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憲法のキホンのキの映画です。井上淳一監督登壇『誰がために憲法はある』完成披露


映画情報どっとこむ ralph この度、芸人・松元ヒロ原作による一人舞台「憲法くん」を、女優・渡辺美佐子の出演で映画化した12分の作品を基に、渡辺が1980年から仲間の女優たちと続けてきた原爆朗読劇「夏の雲は忘れない」について描いたドキュメンタリー映画『誰がために憲法はある』が完成いたしました。”憲法についてあらためて見つめ直すきっかけとなる”本作の『誰がために憲法はある』の監督は、ドキュメンタリー映画『大地を受け継ぐ』(15)を手掛け、『止められるか、俺たちを』(18)では脚本を担当した井上淳一さん。

4月27日(土)の公開に先駆け、本日4月19日(金)に完成披露試写会を開催、井上監督が登壇してトークイベントを行いました。

『誰がために憲法はある』完成披露試写会
日時:4月19日(金)
場所:神楽座
登壇:井上淳一監督

映画情報どっとこむ ralph 4月19日、都内・神楽座でドキュメンタリー映画『誰がために憲法はある』の完成披露試写会舞台あいさつが行われ、井上淳一監督が来場した。

2016年に公開されたドキュメンタリー映画『大地を受け継ぐ』では福島第一原発から65Km離れた福島県須賀川市で原発事故により汚染された土地の中、農作物を作り続ける農家と、そこを訪れる学生たちの姿を真摯に見つめたドキュメンタリーを手掛けた。そして同作でもタッグを組んだ弁護士の馬奈木厳太郎とともに、「憲法とは何か?なぜできたのか?」という原点を見つめ直すことができる作品を完成させた。

今回、初めて観客のみなさまに本作をお披露目する井上監督は上映後に登場。

井上監督:この作品を作ろうと思ったとき、「憲法くん」を演じるのは自身も戦争を体験している実際の憲法よりは少し目上の役者の方に演じてもらえればさらに広くこの作品を多くの方に伝えることができるのではないかと思い、渡辺美佐子さんにお願いしました。この映画は憲法のキホンのキの字を言っている映画です。ただ、初めの一歩になる力を持っている映画だと思っています。

と語った。そして、これまでに取材などでも語っていた、昨今の自分自身が携わった映画も含めて「届く人」にしか届いていないのではないか。映画とは、表現とは、本来、「届かない人」の価値観を揺さぶるものではないのか。ということについて、改めて言及しつつ今作が幅広く、より多くの人に届き、憲法は誰のためにあるのか。憲法は誰のために生まれたのか。いま世の中は変わらないんじゃないかという閉塞感にとらわれている人っていっぱいいるのではないかと思うがという言葉に続き、

井上監督:こういう映画作っている人がいる、ということが希望の光というのは大げさだけど、まだあきらめるのは早いんだと思ってもらえれば映画を作った意味があると思ってます。

といい、舞台挨拶が終わった。

観客の方々からは40代男性「憲法について調べたいと思った」また、30代女性からは「忘れてはいけないこと。知らないことをとてもシンプルに伝える映画でした」など多くの声も上がり場内はとても暖かさとこれからを見据えるとても鋭い眼差しで本完成披露試写会は幕を閉じた。

映画情報どっとこむ ralph 映画『誰がために憲法はある』

公式サイト:
www.tagatame-kenpou.com
ストーリー
初恋を胸に語り継いだ8月6日。
原爆朗読劇の全国巡演を続けてきた女優陣たちが語る戦後、そして未来へ託す思いとは。
渡辺は初恋の人を疎開先の広島の原爆で亡くしたことを戦後35年目の1980年になって知った。彼の死を知った渡辺は中心メンバーとなり、現在まで33年間、鎮魂の想いを込めてベテラン女優たちと原爆朗読劇の公演を続け全国各地を回っている。しかし、その朗読劇は今年で幕を閉じる。本作では渡辺をはじめ、女優たちがこの活動を通じて抱くそれぞれの思いを映し出す。監督は『大地を受け継ぐ』(15)で原発事故により汚染された土地で農作物を作り続ける農家と、そこを訪れる学生たちの姿を真摯に見つめたドキュメンタリーを手掛けた井上淳一。同作でもタッグを組んだ弁護士の馬奈木厳太郎とともに、「憲法とは何か?なぜできたのか?」という原点を見つめ直すことができる作品を完成させた。子どもから大人まですべての人が日本国憲法について考えるきっかけを与えてくれる必見のドキュメンタリー!


映画情報どっとこむ ralph ポレポレ東中野で 各地劇場で 続々舞台挨拶決定!!
以下情報も併せてご紹介くださいますと幸いです。

■ポレポレ東中野 
☆上映期間中トークイベント開催!(すべて10:30の回上映後)
4/27(土) 【 初日舞台挨拶】 ゲスト:渡辺美佐子(本作出演・女優)×井上淳一(監督)
4/29(月) ゲスト:PANTA (本作音楽・頭脳警察) ※ミニライブあり
5/1(水) 【天皇即位の日】 ゲスト:鈴木邦男(評論家・一水会顧問)×井上淳一(監督)
5/2(木)  ゲスト:渡辺美佐子(本作出演・女優)×井上淳一監督
5/3(金) 【憲法記念日】 ゲスト:馬奈木厳太郎(本作製作・弁護士)×井上淳一(監督)
5/4(土) ゲスト:堀潤(ジャーナリスト)×馬奈木厳太郎(本作製作・弁護士)
5/7(火)  ゲスト:前川史郎(「原水協通信」編集長)×井上淳一(監督)
5/9(木)  ゲスト:松元ヒロ(スタンダップコメディアン)×井上淳一(監督)



全国の劇場で井上淳一監督によるトーク開催!ゲストも来場予定!
※詳細、最新情報は各劇場、公式サイトにてご確認ください。

4.27(土)【神奈川】横浜ジャック&ベティ|午後の回上映後
4.28(日)【長野】長野ロキシー|10:30の回上映後 【新潟】高田世界館|17:45の回上映後
4.29(月)【愛知】シネマスコーレ|10:20の回上映後
4.30(火)【愛知】シネマスコーレ|10:20の回上映前【京都】京都シネマ|11:55の回上映後
【大阪】第七藝術劇場|14:30の回上映後
5.3 (金)【埼玉】川越スカラ座|15:00の回上映後
5.4 (土)【新潟】シネウインド|13:35の回上映後
5.5 (日)【石川】シネモンド|10:15の回上映後 【新潟】高田世界館|14:30の回上映後

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渡辺美佐子
高田敏江 寺田路恵 大原ますみ 岩本多代 日色ともゑ 長内美那子 柳川慶子 山口果林 大橋芳枝
監督:井上淳一/「憲法くん」作:松元ヒロ
音楽:PANTA
製作:馬奈木厳太郎
プロデューサー:片嶋一貴
撮影:蔦井孝洋 土屋武史 髙間賢治 向山英司
照明:石田健司/録音:臼井勝 光地拓郎
ヘアメイク:清水美穂  
編集:蛭田智子/助監督:末永賢 植田浩行
制作:長谷川和彦 宮城広
メイキング:小関裕次郎 
宣伝プロデューサー:岩本玲
協力:「夏の会」
製作プロダクション:ドッグシュガー
配給・宣伝:太秦株式会社
【2019年|日本|69分|DCP|カラー|ドキュメンタリー】
(C)「誰がために憲法はある」製作運動体
     


佐々木俊尚&水野祐が代官山蔦谷で語った!『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』


映画情報どっとこむ ralph ナチスに弾圧され奪われた美術品と、それに関わる人々の運命に迫る名画ミステリー『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』が、いよいよ4月19日(金)より全国公開となります。

この度日本公開を記念して、4月9日(火)に代官山 蔦屋書店にて、ジャーナリストの佐々木俊尚さんと著作権などの知的財産権を扱う弁護士の水野 祐さんをお迎えし“佐々木俊尚×水野祐が読む、芸術を利用した政治家の姿と現代”と題したトークイベントが行いました。

日時4月9日(火)
会場:代官山 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
ゲスト:佐々木俊尚(作家/ジャーナリスト)水野 祐(法律家/弁護士)MC:品川 亮(ライター/編集)

映画情報どっとこむ ralph まず、本作の感想について、
佐々木さん:美術品がどのように失われ、それをいかに奪還していくかの経緯が面白い。一番びっくりしたのは、こんなに美術品に執拗に執着するヒトラーって一体何なんだったんだろう、と。しかも(彼の右腕的存在の)ゲーリングと争うようにして美術品を取り合う様子は、一つのおもちゃを前にして子供二人が取り合うようで、彼らの執念と欲望の源泉は何なんだろうか、ともっと知りたくなりました。圧倒的感がすごい映画です。

とし、 続いて

水野さん:弁護士的立場からいえば、美術作品は人によっては大きな財産であり、所有権の対象です。でも一度世の中に出て、国家的なものに巻き込まれると非常に公的な側面、公共財としての側面が引き立ってくる。歴史的な名画をみていると自分一人のものとして囲えない、というか、国家のもの、ヒトラーのもの、元々所有していたコレクターのもの、色々な権利がぶつかりあって、作品が右往左往していくんですよね。ある意味、いろいろな変遷を経たアート作品だけが歴史を知っているのでは。この映画によって、そういった作品を追っていくことによって歴史があぶりだされるという過程が見られた気がして非常に興味深かった。
と美術品の著作権を扱う弁護士ならではの視点で本作の魅力を語る。

本作の中では、1933年から45年にかけて、ナチスがヨーロッパ各地で略奪した芸術品の総数が60万ともいわれ、戦後70年以上経った現在でも10万点が行方不明といわれている、という事実が明かされるが、それに関連して

佐々木さん:ヒトラーは視覚的なイメージに訴えるということに異様に敏感な人だった。ヒトラーが画家を目指していたことは有名だけれど、ナチス政権下、レニ・リーフェンシュタールが監督し“ベルリンオリンピック”を記録した映画『オリンピア』でも視覚イメージを打ち出し、国家統一を描いた点やナチスファッション、いわゆる制服のカッコよさは、例えばガンダムのジオン軍やスター・ウォーズの帝国軍のデザインまでナチス・ドイツっぽいファッションとされ、いまだに世界中に影響があるといわれています。

と、わかりやすい事例をあげて説明。

映画情報どっとこむ ralph
水野さん:アーティストが作った作品は誰のものか、という議論があって、『「レンブラント」でダーツ遊びとは―文化的遺産と公の権利』という有名な本がありまして。レンブランドの絵を所有している人がダーツ遊びでそれを壊していいのか、という文化遺産と公共の権利、所有権との問題などを書いていて面白い本なのですが、文化遺産となったものについては明らかに公共的な側面、つまり万民のものであるというある種の錯覚が起きるのですが、必ずそこには所有者がいます。本作でいうとナチスに奪われたり、その後(奪還され)アメリカに戻されたり、美術館に行ったりする、色々な権利や政治的な思惑の中で移動していくんですよね。

という話が紹介された。すると

佐々木さん:バブルの時代、齊藤了英という大昭和製紙(現・日本製紙)の経営者がいて、一番景気がよかったときにゴッホとルノワールの絵をかなりの高額で買って、「俺が死んだらこの絵と一緒に焼いてくれ」といって世界中の美術愛好家から総スカンをくった、という話もありますね。

と続け、観客からは驚きの声も上がった。

また本作の中で印象的な話として、ヒトラー専任の美術商だったヒルデブラント・グルリットが、戦後もひた隠しにしたピカソ、ルノワール、マティスなど絵画約1280点が、2012年ドイツミュンヘンにある彼の息子コーネリウス・グルリットの自宅から発見されたという衝撃の事件(グルリット事件)が挙げられ、

水野さん:グルリット事件については、ナチスから奪われた真の所有者に返還する運動というのが世界中で起きています。ただ美術商だった父のグルリットの評価は実は分かれていて、グルリットはナチスの近くにあえていて、大切な作品を自分の手元に残した、ある種英雄という評価も。本来ならば散逸してしまうはずのあの時代の名画だけれど、それを防ぐことになったというんですね。

という興味深い話も語られた。

最後に・・・

佐々木さん:美術館に展示されている絵がガサっと奪われてどっかに持っていくことができてしまうんだ、戦争って、と思いました。

と本作の衝撃を改めて一言で伝え、

水野さん:個人的には美術作品の公共財としての側面と私有、国家とのバランスなど興味深い点がたくさんあるドキュメンタリーです。皆さんの興味の中で面白がれる側面や切り口がたくさんあると思うので、この作品を観たあとにぜひSNSに感想をあげていただいて、それがある種の文化的な空間を作っていくということになったら面白いなと思います。

と本作を観たことで考える機会になればという提案がなされ、多岐にわたるトピックス満載のトークイベントとなった。

映画情報どっとこむ ralph 『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』
英題:HITLER VERSUS PICASSO AND THE OTHERS

4月19日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国公開

hitlervspicasso-movie.com


映画情報どっとこむ ralph ヒトラーが絵画・美術品に固執するのは、この本を読むと理解が出来るかも。

わが闘争(上) 上巻だけでOKです!


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トニ・セルヴィッロ(『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『修道士は沈黙する』)
原案:ディディ・ニョッキ
監督:クラウディオ・ポリ
 
2018年/イタリア・フランス・ドイツ合作/イタリア語・フランス語・ドイツ語・英語/ビスタサイズ/97分

字幕監修:中野京子(作家/『怖い絵シリーズ』)
日本語字幕:吉川美奈子 
配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム
(c)2018-3D Produzioni and Nexo Digital-All rights reserved



町田樹 × 宮本賢二登壇!映画『氷上の王、ジョン・カリー』ジャパンプレミア


映画情報どっとこむ ralph アイススケートをメジャースポーツへと押し上げ、さらに芸術の領域にまで昇華させた伝説の五輪フィギュアスケート金メダリスト、ジョン・カリーを追った映画『氷上の王、ジョン・カリー』の 5月31日(金)公開に先駆け、5月9日にジャパンプレミアを開催するそうです。

映画上映後は、2018 年のプロスケーター引退後研究者の道へ進み、本作へは字幕監修・学術協力で参加いただいた町田樹さんと、髙橋大輔さんや羽生結弦さんらトップスケーターのほか、人気アニメ『ユーリ!!! on ICE』の振付師として活躍する宮本賢二さんが登壇するトークショーを開催。
町田樹
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宮本賢二

ジョン・カリーの魅力をはじめとし、競技としてだけではない総合芸術としてのフィギュアスケートについて、おふたりが考えるフィギュアスケートの未来についてなど、広く語っていただきます。 司会はフィギュアスケート・アイスショーでもお馴染みの蒲田健さん。町田樹さんに寄稿いただいた解説文掲載のマスコミ向けプレスシートのお土産付きです。

映画情報どっとこむ ralph 【イベント開催概要】
映画『氷上の王、ジョン・カリー』ジャパンプレミア!お土産つき
町田樹×宮本賢二「未来へと受け継がれるジョン・カリーの魂」


日程:2019 年 5 月 9 日(木)
時間:18:45 開場/19:00 上映スタート
場所:新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3丁目15−15)
登壇:町田樹(慶應義塾大学・法政大学非常勤講師)、宮本賢二(振付師)
司会:蒲田健(MC・パーソナリティー)
料金:3,500 円 お土産付き(全席指定)
チケット発売:4 月 16 日(火)AM10:00~チケットぴあ
https://t.pia.jp/
にて販売開始.
P コード:559815

映画情報どっとこむ ralph 映画『氷上の王、ジョン・カリー
原題:The Ice King

公式サイト:
www.uplink.co.jp/iceking/

2019 年 5 月 31 日(金)より、新宿ピカデリー、東劇、 アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

アイススケートを「スポーツ」から「芸術」へと昇華させた、
伝説の五輪フィギュアスケート金メダリスト、その知られざる光と影。

アイススケートをメジャースポーツへと押し上げ、さらに芸術の領域にまで昇華させた伝説の英国人スケーター、ジ
ョン・カリー。彼はバレエのメソッドを取り入れた演技で、1976 年インスブルック冬季五輪フィギュアスケート男
子シングルの金メダルを獲得する。しかし、マスコミが真っ先に伝えたのは、表に出るはずのなかった彼のセクシュ
アリティだった。同性愛が公的にも差別されていた時代に、ゲイであることが公表されたメダリストの存在は、世界
中を驚かせ論争を巻き起こす。しかし、彼は華麗な滑りで多くの人を魅了し続け、現在の日本人スケーターにも影響
を与えている。映画はアスリートとしてのカリーだけでなく、栄光の裏にあった深い孤独、自ら立ち上げたカンパニ
ーでの新たな挑戦、そして彼を蝕んでゆく病魔 AIDS との闘いを、貴重なパフォーマンス映像と、本人、家族や友
人、スケート関係者へのインタビューで明らかにしていく。

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監督:ジェイムス・エルスキン(『パンターニ/海賊と呼ばれたサイクリスト』)
出演:ジョン・カリー、ディック・バトン、ロビン・カズンズ、ジョニー・ウィアー、イアン・ロレッロ
ナレーション:フレディ・フォックス(『パレードへようこそ』『キング・アーサー』)
(2018 年/イギリス/89 分/英語/DCP/16:9)
字幕翻訳:牧野琴子
字幕監修・学術協力:町田樹
配給・宣伝:アップリンク


“ジャズピアノの詩人”ビル・エヴァンス生誕90周年記念『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』予告編解禁!


映画情報どっとこむ ralph この度、“ジャズピアノの詩人”ビル・エヴァンス生誕90周年を記念しまして、4月27日より公開となる『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』の予告編を解禁。

現在でも多大なる影響と人気を誇るジャズ・ピアニスト ビル・エヴァンス

貴重な証言・映像・写真の記録で構成したドキュメンタリー映画
数々の名盤を残し、後世のジャズにも大きく影響を与えたエヴァンスの51年の生涯は苦悩に満ちたものであった。本作は、その出自からキャリアのスタート、エヴァンスを巡る人間模様、そして死の間際までを、貴重な証言・映像・写真の記録で構成したドキュメンタリー映画。
58年にマイルス・デイヴィスのバンドに加入し『カインド・オブ・ブルー』を制作した当時の様子。その後、ドラマーのポール・モチアンとベーシストのスコット・ラファロをメンバーに迎え、歴史に残るピアノトリオが残した名盤『ワルツ・フォー・デビイ』の制作経緯とスコット・ラファロの死。また、現在まで公にされていなかった、エヴァンス自身の音楽への想い、そして肉親たちから見た素顔の姿、その一生涯を通じて苦しめられてきた薬物依存・・・エヴァンスの人生を垣間見るような証言の数々と、貴重なエヴァンスの演奏シーンが1時間25分に収められています。


今回、解禁された予告編には、歌手のトニー・ベネットの「ビル・エヴァンス以上に、情感を表現できる者はいない。この映画を見ると、彼の音楽における誠実さがひしひしと伝わってくる。」というコメントが使用されている。また、2011年に逝去したポール・モチアンほか、エヴァンスと関係の深いジャズマンや恋人、家族がエヴァンスについて語っている姿、そして、エヴァンス本人のインタビュー映像やピアノの弾く姿も捉えられているのも魅力のひとつです。


映画情報どっとこむ ralph また、本作品の公開を記念して、映画内に登場する名曲の決定的ヴァージョンを、レーベル(リヴァーサイド、ヴァーヴ、マイルストーン、ファンタジー)をまたいで全16曲(約80分)収録したコンピレーションアルバム「ソングス・オン『タイム・リメンバード』」が5月1日(水)に発売されることが決定です。

映画のサウンドトラックとしても、ビル・エヴァンスの入門編としても楽しめる作品になっていますので、是非。

映画情報どっとこむ ralph ビル・エヴァンス タイム・リメンバード
(Time Remembered: Life & Music of Bill Evans)

4月27日(土)よりアップリンク渋谷・吉祥寺、角川シネマ有楽町、横浜シネマリンにてGWロードショー!以降全国順次公開
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出演:ポール・モチアン、ジャック・ディジョネット、ジョー・ラバーベラ、チャック・イスラエルズ、ゲイリー・ピーコック、マーク・ジョンソン、トニー・ベネット、ジム・ホール、ジョン・ヘンドリックス ほか
監督:ブルース・スピーゲル 字幕:行方 均
配給:オンリー・ハーツ
提供:タムト
協力:ディスクユニオン、ユニバーサル ミュージック
ドキュメンタリー/2015年/アメリカ/84分/4:3
©2015 Bruce Spiegel


『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』へコメント到着


映画情報どっとこむ ralph ピカソ、ゴッホ、フェルメール、マティス、ムンク、モネ…今なお行方不明の名画たち。ナチスに弾圧され奪われた美術品と、それに関わる人々の運命に迫る名画ミステリー『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』がいよいよ4月19日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開となります。

1933年から45年にかけて、ナチス・ドイツがヨーロッパ各地で略奪した芸術品の総数は約60万点にのぼり、戦後70年以上経った今でも10万点が行方不明と言われる。なぜ、ナチス・ドイツは、いやヒトラーは、美術品略奪に執着したのか? 本作は欧米で活躍する歴史家、美術研究家を始め、略奪された美術品の相続人や奪還運動に携わる関係者の証言を元に、ヒトラーの思想の背景と略奪された美術品が辿った闇の美術史に迫る。

今回、本作を公開に先駆けて鑑賞した各界著名人から絶賛コメントが到着!

映画情報どっとこむ ralph なるほど、あれば芸術戦争だったのか。悪しき芸術をめぐる撲滅派VS擁護派。ただ、「悪しき」かどうかは誰にも決められなかった。
─荒俣宏(作家)
まだ見ぬ奪われた多くの名作は今どこに。戦争は人命だけでなく芸術も奪った事実をもっと知るべきだ。
─榎木孝明(俳優)

それはいかにしてここにあるのか?
高精細度のデジタル・アーカイブが自然環境と化した時代、
唯一の現物に折り畳まれた履歴は新たな意味を帯びはじめる。
ドキュメンタリーの繊細な開封の手つきが
並のミステリや学術を蹴散らす。
―大澤聡(批評家・近畿大学文芸学部准教授)

やり過ごすことのできない無常と混沌。
“芸術と政治”相容れることのできない限りない矛盾が押し寄せてきた。
─奥田瑛二(俳優・映画監督)

これは、美術品がいかに所有の欲望を掻き立て、権力と結びつくかを暴露するドキュメンタリーだ。絵画が放つ、イメージを所有する」ことの抗いがたい魅力──。
私たちはもう、一枚の絵の背後に渦巻く欲望と略奪の歴史を思わずに、
名画を鑑賞することはできなくなった。
─香川檀(表象文化論・武蔵大学人文学部教授)

沢山の名画が権力の横暴で略奪された!
絵画は権力の象徴では無い!
作品を心から愛でる人の物だ‼
─片岡鶴太郎(俳優・画家)

「無関心は許されない。芸術家はこの世の悲劇や喜びに敏感な政治家であるべきだ」というピカソの言葉に共感!
─城戸真亜子(洋画家)

「自分たちはなぜヒトラーを可能にしてしまったのか」という戦後の問いを、
「人間はなぜ芸術を生みだしたか」と換えて自問した!
─鴻池朋子(美術家)

文化を続けていくということが、いかに脆く切なく、そしてだからこそ愛おしいことであるか。
そのささやかな世界を戦争は容易に破壊し、そして過去の遺産までをも消滅させてしまうのだ。
戦慄するドキュメンタリー。
─佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト) 

美の危うき誘惑。ひとはしかし、その危うさを容易く忘れる。あまつさえ美を「正しさ」や「優生」の規範と取り違えながら。そうした危うさに鈍感となるとき、ひとびとはそれと知らぬまに「政治の美学化」に溺れてゆく。
これはたんに遠い異国の昔ばなしではない。
―新藤淳(国立西洋美術館 主任研究員)

ヒトラーの野望と消えた名作の行方。生々しい映像で真実を知り、喀血しそうな思いが、体中を駆け巡った。
美しければ美しいほど悲しい。
─ジュディ・オング(歌手・女優・木版画家)

創り手にとって作品は命そのもの…略奪された芸術品がまだ存命してるなら…あるべき場所に戻してあげたい
─髙橋ツトム(漫画家) 

ヒトラーによって、多くの不幸が生まれたあの時代。でもだからこそ、大きな戦いの中で、不幸の数に比例するように素晴らしい絵が多く生まれ、現在もなお、その絵の存在の強さが、戦いを継続させている。戦いを決着させるためにさまざまな専門家が立ち上がり、正義を模索していることを知った。
ヒトラーはきっとピカソになりたかったのだと思う。
―束芋(現代美術家)

権力!権力!!権力!!!虐殺を繰り返し、芸術性までをも破壊するヒトラー。彼にとっての平和とは。
自由な表現こその芸術の可能性を奪ったヒトラーに向けた、ピカソの言葉が難しく突き刺さる。
―檀れい(女優)

美術品を漁り「総統美術館」の建設を夢見たヒトラー。
ピカソ、フェルメール、ルノワール、ブリューゲル・・・、
数々の名画が映し出すのは、美と恐怖の物語
―中野京子(作家/「怖い絵」シリーズ)

作品の来歴調査という地味な仕事が今のアート界ではとても重要。そんな基本がよくわかる素晴らしいドキュメンタリーです。
―保坂健二朗(東京国立近代美術館)

強い悲しみ、強い喜び、強い感動。それは何者かが心の中に侵入してきた証。芸術とプロパガンダは相性がいい。ヒトラーが何をやったか。学ぶべきだ。
―堀潤(ジャーナリスト・元NHKキャスター)

アート作品は誰のものか?所有者か。権力者か。それとも公共財産なのか。アート作品は私たちが知らない歴史を露わにする。
―水野祐(法律家・弁護士)

文化の中心にはユダヤ人がいた―封印されてきた惨劇。忘却の彼方に葬らず、声を上げた勇敢な人々に感謝。
―本橋弥生(国立新美術館 主任研究員)

戦争とは美の略奪である。あるいは美を愛する者達による、美をもてあそぶ者達へのレジスタンスでもある。
愛か略奪か。この映画は、あなたに強くその選択を迫っている。
―森村泰昌(美術家)

映画情報どっとこむ ralph 『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』

英題:HITLER VERSUS PICASSO AND THE OTHERS

公式サイト:
hitlervspicasso-movie.com

4月19日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国公開


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トニ・セルヴィッロ(『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『修道士は沈黙する』

原案:ディディ・ニョッキ
監督:クラウディオ・ポリ 
2018年/イタリア・フランス・ドイツ合作/イタリア語・フランス語・ドイツ語・英語/ビスタサイズ/97分/
©2018 – 3D Produzioni and Nexo Digital – All rights reserved  
字幕監修:中野京子(作家/『怖い絵シリーズ』)/日本語字幕:吉川美奈子 
配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム