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長澤まさみ、高橋一生の腕の中で眠る「嘘」を抱く新ビジュアル解禁!


映画情報どっとこむ ralph 新たな才能の発掘を目指し2015年に開催された『TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM2015』で、応募総数474本の中から初代グランプリを勝ち取った企画が、豪華キャストにより映画化。
ヒロイン・川原由加利役には、不動の人気を誇りながら常に新たな挑戦をつづける女優・長澤まさみ。一流企業に勤める完璧なキャリアウーマンが恋人の嘘に翻弄されるという、大人の女性の繊細な芝居に挑みます。小出桔平と名乗る由加利の恋人には、今年大ブレイクのカメレオン俳優・高橋一生。更にはDAIGO、川栄李奈、黒木瞳、吉田鋼太郎とバリエーション豊かな豪華俳優陣が脇を固めます。脚本と監督を務めるのは、「ゆうちょ銀行」「住友生命」「シーブリーズ」などを手掛けているCM界の若き才能・中江和仁。次世代の映画界を担う逸材と目される中江が、今回初の長編映画に挑みます

映画情報どっとこむ ralph そして今回、『嘘を愛する女』の新ビジュアルが解禁となります!
本作のプロモーションの為に撮り下ろしされた本ビジュアルは、2人が演じる由加利と桔平の関係を凝縮させたかのような甘くも不安定な空気感を写し出しました。そんなお二人からコメントが届いています。

長澤まさみさんからのコメント
桔平と由加利の関係は、私自身の感覚にないものでした。(由加利のように)強くて、わがまま放題に自分の気持ちを相手にぶつけ、それでも好きでいてくれるのか。そんな彼女の事を本当に彼は好きなのかなと。彼女を演じることで強い女性の魅力、そして、今の時代の男女の関係の変化を感じました。これからは男性のように強くなることは女性にとって良いことなのかもしれない。だけど、強がらなくてもいいということを、この映画をご覧になった女性の皆さんに感じてもらいたいです。

高橋一生さんからのコメント
桔平はすべてが謎に包まれている設定なので、ベールをどこまでかけておいたらいいのか、どこまで見せていいのか、その加減の調整を常に考えていました。(桔平とは)常にシンクロしていた感覚で、いつも役柄の内的な感情と向き合い、苦しさを感じていました。人に対する愛や想いがどこにたどり着くのか、ぜひ楽しんでいただければと思います。

映画情報どっとこむ ralph この新ビジュアルは全長3.6メートル・高さ1.8メートルの特大バナーとして11月23日(木)より全国の劇場【一部劇場除く】で順次掲出となります。この冬、国民的な人気を誇る「嘘愛」カップルが、映画館を訪れる男女にセンセーションを巻き起こすこと間違いなしです。

“愛さえも、嘘ですか?”愛の概念が覆る衝撃のラブストーリー。
映画「嘘を愛する女」

1月20日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://usoai.jp/

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監督:中江和仁                 
脚本:中江和仁・近藤希実
出演:長澤まさみ 高橋一生 DAIGO 川栄李奈 黒木瞳 吉田鋼太郎
Ⓒ2018「嘘を愛する女」製作委員会  


ジェフ・ミルズ x 大森立嗣監督『光』映画音楽をApple 銀座で語った!


映画情報どっとこむ ralph 11月25日(土)から公開することになりました、三浦しをん原作・大森立嗣監督、井浦新主演による映画『光』。

三浦しをんの小説で人気の高い本作を、『さよなら渓谷』、『まほろ駅前』シリーズの大森立嗣監督の手によりついに映画化。かねてからの競演を望んでいた井浦新と瑛太の狂気と怪物性、そして長谷川京子、橋本マナミの色気と母性がスクリーンに吸い込まれるような熱情を放ち、苛烈なる人間ドラマがここに誕生しました。大森監督からの熱い要望に応え、劇中の音楽を世界的なテクノ・ミュージックの巨匠、ジェフ・ミルズが担当した本作。

日本映画界をけん引する大森立嗣と、世界で活躍するジェフ・ミルズとの新たな挑戦は、今までにない映像と音楽のぶつかり合いを生み出しました。今回、公演のために来日しているジェフ・ミルズと大森立嗣監督のトークイベントを急きょ実施。質疑応答も絡めつつ、トップクリエイター2人の映画『光』の製作の舞台裏に関してたっぷりとお話いただきました。

日程:11月14日
場所:Apple 銀座
登壇:ジェフ・ミルズ、大森立嗣監督

映画情報どっとこむ ralph ライブにて来日中だったジェフ・ミルズの登壇が急遽決定し、Appleストア銀座にて実現した今回の貴重なトークイベント。映画ファンや音楽ファンが多く集まる中、2人は拍手で迎えられた。


まず、『光』を映画化した経緯を聞かれた大森監督。
原作の三浦しをんさんとタッグを組むのは『まほろ駅前』シリーズから3度目。原作を読み、自身の映画作りを一度リセットして新たにチャレンジをしたいタイミングに『光』の内容がリンクしていたという。作品を構成するあらゆる要素がチャレンジングな本作、音楽ももちろんそれに該当。

今回、ジェフに音楽をオファーするまでの経緯を聞かれ

大森監督:父親(麿赤児)の音楽(大駱駝艦の舞台)をジェフさんがやられていて、“おもしろい!”“なんだこの音楽は!”と思っていました。オファーはなかなか勇気がいることでした。

と、ハードルがあったことも明かした。しかし今回は、

大森監督:人の心に、引っかかりや違和感、傷が残せるんじゃないかと思った。普通に考えたら弦楽器とかでメロディを入れればある程度ハマってくるだろうと想像できたけど、それをやっちゃうと変わらないんじゃないかと。そこで勇気を出してジェフさんにお願いしてみようと思ったんです。

と明かしました。


日本映画の音楽を担当するのは初めてだったというミルズさん。
大森監督からオファーを受け、映画が完成する前のラッシュを観た時のことを

ミルズさん:この映画に合う音楽は、逆に“ギクシャク”したような、パズルが合わない音楽にすべきじゃないかなと感じた。

と振り返り、実際に音楽を製作するに当たって、今までとは異なるアプローチで製作をしたという。あえて古いマシンを使い、

ミルズさん:チューニングを外したり、自然と作られるマシンの奇妙な音やトーンを中心にて曲を作った。音にまで人格があるようなものができた。

と語った。

そうして出来上がった音楽を受け取った大森監督は、映像に合わせた時

大森監督:全く想像していなかったものになって、井浦新が宇宙人に見えた。(ロケ地である)川崎が別の惑星に見える瞬間があった。どのタイミングで、どの音楽を入れるかっていうことは一番大変だった。

と明かし、編集中にもミルズさんとコミュニケーションを取っていたという。

ミルズさん:最終的には、音楽が登場人物たちの“意識”になればいいなと思っていた。状況に応じて強調したり、台詞がなくても音楽で語るようになればいいと思っていました。

と語った。

映画情報どっとこむ ralph 出来上がった作品を観て・・・

ミルズさん:大変満足しています。音楽が入って更に“ストレインジ”になった。

と語り、本作を“ドラマ以上、ホラー未満”と独特な言葉で表現。更に

ミルズさん:ぐるぐる回る螺旋のような、奈落に引き込まれていくような、より深いどこかに自分が落ちていくような・・・言葉で言い表せないが、観終わった時に忘れられない作品。

と絶賛した。

大森監督も自分で完成した作品を観た感想を聞かれ、

ミルズさん:自分で作っておきながら、既視感があまりなかった。わからないものと出会ってる感覚。わからないものと出会った時に、どんな視点を向けられるのかということを試されている感覚で、自分でも面白いと思った。

と自信を覗かせた。

最後に

大森監督:わかりやすいものとは違う、歯ごたえのある映画を是非観て頂きたい」とアピールし、濃密なトークイベントは終了した。

公式HP:http://hi-ka-ri.com/

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井浦新 瑛太 長谷川京子 橋本マナミ  南果歩 平田満
監督・脚本:大森立嗣 
原作:三浦しをん(「光」集英社文庫刊) 
音楽:ジェフ・ミルズ 
配給:ファントム・フィルム 
©三浦しをん/集英社・©2017『光』製作委員会 


薩長土肥先行公開決定!市原隼人主演最新映画『サムライせんせい』


映画情報どっとこむ ralph 幕末を生きた武市半平太が時空を超えて巻き起こす、痛快物語!
この度、東京公開を2018年新春に控える市原隼人主演最新映画『サムライせんせい』がいよいよ薩長土肥(鹿児島県、山口県、高知県、佐賀県)を皮切りに先行公開となります。
そして先行公開を記念し、主人公・武市半平太を演じる市原隼人が半平太の扮装で本作を紹介するコメント映像が解禁です。

自分の志を決して曲げず、日本国をより良い国にしたいと短い生涯を奔走した武市半平太の熱い思いを背負い、平成の時代にタイムスリップした半平太を演じた市原が本作の見どころについて初めて語りました。


いよいよ映画史上初の北上公開を引っ提げて、半平太旋風を巻き起こします。

映画情報どっとこむ ralph 物語・・・
幕末からタイムトラベルで現代へやってきたちょんまげの侍。それは幕末を生きた高知出身の志士・武市半平太。

尊王攘夷か公武合体かで国論が揺れていた幕末期、失脚して、投獄の身であった土佐勤王党盟主の半平太がふと目覚めると、そこは何故か平成の日本。
ひょんなことで学習塾を経営する老人・佐伯に助けられ、佐伯の好意によって佐伯家に居候することになる。
半平太は、幕末と平成との間の様々なカルチャーギャップに戸惑いながらも、サムライの格好のまま、佐伯の経営する学習塾を手伝うことに。当初は、子どもたちや町の人々から好奇の目で見られたりしたものの、持ち前の真面目さや温厚な人柄で、人々の信頼を得てゆく。

平成の世の中での暮らしに、なんとかなじめてきたある日、楢崎梅太郎と名乗るジャーナリストが半平太を訪ねてやってくる。
楢崎の正体は、半平太の盟友にして幕末の英雄・坂本竜馬だった!

映画『サムライせんせい

公式サイト:
samuraisensei.com

11月18日(土)TOHOシネマズ高知他、薩長土肥先行公開
2018年新春、東京公開ほか、全国北上公開

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出演:市原隼人 / 忍成修吾、奥菜恵 / 押田岳・武イリヤ / 橋爪功 他   
監督:渡辺一志
原作:「サムライせんせい」(著者:黒江S介/リブレ刊)
製作:ヴァンブック
配給:ピーズ・インターナショナル
上映時間:93分(予定)
ⒸMovie ver. Master SAMURAI. and ⒸEsusuke Croe / Libre 2017 All Rights Reserved.  


玉木宏『悪と仮面のルール』中村文則先生が鑑賞後にコメント!


映画情報どっとこむ ralph 2018年1月13日(土)から公開の映画『悪と仮面のルール』。

日本国内のみならず、アメリカをはじめとした海外でも注目を集める芥川賞作家・中村文則先生原作を、関ジャニ∞や福山雅治さんらのミュージックビデオやCMを数多く手掛けてきた新鋭・中村哲平監督が映画化。

“悪”となるために創られた男・久喜文宏を演じるのは、映画、舞台など幅広いジャンルで活躍する玉木宏さん。そのほか、新木優子さん、吉沢亮さん、中村達也さん、光石研さん、村井國夫さん、柄本明さんら実力派キャストが集結。壮大なサスペンスと深遠で哲学的なドラマが誕生しました。

「悪と仮面のルール」は、ウォール・ストリート・ジャーナルで「ベストミステリー10小説」に選出され、「ジャパニーズ・ノワールの新たな旗手としての地位を確固たるものにするだろう」と評価されています。また、日本人で初めて、ノワール小説の分野に貢献した作家に贈られるアメリカの文学賞「デイヴィッド・グディス賞」を受賞しています。


映画情報どっとこむ ralph この度、映画化された本作を鑑賞した中村文則先生からのコメントが到着しました。

僕の小説が原作なのですが、そういった意味を超えて、一観客として惹き込まれ、深い感動に包まれました。少しでも多くの人にこの素晴らしい映画を観て欲しい。そう強く思いました。
中村文則


映画情報どっとこむ ralph
また、映画公開に際し、映画のポスタービジュアルを使用したフル帯バージョンの文庫も書店で展開されることが決定しました。

◆「悪と仮面のルール」(講談社文庫) 
著:中村文則
定価:¥660(税別)
ISBN 978-4-06-277679-0

映画情報どっとこむ ralph
映画『悪と仮面のルール』

2018年1月13日(土)、新宿バルト9ほか全国ロードショー!

ストーリー
“悪”になるために創られた男。彼は顔を変え、過去を捨て、殺人を繰り返す。哀しい真実を隠して。

11歳の久喜文宏は、この世に災いをなす絶対的な悪=“邪”になるために生まれたと父から告げられる。やがて、父が自分を完全な“邪”にするために、初恋の女性・香織に危害を加えようと企てていることを知り、父を殺害して失踪する。

十数年後、文宏は顔を変え、“新谷弘一”という別人の仮面をつけ、香織を守るために殺人を繰り返していた。そして、文宏の過去を知る異母兄の幹彦や日本転覆を企むテロ組織が香織を狙い始めたと知った文宏は、ついに自身の背負わされた運命に立ち向かうことを決意するが。

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玉木宏 新木優子 吉沢亮 中村達也 光石研 村井國夫 柄本明
原作:中村文則「悪と仮面のルール」(講談社文庫)
監督・編集:中村哲平
脚本:黒岩勉
主題歌:Uru「追憶のふたり」(ソニー・ミュージック アソシエイテッドレコーズ)
2017年/カラー/5.1ch/138分
(C)中村文則/講談社 (C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
企画制作:PlusD
配給・宣伝:ファントム・フィルム
   


蒼井優、白石和彌監督ネタバレ解禁トーク『彼女がその名を知らない鳥たち』


映画情報どっとこむ ralph ラブストーリーに夢を見られなくなった大人の女性たちに「究極の愛とは何か」と突きつけ、読者を虜にした沼田まほかるの 27 万部を超える人気ミステリー小説、待望の映画化!蒼井優、阿部サダヲW主演『彼女がその名を知らない鳥たち』が全国公開中です。


10月28日(土)より全国71館で公開されると、映画の満足度が非常に高くSNS上では「こんなに切ない愛し方があるのかと、腰抜けてしばらく立てなかった」、「衝撃的でもあるけど、純愛だなぁ」、「登場人物全員ゲスなのに涙が止まらない傑作」、「エンドロールが終わるまで涙止まらず立てなかった。こんな作品は久しぶり」、「ラストのシーンにたどり着いた時、込み上げるものがあり涙が出てしまった」と本作が描く“共感度0%・不快度100%”の愛に感動・絶賛の声が続出中です!


そしてこの度、11月10日(金)に本作の大ヒット御礼トークショーを蒼井優さん、白石和彌監督らQ&Aトークイベントを行いました。

『彼女がその名を知らない鳥たち』大ヒット御礼トークショー
日時:11月10日(金)
会場:新宿バルト9
登壇:蒼井優、白石和彌監督

映画情報どっとこむ ralph 公開から2週間、絶賛の声が鳴りやまず、原作小説も増刷に次ぐ増刷がかかっているという本作の大ヒットを記念し、蒼井優さん、白石和彌監督の2人が大ヒット御礼トークショーに登場。

上映直後ということで“共感度0%・不快度100%”の愛の余韻が残る会場で、

蒼井さん:観ていただいたということで、ネタバレを気にせずお話しできるのがとても嬉しいです。

白石監督:公開から2週間経ちましたが、僕にとっても大切な映画がこうして上映が続いていて本当に嬉しいです。

と続けました。

今回は公開後、そして本編上映後のトークイベントということで、

白石監督:上映前の舞台挨拶が多かったので、いろんなことが喋れないジレンマの中、とにかく『松坂桃李がエロイ』とかでその場を乗り切ってきた(笑)

と明かすと、

蒼井さん:(観る前に)宣伝で言えることって、松坂君が演じた水島が最低ってことしかなくて本当に申し訳なかったんです(笑)観ている人たちが最後に羽ばたけるための滑走路をひたすら作っていかなくてはいけない、できるだけスムーズに飛べるようにと思って撮影していました。

と語っていたことが明かされると観客からは大きな拍手が巻き起こり、蒼井さんも感無量の様子。
MCから、蒼井さん演じる十和子の部屋の散らかり具合について問われた2人。

監督:僕のオーダーでもありますし、原作でも散らかってますよね。でも、誰でも忙しい時に洗濯物をボーンと放ったりする感じを出したいなと。
デビュー作からずっとお願いしている美術の巨匠・今村先生が尋常じゃない飾りをしてくれて真骨頂が出ました。

蒼井さん:本棚を見るとその人がわかったりするので、十和子の本棚を見たらものすごくフェミニンでファンシー系なタイトルのかわいい小説を読んでいることが分かって。それを見てるだけでも疲れてくる…(笑)。十和子が陣治に向けてる態度と、十和子が好きな世界観のギャップがあってやっぱり今村さん凄いなと思いました。家が散らかっていると心も散らかってきて、家にいるだけでなんとなく悪態がつきたくなって(笑)


白石監督:本来なら家にずっといる十和子のせいで散らかってるのにそれをすべて陣治にぶつけてるという。

蒼井さん:最低ですね…(笑)

と最低な女である十和子の役作りに大いに貢献した部屋を作り上げた、美術スタッフへの敬意と共に振り返りました。劇中に登場するクズ人間たちが周りにいたら友達になれる?の問いには、

白石監督:話を聞いてあげるスタンスでいるつもりだけどそれが友達は置いておいて、やめろとアドバイスはするけどどこかで諦めてあーあと思って終わっちゃうのかな。

蒼井さん:結局言っても聞かないですもんね。ほどよい距離で知り合いぐらいになっていってしまうんじゃないですかね。陣治とは友達になれる気がする、でも陣治が私に心を開いてくれない気がしますね。十和子しか見てないんで。

とそれぞれ距離を保ってしまう様子。

映画情報どっとこむ ralph 公開後の反響を問われた

白石監督:これまで『凶悪』とか『日本で一番悪い奴ら』とか男くさいクズたちを撮ってきたんで、今回は美しい映画だと思ってくれて、『お前もこういう映画撮れるんだね』と言ってくれます。人間誰しも、良い人もクズな部分って持ってると感じる。どんな作品を撮るときも両面をなるべく出そうと考えてます」と語り、クズを撮らせたら右に出る者はいない白石監督作品について蒼井さんは「『凶悪』やほかの作品も拝見していて、(この作品は)また毛色の違うクズが集まったなと思いました。

とその印象を振り返りました。

そしていよいよ本作の根幹となる、究極の愛を描く衝撃的なラストとその後の十和子について話が及ぶと

蒼井さん:私もわからなくて現場でもみんなで話していたんですが、分かれるんですよ。さっぱり忘れて悠々自適に生きる図太さがあるんじゃないかと思う人と、私もそうなんですがものすごく苦しむことになるだろうなと思う人と、ラストの映ってないところで陣治は実はずるいことを・・・とか(笑)。ご覧いただいた皆さんも誰かとこの後の物語を話してみてほしいです。

白石監督:本当に取り返しのつかない話で、十和子は愚かな女だと思うんですけど、無くして初めて気づく。人間って実はみんなそうだと思うんですけどね、間に合わないからこそ気づく。でも気づいた人間は何かを得て生きていけるはずなので、僕は、十和子は歳をとって亡くなるときには陣治の力もあって『いい人生だった』と言ってほしいと願いながら撮ってました。

とラストの究極の愛をひっくり返してしまうようなギリギリトークを展開。

さらにここで、観客からの質問を募ることに!
男性の観客から改めてラストの陣治の決断について問われると、

白石監督:僕も最初に原作を読んだときに全く理解できなかったんです。このラストに共感してもらえる自信がなかったので、別のラストがあるか考えながら何度か原作を読み直しているうちに、虚言の延長だとしても陣治が見せた覚悟が何かを残せたんだとお目たので、原作通りなんだけどやっぱりこのラストしかないんだと。(原作者の沼田)まほかるさんのお力の中で自信を持てました。

蒼井さん:(女性の目から見ると)やられたら困りますけど(笑)、陣治って十和子を守ることに生きてる存在価値を見出した人でとても視野の狭い人。やるべきことをやり終えてすがすがしい気持ちだったんじゃないかなって。映ってないところで実はあの後・・・なんてこともあるかもしれないけど(笑)

白石監督:神戸で撮ったラストのあの場所も実際にはちょっと違う感じですし、たしかに阿部さん、最後の場面でちょっとニヤついてますもんね(笑)

としみじみ振り返りつつ再びまさかの展開をも匂わす回答。

映画情報どっとこむ ralph 続いて女性から、官能的な役に挑んだことや監督の演出について質問が飛び、

蒼井さん:30代近くなってからそういったシーンをやらせていただくことも増えてきたんですが、10代や20代前半のころの役って面白かったなと思うことがありつつ、今は30歳を超えてからいただく役のほうが面白い。同じ多面的でも、10代の時はまっすぐだった断面が、今はその面がボッコボコな感じが人間臭くて。どんなシーンがあるかというより、できる限りのことを現場で出来たらなと思います。監督の演出はとにかく大胆。松坂桃李と蒼井優、寝転がってるところに上から砂が降ってくる、なんて万人受けする演出ではないはずなのに、そういう賭けに打って出ることの出来る大胆な監督だと思います。そしてお客さんをすごく信じてらっしゃると思います。だから私たちも強い気持ちをもって現場に臨むことができました。

と役柄への想いや白石監督の演出への感謝と尊敬の念を熱く語りました。

最後に・・・、

白石監督:今日は本当にありがとうございました。この後も引き続き上映してくれる劇場さんも増えていますので、周りの方に是非、ネタバレのないように勧めていただければと(笑)。

とオススメの際にはネタバレを控えておくようお願いし会場を沸かせると、

蒼井さん:監督の脳内に入ったような気になれる、こういう映画を“映画”だなって私は思います。私も普段は客席で観ている側なので、皆さんと一緒にこれからも映画を楽しんで、こういう映画をまた作れるように、みんなで日本映画を守っていけたらと。たくさん映画がある中で、今日この1本を選んでくださってありがとうございました!

と締め、これまで語れなかった部分までたっぷりと語りつくした大充実のトークイベントとなりました。


物語・・・
八年前に別れた男・黒崎を忘れられない十和子は、今は15歳上の男・陣治と暮らしている。
下品で、貧相で、地位もお金もない陣治を激しく嫌悪しながらも、彼の稼ぎで働きもせず日々を過ごしていた。ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる妻子ある男・水島と関係を持ち、彼との情事に溺れていく。そんな時、家に訪ねてきた刑事から「黒崎が行方不明だ」と知らされる。どんなに足蹴にされても文句を言わず、「十和子のためなら何でもできる」と言い続ける陣治が、執拗に自分をつけ回していることに気付いた十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯え始める。

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蒼井優 阿部サダヲ
松坂桃李 / 村川絵梨 赤堀雅秋 赤澤ムック・中嶋しゅう / 竹野内豊
監督:白石和彌
原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫)
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
製作:映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
【R15】
配給:クロックワークス
(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
2017年/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/123分