にも。私は映画ライターという職業についていて、この映画を観たときに、これはゴダール先生からの挑戦状なんだと受け取りました。感覚で見るものなんだなと。色彩は蜷川実花の写真集みたい。それが3Dで迫ってくるんですよ(笑)小難しく考えちゃうといくらでも考えられると思う、でもビジュアルの素晴らしさ、インスタレーションを見る感覚で見てほしいと思いますね。


さらば、愛の言葉よ
2015年1月31日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!

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監督・編集・脚本:ジャン=リュック・ゴダール

撮影:ファブリス・アラーニョ 『ゴダール・ソシアリスム』(2010)

出演:エロイーズ・ゴデ、カメル・アブデリ、リシャール・シュヴァリエ、ゾエ・ブリュノー、ジェシカ・エリクソン、クリスチャン・グレゴーリ、withロクシー・ミエヴィル(アンヌ=マリー&ゴダールの愛犬)

2014年/フランス映画/フランス語他/69分/原題:Adieu au Langage 3D/
英題:Goodbye to Language 3D

© 2014 Alain Sarde – Wild Bunch

配給:コムストック・グループ / 配給協力:クロックワークス


「さらば、愛の言葉よ」公開記念!「勝手にしやがれ」上映&トーク決定


巨匠・ジャン=リュック・ゴダール監督の最新作

さらば、愛の言葉よ

が、1月31日よりシネスイッチ銀座にて公開となります。

-さらば、愛の言葉よ
その公開を記念して、

映画「さらば、愛の言葉よ」公開記念!スタイルトーク

と題し、彼の劇場長編作(1959年)であり、映画の既成概念を塗り替えた傑作「勝手にしやがれ」の上映と...
「勝手にしやがれ」 DVD&ブルーレイ好評発売中 発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント © 1959 StudioCanal - Société Nouvelle de Cinématographie.
「勝手にしやがれ」 DVD&ブルーレイ好評発売中
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
© 1959 StudioCanal – Société Nouvelle de Cinématographie.
上映後のトークゲストには、映画ライターのよしひろまさみちさんと、anan編集部の川端寿子さんをゲストにゴダール作品の魅力を、ファッションや女優、ライフスタイルなどの視点から語るスタイルトークが行われます。

映画「さらば、愛の言葉よ」公開記念!スタイルトーク

会期: 1月19日(月曜) 19時00分 開映
会場: シネスイッチ銀座
(中央区銀座4-4-5 旗ビル 地下鉄銀座駅A10番から徒歩1分 / JR有楽町駅銀座口から徒歩10分)

入場料金: 無料
上映作品: 勝手にしやがれ(1959年製作・90分)
トークイベント: 本編上映後、30分程度を予定
登壇ゲスト: よしひろまさみち(映画ライター)、川端寿子(マガジンハウス「anan」編集部)

応募方法: 件名を「スタイルトーク応募」とし、本文に「お名前、性別、年齢、このイベントの情報を知った媒体名」をお書き添えの上、1月15日(木曜)朝9:00までに、< godard3d@gmail.com >まで、メールでご応募ください。抽選の上、当選された方には、1月15日(木曜)昼12:00までに、当選メールが送られるそうです。

映画「さらば、愛の言葉よ」
英題:Goodbye to Language 3D


物語・・・・
人妻と独身の男。
ふたりは愛し合い、喧嘩し、一匹の犬が町と田舎を彷徨う。
言葉をめぐり季節は過ぎ去り、男と女は再び出逢う。
前夫が全てを台無しにし、第二のフィルムが始まる───

1月31日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!
http://godard3d.com/
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映画「さらば、愛の言葉よ」
英題:Goodbye to Language 3D
キャスト&スタッフ クレジット
監督・編集・脚本:ジャン=リュック・ゴダール
撮影:ファブリス・アラーニョ 『ゴダール・ソシアリスム』(2010)
出演:エロイーズ・ゴデ、カメル・アブデリ、リシャール・シュヴァリエ、ゾエ・ブリュノー、ジェシカ・エリクソン、クリスチャン・グレゴーリ、withロクシー・ミエヴィル(アンヌ=マリー&ゴダールの愛犬)

2014年/フランス映画/フランス語他/69分
原題:Adieu au Langage 3D
© 2014 Alain Sarde – Wild Bunch
配給:コムストック・グループ
配給協力:クロックワークス