1945年4月の沖縄と2016年の東京、ふたつの時代と土地を往還しながら描かれる、平和への祈りと未来への希望──
「1945年の戦時中、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵(満島真之介)と米兵(ブランドン・マクレランド)、そして彼らを見つめる少女(織田梨沙)の物語」 日本とオーストラリアの各地において舞台を演出してきたロジャー・パルバースが 奇跡の豪華コラボレーションによる初監督作品、映画『STAR SAND ─星砂物語─』を完成させました。 日付:4月10日(月) |
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本作の試写後。 外国特派員と日本人記者らの前に織田梨沙さん、満島真之介さん、ロジャー・パルバース監督が登壇。 一言づつ噛みしめるように英語で挨拶する織田さん。 と、挨拶すると、満島さんは、この作品に出られて光栄です!と英語で話した後は・・・標準語に8年かかかったので、英語は次に・・・と日本語でと会場を笑わす満島さん。
子供の頃に家族でよく行っていた島だったそう。とても運命的。続けて 満島さん:僕らは東京の同世代より、戦争の映像や体験談が身近だったこともあり、この役を背負えるのか迷いました。が、70歳を超えた新人監督が子供のようなキラキラな目でラブコールくれて。それに心打たれまして、沖縄とアメリカや世界に伝えられたらとオファーを受けました。 と語りました。さらに満島さんのおじいはアメリカ人だそうで、戦争がなければ僕はいなかったしと複雑な思いを込めて出演していたそう。 |
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Q:なぜ今まで監督をしなかったのですか? 監督:さあ(笑)実は一度、映画を撮ることが決まって・・でも、バブルがはじけてなくなりました。 Q:なぜ、星の砂なのか? 監督:脱走兵を描きたかったんです。バッドな戦争で戦わない方がヒーローなのではないかと。そして、ある国がある中近東の國を攻撃して。腹が立って。星砂物語を書いたんですね。気が向いたらAMAZONで買ってください(笑)そして、今回の映画化となったのです。キャストは梨沙じゃなきゃこの映画成り立たなかったし、満島君は写真1枚で唾を付けました。 Q:役作りはどのように・・・ 織田さん:とにかく英語の発音を監督と一緒に頑張りました。 満島君:僕らの2倍以上日本を見てきた監督から見た日本人の葛藤、強さ、・・・家族への愛とかいっぱい詰まっていたので、監督と沢山話をしました。それから頭で考えるのはやめて、洞窟での感覚を体感、空気感を肌にしみこませるようにしました。 Q:素晴らしい、脚本、キャスト。。。なぜ自分をキャスティングしたの? と友人に聞かれた監督 監督:断ったんだけど・・プロデューサーの圧力に負けました。バジェットが足りなかったのかな?(笑) Q:沖縄弁ではなく標準語でしたが 監督:それについては話し合いましたが、沖縄人が納得する方言を話せる役者は満島君しかいないで難しかったんです。僕もわからないし。。。外国人が観ればわからないしね(笑) と会場を笑わせて締めくくりました。 |
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本作は2017年 4月22日(土)「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」でワールドプレミア その後6月21日㈬より沖縄・桜坂劇場にて先行上映、 8月4日㈮より東京・ユーロライブにて公開 ほか順次公開となります! |
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あらすじ・・・
1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。 隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。 ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった。 公式サイト: |
出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド
三浦貴大 / 吉岡里帆
寺島しのぶ / 渡辺真起子
石橋蓮司 緑魔子
ダンカン・ハミルトン 近谷浩二 沼田康弘
監督・脚本: ロジャー・パルバース
原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一
エグゼクティブ・プロデューサー:前田紘孝、大川勝 プロデューサー:小西順子、吉岡裕美
後援:オーストラリア大使館
製作:Hara Office / Soul Age
配給:The STAR SAND Team
2017年 / 日本=オーストラリア / 日本語・英語 / 110分 / カラー / アメリカンビスタ / 5.1ch
© 2017 The STAR SAND Team