9月30日公開の『エタニティ 永遠の花たちへ』。
ベトナムやアジアを舞台にした『青いパパイヤの香り』『夏至』『ノルウェイの森』で知られるトラン・アン・ユン監督が、オドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン、ベレニス・ベジョらフランス女優を主演に迎えた初めての映画です。 オドレイ演じるヴァランティーヌはレースの手袋をはめ、ベールにはリボンと花があしらわれ、首元まで覆われたドレスはトレーンを引きずる長さでクラシックな美しさ。 マチルドの親友で、許嫁と結婚するガブリエル(ベレニス)は、一見ティアラを載せているようにみえるベールと胸元は美しい首を強調するV字型のレースで彩られ、肌が透けてみえる繊細なレースで覆われた手首にはくるみぼたんが並び、新時代と旧時代の美しさがあわさったようなデザイン。 ヴァランティーヌとマチルドはカトリック教会で結婚式をあげるシーンですが、ガブリエルは式を終えたのち初夜を迎える直前の初々しい場面です。 |
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ちなみに、隅々まで美学を追求することで知られるトラン・アン・ユン監督ですが、
ベレニス・ベジョは今回の撮影について ベジョ:過剰な演技はしていないのに、何をやってもオーケーが出ない。しまいには「もう十分よ、ユン!私はモノじゃない人間よ。私の肘の角度にそんなにこだわりがあるのなら、アニメを撮ればいいわ。そうすれば全てをコントロールできるでしょうよ!」と私は叫んでたわ。それから私は落ち着いて、私の動きの全てを演出指導するようユンに求めたの。私のルーツはラテン(ブエノスアイレス生まれ)です。だからアジアが南アメリカに出くわしたりすれば、物事は爆発することになるのです! 本作の衣装デザインは、『潜水服は蝶の夢を見る』(07)でアメリカ衣装デザイナー組合賞にノミネートされた経験を持つオリヴィエ・ベリオとともに、監督の妻であり、『青いパパイヤの香り』(93)や『夏至』(00)などでヒロインを務めた元女優のトラン・ヌー・イェン・ケーが手がけています。 物語・・・ |
監督:トラン・アン・ユン
出演:オドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン、ベレニス・ベジョ、ジェレミー・レニエ、ピエール・ドゥラドンシャン
2016年/フランス=ベルギー合作/フランス語/カラー/シネマスコープ/1時間55分
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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