最新作『午後8時の訪問者』のプロモーションの為に、8回目の来日を果たした世界的巨匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督。
短い滞在期間でタイトなスケジュールの中、様々なところを訪問しました!そんな彼らの日本滞在記をお伝えします。 ◎小野正嗣さん(作家)、内山昂輝さん(声優)、井上剛さん(NHK ディレクター「あまちゃん」『その街のこども』)、長島有里枝さん(写真家)など、各界のプロフェッショナルたちとご対面!
3 人での写真撮影では「弟ができたみたい」と言う兄弟に照れる小野さん。 「彼の小説を 是非読みたい!」 と小野さん知識の豊かさに兄弟たちは感服していました。 この様子は 4 月 6 日発売のすばる5月号(集英社)に小野正嗣さん による映画評とともに掲載予定。 「僕にも送って。サインはなくていいから(笑)」 ととぼけるリュック。長島さん 撮影の i-D Japan インタビューは 4 月 8 日の公開付近に掲載 予定!
写真撮影の後、リュックが内山さんを見つめながら「おじいちゃんと孫みたいだ。日本の若い人も僕たちの作品を観てくれてるんだね。嬉しいね」としみじみ嬉しそうに話し ていました。この爺孫(!?)鼎談は 3 月 21 日発売の映画秘宝5月号(洋泉社) に掲載予定!
兄弟たちも日本を代表する映像制作者からの突っ込んだ撮影技術についての鼎談を楽しみました。 この鼎談の模様は公開日付近のオリコンニュースでお届け! 今回の来日でも新たに素晴らしい出会いがあって、大満足な兄弟たちでした。 |
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◎食通のダルデンヌ兄弟、麺ランキングを決定?! 8回目の来日とあって、箸の使い方はお手のもの。日本食を好むダルデ ンヌ兄弟は、 滞在期間中、また、ベルギー出身という こともありお酒も 大好きな兄弟。しかし、好みは少し違う様で毎夜の夕食の席で、ジ ャ ン=ピエールはビール、リュックは赤ワインを注文。ジャン=ピエールいわく 「日本のビ ールは、アルコール度数も低く、飲みやすいから好き」とのこと。 ビール大国のベルギーのビールはとってもヘヴィーなのだそう…。また、 甘 いものが大好きなリュックは、締めのデザートをうれしそうに選んでいるのが 印象的でした。 |
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◎オフには、あの巨匠のお墓参りへ…
「とにかく田舎に行ってみたい!」という彼らの希望を日帰りで叶えるため鎌倉へ(あまり田舎 ではないですが)。円覚寺で は、「無」という文字が刻まれた有名な小津安二郎監督のお墓 にお参り。境内にあった枯山水の写真を撮るジャン=ピエールはやたらとかがむ…と思うと、ローアングル!の突っ込みが。なるほど!小津監督にちなんでその角度で撮っている! 切通などを通って鶴岡八幡宮へ。「『晩春』で、ここでお財布を拾うシーンがあるよね」と伝える と「!!」とあたりを見回すふたり。やはり、映画の景色は記憶に深く残っている様子。 |
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川喜多映画記念館ではふたりで顔のはめ込みに挑戦。
「ケイト・ウィスレットの顔はどこ?」 とわざわざ目線のために確認しなが ら表 情を作るジャン=ピエール、途中でリュックが「次はメガネを かけてみて!」 そんな彼らの最新作『午後8時の訪問者』 は 4月 8日の公開!ぜひともご紹介のご検討のほど、よろしくお願い致し ます。 4/8(土) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか 全国順次ロードショー! 原題:La Fille Inconnue 物語・・・ 主役のジェニーを演じるのは『水の中のつぼみ』(07)『メゾン ある娼館の記憶』(11)でセザール賞有望若手女優賞にノミネートされ、『スザンヌ』(13)で同賞助演女優賞受賞、“Les Combattants”(14)で同賞主演女優賞受賞とセザール賞を席巻し続けている若手実力派女優アデル・エネル。 後悔の念から少女の身元を知ろうと探す若き女医ジェニーを熱演した。そして、ジェレミー・レニエ、オリヴィエ・グルメ、ファブリツィオ・ロンジォーネ、トマ・ドレ、モルガン・マリンヌといった、これまでのダルデンヌ兄弟作品を見てきたファンにはたまらないダルデンヌ兄弟作品の常連名優たちが脇を固めるているのも見逃せない。 |
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
撮影:アラン・マルコアン
編集:マリ=エレーヌ・ドゾ
出演:アデル・エネル、オリヴィエ・ボノー、ジェレミー・ レニエ、ルカ・ミネラ、オリヴィエ・グルメ、ファブリツィオ・ロンジォ―ネ
2016年/ベルギー=フランス/106分/カラー
配給:ビターズ・エンド
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