映画情報どっとこむ ralph 数々のベストセラーを手がけている直木賞作家・重松清が1996年に発表した傑作小説「幼な子われらに生まれ」。

脚本家・荒井晴彦さんが重松先生と「幼な子われらに生まれ」の映画化の約束を交わし、三島有紀子監督の手によって、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶという個性溢れる豪華キャストで、ついに映画化が実現しました。

8月26日(土)よりテアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開となります。

父親、母親、夫、妻という誰もが背負わなければならない家族としての“役割”。つまずきながらも傷つきながらも、それでも家族になろうと、その“役割”を乗り越え成長していく、「普通の家族」を築けない不器用な大人たちのアンサンブルムービー。その予告編が解禁となりました。

本作は、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」という、血のつながらない長女(南沙良)の一言で物語は大きく動いていきます。逃れることのできない「家」に帰る主人公・信の後ろ姿や、「子どもってね、こっちをがんじがらめにしちゃうんだよね」という妻の元夫・沢田の呟き、「理由は聞くくせに気持ちは聞かない」と責める前の妻・友佳・・・。それぞれの思いが激しくぶつかり、ツギハギだらけの家族が、子どもを介し、徐々にちぐはくになっていく様子が予告編から伺えます。

映画情報どっとこむ ralph バツイチ・再婚。良き父になろうとしても妻の連れ子とはうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマンの夫・田中信(浅野忠信)。
男性に寄り添いながら生き、信と再婚した専業主婦。新しい子どもが生まれれば、すべてうまくいくと信じているマイペースな今の妻・奈苗(田中麗奈)。

信との間に娘を設けたが、再婚した相手は末期ガン。実は後悔だらけの人生を送っているキャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)。

家族など自分の人生を妨げるものとして、自由に生きる道を選び、家族を捨てた奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)。

映画情報どっとこむ ralph 監督:まるで初めて映画を撮るように挑んだ映画

と語る通り、台本を重視しながらも、役者同士のその場面その場面での新鮮な感覚を大事にしたドキュメンタリー的な撮影手法は、人間同士の絆、ぶつかり合いを真摯にフィルムに焼き付け、観る者さえも家族の一員であるかのように物語に引き込んでいきます。そのリアリティに我々は哀しみと歓びを感じざるを得ないでしょう。父であり、母であり、夫であり、妻である「役割」をうまく担えない、不器用な大人たち。いびつで、ガラスのような関係を投げ出しそうになった信が、初めて父性と出会い、新たな“家族”を作っていく。心をひりひりさせながらも、現代の「幸せ」の在り方を優しく教えてくれる、つまずき、傷つきながら前を向く大たちの物語です。

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幼な子われらに生まれ

8月26日(土)よりテアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。
osanago-movie.com

「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」―娘に言われた時、妻には新しい命が宿っていた。
「普通の家族」を築けない、不器用な大人たちの、愛すべき物語。
バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン。田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。
実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会う決心をするが…。

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出演:浅野忠信 田中麗奈/南沙良 鎌田らい樹 新井美羽 水澤紳吾 池田成志/   
宮藤官九郎 寺島しのぶ 
原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)
監督:三島有紀子(「しあわせのパン」「繕い裁つ人」)
脚本:荒井晴彦
配給:ファントム・フィルム(2016年/日本/ビスタサイズ/5.1ch) 
ⓒ2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会 
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