川端康成『古都』の現代版として、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語として映像化。松雪泰子が一人二役の母親役を演じ、それぞれ娘役で橋本愛&成海璃子が共演。京都とパリでオールロケを敢行したことも話題の映画『古都』が11月26日(土)京都先行公開、12月3日(土)全国公開となります。
その完成を記念し、11月9日(水)にキャスト・監督登壇の完成披露試写会舞台挨拶を行いました。松雪泰子さん、橋本愛さん、成海璃子さんが和装で登場!初勢揃いしました。 日時:11月9日(水) |
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池坊華道会の豪華なお花と世界で活躍する書道家・小林芙蓉がしたためた『古都』の題字を展示しされた舞台に和装の松雪泰子さん、橋本愛さん、成海璃子さんとSaito監督が登壇。
と挨拶。 劇中では。百着の着物から選んだ総額2000万円の着物をお召しになっていた松雪さん。
と、落ち着いた中にも新しい感じのお着物の松雪さん。
と、言う橋本さんに対して 松雪さん:まだ社会に出る前の娘で、未知の世界に不安を抱えている感情の揺れを愛ちゃんは凄く緻密に演じられていて。芯にある強さをと思いが静かに伝わって来て。一緒にお芝居していて楽しかったです。 続いて、パリに留学する娘さんの役の成海さんは役作りに関して聞かれて
と松雪さんの秘密?を暴露。 |
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実はSaito監督はハリウッドで8年間映画の勉強をしていたそうで・・・・
監督:ハリウッドを観て憧れて渡ったんですけど。日本人であることを問われ、アイデンティティを意識するようになりました。日本と面と向かってみようと帰ってきました。すでに2度映画化されているので、現代版にして、アウトサイダーの目線で作りたかったんです。 そして、世代交代と伝統継承をと思ったときに浮かんだのが松雪さんでした。 と、松雪さんへのオファーのきっかけが語られました。 監督:後は原作の許可を取りに行った時に。自由にやってくれと。約束は日本の美の精神を継承にして大切にしてほしいいと言われてそこだけはぶれないようにしました。。 その思いを次いで演じた松雪さんは 松雪さん:今回の作品で京都の方に聞くと、伝統的な文化がなくなっていっているそうで、美しい伝統をどうして行くか。この作品を通して、日本人ならではの繊細な感性と美を、きちんと残せたらなと臨みました。 Saito監督:京都の方々の 、変異過去の作品を浅はかな知識で挑戦するのではなく。無知で教えて欲しいと。2年脚本に描けました。先生の小説と京都が偉大過ぎて。でも・・松雪さん主演でお母さんの話にできたのが。 |
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ここで、今回の古都のモデルにもなった熊谷親子が登場して花束を贈呈。 最後に 監督さん:日本伝統文化・精神が詰まった映画です。まずは京都、日本の方に認めていただき、そのあと世界に持っていきたい思っています。
京都市全面バックアップのもと、オールロケが敢行され、予告編の映像にも日本最古の人工林である北山杉、嵐山、文化財指定された町家など、京都らしい美しい風景が収められています。 京都とパリ、二つの古都を舞台に母と娘の人生が交差する― 映画『古都』 は11月26日(土)京都先行、12月3日(土)全国公開。 物語・・・ 『古都』成海さん一方京都のはずれ、北山杉の里で林業を営む中田苗子(松雪泰子/二役)。千重子と同じ顔をした苗子は生き別れた双子の妹。苗子もまた深刻な経営悪化に陥っていた。苗子の娘の結衣(成海璃子)はその美術の才能を活かし北山杉を使い何か新しいことが出来ないかとフランスに留学。しかし留学先で他の学生との力の差を感じ、無力感に苛まれていた。 それを感じとった苗子は娘に会う為にパリ行きを決意する。呉服屋の娘の舞もパリで開催される日本文化を披露するイベントに参加する為にパリへ向かう事となった。母から娘へ受け継がれる伝統。今、京都の伝統に生きる2組の母娘の人生が初めて交差する。 |
原作 : 川端康成『古都』(新潮文庫刊)
出演 :松雪泰子(一人二役)橋本愛 成海璃子 蒼れいな 蒼あんな 葉山奨之 栗塚旭 迫田孝也/伊原剛志 奥田瑛二
監督 : Yuki Saito
脚本 : 眞武泰徳 /梶本惠美/Yuki Saito
題字:小林芙蓉
製作幹事・配給:DLE
企画/制作:and pictures
特別制作協力:beachwalkers.
後 援 :京都府、京都市、一般社団法人 京都経済同友会、京都商工会議所
支援:裏千家今日庵、一般財団法人 池坊華道会
協 力 : 公益財団法人 川端康成記念會、特定非営利活動法人 遊悠舎京すずめ
(C)公益財団法人川端康成記念會/古都プロジェクト