2PACの命日である本日9月13日(水)に映画『オール・アイズ・オ ン・ミー』(12月29日公開)の公開を記念し、ラッパーのZeebra、Kダブシャインをゲストに迎えての トークイベントと、シークレット上映会が開催されました。 イベントに登壇したZeebraとKダブシャイン Zeebra:俺らが2PACについて話すのは珍しい機会かもね! と 話しながら登場し、2PACの全盛期と、当時の2人の活動に想いを馳せながら思い出を語りました。2人の熱い トークに会場からも笑いがこぼれ、ヒップホップファン必見のイベントとなりました。 映画『オール・アイズ・オン・ミー』公開記念2PAC命日特別イベント |
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MC:2PACは96年9月13日に亡くなりましたが、彼の訃報をきいた時の記憶はありますか?
Zeebra:俺らは当時はとにかく忙しかったね。月に10、15本ライブがはいってたので。 Kダブシャイン:当時は外タレの前座もやってたころだからね。 MC 95年にキングギドラとしてアルバムを発売された翌年ですもんね。 Kダブシャイン:バタバタしてましたね。 Zeebra:若い人にはピンと来ないかもしれないけど、ネットが無いから、亡くなったって言うその瞬間に情報が駆け巡 るほどではなかったかも。MTVが情報源だったかもしれないな。 Kダブシャイン:2PACが撃たれて入院してたじゃないですか、その話はサンフランシスコとかのレコード屋に貼ってあった記 憶がある。ビギー(ノトーリアス・BIG)が亡くなった時はシスコのレコード屋に行ったときに貼ってあって愕然 としたんだけど。2PACの訃報は友人からの「さすがに耐えきれなかったようだよ」って連絡でしたね。 MC ヒップホップ界史上最悪の出来事とも言われている東西抗争は、当時日本でもトピックにもなっていました が、お二人はどういったテンションでそのニュースを聞いていましたか? Zeebra:ヒップホップは東海岸で始まって、NYで成長して。その後西海岸にも広がった。NYで育った感じはあるんで すけど、ウェストコーストの曲を聴いたときはこっちもいいじゃんと思いましたね。違うもんだけど、それはそ れでいいとこあるじゃんみたいな、我々も音楽をやっていくようになると、別に俺はNYじゃなくて東京だし、み たいによけいにそう思うようになって、違いがあって面白いって言う感じかな。 MC Kダブさんは2PACに実際にお会いしたこともあるそうですね。 Kダブシャイン:当時2PACが所属していたデジタルアンダーグラウンドの来日時にクラブに居たけど、女性のケツばっか追い かけてたよ。 Zeebra:そういうもんでしょ?そういうところで、アーティストと仲良くなろうと思ってもだめだからね。そういうと きは翌日の昼飯の約束を取ることだね。 |
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Kダブシャイン:彼はフェミニストだよね。
Zeebra:そしてセックスシンボルでもあるよね。 Kダブシャイン:マッチョで裸で出てくるイメージ。そういう人って意外とあまり居ないもんね、俳優として出たのが注目され て。 Zeebra:グッドルキングだよね。 Kダブシャイン:役者としてのキャリアが彼をひっぱったと言ってもいいんじゃないかな。ハリウッドスターだったからね。 Zeebra:そのイメージは強いね。途中から俺は俳優2PACが好きだったな。 MC 映画の冒頭では2PACのお母さんのシーンもフォーカスされてるんですけど、ブラックパンサー党で活躍し ていた女性と、男性との子供が2PACなんですよね。 Kダブシャイン:俺、獄中で生まれたと思ってたんだけど、出所してから生まれたんだね。彼は人権をしっかり叩き込まれて るし、どう生きていくかの哲学は学んでたんじゃないかね。 Zeebra:屈しない感じ、ちゃんとインテリジェンスをもって反抗できるスタンス、あの時代背景だとなかなかそういっ た自信を持てるやつは少ないと思う。 Kダブシャイン:ゲトー出身の子供は親が教育熱心じゃなかったりするから、自分のアクティビズムを仕込まれてないんだけ ど、2PACはハードコアな感じで叩き込まれてて、それをぶつけることがブラックアメリカを表現する方法だと 思っていたんだろうね。 |
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そして!本日解禁情報!
映画『オール・アイズ・オン・ミー』公開記念 2PAC『2PAC GREATEST HITS』 伝記映画『オール・アイズ・オン・ミー』の日本公開にあわせ、 現在廃盤の2枚組ベスト盤が、新規対訳、新規解説、 2枚組ながら税込2500円で登場! 2017年12月6日発売予定 ユニバーサルミュージック *品番や予約情報は後日発表 『オール・アイズ・オン・ミー』 物語・・・ 【OFFICIAL HP】 |
監督:ベニー・ブーム
出演:ディミートリアス・シップ・ジュニア(2PAC役)/ジャマール・ウーラード(ノトーリアスB.I.G.役) ダナイ・グリラ(アフェニ・シャクール役)/カット・グレアム(ジェイダ・ピンケット=スミス役) ドミニク・サンタナ(シュグ・ナイト役)/ハロルド・ハウス・ムーア(ドクター・ドレー役) 2017 / アメリカ / 139分
原題:ALL EYEZ ON ME
提供:パルコ / ユニバーサルミュージック / REGENTS / ビーズインターナショナル
配給:パルコ / REGENTS 宣伝:ビーズインターナショナル / REGENTS
協力:ユニバーサルミュージック
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