「ヒューマン」カテゴリーアーカイブ

『カラスの親指』の感想


東京国際映画祭のときに観させていただいた作品のひとつ。
グリーンカーペットでも華やかに映画祭を彩っていました。
(そのときの模様はこちら: http://eigajoho.com/?p=2204 )

『カラスの親指』
(c)道尾秀介・講談社/
2012「カラスの親指」フィルムパートーナーズ

直木賞作家・道尾秀介さんの代表作の映画化。

どん底人生を送る2人の中年詐欺師タケ(阿部寛)とテツ(村上ショージ)。小さな詐欺で生計を立てている。

そこにひょんなエピソードから、極貧の若者 石原さとみ、能年玲奈、小柳友が転がり込んできて。。。。

一発逆転を狙った計画で一世一代の大勝負をかける。

っていうストーリー。

11月23日(金・祝)全国ロードショーです。

阿部さんの相棒テツを演じる村上ジョージが良い味出してます。
下手な演技と、もごもごした朴訥なしゃべりがテツさんぽいんです。

そして、

ポスタービジュアルは石原さとみさんが前面ですが、実は、
河合まひろ役の能年玲奈さんがKEYになっていて、彼女がとっても素直に良い感じ。
他の作品も見てみたい彼女です。


映画は、コメデイー部分とシリアスが絡み合い、笑わせてくれるし、最後まで見るとタイトルの意味も分り、すっきりしてスクリーンを離れられます。

面白かった!

のですが、

160分長い。
そして、2時間半のTVドラマを観たような感覚。
何なんでしょう。

原作があるのでしょうがないのかもしれませんが、
一発逆転計画の部分は映画的にもう少し工夫しても。。。
って思ってしまいました。

何かもったいない気がします。
でも、面白かったのも事実です。
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『カラスの親指』
出演:阿部寛 石原さとみ 能年玲奈 小柳友/村上ショージ ほか
原作:道尾秀介『カラスの親指 by rule of CROW’s thumb』(講談社文庫) 
監督・脚本:伊藤匡史
配給:20世紀フォックス/ファントム・フィルム
(c)道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートーナーズ
上映時間 160分

公式ホームページ:http://movies.foxjapan.com/crow/index.html/
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観てから読むか。。読んでから見るか。


自縛。自分で自分の身体を縛ること


映画 『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』ポスタービジュアル第2弾 解禁 です!!

この度、竹中直人監督最新作、『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』のポスタービジュアル第2弾が完成しました!

とある海岸沿いで撮影された、映画の重要なシーン写真が使用されています。

さてどこなんでしょう。。。

『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』
のポスタービジュアル第2弾 ©吉本興業


本作は、新潮社主催の公募新人文学賞「女による女のためのR-18文学賞」のシリーズ映画化を決定した、第一弾作品です。
主演に、平田薫(『るろうに剣心』)が抜擢。そのほか、安藤政信、綾部祐二(ピース)、津田寛治ら豪華キャストが出演しています。

主題歌は、本作のためのオリジナル楽曲LOVE PSYCHEDELICOの「No Reason」。

圧倒的共感力を呼び起こすこのバンドが、胸に沁み入るサウンドで、あたたかな余韻を授けてくれます。

2013年2月2日(土)、 新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか 全国ロードショーです!


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ストーリー

<自縛、自分で自分の身体を縛ること>

OLの百合亜は、奴隷のようなサービス残業、部下からのいじめ、など蓄積されるばかりのストレスを解放する手段として、自縛を密かな趣味としてあたためてきた。ブログ経由で知り合った「運命のひと」との出逢いから、次第に大胆な冒険を重ねてゆく。。

『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』
監督:竹中直人
主題歌『 No Reason 』LOVE PSYCHEDELICO
出演:平田薫 安藤政信 綾部祐二(ピース) 津田寛治
山内圭哉 馬渕英俚可 米原幸佑(RUN&GUN) 銀粉蝶
松尾諭 平田敦子 児玉絹世 鈴木奈々 福士誠治
蛭子能収 吉田照美 つみきみほ 杉本彩
原作:蛭田亜紗子「自縄自縛の私」(新潮社刊)
脚本:高橋美幸
製作統括:岡本昭彦
制作企画:奥山和由 プロデューサー:仲良平
企画協力:新潮社/「女による女のためのR?18文学賞」運営事務局
制作プロダクション:よしもとクリエイティブ・エージェンシー/チームオクヤマ
配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
製作:吉本興業株式会社
http://www.r18-jijojibaku.com/
2013/106分/Japan/color/1:1.85/R-15 c吉本興業


横道世之介 を観て


横道世之介 特別じゃない日々がいい感じ
©「横道世之介」製作委員会
先週、横道世之介を観てたのを書く暇が無かったのでここで。

最初ね。よこみちよのすけ「横道世之介」?
ってな感じだったんだけど。

折角なので、行ってみたら。
僕的に当たりな映画だったんです。

こう言うのうれしい。。。

吉田修一さんの小説を映画化。1980年代と現代を舞台に、長崎から上京したお人好しの青年の青春が描かれます。
主人公、横道世之介役の高良健吾さんと、ヒロインの与謝野祥子役の吉高由里子さんは『蛇にピアス』以来5年ぶりの共演。
監督は『南極料理人』、『キツツキと雨』の沖田修一さんです。

で、

憎めないやつな大学生 世之介君の普通の生活を軸に、

そこに絡んでくる人々のたわいも無い日常が描かれていくだけなのですが

160分の長さが気になりません。

場面の切り替え、オムニバス的にカラム人々のタイミング。


飽きさせません。

そして

台詞が秀逸です。のっけからこれでやられました。

言葉の選び方とっても好きです。
脚本家さんの腕なのか?原作の台詞なのか?

周り全員、プレス関係の人たちだったんですけど、あちこちでめっちゃ笑ってました。


決してハッピーといえる終わり方では無いんだけど。。

なぜか、映画館を出るときには心ほっこり。

人のつながり、出会いっていいねって思っちゃう。

ずっと会ってなかった学生時代の友人にメールでもするかな、
FACEBOOKで探してみようかなって思いながら帰ったのでした。
(後日FACEBOOK 3人友達足せました。)

因みに劇場公開日2013年2月23日です。

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「横道世之介」
監督・脚本:沖田修一
原作:吉田修一「横道世之介」
出演:高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛、余貴美子
http://yonosuke-movie.com/
製作 「横道世之介」製作委員会
配給 ショウゲート
制作 日活
制作協力 キリシマ1945

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リターン・トゥ・ベース試写してきました


チョン・ジフン
チョン・ジフン(RAIN)主演『リターン・トゥ・ベース』。
チョン・ジフン(RAIN)主演『リターン・トゥ・ベース』、マスコミ試写に行ってきました!

面白かったですよ。

マスコミ資料にもあったように、まさに「空猿」。
海外に輸出できるエンターテインメントとして成立しています。

中でも、とても綺麗な空中戦の空撮とCGは、圧巻です。
空撮はハリウッドのウルフウェアが担当。

お金かかってます。

最近撮影・広報・配給にお金が無い監督やプロデューサーの話を聞いていたのでうらやましい限りです。

ストーリーは

「海猿」テイストにトップガンを加えたようなお話ではありますが、韓国と北朝鮮との関係を考えると、とても真実味があります。

穏やかに暮らすソウルの街が突然、戦場に。

全面戦争を避けるために、ミサイル発射の許可がなかなかおりない。。。。

撃てない軍隊。


そして、アメリカ軍との関係。

日本でも起こらないとは限らないシチュエーション。
と思うとぞっとします。

最後は、映画の感想じゃ無いじゃん!

私の感想ですが、空中戦本当に綺麗なんです。

大迫力の都心での空中戦はCGもこっていますし。
ソウルにいったことのある方は、特にリアルかもしれません。

そして

主人公の破天荒なテフン(チョン・ジフン)と整備兵のユン(シン・セギョン)の可愛い恋。

いいな~。

そして

テフンの肉体美も。。。

迫力の空中戦、恋あり、笑いあり、涙あり。

韓国の映画って自由度が高いですね。


『リターン・トゥ・ベース』の公開は12月1日より 
新宿バルト9、 シネマート六本木ほか全国ロードショーです。


『リターン・トゥ・ベース』

与えられた時間は7分。
500万人の未来は、1人のパイロットに託された-

【Story】
空軍特殊飛行チーム“ブラック・イーグルス”のパイロット テフン(チョン・ジフン(RAIN))は航空ショーで禁止されているはずの飛行技術‘ゼロノット’を敢行し、ショーを台無しにしてしまう。罰としてテフンは、実戦部隊21戦闘飛行団に移籍させられることに。次第にチームに慣れていくテフンだったが、凄腕のパイロット ‘トップガン’といわれるチョルヒ(ユ・ジュンサン)とはいつも衝突する。南北間に平和な雰囲気が漂っていたある日、 帰順を装った敵の一機がソウルまで降下してきた。哨戒飛行中の 21 戦闘飛行団と予想外の交戦をすることになる。激しいバトルを繰り広げどうにか平和を守りぬくが、これは朝鮮半島全体を脅威する巨大な陰謀のはじまりにすぎなかった。21 戦闘飛行団は究極の機密作戦 ‘リターン・トゥ・ベース’を開始するのだったが・・・



監督:キム・ドンウォン
出演:チョン・ジフン(RAIN)『スピード・レーサー』、ユ・ジュンサン「棚ぼたのあなた」、
シン・セギョン『青い塩』、キム・ソンス「フルハウス」、イ・ハナ『フェアラブ』、
イ・ジョンソク「シークレット・ガーデン」
★公式HP: R2B-movie.jp

【2012年/韓国/114分/カラー/5.1chサラウンド/日本語字幕:根本理恵/原題:R2B】
(C)2012 CJ E&M CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED

■配給:CJ Entertainment Japan


『フラッシュバックメモリーズ 3D』記者会見


昨日、東京国際映画祭コンペティション
『フラッシュバックメモリーズ 3D』のゲストによる記者会見が行なわれました!

■ 日時場所 10月26日(金)
  16:30~ @ムービーカフェ
■ 松江哲明(監督)
  GOMA(ディジュリドゥアーティスト)
  高根順次(プロデューサー)



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記者会見内容

松江哲明(監督): 最初の上映会で GOMA さんに初めて完成品を見ていただき、2 回目の上映でいつも僕の映画を見てくださっている映画批評家のみなさんから感想を聞き、そして今回の上映が終わり、この東京国際映画祭で作品が完成したという気持ちです。

GOMA(ディジュリドゥアーティスト): ただただ感謝の気持ちしか出てこないです。事故にあって俺の人生終わったな、ってずっと泣いていた自分を、今日映画を見ていて思い出しました。事故をすごく恨んでいました。でも事故から 3年たった今、こうして新しい仲間もでき、絵を描き始めた。事故がなければこの仲間の輪はできていないんですよね。今日は映画を見ていて、ほんまに諦めなくてよかったな、って。事故からの 3 年間、今日まで自分がどうやって生きてきたかよくわからないんですけど、生き続けてきたから今日ここに座れている自分がいるということに感動しています。

高根順次(プロデューサー): 私は普段は音楽チャンネルのスペースシャワーTVで番組を作っているプロデューサーで、映画を作ったのは初めてです。最初はスペースシャワーのドキュメンタリーとしてテレビで放送しようと松江さんにお声掛けしたのですが、3Dでやりたいということで、正直どうなることかと思いました。ゼロから3Dを作る方法を研究して、この場にたどりつき、みんなに見ていただくことができたことが感慨深く、本当に完成してよかったと心の底から思っています。

Q: この作品に監督と GOMA さんの信頼関係は欠かせないと思いますが、2 人の心が通じ合うのに至るエピソードがあれば教えて下さい。

監督: 映画を作っている最中の方が大きいと思います。僕と GOMA さんの出会いですが、作品でも描かれている震災後に行われたお披露目ライブを僕が見て、その時はご挨拶もせず興奮したまま家に帰りました。その後GOMAさんにお会いして映画を作りたい、3D で撮りたいということを伝えたのですが、GOMA さんの方が僕を信頼してくださってできた映画だと思います。

GOMA さん: 事故の後、ほとんど人にも会っていませんでした。脳の心配があって、外出すれば迷子になるし、会ったとしても次に会ったときに挨拶ができるのかとか色々心配で…でも監督に会うといつもこのホットな笑顔に癒されるんですよ。それで話をしていくうち、監督のことを思い浮かべると笑顔がでてくるんですね。それが自分の心を解きほぐしていって、どんどん心が開けるようになって人に会えるようになっていきました。日記を自分の記憶代わりに書いていたんですけど、毎日書いているのですごい量を書いているんです。その中から監督が選びだす言葉のキーワードが自分にも響く部分がすごくあって、そういうお互いの感性的な部分でもどんどん信用できるようになっていって、映画が完成したという感じです。

Q: 今までも東京国際映画祭に参加されてきた中で、作品がコンペ部門に選出されたのは初めてですが、ご感想をお聞かせ下さい。

監督: これまで「日本映画・ある視点」部門で『ライブテープ』と『トーキョードリフター』を上映していただいた流れの上での、今まで映画を見て下さった映画祭スタッフの評価あっての今回の『フラッシュバックメモリーズ 3D』の選出と考えています。基本的にドキュメンタリーはコンペに入れないというのが東京国際映画祭のルールなんですが、ドキュメンタリーは映画を作るための手法と僕は普段から考えているので、この作品が映画として評価されたかったのはすごく嬉しかったです。映画完成の場となった東京国際映画祭での 2 回の上映でお客さんと作ったライブ感とでもいうのか、すごく大切なものをすでにもらったと思っています。

Q: この映画を作る上で込めた特別な思いやメッセージを教えて下さい。

監督: 本作は震災の後に作ったというのが僕自身は大きいです。色々な場で未来だとか絆という言葉が語られましたが、漠然と未来を見るのではなく、過去があっての今をちゃんと見ることの強さいうものを GOMA さんと映画を作りながら自分が気づきました。見る人にそれを伝えようとしたのですが、作品中では直接言葉で表現しているわけではなく、GOMA さんの日記の文脈や音のリズムや編集で伝わるように作っています。とにかく見て体感していただくしかないという映画を目指しました。

GOMA さん: 人生誰にいつ何が起こるかわからないもので、3 年前まで自分が事故にあってこういうことになるなんて思ってもいなかったと思うんです。けど、生きてたら笑えるようになった。失ったものもたくさんありますけど、そのかわりに新しく出会った仲間や繋がったもの、行けた場所がたくさんあります。この映画は世界中どこに行っても人間でさえあれば伝わるテーマだと思っています。ハプニングが起こった時にこの映画を見てもらって、俺も一緒に頑張ろうと思っていただければ僕は本望ですしすごく嬉しいです。

『フラッシュバックメモリーズ 3D』
監督:松江哲明
出演: GOMA & The Jungle Rhythm Section
(2012/72 分/日本語/日本/配給:スポッテッドプロダクションズ)

追突事故で高次脳機能障害を負ったディジュリドゥ奏者 GOMA が、リハビリ期間を経て徐々に復活する過程を振り返る。GOMA のスタジオライブと過去映像、そしてフラッシュバックが共存する「全く新しい形の 3D 映像作品」であり、まぎれもない「家族愛の物語」。