映画情報どっとこむ ralph ホナス・キュアロン監督作、アメリカとメキシコの国境を舞台に繰り広げられるサバイバル・エンタテインメント映画『ノー・エスケープ自由への国境』が5月5日(金祝)より全国公開となります!

メキシコ=アメリカ間の移民問題にいち早く目をつけ、構想8年をかけて完成した本作。奇しくもアメリカではトランプ政権が発足し、メキシコとの国境にいつ壁が作られるのか世界から注目されています。

この度、映画の公開に先駆け、お笑いジャーナリスト・お嬢様芸人のたかまつななさんと、漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんのトークイベントを開催いたしました!!たかまつさんはフェリス女学院出身のお嬢様芸人として活躍する傍ら、“お笑い界の池上彰になる”と志し、お笑いジャーナリストとしても活躍。そんなたかまつさんに米墨国境壁建設問題で揺れるトランプ政権を独自の目線で斬っていただきました!!一方辛酸さんには、自分がサバイバル体験を強いられたらどうするか!?など本作の状況を彼女ならではの独自解釈で語っていただきました!

お嬢様学校出身の2人によるトークイベント。

『ノー・エスケープ自由への国境』トークイベント
日時:5月1日(月)
場所:
登壇:たかまつなな(お嬢様芸人・お笑いジャーナリスト)& 辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)

映画情報どっとこむ ralph MCから、この春慶應女子中等部に入学し“後輩”となった芦田愛菜さんの話題をふられるて、

たかまつさん:あんなに演技も上手でさらに高学歴って…そのポテンシャルが怖い!R-1グランプリとかクイズ番組とか絶対出演しないでほしい!

と危機感を・・・笑いとともにスタート。さらに辛酸さんが、あまりに完璧すぎる芦田さんについて

辛酸さん:夢叶えすぎですよね。本当はAIじゃないんですかね?

と独自の理論を展開すると更に会場は大盛り上がり!

続いて映画の感想を聞かれ

たかまつさん:こんなに台詞が少ない映画ってあるんだ、とびっくりした。厳選されたキャストと壮大なテーマに初めは戸惑いましたが、観始めるとぐいぐい惹きこまれる。映画だからこそ伝えられる社会問題もあるんだな、と納得しました。

と絶賛!。

一方で辛酸さんが推したのは、舞台となっている大自然。突如襲撃されるというシチュエーションはもちろん、日本人にはなかなか馴染みのない「国境」と、果てしなく続く「砂漠」、そしてそこに息づく「緑」に圧倒されたと言います。

辛酸さん:非現実的に映るけれど、本当にこういう場所があるんだと、ただただ驚き。この映画は、ストーリー云々の前に、自分の想像を超えてきました。思わずCGかな?と思うほど。パワースポットを見ているみたい。

と話すと、

たかまつさん:パワースポット!?

とツッコまれ、会場を沸かせました。

映画情報どっとこむ ralph そして会場が注目したのは、“お笑い界の池上彰”を目指すたかまつさんの「トランプ政権斬り」!

たかまつさん:トランプ大統領は当初から『メキシコ国境沿いに壁を造る!』と言っていましたが、日本ではまるでジョークのように報道されていたし、私自身当事者として考えることはありませんでした。けれどこの映画に出会ったことで、これがどういうことなのか、と、現実を目の当たりにした気がします。この映画は、主人公の視点で見ると『なぜ襲撃するんだ、やめろ!』と思うけれど、それだけじゃありません。視点を変えてみれば、突如入り込んでくる侵略者から国を守ろうとすることもまた正義。本当に深いストーリーであり、根深い社会問題なんです。

と鋭く指摘しました。続いて映画の印象的なシーンを語った辛酸さんは、

辛酸さん:登場人物たちの生き延びる力がすごいんです。最後のシーンでも、すごく細かいですが、主人公が…抜け目ないと言いますか、処世術があるというか、安心感がありますよね。

と独特過ぎる視点を告白。これに対し、

たかまつさん:映画の端々に感じる登場人物それぞれの人生、背景、ドラマ。最後まで明らかになることはなくても、観る人毎に色々な想像を巡らせながら観られますよね。

と振り返りました。さらに主人公のモイセス(ガエル)と、正体不明の襲撃者サム(ジェフリー)のどちらが男性として魅力的か!?という質問に関して、

辛酸さん:サムはスカーフの巻き方が素敵。

と本作では考えられない着眼点で持論を展開。ただしサムは

辛酸さん:独り言が多すぎるて、男性としては失格!

だそう。 ここでMCから、「もしご自身が映画のようなサバイバル体験を強いられたらどうするか?」と質問が。これに対したかまつさんは、

高松さん:死んだふり。そして、太った方の近くに行って隠れる!

と答え、

辛酸さん:死を受け入れて静かに横たわる。との珍回答に会場からは笑いが!

映画情報どっとこむ ralph 最後に本作の見どころを聞かれ、

辛酸さん:怖いシーンは多いけれど、大自然の映像に、見終わって不思議なパワーをもらえる作品。それに、今後地球が住めなくなったら火星に移住する計画がありますが、もしかしたら同じ状況になるかもしれない、というシミュレーションになる良い映画です。

たかまつさん:今アメリカで何が起きているのか?トランプ大統領が何をしたいと思っているのか?この映画を観ればすぐに分かると思います。遠くの国で起こっていることでなく、今、北朝鮮問題などで揺れる日本でも起きる可能性があります。例えば韓国から逃げてきた人たちが増えたらどうするのか、日本も壁を作るのか?など。それを勉強ではなくて、ドキドキしながら観れる、こんなに楽しいドキュメンタリー(のような映画)はないです!

と力強く語りました。恐怖すら覚えるほどの大自然と、誰もが否定できない「人間の本能」が混じり合う究極の88分は、この作品をおいて他にありません。期待高まるばかりの『ノー・エスケープ自由への国境』、5月5日(金祝)全国公開!お見逃しなく!

『ノー・エスケープ自由への国境』
原題:DESIERTO

物語・・・
正体不明の襲撃者。水なし、武器なし、逃げ場なし。希望はあるか—。メキシコ=アメリカ間の砂漠の国境。不法入国を試みるモイセスと15人の移民たち。突如襲いかかる銃弾。襲撃者は正体不明。摂氏50°C。水なし。武器なし。通信手段なし。“自由の国”を目指す命懸けの逃走劇が今、始まる。

公式HP

映画情報どっとこむ ralph メキシコ国境沿いで何が本当に起きているのか・・・が気になる方は、

ドキュメンタリー『カルテル・ランド』をおすすめ。

メキシコ麻薬戦争の最前線で自ら麻薬カルテルに立ち向かう自警団の姿を追い、正義と悪の境界が消滅していくさまを映した衝撃作。あまりによくできていて、ドキュメンタリーであることを忘れます!

マシュー・ハイネマン監督インタビュー
eigajoho.com/?p=43030

丸山ゴンザレス“ヤバすぎる”実態を語った!『カルテル・ランド』初日イベント
eigajoho.com/?p=43118

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監督:ホナス・キュアロン(『ゼロ・グラビティ』共同脚本)
プロデューサー:アルフォンソ・キュアロン(『ゼロ・グラビティ』監督)
脚本:ホナス・キュアロン、マテオ・ガルシア
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル(『バベル』)ジェフリー・ディーン・モーガン(「ウォーキング・デッド」シリーズ)
2015年/メキシコ=フランス/88分/ヴィスタサイズ/5.1chサラウンド

字幕翻訳:松浦美奈
サウンドトラック盤:ランブリング・レコーズ
配給:アスミック・エース
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