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この度、『永い言い訳』試写付き特別トークイベントが開催され本木雅弘さんと西川美和監督が登壇！客席から寄せられた“お悩み”に答えるため本木さんの義母の樹木希林さんがサプライズで登場！
普段ならマシンガントークな本木さんもたじたじな樹木希林さんのオモシロトークが繰り広げられました。達観した希林さんの人生相談の回答は。。。
日時：１０月３日（月） |
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大きな拍手の中登場した本木さんと西川監督 本木さん：公開が近づいて、みなささまの目にさらされる瞬間を迎えるのはドキドキします。ストーリーはじわじわ其々の年齢や立場で響いてくる作品だと思います。 と、これから鑑賞のお客様にかたり、 西川監督：最初にアイデアが浮かんでから、いよいよ私の手から離れお客様のものになっていく事になります。 西川監督：トロントでは、ずれなかったですね。私はカナダの幸夫だっていうおじさんがいたほどです。 本木さん：人間のボロさ駄目さは、世界共通なんですね。 と、答えます。 |
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ここで、観客の夫婦に関するお悩みに回答する身の上相談的なコーナーに。 ここでスペシャルゲストの樹木希林さんが登場！  樹木さん：身内がくるって、お友達がいない俳優なの？（場内爆笑） と、掴みがすごい！すでに本木さんは恐縮気味。 樹木さん：永い言い訳。。。ぴったりなタイトルよね。こちら（本木さん）彼にピッタリ（笑）。利休みたいに畳の目一つでも違うのが嫌な人で。それが楽しみな人なの。長い言い訳をする。そして相手の気持ちは考えない！西川監督に出会って５０歳の俳優としてのほころびをつついてもらった感じよね。じわじわ出てくるものでね、この先３０年は俳優出来るわよ。生きていれば・・・。 と、ほめつつも愛情ある樹木さん節。 そして、Q＆Aに突入！ Q：恋愛において人を見き分ける目がない、見分け方は？ 樹木さん：見る目がないって。そういうに出会うのはつり合いが取れてるのよ！ で、性格は一生変わりません。出し方あるいは受け取り方が年齢でテクニックがつくだけ！根本が変わりません。この映画もね最後がね・・・西川監督は未だ人間に希望を持ってるなと。 西川さん：私は希望を持っています。 と、発言。どんなシーンかは映画を観て下さい。そして、本木さんが奥さんを見初めたのは何かと聞かれ 本木さん：得体のしれなさに惚れました。なんなんだろう？若いなりに達観しているなと、無性性を感じたところですね。 樹木さん：うち（内田家）に来るんだからね。かき回されて、別のものを引っ張り出してもらいたいと思ってるんでしょ。西川さんはずっと見極めてて、過ぎちゃったのよね。 と、チクリ。 |
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Q：夫の家事に不満。どうしたらもっと協力してもらえるのかと？
本木さん：家事は其々仕方に流儀があるので。こだわりはしょうがないんです。 樹木さん：夫に期待なんかする？夫が段より良く出来たら、あなたと結婚しませんよ！（笑） 西川監督：そうですよね。多くは期待しないですね。本木さんは家事をすごくする方なので、映画では初めてご飯作ったり、洗濯するのを不器用そうにやるのが難しかったですよね。 本木さん：独身のスタッフの荒っぽいやり方を教わりました。 と几帳面さを出さない演技に気を付けたそう。 Q:恋に落ちてから長く経過すると恋をしたくなります。。。が不倫したくないんです。結婚している方はどうしているのでしょうか？ 樹木さん：本木さんは、後が面倒臭いからやらないみたいですけど。私は、しないですけど。でも、してみて、成長・成熟していけばいいんじゃない。 西川監督：無くはないですが・・・止められる感情でもないけれど。。どなたと付き合っても面倒くさいことは経験していくので。恋をすると感受性は強くなるので、一喜一憂がより豊かにものにしてくれるので 止めないです。 樹木さん：好きにやって！ と、ズバズバな人生相談は終了！ |
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最後に・・・
本木さん：今日は緊張感高かったですね。兎に角じわじわ浸透していく映画だと思います。是非劇場で。 監督：男女のお悩みにこたえる回になりましたが、この映画を作りながら考えたのは、繋がらなければいけないのは家族だけでなく。いろんな人とのつながり方があるのではないのか。夫婦とか家族とかに閉じこもらずに観ていただければ。世界が変わると思います。
『永い言い訳』
主人公の幸夫役に『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』での演技が高い評価を得て、昨年度日本アカデミー賞最優秀助演男優賞等を受賞した本木雅弘。その他ミュージシャンの竹原ピストル、池松壮亮、黒木華、山田真歩、堀内敬子、深津絵里など、屈指の実力派俳優が脇を固め、ひとときも見逃したくない緊張感と豊かさにあふれた映画空間を創り上げています。 観る者すべての感情をかきみだす、かつてないラブストーリー。 10月14日（金） 全国ロードショー！！ 公式サイト： |
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫（きぬがささちお）（本木雅弘）は、妻・夏子（深津絵里）が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。まさにその時、不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族――トラック運転手の夫・陽一（竹原ピストル）とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。子供を持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝きだすのだが・・・出演：本木雅弘／竹原ピストル 藤田健心 白鳥玉季 堀内敬子／池松壮亮 黒木華 山田真歩／深津絵里
原作・脚本・監督：西川美和
原作：『永い言い訳』（文春文庫刊）
製作：「永い言い訳」製作委員会（バンダイビジュアル株式会社、株式会社AOI Pro.、株式会社テレビ東京、アスミック・エース株式会社、株式会社文藝春秋、テレビ大阪株式会社）
制作プロダクション：株式会社AOI Pro.
配給：アスミック・エース
©2016「永い言い訳」製作委員会
