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『いつくしみふかき』 主演・企画の遠山雄オフィシャルインタビュー到着


映画情報どっとこむ ralph 現在までに11の賞を受賞している映画『いつくしみふかき』が、4月17日(金)からテアトル新宿での公開を皮切りに、大阪・テアトル梅田、京都みなみ会館、名古屋シネマスコーレ、横浜シネマジャック&ベティ他で順次公開となります。

劇団チキンハート主宰の遠山雄の親しい知人とそのお父さんについての実話で、ひきこもりの知人が葬儀で父親をかばいながらも謝罪をした姿が衝撃的だったことが映画化のきっかけ。実際に知人が住んでいた長野県飯田市に、劇団員が実際に代わる代わる住み込んで、今回の映画化に漕ぎ着けた。

父親・広志役を、意外にも本作が映画初主演となる渡辺いっけいが、遠山の知人が基になったその息子・進一役を、遠山自身が演じ、W主演を飾っています。

今回、自身の知り合いの親子についての実話の映画化を企画し、渡辺いっけいとW主演を飾った遠山雄のオフィシャルインタビューが届きました。

映画情報どっとこむ ralph 遠山雄いつくしみふかき
Q. 広志役のモデルになった方の葬儀に参加して衝撃を受けたことが本作の企画に繋がったとのことですが、そのエピソードについてお聞かせください。

僕は20歳前後の時、自分の父親とうまくいっていない時期があったんですけれど、広志役のモデルの方と息子さんとは交流があって、広志役のモデルの方にちょっと憧れていたんです。諸々の事実を全部は知らないんですが、自分の父親と比べると息子ともすごく友達のように接しているし、僕に対しても割とかっこよく接して下さっていたので、素敵な人だなと思っていました。葬儀で3枚位の手紙を息子さんが読んだんですけれど、その最初の半分以上が、自分の父親が今まで迷惑をかけた事柄で、「皆さんには本当にご迷惑をおかけしました」という謝罪のような文章だったんです。本人は途中で読めなくなってしまって、他の親族が代わりに読みに来たんですが、その人もなんやかんや読めなくなったからまたもう一人交代して、みたいな感じだったんですけれど、そこから一転、「自分自身ふさぎこんでいて引きこもりだった時間が長かったけれど、父親と会ってから活発になって自分の目的も見つけた」というような内容で、知らない側面だったので、すごく衝撃を受けて、葬儀が終わった時に、友人に「僕にもその手紙をコピーして下さい」と言って、それがこの映画に繋がりました。映画にしようということまでは考えていなかったんですけれど、直感で、残しておいたらいつか何かに役立てるのではと思っていました。

Q. 大山さんに監督をお願いした経緯を教えてください。

大山君とは、武蔵関のショットバーで知り合いました。僕はバーテンをやっていて、彼は助監督の駆け出しで、「ROOKIES」とかをやっていた時代です。お互い映画が好きだったので、映画の情報交換をしていました。会う度に「1本やりましょうよ」と言っていたんです。短編を撮ってもらったり、一緒に劇団を作ったりしました。出会った時は、お互い映画に対する夢がしっかりあったんですけれど、自分は劇団の興行主みたいになってしまったし、大山君も家族ができると安定した助監督の仕事ばかりやるようになりました。彼にも「このままじゃ君はずっとドラマの助監督で終わってしまうぞ」と発破をかけて、5年半前頃に、「劇団も自分たちの大きな目標はクリアしたので、ここらでちょっと映画をやってみませんか?」という話をしました。

売れない俳優は、俳優としての実感を保つために、演劇に出ることが多いんです。演劇ばかりやっていると、アルバイトもできない状況で、どんどん金に困っていきます。”3000人”という動員の数字が1つのメジャー劇団のボーダーラインだと演劇の小説や雑誌で読みました。調べると、各劇団、3000人達成に大体10年以上かかっているんです。大山君が「僕らは5年だね」という無謀な目標を立てたんですが、最終的に4年半でなんとかクリアして、僕の中ではこれで終わらせて映画に行きたいという想いがあったので、千秋楽で「2年位活動を休止します」言いました。結局6〜7年かかってしまっていますけれど。仲間からも反感を買って、劇団が仲間割れしたりもしたし、僕から離れたお客さんもいるかもしれません。僕の場合は、主宰している劇団の興行で食えるようになっても、俳優として食えているわけではないので、葛藤がずっとありました。僕と浩二役の榎本(桜)がとにかく映画で売れたい人間で、目的が合致していたのは彼くらいです。

脚本は、どの程度モデルになった親子の事実に基づいているんですか?

起こった出来事は、ほとんど事実です。共同生活はしていませんが、2人はお互いの家を行き来して毎日のように会っていました。モデルの親子は実際はめちゃくちゃ仲がよかったです。牧師さんにもモデルがいます。

僕に関しては、演じる上で自分の父親に対する想いを意識はしなかったですけれど、自分の父親には自分の思っていることをちゃんと話せなくて、一緒にいるのが負担だったんです。友達のように会話をしている親子を見て羨ましいなと思っていました。今回の役も似たような感じで、親子で会話をするシーンは少ないですけれど、父親に対して緊張しちゃうというか、「何を言っても伝わらないだろうな」という想いは共通しています。大山君に関しては、脚本執筆時に、自分の父親とのエピソードを入れていると思います。

長野県飯田で撮影することにこだわりがあったと聞きましたが、どのようなこだわりがあったんですか?

幼い頃、3年周期で引っ越していたんですが、やっと友達ができて馴染んできたのに、次の所に行かなくてはいけないというのは、子供にとって負担なんです。他の学校だとちょっとからかいに来たりだとかがありましたが、長野の大鹿村に転校した時は、皆がすごくフレンドリーで、1日で打ち解け、温かいと感じました。また、おじいちゃんとおばあちゃんの家に預けられていて、冬は寒いので飯田の長男の家に住んでいたのですが、すごく優しかったんです。僕を不憫に思って特別扱いをしてくれていたのかもしれません。嫌なことがあったり、これから何かチャレンジをしなくてはいけなくて不安がある時は、大人になってからも、何かあるとおじいちゃんとおばあちゃんのお墓に報告しに行く位温かい思い出しかない場所なので、どれだけ大変なチャレンジをしても、この場所だと最終的に誰かが助けてくれてなんとかなるのではないかという気持ちがありました。実際にモデルの方たちが住んでいた場所というのもあります。

Q.撮影準備のエピソードをお教えください。

“映画「いつくしみふかき」を応援する会“ですが、皆さんご自分の仕事もあるので、応援する会の代表が決まらなかったんです。「この人だったら、誰も文句を言わない」という方がいらっしゃったんですが、「ここだけの話だけれど、俺は末期ガンだから、この町の団体の議長などもほとんど降りている。この映画が大事な時に自分はもういないかもしれない」と言われました。それでも僕はその方が助けてくれたら、この映画に疑問を持っている人たちも味方になるのではないかと思って、「何でもします」と言ったら、色々注文されたんですけれど、一番きつかったのが、ゴールデンウィークに、「お前を応援する奴らを3日後に連れてこい」と言われたことです。誰でもいいという訳ではないと思ったので、説明してお話ししたら、十何人集まって下さいました。それが今の応援する会の中心メンバーです。その方は、「これだけ集まったのは大したもんだ」と言って下さり、「代表はできないけれど、顧問という形で」となりました。とは言っても動きはトップの動きで、全然話が進まない時もその方がズバズバ言って下さり、クランクイン1ヶ月前に準備が整っていない時に、彼が動き出したら、あっと言う前に物資が集まり、環境が整ったんです。映画が完成するのに時間がかかっている間に、ある時から返事が来なくなっていて。映画の音の最後の調整を飯田の映画館でやって完成させたんですが、帰り道に映画館から電話が来て、「亡くなったぞ」と言われて。その方の言っていた通り、ご本人は完成した映画を見れていないんです。DVDを棺桶の中に入れさせて頂きました。この間も、台本や記念品を印刷して下さった印刷屋さんの社員さんも亡くなって。自分達が完成までに時間をかけてしまったばかりに間に合わなかった方が多いんです。

Q.遠山さんの知り合いの実話がベースとなっていますが、知り合いを演じるというのはいかがでしたか?

その知り合いに寄せようとは思っていなかったです。ご本人と進一は全然違う人間だと思います。逆に僕は、広志みたいなタイプの人間だったので、若干不安でした。
村の人に阻害されるような役だったので、追い詰められ、想像を絶する位しんどかったです。

Q. 撮影中は、どのような点を心がけましたか?

劇団をやっている時は、お芝居をやりたいのに、運営で頭が一杯になって、「出番を少なくしてくれ」と頼んでいました。1時間半の内5分しか出ないでいいように無理やり削っていたんですが、本来は芝居をしたいので、今回の映画は、撮影中は演技に集中できる環境にして頂きました。

Q. 大山さんが現場で監督としてこだわっていたのはどのような部分ですか?

大山君は「普段見たことがないいっけいさんを引き出したい」というのがあって、闘っていたと思います。

大山君がすごいのは、現場で急に演出や台本を変えたり、その場のひらめきが多いんです。僕はずっと一緒にやっていたからそれに対応できるんですけれど、台本通りに想定してきた普通の俳優からすると、しんどいことだと思うんです。それでも彼はめげなくやって、今回のスタッフは、それに柔軟に対応する方たちだからすごいなと思いました。似たようなタイプの監督の他の現場では、スタッフが翻弄されていたのを見たことがあります。舞台でも、「あと10分後に出るんだよ?」という時に改訂の台本を渡してきたこともあるんですが、僕はそれが楽しいなと思っています。

Q. 親子だと知らずに共同生活をするシーンは一転コミカルでしたが、撮影していかがでしたか?

僕はそういうお芝居の方が得意なんです。逆に冒頭のシリアスな部分の撮影はきつかったです。いっけいさんもお芝居が上手だし、金田さんもすごいので、楽しい撮影でした。

Q. 父親役の渡辺いっけいさんとの関係についてお教え下さい。
ドラマ「TEAM-警視庁特別犯罪捜査本部-」で犯人役で共演させて頂いたら、楽屋が同じで、いっけいさんが僕のことを面白いと言って下さったんです。「また一緒に仕事したいね」と言われたんですけれど、僕は売れていないので、いつになるかなと思って別れたら、すぐに一緒にやったお芝居についてメールが来たんです。それから舞台をお互いお誘いし合って見に行く関係になりました。僕の劇団の公演に欠かさず見に来て下さるようになって、舞台の打ち上げで「実は映画を撮ることに決めたんです」と話したんです。
Q. 牧師役の金田明夫さんとの共演はいかがでしたか?

僕はできるだけいっけいさんと喋らないようにしていたのに、金田さんは合間に「ねぇ、いっけい君」「ねぇ、遠山君」とずっと喋っているんですよ。牧師役そのものだったかもしれません。お芝居は面白いし、楽しかったです。

Q. こいけけいこさんとの共演はいかがでしたか?

全く存じ上げない方だったんですけれど、オーディションの時に彼女の友人が僕に会いに来て、「彼女の地元で撮影が行われると聞いたんですが、彼女はガンの闘病中でオーディションに参加できないので、プロフィールを持って来ました」とのことでした。いきなり「余命を知っているので、間に合えば最後に生きた証を残してあげたいんです」と言われたんです。自分の知らない方だけれど、飯田出身の方なので、何かしら出るシーンがあればと監督と確認して、1回東京のご自宅の近くでお会いさせてもらいました。ご本人は明るい方で、余命の話はしなかったんですけれど、「役者活動はできていないけれど、出れるのなら精一杯やりたい」とのことだったので、出て頂きました。去年の9月に亡くなられ、本作が遺作になってしまいました。183cmのものすごくパワフルな方で、自分もお芝居に乗れました。すごくいい空気を作る方でした。

Q. 完成した作品を見た感想はいかがでしたか?

遥かに見積もりをオーバーして請求書が来た時に、監督を殺してやりたいと思ったんですけれど、完成した作品を見たら、カラコレなど想像の範疇を超えていたので、「えっこんなことやったの?」とびっくりしたし、音楽も「どうしたの、これ?」と思いました。自分が出ている映画なんですけれど、純粋に「すげえな」と圧倒されました。

Q. ご自身にとってどのような作品になりましたか?

本当にフルパワーでやったので、自分の俳優業の壮大なプロフィール資料になりました。とは言っても、普段の芝居とは全然違うんですけれど。
「好きな作品です」だとかありきたりのことを言えるような作品ではなく、この映画と共に心中する位のレベルです。

Q.ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で(観客賞である)「ゆうばりファンタランド大賞」を受賞した感想はいかがですか?

見た観客の方や記者の方が「グランプリだ、グランプリだ」とおっしゃって、グランプリを目指していたので、正直めっちゃ悔しかったです。後からツイッターの感想を見ていると、『いつくしみふかき』に関する感想が圧倒的に多かったし、「グランプリだと思っていた」という感想が多かったので、観客賞の意味や価値を実感していきました。僕らが劇団をやっていた時は、一般のお客さんたちをすごく大事にしていたので、演劇のファンはほとんどいなかたんです。なぜそこにこだわっていたかというと、どんどん演劇のお客さんが少なくなっている時に、劇団を大きくするために、演劇に苦手意識があったり、普段見ない人に無理やり見せて、「面白いじゃん」と思わせていかないと、絶対にダメだなと思ったんです。ゆうばりに関しては、映画が好きな人が集まるんでしょうけれど、映画監督とか同業の方達よりも一般の方が評価して下さいました。本来そこにこだわっていたので、3日後位に「俺らに一番合っている賞じゃないか。観客賞でよかったな」と思い始めました。

Q.モントリオールのファンタジア国際映画祭での上映はいかがですか?

ファンタジアでもハリウッドでも、お客さんの反応がすごいんです。日本と違って横の人とかに遠慮しないで、リアクションをしてくれるんです。笑うところはものすごく笑うし、驚く時は”Wow!”とか”Jesus!”とか本当に言うんです。ため息もついたり体も動くし、感動しました。英語字幕は神経を使って作ったんですけれど、「伝わるのかな?」と半信半疑のところがあったんですが、台本通りの「これを狙ってたんだよ!」というリアクションをしてくれるんです。上映後、長時間感想を伝えに来る方が多かったです。

Q.本作の見どころを教えてください。

まずはもちろん、普段見れない渡辺いっけいさんが見れます!
あとは、インディーズ映画を好きな方たちがインディーズと想像するインディーズ映画ではなく、初めて見た方は、日本のインディーズの規模の映画だとは思わないと思います。
有名な方も出ているんですが、それと対峙する無名の俳優さんたちも引けを取らずお芝居をしています。同じ人間として1つの作品に出ているので、僕みたいな無名の俳優たちにも注目して見て欲しいと思います。
あと、飯田下伊那という場所が、映画の根幹になっているので、ぜひそこも見て欲しいです。

Q. インタビューの読者の方にメッセージをお願いします。

多分皆さんの俳優のイメージって、「事務所があって、マネージャーさんが営業してお仕事を取ってくる。下積みが大事で、有名になると仕事のオファーがくようになる」だと思うんですけれど、実際は98%位の人がそうならずに俳優という夢を諦めていると思います。そんな中で、自分みたいな無名な俳優が、映画作りだとかはわからないながら、自分の1番大切な土地の人たちを巻き込んで、たくさん仲間や家族に迷惑をかけて、そこまでしてでも「映画俳優として生きていきたい」と思って、一世一代の勝負で仕掛けた作品です。最近は俳優の仕事が増えてきたので、喜んで出ますけれど、この映画が完成してたくさんの人に見てもらうための行動しかこれから1〜2年はしないつもりです。そんな俳優もいるんだということをぜひ知って頂けたらなと思います。ぜひ劇場で見て下さい。

映画情報どっとこむ ralph 映画『いつくしみふかき

020年4月17日(金)よりテアトル新宿にてレイトショー
ほか全国順次公開

公式サイト:
www.itukusimifukaki.com

公式Twitter:
itukusimifukaki


【STORY】 
30年前。母・加代子(平栗あつみ)が進一(遠山雄)を出産中に、あろうことか母の実家に盗みに入った父・広志(渡辺いっけい)。「最初から騙すつもりだったんだろ?」と銃を構える叔父を、牧師・源一郎(金田明夫)が止め、父・広志は”悪魔”として村から追い出される。進一は、自分が母が知らないものを持っているだけで、母が「取ったのか?この悪い血が!」と狂うのを見て、父親は”触れてはいけない存在”として育つ。30年後、進一は、自分を甘やかす母親が見つけてくる仕事も続かない、一人では何もできない男になっていた。その頃父・広志は、舎弟を連れて、人を騙してはお金を巻き上げていた。ある日、村で連続空き巣事件が発生し、進一は母を始めとする村人たちに、「悪魔の子である進一の犯行にちがいない。警察に突き出す前に出ていけ」と言われ、牧師のいる離れた教会に駆け込む。「そっちに行く」という母親に「来たら進一は変わらない」と諭す牧師。一方、父・広志は、また事件を起こし、「俺にかっこつけさせてください」という舎弟・浩二 (榎本桜)に、「待っているからな」と言っても、実際には会いに行かない相変わらずの男で、ある日、牧師に金を借りに来る。「しばらくうちに来たらどうだ?」と提案する牧師。牧師は進一のことを「金持ちの息子」だと嘘を吹き込み、進一と広志は、お互い実の親子だとは知らないまま、二人の共同生活が始まる。

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渡辺いっけい 遠山雄
平栗あつみ 榎本桜 小林英樹 こいけけいこ のーでぃ 黒田勇樹
三浦浩一 眞島秀和 塚本高史 
金田明夫

監督:大山晃一郎
企画:遠山雄 プロデューサー:清弘樹/榎本桜 脚本:安本史哉/大山晃一郎 撮影:谷康生 照明:阿部良平 編集:菊地史子 録音:高松愛里沙 美術:榊さくら 音楽プロデュース:吉川清之 整音・効果:渡辺寛志 記録:松村愛香 衣装:深野明美 メイク:長縄希穂 制作担当:津崎雄大 助監督:安養寺工/松村卓
 演技事務:清水亜紀 ラインプロデューサー:福田智穂 タイトル題字:高田菜月
主題歌:タテタカコ「いつくしみふかき」
後援:長野県飯田市 特別協力:映画「いつくしみふかき」を応援する会 遠山郷 天龍村
配給・宣伝:渋谷プロダクション 2019/5.1ch/JAPAN/DCP/109min




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どう三島は生きたのか!にフォーカス!豊島圭介監督が『三島由紀夫vs東大全共闘』を活弁シネマ倶楽部で語った。


映画情報どっとこむ ralph 公開中の『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』の監督である豊島圭介が、“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」にゲストとして登場。MCを務める映画評論家・森直人の前で、本作の企画の経緯、ドキュメンタリーのかたちとして映画化に踏み切った理由などを語っています。
豊島圭介監督×森直人『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』活弁シネマ倶楽部

映画情報どっとこむ ralph 豊島監督とMCの森はこれが初対面だが、お互いに「ようやく会えた」という思いがあるのだという。トークはそんな二人の“思い出話”からスタート。豊島監督がロサンゼルスの大学留学中に監督した『明るい場所』(1996)が都内で劇場公開された際、ライター業を始めたばかりの森が雑誌にて、同作の批評を書いたという縁があったらしい。両者ともに1971年生まれとあって、互いに感化し合うものがあったようだが、今回ようやく、悲願の対面が実現。
豊島圭介監督×森直人『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』活弁シネマ倶楽部

そんな豊島監督の最新作である『三島由紀夫vs東大全共闘…』は、作家・三島由紀夫が、1969年に東大全共闘の若者たちと交わした討論会の様子と、当時“あの場”にいた者を含めた13人の者たちの証言によって構成されている。本作について森は、「意外だった」とまず感じたのだという。「(豊島さんは)意識的に娯楽職人の道を歩まれていた印象でした。でも実際に観てみて、『明るい場所』で語ろうとしていたことに通じるものを感じた」と続けている。これに豊島は、「その発想はなかったです」と驚き、作り手と批評する立場での本作に対する捉え方の違いが、面白みとして早々に浮き彫りになっている。
豊島圭介監督『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』活弁シネマ倶楽部
本作の制作に踏み切った理由について豊島監督は、「例えばこれが、“三島由紀夫の生涯を映画に”だとか、“全共闘の歴史を映画に”ということだったら、できなかったかもしれない」と明かす。「三島の“死”に関しての解釈はそれぞれ違うし、僕が描いてみたところで、それは一つの仮説にしかならない。でもこれが、“1969年の5月13日”という一日の話であり、この一点を紐解いていけば良いのだと。この討論会の三島って、活き活きしているじゃないですか。“なぜ三島は死んだのか”、ではなく、“どう三島は生きたのか”ということにフォーカスを当てれば良いのだと、プロデューサーの刀根鉄太さんと導き出した本作の入口でした」と述べている。
森直人『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』活弁シネマ倶楽部
さらに森が本作の構成について言及すると豊島は、「取材をしていると、みなさん、活き活きと当時のことを語られるんです。そうすると、その素材を使いたくなります。それで最初は3時間バージョンのものができて、でも削らなきゃいけないなと。それだと討論会が見えにくくなってしまう。もっと討論会に寄り添うために、実際の討論会の間に“コラム”を差し込むような構成にしました」と語り、この“コラム”という表現に森も納得な様子。ここに、13人の証言者の“姿と言葉”が差し込まれているのだ。

そのほか、“50年の時を経た今、この討論会を見る意味は何か?”や、豊島監督が現役東大生時代に感じた“1969年”との空気の違い、映画監督としての“娯楽職人の道”の歩みについて、また、影響を受けたのだという蓮實重彦の存在など、同年代の二人だからこそ語り合える、かなりのボリュームのものとなっている。

映画情報どっとこむ ralph ■活弁シネマ倶楽部■

活弁シネマ倶楽部 公式HP:
https://katsuben-cinema.com/

活弁シネマ倶楽部 公式ツイッター:
@katsuben_cinema

映画情報どっとこむ ralph 『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』公開中!

https://gaga.ne.jp/mishimatodai/

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監督:豊島圭介
出演:三島由紀夫
芥正彦(東大全共闘)木村修(東大全共闘)橋爪大三郎(東大全共闘)篠原裕(楯の会1期生)宮澤章友(楯の会1期生)原昭弘(楯の会1期生)
椎根和(平凡パンチ編集者)清水寛(新潮社カメラマン)小川邦雄(TBS記者) *肩書は当時
平野啓一郎 内田樹 小熊英二 瀬戸内寂聴

ナレーター:東出昌大
監督:豊島圭介 企画プロデュース:平野隆 プロデューサー:竹内明 刀根鉄太 音楽:遠藤浩二
製作:映画「三島由紀夫vs東大全共闘」製作委員会 
制作:ツインズジャパン 
配給:ギャガ
Ⓒ2020映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」製作委員会




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炯・ミハイル・イグナトフ役 中村悠コメント到着!『PSYCHO-PASS サイコパス 3FIRST INSPECTOR』


映画情報どっとこむ ralph 人間の心理状態を数値化し管理する近未来社会を舞台に、正義を問われる警察機構を描くオリジナルSFアニメーション『PSYCHO-PASS サイコパス』。シリーズ最新作『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』が2020年3月27日(金)より2週間限定ロードショー、Amazon Prime Videoにて編集版を公開同日12:00頃から独占配信開始!監視官である慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフを中心に、刑事課一係が追う「狐」による事件、ビフロストの謎、そして灼と炯の戦いが、ついに決着します!

この度、主人公の炯・ミハイル・イグナトフを演じる中村悠一より、オフィシャルコメントが到着しました!

映画情報どっとこむ ralph キャラクターの印象や、いよいよ公開となる『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』の見どころなどを語ってくれました!

Q:いよいよ『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』が公開を迎えます。2019年10月より放送されたTVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の感想をお聞かせください。

中村 ただ続編を作るだけではなくて、毎週1時間の拡大枠で放送するということがとても大きな「挑戦」だなと感じました。僕たち(キャスト)の収録も30分を2回に分けて……というやり方ではなくて、1時間のドラマということで脚本が書かれていることもあり、分割せずに1時間分収録していました。こういう「試み」は従来のTVシリーズのアニメではなかなかできないし、そういう冒険を許してくれる環境も含めて、とても面白い作品だと思いました。

Q:『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズでは、人間の精神を数値化するシビュラシステムのもと、監視官の炯・ミハイル・イグナトフが幼なじみの監視官・慎導灼とともに、犯罪を犯す前の人間〈潜在犯〉を追う物語です。中村さんが演じられた新任監視官の炯の印象をお聞かせください。

中村 正義感が強く、真面目で真っ直ぐがゆえに、自分の価値観と違うことに対して、憤りを感じやすいのかなと。柔軟さをあまり持ち合わせていない印象がありました。彼が移民であるということも彼にとっては大きい要素で「日本で暮らす肩身の狭さや立場の弱さ、偏見で見られることの想い」みたいなものを考えながQ:バディパートナーの灼についてはどんな人物だと思いましたか。

中村 物語の中で、どのタイミングで知り合ったのか、どういう関係になっていったのかを知ることができたので、彼ら(炯と灼)は濃密な時間を過ごしてきたんだろうなと思いました。軍事経験もある炯にとって、身体を張って自分の前に立ってくれる人間は、灼以外にいなかったんだろうなと。そういう意味でも、灼への信頼感は大きいんでしょうね。第7話のラストでふたりの間に亀裂が入ったような関係性になってしまいましたが、個人的にはそこまで深刻な仲違いではないのかなと捉えています。灼は〈メンタリスト〉なので人の心を誘導しているのかも知れないし、炯は事件の渦中にいて、お互いのすれ違いが大きくなってしまった。炯は自分で何とかしなきゃと思い詰めてしまって、歯車が噛み合わなくなってしまったのかなと。

Q:第8話で炯は〈ビフロスト〉のコングレスマン法斑静火と接触し、インスペクターになる契約を交わしてしまいます。

中村 炯の暴走に見えてしまうような行動だったので、どうなるんだろうと心配をしていました。でも『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』の台本を読ませていただいて、彼の心は変わっていないことが分かって安心できました。

Q:〈ビフロスト〉のコングレスマン・法斑静火やファーストインスペクター・梓澤廣一についてはどんな印象をお持ちですか。

中村 静火と炯のやり取りが始まったのは第8話からだったので、どういう関係値になるかわからないところがあったのですが、腹の底を見せあうような関係ではなくて、お互いに利用するような関係がスリリングでしたね。『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』の台本を通して見える静火は得体がしれない人物で。本当の彼の真意は見えない。警戒が解けない相手だと感じていました。静火は仮面をつけているような人間ですが、梓澤は仮面をつけていない。知能犯で自ら事件を仕掛けている、頭のネジが飛んでいるような人物。それを大先輩の(堀内)賢雄さんの声で感じることができました。静火も梓澤もすごく面白いキャラクターだなと感じています。

Q:いよいよ『FIRST INSPECTOR』が公開を迎えます。この作品をどのように楽しんでほしいとお考えですか。

中村 この作品をどう受け取るかはみなさん次第だと思っています。僕は炯を演じるにあたり意図を持って芝居をしていますし、作り手の思惑もあると思いますが、あくまで完成した映像を見た人の気持ちこそが「答え」になるんだと思っています。僕らはあくまで台本を読んで、音声を入れるまでしか立ち会っていませんし、画が完成して音楽が付けばきっとさらにイメージが変わると思います。ぜひ、見たままで感じていただければ嬉しいです。

映画情報どっとこむ ralph 『PSYCHO-PASS サイコパス 3FIRST INSPECTOR』

3月27日(金)2週間限定ロードショー
Amazon Prime Videoにて編集版を公開同日12:00頃から独占配信開始!

Amazon Prime Videoでは、配信用の編集版として、『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』を下記の3本に分けて配信。劇場とは違う形態をぜひAmazon Prime Videoにてお楽しみください。

1.前編(Ziggurat Capture Part 1)
2.中編(Ziggurat Capture Part 2)
3.後編(Rainy day, and)

公式HP:psycho-pass.com/

【STORY】
2120年、東京。シビュラシステムによって管理された社会で、刑事課一係を率いて事件を解決してきた二人の監視官、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフは、事件を捜査していく渦中で真実と正義を巡り決裂してしまう。
それらの事件の裏で暗躍する梓澤廣一は、ついに刑事課そのものを標的に定め、公安局ビルを襲撃する。
かつてない窮地に立たされた公安局刑事課一係。灼と炯の信義を問う、最後の事件が起きる――

***********************************

【STAFF】
監督:塩谷直義 シリーズ構成:冲方丁 脚本:深見真、冲方丁 キャラクター原案:天野明 キャラクターデザイン:恩田尚之 色彩設計:鈴木麻希子 美術監督:草森秀一 3Dディレクター:大矢和也、森本シグマ 
撮影監督:村井沙樹子 撮影視覚効果:荒井栄児
編集:村上義典 音楽:菅野祐悟 音響監督:岩浪美和
オープニング・テーマ:Who-ya Extended「Synthetic Sympathy」(SMEレコーズ)
アニメーション制作:Production I.G 配給:東宝映像事業部
【CAST】
慎導灼:梶裕貴 炯・ミハイル・イグナトフ:中村悠一
雛河翔:櫻井孝宏 廿六木天馬:大塚明夫 入江一途:諏訪部順一 如月真緒:名塚佳織
唐之杜志恩:沢城みゆき 霜月美佳:佐倉綾音 ドミネーター:日髙のり子

法斑静火:宮野真守 代銀遙煕:中博史 小宮カリナ:日笠陽子 ラウンドロビン:森川智之 梓澤廣一:堀内賢雄 小畑千夜:矢作紗友里
狡噛慎也:関智一 宜野座伸元:野島健児 須郷徹平:東地宏樹 六合塚弥生:伊藤静 花城フレデリカ:本田貴子 常守朱:花澤香菜

©サイコパス製作委員会




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大山晃一郎監督インタビュー 到着!渡辺いっけい初主演映画『いつくしみふかき』


映画情報どっとこむ ralph 映画『いつくしみふかき』が、4月17日(金)からテアトル新宿での公開を皮切りに、大阪・テアトル梅田、京都みなみ会館、名古屋シネマスコーレ、横浜シネマジャック&ベティ他で順次公開される。

psychocinematography.comで2019年の日本映画トップ10の1位に選ばれた本作は、劇団チキンハート主宰の遠山雄の親しい知人とそのお父さんについての実話で、ひきこもりの知人が葬儀で父親をかばいながらも謝罪をした姿が衝撃的だったことが映画化のきっかけ。実際に知人が住んでいた長野県飯田市に、劇団員が実際に代わる代わる住み込んで、今回の映画化に漕ぎ着けた。

父親・広志役を、意外にも本作が映画初主演となる渡辺いっけいが、遠山の知人が基になったその息子・進一役を、遠山自身が演じ、W主演を飾る。

2人を取り持つキーとなる牧師・源一郎役に、ベテランの金田明夫、広志の舎弟・浩二を劇団チキンハートの榎本桜が演じるほか、三浦浩一、眞島秀和、塚本高史ら、本作監督の、劇団チキンハート演出の大山晃一郎と親交のある豪華な俳優陣が脇を固める。

映画『溺れるナイフ』、『怪談』、『夜明けの街で』、テレビドラマ「ROOKIES」、「刑事7人」、「BG」、「警視庁捜査一課長」、「遺留捜査」などの助監督を経て、本作で長編映画監督デビューの大山晃一郎監督のオフィシャルインタビューが届いた。

映画情報どっとこむ ralph

Q. 主演の遠山さんとの関係を教えください。

遠山は、全く売れていない役者で、武蔵関でバーテンをやっていたんです。僕は常連客で、僕もお金がなくて、つけで飲んでいて。「今日もツケでいい?」と言った時に、「じゃあツケでいい代わりに俺が主役で映画を撮って下さいよ」と言われて、僕も酔っぱらって「いいよ、いいよ」と言っちゃったんです。そこから借金の取り立てみたいに、「台本書けましたか?」「いつから撮影ですか?」と毎日催促がすごくて。そんなことをしていたら、ストーリーが湧いてきて、短編映画の『ほるもん』を10年以上前に遠山主演で撮ったんです。ショートショートフィルムフェスティバル入選を目指して作ったんですが、無事通って、「俺たち捨てたもんじゃないな」となったら、遠山が「自分の高校時代の寮生活の話を舞台化したいから演出をしてほしい」と言うので、劇団チキンハートが始まって。あいつ、何かが終わりかけると、すぐ次のお題を出してくるんですよ。僕の夢はあくまで映画監督で、そのために助監督として下積みをしていたので劇団をずるずるするのもどうかと思い「5年で、1回の公演で3000人動員できるようにならなければ、即解散」「劇団が赤字になったら解散」というしんどいルールで自分たちを縛って、必死でやったら、4年半で3000人動員できて。「じゃあそろそろ勝負の映画を作ろう」というのが、今回の『いつくしみふかき』です。

Q.遠山さんから本作の元になったエピソードについて聞いた時のことをお聞かせください。

遠山が20歳位の時に広志のモデルとなった方の葬儀に行った時に聞いて感動したという息子の手紙を見せられました。「長野の飯田のとある町の親子で、こんな手紙があるんだ」と渡されて。僕は結構涙もろいんで、その手紙を見てぐっと感動して、「その町に行ってみたい」と言って、2日後位に行ったのが6年前です。
とりあえず町を見てみたいし、自分が監督としてその2人の事を調べて、どんなところに興味を持つかというのも知りたかったし、1回向き合ってみて、受け止めきれなかったら止めようという気持ちでした。
ただ自分自身も父親と幼少期に色々あった家庭なので、初めての監督作になるかもしれない映画のテーマが「父と子」だという事にすごいプレッシャーと不思議な使命感を感じたのを覚えています。

Q. タイトルはどこからきたんですか?

A.モデルの方は実際にクリスチャンだったので、遠山が葬儀に行った時に、葬儀では「いつくしみふかき」が歌われていたそうです。「クリスチャンは不思議なことに結婚式でもお葬式でも歌うし、あの歌が耳から離れない」ということで、遠山が付けました。僕は「慈しみ」という言葉を映画を撮りながらも考えていましたし、撮り終わった後も考えています。英語字幕にする時も訳し方について半年くらいああだこうだ議論しました。Loveでもないので、最終的にはMercyが一番いいんじゃないかということになりました。

Q. 脚本はどのように作っていったんですか?

6年前に3回か4回に分けて、ご存命の方々に接触したりして取材を重ねました。
今まで短編映画や舞台はやってきたんですけれど、ずっとラストシーンから書く方だったんです。でも『いつくしみふかき』の時だけ、実際の出来事を取材したので、初めて一旦お尻を決めずに頭から並べていきました。2人の小さい時から死ぬまでを映画にすると人に見せるものとしてつまらなくて、この映画はお客さんに向けたエンターテイメント作品にしたかったので、お客さんが思っていない展開にして、裏切っていく作り方にしました。

「『よーい、スタート』と言う時まで悩め」というのが師匠の教えで、自分で書いた脚本であれ、自分で準備した内容であれ、愛着があるんですけれど、一旦お客さん目線に戻って、ギリギリまで「このシーン面白い?」とずっと疑っていました。撮影現場の不思議な倫理観で「これはこうだよね」という空気が流れ出した時にこそ、「何が真実かわからない」と疑うようにしていました。自分で書いたんですけれど、いっけいさんにも、「なんでこんなことしゃべっているのかわからないんですよ」と逆に聞くんです。普通なら「ふざけんな」という話ですけれど、いっけいさんも「なんでなんだろうね」と一緒に考えて下さったので、違和感を1回自分の中だけで考えず、スタッフなりキャストなりに共有してもらって、それを自分で腑に落ちるまで撮影を進めませんでした。

ただ脚本を書いた時に、骨組み・展開を面白くしたいということばかりに捕らわれてしまったせいで、色々と肉付けされていなくて、いざいっけいさんになりきってそのセリフを言ってみたりすると、「なんでこういうセリフなんだろう」と思って。でも「次のシーンはこっちに行きたい」というのがあるので、台本では強引に行っていたんです。現場でディスカッションしたので、その無理やり感が減っていきました。いっけいさんの瞬きや、遠山のうつむき加減とかそういうことでどんどん解消されていった部分もあります。

Q. 父・広志役の渡辺いっけいさんについてお聞かせください。

連ドラで1クール一緒になった時に遠山を小さな役で出したら、いっけいさんも気に入って、「あいつ面白いね」「一緒に劇団をやっているんですよ」という会話をしました。でもまさか忙しいいっけいさんが自分たちの劇団を見に来て下さるとは思わなかったんですが、毎回見に来て下さるようになって、遠山や榎本とも親交ができて、「一緒に映画をやろう」となって。

『いつくしみふかき』では、いっけいさんの本当の深いところまで自分が演出できるかどうかが勝負だと思っていました。いっけいさんが10日間スケジュールをなんとかして下さると飲みの席で言って下さった時に、挑戦状を叩きつけられたような感覚になりました。多くの方が知っているいっけいさんの顔しか僕も知らなかったので、いっけいさんの内側にあるものがどんなものかを自分が出してみたいと思いました。

Q. 息子の進一役の遠山雄さんは本作ではいかがでしたか?

遠山と金田さんとはあまり話していないです。遠山と俺にとっては、人生が懸かっている映画なので、遠山には想いだけは伝えて、演技指導は全くと言っていいほどしていないです。テーマやどこに向かっていくかということだけは話しましたが、「あいつが僕が納得するものを出してこなかったら、あいつの責任だ」「俺は本気でやっているんだから、お前も本気で来いよ」という気持ちでした。

Q. 牧師・源一郎役と、演じた金田明夫さんについてもお聞かせ下さい。

実は牧師さんのモデルの方も粋というかなかなか破天荒な方だったそうで、「教会だから静かにしなきゃいけない」とかそういうのは一切ないけれど、本質的に言っている事は正しい人」とのことです。劇中でも、普通の牧師ではなく、自分の倫理観で見ているようにしたかったんです。おちゃらけているのにいきなり真剣な表情になったりするのが金田さんにはまっていましたね。なかなか他の方じゃできないと思います。

モデルの親子に毎週日曜日の礼拝に来いと言った一因は牧師さんでした。実際は共同生活はしていません。劇中の、お互いの身分を知らず2人が過ごす中間部分が僕は愛おしくて。
10年前位から、「警視庁・捜査一課長」という連ドラを立ち上げからずっとやっているので、金田さんとは、ずっと親しくさせて頂いています。脚本を書いている途中から、金田さんにやって頂きたいと当て書きをしていました。助監督の下っ端って本当に辛いんですけれど、いい役者さんやいいスタッフと出会える機会が多いので、「いつかこの方に出て欲しい」という方にずっと唾をつけているんです。撮影の時も、金田さんがメインじゃないシーンでも、じーっと見ていて、「金田さん、ちょっとお芝居変えましたよね。めっちゃよかったです。大山組やるときはお願いします」と言っていた方だったので、一本釣りというか、熱烈オファーをしました。

Q. 舎弟・浩二役の榎本桜さんも劇団で一緒でしたよね?

榎本は昔演技が下手くそだったんです。「しょうもない芝居をしやがって」と思っていましたが、誰よりもすぐすっとその感情に入るんですよ。小さいシジミみたいな目でウルウルするんです。でも一旦劇団が休止して、映画の準備に2〜3年かかっていく中で、あいつはあいつで色々な監督と仕事をして、ワークショップも行きまくって、その2〜3年で映画『いつくしみふかき』に向けてすごい修行をしたんです。榎本は榎本で自分の勝負だと思ってやっていました。で、衣装合わせの直前に写真が携帯に送られてきてびっくりしました。パンチパーマにしろとは一言も言ってないんです。勝手にパンチパーマにしてきて、自分で感情を作ってきて、本番で出してきました。

プロの現場では、「こいつ売れていくな」というのをたまに感じる瞬間があるんですよね。仲野太賀君も最初ご一緒した時は無名でしたが、「こいつ絶対売れる」と思っていました。そういう人たちが放つものを少し纏い始めているなと、この映画の撮影中に感じました。

あいつも変わっていて、役者としての生活を安定させるために、ホストをやっていたんです。北海道でスープカレー屋の経営とかもやっていましたが、本作の製作を機に、今は俳優業に集中しています。

Q. 三浦浩一さんのキャスティングについてもお教えください。

三浦さんのキャスティングは、遠山との関係です。僕も刑事役とかでご一緒していたので、三浦さんの力量はもちろん知っていたんですが、遠山は三浦さん演出の舞台に出ているんです。僕は役者としての三浦さんしか知らないですけれど、遠山は20代前半の時に、2〜3ヶ月超スパルタで稽古をして、遠山は耐え切って。スパルタでしんどかったけれど、三浦さんの言っていることとか思っていることにシンパシーを感じていたそうで、この役に三浦さんどうだろうと。

あの役で涙を流すなんて台本には一言も書いていないんですよ。モニターで見ていたら、「泣いてる?どういうこと?」ってスタッフがざわざわして。三浦さんも本気でした。三浦さんで本当によかったです。

Q. 準備段階でのエピソードをお教えください。

助監督をやっていた時に、いいキャスト、いいスタッフに唾をつけていたので、皆クリエイティブで、集まったらめちゃくちゃ楽しいんです。僕はめちゃくちゃダメ助監督で有名だったんですけれど、人に恵まれているんです。自分では何もできないんですけれど、周りが助けてくれて。技術パートに関して言うと、10年前に『ほるもん』という短編を撮った時にまだ助手の下の方だったカメラマンの谷(康生)と照明の(阿部)良平に声をかけたら、この10年で全員パワーアップしていて。スタッフは『ほるもん』と変わっていないのに、クオリティーが変わっているのは、単純に10年間「いいな」と思っていたスタッフたちがそれぞれのパートで力をつけて帰ってきたんです。人を見る目と周りにいい人がいっぱいいるというのが僕の最大の強みです。

「迷ったらしんどい方を選ぶ」というのを大事にしています。周りもしんどい方を選ぶのを楽しんでくれるスタッフです。照明部の予算は全くなかったんですが、クランクイン直後の、冒頭の山奥の夜のシーンの撮影で、タワーイントレが何本も建っていました。

Q. どのような点を心がけて演出しましたか?

テレビドラマをやることが多いので、時間がないとかお金がないとか制約がある中で成立させるということを普段していて得意なところではあるんですけれど、それを自分の中で禁じたんです。「ずっと違和感を探し続けて、違和感を見つけたら、違和感がなくなるまで誰かと話したり、見方を変えたりしないと先に進まない」というルールを作りました。自分の作品に対して自分が納得いくまで「嫌だ、嫌だ」と正直に言い続けました。

Q. 広志が”悪魔”として村から追い出される冒頭のシーンは迫力がありましたが、どのような意図がありましたか?

最初の10分は、「わー、映画を見に来た」っていう感覚にしたいというか、お得感ではないですけれど、自主映画で予算もなくて限られた中であっても、なんなら最初の10分で予算の半分を使う気持ちで「何かが始まる」というオープニングにしたくて、スピード感と迫力にこだわりました。ぬるっと始まる映画も好きなんですけれど、本作に関しては、お客さんが「あれ?これ、自主映画じゃなかったん?この映画、見なきゃあかんな」って驚いてほしいなという想いがありました。2秒3秒のカットも本気を出しています。僕は人数が多い現場を仕切るのが得意なんです。去年木村拓哉さん主演の「BG~身辺警護人~」という連ドラをやっている時も、2000人、3000人を仕切りました。最初の10分で、助監督の下積みの集大成というか、知っている魔法を全部使いました。世界中にいる同い年位のフィルムメーカーに、「この10分撮ってみろよ」という喧嘩のふっかけみたいなところもあります。

Q.ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で(観客賞である)「ゆうばりファンタランド大賞」を受賞した感想はいかがですか?

色んな人に「テイストが違うからゆうばりは無理だ」と言われたけれど、出すだけ出したら、正式出品となりました。授賞式の前、僕も遠山も緊張しすぎてずっとオエオエしていました。普通のお客さんに評価されるというところを僕も目指しているので、前年に『カメラを止めるな!』が受賞した「ゆうばりファンタランド大賞」が欲しかったんです。ありきたりですけれど、ステージに立って、表彰状をもらって、客席に皆がいるのを見たのは、スローモーションで覚えています。あの瞬間でやっぱり少し人生が変わり始めたというか、東京国際映画祭に落選し、どん底だった映画に一瞬ちょっと希望が見え始めた瞬間です。
Q.モントリオールのファンタジア国際映画祭での上映はいかがでしたか?

上映後のQ&Aでの質問が止まらなくて、そんなところまで見て下さるんだということにすごく興奮しました。自分の映画に海外の方がどう反応するかが1番心配なところだったんですけれど、ろくでもない親父って全世界にいるんだなと思いました。

Q.本作の見どころを教えてください。

僕自身は確固たる想いがあるんですけれど、すごく不思議なんですけれど、ラストシーンを見た時に主人公がどこに向かっていくのかが、見る人によって感じ方が違うんです。それを聞くのが楽しみです。見た人がそれぞれに目的地を作ってくれる映画です。本作の、1回目と2回目に見た時とで全然違うことを感じる部分がすごく好きで。100人に見て頂いて、100人に響く映画ではないと思うんですけれど、100人中10人ぐらいがうっと感動する映画でもあると、この1年で気づきました。親子関係など、皆さんが生きてきた環境によって、ラストの目的地まで変わっちゃう映画、感動の量も全く違う映画です。
あとは、おこがましいんですが、渡辺いっけいさんと新人監督が、すごく深い部分で、ある意味見えないところで殴り合って、戦って、自分も見たことのないいっけいさんの顔をスクリーンを通して観れる映画なので、”新・渡辺いっけい”をぜひ目撃してほしいです。

自分が今生活をしている商業の映像の世界というのは、年々時間的にも金銭的にも厳しい撮影をしなくてはいけない事態になっています。でも、作った作品が世界の作品と並べられる機会はどんどん増えています。その中で日本の作品が海外の作品と肩を並べていくっていう時に、なんとなく今の日本の商業の映像が向かっている方向はちょっとずれているんじゃないかと、15年助監督をやって思っています。なので、それに真っ向から勝負しました。決して100万円ですごい映画が撮れるとは思わないんですけれど、本当に力のあるスタッフ・キャストが集合して、皆が本気を出して、それを応援して下さる場所で皆さんが集まれば、1000万円で、1億円をかけたのと同じ位のクオリティーの映画を作る力が日本にはあるっていうのを証明したかったんです。
僕は新人監督ですけれど、劇場公開して、世界と戦っていくものを作ろうと思って作った映画です。「そういう映画を作りたい」という気持ちと、「その映画を見たい」という気持ちとがあったら、大手の力に頼らなくても、こんな映画ができるんだぞっていうのを証明したい映画です。

Q.インタビューの読者の方にメッセージをお願いします。

音楽もオーケストラで録ったりと、映画館で見ることを想定して、5.1チャンネルで作りました。DVDを借りてしっぽり1人で見た方がいい映画もあると思うんですけれど、『いつくしみふかき』は劇場で爆音で大スクリーンで観てほしいです。画面の小さいところにまで本当にこだわったので、鑑賞2回目3回目で「そんなことしてるんだ」という1回目に気づかなかった発見がめちゃくちゃあって、多分5回見てもまた気づかない仕掛けがいっぱいある映画です。ぜひ大きいスクリーンでご覧下さい。

映画情報どっとこむ ralph 映画『いつくしみふかき

公式サイト:
www.itukusimifukaki.com 
公式Twitter:
@itukusimifukaki


【STORY】 
30年前。母・加代子(平栗あつみ)が進一(遠山雄)を出産中に、あろうことか母の実家に盗みに入った父・広志(渡辺いっけい)。「最初から騙すつもりだったんだろ?」と銃を構える叔父を、牧師・源一郎(金田明夫)が止め、父・広志は”悪魔”として村から追い出される。進一は、自分が母が知らないものを持っているだけで、母が「取ったのか?この悪い血が!」と狂うのを見て、父親は”触れてはいけない存在”として育つ。30年後、進一は、自分を甘やかす母親が見つけてくる仕事も続かない、一人では何もできない男になっていた。その頃父・広志は、舎弟を連れて、人を騙してはお金を巻き上げていた。ある日、村で連続空き巣事件が発生し、進一は母を始めとする村人たちに、「悪魔の子である進一の犯行にちがいない。警察に突き出す前に出ていけ」と言われ、牧師のいる離れた教会に駆け込む。「そっちに行く」という母親に「来たら進一は変わらない」と諭す牧師。一方、父・広志は、また事件を起こし、「俺にかっこつけさせてください」という舎弟・浩二 (榎本桜)に、「待っているからな」と言っても、実際には会いに行かない相変わらずの男で、ある日、牧師に金を借りに来る。「しばらくうちに来たらどうだ?」と提案する牧師。牧師は進一のことを「金持ちの息子」だと嘘を吹き込み、進一と広志は、お互い実の親子だとは知らないまま、二人の共同生活が始まる。

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渡辺いっけい 遠山雄
平栗あつみ 榎本桜 小林英樹 こいけけいこ のーでぃ 黒田勇樹
三浦浩一 眞島秀和 塚本高史 
金田明夫

監督:大山晃一郎
企画:遠山雄 プロデューサー:清弘樹/榎本桜 脚本:安本史哉/大山晃一郎 撮影:谷康生 照明:阿部良平 編集:菊地史子 録音:高松愛里沙 美術:榊さくら 音楽プロデュース:吉川清之 整音・効果:渡辺寛志 記録:松村愛香 衣装:深野明美 メイク:長縄希穂 制作担当:津崎雄大 助監督:安養寺工/松村卓
 演技事務:清水亜紀 ラインプロデューサー:福田智穂 タイトル題字:高田菜月
主題歌:タテタカコ「いつくしみふかき」
後援:長野県飯田市 特別協力:映画「いつくしみふかき」を応援する会 遠山郷 天龍村
配給・宣伝:渋谷プロダクション 2019/5.1ch/JAPAN/DCP/109min




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梶裕貴:インタビュー形式コメント到着!『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』


映画情報どっとこむ ralph 人間の心理状態を数値化し管理する近未来社会を舞台に、正義を問われる警察機構を描くオリジナルSFアニメーション『PSYCHO-PASS サイコパス』。

シリーズ最新作『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』が2020年3月27日(金)より2週間限定ロードショー、Amazon Prime Videoで日本・海外独占配信が決定!

監視官である慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフを中心に、刑事課一係が追う「狐」による事件、ビフロストの謎、そして灼と炯の戦いが、ついに決着します!

映画情報どっとこむ ralph この度、主人公・慎導灼を演じる梶裕貴より、オフィシャルコメントが到着しました!

『PSYCHO-PASS サイコパス 3』のキャラクターや作品への印象、そしていよいよ公開となる『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』の見どころなどを語ってくれました!

『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の集大成となる、慎導灼らしい物語になりました

Q:いよいよ『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』にて『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の物語が完結します。まずは、2019年10月より放送されたTVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の感想をお聞かせください。

『PSYCHO-PASS サイコパス』は、シリーズごとに毎回、新しい描き方に挑戦してきた作品だなという印象があります。今回は放送時間が1時間という拡大枠で、その長さだからこそできるドラマがたっぷり描かれていました。通常の倍の尺があり、途方もない労力がかかる中で、アクションシーンも手を抜かず、格闘術に関しても徹底的に研究して作られている。(慎導)灼にはパルクールもありましたしね。〈メンタルトレース〉という新しい表現もあって、本当にいろいろな意味で挑戦していたシリーズでした。同時に、今回はある種、灼と炯(ミハエル・イグナトフ)のバディものとも言える側面もあって、“刑事ドラマ”としての印象も強いかもしれません。

Q:『PSYCHO-PASS サイコパス』は公安局刑事課に所属するエリートの「監視官」と犯罪者になりうる可能性を持つ潜在犯である「執行官」がチームを組んで犯罪者を追うストーリーです。梶さんが演じられた新任監視官(慎導)灼の印象をお聞かせください。

灼は一貫して「人間の可能性を信じている人」だという印象がありました。「執行官は盾じゃない、人間だ」(第8話)というセリフもありましたし、近未来的な世界観でありながら、灼には人情や根性といった、良い意味での人間臭さを感じるんです。ただ、灼のプロフィールを見ると、なかなかとっつきにくいところがあるんですよね(笑)。序盤の執行官たちの態度にそれが顕著に表れているわけですが…最初は、周囲も灼に心を開かず、警戒していた一面もありました。でも次第に、自身の言動によって信頼を得ていく。エピソードが進むごとに、灼の気持ちが周りへと伝わって。最終的には、刑事課一係がしっかりとチームになっていくところが見られて、僕もとても嬉しかったです。

Q:バディパートナーの炯についてはどんな人物だと思いましたか。

炯からは、灼とはまた違った形のプロフェッショナルさを感じています。妻の舞ちゃん(舞子・マイヤ・ストロンスカヤ)のことをすごく大事に思っていて…彼女が事件に巻き込まれて、少しブレてしまうところも含めて、人間として本当に魅力的で。第7話で、とあるすれ違いから彼らは衝突してしまいましたが……そう簡単に崩れしまう関係ではないと、僕は信じていました。

Q:今回の『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』では謎の組織〈ビフロスト〉のファーストインスペクター梓澤廣一との対決が描かれます。『FIRST INSPECTOR』の物語の印象はいかがでしたか?

梓澤(廣一)はTVシリーズでは、とにかく謎に包まれた人物でしたが、ようやく『FIRST INSPECTOR』で彼のことが明らかになります。灼と梓澤、そしてこの世界を管理しているシビュラシステムという3つの考え方が交差する物語は、とても面白いなと思いましたね。シビュラシステムは、人々の精神状態を数値化することで管理する「完全」と思われている存在。それに対して、人間たちは不安定で予想もつかない行動に出る「不完全」な存在。本作で描かれる、両者の主張や関係性がとても印象的でした。

Q:TVシリーズで灼は、都知事に就任した小宮カリナと良い関係を築いていきます。彼女と灼の関係の行方もひとつの見どころですね。

灼はカリナという存在自体に興味を持っているんでしょうね。彼女はシビュラシステムとは違う意味で「完璧な人間」に見えるので、そこに興味があったのだと思います。でも、最初に会話したときにどこか違和感があって…やがて、そこから見えてきたものは、やっぱり完璧じゃない部分。そういったところに魅力を感じたんだと思います。そして、騒動後あらためて話した上で、やはりこの人は先頭に立つべき人だと感じたのではないでしょうか。

Q:いよいよ『FIRST INSPECTOR』が公開を迎えます。この作品をどのように楽しんでほしいとお考えですか。

TVシリーズをご覧になってくださっていた方々は、きっといろいろなことが気になって仕方ない…まさに"おあずけ"状態だったと思います(笑)。第8話の最後に事故に遭ってしまった六合塚(弥生)さんのことも気になりますしね…。そんな、これまで描かれてきた一連の事件の解決編として、満を持して『FIRST INSPECTOR』が公開されます。『PSYCHO-PASS サイコパス 3』らしい、灼らしい物語になると思いますので、是非このひとつの集大成をお楽しみください。

<梶裕貴・プロフィール>
東京都出身、ヴィムス所属。声優として数々の作品に出演。代表作に『進撃の巨人』エレン・イェーガー役、『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍役がある。

映画情報どっとこむ ralph 『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』

『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』
2020年3月27日(金)2週間限定ロードショー

Amazon Prime Video日本・海外 独占配信

公式HP:psycho-pass.com/

【STORY】
2120年、東京。シビュラシステムによって管理された社会で、刑事課一係を率いて事件を解決してきた二人の監視官、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフは、事件を捜査していく渦中で真実と正義を巡り決裂してしまう。
それらの事件の裏で暗躍する梓澤廣一は、ついに刑事課そのものを標的に定め、公安局ビルを襲撃する。
かつてない窮地に立たされた公安局刑事課一係。灼と炯の信義を問う、最後の事件が起きる

***********************************

STAFF
監督:塩谷直義 シリーズ構成:冲方丁 脚本:深見真、冲方丁 キャラクター原案:天野明 
キャラクターデザイン:恩田尚之 色彩設計:鈴木麻希子 美術監督:草森秀一 
3Dディレクター:大矢和也、森本シグマ 撮影監督:村井沙樹子 撮影視覚効果:荒井栄児
編集:村上義典 音楽:菅野祐悟 音響監督:岩浪美和
オープニング・テーマ:Who-ya Extended「Synthetic Sympathy」(SMEレコーズ)
アニメーション制作:Production I.G 配給:東宝映像事業部

CAST
慎導灼:梶裕貴 炯・ミハイル・イグナトフ:中村悠一
雛河翔:櫻井孝宏 廿六木天馬:大塚明夫 入江一途:諏訪部順一 如月真緒:名塚佳織
唐之杜志恩:沢城みゆき 霜月美佳:佐倉綾音 ドミネーター:日髙のり子
法斑静火:宮野真守 代銀遙煕:中博史 小宮カリナ:日笠陽子 
ラウンドロビン:森川智之 梓澤廣一:堀内賢雄 小畑千夜:矢作紗友里
狡噛慎也:関智一 宜野座伸元:野島健児 須郷徹平:東地宏樹 六合塚弥生:伊藤静 
花城フレデリカ:本田貴子 常守朱:花澤香菜

©サイコパス製作委員会




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市原隼人インタビュー 『おいしい給食』色々語った!


映画情報どっとこむ ralph 主演映画『劇場版 おいしい給食 Final Battle』が公開中の市原隼人が役作りのアプローチと撮影秘話を語った。

『劇場版 おいしい給食 Final Battle』の舞台は、1980年代のとある中学。市原は、給食マニアの教師・甘利田幸男を演じている。同じく給食を愛する生徒・神野ゴウを激しくライバル視し、「どちらがよりおいしく給食を食べられるか」という超絶バトルを日々繰り広げているのだ。市原隼人は「食ものコメディ」に初チャレンジ!今まで演じたことのない振り切った演技にトライしている。

映画情報どっとこむ ralph Q:昨年、ドラマ版が放送されました。とても評判がいいですね。

身近な人たちからも面白いと言っていただいて・・・。別の現場のプロデューサーの子供さんもファンだったらしくて、初めて自分の職業を理解してもらえたと喜んでいました(笑)。

Q:甘利田先生がはまり役です。1984年が舞台の作品で、今の時代にはあまりいなそうな先生ですね。

今は彼のような行動が良しとされない時代ですが、フェイストゥフェイスでしっかりと向き合って伝わるまで言い続ける環境の大切さや、地域で子供を育てていく感覚が伝わるといいなと思います。

Q:市原さん自身が生徒だったら、甘利田のどんなところが好きですか?

生徒のために、彼はいろんなリスクを背負ってくれていると思います。決して押し付けではなく、生徒たちにも自由と余裕を持たせて考える時間を与えながら向き合う。本当に生徒のことを考えている先生だと思います。それも、彼自身がいろんな苦しみや悲しみを経ているからなのかなと。だから、御園先生が迷ったり落ち込んだりしているときも、教師としての的確な言葉がぽろっと出てくる。結局は給食愛が一番に出てきてしまいますが(笑)。

Q:綾部監督にお話を伺った際、最初はあれほどのオーバーアクトなキャラクターではなかったと聞きました。クランクイン前の本読みのとき、市原さんが今の甘利田のテイストでやってみせたところから、いいんじゃないかとなったと。

自分でもすごく迷っていたんです。本読みでみなさんに初めてお会いするときにも、どういったアプローチをしていったらいいだろうと考えていました。脚本の時点で面白いものが出来上がっていたので。でもまだそこにキャラクターを作れる余白も感じました。この作品には、エンターテインメントとしてストレスがなく、ある意味教育番組のような見やすさがあります。でも設定はすごくしっかりしている。そこにキャラクターがハマるともっと面白くなるんじゃないかと思いました。

Q:そこで悩みぬいた。

はい。繊細で細かい芝居にするのか、自然体の芝居にするのか、それともコメディに振り切ってオーバーにやってみるのか。ギリギリまで悩みました。本読みの際にはオーバーな形でやってみましたが、クランクイン前日の監督との電話の段階でもまだ悩んでいました。結局、行ききるところまでやってみましょうとなりました。ただ、しっかり時間を使って、抑えるところはしっかり抑えていきましょうと。

Q:普段の甘利田は“静”ですからね。だからこそ余計に給食のテンションが際立つ。市原さんのあの演技がなかったら、まったく別のキャラクターになっていたと思います。あのキャラクターだからこそ、こちらもワクワクしながら見てしまう。

滑稽で笑ってしまいますよね(笑)。でも甘利田自身にとっては、神野ゴウとの戦いは毎回真剣で、負けると悲劇なんです。本人にとって悲劇であればあるほど、俯瞰で見ると喜劇になる。そんな環境とキャラクターを作ることができたので、自分としても安心して撮影することができました。

Q:監督は、ドラマ版撮影の最中から「これはイケる!」と感じていたそうです。市原さん自身も、いいキャラクターが生まれていると感じていましたか?

感じましたね。映画は総合芸術と言われますが、ドラマ版も含め、スタッフや監督たち全員を信頼しないと、あそこまで振り切ることはできなかったと思います。やるからには、これまで見たことのないような作品を作りたかった。僕が小さなころから見てきた映画というものには、誰かが迷っていたり悲しんでいたりといった、普段、他人には見せないような姿を見られました。それが醍醐味のひとつでもあると思うんです。なので、甘利田がすべてをさらけ出して強引にぶん回すことが、『おいしい給食』の楽しみのひとつになればいいなと考えていました。

Q:ナレーションも抜群です。

現場で監督が乗せるのが上手いんです。常に笑ってくれて。決して勢いをつぶさないように、乗っている環境を崩さないようにしようと考えてくださっていたそうです。監督のデカい笑い声にすごく救われました。

Q:ただ、強烈なキャラクターというのは飽きる恐れもありますね。

それが懸念でした。やりすぎて自己満足になってパターン化してはまずいなと。常に緩急やメリハリをつけて、面白いポイントを作らないと飽きてしまう。決して一本調子にはならないように。難しい役でした。

Q:メガネやパッツンパッツンのスラックスなど、身に着けているアイテムも印象的です。

その辺もギリギリまで悩みました。甘利田の表情を見せたかったので、常にメガネをしているともったいない。では給食を食べるときだけ取るのはどうだろうとなって素晴らしいアイデアだと思いました。給食を前にして、メガネを取ると自分の世界に入り、彼の本能というか、心の声が出てくる。そして食べ終わり、メガネをかけることでまた教師になる。でもなかなかイメージに合うメガネが見つからなかったんです。結局、メイキングを撮影していたスタッフのメガネをちょっと貸してとかけてみたらフィットして。「いいじゃないか」と(笑)。

Q:そうなんですね!

最初の衣装合わせではしっくりこなくて、もう一度合わせたいとお願いしたときにいろいろ持ち寄っていただいただいたんです。時計にしてもおしゃれすぎたり、個性が強すぎたりとイメージに合うものがなくて、ちょうど助監督がいい時計をつけてたんです。「おじいちゃんの時計です」と。それでお借りたらよくて。ネクタイもリアルにその時代のものを持っていたプロデューサーのものを借りたりしました。水色のパッツパツのスラックスもあとで持ち寄っていただいたときのものです。強さも柔らかさも両方だせていいなと。

Q:ひとつひとつがハマって甘利田が出来ていったんですね。キャラクターや世界観はドラマ版で出来ていたと思いますが、映画版の脚本ではまず何を感じましたか?

甘利田は自分の本当の声をナレーションで表現していきますが、映画ではゴウも声での表現があっていいなと思いました。ゴウの場合はアナウンスですが。あのシーンが脚本のときから良いシーンになると想像できました。あとはゴウが悔しくて感情をあふれ出す場面があるんです。廊下で涙ぐみながら訴えかけるところで、そこでゴウは、(演じている)大志はどんな表情をするんだろうと思いました。この作品でいろんなものと向き合ってきた結果、どんな表情をするのか。そこがすごく楽しみでしたね。

Q:甘利田とゴウくんの絆が印象的な作品ですが、市原さん自身も、ゴウくん、そして佐藤大志くんのことが頭にあったんですね。廊下でのシーンですが、実際の撮影ではいかがでしたか?

とても良かったです。最初、出来なかったのですが、ちょっと大志と話しまして。そのあと、すごくいい表情が出たので、自分も涙が出そうになりました。

Q:本当に絆が生まれていたんですね。

そうですね。ゴウとも大志とも。ずっと同じものに向き合ってきたので、神野ゴウと甘利田のような感覚を、僕と大志も味わえていたと思います。あと映画版のことでいうと、撮影に入る目に、監督に「ちょっと違うスイッチを入れます」とお伝えしました。「全部やりたいことをやりましょう」とも。監督との信頼関係もより深まっていたので、どんどん追求できると思ったんです。芝居というのは、監督とどう向き合うかというのもすごく大切なんだということを実感させてもらった作品でもあります。

Q:ステキなお話です。ところで中学生とのお芝居という点はいかがでしたか?

楽しかったです。新鮮でした。完全に無垢ですから。甘利田の芝居も、ゴウによって変わりますし。生徒みんなすぐに吸収して違う空気を出してくるので、勝てないなと思いましたね。独特な教師ですので、生徒との距離感も難しくて、自然体の掛け合いはできませんでしたけど、でも純粋無垢な子供たちばかりで本当に楽しかったです。「先生、芝居うまいじゃん、やるじゃん」なんて言われてました(笑)。

Q:先生といえば、武田玲奈さん演じる御園先生もステキでした。

武田さん自身が、みんなが恋焦がれるステキな女性像という空気を持ってらっしゃると思うんです。そのイメージがそのまま御園先生に投影されているように感じました。そのうえで、教師という職を全うしようと努める姿と、そのなかで葛藤する姿を、決して前に出過ぎることなしに、華を添えて空気を作ってくださっていました。一緒にお芝居をさせていただいていて安心感がありました。

Q:最後に映画版を楽しみにしている人にメッセージをお願いします。

ドラマ版がいい滑走路になって、映画として出だしから上昇気流に乗れています。すべてがハプニングかのような面白さは変わらずに、キャラクターもきちんと存在しています。給食バトルで負けたときには、悔しくて自然と涙が出てきました。それくらいの域までたどり着けたのは、役者として、本当にこの作品の財産だと感じています。いけるところまで行ったなと。映画では、甘利田が生徒たちのために爆発したりといった、ドラマでは見せきれなかった姿を見せています。この映画をどう例えて伝えればいいのか悩みますが、とにかく僕自身にとって、なかなか出会うことのないキャラクターになったのは間違いありません。

Q:私たちも甘利田をとても好きになりましたが、市原さんにとっても特別な存在になんですね。

もうなかなか出ないと思います。僕だけの力ではなくて、みんなで作り上げた環境がそうさせてくれました。心から感謝しています。純粋に給食や食への知識も増えますし、そこに加えて、人が成長していく様を見られる作品です。それをお客さん自身の経験にしていただいて、その経験を持ってまた人と話してもらえたら。この作品が人と人をつなぐ架け橋になれることを、心から願っています。



映画情報どっとこむ ralph 「劇場版 おいしい給食 Final Battle」はユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国で公開中。
市原隼人がハイテンションで踊る!常節中学校校歌MVも公式YouTubeで見ることができる。

公式サイト:
https://oishi-kyushoku.com/

公式Twitter:
@oishikyushoku

【ストーリー】
1984年。給食マニアの教師・甘利田幸男(市原隼人)に衝撃が。なんと、学校から給食が無くなるというのだ!!「どちらがよりおいしく給食を食べるか」という超絶給食バトルを甘利田と繰り広げている生徒の神野ゴウ(佐藤大志)は、【給食改革】を目指し、生徒会選挙に出馬すると高らかに宣言。そんな2人を見守る新人教師の御園ひとみ(武田玲奈)の心労は果てしない…。給食一筋ウン十年。甘利田は愛する給食を守るため、史上最大の給食バトルに打ってでる!
「劇場版 おいしい給食 Final Battle」ポスタ

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市原隼人
武田玲奈/佐藤大志 豊嶋花 辻本達規/水野勝 直江喜一 ドロンズ石本/いとうまい子 酒向芳
BOYS AND MEN BOYS AND MEN

監督:綾部真弥 
脚本:永森裕二 綾部真弥 プロデューサー:岩淵規
撮影:小島悠介 照明:大庭敦基 録音:井家眞紀夫 美術:伊藤悟 フードスタイリスト:松井あやこ
 ロケーション協力:比企フィルムコミッション/埼玉県川島町/埼玉県川島町教育委員会
主題歌:「君の花」 作詞作曲:こんどうたかふみ 歌:松本大輝(AMG MUSIC)
制作プロダクション:メディアンド 企画:AMGエンタテインメント 製作:「おいしい給食」製作委員会 配給:AMGエンタテインメント/イオンエンターテイメント
製作年:2020年/カラー/ビスタ/5.1CH/約102分 (C)2020「おいしい給食」製作委員会




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ボイメン水野勝と辻本達規『劇場版 おいしい給食 Final Battle』インタビュー


映画情報どっとこむ ralph BOYS AND MENの水野勝と辻本達規が映画『劇場版 おいしい給食 Final Battle』(公開中)に出演中。
昨年10月から12月に放送されたドラマ『おいしい給食』の劇場版。

1980年代の中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男(市原隼人)と給食マニアの生徒・神野ゴウ(佐藤大志)の給食にまつわる闘いを描いた。ドラマ版から引き続き体育教師・鷲頭星太郎役を演じる辻本。一方、劇場版から教育実習生・佐野正輝役として参加となる水野。本作の撮影秘話を語った。
BOYS AND MEN辻本達規×水野勝おいしい給食 (1)

映画情報どっとこむ ralph Q:まずは劇場版の印象をお聞かせください。

辻本:ドラマ版は毎回給食が出てきて、そのなかで色んな遊びがある、日常の物語という感じが強かったのですが、劇場版ではだいぶ壮大になったなと思いましたね。脚本を読みながら、「まじか!まじか!」の連続でした。これは劇場版で完結だなと。

Q:劇場版では「給食の危機」が訪れます。このシリーズを知っていると、確かに大問題ですが、「給食の危機」というネタで映画を作るというのもすごいというか、この作品ならではですよね。

水野:そうですよね。

辻本:そうなの? 俺は岐阜なんですけど、小学校も中学校もがっつり給食だったので、考えられないことなんですよ。たまに給食がないところもあるけど。給食あった?

水野:僕は小学校までです。中学校は自動販売機とかで買ってたかな。

辻本:ね。そういう人からしたら、給食が廃止になるかもっていうのもある話なのかもしれないけど、僕なんかからしたら「給食がなくなる!?」「超ヤバイじゃん!」ってホントに驚きました。僕は4兄弟なんで、給食が1日で一番食べられる食事でしたし。

水野:(笑)。僕の場合、給食は小学校だけでしたが、やっぱり好きでしたよ。たまに野菜嫌いな子とか、女子とかで嫌いな子もいますが、ほとんどの子が給食は好きなんじゃないですかね。給食当番はそれ用の服を着て、ドラマにも出てきましたが、当番の子が全部こぼしちゃってその日の給食がなくなるとか。

辻本:あるあるだよね。

水野:脚本を読んでいて、普通に共感できましたね。

Q:辻本さんは鷲頭先生としてドラマ版から出ていましたが、水野さんは教育実習生の佐野先生として劇場版からの登場です。途中から入る大変さはありませんでしたか?

水野:綾部監督ともお話しましたが、たとえば常節中学校にもともといた先生役で、劇場版から登場するとなったら入りづらさもあったかもしれませんが、佐野は教育実習生なので、そのままの空気で入ってくれればいいよと。なのであまり気負いせず、入りづらいということもありませんでした。自分が思うことと、現実的にできることの天秤がまだかけられていなくて、感じたことをそのまま言ってしまう人物ですが、そこもあまりどうしようかなという感じはなかったです。

映画情報どっとこむ ralph Q:佐野先生は、観ている側としては、最初は正直、ちょっと嫌な感じもしてしまうキャラですね。

水野:そうなんです。

Q:でも途中から悪い人じゃないなとどんどん好きになっていく。

水野:素直なんですよね。生徒の話もちゃんと聞くし。これまでのルールがあったとしても、間違っていると思ったら口に出してしまう。

Q:鷲頭先生は筋肉バカです(笑)。役作りは。

辻本:ドラマ出演が決まって、最初は「やべえ!」と思ったんです。僕は俳優業よりはバラエティのほうが多いですし。大丈夫かなと不安だったんですが、「大丈夫、体育教師で筋肉バカの役だから」と言われて。僕も「それなら大丈夫だ」と(笑)。

水野:衣装合わせが一緒だったんですけど、真っ白なジャージに腕をまくって出てきて、もう鷲頭先生でした(笑)。

Q:お互い素を知っている者として、演じた役には違和感なしですか?

辻本:僕の鷲頭は違和感ゼロでしょうけど、佐野には違和感ありますね。佐野は生徒には好かれるけど、職員室では嫌われる役回りですから。

水野:そうだね。「後から入ってきて、あんだあいつは」という。そういえば、こいつとふたりでサブテーマを設けてアドリブ芝居をしているところがあるんです。

Q:どこの場面ですか?

水野:職員みんなで飲み屋に行く場面です。鷲頭は御園先生にビールを注いでもらいたいと思って何度も差し出してるんだけど、横にいる僕がすかさず「入れますよ」と注いでしまって、鷲頭がそのたびに怒っているという。

辻本:ふたりでやってたね。

Q:アドリブなんですね。それは本編を観ていると分かりますか?

辻本:注いでる瞬間くらいから映ってるので、実はその前にそういうふたりのやりとりがあるんだと思いながら観てもらえると面白いかも。

水野:鷲頭が「なんだよー、お前じゃないんだよ。飲むけどさぁ」とかやりながら飲んでます。監督からもわいわいやってくれというオーダーだったので。

辻本:決まったやりとりがある横で、僕らが勝手に裏テーマで動いてます(笑)。

水野:こいつはカメラが回っていないところでも食べちゃうんですよ。だから、さっき串に2個残ってたのに映像が繋がらないぞ、となって、2個にするためにさらに食べるといったことをやってました。

辻本:そうそう。

映画情報どっとこむ ralph Q:おふたりの関係性だからこその空気感が出ていそうですね。新しい面を見た瞬間はありましたか?

水野:ボイメンとしても映画やドラマを一緒にやっているので、現場でのこいつの姿は知っているのですが、ひとりで行くよりは、やっぱりメンバーがいると楽しいし、心強いですよね。今回の作品では、朝早くにロケバスでみんなで移動することが多かったんです。それについても、どれくらい早いとか、どのくらいバスに乗るとか、いろいろ事前に教えてくれました。生徒の多い作品ですし。

辻本:早くに行ってないと補助席になっちゃうんですよ。僕、普段ギリギリで行くタイプなので、最初に2分くらい前に行ってたら、もう全員が席についてて。

水野:修学旅行状態だよね。

辻本:一番後ろの5人席みたいなところには、リーダー格の中学生が座ってて。

Q:中学生が「辻本さん、どうぞ~」と席を譲ってきたりはしないのですか?

辻本:ないない。

水野:ギューギューだよね。

辻本:補助席になったら、そのギューギュー状態のままで1時間揺られながらロケ地まで行かなきゃならない。あれは早めに行ったほうがいいよと伝えました。

水野:それでも僕も1回補助席のときがありました(笑)。

Q:シーン自体はさきほどの飲み屋さんのシーン以外はそれほど一緒ではありませんでしたね。

辻本:そうなんです。佐野と市原さん演じる甘利田の2人のシーンとかは、現場では見られなかったので、出来上がった映像で見ました。あの脚本のところが、こうなったんだなと。また違った一面が出ていたので、すごいなと思いましたね。役者としては負けてられないなと。

水野:おお、言うねぇ。

辻本:ケツを叩かれた気分です。

Q:市原さんはどんな方でしたか?

辻本:ドラマ版のリハのときから、脚本で読んで想像していたのとは全然違う演技をされるんです。役者として、もうポジションがある方なのに、体当たりでぶつかっていくチャレンジスピリットは本当に尊敬しました。カッコよかったです。

水野:僕は『ROOKIES』とか『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』が大好きなんです。そうした作品でずっと走ってきた方と共演することは本当に感慨深かったです。市原さんは役に集中される方なので、あまりプライベートな話とかはできなかったのですが、最後の体育館のシーンを撮り終わってから、「もうちょっと喋りたかったよな」と話しかけてくださったんです。「もっとゆっくり話したかったな。俺もやったことのない役で、結構大変だったんだよ」と話してくださって、すごく嬉しかったですね。甘利田先生ではない市原さんを、少し垣間見れました。

映画情報どっとこむ ralph

Q:今回の作品ではゴウくんが給食に一工夫加えてよりおいしく食べようとしますが、おふたりは自分流の食べ方といったものはありますか?

水野:僕にとってはプラスなんだけど、他の方から見るとそうでもないらしいのですが。僕、ご飯屋さんに行くと、ラー油とかコショウとか、牛丼屋さんなら紅ショウガとか、めちゃくちゃ入れるんです。だいたい全種類使います。

辻本:こいつ、絶対結婚できませんよ。毎回そうなんですよ。それも一口食べてからじゃなくて、「どうぞ」と運ばれてきたら次の瞬間には「どば~!」って入れてるんです。「おいおい、もうかよ!」っていう。

水野:すぐに入れちゃうんです。

辻本:紅ショウガとかも肉と1対1くらい乗せる。真っピンクじゃねえか!って。

水野:もうずっとやってますね。僕なりのアレンジです。

辻本:僕はニンニクが大好きで、とにかく何にでも入れます。この仕事をやってなかったら、毎日食べてますね。でも僕、メンバーいち臭いが残ると言われてるんです。

水野:口が臭いんですよ。

辻本:やめろよ! 俺がオブラートに包んで言ってるのに!

水野:メンバーいちなんです。

辻本:好感度が下がるだろ!

水野:同じものを食べても、次の日まで残るんですよね。

辻本:俺だけ臭いんです。でもニンニクが好きなんです。自炊するときは何にでも入れちゃいますね。特にカレーは絶対。ニンニクがなかったら、カレーはやめるか、そのためにスーパーに行きます。


Q:おふたりともなかなか強烈な一工夫ですね(苦笑)。最後に、今後の展望、野望をお聞かせください。

水野:僕は演技をやっていきたいです。ボイメンは今年10周年に入ります。色んなジャンルにメンバーが個々に勉強して精通していけばいくだけ、よりグループとしても魅力的になると思うんです。僕は演技を頑張りたいので、もっともっと勉強したいと思っています。

Q:具体的に挑戦したいことはありますか?

水野:たとえばアイドルとしてのイメージを裏切る役なんかもやりたいですね。ごりごりのベッドシーンとか。全然違うことをやることによって、今まで触れ合わなかった人たちにも知ってもらって、さらにボイメンを知ってもらえたら嬉しいです。

辻本:僕は顔がいまどきというよりは、昭和顔だとよく言われるんです。イケメンというよりは、ハンサム系、男前系。

水野:自分で言う?(笑)。

辻本:なので、今回みたいにちょっと舞台が昔のものや、時代劇とかもやりたいですね。自分の強みを生かして。あとは、スポーツが好きなので、実際にスポーツをやるようなドラマや映画にも出たいです。野球部だったので、一番やりたいのは野球ものです。丸刈りにして。

水野:野球少年ってこと?

Q:顧問ではなく?

水野:年齢的に、ねえ。

辻本:いや、大丈夫ですよ。先生じゃなくて、野球少年のほう。

水野:(笑)。まあ、『ROOKIES』とかも、みなさん年は上でしたけどね。

辻本:坊主にしたらだいたい学生になりますよ。だから今後の目標として、野球少年をやりたいです!
BOYS AND MEN辻本達規×水野勝おいしい給食 (1)

映画情報どっとこむ ralph 劇場版 おいしい給食 Final Battle

はユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国で公開中。

【ストーリー】
1984年。給食マニアの教師・甘利田幸男(市原隼人)に衝撃が。なんと、学校から給食が無くなるというのだ!!「どちらがよりおいしく給食を食べるか」という超絶給食バトルを甘利田と繰り広げている生徒の神野ゴウ(佐藤大志)は、【給食改革】を目指し、生徒会選挙に出馬すると高らかに宣言。そんな2人を見守る新人教師の御園ひとみ(武田玲奈)の心労は果てしない…。給食一筋ウン十年。甘利田は愛する給食を守るため、史上最大の給食バトルに打ってでる!
「劇場版 おいしい給食 Final Battle」ポスタ

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市原隼人
武田玲奈/佐藤大志 豊嶋花 辻本達規/水野勝 直江喜一 ドロンズ石本/いとうまい子 酒向芳
BOYS AND MEN BOYS AND MEN

監督:綾部真弥 
脚本:永森裕二 綾部真弥 プロデューサー:岩淵規
撮影:小島悠介 照明:大庭敦基 録音:井家眞紀夫 美術:伊藤悟 フードスタイリスト:松井あやこ
 ロケーション協力:比企フィルムコミッション/埼玉県川島町/埼玉県川島町教育委員会
主題歌:「君の花」 作詞作曲:こんどうたかふみ 歌:松本大輝(AMG MUSIC)
制作プロダクション:メディアンド 企画:AMGエンタテインメント 製作:「おいしい給食」製作委員会 配給:AMGエンタテインメント/イオンエンターテイメント
製作年:2020年/カラー/ビスタ/5.1CH/約102分 (C)2020「おいしい給食」製作委員会
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『劇場版 声優男子ですが・・・?』河本啓佑x白井悠介x山本和臣 取材会インタビュー


映画情報どっとこむ ralph 先日ついに公開いたしました『劇場版 声優男子ですが・・・?~これからの声優人生の話をしよう~』
(シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開中)の初日に行いました取材会(河本啓佑、白井悠介、山本和臣)の
内容が到着しました。

3人からみた撮影の裏話や、今回キャンプに同行しなかった白井悠介さんの想いなど語っていただきました。
河本啓佑x白井悠介x山本和臣『劇場版 声優男子ですが・・・?』初日取材会

映画情報どっとこむ ralph Q:劇場版の内容、絆を深めるキャンプというテーマを聞いた時の感想は?

河本:実は「テーマ」はあまり意識せずに臨んでいました。みんなで集まって同じことをやることが、そもそも絆を深めることに繋がるので。揃って何かすることが難しくなってきている中で、楽しくやらせて頂いて、いい意味で仕事感が無い感じで、非常にありがたかったです。素の部分が伝わるといいですね。

山本:僕は『やったー!キャンプだ!』という感じでした。なかなか大人数でキャンプに行くことがないし、あまりキャンプ自体もやったことがなかったので、今のキャンプってどんなだろう?って、楽しみだな気持ちでした。絆を深めるというテーマもあるんですけど、行く前から楽しみに思えること、それがすでに絆が深い、ということだと思うので、楽しみでした。

白井:劇場版が発表になって『えっどうゆうこと?』となりました。(笑)まだまだ続くんだなという嬉しさとワクワクと期待でいっぱいだったんですけど、『白井さんだけ(キャンプに)参加出来ません・・・』と聞いて、『そんなバカな・・・(笑)』と。他の6人が揃っているのに・・・(笑)

河本:「絆」がテーマなのに、しらいむ居ないじゃん!(笑)ってみんな思いましたね。

山本;白井さんは、いつもみんなの心の中に・・・

白井:いやいや死んでない、死んでない(笑)。ただ、僕が別撮りだったことで、より絆が見られる部分もあったんじゃないかと思いますね。みんながキャンプに行っているときに僕の名前を出してくれたりそういうのが、後から声を入れた時に本編を見て、嬉しかったですね。だから7人居てこその「声優男子ですが・・・?」なんだろうなと思いました。願わくば(続編で)リベンジしたい。

山本:ビビりましたけどね、白井さんがあんな恰好で出て来るとは(笑)マントに仮面姿で。

白井:あれば僕じゃないですかから。

山本:あれは白井さんじゃないの?!そうなんだ!初めて知った。(笑)

白井:あれば「ST」、ストーリーテラーだから。(笑)

河本:なるほど、それで見るとまた見え方違ってくる。(笑)

白井:キャラクターは守ってください、と言われたので。(笑)

Q:みなさんキャンプは初めてでしたか?

河本:中学校以来ですね。

山本:僕はテントを持ってまして、少人数で行ったりはするんですけど。

河本・白井:へえ~

Q:撮影時のエピソード、裏話はありますか?

河本:滅茶苦茶暑かったですね。2019年のピークじゃないかと思うくらい。ポスターになっている写真とか、実はみんな汗だくで(笑)。目を見開いてカメラを視えられないくらい日光も凄かったです。だから2日目の写真を見ると、1日目よりこんがり黒くなってます(笑)。そのあたりも見てほしいです。

Q:河本さんは、上村さんと魚釣りをされましたが、撮影はいかがでしたか?

河本:釣り堀で魚を釣る経験が初めてでした。実はブラックバス釣りは小学生くらいに経験があったので、自信がちょっとあって臨んだんですが・・・こんなに難しいのか!と思いました。初めからお店の方に聞いてやればよかったかな・・・。全然釣れないんですよ。一匹も釣れない。このままだと「劇場版」的にどうなの?という空気にまでなって。あと1、2投で終わりましょうか?というギリギリで、1匹釣れたので、あれは奇跡でしたね。ホッとしました。天地神明に誓って仕込みは一切ありません。2人の表情の変化が画面に出ていると思いますので!

Q:山本さんは、燻製を体験しましたがいかがでしたか?今回のキャンプで初めてだったこととか。

山本:唐突にこれを「燻して」と言われて分からなかったですけど、道具を使えば出来るんだという発見がありました。作ってみて全部美味しかったです。チーズもポテチも。自分のキャンプ道具の中にも入れたいですね。

白井:鍾乳洞はどうだった?

山本:あんなに狭いとは思わなかった!ダムにある通路のようなところを想像していたけど。もっと大きいところかと思っていました。あと凄い寒かったし、涼しかった!探検ぽい感じだったな。

Q:白井さんはラジオからメッセージを発信してもらいましたが、メッセージ内容に関しては事前に決めていたことですか?その場で決めたことですか?

白井:その場でしたね。ちょっとだけ何を言おうか考えましたけど。これだけ長くやっていると自然にするするっと思っていることが出てきましたね。言葉にしたのはその時が初めてだったと思います。


Q:そのメッセージを聴いて河本さん山本さんはそれぞれどんな感想を持ちましたか?

河本:ここまで一緒にやってきているので、当たっているなと思いましたね。

山本:僕は「ゆるキャラ」て言われました(笑)。

白井:あんな演出になっているとは思わなかったですね。何かしながら聴いてくれているのかと思いました。みんなじっくり聴いている!恥ずかし!とか(笑)。

山本:こっちもあんな恰好で話しているとは思わなかったよ(笑)。

Q:その焚火のシーンで、声優としての想いが垣間見れるところでしたが、実際に語り合ってみて感じたこと気づいたことはありましたか?

河本:みんなで「声優」という仕事について共有したりすることが中々無いんですけど、話してみると、似ている方向なんだけど若干感じ方の違いがあることに気づいたり、なるほどなと思ったり、そんな考え方があるんだ、とか勉強になりましたね。あのシーンこそ、ずっとやってられるなと思うくらいもっと長い尺でも出来ますね。お酒とか飲みながら「夜の声優男子」みたいな。あれにしらいむが入るとどうなんだろうな?またやってみたいですね。

白井:お金の話をしたりね(笑)。

山本:お金の話も出てなかった?

河本:出てもカットされるから(笑)。でも当然ボランティアでやっているわけじゃないし、ちゃんとお仕事なので、出来る範囲でそういったお話も出来たらいいかもですね。

山本:知ってほしくないこともあるかも。あとは老後の話とかね。

Q:今後の声優人生について、野望だったり目標とかあったりしますか?

河本:10年以上目標は変わってなくて、「主人公」を演じる、ということです。過去にやっているんですが、吹替え、アニメ問わず、主人公を演じていきたいなと思います。昔からそれを目指して声優というお仕事をしているので。

山本:「声優男子」のメンバーだと、小林さんも同じことを言ってるね。

河本:「声優男子」のメンバーはメインを張っているメンバーばかりなので、いい意味で刺激し合っていけるなと思います。こういう話をもっとみんなで語り合いたいですね。

山本:僕はそんなに大きな目標という感じではないけど、人ではない役を演じていきたいです。擬人化とかそういうことではなくて、この世の中、人間だけのものじゃないので、それが伝わるような作品に関わりたいです。鳴き声とか。

白井:僕もアニメの主役はやりたいと思っていますけど、幅広い役をやっていきたい。演じたことのない役とか、生き物の役でも。この役白井さんだったんだ!って騙せる声優になれたら嬉しいですね。個人的な願望を言えば、サッカーアニメに出たい!自分の好きなものなので。

山本:僕は謎が解きたい。被害者じゃなくて探偵的な。吹替えだと大概被害者が多いから。解決する側に回りたいです。

河本:そういう話なら僕は野球かな。「ドカベン」の里中とか。

白井:リメイクとか多いからあるかもね。

Q:最後にこれから劇場版を見る方にメッセージをお願いします。

河本:これまで同様メンバーが和気あいあいと、楽しいと思うことを自由にやっているところは変わらないです。劇場版ではいつも以上に顕著に出ていると思います。今回は今までみたいに、これにチャレンジしよう!とかが無いので、その分メンバーの自由な姿が見ることが出来る作品になっていると思います。ポップコーンとかドリンクとか飲みながらゆっくり見てもらいたいなと思います。

山本:「ふふふ」ってなるような、ほのぼのした笑いが随所にあって、思わず顔が綻んじゃう感じの映画になっていると思いますので、気楽に1人で見てもらっても楽しい思いますし、ご家族で見に来ても意外と楽しめるんじゃないかと思います。是非お誘いあわせの上、見に来てください!

白井:声優本人として出演している番組が、劇場版になって、役をまとっていない状態での素の部分が垣間見れると思います。僕の姿は素ではありませんが(笑)。6人でキャンプしてありのままの姿をさらけ出しているので、バラエティーというより今回の作品はドキュメンタリーに近いのかな、と思います。もしかしたら今までのイメージや印象が変わったりするかもしれませんので、より声優という人たちはどういう人なのか、とか「声優男子」はどんなことを想っているのか?とか分かると思います。是非ご覧頂きたいです。

映画情報どっとこむ ralph 【声優男子】場面写第2段

『劇場版 声優男子ですが・・・? ~これからの声優人生の話をしよう~』

シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開中!

そして!今後の公開スケジュール(劇場で確認必須!)
2月28日(金)~3月5日(木)新千歳空港シアター
3月6日(金)~109シネマズ名古屋
3月13日(金)~T・ジョイ京都・梅田ブルク7・静岡東宝会館
4月10日(金)~京成ローザ10・イオンシネマみなとみらい(ムビチケ扱い無し)・イオンシネマ新潟南・イオンシネマ広島西風新都(ムビチケ扱い無し)
5月1日(金)~小山シネマロブレ
5月9日(土)~5月22日(金)神戸アートビレッジセンター
公開日未定 ufotable CINEMA

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出演:上村祐翔、梅原裕一郎、河本啓佑、小林裕介、白井悠介、本城雄太郎、山本和臣 ※50音順
ナレーション:諏訪部順一

提供:ファミリー劇場 製作・配給:東北新社
『声優男子ですが・・・?』新シーズン 番組詳細
『声優男子ですが・・・?』新シーズン
放送・配信:2020年 秋頃予定
© 東北新社
  




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安蘭けいのインタビューが到着!ミュージカル映画『とってもゴースト』を語った


映画情報どっとこむ ralph 安蘭けい&古舘佑太郎がW主演を務めるロマンチックな王道ミュージカル映画『とってもゴースト』を、2020年2月15日(土)より劇場公開。

俳優&監督の角川裕明が「ミュージカルをもっと日本に広めたい」という情熱のもとクラウドファンディングを⽴ち上げ、多くのファンの温かな愛のエールによって映画化が実現。

主人公のファッションデザイナー入江ユキを演じるのは、安蘭けい。そしてもうひとりの主人公、靴デザイナーを志す学生の服部光司役には、古舘佑太郎が抜擢されました。

そしてこの度、角川監督が安蘭へ質問するという形式で、『とってもゴースト』へ寄せる情熱やミュージカルの魅⼒などについて語った。
映画『とってもゴースト』

映画情報どっとこむ ralph 角川監督: 『とってもゴースト』の製作が決まった瞬間、僕は監督として、安蘭さんに主演をお願いしたいという気持ちしかありませんでした。引き受けて下さった時の率直な感想を聞かせて下さい。

安蘭さん:日本のミュージカル文化を広める活動をしている角川監督を応援したい、何か⼒になれればという思いを私は抱いていました。
角川監督のミュージカル映画に出演したいという気持ちは、機会がある度に伝えていたので、出演のオファーは本当に嬉しかったです。以前、角川監督の初⻑編ミュージカル映画『蝶〜ラスト・レッスン〜』を観せて頂いた時、手作り感や温かな感性が素晴らしいと思ったし、『蝶〜ラスト・レッスン〜』のキャストが『とってもゴースト』にも出演してくれることも後押しになりましたね。
何より、ミュージカル仲間のかくちゃんが監督ならば楽しくできるな、と思ったので(笑)

角川監督:日本でオリジナルミュージカルを生み出している「音楽座ミュージカル」の舞台を原作にした映画ですが、作品に対する感想や、日本におけるミュージカル文化についてはどう感じているでしょうか︖

安蘭さん:実は私、「キャッツ」を観たことでミュージカルが大好きになり、この世界に入ったんです。日本人は海外のミュージカルで歌っている外国人のことは違和感なく受け入れていても、日本人が歌うミュージカルには違和感をおぼえるような意識がある気がします。私自身はお芝居の中で歌うことに何の抵抗もないけれど、お芝居から歌への導入部や、歌からお芝居に戻る流れがスムーズにいかないと「なぜそこで歌うの︖」という違和感がお客様の心に生まれてしまう。そういったハードルをうまく下げてくれるのは、やはりミュージカルを熟知している作り手の方々なのではないでしょうか。時代と共にミュージカルも変化し、日本にもなじんで受け入れられてきた感じはあります。

角川監督:ミュージカル映画をいかにナチュラルに⾒せていけるか、僕はレコーディングにポイントがあると思うんです。ミュージカル分野を熟知していないと、レコーディングの段階で失敗する可能性があるかもしれないからです。安蘭さんは舞台での歌もお芝居も自然体で、とっても素敵です。今回は映画としてのレコーディングやお芝居、いかがでしたか︖

安蘭さん:お稽古もお芝居もしない状態で歌のレコーディングからスタートしたので、歌に込める感情表現が難しかったです。歌がお芝居に自然に溶け込むようにするために「歌わないように」という監督の意図を私なりに理解し、何とか形にしようと努めました。台詞を歌で表現するのは難しく、それが課題でした。一方、撮影現場でのお芝居では、流れてくる曲を聴きながら、その声のテンションに今の自分をうまく合わせることを意識しました。レコーディングしたものが基礎となって演技が決まっていく部分はありました。やはり私の場合は舞台と同じように、お稽古して、流れをつかんで、レコーディングに備えた準備をしていく、というのが理想的だと感じ
ました。

映画情報どっとこむ ralph 角川監督:ダブル主演の古舘佑太郎さんとの共演について伺います。古舘さんはミュージシャン&俳優で、ミュージカルは初挑戦。お⼆⼈とも音楽の世界で活躍されていますが、安蘭さんとは若⼲異なるフィールドの⽅との化学反応が⾯⽩いと感じました。どのように呼吸を合わせたのでしょうか︖

安蘭さん:古舘佑太郎さんは、本当に飾らない、真っ直ぐな人︕お芝居もすごく素直︕デザイナー役の私は飾った感じの⼥性だったので、私のほうが削ぎ落とさないといけないかなと思ったほどでした。役の設定と同じく私が年上で彼は年下。人生の先輩という部分では、デザイナーと学生というキャラクターの差をそのまま自然に表現できたのではないかと思います。

角川監督:撮影時期はとっても雪の多い冬で、寒いなか屋外での撮影もありました。思い出に残っているシーンや、映画を観終わって印象に残ったシーンはどこですか︖

ラストの海のシーンと、オープニングのファッションショーです。ファッションショーは大勢のキャストとのアンサンブルが、まるで舞台のようで本当に楽しかった。海のシーンはむしろ映画的なパートで、実際に最後に撮影したので思い出深いです。完成した映画を観て印象的だったのは、大雪のなかで撮影されたダンスシーンがとても幻想的でしたね。──最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。

初めてのミュージカル映画で、監督の⾔葉を理解して、体当たりで挑戦した作品なので、温かい目で観て頂きたいです。⾳楽座ミュージカルのファンの方にも、舞台とは違った新展開もある映画バージョン『とってもゴースト』を楽しんで頂けると思います。心温まるキュンとする素敵な作品です。たくさんの方に観て頂き、⾊々な感想を聞かせて下さい︕

映画情報どっとこむ ralph ミュージカル映画『とってもゴースト』

は、キネマ旬報シアターにて絶賛公開中︕

公式HP︓
http://www.tottemoghost.com

公式Twitter、Instagram︓
@ tottemoghost_mm

【ストーリー】
ファッションデザイナーの入江ユキ(安蘭けい)は、自分のブランドのファッションショー前日に自動⾞事故によって命を落としてしまう。自分が死んでしまったことに気が付いていないユキは、ショー当日にも会場に現れるが、その姿は誰にも⾒えておらず、その声は誰にも届かなかった。パニックに陥るユキ。そこに突然"天界のガイド"(永山たかし)がお迎えにやって来る。しかしユキは「まだ死ねない」という思いに突き動かされてその場から逃走、街をさまよい歩く。そして深夜を迎えた頃、靴のデザイナーを志す学生の服部光司(古舘佑太郎)と出会う。なぜかその⻘年にだけは、午前0時から3時の霊界タイムと呼ばれる間だけ自分の姿が⾒え、会話も交わせることを知る。お互いの人柄に触れるうち、二人の心に温かな感情が芽生え始める。しかし、避けられない運命の時は、ユキの身に迫っていく
のであった…。
映画『とってもゴースト』

過去記事;
よかったら、撮影以前の角川監督へのインタビューもどうぞ。
http://eigajoho.com/86698

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演:安蘭けい 古舘佑太郎
永山たかし tekkan 伽藍琳 他
原作:音楽座ミュージカル「とってもゴースト」(脚本:横山由和・ワームホールプロジェクト 音楽:八幡茂)より
監督:角川裕明 上映脚本:中井由梨子 音楽監督・編曲:田中啓介 振付:舞宮奈央 撮影監督:曽根剛
企画:井西政彦 プロデューサー:ニック・ウエムラ
製作:Japanese Musical Cinema 製作協力:THE DIRECTORS ALLIANCE 制作協力:ヒューマンデザイン
配給:シンカ 製作・配給協力:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
©2020 Japanese Musical Cinema/Human Design Inc./THE DIRECTORS ALLIANCE Inc.




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三島有紀子監督『Red』主人公、塔子の同僚で微妙な駆け引き 柄本佑インタビュー到着


映画情報どっとこむ ralph 「(小鷹は)恋愛でも、行き過ぎない70点くらいを出し続けるようなヤツ(笑)」
柄本佑がバックハグで囁く大人の色気が描くプラトニックな恋愛の形とは?

夏帆『Red』柄本佑
現代女性の恋愛心理描写を巧みに表現し、女性から圧倒的な支持を得る直木賞作家・島本理生先生が、センセーショナルな表現で新境地を開いた「Red」。三島有紀子監督が映画化し、2020年2月21日(金)より新宿バルト9ほかにて全国ロードショーとなります。

大雪の夜、車を走らせる男と女。

先が見えない一夜の道行きは、ふたりの関係そのものだった。
誰もがうらやむ夫、かわいい娘、“何も問題のない生活”を過ごしていた、はずだった村主塔子。10年ぶりにかつて愛した男・鞍田秋彦に再会をする。鞍田は、ずっと行き場のなかった塔子の気持ちを、少しずつほどいていく…。しかし、鞍田には“秘密”があった。現在と過去が交錯しながら向かう先の、誰も想像しなかった“決断”とは。

主人公の塔子役には数々の作品で幅広い役柄を演じてきた女優・夏帆、かつて愛した男・鞍田役には、日本映画界において欠かせない存在の俳優・妻夫木聡。さらに塔子に好意を抱く職場の同僚・小鷹淳役に第73回毎日映画コンクール男優主演賞など数々の賞に輝くなど勢いを見せる柄本佑、塔子の夫・村主真役には、主演映画、ドラマなど数々の作品で活躍を見せ、今年デビュー10周年を迎える間宮祥太朗。
三島監督最新作に、日本映画界きっての実力派俳優が集結した。

映画情報どっとこむ ralph この度、本作で夏帆演じる塔子の同僚で、プラトニックながらも男女の微妙な駆け引きのある関係である小鷹(コダカ)役を演じた柄本佑のインタビューと場面写真が到着。

柄本さんといえば、昨年公開された『火口のふたり』(19/荒井晴彦監督)での激しい濡れ場やNHKドラマ「令和版牡丹灯籠」(19)での色悪な武士など、どこか気になるフェロモンを漂わす役を演じ、話題となっている。本作では、塔子と小鷹のラブシーンこそないが、塔子の心にそっと寄り添う男気感じる小鷹の存在は、「塔子に変化をもたらすキーマンで目が離せない!」、「グイグイ来る感じが印象的」と女性たちの心を鷲掴みにしている。

小鷹は、塔子と鞍田の恋愛関係に唯一気づく重要な人物であり、塔子が夫や恋人には見せない、飾らない素直な顔を引き出してしまう、強引だけれどもどこか憎めない不思議な魅力を持つキャラクターだ。同僚としての距離感をキープしながらも、男女の一線を超えてしまいそうな危うい微妙な関係を楽しみつつ、時に、理解のない夫との夫婦関係に悩む塔子を気遣う優しさをみせる、絶妙なバランス感覚の小鷹。
夏帆『Red』柄本佑

柄本さん:妻夫木さんが演じた鞍田とは対照的で、僕が演じた小鷹は、しゃべり上手で、コミュニケーション力も高い。世の中を渡っていく術をしっかりと持っていて、クレバーな人だなと思っています。だから恋愛でも、行き過ぎない70点くらいを出し続けるようなヤツなのかも(笑)

と立ち回り軽やかに見えるが意外にも“そこそこ”な男だと、演じたキャラクターの印象を語った。
意外にも夏帆との映画共演は初めてだという柄本さんは

柄本さん:僕の中では『天然コケッコー』のイメージで止まっていたのですが、実際にご一緒してみて、現場の立ち姿とか居住まいがすごくかっこよかったです。それでも「守ってあげたい」と思わせる抜け感も少しあって非常に魅力的な方だと思いました。共演させていただいて改めてファンになりました。

と女優・夏帆のイメージも変わっていったと語る。

さらに、演じた役柄について

柄本さん:実は、この役を演じるに当たって髪型も作り込んでいます。事前に監督色々話をさせて頂いて、スラムダンクの宮城リョータみたいなクルクルヘアーにしたいと相談しました(笑)鞍田さんみたいなタイプと対照的だからちょっとある種の抜けの良さみたいなのが欲しかったので。小鷹という人間の世界観をしっかり持っていたので、演じるのはそこまで苦労しませんでした。それより、毎回コテで巻いて、この髪型を作る方が大変だったかもしれません(笑)

と笑いを交えながら自己流の役作りのプロセスを明かした。
夏帆 妻夫木『Red』柄本佑

映画情報どっとこむ ralph 役者・柄本佑の放つ、濃厚な魅力を、ぜひ本編で感じてほしい。

『Red』

公式HP:
redmovie.jp

公式Twitter:
@red_movie2020
R15+

夏帆と妻夫木聡『Red』

【ストーリー】
大雪の夜、車を走らせる男と女。
先が見えない一夜の道行きは、ふたりの関係そのものだった。
誰もがうらやむ夫、かわいい娘、“何も問題のない生活”を過ごしていた、はずだった村主塔子。10年ぶりにかつて愛した男・鞍田秋彦に再会をする。鞍田は、ずっと行き場のなかった塔子の気持ちを、少しずつほどいていく…。しかし、鞍田には“秘密”があった。現在と過去が交錯しながら向かう先の、誰も想像しなかった“決断”とは――。

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出演:夏帆、妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗
片岡礼子、酒向 芳、山本郁子/浅野和之、余 貴美子
監督:三島有紀子
原作:島本理生『Red』(中公文庫)
脚本:池田千尋 三島有紀子
企画・製作幹事・配給:日活
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
企画協力:フラミンゴ
©2020『Red』製作委員会 




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