昨年の東京フィルメックスで日本初上映され、その強烈な個性で審査員を唸らせ、バンクーバー国際映画祭、釜山国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭などに続々出品、即、チケットが売り切れになった映画『仁光の受難』が、ついに日本に凱旋!
エロティックエンターテインメントコメディ時代劇。 9月23日(土)より角川シネマ新宿にて劇場公開となりました!! 手掛けたのは庭月野議啓(にわつきののりひろ)監督。 そしてこの度、本作の初日舞台挨拶の実施が行われ、色欲に翻弄される仁光を文字通り体当たりで演じた辻岡正人さん。 仁光と対峙し、その運命を大きく狂わせる妖艶な妖怪・山女役の若林美保さん。 共に旅をする粗野で不敵な浪人・勘蔵を演じた岩橋ヒデタカさん。 修行中の仁光の前に現れる謎の女役の有元由妃乃さんの4名のキャストと 庭月野議啓監督が登壇。 日時:9月23日(土) |
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大きな拍手の中、登壇した
辻岡さん:ありがとうございます!めちゃくちゃ持てる仁光を演じました。 庭月野監督:これだけ残っているということは、面白かったと思っていいですか?(大拍手) 撮影から4年で公開
監督:懇親会もやってたでしょ? 辻岡さん:スタッフピりついてたんで。こちらで演技のプランを練って 岩崎さん:そう1/10位ね。 と、暴露。 |
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こだわり点はVFXとアニメ。当初は素人だったそうですが、ほとんどを自分でこなしたそう。 監督:最後の部分は外注で、それ以外は一人で、お金をためながらやっているうちに 全部やっちゃった感じです。めきめきスキルついて。途中で鹿が出てきますが僕が造ったVFXです!(驚く会場)あれはやってやったなと。 監督自前のVFXも劇場でチェックして観て下さい! 一番苦労したのは?と言うMCの質問に 監督:お金 と、即答!映画作りはお金がかかります。 監督:それからロケが多くて大変でしたね、寒いのと、冬だったので日が落ちるのが早い。で、温かくなるインナーは意味があるのか?とスタッフ間でもめたり。 監督:せめてもの償いで、撮影後は毎回近くの温泉に連れて行きました。 |
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印象に残ってるのは?
辻岡さん:寒い中で、滝行のシーン撮っていて、台風で水かさが増していて、視界はぼやけるし、体は震えるし、おかしいなと思ってたら、脳震盪で気を失ってました。 監督:こっちの指示が伝わらないから、おかしいなと。何もなくてよかったです。 辻岡さん:それから若林さんとの絡み。大変でした。濡れ場の経験がなく、いざとなると・・・・監督の言いなりに脱いで。 岩崎さん:終わった後の辻岡さんの満面の笑みでが印象的でした! と、またまた暴露されてしまいます。 海外では売り切れ続出の本作 監督:こう見えてソールド・アウト慣れしています。海外の反応は・・・良く笑う。何でも喜んでくれるんですよね。爆笑してる人と、真剣に見てる人とで、二分されてて面白かったです。作ってる時の僕の中に多面的にみられていいと思ってたので、良かったです。
監督:皆さんと共にこの日を迎えられて良かったです。初日は目指してたゴールであり、映画を拡げていくスタート地点です。なにとぞ応援お願いします。 と、舞台挨拶を締めました。 |
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誰よりも実直なのに煩悩に翻弄される僧侶と、刀に魅入られ人斬りとなった侍、そして男の精気を吸い取る妖怪(あやかし)が邂逅する摩訶不思議な世界を、実写とアニメーションを融合させるなど、映像の現場で培った様々な技術を駆使して一遍の魅力的な妖怪譚として昇華させています。僧侶が煩悩と戦う衝撃作品にご注目ください!
主演は俳優だけでなく映画監督としても活躍する辻岡正人。 『仁光の受難』 9月23日(土)、角川シネマ新宿にて公開中! |
監督:庭月野議啓
キャスト:辻岡正人、若林美保、岩橋ヒデタカ、有元由妃乃
尺八奏者:神永大輔
(C)TRICYCLE FILM
配給:ポニーキャニオン