『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督が、『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘を迎え、直木賞候補となった自らの小説を映画化する最新作『永い言い訳』が10月14日(金)より公開となります。
このたび、『永い言い訳』が第41回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門に出品され、9月17日(土)(※カナダ時間)に華々しくワールドプレミアが実施されました。現地には西川美和監督が登場、上映後のQ&Aに答え、満場の客席から拍手喝采を浴びました。 |
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トロント国際映画祭は、1976年に始まり毎年9月にカナダの最大都市トロントで開催されている映画祭。今年はセレクターが世界各地に足を運び、厳正なる審査の上で選んだ296本が上映されました。
『永い言い訳』のワールドプレミア試写は現地時間9月17日(土)18時30分よりTIFF Bell Lightbox Theater 1(523席)にて上映。多くのカナダ人で埋め尽くされた客席は満席。冒頭、映画祭ディレクターに促されて登場した西川監督、 西川監督:前作『夢売るふたり』以来、4年ぶりのトロント映画祭です。 と挨拶。 上映中は、冒頭からさっそく笑いが起こり、子どもたちと出会うことで生まれる主人公・幸夫のコミカルな表情や動き、子どもたちの生き生きとした演技が画面に映し出されるたびに、温かな笑い声と感嘆の声があがりました。物語が終盤に向かうにつれ、映画に集中する空気が劇場を包み、エンドロールが始まるやいなや、会場では温かな拍手が鳴りやみませんでした。 |
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上映後の質疑応答では、興奮した観客から次々と質問が
①子どもたちが素晴らしかった。キャスティングについて。 ②本作の主人公をどうして小説家にしたのか。 ③ロケーションについて。様々な場所で撮影しているが、具体的に説明を。 飛び、「素晴らしい作品。大好きです」「大変すぐれた完璧な映画」などと賛辞を贈られると、西川監督にも笑みがこぼれ、客席との間に優しく温かい交流が生まれていました。 Q&Aの後も西川監督はサインや写真撮影を求めるファンに囲まれました。 |
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ひとを愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」を描く、観る者すべての感情をかきみだす、かつてないラブストーリー。
『永い言い訳』 10月14日(金) 全国ロードショー! 公式サイト: 公式twitter: 人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)(本木雅弘)は、妻・夏子(深津絵里)が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。まさにその時、不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族――トラック運転手の夫・陽一(竹原ピストル)とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。子供を持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝きだすのだが・・・ |
出演:本木雅弘/竹原ピストル 藤田健心 白鳥玉季 堀内敬子/池松壮亮 黒木華 山田真歩/深津絵里
原作・脚本・監督:西川美和
原作:『永い言い訳』(文春文庫刊)
製作:「永い言い訳」製作委員会(バンダイビジュアル株式会社、株式会社AOI Pro.、株式会社テレビ東京、アスミック・エース株式会社、株式会社文藝春秋、テレビ大阪株式会社) 制作プロダクション:株式会社AOI Pro.
配給:アスミック・エース
©2016「永い言い訳」製作委員会