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原一男監督 『ニッポン国 VS 泉南石綿村』 釜山国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞受賞


映画情報どっとこむ ralph 韓国 釜山で2017年10月12日-21日にかけて開催された第22回釜山国際映画祭(PUSAN International Film Festival)において原一男監督の最新作映画『ニッポン国 VS 泉南石綿村』が、 ワイドアングル部門にてセメナ賞(最優秀ドキュメンタリー)を受賞しました!

映画祭開催期間 2017年10月12日‐10月21日
釜山国際映画祭公式HP:
http://www.biff.kr

映画情報どっとこむ ralph 原一男監督、受賞コメント

釜山国際映画祭で BIFF メセナ賞(最優秀ドキュメンタリー賞)を受賞しま した。泉南の原告団、弁護団、市民の会の人たちと喜びを分かち合いたいと 思います。釜山での上映に韓国のアスベスト被害者の人たちが駆けつけてく れて泉南の人たちと交流しましたが、韓国の被害者のおじさんが、自分の奥 さんがアスベストの被害でひどく苦しみながら死んでいった、映画を見なが らその奥さんのことを思い出して泣けて泣けて……と私に語ってくれまし たが、その話を聞いて私が泣きそうになってしまいました。この映画はやは り、日韓のそうしたアスベストの被害者の人たちのものである、と今、しみ じみ考えています。

映画情報どっとこむ ralph
また、今後は第 18 回東京フィルメックス(11月18~26 日)にて特別招待作品として上映予定です(上映日時25日 10:00‐) 。

劇場公開は、2018 年3 月、ユーロスペースにて公開です。

映画情報どっとこむ ralph イントロダクション

明治の終わりから石綿(アスベスト)産業で栄えた大阪・泉南地域。

肺に吸い込むと長い潜伏期間の末に肺 がんや中皮腫を発症するアスベスト疾患の責任を求めて、工場の元労働者と家族、周辺住民らが国家賠償請 求訴訟を起こす。

最高裁判決までの8年以上にわたる原告と弁護団の闘いを支援者として丁寧に記録する一方、映画作家として被害者、家族らの揺れ動く生の感情をカメラの前に引き出し、裁判終結までの痛切な闘争のドラマを描き出した。
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監督:原一男 製作:小林佐智子
撮影:原一男、構成:小林佐智子
編集:秦岳志
整音:小川武 音楽:柳下美恵、
制作:島野千尋
助成:大阪芸術大学芸術研究所 JSPS 科研費
製作・配給:疾走プロダクション
配給協力:太秦
宣伝協力:スリーピン
2017 年/215 分/DCP/16:9/日本/ドキュメンタリー
©疾走プロダクション
       


『羊の木』吉田大八監督、初参加の釜山国際映画祭で快挙!!キム・ジソク賞受賞!


映画情報どっとこむ ralph 『桐島、部活やめるってよ』、『紙の月』で人間の光と闇を描き続ける俊英・吉田大八監督の最新映画『羊の木』(2018年2月3日(土)公開)が10韓国・釜山で開催していた第22回釜山国際映画祭にて本年度より新設されたキム・ジソク賞を受賞しました。

キム・ジソク賞は、アジア映画の窓部門に選ばれた56作品の中から10タイトルがノミネートされ、その10作品から2作品が選出。

10月21日(土)に行われたクロージングセレモニーと授賞式に吉田大八監督が出席しました。

5000人の観客が見守る中、授賞者が発表されると大きな歓声が沸き起こりました。吉田監督はトロフィーを受取り、

吉田監督:僕は今年初めてこの映画祭に来たので、残念ながらキム・ジソク氏とは会ったことも、もちろん直接お話したこともありません。しかし、彼を知る人たちからの話や、この素晴らしい映画祭の盛り上がりを通じて確かに彼を感じることができます。この賞、そしてこの映画祭に関わる全ての皆さんに感謝します。

と英語でスピーチ。最後には

吉田監督:カムサハムニダ!

と韓国語で挨拶しました。

受賞後のインタビューで

吉田監督:釜山国際映画祭には始めてきましたが、最初の機会でこんな大きな賞を頂き、本当にラッキーだなと思っています。しばらくは『羊の木』の公開に向けて、宣伝活動を頑張って行きたいと考えていますが、この2年間くらい映画二本と舞台をやって忙しかったので、しばらくちょっと充電しながら次やる事をゆっくり考えたいと思っています。せっかくこんな大きな賞を頂いたので、この賞の第一回受賞者に恥じないような映画をこれからも作っていきたいと思います。

と語っていました。

映画情報どっとこむ ralph 審査員さんからは・・

トニー・レインズさん:とにかく素晴らしい映画だった!

ダーシー・パケットさん:キャラクターが魅力的で、導入から一気に引き込まれた。人間の闇とそうでないものが、日常の中でよく描かれ、またバランスがとても良い。テーマも興味深く、それを語るストーリーテリングも良かった。

とのコメント。

今回の受賞の理由は:

今年の多くのジソク賞候補作品が、日常の中の社会的相互作用の表面、そしてその下に置かれた暴力性をあつかっていますが、「羊の木」には特別な美妙感と独創性が目立ちました。この映画は、もっともらしく見えるが実際には不条理な社会的実験を自ら行っている平和に見える漁村を切り取り、効果的な演出で描いていきます。「羊の木」は俳優たちの素晴らしい演技、良く練られた脚本、そしてたちまち観客を映画に引き込む力が目を引く作品です。

だそうです。

【キム・ジソク賞とは】

釜山国際映画祭(BIFF)のプログラムディレクターを務めた故キム・ジソク氏は、映画祭創設者として、20年以上もの間、若いアジア映画制作者たちに貢献し、釜山国際映画祭を最も素晴らしい映画祭の一つに育て上げた。彼の精神を引き継ぎ、映画祭がアジア映画のハブとしてあるべくアイデンティティを忘れないことを目的として新設された。

アジア映画を発見し激励することを目的とし、その年の最も才能あるアジア映画制作者を紹介する“アジア映画の窓”の部門で上映された56作品の中から選ばれる。“アジア映画の窓”の中からふさわしい10のワールドプレミア作品がノミネート作品として選ばれ、審査員によって二作品が最初の“キム・ジソク賞”として選ばれる。なお、“アジアの窓”部門で上映された日本映画は本作のほかに『散歩する侵略者』『アウトレイジ最終章』『無限の住人』『光』『彼女がその名を知らない鳥たち』『あゝ、荒野』などがある。

映画情報どっとこむ ralph 物語・・・

ある寂れた港町“魚深(うおぶか)”にやってきた見知らぬ6人の男女。平凡な市役所職員・月末(つきすえ)は彼らの受け入れを命じられた。 受刑者を仮出所させ、過疎化が進む町で受け入れる国家の極秘プロジェクト。月末、町の住人、そして6人にもそれぞれの経歴は知らされなかった。しかし、月末は驚愕の事実を知る。「彼らは全員、元殺人犯」

犯した罪に囚われながら、それぞれ居場所に馴染もうとする6人。素性の知れない彼らの過去を知ってしまった月末。

そして、港で発生した死亡事故をきっかけに、月末の同級生・文を巻き込み、町の人々と6人の心が交錯し始める―。

http://hitsujinoki-movie.com/

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監督:吉田大八『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』

出演:錦戸亮 木村文乃 北村一輝 優香 市川実日子 水澤紳吾 田中泯/松田龍平

脚本:香川まさひと『クヒオ大佐』

原作:「羊の木」(講談社イブニングKC刊) 山上たつひこ「がきデカ」、いがらしみきお「ぼのぼの」

配給:アスミック・エース
© 2018「羊の木」製作委員会 ©山上たつひこ いがらしみきお/講談社


アレハンドロ・ホドロフスキー監督からのメッセージ到着!『エンドレス・ポエトリー』


映画情報どっとこむ ralph 私はもう88歳で、死にかけている

この度、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の待望の最新作『エンドレス・ポエトリー』が、2017年11月18日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷ほかにて全国順次公開。

10月25日(水)より開催される第30回東京国際映画祭では、特別招待作品として本作が上映され、ホドロフスキー監督の息子で本作の主演を務めるアダン・ホドロフスキーのQ&Aが開催されます。

日本公開に合わせ、ホドロフスキー監督からのメッセージが到着致しました。

映画情報どっとこむ ralph <アレハンドロ・ホドロフスキー監督からのメッセージ>

私はもう88歳で、死にかけている。
間もなく肉体は滅びる。

私は映画で、多くの観客を惑わせるのではなく、自覚させたい。
芸術は人に向かって扉を開き、その中に人は自己を見出す。

私たちは檻にとらわれて多くの物に惑わされる。
だが、意識には名前も、年齢も、国籍も、性別もない。
自由を望めば自由になれるんだ。

映画館のスクリーンの前で意識を覚醒してほしい。
芸術の言葉を受け取ってほしい。


また、監督のメッセージ動画の完全版を渋谷のギャラリー、アツコバルーにて11月5日(日)までご覧いただけます。
同ギャラリーでは『エンドレス・ポエトリー』公開記念特別企画として、ホドロフスキーと妻パスカルの共作ドローイングを展示しています。


<開催概要①>

アレハンドロ・ホドロフスキー監督
映画『エンドレス・ポエトリー』公開記念 特別企画


会期:2017年10月14日(土)~11月5日(日)
水~土曜 14:00-20:00/日、月曜 11:00-18:00/火曜休

会場:アツコバルー arts drinks talk
東京都渋谷区松濤1-29-1 5F TEL.03-6427-8048
atsukobarouh/

料金:500円

映画情報どっとこむ ralph <開催概要②>

主演で音楽も手掛ける
ホドロフスキーの息子アダン・ホドロフスキー登壇!

第30回 東京国際映画祭 特別招待作品
『エンドレス・ポエトリー』上映後Q&A


日時:2017年10月26日(木)11:35開場/12:05開映/14:45終了予定 
会場: EXシアター六本木 
出演:アダン・ホドロフスキー
東京国際映画祭サイト

映画情報どっとこむ ralph ホドロフスキーの息子で、主演・音楽のアダン・ホドロフスキーが来日します。
東京国際映画祭でのQ&Aご取材、個別取材などお気軽にお問合せ下さい。


映画『エンドレス・ポエトリー

世界に潜むマジック・リアリズムを追い求め続ける。
88歳のホドロフスキー監督が観る者すべてに贈る、“真なる生”への招待状。

舞台は故郷トコピージャから首都サンティアゴへ。父親との軋轢や自身の葛藤を抱えたホドロフスキーは、初めての恋や友情、古い規則や制約に縛られない若きアーティストたちとの出会いと交流を経て、囚われていた檻から解放され詩人としての自己を確立する。
本作はフランス、チリ、日本の共同製作で、新作を望む世界中のファン約1万人からキックスターター、インディゴーゴーといったクラウド・ファンディングで資金の多くを集めて製作された、まさに待望の新作。

撮影監督は『恋する惑星』(94年/ウォン・カーウァイ監督)など、手持ちカメラを使った独特の映像で知られるクリストファー・ドイル。自身の青年時代を虚実入り交じったマジック・リアリズムの手法で瑞々しく描き、「生きること」を全肯定する青春映画の傑作。

公式サイト:
http://www.uplink.co.jp/endless/

Facebook:
@EndlessPoetryJP/

Twitter:
@endlesspoetryjp


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監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
撮影: クリストファー・ドイル
出演:アダン・ホドロフスキー/パメラ・フローレス/ブロンティス・ホドロフスキー/レアンドロ・ターブ、イェレミアス・ハースコヴィッツ

配給:アップリンク
(2016年/フランス、チリ、日本/128分/スペイン語/1:1.85/5.1ch/DCP)

(C)Pascale Montandon-Jodorowsky


東京国際映画祭『写真甲子園 0.5秒の夏』上映記念大黒摩季ミニライブ決定!


映画情報どっとこむ ralph 全国高校写真部日本一を決める大会「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」は、2018年に25周年を迎える事を記念して、映画化が実現いたしました。映画『写真甲子園 0.5秒の夏』は、11月11日(土)より北海道先行、11月18日(土)より全国順次公開いたします。
公開に先立ち、10月25日(水)から開催いたします「第30回東京国際映画祭」にて、「特別招待作品」として出品が決定しておりますが、翌10月26日(木)18:30より、主題歌「latitude ~明日が来るから~」を書き下ろし歌っている、北海道出身のアーティスト大黒摩季によるスペシャル・トーク&ミニライブを開催する運びとなりましたので、お知らせです。

イベントには、主演:甲斐翔真、笠 菜月、そして菅原浩志監督も会場の「六本木ヒルズアリーナ」に登壇予定。

また、トーク&ミニライブに続き、六本木ヒルズにて映画上映も!上映前には、甲斐翔真、笠 菜月、菅原監督、そして大黒摩季による舞台挨拶をおこないます。

映画情報どっとこむ ralph <大黒摩季スペシャル・トーク&ミニライブ>
日時:10月26日(木)18:30~19:00  
  *天候ほか諸事情により中止になる場合がございます。
会場:六本木ヒルズアリーナ
観覧方式:着席 定員250名
観覧方法:当日18:00から入場開始致します。定員250名になり次第締め切りとなります。

*1) 当日12:00(正午)より、六本木ヒルズアリーナ内にございます「アリーナテント内」にて、整理券を配布いたします。整理券はお一人さま1枚とさせて頂きます。
*2)整理券が無くなり次第、終了となりますのでご了承ください 
*3)12:00以前にお集まり頂きましても、待機する場所はございませんのでご了承願います。
当日は係員のご指示に従って頂きます様お願い申し上げます。
(このルールに従って頂けない場合は、ご入場をお断りする場合がございますのでご了承ください)
*4)雨天の場合、傘のご使用はできませんのでご了承ください。

映画情報どっとこむ ralph <「写真甲子園 0.5秒の夏」東京国際映画祭上映スケジュール>
日時:10月26日(木)
開場:19:10  
開演:19:40(上映前 舞台挨拶あり)
会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7
東京国際映画祭公式サイトにて、観賞チケット好評発売中

主題歌「latitude ~明日が来るから~」・挿入歌「Zoom Up★」、
10月26日(木)、配信リリース!

映画情報どっとこむ ralph 今を切り撮れ、一撃必撮!

「写真甲子園に行くのに、楽しいことなんかひとつもあらへん。でもな、行ったらほんま人生変わるで」熱く語る大阪、関西学園写真部の顧問、久華栄子(秋野暢子)。写真部員の尾山夢叶(笠 菜月)、山本さくら(白波瀬海来)、
そして伊藤未来(中田青渚)の3人は、高校写真部日本一を決める大会「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」に出場し、「挑戦した人だけが見える世界」を体験したいと願っていた。
一方、東京の進学校である桜ヶ丘学園3年生の椿山翔太(甲斐翔真)は、たったひとりの写真部員。大学進学に写真は役に立たないと他の部員は辞め、廊下の隅で活動している状態だった。受験勉強に専念するよう執拗に校長(緒形幹太)に反対されながらも、今年の夏が最後のチャンスとなる写真甲子園に、翔太はどうしても出場したいと思っていた。唯一の理解者は、写真部顧問、高島 晃(河相我聞)だけ。しかし、写真甲子園は3人がひとチーム。
翔太は、受験勉強に必死な幼なじみの中野大輝(萩原利久)と、ボランティア部に所属している後輩の霧島絢香(中川梨花)に頼み込み、なんとかチームを結成する。

「写真甲子園」
大会中、夢叶や翔太のチームを次々と襲うトラブル。
挫折や葛藤に心折れそうになったときに気づく仲間との絆。
青春のすべてを賭けて必死にシャッターを切る選手たちは、「挑戦した人だけが見える世界」を目にすることができるのか、そして高校写真部日本一の行方は・・・。

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笠 菜月 白波瀬海来 中田青渚 甲斐翔真 萩原利久 中川梨花
河相我聞 緒形幹太 平 祐奈
中西良太 金山一彦 小柳友貴美 宮崎秋人 北見敏之
立木義浩 竹田津実
千葉真一 秋野暢子
主題歌:大黒摩季「latitude ~明日が来るから~」(ビーイング)
挿入歌:大黒摩季 with Booooze「Zoom Up★」(ビーイング)

監督・脚本:菅原浩志
プロデューサー:作間清子/音楽:吉村龍太/撮影:上野彰吾/
照明:赤津淳一/美術:長 寿恵/録音:室薗 剛/編集:時任賢三/
助監督:桑原昌英/ヘアメイク:井川成子/ラインプロデューサー:原田文宏

製作:シネボイス
製作賛助:写真文化首都「写真の町」東川町/
東川町写真甲子園実行委員会/東川町 写真甲子園映画化 支援協議会
配給:BS-TBS/宣伝:ニチホランド
【2017年/日本/カラー/シネマスコープ/DCP/117分】
(C)シネボイス   


福山雅治、是枝裕和監督 舞台挨拶&記者会見『三度目の殺人』釜山国際映画祭


映画情報どっとこむ ralph 9月9日(土)の封切り全国にて大ヒット公開中の福山雅治主演、是枝裕和監督作『三度目の殺人』が、10月12日(木)~21日(土)まで韓国にて開催されているアジアを代表する国際映画祭、第22回釜山国際映画祭のガラプレゼンテーション部門(Gala Presentation)に正式出品。

19日(木)の公式上映を受け、是枝裕和監督と主演の福山雅治さんが記者会見に参加しました。

『三度目の殺人』第22回釜山国際映画祭 記者会見
日付:10月19日(木)
場所:Busan Cinema Center,Dureraum Hall
上映前舞台挨拶
上映後Q&A
参加:是枝裕和監督、福山雅治

映画情報どっとこむ ralph
公式記者会見

Q1&2:釜山映画祭に参加されてのお気持ちをお願い致します。
福山さん:釜山映画祭は今回2回目ですが、前回はずっと一日中取材ばっかりだったので全然街の雰囲気が分からなかったのですが、昨日釜山に入りまして時間があったので1日街を周ってきまして色んなところにいけたので改めて街の魅力を感じながらの映画祭への参加になっています。お招き頂き大変光栄に思っています。

是枝監督:新作を福山さんと「そして父になる」以来になりますから4年ぶりに大好きな釜山の映画祭にやってくることができて本当に嬉しく思っております。呼んで頂いた映画祭関係者の皆様ありがとうございます
そして、今日ここに来ていただいた記者の皆さん、今日の公式上映に来ていただけるファンの方々にもお礼申し上げます。今回の滞在はいつもよりはちょっと少し長く、ご紹介頂いたように映画祭だけではない、いくつかのプロジェクトにも参加させて頂いています。とても充実した日々を送っております。AFAの校長先生は去年の11月、映画祭直後に亡くなられたキム・ジソクさんが東京の僕の事務所にいらっしゃって是非来年のAFAの校長先生をと、とても熱いオファーを頂いてお引き受けさせて頂いたものですから今回の映画祭にジソクさんがいらっしゃらないのがとても残念ですが、彼の熱意をなんとか形にしたいと思って一生懸命やっております。

Q3:まず、監督に質問です。今まで家族をテーマにして映画を多く演出されていましたが、今回は法廷サスペンスという今までとは違ったジャンルに挑戦されていますが、何かきっかけがあったのでしょうか?また影響を受けた事件などがありましたか?

監督:しばらくホームドラマを続けていたのは自分のパーソナルな生活の中で一番、母親を亡くしたり子供が出来たり、この10年は動きが沢山あって自分にとって切実なモチーフを映画に落とし込んでいくという作業をやっていたという感じなんですね。決してそこで問題が解決されたわけではないんですけれども。やや視野を広げてみて同じように自分がこの日本社会で生きていて、何に切実な関心を持ちうるだろうかということを少し視点を高くとってみて考えてみたときに、人が人を裁くということについてもう少し掘り下げて考えてみたいと思ったのがスタートでした。ジャンルに関して言うと、一人の殺人犯を主人公にしたときにどういう作品の世界観というのをホームドラマとは違う形で撮影の方法とか美術の在り方を考えていくのはこれは新しいチャレンジだったんですけど、自分にはサスペンスというよりはどちらかというと作品全体の世界観としてはのフィルムノアールかと。モノクロとカラーの違いはありますけども古典的な作品を見直しながらカメラマンと美術の種田さんと一緒に相談しながら作品の世界観を決めていったというようなプロセスがありました。

Q4:福山さんに質問です。『追捕 MANHUNT』ではジョン・ウー監督、『三度目の殺人』では是枝監督と、二人の巨匠監督の映画に出演された感想と、お二人の違う点を教えてください。

福山さん:今回、偶然にも釜山映画祭で是枝監督の作品と、ジョン・ウー監督の作品が上映されるということは、とても光栄で嬉しく思います。 昨夜、時間があったので食事の後に、お酒を飲みに行きました。道路沿いに映画祭に出品されている作品のビルボードが飾ってあって、そこでも偶然にも「三度目の殺人」と「追捕」のビルボードが二つ並んであって、記念撮影をしました。すごく嬉しかったです。二人の巨匠の共通点は、映画に対しての愛情。映画と共に生き、映画と共に人生を全うするんだろうなと感じさせる、愛情と覚悟とでもいいましょうか?何もかもが、生きている時間、感じていること、そのすべてが映画になって、作品になっていくというお二人なんだろうなと思いました。今回の2作品でいうと、両作品とも台本がずっと撮影中、撮影の最後まで変化し続けるという共通点がありました。それは僕にとってすごくワクワクする興奮する現場で、話が全く変わっていくわけではないので、監督が撮りながら、もっとこうしたい、もっとこうなったほうがいいのではないかという監督の思いがどんどん有機的に効果的に映画というその作品に最終的にはつながっていくので、そのLIVE感といいますか、コンサートでいう生演奏のようなそういったようなものを現場でずっと見させていただいていて、演者である僕自身もすごく興奮できる現場でした。偶然にも、ファンである是枝監督、ファンであるジョンウー監督が同じような作り方をされていたことがうれしい体験でした。

Q5:今回の作品でもシナリオの段階で、俳優を念頭に置いていたのでしょうか?

監督:そうです。完全にあてがきです。特に福山さんに関していうと『そして父になる』の完成の前から、つぎ何をやりましょうかという話はお互いにさせていただいていたので、ずっとキャッチボールをつづけてきているんです。プロット段階でのキャッチボールもありましたし、脚本にあったものを読んでもらってのやりとりもありました。この話に関していうと、最初に書いたのはA4の紙3、4枚のごくごく簡単なプロットだったと思いますが、その段階から福山さんを念頭において書いた企画書であり、作品です。

Q6: 監督に質問です。『三度目の殺人』は死刑についての意味を含めているのでしょうか?また、監督は死刑制度についてどうお考えでしょうか?

監督:映画の中では二度しか人が殺されないのに「三度目の殺人」というタイトルが付いていて何なんだというのが結構日本でも色んな方が色んな感想や意見を述べていて面白いなと思ってみているので、勿論それを死刑制度だとか司法による殺人だという捉え方をする方も数多くいらっしゃいましたし、色んな解釈が成り立つようなタイトルにしたつもりなのでその答えも全く否定はいたしません。この映画自体が死刑制度に対して反対をする目的でつくられたということは全くない。僕自身が死刑制度に対しては、態度としては存続を支持しない立場に立っていますが、それを訴えるために作った映画ではありません。この映画でやろうとしたことはもう少し普遍的なというか制度というよりは人が見て見ぬ振りをする、見たつもりになってしまう、分かったつもりになってしまう、分かっているのに分からない振りをしてしまうという何かから目を背けてしまうそういうこと自体は法廷では裁かれないので、裁かれない罪について描いてみたいと思った。そちらのほうが映画の中心にあるといいなと思いながら撮りました。

Q7:福山さんに質問です。本作品は、法廷ものですが、主人公二人の心理戦が印象的でした。被告人役である、役所さんとのシーンでの演技ポイントを教えてください。

福山さん:心理戦ということですが、接見室での三隅役の役所広司さんとのシーンだという風に解釈しているんですがお芝居、演技については僕自身何故この三隅という人間に、僕演じる重盛という弁護士が翻弄されていくのかというのは、最初に頂いた台本を読んだだけでは分からないところもあったんです。何故この犯人にここまで揺さぶられてしまうのか、惹き込まれてしまうのか、分からないところもあったんですが。実際に芝居をセットの中でやる前に読み合わせを行って、その時に三隅を演じた役所さんがもってらっしゃる雰囲気で既に何か魅力というんでしょうか、この男についてもっと知ってみたいと思うような雰囲気を醸し出しておられたような感じがしたんですね。実際に現場に入ってセットの中で衣装を着て芝居を始めたら、台本で読んでいたとき以上に肉体を通じてその言葉や表情や、現場に登場したときに素直に自分の中に沸き起こる感情に従っていった結果ああいうお芝居になっていったという感じでした。事前に計算してとか、役作りを緻密にしていってというわけではなく、実際に僕の目の前で起こったことにそのままダイレクトに反応していった結果そうなっていったという感じなので。役所さんの素晴らしいお芝居が演技上のセッションを作り上げてくれたんじゃないかなと感じています。

Q8:家族に対する見解について、監督はホームドラマという言い方をされたのですが、今までに比べて、今回の作品は、悲観的、悲劇的に見えます。それは、監督が見る世界、または監督が映画で表現したい世界に変化があったのでしょうか。それとも、ストーリーがもともと悲劇的なテーマだったからでしょうか。

監督:確かにメインになっている3人は、どの人も父と娘の関係の中にいてそれが全て上手く言っていない、壊れてしまっているというそういう共通点を持たせています。それは、どうしても自分がそこに引っ張られていくというのはもう無意識の部分なので、ああそうなったなという感じで、そうしたかったというのとはちょっと違うんですよね。主人公があの殺人犯に惹かれていくときに、何か半歩、一歩近づくための階段を用意しようと思ったときに同じように会えない娘がいるということと、故郷が同じで原風景、あの雪景色を共有しているという二点が二人の距離を前半に縮めていくというきっかけになるという構想で描いた共通点ではありました。この映画と前の映画の間に何か辛い出来事があったのかとストレートに聞かれたこともあったんですけど、そんなことはないです。家族を描いているときでもそんなに楽観的に描いている訳ではなかったけど、中心に殺人事件を置いたので、よりその辺りシリアスに見えたのかもしれないですね。いつもこれだけは思っているのは、観終わった後に生きているのが嫌になるような、人間であることが嫌であるような映画だけはつくりたくないなという風に思っているので、そういう考え方自体は今回の作品も変わっていないつもりです。

Q9:監督に質問です。ジャンルがサスペンスでしたが、テンポがゆっくりと流れるのが良かったです。ゆっくりとしたテンポの中に、緊張感を与えるために、音楽や雨など様々な工夫をどのように活用されようとしたのかが気になります。

監督:それは僕の努力というより役者じゃない?役者が良かったからもっているんじゃないですかね?間違いなくそれは役者がいいコラボレーションでお芝居を繰り広げてくれてるから緊張感が持続している。あの接見室の二人のシーンは動きが無いから、座っただけなので最初は緊張感が持たないと思っていた。最初の脚本の段階ではもっと短かったですし、接見室のシーンは五回だった。本読みをしてみたらこの二人が密室にいるだけで、むしろ色んな感情が動くなと思ったんです。登場人物もそうだし、観ている人の感情も。それでどんどん増やしていって、むしろそこを柱にして映画を構成しなおすというのをクランクイン前に出来たというのが大きいかなと思っています。今回は本当に役者さんたちに感謝していますし、撮影、技術、衣装、音楽全てのパートが作品の世界観を十分把握した上で、それぞれがベストの仕事をされたんじゃないかなと思っています。

Q10:是枝監督は、韓国の観客が最も好きな日本の監督といえます。今回の映画は、今までとちょっと違ったテイストの映画ですが、韓国の観客に本作品をどう見て感じて欲しいですか。

監督:いい意味で裏切れていればいいなと思っているので、僕の今までの作品を愛してくれた方たちも観て驚いて面白いと思ってくれたら嬉しいですし、ある種のサスペンスとかスリラーとか謎解きを期待している方に対しても、いい意味で裏切れていると思っているのでより深くこの映画にタッチしてくれればいいなと思っています。あとはやっぱり、自分で映画を撮ろうと思って色んな作品を見直したときに一番参考にしていたのは、実はサスペンスやスリラーではなく『夕陽のガンマン』とか西部劇だったんですよね。男と男が対峙して相手の気持ちを探りながらどちらが先に拳銃を抜くか、そういう作品が観ていて参考になったんですよね。だから男二人の話として観てもらうのが一番いいかなと思っています。実はジョン・ウーさんの『追捕 MANHUNT』の撮影現場に大阪にお邪魔したとき、結構な時間いたんですが、ワンカットもOKが出なかったのでこれは時間をかけて撮っているなと思ったんですが。待っている間に「あなたの映画に出てくる男達はなんであんなにいつも色っぽいんだ?今度男たちの映画を撮るんだけどアドバイスをいただけないか?」という話をモニター脇でしたら、セクシーとは違う色っぽさなんだと思うんですが、男を色っぽく撮るには男を隣に置くんだって言われたんですよ。それは凄く印象に残ったんですよね。確かにジョン・ウーの映画って魅力的な男が隣に男がいるんだよね。それは役所さんと福山さん二人を撮りながら何度か自分の頭に浮かんだ言葉ではありました。

Q11:福山さんに質問です。『そして父になる』に続き是枝監督の作品に出演されていますが、現代の日本社会の家族のあり方を暖かく描いた前作とは違い、今回は、緊張感あふれる法廷サスペンスですが、準備する段階で前作の時との違いを教えてください。

福山さん:はい、是枝監督の作品は、2作しかないですが、凄く役の準備をすることも大切ですが、準備しすぎることも監督は好まれないのではないかと思っていましていかに現場で、準備してきたものと、実際の撮影現場で起こる出来事、その時の感情含めてですが、アジャストしていけるかだと思います。一緒にお芝居する俳優さんとの関係もそうですし、監督が現場で実際に見て感じたこと、思ってたよりこうだったかなということが沢山あると思うのでいかにアジャストしていくか、余白を持ってあまり固めすぎないで現場に入ることをお芝居においては心がけました。監督が思い描く家族というものについては、作品ににじみでてくるものというか、作品の中に最終的にしみこんでいくものがいつもあります。台本に書かれていなかったとしても何かが出てくるものだと感じていますから、監督と重盛の家族について細かく打ち合わせしたことはなかったです。そして結果として仕上がったものを観ると台本には描かれていなかったんですが、重盛の背景だったり父娘の関係だったりを感じることができるような描かれ方になっていたので今回もにじみ出てきたんだろう、しみこんだんだろうなと感じています。

Q12:福山さんに質問です。映画の最初の方は、冷徹な弁護士だったのが、中盤に娘に会ってからは人間的な父親の姿も見せていました。
また役所広司さんとのシーンでは、感情をむき出しにするシーンもありました。冷徹だったり、感情的だったりと様々な感情を表現するのに大変だった部分は何でしょうか?
福山さん:そうですね、前半の、勝ちにこだわるという裁判において、勝つことこそを、自分が自分に課している、プロフェッショナリズムというかプロに徹するというか?そういう人間だという風に前半の台本を読んだ時に思いました。ただ人間はだれしも二面性、もしくは多面的な部分があり、その部分をどう表現するのか?最初の勝ちにこだわるというのは入り口として、台本にも描かれている部分だったのですが、もう片方の、例えば父親としてであるとか、役所さん演じる犯人であろう三隅に感情にゆさぶられていく部分というのは、もちろん台本にはえがかれているのですが、その部分は、余白の部分というか、実際の芝居をやってみて、現場で撮ってみて、監督のディレクションを頂いて、そこで肉付けしていくような作業だったと思います。

Q13: 法廷とは、多くの人が考えているより真実を明らかにする場所でないという感想を持ちました。裁判で勝つためには、真実は何かということより、法廷のルールや言語をいかに理解し、活用するかが勝利に繋がるんだと思いました。

監督:映画を作る時に、弁護士さんたち、今回は現役7人の方に脚本作りに入って頂きまして、実際に模擬接見、模擬裁判を弁護士チーム、検察官チーム、犯人役もやってもらい繰り返し撮影して、それを文字起こしして脚本にしていく作業をやっていました。協力してくださった弁護士が、ごはんを食べながら「法廷って別に真実を明らかにする場所じゃないんですよね」とつぶやいたのがこの映画を書いていく大きなきっかけになりました。「でしたら何をする場所なんですか?」ときいたら、「僕らの立場からすれば利害調整ですね。僕らの立場からすると真実はわからないですからね」、とすごく明快におっしゃられたんですよ。タイムマシーンがあるわけでもないですし、法廷にいる人は誰ひとり殺害の現場にはいないわけです。弁護士も検察官も裁判官も。そんな中で、人間同士で何ができるのか考えていくのはとても怖いなと思ったのと同時に、弁護士の態度としてはすごく誠実だとも思いました。
それで、真実なんてどうせわからないんだと思っていた弁護士が、今回ばかりはそれに手を触れてみたくなるという話にしよういう逆説的なストーリーラインを考えたのが今回の映画です。
真実というのがあるかないかというよりも、あったとしても私たちにはわからないのではないか?むしろわかったと思ってしまう方が怖いのではないか?この映画の着地点は三隅は金のために人を殺してたぶん死刑になっていくのでしょう。明快な答えが出ています。僕らが触れるのは多分そういう答えだけであって、
僕らが触れているそういう鍵括弧つきの真実が、どの程度真実なのかを問うてみたい、そんな趣旨で作っています。

Q14:この世には「真実」というものは存在すると思っていますか。もし存在すると思っていらっしゃるなら、この世で断片的な部分だけ捉えて生きている人たちはその真実を知ることができると思いますか?

福山さん:沢山の人がそうだ、そのとおりだと思ったことが真実という風になるのか、もしくは多くの人がそれは違うと思っていてもその人自身がこれが本当の事なんだ、真実なんだと思ったことが真実なのか?僕は両方ともあると思っています。多くの人が思ったことが真実として脈々とそれが事実として続いていくこともあれば、たった一人の異を唱えたもの、いやこれが本当の真実なんだと。そしてある時にオセロのように、黒が白にひっくり返ることはあると思います。とても個人的な感情であり、その人がどういう立ち位置に立っているかによっても真実は変わってくると思っています。これは映画の話とはちょっとずれてしまうのかもしれませんが、僕が尊敬するあるシンガーソングライターに僕がデビューして間もない頃に質問をしたことがありまして「リアリティ」ってなんですか?リアリティというのが真実というようなニュアンスで僕は訊きました。そのシンガーソングライターは真実を謳うように感じていましたし、いまも感じているんですが、歌において本当のことって何なんですか?と聞きましたら、そうしたらその方はその歌を聴いたとき、聴いた人が本当だと思ったらそれが本当なんだと答えてくれました。歌の中で描かれていることが作りごとだったり、多少演出がはいっていても、それを受け取った側が本当だと思ったら、それはその歌にとって本当のことなんだと答えてくれました。ああ、そういう考え方があるんだなと思いました。ですから最初に言いましたが、真実だと思ったことが真実になっていくというのは、ある一つの真実なのではないかと思っています。

Q15:ジョン・ウー監督や、是枝監督の映画に出演されましたが、今後一緒にやりたい韓国の監督はいますか?

福山さん:前回釜山に呼んで頂いた時、、是枝監督にご紹介頂いたイ・チャンドン監督とお会いしました。恥ずかしいことに監督の作品を見たことがなかったんです、その時は。是枝監督に好きな映画、お奨めの映画はなんですか?という漠然とした質問をしたのですが、イ・チャンドン監督の「オアシス」と「ペパーミント・キャンディー」を教えて頂いた。大変感動しました、その映画をみて。イ・チャンドン監督はもし機会があれば、撮って頂きたいなと思います。他にもたくさん作家さんいらっしゃいますけれども、監督の紹介であるということと、一緒に蟹をたべさせていただいたということで、勝手に親近感を感じておりますので、もし本当に機会があればと思っております。

映画情報どっとこむ ralph 上映前舞台挨拶
 
福山雅治さん、是枝裕和監督が「ましゃ」コールもかかる中、客席から登壇すると、840席のキャパシティが埋まった満席の会場からは割れんばかりの拍手と大歓声が巻き起こりました。圧倒的な盛り上がりを見せる会場に、
福山さん:アニョハセヨ、ありがとうございます、カムサハムニダ、福山雅治です。今日はですね、久しぶりにこの釜山に帰ってきまして、こんなに沢山の方、一階、二階、三階、三階の皆さんありがとうございます。二階の皆さんもありがとうございます。一階の皆さんもありがとうございます。映画楽しみにして下さっていると聞いています。どうぞ楽しんでいってください。

とご挨拶。続いて、
是枝監督:こんばんは、是枝です。新作ごとにこの映画祭に呼んで頂いて、毎年のように韓国のファンの皆様とこういう時間を設けて頂くこと本当に感謝しております。ありがとうございます。そして今日、なかなかチケットが取れなかったとか、昨日の夜から並んだ方がいるとか、いろいろ耳に入ってきているのですけど、来て頂いて本当にありがとうございます。

と韓国のファンへ感謝の気持ちを述べると、会場からは熱い拍手が送られました。

是枝監督は作品について、

是枝監督:4年前に『そして父になる』で福山さんと初めて釜山を訪れまして、次にどんなものを作ろうかと企画のキャッチボールを続けていきながら今夏の作品に辿り着きました。今回は一つの殺人事件をめぐる、弁護士と殺人犯と被害者の家族の話です。これまで私が作ってきたホームドラマとはやや趣が違いますし、ミステリーやサスペンスのジャンルとも、見て頂けばわかると思いますが、違うストーリーの流れを持った作品です。いい意味でみなさんの予想を裏切るようなそんな作品に出来上がっているといいなと思います。上映後また二人で戻ってきますので、ゆっくりお話ししましょう、楽しんでください。

と語り、これから本作を鑑賞する場内からも本作に向けた期待が一層高まる様子も見受けられました。
公式サイト:

http://gaga.ne.jp/sandome/

物語・・・
それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅(役所広司)が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。その弁護を担当することになった、重盛(福山雅治)。裁判をビジネスと割り切る彼は、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始める。 何かが、おかしい。 調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも。なぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?得体のしれない三隅に呑みこまれているのか?弁護に真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から真実を知りたいと願う。やがて、三隅と被害者の娘・咲江(広瀬すず)の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる。

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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
キャスト:福山雅治、役所広司、広瀬すず、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、市川実日子、橋爪功
配給:東宝・ギャガ
©2017 フジテレビジョン アミューズ ギャガ