アカデミー賞®受賞俳優のマシュー・マコノヒーがアメリカ史が封印してきた実在のヒーロー、ニュートン・ナイトを演じる『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』が現在新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開中です。
この度、本作の製作総指揮であり、映画『モンスターズ・インク』、エミー賞・ゴールデングローブ賞授賞のTV ドラマ「Dr. House」などで知られるハリウッドの映画・TVプロデューサーのブルース・ナックバー氏のティーチイン付き上映を行いました。 本作の撮影秘話やマシュー・マコノヒーの素顔などお話しいただきます。 映画「ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男」公開記念 日程:2月11日(土) |
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ナックバーは、本作製作前の段階から、“ニュートン・ナイト”について調査を始め、その後ロス監督と一緒に本作を完成させたプロデューサー。満面の笑みで現れたナックバーさんは ナックバーさん:この作品を気に入ってくれると嬉しいのです。製作総指揮の一人です。実は私は7年ほどの日本に住んでいます。日本の映画とハリウッドとの懸け橋になろうと思っています。 と、自己紹介。製作に至った経緯を ナックバー:自分自身、南北市民戦争に関して知識はありましたが、ニュートンナイトのことは全く知りませんでした。南部USの方ですら、知ってる人は少ないのです。12年前にプロデューサーのTGのおじいさんかひいおじいさんが一緒に彼と戦っていたそうでニュートンのことを知っていたんですね。。 と、ニュートン自信を知った経緯を語り、続けて
マシューマコノヒーの印象は ナックバー:マシューなくしてこの作品を作ることは想像できません。ちょうど撮影前で彼がアカデミー賞をとったこともこの作品ができた理由の一つですね。彼はとても集中するタイプで。コールシートには、彼だけ役名で書かれているほどなんです。カットがかかれば、監督と話を今のシーンのお話をするんですね。ほかのことに関しては全く無頓着でした。 と、彼は映画撮影中なりきるタイプのアプローチをとるそう。 |
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ここでお客さんからの質問に
Q:撮影の苦労は ナックバー:ずっと居たわけではないですが・・・戦闘シーンは先に撮っていて、沼地での撮影ではないかと。機材も持ち込まなくてはならないので挑戦でもありました。この作品はバジェットも大きく80日間も撮影機関があったので、テイクを重ねていきすぎじゃないかなと。思ったことはありました。 Q:製作してよかったこと ナックバー:皆さんにエモーショナルなところで伝えたい作品だったのです。響けばいいなと。彼は最初は敵方。でも、考えの末に南軍と戦うことを選択したんですね。僕らが学べることは、自分に何か間違いがあれば、それに対して立ち上がり戦うことができるということ。そして、愛が正しいことに向かうモチベーションになることが伝わればいいかなと。今のUSにも日本にも何か学べるものがあるのではないかと思っています。 <ブルース・ナックバー プロフィール> |
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あらすじ・・・ 今からおよそ150年前、アメリカに耳を疑うようなヒーローが実在した。南北戦争が激化するなか、黒人と白人が手を結ぶなどありえない南部において、貧しい白人の農民たちと逃亡した黒人奴隷500人で結成された自由軍を率いて、100万人の南部軍に立ち向かった男がいた。彼の名はニュートン・ナイト。彼は〈真の自由〉を求めて出身地であるミシシッピ州ジョーンズ郡に、肌の色に関係なく誰もが平等な〈自由州〉を設立した。言わば、リンカーン大統領よりも1歩先に、奴隷解放を成し遂げたのだ。 |
監督&製作&脚本:ゲイリー・ロス『シービスケット』『ハンガー・ゲーム』
出演:マシュー・マコノヒー、ググ・ンバータ=ロー、マハーシャラ・アリ、ケリー・ラッセル他
2016年/アメリカ映画/カラー/ビスタビジョン/上映時間2時間20分
字幕翻訳:佐藤栄奈
幕監修:川田菜保子/PG-12
主題歌:ルシンダ・ウィリアムス ”I’m Crying“
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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