イギリスの知性の殿堂・名門ケンブリッジ大学の数学教授が、インドの天才数学者ラマヌジャンの才能を見出し、二人で歴史を変える数式を証明した感動の実話『奇蹟がくれた数式』が10/22(土)より全国公開となります。
この度、公開直前イベントとして、映画がイギリスの名門ケンブリッジを舞台にしていることから、ご自身も英国最古の伝統を誇る名門出身のハリー杉山さんと、映画が描く比類なき天才数学者ラマヌジャンに憧れていたという、お笑い数学教師タカタ先生が登場し、知られざるパブリックスクールの秘話や、時事ネタや映画にまつわる数学ネタを披露!大いに盛り上がりました。 日付:10月18日(火) |
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颯爽と登場した、タカタ先生とハリー杉山さん。二人とも180cm以上の長身で、くるぶしが見えるお揃いのパンツ丈と、ハリーさんはタカタ先生の相方のようなバランスの良さ。
映画について、 ハリーさん:友情、師匠への愛、人生を全うする愛、そして数学への大きな愛と、たくさんの愛を感じる映画。愛こそが奇跡を起こす力で、ベタな言い方だけど、愛の素晴らしさを改めて考えさせられる。 と絶賛。一方、 タカタ先生:駄洒落を用意してきたけれど、シャレが吹っ飛ぶほどの本物感がある映画。ケンブリッジ(トリニティ・カレッジ)の撮影許可がよくおりましたよね。映画の中で、ケンブリッジを訪れたラマヌジャンが、ここにニュートンがいたんだ、と感動するシーンがあるけれど、ラマヌジャンとハーディのファンである僕からしたら、この二人がケンブリッジにいる!という映像自体が感動なんです!ラマヌジャンは、あまりにも先にいっていた天才なのだけれど、その、“先をいっているラマヌジャン”に気付くハーディもすごい。 と、べた褒め。 |
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ハリーさんは、名門ウィンチェスターで寮生活を送っていた経験から、
ハリーさん:ハーディとラマヌジャンは、父親と子どものような存在。僕もパブリックスクールで寮生活をしていたけれど、先生とはそういう関係になるものなんですよ。 と、閉鎖された世界での年の離れた二人の友情に、いたく感動している様子。そんなハリーさんは、超名門貴族のお家柄。 ハリーさん:曽祖父×18でイングランド王エドワード一世にたどりつく!なかなか遠いところにいるんですけどね(あはは笑)(一族では)この200年間、ケンブリッジかオクスフォードに進むのが慣わし。200年で、初めてケンブリッジに落ちたのが、僕です…!!人生で最大の汚点だと思っていたけれど、それが無ければ今日本の芸能界にいることもない。 とさわやかな笑顔で、会場の女子たちを魅了。英国、名門、といえば言わずもがなのジェントルマン。 ハリーさん:僕が考える紳士は、“自分の幸せより他人の幸せを優先するひとのこと。町を歩いていても、男性の女性への扱いがすごく気になってしまう。僕は父親から徹底的に刷り込まれた分、一歩間違えるとストーカー気質ですよ。 と、これもキラースマイルで。 そして話は、数学者ラマヌジャンのすごさへ。ラマヌジャンはひらめき、直感で誰も考え付かなかった公式を表した人。タカタ先生が教えてくれたラマヌジャンのすごさが分かるエピソードでは、会場にどよめきが! ハリーさん:物理学の超弦理論(ちょうげんりろん)、の最新の研究で出来た公式が、実は100年前にラマヌジャンがノートに記していたもの。ラマヌジャンがノートに書いた当時ももちろん最先端で、100年後の今も最先端。まさに、ラマヌジャンのペンの先が科学の最先端なんです。ちなみに、ラマヌジャンの発見は現在、クレジットカードのセキュリティ機能などに役立っています。 |
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男子だけのパブリックスクールで育ったハリーさんが、女子高にいくために夜に寮を抜けだし、退学寸前になったやんちゃエピソードや、タカタ先生が大学時代に架空の選挙演説をして、やはり退学寸前になったエピソードなど、のりにのった二人のバディ感がどんどん増してきたところで、タカタ先生による数学ネタが披露されました。
『9.28+29.80+2.14=41.22』 これは、昨年の9月28日に福山雅治さんが吹石一恵さんと結婚した事を表した数式です! その心は・・・ 最後は、『7.5+31.5=39』 7.5 (なご)り惜しいですが、これで+31.5 (最後)です!=39 (サンキュウ)! で、会場は大きな拍手と笑いに包まれ、お客様は名残惜しげに退場。イベントが終了しました。 |
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物語・・・ 私には二つの偉大な“発見”がある――それは彼の才能と、かけがえのない友情だ。 1914年、英国。ケンブリッジ大学の数学者ハーディ教授は、遠くインドから届いた一通の手紙に夢中になる。そこには驚くべき“発見”が記されていた。ハーディは差出人の事務員ラマヌジャンを大学に招聘するのだが、学歴もなく身分も低いことから教授たちは拒絶する。孤独と過労で、重い病に倒れてしまうラマヌジャンの代わりに、ハーディは奇蹟の証明に立ち上がる──。 10/22(土)角川シネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ、角川シネマ新宿他全国公開 公式サイト: |
監督・脚本:マシュー・ブラウン
原作:ロバート・カニーゲル
出演:デヴ・パテル、ジェレミー・アイアンズ、デヴィカ・ビセ、トビー・ジョーンズ、スティーヴン・フライ
2016/イギリス/英語/カラー/スコープ/5.1ch/108分/
配給:KADOKAWA