2017年8月6日、人類史上初となる核爆弾が投下されてから72年の月日が流れた広島で平和祈念式典が行われました。
1959年、広島平和記念公園内の原爆死没者慰霊碑に献花を行ったチェ・ゲバラ。 ゲバラ没後50年の記念イヤーとなる今年、チェ・ゲバラからファーストネームである”エルネスト”と名付けられ、行動を共にした、ひとりの日系人、フレディ前村の知られざる生涯を描いた映画『エルネスト』を製作、来る10月6日(金)に公開となります。
1959年、ゲバラは使節団団長として来日、しかし当時のゲバラは無名に近く、彼の来日について大きく報じられることはありませんでした。 ゲバラ:アメリカにこんなひどい目にあわされて、怒らないのか!? と口にしたと言われています。 |
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それから58年後・・・
今年2017年、広島平和記念式典にチェ・ゲバラの実子、カミーロ・ゲバラ氏が一般参列した。今年は、被爆者や各都道府県の遺族の方々、阿部首相、市民ら約5万人が犠牲者を追悼し、世界の平和を祈った。そのカミーロ氏は8月9日よりスタートする写真展「写真家 チェ・ゲバラが見た世界」のコーディネーターとして来日、日本は今回が初めて訪問となり、広島市より招待をされて式典へ参列、献花を行いました。 ゲバラ息子:ここは皆さんが追悼の意を示す場所だと思います。原爆で亡くなった方々が、真の意味で安らかに眠れるのは、世界中からこのような原爆がすべて取り払われてからだと思います。広島に来て献花をするということは、当たり前のことだと思っています。 さらに広島については、 ゲバラ息子:広島はとても綺麗な街で、私は歴史的事実を決して風化をしてはいけない。広島の市民も、リーダー(知事や市長)これからも将来、この遺産を保護して伝えていかなければならない」と語った。また、前日に「広島に来て、原爆ドーム、原爆資料館などを訪ねました。資料館を見て、とても辛かった。戦争という犯罪の証拠が広島にはある。たくさんの方々が亡くなった公園に立った時に、2度と同じ過ちをしてはいけない。平和でなければならないと言う想いを新たに感じました。 |
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また、カミーロ氏と一緒に参列、献花したのは、映画監督の阪本順治。
本作を作るにあたって阪本監督は何度もキューバやボリビアへ渡航、フレディ前村氏の遺族や友人らを取材し、知られざる日系ボリビア人革命家の人となりを緻密に調べ上げ、その短い人生を丁寧に紡ぎ出しました。映画冒頭のゲバラの献花シーンの撮影で1年前に広島ロケを行って以来の広島訪問となった阪本監督は実際に献花をされた感想として と語りました。 |
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映画『エルネスト』 10月6日(金)TOHOシネマズ 新宿他全国ロードショー 公式サイト: 物語・・・ 50年前、チェ・ゲバラに“エルネスト”と名付けられ、行動をともにした、ひとりの日系人がいた―。 |
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<写真展「写真家ゲバラが見た世界」について> キューバ革命の英雄チェ・ゲバラ没後50年の節目、平和と平等をもたらすために戦ったチェ・ゲバラの傍らにはいつもカメラがあった。彼は何を成し遂げ、何を夢見ていたのか? 世の中が転換期を迎えようとしている今、チェ・ゲバラがファインダー越しに観た世界を体感する写真展を開催。彼の息子カミーロ・ゲバラ氏の全面協力により「チェ・ゲバラが自身で撮影した写真」約240点を日本初公開する。8月9日~27日、恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンルームにて。 ★会期:8月9日(水)~27日(日)※8月8日にプレビューを予定。 公式サイトまで: |
脚本・監督:阪本順治
出演:オダギリジョー、永山絢斗、ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ、アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス
配給:キノフィルムズ/木下グループ
2017年|日本・キューバ合作|スペイン語・日本語|DCP|ビスタサイズ|124分
(c)2017 “ERNESTO” FILM PARTNERS.