映画情報どっとこむ ralph 第153回芥川賞受賞作「火花」(又吉直樹著)の映画化が決定しました。

言わずと知れたピース又吉直樹先生の初純文学作品。

漫才の世界に「夢」を持って身を投じるも、結果を出せず底辺でくすぶっている青年【徳永】と、強い信念を持った先輩芸人【神谷】が出会い、「現実」の壁に阻まれ、「才能」と葛藤しながら歩み続ける青春物語です。掲載された雑誌「文學界」は驚異的な売り上げを記録し、単行本の部数は253万部を突破。

そんな本作の監督を務めるのは、又吉さんの大先輩でもある板尾創路さん。
又吉からの信頼も厚い板尾監督しかいないとの声に快諾し、彼ならではの視点を盛り込みながら映画『火花』を新たに創造します。

板尾と共に脚本を作り上げるのは映画監督の豊田利晃さん。(『青い春』、『クローズEXPLODE』など)俳優として長年付き合いのある板尾からのラブコールにより、映画監督の豊田に脚本のみという形で参加してもらうことが決定しています。豊田さん自身も約20年ぶりの試みとなります。

映画情報どっとこむ ralph 気になる配役は・・・

お笑い芸人【徳永】を演じるのは、若手随一の演技派・菅田将暉さん。
2016年だけで9本の映画に出演。2017年も主演作『キセキ―あの日のソビト―』(1月28日)、『帝一の國』(4月29日)が公開されるなど、今最も勢いのある若手実力派俳優が、まったく芽が出ない若手お笑い芸人を演じます。

そして!

先輩芸人【神谷】を演じるのは、個性派俳優・桐谷健太さん。
数々の作品でその圧倒的な存在感が見るものをひきつけると同時に、2016年紅白歌合戦に出場するなど、お茶の間でも広く愛される存在。【徳永】の師匠となり、強い信念によって”真の笑い”を追求する芸人を演じます。

共に今をときめく人気俳優であることに加え、「舞台に立ち、人を笑わせる”漫才師”としての存在感」、「目指した”夢”を前に惑い、突き進む危うさ」を表現できる稀有な俳優として、2人にオファーが。

今回W主演を務める菅田さんと桐谷さんは映画初共演ですが、auのCM「三太郎」シリーズの【鬼ちゃん】、【浦ちゃん】でもお馴染みのコンビ。お茶の間でも人気者の2人のかけあいに注目が集まります。また菅田さん、桐谷さんともに大阪出身であり、撮影前に入念な稽古を行うことも予定されています。

それぞれのコンビが魅せる関西弁の台詞や漫才シーンにも期待がかかります!

さらに!

【神谷】の恋人ヒロイン【真樹】を演じるのは、自然体な雰囲気と透明感で男女ともに愛される木村文乃さん。
売れない【神谷】を支え、【徳永】にも優しく接しながらも、2人の人生の転換の引き金となる切ない存在ともなる美しい女性を演じます。

映画情報どっとこむ ralph 菅田さん、桐谷さん、木村さん、板尾監督。そして、又吉先生からのコメントが到着しています。

菅田将暉さんからのコメント
お笑いがなかったら、今の僕は存在していないと思います。常に芸人さんの繰り出すパンチが好きで好きで好きで好きで仕方なかった。人を笑わす、この痛みが無いと生きていけないとすら思っています。そんな自分にとって神様であり日常である芸人さんを演じるという事に物凄く怖さがあります。でも板尾さんと出会ってなんかもうどうでも良くなりました。だってこんなにおもろそうな座組。原作。そして聞いたら芸人さんあるあるだと言うじゃないですか。知りたい。そんな欲求がある事をお赦し下さい。ただ好きなものに邁進して良いと言う許可が下りたので、この度マイクスタンド一本のステージに立たせて頂きます。
映画『火花』宜しくお願いします。

桐谷健太さんからのコメント
幼い頃から、人を笑かして笑顔と笑い声が生まれた時のエネルギーが大好きでした。
同時にウケへんかったら…とゆう、底知れぬ恐怖を感じ、眠れない夜も何度もありました。
人に笑ってもらえる最上の喜びと、この上ない困難さ。それを生業とする芸人さんは狂気の沙汰。怪物です。そんな世界に生きようとする、愛おしい男たちの物語。役者が芸人を演じるのではなく、芸人を生きます。あーコワ。

木村文乃さんからのコメント
誰もが知ってる物語の、誰もがどこかで経験したことのある苦さのなかで、少しだけホッといられるような存在になれるよう、板尾監督を信じてスタッフキャストの皆さんと一歩一歩踏みしめていけたらと思っています。


板尾創路監督からのコメント
この小説を映像脚本にするのは大変苦労しました。
語りを画にして登場人物の思いを観客に届けるのが私の今回の一番の仕事だと思い半年かけて脚本を作りました。キャスティングに関しては、関西出身のドリームキャストで何の心配もしていません。最終的に「スパークス」と「あほんだら」という二組の漫才コンビを誕生させ、M1グランプリに出場させたいです。

原作:又吉直樹先生からのコメント
「火花」は自分の作品ではありますが、舞台に立ったすべての芸人、それを支えてくださった多くの人達が大切に共有していた風景を、たまたま僕が書かせて貰っただけだと思っています。謙遜などではなく、むしろ大それた恥ずかしい発言かもしれませんが本気です。
その風景を子供の頃から尊敬している板尾さんに預かっていただけることが嬉くてなりません。脚本は豊田利晃さん。僕が東京で最初に好きになった大人です。キャストを聞いたときも興奮しました。菅田将暉さん、桐谷健太さん、木村文乃さん、お三方とも僕にとって色気と才気が爆発している特別な俳優さんです。そして、2丁拳銃・修士さん、俳優の三浦誠己さん。昔からお世話になっている大好きな先輩なので心強いです。なぜでしょう。
監督、脚本、俳優、優しいけれど喧嘩が強い方々ばかりが揃った印象です。ドキドキしてきました。よろしくお願いいたします。

映画情報どっとこむ ralph そして・・・
【徳永】と「スパークス」というコンビを組むツッコミ担当【山下】役には川谷修士さん(2丁拳銃)、【神谷】と「あほんだら」というコンビを組むツッコミ担当【大林】役には三浦誠己さん。「漫才コンビのツッコミ役は、ボケ役よりも高度なお笑いの技術が要求されるため、経験者を入れたい」という板尾監督のこだわりにより、2人がキャスティングされました。

物語・・・
若手コンビ「スパークス」としてデビューするも、まったく芽が出ないお笑い芸人の徳永(菅田将暉)は、営業先の熱海の花火大会で4歳上の先輩芸人・神谷(桐谷健太)と出会う。神谷は、「あほんだら」というコンビで常識の枠からはみ出た漫才を披露。それに魅了され、徳永は神谷に「弟子にしてください」と申し出る。神谷はそれを了承し、「俺の伝記を書いて欲しい」と頼む。その日から徳永は神谷との日々をノートに書き綴ることに。
その後徳永は、拠点を大阪から東京に移した神谷と再会。毎日のように芸の議論を交わし、神谷の同棲相手である真樹(木村文乃)とも仲良くなり、仕事はほぼないが才能を磨き合う充実した日々を送るように。

しかし、いつしか2人の間にわずかな意識の違いが生まれ始める―

火花

2017年11月 東宝系にて公開

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原作:又吉直樹著「火花」(文藝春秋 刊)
監督:板尾創路(『板尾創路の脱獄王』、『月光ノ仮面』)
脚本:板尾創路、豊田利晃(『青い春』、『クローズEXPLODE』)
出演:菅田将暉、桐谷健太、木村文乃、川谷修士、三浦誠己ほか ※菅田将暉、桐谷健太はW主演。
配給:東宝
Ⓒ2017「火花」製作委員会
   
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