本年度アカデミー賞主演男優賞・脚本賞を受賞した、マット・デイモン プロデュース、ケイシー・アフレック主演、ケネス・ロナーガン
監督・脚本『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が5月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国公開になります。 日時:4月24日(月) |
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【アカデミー賞予想では、『ラ・ラ・ランド』よりも『マンチェスター・バイ・ザ・シー』に一票!】
アカデミー賞予想の番組で共演したお2人。
と熱く語りました。 有村さん:これは男の再生物語ですが、僕的には、これはケイシー・アフレック自身の再生の物語だなと思いました。彼自身ハリウッド界で不遇な時期もありつつ、それでもお兄さんや周りのサポートもあって再生できた。これはまさに、ミッキー・ロークの『レスラー』であり、ナタリー・ポートマンの『ブラック・スワン』のようであるなと感じました。まさに彼のためにある作品だと思いました! と語った。 【人の心のヒダに寄り添う、ケネス・ロナーガンによる脚本の素晴らしさ!】 本作は見事、脚本賞を受賞した。 板谷さん:最近観た映画のなかで、ここまで人の心のヒダに寄り添った映画は、監督の才能と脚本の素晴らしさありき。素晴らしいと思いました!この脚本を読んだ役者たちは、きっと心が震えたはず! 有村さん:現実時間のなかで、ふと回想劇が入るシーンがあるのですが、まさに僕らの日常生活である回想と同じ。その時間軸の切り取り方がすごいなと思いました! と語った。 |
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【演じるのでなく、“そこに生きている”と思わせる役者陣の抜群の存在感】
ご自身も女優として活躍される板谷さん。役者の演技について 板谷さん:この映画は、私たちが映画のどのシーンにもふっと入り込める感覚になりました。過度にドラマチックにせず、普通の人々がこの地に暮らしながら、それぞれが心に傷を抱えながらも寄り添っている。映画の中で役者たちは、みんな登場人物として生きているなと思えました。それが、良い芝居と言われるのではないでしょうか。 と語ると と語りました。 |
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最後に
板谷さん:この映画の魅力は、大変なことがありながらも、所々にユーモアもあるところ。監督のインタビューでも「絶対に人生にはユーモアが必要」と語っていました。まさに人生もそうで、すごく大変な毎日でもユーモアは必要ですよね。主人公の彼らはとても悲しい思いをしたけども、悲しいことだけじゃ終わらない、人生は続いていくと映画は伝えていると思いました。淡々と続く人生の中にもかすかな光はあるんだなと。この映画のラストには、ゆるやかな優しい希望を感じ、私たちの人生にもささやかな幸せがあることを感じさせてくれました。 と語り 有村さん:この映画は観た後に誰かと語りたくなる映画。映画にある隙間を、観ている我々が埋める作業をするような映画ですね。今後の人生はあなたたちです、そう監督に宿題を出されたようなメッセージを感じました。 と締めくくりました。 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 5月13日(土)シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー! |
監督・脚本:ケネス・ロナーガン
出演:ケイシー・アフレック、ミシェル・ウィリアムズ、カイル・チャンドラー、ルーカス・ヘッジズ、カーラ・ヘイワード
2016年/アメリカ/137分 ユニバーサル作品
配給:ビターズ・エンド/パルコ
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