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萩本欽一ドキュメンタリー映画『We Love Television?』BD&DVDで発売決定!


映画情報どっとこむ ralph 今回は、全エンタメファン必見!欽ちゃんこと萩本欽一のドキュメンタリー映画『We Love Television?』ブルーレイ・DVDで5月9日(水)に発売決定!

特典映像には映画の続編!?な対談も収録!


映画情報どっとこむ ralph 「僕が死んだ日に公開して欲しい」

1980年代3本のレギュラー番組がどれも視聴率30%を超え、“視聴率100%男”と言われた、日本のコメディアンの至宝・欽ちゃんこと萩本欽一。その“最初で最後の”ドキュメンタリー映画『We Love Television?』が昨年11月3日に公開され、大きな話題となった。冒頭の言葉は萩本がこの映画に寄せたメッセージだ。メガホンを取ったのは、萩本を師と仰ぐ、日本テレビで『電波少年』シリーズなど、数々の人気番組を手がけた”Tプロデューサー”こと土屋敏男。
萩本のテレビというメディアに対する執念や狂気が、あまりに生々しく映し出されている。もちろん萩本イズムを継承する土屋のテレビへの執念、狂気は言わずもがなで、そんな二人が作り出したドキュメンタリーは、日本の爆笑王の一挙手一投足、全てを映したとてつもなく熱量の高いドキュメンタリーになっている。始まりは2011年1月。土屋が“専売特許”のアポなしで萩本宅に突撃し、「また視聴率30%を超える番組を作りましょう」と持ち掛けたところからカメラは回り始める。萩本と土屋の新番組作りがスタートし、様々な人を巻き込み進んで行く中で、顔合わせ、打合せ、演出、様々なシーンで萩本が語る言葉は、テレビマンだけではなく、エンターテインメント作りにかかわる全ての人、ひいては懸命に生きている全ての人間にとって、まさに“金言”の数々だ。
そんな映画が5月9日にブルーレイ・DVD化される事が決まった。この作品の特典映像では萩本と土屋の対談が収録されているが、映画だけではなく、ここでも思わず唸ってしまう“金言”の数々を聞くことができる。それは萩本が「僕は映画を観てないし、このDVDも観る気はないけど(笑)、普通だったらこの映画をどうやって作ったのかを話すのに、さらに新しい事を足そうするこの貪欲なディレクターのおかげで、映画以上の話をしたね」と語っているが、映画を“テレビの教科書”として捉えるならば、その続編ともいうべき、濃い対談になっている。人の心を動かすのも、物事を動かすのも、全ては一人の人間の“熱狂”から始まる――そう改めて教えてくれるのが『We Love Television?』だ。

文:田中久勝

映画情報どっとこむ ralph テレビを舞台にしたドキュメンタリー映画ではあるものの、その内容は、すべてのエンタメファンにとって全編瞬きする間もないほど必見中の必見。日本を代表するコメディアン、“欽ちゃん”こと萩本欽一を「電波少年」シリーズの“Tプロデューサー”=土屋敏男が追いかけた映画『We Love Television?』が、5月9日(水)にブルーレイ・DVDで発売される。特典映像として追加収録された二人の対談では、まるで映画の続編とでも言えそうな、シビアで真摯でストイックで、そしてユーモアに溢れまくった欽ちゃんの姿が収められている。特典映像も含めて存分に楽しんでいただきたい。

【商品情報】
We Love Television?
2018年5月9日(水)発売 DVDレンタル同日開始
<DVD>
2枚組 品番:PCBP.53726 
価格:¥4,000+税
<Blu-ray>
2枚組 品番:PCXP.50568
価格:¥5,000+税 
※<Blu-ray>封入の特典DiscはDVDとなります。

ともに収録時間:本編110分+特典映像130分以上
ともに特典映像(予定):
■スペシャル対談 土屋敏男×萩本欽一(約70分)
■土屋敏夫×萩本欽一×高須光聖 3人トークロングバージョン(約60分)
■劇場映画予告編 
■特報 
■劇場公開直前に放送された宣伝番組

発売元・販売元:ポニーキャニオン
(C)2017日本テレビ放送網

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本でも楽しめる!We Love Television?


『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』予告編&場面写真解禁


映画情報どっとこむ ralph デヴィッド・ボウイとの40年以上に及ぶコラボレーションはあまりにも有名ですが、そのボウイをは じめ、イギー・ポップ、マーク・ボラン、ジム・ジャームッシュ、寺山修司、YMO、忌野清志郎など、時代の寵児たちをカメラに収め、代表的なポートレートやアルバムジャケットを数多く手掛けてき た日本人写真家・鋤田正義。
この5月に傘寿(80歳)を迎える彼の軌跡をたどった初めてのドキュメンタリー映画『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』が5月19日(土)に全国公開致します。 そこで今回は、これでもか!というくらいゴージャスな登場人物が鋤田を語る、劇場用予告編を 本邦初公開!


「鋤田は写真家として俺のヒーローだ」、「ロックンロールのイメージの中に鋤田さんの写真があった」、「信じがたい観察眼を持っている」、「新しいことに出会うのを恐れない」という 絶大なる賛辞を贈るその面々は、国内外を問わず、第一線で活躍する世界的なアーティストばかり。

布袋寅泰、ジム・ジャームッシュ、山本寛斎、糸井重里、リリー・フランキー、ポ ール・スミス、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏など・・・・。

これら高名なメンバーがリスペクトして止まない鋤田の人柄や撮影秘話などが語られる貴重な 映像が垣間見ることのできる予告編になっている。また布袋寅泰のライブ会場で撮影する鋤田 やMIYAVIとのフォトセッションに臨む姿も収められてることも注目です。

映画情報どっとこむ ralph そして、キーヴィジュアルの装いも新たに、1977 年に発表されたデヴィッド・ボウイ『ヒーローズ』のアルバムジャケットをメインに鋤田が撮影した作品がずらりと勢揃い!!
時代を駆け抜けた天才達の煌めく一瞬をとらえた写真家・鋤田正義と彼に関わった多くのアーティストたちの新た な一面を劇場で堪能して下さい!

SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬

5 月 19 日(土)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国ロードショー!

公式サイト:
sukita-movie.com

映画情報どっとこむ ralph 【鋤田正義(スキタマサヨシ)プロフィール】
1938年、福岡生まれ。1960年代から頭角を現し、1970年代には活動の場を世界に広げる。デヴィッド・ボウイやイギー・ポップ、マーク・ボラン、忌野清志郎、 YMO 等の写真が有名だが、そのフィールドはファッション、音楽、映画まで多岐にわたる。写真集に「BOWIE×SUKITA Speed of Life 生命の速度」、ボウイ 「氣」、「YMO×SUKITA」、「SOUL 忌野清志郎」等がある。また、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、アメリカ等の世界各地で自身の写真展を展開中。

デヴィッド・ボウイをはじめイギー・ポップ、マーク・ボラン、YMO、寺山修司、忌野清志郎など、時代の寵児 たちのきらめく瞬間を捉えた写真家・鋤田正義の創作活動から人柄までを追った初のドキュメンタリー。布 袋寅泰、山本寛斎、永瀬正敏、糸井重里、リリー・フランキーをはじめとする鋤田と親交のある様々な人 の証言による多くのアーティスト達に愛された鋤田の人としての魅力に迫る。

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監督:相原裕美
出演:鋤田正義 布袋寅泰 ジム・ジャームッシュ 山本寛斎 永瀬正敏 糸井重里 リリー・フランキー クリス・トーマス ポール・スミス 細野晴臣 坂本龍一 高橋幸宏 MIYAVI PANTA アキマ・ツネオ 是枝裕和 箭内道彦 立川直樹 高橋靖子 他 【製作】コネクツ ハピネット スペースシャワーネットワーク パラダイス・カフェ パルコ 鋤田事務所

配給:パラダイス・カフェ フィルムズ
2018年/日本/カラー/ビスタ/Digital/5.1ch/115 分
©2018「SUKITA」パートナーズ











浜田省吾『旅するソングライター』劇場待望のスタンディング上映会開催決定!


映画情報どっとこむ ralph 70年代から現在までツアーによってOne&Onlyのポジションを確立してきた浜田省吾。
2015年に行われた9年ぶりのホールツアーと25万人を動員した翌年のアリーナツアーのライブ映像にコンセプチュアルな映像も加えたスケール感溢れる作品『旅するソングライター』が、2月9日(金)より2月22日(木)の2週間限定にて全国にて大ヒット公開中となっております。
鑑賞したお客様からリクエストが殺到し、2月17日(土)、映画館で実際のライブ会場そのままに楽しむことができる“スタンディング上映会”の全国開催が決定致しました。こちらの上映会は、実際のライブ会場と同様にスタンディング可、歌唱可、声援可、ライブグッズ(マフラータオルなど)の持ち込み可の上映会となります。
映画館の臨場感溢れる大スクリーンと5.1chのハイスペックな音響空間で盛り上がりましょう!

また、公開初日の2月9日(金)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われた板屋宏幸監督によるトークショーが大好評でしたので、スタンディング上映会が開催される2月17日(土)19:00より大阪・TOHOシネマズ 梅田にて、板屋監督による浜田省吾を語り尽すトークショー付きスタンディング上映会を開催することも決定致しました!コンセプチュアル・ライブ映像の魅力を伝えるだけではなく、東京では語らなかった浜田省吾との秘話も飛び出すかもしれません!

映画情報どっとこむ ralph 映画館が新しい音楽空間に変える浜田省吾『旅するソングライター』
SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2015-2016
旅するソングライター
“Journey of a Songwriter”
2月17日(土)開催・スタンディング上映会 詳細

■実施日
2月17日(土)
※実施時間は劇場により異なりますので、詳しくは各劇場のホームページでご確認ください。

■実施劇場
※『旅するソングライター』公式サイト内「劇場情報」ページをご覧ください。


■チケット料金
通常席:2,500円(税込)均一
※劇場により異なりますが「通常席料金」に加え「特別席料金」の販売がございます。
※前売券(ムビチケカード券/ムビチケオンライン券)をお持ちの方はご使用いただけます。
※サービスデー・各種割引 適用不可
※招待券等・無料鑑賞 適用不可

■チケット販売
※販売方法、販売状況など詳しくは各劇場のホームページでご参照ください。


<スタンディング上映会についての注意点>
※座って静かにご鑑賞されたいお客様には不向きの上映となりますので、予めご了解いただきました上で、チケットをお買い求めください。
※上映前に劇場スタッフによる鑑賞マナー等のご説明はございません。
※ライブ会場と同様に、スタンディング可、歌唱可、声援可、ライブグッズ(マフラータオルなど)の持ち込み可の上映会になります。
※上映中の許可のない撮影、録音はご遠慮ください。
※火器類の持ち込み・クラッカー・笛などの鳴り物の使用、飛ぶ・跳ねる・暴れる・物を叩くなどの周りの方のご迷惑になる行為は固くお断りいたします。 余りに過剰に行われた場合は上映中止になる場合もございます。
※暴言や過度な絶叫などはご遠慮いただき、周りのお客様へ十分にご配慮ください。
※前の席の座席を蹴ったり、ご自分の座席の範囲をはみ出したり、周囲の方の視界を遮るような行動など、ご迷惑をかける行為はご遠慮ください。
※周囲の方にご配慮いただき、ご鑑賞される皆様全員にお楽しみいただけますようご協力の程よろしくお願いいたします。

映画情報どっとこむ ralph <イベント・上映に関する注意事項>
※当日、マスコミ・メディアの撮影が入る可能性があります。その際、お客様が映像などに映り込む可能性がございますこと、予めご了承ください。


SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2015-2016
旅するソングライター
“Journey of a Songwriter”
板屋宏幸監督トークショー付きスタンディング上映会 詳細

■実施日
2月17日(土)

■実施時間
19:00 の回(上映前にトークショー)

■実施劇場
TOHOシネマズ 梅田
(大阪府大阪市北区角田町5-1)


■ゲスト
板屋宏幸(監督)
※登壇者の予定は変更になることもございますので、予めご了承ください。

■料金
 ・通常席:2,500(税込)円均一
 ※通常席に加え、下記、特別料金指定席の販売がございます。
 ※前売券:2,200円(ムビチケカード券/ムビチケオンライン券)をお持ちの方はご使用になれます。
 ※劇場窓口以外で、前売券(ムビチケカード券/ムビチケオンライン券)をご購入の際は、
発送・到着・受取りにご注意下さい。
  
 ※サービスデー・各種割引 適用不可
 ※招待券等・無料鑑賞 適用不可

■チケット販売
 ※販売方法、販売状況など詳しくは劇場のホームページでご参照ください。
  

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監督:板屋宏幸
企画製作:ROAD & SKY
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
配給協力:REGENTS
宣伝:MUSA
協力:SME Records
©Road & Sky
(ドルビーアトモス上映)
2018年/日本/カラー/116分/ドルビーアトモス/DCP
(通常上映)
2018年/日本/カラー/116分/5.1chサラウンド/DCP


滝本誠×高橋ヨシキが語る「リンチの面白いところは・・・『デヴィッド・リンチ:アートライフ』公開記念


映画情報どっとこむ ralph 新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか絶賛公開中の映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』の公開を記念し、2月9日(金)アップリンク渋谷にて、映画・美術評論家の滝本誠さんとデザイナーでありライターの高橋ヨシキさんが登壇。リンチのアート・ライフについて熱いトークが繰り広げられました。

日時:2月9日(金)
会場:アップリンク渋谷
ゲスト:滝本誠(映画・美術評論家)、高橋ヨシキ(デザイナー、ライター)


映画情報どっとこむ ralph デヴィッド・リンチの創作に迫るドキュメンタリー映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』の公開記念トークイベントが2月9日(金)アップリンク渋谷にて行なわれ、ゲストに映画・美術評論家の滝本誠とデザイナーであり、ライターの高橋ヨシキが登壇。リンチのアート・ライフについて熱く語りました。

本作は、映像作品のみならず、絵画、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けているデヴィッド・リンチが、美術を専攻した学生時代の「退屈」と「憂鬱」、悪夢のような街フィラデルフィアでの暮らし、そして長編デビュー作『イレイザーヘッド』に至るまで自ら語ったドキュメンタリー映画。リンチを知り尽くしている両者でも「これだけ過去の映像が残っているのにはびっくりした」 と口を揃える。

映画の感想を

高橋さん:この映画で描かれているリンチの<アート・ライフ>は、実際はそうであるんだけど、リンチ的にみせたいところが詰まった映画だと感じました。<アート・ライフ>なのか<ライフ>なのかっていう問題もあるんだけど、“こういう風にありたい”っていうことが全面に出ているように観ていて感じました。

とコメント。一方、

滝本さん:自分の過去を自分の言葉で語っていくというのは、うれしいぐらいに物語を作っていけるから、この映画はリンチを主題としたフィクションの誕生といってもいいかもしれない。現在製作しているアート作品たちを証拠的なものとして挿入し、ディレクションをしている。これらのアート作品によってリンチの過去が魅力的に改変され、再構成されていっているように思います。

と説明。

映画情報どっとこむ ralph 劇中の中でリンチが”助成金が取れてよかった。これで映画がつくれるようになる”と語るシーンについて

高橋さん:このシーンを観てリンチは”映画”があってどんだけ幸せなんだろうと考えました。彼はロバート・ヘンライ著の『アート・スピリット』を手にして、その本が指し示すアーティストになろうと強い方向性でいたら、僕らがこうして今リンチの話をしていることは永遠にありえなかったし、個人で作っている映画よりも人を巻き込んでやっている映画が、ものすごい成功を収めているのもすごいですよね。

と指摘する。

またリンチのアート作品について

高橋さん:リンチの絵って、人がいて、物があり、セリフがあって、これってまるで映画のシーンじゃないのかなと観ていて思う。

と話すと、

滝本さん:リンチの面白いところは、目の前にあるものすべてをアートに変えることだと思います。

と締めくくった。

映画情報どっとこむ ralph 【プロフィール】
滝本誠(たきもと・まこと)
1949年京都生まれ。映画・美術評論家。著書に『きれいな猟奇―映画のアウトサイド』(平凡社)、『渋く、薄汚れ。―ノワール・ジャンルの快楽』(フィルムアート社)、解説担当書にロバート・ヘンライ『アート・スピリット』(国書刊行会)などがある。最新刊は『映画の乳首、絵画の腓 AC 2017』(幻戯書房)。


高橋ヨシキ​(たかはし・よしき)
1969年東京生まれ。デザイナー、ライター。チャーチ・オブ・サタン公認サタニスト。雑誌『映画秘宝』でアートディレクションを手がける傍らライターも務める。また数多くの映画ポスター、DVDジャケットのデザインを担当。著書に映画評集『暗黒映画入門/悪魔が憐れむ歌』『暗黒映画評論/続・悪魔が憐れむ歌』(洋泉社)など多数。

映画情報どっとこむ ralph 映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ
原題:David Lynch: The Art Life

公式サイト:
http://www.uplink.co.jp/artlife/

Twitter:
@LynchArtLifeJP

リンチが紡ぐ「悪夢」はどこから生まれるのか?
『ツイン・ピークス The Return』で再び世界を騒がせる、映画界で最も得体の知れない監督――その「謎」が「謎」でなくなる、かもしれない。

映像作品のみならず、絵画、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けているデヴィッド・リンチ。「その頃の僕の世界はとても小さく、近所の数ブロックに全てがあった」ハリウッドにある自宅兼アトリエで語られる過去。「恐怖が垂れ込める意地の悪い街」フィラデルフィアでの日常。その中に潜む「恐怖」「苦悩」は、まるでリンチ作品の登場人物のような姿で私たちの前に現れては消えていく。

アメリカの小さな田舎町で家族と過ごした幼少期、アーティストとしての人生に憧れながらも溢れ出る創造性を持て余した学生時代の退屈と憂鬱。後の『マルホランド・ドライブ』(2001 年)美術監督である親友ジャック・フィスクとの友情。生活の為に働きながら、助成金の知らせを待った日々。そして、当時の妻ペギーの出産を経てつくられた長編デビュー作『イレイザーヘッド』(1976 年)に至るまでを奇才デヴィッド・リンチ自らが語りつくす。

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監督:ジョン・グエン、リック・バーンズ、オリヴィア・ネールガード=ホルム(『ヴィクトリア』脚本)
出演:デヴィッド・リンチ
配給・宣伝:アップリンク

2016 年/アメリカ・デンマーク/88 分/英語/DCP/1.85:1
(C) Duck Diver Films & Kong Gulerod Film 2016


手塚眞が語る 父・手塚治虫とのリンチエピソード『デヴィッド・リンチ:アートライフ』公開記念イベント


映画情報どっとこむ ralph 新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか絶賛公開中の映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』。

その公開を記念し、1月31日(水)に新宿シネマカリテにて第2弾トークイベントが、ゲストにヴィジュアリストの手塚眞さん、聞き手に映画評論家の松崎健夫さんを迎え、リンチについて、またご自身の映画作りについてトークが繰り広げられました。


日時:1月31日(水)
会場:新宿シネマカリテ
ゲスト:手塚眞(ヴィジュアリスト)
聞き手:松崎健夫(映画評論家)

映画情報どっとこむ ralph ゲストは 映画『星くず兄弟の新たな伝説』の監督で、ヴィジュアリストの手塚眞氏、聞き手に映画評論家の松崎健夫氏が登壇。リンチについて、またご自身の映画作りについて熱いトークが繰り広げられました。

本作は、映像作品のみならず、絵画、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けているデヴィッド・リンチが、美術を専攻した学生時代の「退屈」と「憂鬱」、悪夢のような街フィラデルフィアでの暮らし、そして長編デビュー作『イレイザーヘッド』に至るまで自ら語ったドキュメンタリー映画。

本作の感想を聞かれ

手塚さん:リンチの学生時代の友人としてジャック・フィスクが出てきて感動しました!彼は『ファントム・オブ・パラダイス』やテレンス・マリック監督の美術監督で、リンチとは学生時代に途中で袂を分かつんですよね。その後フィスクは世界的に活躍し、『キャリー』のシシー・スペイセクと結婚しちゃったりする(笑)。リンチが『イレイザーヘッド』を撮っていた頃、フィスクはもちろん、それまでの仲間たちがもう既にバリバリ活躍していたはずだから、リンチは相当口惜しさがあったんじゃないかな。

と分析。それに対し

松崎さん:私の映像制作時代の師匠は撮影監督の栗田豊道さんなんですが、栗田さんがちょうどリンチと同じころAFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)に通っていて、聞いた話だと “デヴィッド ” とかという変人が卒業もせずにずっと映画を作っていると。それが後の『イレイザーヘッド』だったそうです。

と松崎さんもリンチの学生時代について語った。

映画情報どっとこむ ralph また、本作が『イレイザーヘッド』で終わる、ということをどう思うかという質問に

手塚さん:少年時代とか、監督デビューした当時の話など、そのところがリンチにとって“良き思い出” になっているからでしょうね。むしろ『イレイザーヘッド』から後の話はまだ語り切れない、時間が経たないと話せないものがあるのではないんでしょうか。その気持ちは僕もよくわかるんです。

答えた。

また、自著『父・手塚治虫の素顔』(新潮文庫刊)で父・手塚治虫先生とリンチについて語り合ったエピソードに触れ

手塚さん:父は本当に映画が好きでよく観ていたのですが、『ブルーベルベット』を観て“僕は大嫌いだ!学生映画だ”と、怒っていました。リンチの映画は編集がすごく変わっていて、普通はやっちゃいけない手法を平気でやる。僕はそこが好きだったんですが、父には“安っぽい”と映ったようです。

と話した。


映画情報どっとこむ ralph リンチと自身の共通点について聞かれると

手塚さん:全く逆。リンチは映画作家である以前からアーティスト。アートを志してその中で映画を発見していく。僕は最初から映画を撮りたくて、映画にしか興味がなかった。映画をやっていくなかでアートを見つけていった。

と説明、現在公開中の『星くず兄弟の新たな伝説』について話が及ぶと、

手塚さん:もともと『星くず兄弟の伝説』は、僕にとって「アクシデント」みたいなもの。近田春夫さんに頼まれて作り始めた。素人同然の人たちが集まって、さらにその知り合いなんかが出演した作品が、たまたまバブルの時代に乗っかって“商業映画”になってしまい、さらに今でいう“カルト映画”的な評価を受けた。新作ではその約30年後を描いてるわけですが、とにかく自由な作品になった。それに、リンチが『イレイザーヘッド』以降についてまだ語っていないように、僕も10年前だったら『星くず兄弟の伝説』の続編は作ってなかったし、話す気にすらならなかったと思います。

と自身を振り返った。

映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ
原題:David Lynch: The Art Life

は 新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか絶賛公開中。

リンチが紡ぐ「悪夢」はどこから生まれるのか?

『ツイン・ピークス The Return』で再び世界を騒がせる、映画界で最も得体の知れない監督――その「謎」が「謎」でなくなる、かもしれない。

映像作品のみならず、絵画、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けているデヴィッド・リンチ。「その頃の僕の世界はとても小さく、近所の数ブロックに全てがあった」ハリウッドにある自宅兼アトリエで語られる過去。「恐怖が垂れ込める意地の悪い街」フィラデルフィアでの日常。その中に潜む「恐怖」「苦悩」は、まるでリンチ作品の登場人物のような姿で私たちの前に現れては消えていく。

アメリカの小さな田舎町で家族と過ごした幼少期、アーティストとしての人生に憧れながらも溢れ出る創造性を持て余した学生時代の退屈と憂鬱。後の『マルホランド・ドライブ』(2001 年)美術監督である親友ジャック・フィスクとの友情。生活の為に働きながら、助成金の知らせを待った日々。そして、当時の妻ペギーの出産を経てつくられた長編デビュー作『イレイザーヘッド』(1976 年)に至るまでを奇才デヴィッド・リンチ自らが語りつくす。

映画情報どっとこむ ralph 手塚眞監督作品
三浦涼介×武田航平『星くず兄弟の新たな伝説』初日舞台挨拶
http://eigajoho.com/96607


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監督:ジョン・グエン、リック・バーンズ、オリヴィア・ネールガード=ホルム(『ヴィクトリア』脚本)
出演:デヴィッド・リンチ
配給・宣伝:アップリンク
2016 年/アメリカ・デンマーク/88 分/英語/DCP/1.85:1/