映画情報どっとこむ TJ パリを拠点に、映画音楽からエレクトロミュー ジックまで幅広く世界で活躍し、ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクーなど世界の 名匠たちを魅了してきた音楽家・半野喜弘の監督デビュー作『雨にゆれる女』 が11月19日(土)にテアトル新宿にてレイトロードショーとなります。

%e9%9b%a8%e3%81%ab%e3%82%86%e3%82%8c%e3%82%8b%e5%a5%b3_%e3%83%9d%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc14年前のパリで、まだ俳優になる前の青木崇高と半野喜弘が出会い、生まれた『雨にゆれる女』。濃厚な色彩、優美な旋律、登場人物の息づかい…現代の 日本映画には稀な質感の映像で紡ぐサスペンスフルな愛の物語。半野喜弘は、独自のセンスを如何なく発揮し、音楽家という枠を超え、映画監督としてデビューを飾っています。

本作には、音楽と映画の垣根を超え坂本龍一、田中フミヤ、コトリンゴ、 ジャ・ジャンク―、行定勲、斎藤工、小松菜奈… 各界より絶賛コメント到着しました!

映画情報どっとこむ TJ 音楽界から

坂本龍一さん
大島渚や吉田喜重、僕の映画のルーツである60年代の日本の独立系の監督たちの映画の匂いがする。 現代の日本映画でそういう感覚を持つ映画に初めて出会っ た。

コトリンゴさん
湿度の高い空気感と、緊張感がラストまで。主人公のふたりの複雑なこころの動きをそのまま採譜したかのような最後の音楽も、本当に美しかった。

田中フミヤさん
半野さん自身の音楽で実践され、その中から感じとれる実験性や普遍性は、映画制作の中でも表現されていました。 生と死について行き着く愛の物語は淡々とロマンチックに、 繊細な描写や独白のような言葉は危ういバランスで均衡が 取れ、突然の美しい映像や健次と謎の女の言葉に、不意に涙が出 て狼狽しました。 今回の作品が今後どのように扱われるか楽しみです。まだ気が早いですが、半野さんが次回作に取り組まれるこ とも期待しています。

中村達也さん
雨にゆれる女をみはじめると、10 年後に、もう一回見たい と途中で思った。 僕の精神がこのハナシを見届けられるほど、逞しくないと 思ったし耐えられるだろうか?と、ビビってしまった。 青木崇高と、この女のせいだ。 その思いもいつの間にやら失せて、困った、困った、困っ たぞと、心が俺に訴えかけてきた。 この映画の中には、俺もいる気がしてきた。本当にこわい。 青木と、この雨のせいだ。

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映画界からは

行定勲さん
官能的な雨音に誘われ、孤独な二つの魂が運命的な邂逅を 遂げる。 男と女の間にある匂い立つ空気を見事に捉えたラブストー リーである。 そして、映画の中で記憶に残る土砂降りの雨の場面に私は 嫉妬した。

斎藤工さん
そこにある生々しいリアルなのに何処か幻想的な人間達 半野さんが遂には映像で奏でた見事過ぎる人間の心の襞 気付いたらその本質的な旋律に、切なく包まれている 劇場で浸らない手はない。

ジャ・ジャンクーさん
『プラットホーム』、『四川のうた』、『山河ノスタルジ ア』、作曲家として、半野喜弘は私と 3 本の映画で仕事を し、彼の音楽は正確に映画の核心を表現する手助けをしてくれた。 映画監督として、半野喜弘の『雨にゆれる女』はまた、 私に彼の精神世界の核心に触れるチャンスをくれた。骨身に沁みるような孤独と優しさ、 激しい心の内と悠然 とした語り口の対比が、 拭い去れない感動をもたらして くれる。

小松菜奈さん
この映画の雨の音、海、火、2 人が話す声、2 人の世界を包 む音楽が印象に残っています。 なんかじめじめとした湿度や匂いが画面から感じ、青木さんの演じた孤独な男の中にある 繊細な表情にグッとくるものがあり、とても引き込まれま した。もう一回じっくり観たいです。

太賀さん
この映画を観た後、傷口のわからぬ痛みがじんわりと滲んでくるようでした。 その余韻を辿るたびに胸が締めつけられ、 雨に濡れた二人のまなざしが、圧倒的に儚い。

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いよいよ今週末11月19日(土)公開!

テアトル新宿での初日舞台挨拶には青木崇高さん、大野いとさん、半野喜弘監督も登場予定です!

11月19日(土)、テアトル新宿にてレイトロードショー!

bitters.co.jp/ameyure

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監督・脚本・編集・音楽:半野喜弘
出演:青木崇高 大野いと 岡山天音 / 水澤紳吾 伊藤佳範 中野順二 杉田吉平 吉本想一郎 / 森岡龍 地曵豪 / 十貫寺梅軒

企画・製作プロダクション:オフィス・シロウズ
配給:ビターズ・エンド
2016 年/ 日本/ カラー/ 1:1.85/ 5.1ch/83 分
©「雨にゆれる女」members
    

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