1月14日(土)より、アップリンク渋谷、新宿K’s cinemaほか全国順次ロードショーとなる映画『ブラインド・マッサージ』の公開を記念して、オンライン映画館「アップリンク・クラウド」にて、『ふたりの人魚』を期間限定で全編無料配信。
『ふたりの人魚』は、上海の蘇州河を舞台に、バーの水槽で泳ぐ少女メイメイ、その彼女が自分の恋人ムーダンと言い張る男らが繰り広げる、ミステリー仕立ての作品。 ◆アップリンク・クラウド ◇500円(購入後の視聴可能時間は72時間) |
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愛しているなら、死ぬまで私を探して。人魚になった私を。
『ふたりの人魚』 監督・脚本: ロウ・イエ |
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太っ腹な企画を立てたアップリンク代表・浅井隆さんのコメントが到着しています!
『ふたりの人魚』は、僕が1999年のロッテルダム映画祭の企画マーケットで15分程のデモリールを見て、人魚役のジョウ・シュンの不思議な美しさとスタイリッシュな映像に惚れ込んで出資を決めた作品です。その時、中国では資金不足で撮影が中断しており、ドイツのプロデューサーと相談し、映画祭期間中にロウ・イエの会社ドリーム・ファクトリーにすぐに送金したのを覚えています。当時、中国本土では、97年に香港が返還され、第6世代と言われる監督たちの出現があり、中国映画が大きく変わろうとしていました。ロウ・イエの作品は、直接的な政治的メッセージを発するのではなく、常に中国というシステムの中で自由を求める人たちの感情を題材にしています。そして、その人々が抱く「感情」は、「思想」とは違い、どんなシステムにも囚われることのないものです。 中国電影局の許可を得ずして撮影が行われた本作品は、中国では上映禁止となりましたが、完成した作品は翌年のロッテルダム映画祭で上映され、見事グランプリであるタイガー・アワードを受賞しました。 |
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そして!ロウ・イエ監督の新作!
『ブラインド・マッサージ』 は、2017年1月14日(土)より、アップリンク渋谷、新宿K’s cinemaほか全国順次公開です! 己の“美”に嫌気がさした女、“美”に執着する男、欲望の中で己を失う男。 盲人マッサージ院で巻き起こる人間模様を苛烈に描き、観る者の価値基準を大きく揺さぶる衝撃作。 南京のマッサージ院。ここでは多くの盲人が働いている。幼い頃に交通事故で視力を失い、「いつか回復する」と言われ続けた若手のシャオマー、結婚を夢見て見合いを繰り返す院長のシャー、客から「美人すぎる」と評判の新人ドゥ・ホン。ある日、マッサージ院にシャーを頼って同級生のワンが恋人のコンと駆け落ち同然で転がり込んできたことで、それまでの平穏な日常が一転、マッサージ院に緊張が走る。 |
監督:ロウ・イエ
脚本:マー・インリー
撮影:ツォン・ジエン
原作:ビー・フェイユイ著『ブラインド・マッサージ』(飯塚容訳/白水社刊)
編集:コン・ジンレイ、ジュー・リン
出演:ホアン・シュエン、チン・ハオ、グオ・シャオトン、メイ・ティンほか
配給・宣伝:アップリンク
2014年/中国、フランス/115分/中国語/カラー/1:1.85/DCP/原題:推拿/日本語字幕:樋口裕子