映画情報どっとこむ ralph 4月22日に日本公開となったドニー・イェン主演の大人気シリーズ第3弾『イップ・マン 継承』。メイン館の新宿武蔵野館では初日から各回満席続き! 

また初回上映直後からSNS上では「イップ・マン史上最高傑作!ドニーさん最高!」「“その拳が伝えるのは、愛”というコピーどおり、ドニー・イェン演じるイップ・マンの妻への深い愛に号泣」といった絶賛コメントがあふれ、すでにリピーターも多数訪れる大盛況となっております。


公開翌日の23日(日)には、新宿武蔵野館にて日本公開記念イベントが行われました。

シリーズ3作を通して音楽を担当された川井憲次さん、ドニー・イェンの功夫映画について語らせたら右に出る者はいない達人・飯星景子さんが上映後のトークショーに登壇!本作における音楽制作の裏話や、香港での公開時にわざわざ現地まで観に行くほどの熱烈ファンである飯星さんならではのディープなトークを繰り広げました。

4月23日(日)
場所:新宿武蔵野館
登壇:川井憲次 飯星景子

映画情報どっとこむ ralph 川井さん:実は僕も今年になって試写で初めて完成版を観ました。

という川井さん、本作の音楽作りについて

川井さん:ウィルソン・イップ監督との仕事はやりやすいんです。完尺の映像を見て音楽をつけるんですが、三作目である本作では時代が少しずつ現代に近づいているので、その雰囲気を出してほしいと言われました。たとえばダンスシーンはその時代の雰囲気やイップ・マンと奥さんの甘い感じを出したかった。実はもともとは既成の曲を使う予定で、有名なスタンダードナンバーだったので(使用できるのか)監督に確認したところ、大丈夫と言っていたのに、そのあとに電話がかかってきて、やっぱり駄目だったから、川井さん作ってくれと(笑)。

とシリーズ3作の音楽を担当した川井さんならではのエピソードを明かしました。

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さらに・・・

川井さん:監督は音楽に対してセンスがいい人。いつも僕の事務所にきてくれて、2作目(イップ・マン 葉問)の時は、最後の戦いで勝ったあとの音楽をもっと盛り上げたい、と監督が言うので。

と話すと、

飯星さん:イップ・マンが最後に・・・あのシーンですか?

と詳細解説が入り、

川井さん:そう、そこをもっとお祭りのようにしたいんだ、と言うから、監督にそのまま事務所の3階で待っていてもらって1時間半くらいで作り直して聞かせたりしたんです!

と現場で創るという驚愕なお話。

飯星さん:ファン的にはあのシーンでかなり血が沸騰します!

とご満悦なご様子。続けて

飯星さん:本シリーズだけでなく色々な作品に携わっている川井さんは“イップ・マン”のアクションシーンをどう受け止めていますか?

という質問には、

川井さん:イップ・マンには戦う理由があるんです。そして常に怒りや悲しみなど必ず背負うものがあり、音楽もそれが見えるような曲にしたい。しかも本人は淡々と戦っている。そういうイップ・マンの風格を大切にしてみたつもりです。うまくできたかは、自分では自信がないんですが・・・。

と話すと、

飯星さん:この映画でかなり大きな部分を川井サウンドは担っています!

と強く肯定し、会場から賛同する大拍手が!

映画情報どっとこむ ralph また、ファンも気になる本作のサウンドトラックの発売予定については

川井さん:今のところ出す予定はありません。

とのこと。ですが

飯星さん:ぜひ出しましょうよ~と、天馬電影(香港の製作会社)と話してください!私もぜひ欲しいですし、お客様もそうですよね(拍手)、そうだ、みんなで天馬電影宛にお願いメール出しましょう!私、本作でのエレベーターシーンで流れる曲が大好きで、死ぬほどいいですよね!

と熱すぎる思いが止まらない一幕も。

さらに、この日がなんと60歳のお誕生日の川井さんへ、サプライズで飯星さんからお花の贈呈があり、またドニー・イェンから川井さんへのメッセージが代読されました。

ドニー:こんにちは、ドニー・イェンです。川井憲次さんと私は長いお付き合いをさせていただいています。以前、私がアクション監督を務めた『修羅雪姫』という映画で川井さんと知り合い、本当に才能がある方だと思いました。当時、この『修羅雪姫』で私が撮影したアクションシーンに仮の音楽をつけていたんですが、川井さんはその音楽を参考にしながら、独自のフィーリングを取り入れてくれました。最終的に完成した音楽はとても映画にフィットするものになっていて、素晴らしいなと思いました。だから、川井さんのことはとても信頼しています。その後『セブンソード』という作品でもご一緒させていただき、それの流れでウィルソン・イップ監督に紹介させていただきました。その当時、私はイップ監督と『イップマン 序章』を準備していたのですが、この作品には川井さんの持つ経験、情感が必要だと感じたからです。「イップマン」は歴史的背景を伴う映画でもありますから音楽担当は川井さんがピッタリだと考えたのです。以来これまでシリーズ3作でずっとご一緒させていただきました。次回作「イップ・マン4」でも是非、川井さんに、音楽をつけてほしいと願っています。最後に、今日4月23日は川井さんの記念すべき60歳の誕生日だと伺いました。本当におめでとうございます。飯星さん、川井さん、今日はありがとうございました。

このメッセージに

川井さん:イップ・マン4のオファーですが、知らなかったけれど、またがんばります!

と笑顔で答えると会場も大盛り上がり。そして最後には、日本のファンへのメッセージもサプライズで披露され、

ドニー:『イップ・マン 継承』を見に来てくださったお客様、ありがとうございます。ドニー・イェンです。日本のファンの皆様が長年とても誠実に私のことを応援してくれているのを実感していて、とても感謝しています。ここ数年は時間が合わずになかなか日本を訪れることができませんが、皆様にとても会いたいです。近い将来、日本でファンミーティングなどができたらいいなと思っています。そして、この『イップマン 継承』も気に入ってもらえたらとても嬉しく思っています。今日は本当にありがとうございました。

というドニーからの温かい言葉には大きな歓声もあがり、ドニー・イェンそして本作への観客の熱い思いも感じるイベントとなりました。

映画情報どっとこむ ralph そして大ヒット御礼として、ドニー・イェン演じるイップ・マンのトレーディングカード3種を下記GW期間中ご来場の皆様全員にもれなく配布することが緊急決定!

これから観ようと思っている方、そしてすでに「継承」にハマったリピーターの方もぜひこの期間中にこの特製トレカを実施劇場にてゲットしてください!


◆トレーディングカード絵柄および配布日 
(配布日によってトレカの絵柄が異なります)
第1弾 4/29(土) 4/30(日)
第2弾 5/1(月)、5/2(火)
第3弾 5/3(水)、5/4(木)、5/5(金)

〇実施劇場(全国7館)
東京:新宿武蔵野館、立川シネマシティ
神奈川:シネマ・ジャック&ベティ
千葉:千葉劇場  
愛知:センチュリーシネマ  
大阪:シネマート心斎橋
兵庫:神戸国際松竹

公式サイト:
gaga.ne.jp/ipman3

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監督:ウィルソン・イップ 『イップ・マン』シリーズ
アクション監督:ユエン・ウーピン(『キル・ビル』、『グランド・マスター』他)、音楽:川井憲次(『イップ・マン』シリーズ)
出演:ドニー・イェン、マックス・チャン、リン・ホン、マイク・タイソン(特別出演)
原題:葉問3/2015年/中国・香港/広東語・英語/105分/カラー/シネスコ/字幕翻訳:鈴木真理子
配給:ギャガ・プラス
© 2015 Pegasus Motion Pictures (Hong Kong) Ltd. All Rights Reserved.  

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