映画情報どっとこむ ralph tomorrow_%e3%83%9d%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bcフランスで観客動員数は100万人を突破、そしてフランスで最も権威のあるセザール賞にも輝いた大ヒット ドキュメンタリー『TOMORROW パーマンネントライフを探して』が12月23日(金・祝)に渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開となります。

このたび映画を通して次世代を担う若者たちに環境問題やこれからの未来の暮らし方について考えてもらう機会を設けようとNPO 「iPledge」(アイプレッジ)と本作がコラボレートし、映画公開前試写会&ワークショップが行われました。

日付:12月9日(金) 
会場:GEOC 地球環境パートナーシッププラザ(国連大学内)渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F
MC・進行:NPO 「iPledge」 代表 羽仁カンタ
トークゲスト:GEOC  星野智子

映画情報どっとこむ ralph 映画は2012年に権威ある学術雑誌「ネイチャー」に21人の科学者たちにより、今のライフスタイルを続ければ人類は滅亡するという論文が発表された事実を知った、女優メラニー・ロランと活動家・ジャーナリストのシリル・ディオンが “今のような暮らしをずっと続ければ”という前提を変える為、「農業」「エネルギー」「経済」「民主主義」「教育」の分野で新たな取り組みや暮らしをしている世界中のパイオニアたちに会いに行き、その一人一人のインタビューで映画本編を構成。「この先の未来、人類が滅亡しないよう、地球にやさしく、みんなが幸せでいられるライフタイルはどこにあるのか?」を探す男女、年代、国境を超えて興味を喚起する、 “提案型ドキュメンタリー”。
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今回、次世代を担う若者たちが明るい未来を考えられるよう活動を進めるNPO「iPledge」主催で本作の公開前試写会&ワークショップを実施。

今回のワークショップには約60名が参加。

映画上映後に行われたワークショップでは“映画を通して、印象に残ったキーワード”を用紙に書いた後、2~3人のグループに分かれてその用紙を元に映画の感想をシェアするところからスタート。

さらに“映画を見て、未来のためにできること、やってみたいこと”をテーマにディスカッション。

最後に“映画を誰に推薦したいか”を用紙に書き、ワークショップは終了。

映画情報どっとこむ ralph 羽仁氏は映画のテーマについて深く考えてもらうため、映画は観るだけではなく、その後のディスカッションが大切と説明。グループに分かれてのディスカッションでは、熱い討論が各グループで繰り広げられ、参加者からは「普段、接しない若い人と一緒に環境問題について話すことができてよかった」という声や、「問題を提起するだけではなく、いろんな取り組みがポジティブに提起されていて、とてもよかった。ワークショップでさらに映画について考えることができ、何か自分もやってみたいと思った」という感想が寄せられた。

ワークショップ終了後にNPO「iPledge」代表の羽仁カンタさんとGEOCの星野智子さんによるトークがスタート。
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星野さん:20年位前から環境活動もいろいろな動きは見てきましたけど、この映画ではこんなに具体的に、着実にちゃんとできている人がいるということに、とても心強く、嬉しくなりました。それをさらにどうやって広げていくのかが課題。

と実感を込めた。そして地球環境パートナーシッププラザではグリーンカーテンの実施などやっているとしながら、

星野さん:でもそれはトライアルであって、具体的に経済社会を変えるということにコミットしていかなければいけない。

と意見を述べると、星野氏は映画の中で特にデンマークの再生可能エネルギーへの取り組みが印象的だったと話し、

星野さん:私は千葉県に住んでいますが、デンマークという1つの国と千葉県はほぼ同じ規模。日本全部でできなくても、県単位で自給自足を考えればできそうだと思えますね。農業体験活動やエネルギーの勉強会に関わっているので、これらをもっとしっかりやっていきたいと思った。

とこの先の展望を語りました。

羽仁さんは映画で紹介されたデトロイトの都市農業に触れ、
羽仁さん:あんなふうにできるのなら、東京でも都市農業ができそうだなと思った。

と話すと、星野氏に向かって

羽仁さん:(ここは)国連大学なんだから先に進んでもらって、空間のコンクリートを畑にして野菜を植えるなどできたら、すごくいいなと思う。渋谷の駅に花を植える「シブハナ」があるけど、「シブベジ」になったら面白いんじゃないかなと思うけど。

とアイディアが挙げられた。

映画情報どっとこむ ralph 最後に

星野さん:大企業につながる人達にさりげなくこの映画を観てもらいたい。また政策を変えていくことが大事だなと思うので、地元の議員さんや役所の人、政策にかかわる人に観てもらいたい。

と希望。

羽仁さん:映画はゆっくり落ち着いてリラックスして観られるし、2時間集中して観られると思うので、ぜひ政策を提言している人や議員の人達に観てもらいたい。市民1人1人が賢くなって、自分の頭で考えて、自分の正しいと思う道に行動を起こしていくことが求められている。ぜひ(この映画を)そんなヒントやチャンスにしてほしい。今回、多くの方に観ていただけた。でも観ただけではだめで、この映画のメッセージ同様、明るい未来が大変な危機的状況なのだと思うだけではなく、その明るい未来を創っていくのは僕たち1人1人。特に日本人は人に自分の人生を任せてしまう事が多いですが、自分の人生や、自分の子どもたちの夢や未来でもあるので、自分ができることを取り組んでほしい。特に政治とか民主主義とかに積極的に働きかけていくような賢い市民が増えていくきっかけにこの映画になってほしい。

と映画の公開に期待を込めました。

映画『TOMORROW パーマネントライフを探して』
原題:DEMAIN

は12月23日(金・祝)、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー。

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監督:シリル・ディオン、メラニー・ロラン『イングロリアス・バスターズ』『オーケストラ!』
出演:シリル・ディオン、メラニー・ロラン、ロブ・ホプキンス、ヴァンダナ・シヴァ、ヤン・ゲールほか
2015年/フランス/120分/シネスコ/カラー
配給:セテラ・インターナショナル
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