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塚本晋也監督エッセイ発売トークショー&サイン会決定!&台北金馬映画祭にて塚本監督の特集上映開催


映画情報どっとこむ ralph この度11月8日より台湾で行われている台北金馬映画祭にて、塚本晋也監督の特集上映「Filmmaker in Focus: Shinya Tsukamoto」が開催されます。塚本監督自身も11月17日、18日の『斬、』上映時に登壇し、現地の観客たちと交流する予定だそうです。

またヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭など24もの名だたる海外の映画祭へ出品し、台湾、韓国、フランス、イギリス他をはじめとする33ヵ国での配給・上映も決定しています。


映画情報どっとこむ ralph また塚本晋也監督のエッセイ「冒険監督」(ぱる出版刊)が11月22日に発売。発売を記念したトークショー&サイン会が、11月22日(木)にTSUTAYA TOKYO ROPPONGIにて開催も決定しました!


塚本晋也著 エッセイ「冒険監督」
秘境を探検するだけが冒険ではない、映画作りもまた冒険だ!これは映画製作に心底楽しみながら向き合う鬼才・塚本晋也の生き様を通して映画人の冒険を体験する書である。かつてヨットで太平洋横断を夢見た少年は、大人になった今、どのように映画界という大海原を航海することができたのか?映画製作という巨大なゲームの中で絶えず頓智を働かせ、ピンチを乗り越えてきた塚本流コペルニクス的発見とは?他に映画のテーマである「都市と人間」、「サイバーパンク」、「暴力と人間」、「精神とは何か」、また自分の作った映画を観客のもとに届ける苦労や世界の映画祭巡りでの珍道中などについてもユーモラスに語り尽くす。タイポグラフィを大胆にあしらい、懐かしさと新しさが共存したユーモラスな装丁は、気鋭のクリエイター・山本和久(Donny Grafiks)のデザインによるもの。 

『冒険監督』発売記念トークショー&サイン会開催
会期:11月22日(木)19:00~20:20 (開場18:30)
場所:TSUTAYA TOKYO ROPPONGI 2F 特設イベントスペース
ゲスト:塚本晋也
参加費:書籍代 1512円(税込)
主催:TSUTAYA TOKYO ROPPONGI 共催・協力:ぱる出版
問い合わせ先:03-5775-1515
申し込み方法:ECサイト


映画情報どっとこむ ralph 『斬、』
11月24日(土)よりユーロスペースほか全国公開

太平の世が揺らぎはじめた幕末。人を斬ることに苦悩する一人の侍。生と暴力の本質を問う。
 250年にわたり平和が続いてきた国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期。貧窮して藩を離れ、農村で手伝いをしている浪人の杢之進(池松壮亮)は、隣人のゆう(蒼井優)やその弟・市助(前田隆成)たちと、迫り来る時代の変革を感じつつも穏やかに暮らしていた。ある日、剣の達人である澤村(塚本晋也)が現れ、杢之進の腕を見込んで京都の動乱に参戦しようと誘いをかける。旅立つ日が近づくなか、無頼者(中村達也)たちが村に流れてくる・・・・。時代の波に翻弄されながらも、人を斬ることに疑問をもつ侍と彼に関わる人々を通して、生と暴力の問題に迫る。観る者の心に刃(ヤイバ)を突きつける衝撃作。

世界中に熱狂的なファンを持つ塚本晋也が挑む初の時代劇
 『鉄男』、『六月の蛇』など、海外からも高い評価を受ける塚本晋也が、戦争の恐怖をあぶり出した『野火』を経て、さらに時代を遡り初の時代劇に挑んだ。監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を務めた完全オリジナルで、その唯一無二の世界観を爆発させた。

日本映画界を牽引する実力派の共演 池松壮亮×蒼井優
 武士としての本分を果たしたいと思いながらも、刀を抜くことに悩み苦しむ侍を渾身の力で演じたのは池松壮亮。『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』や、『万引き家族』など話題作への出演が続いている。農家の娘を演じるのは『彼女がその名を知らない鳥たち』や山田洋次監督作品で活躍し、日本アカデミー賞に4度輝いた蒼井優。不穏な時代に精一杯生きる娘を凛とした美しさで体現。共に本作で初めて敬愛する塚本作品への参加を果たした池松と蒼井の演技合戦は圧巻だ。

公式サイト:
zan-movie.com

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監督、脚本、撮影、編集、製作:塚本晋也
出演:池松壮亮、蒼井優、中村達也、前田隆成、塚本晋也
2018年/日本/80分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー 
製作:海獣シアター/配給:新日本映画社 
(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER



ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『女王陛下のお気に入り』予告編解禁!


映画情報どっとこむ ralph ギリシャの鬼才、ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『女王陛下のお気に入り』が、2019年2月より全国ロードショーとなります。
10/31に発表された英国インディペンデント映画賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞(オリヴィア・コールマン)、助演女優賞(エマ・ストーン)、助演女優賞(レイチェル・ワイズ)、キャスティング賞、撮影賞、衣裳賞、編集賞、メイキャップ&ヘア賞、美術賞、音響効果賞で12部門13ノミネート!圧巻の最多ノミネートとなっています!

そんな、本作の予告編が解禁!

18世紀フランスと戦時下のグレートブリテン王国を支配していた気まぐれな女王アンと、女王を支配し権力を奮っていた強気な公爵夫人レディ・サラ、そこに突如現れ女王を魅了し上流階級への返り咲きを目論む女官アビゲイルの三つ巴の争いを、三大女優のこれまで見せたことのない挑発的で圧巻の演技と、美しくも斬新なビジュアルと音楽とともに描いています。



『女王陛下のお気に入り』
2019年2月 全国ロードショー!

物語・・・
18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。
虚弱な女王、アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染、レディ・サラ(レイチェル ・ワイズ)が病身で気まぐれな女王を動かし、絶大な権力を振るっていた。
そんな中、没落したサラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)が召使いとして参内し、その魅力がレディ・サラとアン女王を引きつける。
レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。
戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが続く中、急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受けていた。


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監督:ヨルゴス・ランティモス『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』

キャスト:エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、レイチェル・ワイズ『ロブスター』『ナイロビの蜂』、オリヴィア・コールマン『ロブスター』、ニコラス・ホルト『シングルマン』『X-MENシリーズ』、ジョー・アルウィン『ビリー・リンの永遠の一日』

2018年/アイルランド・アメリカ・イギリス映画 
配給:20世紀フォックス映画
(C)2018 Twentieth Century Fox


柄本佑x中野裕太 ポルトガルでの撮影を語る!『ポルトの恋人たち〜時の記憶』初日舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph 18世紀のポルトガルと21世紀の日本を舞台に、3人の俳優がそれぞれ1人2役に挑んだ異色のラブミステリー『ポルトの恋人たち〜時の記憶』が公開となり、初日舞台挨拶として主演の柄本佑さん、中野裕太さん、舩橋淳監督が登壇して行われました。


『ポルトの恋人たち〜時の記憶』初日舞台挨拶
日付:11月10日
場所:シネマート新宿
登壇:柄本佑、中野裕太、舩橋淳監督

映画情報どっとこむ ralph 柄本さん:もともとポルトガル出身のマノエル・デ・オリヴェイラ監督の大ファンで、新婚旅行もポルトガルにいっ たほど。ポルトガルに行けるらしいときいて、即座に「行きます!!」という感じでお仕事を受けました。脚本を読ん だらわりとヘヴィな話でしたが・・・(笑)

と出演のきっかけを語った。ポルトガルでの撮影は肌があったそうで

江本さん:現場は監督と撮影監督以外は、ポルトガルの方でした。ランチには1〜2時間、コース料理にホールケーキが出て、ワインを飲みながら…それも映画作りの一部だという考え方なんですね。本当にほのぼのしていて。俺、あの時ポルトガル人だったのかもしれない!

と、憧れのオリヴェイラ組との撮影の日々を語った。

今回は英語のセリフにも初挑戦していて、

江本さん:新しいことに挑戦するのは楽しいですね。だけど本当にすごいのはこの人ですよ!

と柄本さんが絶賛したのが中野裕太さん。

中野さん: 話をいただいてから渡航まで1ヶ月半。(ポルトガル語を新たに習得するのは)気が狂うかと思いました!知恵熱が出ましたよ。

と語ると。。。現場に入ったときにはすでに日常会話でスタッフとコミュニケーションをとれるレベルに達していたそうで、

監督:イケメンで言葉も喋れる、現地 でもモテモテでした!

と明かしていた。

映画情報どっとこむ ralph
スクリーンの中でも舞台上でも見事なコンビネーションを見せていた柄本さんと中野さんは、「初めて会ったときからチューニングが合うというか息が合った」と互いに語ったが、柄本さんとの初対面は

中野さん:下駄をはいて現れましたね(笑)ポルトガル人かも?とか言いながら、大和スピリッツの男なんです(笑)

江本さん:ポルトガルへのトランジットでフランクフル トで金属探知機のゲートをくぐるときに、“ピンポーン”って鳴ってないのに検査の人に止められて。下駄を指さして “それはなんだ!”と問われて“大和スピリッツだ!”と答えたら“変な奴がいるぞ!”とスタッフがぞろぞろやってきました。(笑)

と場内を沸かせました!

舩橋淳監督は、ヒロインであるアナ・モレイラとのエピソードを披露。

監督:崖落ちのシーンがあるんですが、あらかじめ 写真は見せて、彼女も『フーン』という感じだったんですけど、実際現場を見ると『絶対嫌だ!!』と言い出して(笑) もちろん崖の向こうにはレスキュー班やスタッフが万全の安全体制を整えてるんですけど『絶対嫌だ!』と。スタッ フが二人飛んで見せて、最終的には僕も飛びました(笑)

と監督も体当たりの撮影現場だったことを語っってくれました。


映画情報どっとこむ ralph 本作について

柄本さん:日本とポルトガルの合作ということで、こんなにポルトガルの風景を見られる映画もないと思 います。きっと新鮮で楽しんでいただけたんじゃないかなと思います。ぜひ楽しいと思われた方は家族とか、親友と かそんなに親しくない友達とか…あるいは歩きながら「ポルトの恋人たち…」って言ってみるのもありかな(笑)すれ ちがった人がgoogle検索してくれるかもしれませんから(笑)

と口コミをお願いして締めくくりました。


『ポルトの恋人たち〜時の記憶』

11月10日よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国公開

公式サイト:
porto-koibitotachi.com

物語・・・

舞台は、リスボン大震災後のポルトガルと東京オリンピック後の日本。乗り越えられない境遇―境界線(ルビ:ボーダー) によって引き裂かれ、その挙げ句に恋人を殺害された女が、その恨みを晴らすために選んだ手段は、想像もつかないものだっ た・・。18世紀と21世紀。登場人物の立場は時代によって微妙に入れ替わりながらもほとんど同じプロットが反復され、デジャ ブのように交差し、やがて愛憎の不条理に引き裂かれた人間の業をあぶり出してゆく。

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出演:柄本佑、アナ・モレイラ、アントニオ・ドゥランエス、中野裕太

製作:Bando á Parte, Cineric, Inc., Office Kitano
プロデューサー:ロドリゴ・アレイアス、エリック・ニヤリ、市山尚三 脚本:村越繁
撮影:古屋幸一
編集:大重裕二 音楽:ヤニック・ドゥズィンスキ
監督・脚本・編集:舩橋淳
配給:パラダイス・カフェ フィルムズ
配給協力:朝日新聞社
協力:ポルトガル大使館 PG-12 【2018/日本=ポルトガル=アメリカ/139分/シネスコ/5.1ch】 (C)2017『ポルトの恋人たち』製作委員会


塚本晋也監督 映画「斬、」ひっさげ外国特派員協会記者会見


映画情報どっとこむ ralph この度、11月24日(土)より塚本晋也最新作『斬、』がユーロスペースほか全国公開となります。第75回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門にアジアで唯一選出され、その後トロント国際映画祭、釜山国際映画祭など名だたる映画祭に出品し、第51回シッチェス・カタロニア国際映画祭では最優秀音楽賞も受賞しました。

塚本晋也監督が、世界を席巻した本作をひっさげて、外国特派員協会にて行われた記者会見に登壇しました。


『斬、』外国特派員協会試写会&記者会見
日時:11月7日(水)
登壇:塚本晋也
会場:公益社団法人 日本外国特派員協会 (FCCJ)

映画情報どっとこむ ralph A:様々な解釈の余地がある作品だと思いました。色々なシーンで暴力と性を関連付けていると思いましたが、いかがでしょうか?

塚本監督:暴力と性的なことを理屈で結び付けて考えてはいなかったのですが、準備段階で用意していた脚本は、それ以前に用意していた脚本に比べると何かが足りないと思ったんです。「刀を過剰に見つめる一人の若い浪人」という大元の考えは変わらず、それはそれで面白いと思えるものだったのですが。 何が違うかと言いますと、それ以前に書いた荒削りでシンプルな脚本には悶々としたエロティシズムがあったんですね。人を斬ることと性的なことを結びつけるのは少し不謹慎かとも思いましたが、くっつけて書かないと嘘になるとも思いました。人を斬れないジレンマにエロティシズムは近いという感触があり必要だと思いました。そこで前の脚本に戻りまして、それが今回の映画になっています。

A:殺陣のシーンなど立派な時代劇と感じたのですが、何箇所か描かれていない戦いのシーンがあったと思います。それは意図的ですか?

塚本監督:蒼井優さん演じる農家の娘や農村の人たちは、民衆のシンボルとして描きました。話がまばらになりますが、太平洋戦争のときに実際には勝っていたわけではないのに「いま日本が勝っている」と、ニュースが流れると「万歳!」とみんな喜びました。民衆の人たちは戦場でどんなにひどいことが起きているか想像ができていなかったからです。実際は、未来のある若い人たちが肉体と精神を無残な形で壊しているのに。もし日本が勝っていたとしても、今度は相手国の若い兵士の顔がぐちゃぐちゃになっているわけですが、平気で喜べてしまう。本当に恐ろしいことは、目の前で実際に起こるまでイメージがつかめないということを表したかった。なので、最初の方はわざと戦いのシーンを少ししか入れていません。少しとはいえ、ひりつくリアリティを感じ始めてもらうようにしていますが。劇中で、村人たちは、イメージが掴めていないから強面の外来者に対して「やっつけてくれ」と言える。戦争の痛みを知らない人たちが増えて、暴力のイメージがつかめないゆえに隣人を必要以上に憎しむ気持ちを募らせて戦争へと突き進んでいく、今の世の中の危機感を表さなくてはと思って描きました。だんだんと痛みがわかるシーンを入れ、皆が暴力とはこれなのかと、気づいてゆきます。

A:初めて時代劇でしたが、塚本監督らしい作品になっていたと思います。何をもって「塚本映画」とすると思いますか?

塚本監督:自分では難しいです。時代劇に関していうと好きな作品がいっぱいあり尊敬の気持ちがあります。本作は様式的な美学の時代劇ではなく、今の池松さんみたいな若い人たちがそのまま江戸時代に行ってしまったような生々しい時代劇にしたかった。中学生の時に観た市川崑監督の『股旅』という作品で時代劇の洗礼を受けたものですから。時代劇なのに70年代の若者がそのまま昔の世界にいるような作品で、自分もいつか時代劇を作るなら、そういう感じのものにしたいと思っていました。ですから、予定調和なものにしてはいけないと思っていましたが、ただ、奇をてらってもいけないと思いました。時代劇なのに殺陣のシーンがないとか、ゴジラ映画なのにゴジラが出ないとか(笑)ルーティンは必要だしお客さんも観たいと思います。でも、殺陣シーンという典型の見せ場に向かう過程に典型じゃない物語、自分のテーマを置きました。予定調和でないので、見慣れないため居心地が悪い状態になる。それが自分にとって大事なことでした。この居心地の悪さは何なんだろうと、観終わった後にお客さんには考えてもらいたいです。


イランの名匠アミール・ナデリ監督からの質問。
A:私は今日で観るのは2回目です。俳優としても監督としても素晴らしい作品です。いつも女性のキャラクターや女優の扱いが新鮮で、他のどの日本人監督とも違うと思っていますが、いかがですか?またサウンドが特徴的ですね。音響についても教えてください。

塚本監督:女性の登場人物への演出の方法は作品によって違います。基本的にあるのは女性の素晴らしさにひれ伏している気持ちです。女優さんへの敬意や尊敬はいつもあります。俳優の経験がない人に出ていただくときは、その存在感に敬意を表したうえで映画的に指導することもありますが、蒼井さんのようにすでに素晴らしい活躍をされている方には、ストーリーをお渡しして委ねました。蒼井さんは、普段は一本筋が通るようになるまで読み込んで芝居をされるそうですが、今回はプロットを読んでも筋が通らなかったらしいです(笑)それなら様々な表情を出そうと決めたということで、そのプランもまた素晴らしかった。15歳ぐらいの少女から28歳ぐらいの女性まで、色々な表情を出してくれていてあらためて素晴らしい女優さんだと思いました。
効果音については、自分にとっては映像と音は同じくらい大事で、観客が客観的に物語だけを観るのではなく、映像体験をしてもらいたいと思っているので、音はとても大切に考えています。『斬、』は、自然の音と刀の存在感を大事にしてもらいました。刀を簡単に振り回せるようなものでなく、重いものであると感じでもらえるような音作りしていただきました。音楽は『鉄男』から30年間ご一緒した石川忠さんに撮影の前に依頼していたのですが、編集中に亡くなってしまいました。他の方に頼むことは考えられなかったので、鎮魂の気持ちを込めて、石川さんがこれまで僕の作品のために作った全部の曲を聴いて、編集に乗せていきました。さらに石川さんの奥さんに依頼して、未使用の全音源も聞かせて頂きました。まるで石川さんと会話しているように、今までの作品を振り返ったりしながら、全ての音を聞いてコラボレーションしていった感じです。

A:ここ10年ぐらいの日本映画の中で、最良の一本と言える作品です。時代劇というジャンルに引き続き挑戦していきますか?

塚本監督:『斬、』は20年前に「一本の刀を過剰に見つめる浪人」の話というのを思いついて、その時にはパート2のことも言っていました。パート2では池松さんが演じる杢之進がどんな人物になっているのか。最後には池松さんが座頭市と戦うということまで考えていました(笑)。幕末を舞台にした映画はヒットしないというジンクスもあるそうですが、興味があるのでやってみたいという気持ちは少しあります。坂本龍馬を布袋寅泰さんが演じて、背の高い布袋さんが寸足らずの着物をまとい、皮靴をはいて銃を持って、というイメージです。新選組は本当はやんちゃな子供の集団だったらしいので、暴走族のようにして、幕末を駆け巡る。言っているだけでウキウキしてきます。制作しないと思いますが、言霊ということもあると思いますので一応言っておきます。

映画情報どっとこむ ralph 『斬、』

物語・・・
太平の世が揺らぎはじめた幕末。人を斬ることに苦悩する一人の侍。生と暴力の本質を問う。
250年にわたり平和が続いてきた国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期。貧窮して藩を離れ、農村で手伝いをしている浪人の杢之進(池松壮亮)は、隣人のゆう(蒼井優)やその弟・市助(前田隆成)たちと、迫り来る時代の変革を感じつつも穏やかに暮らしていた。ある日、剣の達人である澤村(塚本晋也)が現れ、杢之進の腕を見込んで京都の動乱に参戦しようと誘いをかける。旅立つ日が近づくなか、無頼者(中村達也)たちが村に流れてくる・・・・。時代の波に翻弄されながらも、人を斬ることに疑問をもつ侍と彼に関わる人々を通して、生と暴力の問題に迫る。観る者の心に刃(ヤイバ)を突きつける衝撃作。


世界中に熱狂的なファンを持つ塚本晋也が挑む初の時代劇
『鉄男』、『六月の蛇』など、海外からも高い評価を受ける塚本晋也が、戦争の恐怖をあぶり出した『野火』を経て、さらに時代を遡り初の時代劇に挑んだ。監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を務めた完全オリジナルで、その唯一無二の世界観を爆発させた。

日本映画界を牽引する実力派の共演 池松壮亮×蒼井優
武士としての本分を果たしたいと思いながらも、刀を抜くことに悩み苦しむ侍を渾身の力で演じたのは池松壮亮。『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』や、『万引き家族』など話題作への出演が続いている。農家の娘を演じるのは『彼女がその名を知らない鳥たち』や山田洋次監督作品で活躍し、日本アカデミー賞に4度輝いた蒼井優。不穏な時代に精一杯生きる娘を凛とした美しさで体現。共に本作で初めて敬愛する塚本作品への参加を果たした池松と蒼井の演技合戦は圧巻だ。

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監督、脚本、撮影、編集、製作:塚本晋也

出演:池松壮亮、蒼井優、中村達也、前田隆成、塚本晋也
2018年/日本/80分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー 製作:海獣シアター/配給:新日本映画社 
(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER 【公式サイト】zan-movie.com


『のみとり侍』鶴橋康夫監督のオフィシャルインタビューが到着


映画情報どっとこむ ralph 芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章、旭日小綬章などドラマ界で数々の賞を獲得した“ドラマ界の巨匠”であり、昨年の大ヒット 映画『後妻業の女』を手がけた鶴橋康夫監督による時代劇映画『のみとり侍』が 11 月 7 日(水)より Blu-ray&DVD で発売されます。

約40年にわたって映画化を熱望し続けたという鶴橋監督に、同作への思いを語ってくれました。


原作は、綿密な時代考証を基にユーモアを交え、当時の社会を表現する歴史小説の第一人者・小松重男の傑作短編集。越後 長岡のエリート藩士であった小林寛之進が、猫の“のみとり”稼業に身を落とすが、実はその稼業、裏では女性たちと<床>を共にし、女性 に愛を届ける稼業だった。そんな彼の生き様を通じて、現代にも通じる義理や人情を“鶴橋節”満載で描き出している。

鶴橋監督:主人公の寛之進 は、殿様からのみとりになって無様に暮らせと言われる。きっと今のサラリーマンだったら、配転だと言われたら、じゃあ辞めますということになる んだろうが、この時代はそれが忠義だった。そういうことが日常的に行われていた時代だったわけだね。

主演を務めたのは、阿部寛。

鶴橋監督:阿部さんはとにかく、かわいいんだよね。それは役者さんに対して失礼な言い方かもしれないけど、実際に そうなんだ」と目を細めると、「デビュー当時、僕は彼と会っているんですね。あれはパーティーか何かだったか。部屋の中には人がたくさんいた んですけど、すみっこに膝を抱えて座っている男がいてね。この男はなんだろうと思って隣に座ったら、とたんに正座をして『僕、監督の(大学 の)後輩です』と言ってきた。大学に通いながらモデルをやっているんだと。それが阿部さんだったんだけど、それ以来、僕は彼の大ファンだと 公言し続けてきた。
と振り返る。

鶴橋監督:それからつかこうへいさんのお芝居や、大竹しのぶさんと一緒にやっている芝居など、招待状が来るたびに芝居を観に行ったりした。彼 は不器用なんだけど、どこか熱量が密閉されたような感じがして。それから(ドラマの)『天国と地獄』なんかに出てもらったりした。あの撮影 の時、僕は酒を飲みに行って、3 時か 4 時に帰ってきた時があった。その時もホテルのロビーで阿部さんがセリフの勉強をしていたこともあった な。あれから時間がたってしまったけど、今回、満を持して『のみとり侍』につながった。この映画のクライマックスシーンを撮っている時、僕が 泣きそうになったからなぁ。僕の友達も『あそこのシーンは泣けるな』と言ってくれた。それはもう阿部寛の勝利だね。

と語ります。

鶴橋監督:この 映画の宣伝活動の一環で、寺島しのぶさんと阿部さんと一緒に大相撲を観に行った時があったんです。桟敷席に 3 人で座っていたんです けど、膝を抱えて座っている時の彼を観ていて、初めて会った時の彼を思い出したんですよね。

としみじみと付け加えた。

そして

鶴橋監督:DVD は何度も観られるのがいいところ。俳優を観たかったら、ぜひ DVD を観てもらいたい。いい役者が たくさん出ているからね。阿部さんや寺島さんはもちろん、豊川悦司さんなんか色っぽくていい。前田敦子さんも、彼女がうどん粉をこねる手なんてすごくいい指をしている。それから山村紅葉さんと阿部さんのラブシーンも激しくていいね。三カ月に一回は観てもらえたらいいと思う。 この映画は若い人にも観てもらいたいと思っていた。R15 指定になっているんで、今は小さい子には見せられないけど、彼らが大きくなったら ぜひともDVDで観て欲しい。
と語ってくれました。


映画情報どっとこむ ralph
のみとり侍Blu-ray豪華版
TBR28332D
¥5,800 +税

本編ディスク①(Blu-ray) カラー/本編110分+特典/2層(BD50G)/16:9スコープサイズ
音声: ①日本語 5.1ch DTS-HD Master Audio ②日本語 2.0ch DTS-HD Master Audio ③バリアフリー日本語 音声ガイド 2.0ch DTS-HD Master Audio
字幕: ①バリアフリー日本語字幕

本編ディスク②(DVD) カラー/本編110分+特典/片面2層/16:9スコープサイズ 音声: ①日本語 5.1ch ドルビーデジタル ②日本語 2.0ch ドルビーデジタル ③バリアフリー日本語 音声ガイド 2.0ch ドルビーデジタル 字幕: ①バリアフリー日本語字幕

【特典内容】 ※Blu-ray、DVD共通 ❐予告編集(特報/予告)
特典ディスク(DVD) カラー/分数未定/片面1層/16:9LB/音声:日本語 2.0ch ドルビーデジタル 【特典内容】 ❐メイキング映像 ❐イベント映像集(大江戸プレミア舞台挨拶/浪速プレミア/初日舞台挨拶) ❐『のみとり侍』公開記念スペシャル特番 ❐TVスポット集



のみとり侍 DVD 通常版
TDV28333D
¥3,800 +税
本編ディスク(DVD) ※Blu-ray 豪華版(TBR28332D)に収録の本編DVDと同仕様

発売・販売元:東宝株式会社
©2018「のみとり侍」製作委員会

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